JPH08248873A - 模擬操作力発生装置 - Google Patents

模擬操作力発生装置

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JPH08248873A
JPH08248873A JP7045815A JP4581595A JPH08248873A JP H08248873 A JPH08248873 A JP H08248873A JP 7045815 A JP7045815 A JP 7045815A JP 4581595 A JP4581595 A JP 4581595A JP H08248873 A JPH08248873 A JP H08248873A
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reaction force
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operating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、しかも、現実的かつ安全な模
擬操舵が可能な模擬操作力発生装置を提供する。 【構成】 ステアリングホィール100の反力が、機械
的構造の操作反力発生機構1により、ステアリングホィ
ール100に付加される。このとき、検出器3によっ
て、ステアリングホィール100の回転角度が検出され
る。そして、検出器3からの検出信号S1に基づいて、
制御器4により、トルク制御機構2が制御され、所定の
大きさの抵抗がステアリングホィール100に付加され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作機構に生じる操作
力をシュミレートする模擬操作力発生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の模擬操作力発生装置とし
ては、例えば、実開平4−93869号公報記載の技術
がある。図12は本技術を示す概略図である。この技術
は、操作用レバー90が操作されると、ポジションセン
サ91によって操作用レバー90の位置が検出され、計
算処理部92内でブレークアウト力と摩擦力とが計算さ
れる。そして、その計算結果が電気信号に変換され、電
磁式のパウダーブレーキ93に送られる。これにより、
パウダーブレーキ93の抵抗で、操作用レバー90の操
作に対する反力が付加されるようになっている。
【0003】しかし、この技術では、操作用レバー90
から手を離したときに生じる復元トルクを発生させる操
作反力発生装置を制御する構造になっていないので、操
作用レバー90の動きが現実の動きからかけ離れ、操作
部に復元トルクを必要とするシュミレータとしての機能
を発揮しない。
【0004】この問題に対処可能な技術として、例え
ば、特開平6−75520号公報記載の模擬操作力発生
装置がある。図13は、本技術を示す概略図である。図
13において、符号100はステアリングホィールであ
り、このステアリングホィール100の回転角度をポテ
ンショメータ101で検出し、モータ102とパウダー
ブレーキ(クラッチ)103とにより、検出角度に応じ
たトルクをステアリングホィール100に加えるように
なっている。
【0005】具体的には、モータ102は、正逆方向に
定速回転するリバーシブルなモータであり、このモータ
102の出力は、ベルト106が掛けられたプーリ10
4,105を介して、パウダーブレーキ103に伝達さ
れるようになっている。パウダーブレーキ103は、ス
テアリングホィール100に加わるであろう力量に応じ
て、伝達トルクを増減するブレーキであり、ベベルギヤ
107,108を介して、ステアリングシャフト110
に連結されている。
【0006】このような構成により、操舵時に、ステア
リングホィール100に対して右(左)方向に力が加わ
る状況になると、モータ102が左(右)方向に回転す
る。そして、この際に、ステアリングホィール100に
加わるであろう力量が大きい(小さい)と判断すると、
パウダーブレーキ103の抵抗を増加(減少)させる。
また、ステアリングホィール100から手を離すと、モ
ータ102によって復元トルクをステアリングホィール
100に付加するようになっている。このように、モー
タ102からの駆動力は,パウダーブレーキ103で制
御することにより、現実に近いステアリング操舵を実現
しようとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
平6−75520号公報記載の模擬操作力発生装置もま
た、操作部に働いている操作反力(復元トルク)をパウ
ダーブレーキにより制御していない点においては、従前
どおり変わりがない。さらに、この模擬操作力発生装置
では、モータ102とパウダーブレーキ103とステア
リングシャフト110とが、パウダーを介して連結した
構成になっているので、なんらかの制御トラブルによ
り、パウダーにスリップが無くなった状態で、ステアリ
ングホィール100を急激に回転させると、過大な負荷
がモータ102に加わるおそれがある。また、この状態
において、同時に、制御系のトラブルでモータ102が
暴走し、ステアリングホィール100へ過大な動力が伝
達されないようにする必要がある。
【0008】また、モータ102によって、大きな電力
を消費するので、省エネルギー対策上も好ましいもので
はない。さらに、モータ102の制御系とパウダーブレ
ーキ103の制御系との2系統の制御系が必要不可欠で
あるので、制御構成が複雑になり、このため、装置全体
の構成も複雑になってしまい、製造コストの増大に繋が
る。
【0009】本発明の目的は、簡単な構造で、しかも、
現実的かつ安全な模擬操舵が可能な模擬操作力発生装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る模擬操作力発生装置は、操作
機構と、前記操作機構に連結され、前記操作機構の操作
力に抗して反力を付与する操作反力発生機構と、前記操
作反力発生機構に並列して前記操作機構に連結され、前
記操作機構に抵抗を付与するトルク制御機構と、前記操
作機構の位置を検出する検出手段と、前記検出手段から
の検出信号に基づいて、前記トルク制御機構に前記抵抗
を制御する制御信号を出力する制御手段とを備えること
を特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の模擬
操作力発生装置において、前記制御手段は、前記検出手
段からの検出信号に基づいて前記操作機構の移動方向を
判断する計算処理部と、前記計算処理部からの判断信号
に基づいて前記操作機構の方向や位置に対応した映像信
号を作成し、予め設定したイベントに対応させて、前記
操作機構の位置を保持させ又は前記操作機構の操作反力
を増減させるための制御信号を出力する映像出力計算処
理部と、前記映像出力計算処理部からの制御信号に従っ
て前記トルク制御機構を制御するブレーキ制御部とを備
えることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の模擬操作力発生装置において、前記操作機構
は、ステアリングホィールと、このステアリングホィー
ルと一体回転するステアリングシャフトとを備え、前記
操作反力発生機構は、前記ステアリングホィールのステ
アリングシャフトに連結されたピニオンギアと、前記ピ
ニオンギアの回転に応じて移動するラックギアと、移動
方向と逆方向に前記ラックギアを付勢する付勢部材とを
備えることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の模擬
操作力発生装置において、前記トルク制御機構は、前記
ステアリングホィールのステアリングシャフトに連結さ
れたパウダーブレーキを備えることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、操作反力発生機構に
より、操作機構の操作力に抗する反力が付与される。こ
の作用と並行して、検出手段によって操作機構の位置が
検出されると、検出手段の検出信号に基づいて、制御手
段からトルク制御機構に操作機構の操作反力を制御する
制御信号が出力される。
【0015】請求項2の発明によれば、制御手段の計算
処理部によって、検出手段からの検出信号に基づいて操
作機構の移動方向が判断される。すると、映像出力計算
処理部によって、計算処理部からの判断信号に基づいて
操作機構の方向や位置に対応した映像信号が作成され、
予め設定したイベントに対応させて、操作機構の位置を
保持させ又は操作機構の操作反力を増減させるための制
御信号がブレーキ制御部に出力され、トルク制御機構の
抵抗が制御される。
【0016】請求項3の発明によれば、操作機構のステ
アリングホィールを回転させると、ステアリングシャフ
トに連結されたピニオンギアが回転し、ピニオンギアの
回転に応じてラックギアが移動する。このとき、付勢部
材が、ラックギアを移動方向と逆方向に付勢するので、
回転角度の増大に伴って反力がステアリングホィールに
加わる。
【0017】請求項4の発明によれば、パウダーブレー
キにより、ステアリングシャフトを介してステアリング
ホィールに抵抗が付加される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係る模擬
操作力発生装置の構成図であり、図2はその正面図であ
る。本実施例の模擬操作力発生装置は、操作反力(復元
トルク)発生機構1と、トルク制御機構2と、検出手段
としての検出器3及び入力信号変換部40と、制御手段
としての制御器4とを備えている。
【0019】操作反力発生機構1は、回転されたステア
リングホィール100及びステアリングシャフト110
(操作機構)を中立位置Mに戻す反力を発生する機構で
ある。具体的には、コ字状のケース10の底部10aに
レール11が取り付けられ、このレール11の上に、キ
ャリア12がスライド可能に載置されている。そして、
このキャリア12の上にラックギア13が取り付けら
れ、ラックギア13の歯13aに、ステアリングシャフ
ト110の先端部に固着されたピニオンギア14が噛み
合っている。このピニオンギア14は、ステアリングホ
ィール100の中立位置Mにおいて、ラックギア13の
中央部で歯13aと噛み合うように設定されている。す
なわち、ステアリングホィール100を中立位置Mから
矢印A方向に回転させると、ラックギア13が、矢印B
で示すように、図1の右方向に、ステアリングホィール
100の回転角度θに対応した距離だけ移動することと
なる。
【0020】このようなラックギア13とキャリア12
との中央部には、プランジャ16,17(付勢部材)の
付勢力を受けるプランジャ当接板15が取り付けられて
いる。プランジャ16(17)は、高圧ガスによる液圧
式の付勢体であり、油等の液体が入ったシリンダ16a
(17a)と、シリンダ16a(17a)から突出した
ピストンロッド16b(17b)とで構成されている。
シリンダ16a(17a)は、ケース10の側部10b
(10c)に取り付けられており、このシリンダ16a
(17a)から突出したピストンロッド16b(17
b)の先端部16c,17cは、プランジャ当接板15
の側面に当接されている。これにより、ステアリングホ
ィール100を中立位置Mから矢印A方向に回転させ、
ラックギア13と共にプランジャ当接板15を、矢印B
方向に移動させると、プランジャ17のピストンロッド
17bがシリンダ17a内に押し戻される。その結果、
ステアリングホィール100に対して、トルクが付加さ
れる。そして、この状態で、ステアリングホィール10
0から手を離すと、プランジャ17の付勢力によって、
プランジャ当接板15が逆矢印B方向に移動させられ、
ステアリングホィール100が中立位置Mに戻されるこ
ととなる。
【0021】トルク制御機構2は、ステアリングホィー
ル100の操舵に応じて抵抗をステアリングホィール1
00に与えるための機器であり、パウダーブレーキ20
を有している。パウダーブレーキ20には、タイミング
プーリー21が取り付けられており、このタイミングプ
ーリー21が、タイミングベルト22を介して、ステア
リングシャフト110に固着されたプーリー23に連結
されている。すなわち、ステアリングシャフト110の
回転に対して、パウダーブレーキ20が所定の大きさの
ブレーキをかけることにより、ステアリングホィール1
00に抵抗を発生させるようになっている。
【0022】検出器3は、ポテンショメータ30を有し
ており、このポテンショメータ30は、ギア31,32
を介して、ステアリングシャフト110に連結されてい
る。これにより、ステアリングホィール100が中立位
置Mから角度θだけ回転すると、この角度θがポテンシ
ョメータ30によって検出され、角度θを示すアナログ
の検出信号S1が制御器4に出力されるようになってい
る。入力信号変換部40は、ポテンショメータ30から
のアナログの検出信号S1をデジタル変換して、角度θ
を示すデジタルの検出信号S2を制御部4に出力する部
分である。
【0023】制御器4は、入力信号変換部40からの検
出信号S2に基づいて、パウダーブレーキ20を制御す
るための機器であり、図1に示すように、計算処理部4
1と、映像出力計算処理部42と、映像出力装置43
と、パウダーブレーキ制御部44(ブレーキ制御部)と
を備えている。計算処理部41は、入力信号変換部40
からのデジタル検出信号S2に基づいて、ステアリング
ホィール100の回転方向が右方向(図1の矢印A方
向)か左方向かを判断して、その判断信号Dを映像出力
計算処理部42に出力する部分である。映像出力計算処
理部42には、市街道路、高速道路等の幾つかの走行映
像メニュー、及び、駐停車等のイベントに対応して、パ
ウダーブレーキ20を制御する制御データが記憶されて
おり、制御データは、任意に設定できるようになってい
る。
【0024】映像出力計算処理部42は、計算処理部4
1からの判断信号Dに基づいて、ステアリングホィール
100の方向や角度に対応した映像を作成して、その映
像信号Vを映像出力装置43に出力すると共に、予め設
定したイベントに対応した制御信号C2をパウダーブレ
ーキ制御部44に出力する部分である。具体的には、映
像信号Vが走行映像メニューから選択した市街道路の直
線走行映像の場合には、その映像に対応した大きさの抵
抗をステアリングホィール100に加えるための制御信
号C0をパウダーブレーキ制御部44に出力する。ま
た、直線走行映像から右左折走行映像に変化した場合に
は、その映像に対応した大きさの抵抗をステアリングホ
ィール設置部100に加えるための制御信号C1をパウ
ダーブレーキ制御部44に出力する。そして、そのとき
に、予め設定されているイベント1〜nが発生し、その
イベントに起因したアクシデントを生じると、イベント
1〜nに対応した大きさの抵抗をステアリングホィール
100に加えるための制御信号C2をパウダーブレーキ
制御部44に出力する機能を有している。例えば、映像
信号Vが、直進走行映像から右左折走行映像に変化した
場合であって、歩行者が道路を横断したときに(イベン
ト1)、歩行者を巻き込む巻き込み事故が生じると、ス
テアリングホィール100の復元速度を減少するよう
に、パウダーブレーキ20を制御する制御信号C2をパ
ウダーブレーキ制御部44に出力する。また、右左折走
行映像時に対向車が接近した場合であって(イベント
2)、急ブレーキによる急激な停車が生じたときは、ス
テアリングホィール100の回転位置を保持するよう
に、パウダーブレーキ20を制御する制御信号C2を出
力する。また、車庫入れ映像時の場合には(イベント
3)、据え切り操作が生じると、ステアリングホィール
100の復元速度をより減少させるように、パウダーブ
レーキ20を制御する制御信号C2を出力する。また、
車庫入れ映像時の場合に(イベントn)、道路の縁石等
に接触すると、ステアリングホィール100の復元速度
をより減少させるように、パウダーブレーキ20を制御
する制御信号C2を出力する。映像出力装置43は、映
像出力計算処理部42からの映像信号Vを経時的に表示
する装置であり、モニター等を備えている。パウダーブ
レーキ制御部44は、映像出力計算処理部42からの制
御信号C0、C1、C2に従って、パウダーブレーキ2
0を制御する部分である。
【0025】次に、本実施例の模擬操作力発生装置の動
作について説明する。図3は、この動作を示すフローチ
ャート図である。走行映像メニュー(S20)から市街
地道路の走行モードを選択すると、市街地道路の走行モ
ードに対応したパウダーブレーキの伝達トルク制御信号
C0(図3のステップS21)を発生する。市街地道路
の直進映像に合わせて、ステアリングホィール100を
中立位置Mに保持したままにすると、検出器3のギア3
1,32は回転しないので、ポテンショメータ30から
は回転角度0の検出信号S1が入力信号変換部40に出
力される(図3のステップS1)。入力信号変換部40
に入力されたアナログの検出信号S1は、デジタル変換
され、デジタルの検出信号S2として、制御部4の計算
処理部41に出力される。そして、計算処理部41にお
いて、このデジタル検出信号S2に基づいて、ステアリ
ングホィール100の回転方向が右,左方向のいずれで
もないと判断され(図3のステップS2及びS3のN
O)、それを示す判断信号Dが映像出力計算処理部42
に出力される。すると、映像出力計算処理部42におい
て、直進映像の映像信号Vが作成され、その映像信号V
が映像出力装置43に出力される(図3のステップS
4)。このとき、直進映像状態であり、右左折パウダー
ブレーキ伝達トルク制御信号(図3のステップS15)
は発生しないので、映像出力計算処理部42からパウダ
ーブレーキ制御部44へは制御信号C1が送出されず、
トルク制御機構2のパウダーブレーキ20のトルクは変
化しない。これにより、操作反力発生機構1のプランジ
ャ当接板15は、プランジャ16,17によって、中央
に保持された状態となり、ステアリングホィール100
は中立位置Mに位置する。イベント1〜nが発生し、ア
クシデントが発生しない限り、この動作は繰り返し行わ
れる(図3のステップS4〜ステップS1)。
【0026】この状態で、ステアリングホィール100
を右回転させると、検出器3のギア32が回転し、ギア
32に噛み合ったギア31がステアリングホィール10
0に対応した角度で回転する。そして、このギア31の
回転から、ポテンショメータ30によってステアリング
ホィール100の回転角度が検出され、その角度を示す
検出信号S1が制御器4の入力信号変換部40に出力さ
れる(図3のステップS1)。そして、計算処理部41
から映像出力計算処理部42に、右回転を示す判断信号
Dが出力される(図3のステップS2のYES)。する
と、映像出力計算処理部42において、右折映像の映像
信号Vが作成され、この映像信号Vが、映像出力装置4
3に出力される(図3のステップS5)。このとき、ス
テアリングホィール100の右回転により、映像信号V
が直進走行映像から右折走行映像に変化するために、直
進走行のステアリングホィール100の操舵よりも、ス
テアリングホィール100の復元速度を、より減少させ
る制御信号C1が、映像出力計算処理部42からパウダ
ーブレーキ制御部44に出力される。この結果、パウダ
ーブレーキ制御部44の制御で、パウダーブレーキ20
の抵抗がステアリングシャフト110に付加される(図
3のステップS15)。これにより、右回転時に加わる
プランジャ16の押圧力による反力と、パウダーブレー
キ20による抵抗とが、ステアリングシャフト110に
加算されるので、操舵者は、実車の右折時における操舵
感を体験することができる。ステアリングホィール10
0を右回転させてイベントが発生しない限り、この動作
は繰り返し行われる(図3のステップS1、S2、S
5、S15)。
【0027】この状態において、歩行者が道路を横断す
る「イベント1」が発生し、この「イベント1」に起因
した巻き込み事故を生じた場合に(図3のステップS6
のYES、ステップS16のYES)、ステアリングホ
ィール100の復元速度をより減少させる制御信号C2
が、映像出力計算処理部42からパウダーブレーキ制御
部44に出力され、パウダーブレーキ20の抵抗がより
増大する(図3のステップS7)。また、右左折走行時
に対向車の接近すると、「イベント2」が発生し、この
「イベント2」に起因した急停車が生じた場合に(図3
のステップS6のNO,ステップS8のYES、ステッ
プ17のYES)、ステアリングホィール100の回転
位置を保持するような制御信号C2が、映像出力計算処
理部42からパウダーブレーキ制御部44に出力され、
パウダーブレーキ20の抵抗によって、ステアリングシ
ャフト110の回転位置が保持される(図3のステップ
S9)。車庫入れ映像時の場合には、「イベント3」が
発生し、この「イベント3」に起因した据え切り操作が
生じた場合に(図3のステップS10のYES、ステッ
プS18のYES)、ステアリングホィール100の復
元速度をより減少させる制御信号C2が、映像出力計算
処理部42からパウダーブレーキ制御部44に出力さ
れ、パウダーブレーキ20の抵抗が、より増大する(図
3のステップS11)。さらに、車庫入れする「イベン
トn」が発生しこの[イベントn」に起因して、道路の
縁石等に接触した場合にも(図3のステップS12のY
ES、ステップS19のYES)、ステアリングホィー
ル100の復元速度をより減少させる制御信号C2が、
映像出力計算処理部42からパウダーブレーキ制御部4
4に出力される(図3のステップS13)。なお、ステ
アリングホィール100を左回転した場合には、図3の
ステップS1,S2のNO,S3のYES,S14で示
す動作を経て、以後、前述した右折の場合とほぼ同様の
動作を行う。また、走行映像メニューとして高速道路等
の他の走行モードも同様である。
【0028】このように、本実施例によれば、通常時に
ステアリングホィール100に加わる略一定の反力を操
作反力発生機構1で実現し、運転状況によって加わる抵
抗をトルク制御機構2で実現する構成であるので、操舵
者に、実車の操舵感を体験させることができる。また、
前述した従来の模擬操作力発生装置では、通常時にステ
アリングホィール100に加わる反力を実現する手段と
して、電気的な制御を必要とするモータ102を使用し
ているが、本実施例では、機械的な構造の操作反力発生
機構1を使用しているので、ステアリングホィール10
0を急激に回転させる等して、操作反力発生機構1に過
大な負荷を発生させても、操作反力発生機構1が破損す
ることはない。すなわち、耐久性のある模擬操作力発生
装置を提供することができる。さらに、操作反力発生機
構1が暴走して、ステアリングホィール100が急激に
回転するおそれはなく、安全な操舵を保証することがで
きる。また、操作反力発生機構1に対しては制御系を必
要とせず、トルク制御機構2に対してのみ、1系統の制
御系(制御器4)を用いれば足りるので、制御が簡単で
あり、また、制御系の構造も簡単にすることができる。
この結果、製造コストの低減化と重量の軽減化とを図る
ことができる。さらに、操作反力発生機構1による電力
の消費は生じないので、省エネルギー対策上好ましい模
擬操作力発生装置を提供することができる。
【0029】(第2実施例)図4は、本発明の第2実施
例に係る模擬操作力発生装置の構成図であり、図5は、
その正面図である。本実施例は、検出器の構造が前述し
た第1実施例と異なる。すなわち、操作反力発生機構1
のラックギア13とキャリア12との左端部に、先端取
付径孔39aを有した取付板39を立設すると共に、ケ
ース10の側部10bに、取付孔10dを穿設した。そ
して、直線式位置センサ35の先端部を先端取付径孔3
9aに挿通させて、ボルト36で固定すると共に、直線
式位置センサ35の胴部を、取付金具37により側部1
0bに固定した構造になっている。
【0030】このような構成により、直線式位置センサ
35がラックギア13の移動量を検出し、この移動量か
ら、ステアリングホィール100の回転角度を検出し
て、回転角度を示す検出信号を直線式位置センサ35か
ら入力信号変換部40を介して制御器4に出力する。そ
の他の構成,作用効果は前述した第1実施例と同様であ
るので、その記載は省略する。
【0031】(第3実施例)図6は、本発明の第3実施
例に係る模擬操作力発生装置を示す斜視図である。本実
施例は、操作反力発生機構1の構成が前述した第1及び
第2実施例と異なる。図6において、符号5はシート5
1が装着された筺体であり、この筺体5内にフレーム5
2が組み込まれている。ステアリングホィール100の
ステアリングシャフト110は、このフレーム52の上
面において軸支されており、ステアリングシャフト11
0の基部側に操作反力発生機構1が設けられている。す
なわち、フレーム52の上面両側に、ラックギヤ支持体
53,53が固着され、ステアリングシャフト110の
ピニオンギア14に噛み合ったラックギア13がこれら
のラックギヤ支持体53,53によってスライド自在に
支持されている。
【0032】このラックギア13の下側に、プランジャ
16,17が取り付けられている。具体的には、ラック
ギア13のほぼ真下に位置するフレーム部上に、ブラケ
ット54が固着され、このブラケット54にフリーリン
ク55が回転自在に取り付けられている。そして、この
フリーリンク55の回転端部にプランジャ16(17)
のシリンダ16a(17a)後端が固着され、このプラ
ンジャ16(17)の先端部16c(17c)が調整リ
ンク56を介してラックギア13の端部に連結されてい
る。また、フリーリンク55,55の間には、フリーリ
ンク55,55がフレーム52の内側に回転することを
防止するリンクストッパ57が設けられている。
【0033】なお、トルク制御機構2は、操作反力発生
機構1よりも先端部側(図6の左側)に位置するよう
に、ステアリングシャフト110に組み付けられてい
る。すなわち、下方のパウダーブレーキ20に、タイミ
ングプーリー21が取り付けられ、このタイミングプー
リー21が、タイミングベルト22を介して、上方のス
テアリングシャフト110に固着されたプーリー23に
連結されている。また、検出器3はステアリングシャフ
ト110の先端に組み付けられている。すなわち、ギア
32がステアリングシャフト110の先端に取り付けら
れ、このギア32にポテンショメータ30のギア31が
噛み合っている。
【0034】次に、本実施例の動作について説明する。
ステアリングホィール100を操舵して、操作反力発生
機構1のラックギア13を図の矢印D方向に移動させる
と、プランジャ17の先端部17cがラックギア13の
端部に連結されているので、プランジャ17が矢印D方
向に押され、右側のフリーリンク55が回転しようとす
る。しかし、リンクストッパ57によってその回転が阻
止されるので、プランジャ17はD方向に移動しない。
この結果、プランジャ17の付勢力によって、ステアリ
ングホィール100に反力が付加される。
【0035】一方、プランジャ16は、ラックギア13
がD方向に移動すると、フリーリンク55がリンクスト
ッパ57から離れる方向に回転するので、ラックギア1
3と共にD方向に移動する。したがって、フリーリンク
55が回転している間は、ステアリングホィール100
に対してプランジャ16による付勢力は加わらない。ま
た、操作反力発生機構1のラックギア13を図の矢印D
方向と逆方向に移動させるように、ステアリングホィー
ル100を操舵すると、前述した動作と逆の動作を行
い、プランジャ16による付勢力がステアリングホィー
ル100に加わることとなる。
【0036】また、図6においては、その中心線Pがラ
ックギア13の中心線とほぼ直角になるように、調整リ
ンク56をラックギア13の端部に取り付けたが、調整
リンク56をラックギア13の中心線に対して傾いた状
態にして取り付け、その状態の調整リンク56にプラン
ジャ16(17)の先端部16c(17c)を取り付け
ることにより、ステアリングホィール100に対するプ
ランジャ16(17)の付勢力を増減調整することがで
きる。
【0037】このように、本実施例によれば、操作反力
発生機構1をリンク結合で構成したので、プランジャ1
6,17の耐久性が向上する。その他の構成,作用効果
は前述した第1及び第2実施例と同様であるので、その
記載は省略する。
【0038】(第4実施例)図7は、本発明の第4実施
例に係る模擬操作力発生装置を示す斜視図である。本実
施例は、操作反力発生機構のプランジャの取付構造が前
述した第1ないし第3実施例と異なる。図7に示すよう
に、ステアリングホィール100のステアリングシャフ
ト110が、軸受58,58で軸支されており、このス
テアリングシャフト110の先端部に操作反力発生機構
1のピニオンギア14が取り付けられている。そして、
ラックギア13が、ステアリングシャフト110先端部
の両側に固定されたラックギヤ支持体53,53によっ
てスライド自在に支持された状態で、ピニオンギア14
に噛み合っている。
【0039】このラックギア13の前方(図7の左方)
に、プランジャ16,17が取り付けられている。すな
わち、ラックギア13のほぼ中央部にアジャストプレー
ト60が固着され、アジャストプレート60の両側縁に
プランジャ16,17が連結されている。具体的には、
ラックギア13の両端部と対応する位置にリンクストッ
パ62,62が固定され、その内側に、フリーリンク6
1,61が回転自在に取り付けらている。そして、各フ
リーリンク61の回転端部に、プランジャ16(17)
のシリンダ16a(17a)後端が固着され、このプラ
ンジャ16(17)の先端部16c(17c)がアジャ
ストプレート60の側縁にボルトにて軸支されている。
なお、アジャストプレート60の両側縁には、各々複数
のボルト孔60a,60b,60cが穿設されており、
いずれかのボルト孔60a,60b,60cにプランジ
ャ16(17)の先端部16c(17c)をボルトにて
軸支することができるようになっている。
【0040】トルク制御機構2は、操作反力発生機構1
よりも基部側に位置するように、ステアリングシャフト
110に組み付けられている。すなわち、パウダーブレ
ーキ20に、タイミングプーリー21が取り付けられ、
このタイミングプーリー21が、タイミングベルト22
を介して、ステアリングシャフト110に固着されたプ
ーリー23に連結されている。また、検出器としては、
ラックギア13のスライド方向の移動量を検出直線式位
置センサ35が用いられている。
【0041】次に、本実施例の動作について説明する。
図8は、操作反力発生機構1の動作を説明するための平
面図である。図8に示すように、ステアリングホィール
100を操舵して、操作反力発生機構1のラックギア1
3を図の矢印E方向に移動させると、アジャストプレー
ト60がラックギア13と一体になって矢印E方向に移
動する。これにより、プランジャ16の先端部16cが
アジャストプレート60によって矢印E方向に押され
る。このとき、フリーリンク61の回転は左のリンクス
トッパ62によって阻止されるので、プランジャ16は
E方向に移動しない。この結果、プランジャ16の付勢
力によって、ステアリングホィール100にトルクが付
加される。
【0042】一方、プランジャ17は、ラックギア13
がE方向に移動すると、フリーリンク61が右のリンク
ストッパ62から離れる方向に回転するので、ラックギ
ア13と共にE方向に移動する。したがって、フリーリ
ンク61が回転している間は、ステアリングホィール1
00に対してプランジャ16による付勢力は加わらな
い。
【0043】また、図7においては、プランジャ16,
17の先端部16c,17cをアジャストプレート60
の最先端のボルト孔60aにボルト締めしたが、図9に
示すように、先端部16c,17cをアジャストプレー
ト60の最奥端のボルト孔60cにボルト締めすること
ができる。これにより、プランジャ16,17からステ
アリングホィール100への付勢力を弱くすることがで
きる。
【0044】このように、本実施例によれば、プランジ
ャ16,17の先端部16c,17cをアジャストプレ
ート60のボルト孔60a,60b,60cのいずれか
にボルト締めすることで、プランジャ16,17からの
付勢力を増減調整することができる。その他の構成,作
用効果は前述した第1ないし第3実施例と同様であるの
で、その記載は省略する。
【0045】(第5実施例)前述した第1ないし第4実
施例では、自動車ゲームの操作機構に模擬操作力発生装
置を適用したが、本実施例ではヨットゲームに適用し
た。図10は、本実施例の模擬操作力発生装置が適用さ
れたヨットゲームの斜視図であり、図11は図10のヨ
ットに装備された操作反力発生機構とトルク制御機構と
検出器とを示す斜視図である。
【0046】図10において、符号7はヨットであり、
ヨット7の周囲に、ワイドスクリーン71が立設され、
ワイドスクリーン71の上方には、ヨット7に風を送る
ための複数の送風機72が取り付けられている。ヨット
7の後部には、模擬ラダー73を有するラダーシャフト
74が回転自在に取り付けられている。このラダーシャ
フト74の上部はヨット7側に折り曲げられ、プレイヤ
8が模擬ラダー73を操舵するためのラダーレバー75
が形成されている。
【0047】そして、模擬ラダー73下側の筺体9内に
は、ラダーレバー75に操作反力を与える機構、すなわ
ち、図11に示すような操作反力発生機構1と、トルク
制御機構2と、検出器3と、制御器4とが内蔵されてい
る。具体的には、ラダーシャフト74にピニオンギア1
4が固着されており、このピニオンギア14に横向きの
ラックギア13が噛み合っている。ラックギア13には
プランジャ当接板15が取り付けられ、プランジャ1
6,17によって中立位置に付勢されている。また、ラ
ダーシャフト74の上部側には、制御器4で制御される
トルク制御機構2のプーリー23が固着され、プーリー
23がタイミングベルト22を介してパウダーブレーキ
20のタイミングプーリー21に連結されている。さら
に、ラダーシャフト74の下端部には、検出器3のポテ
ンショメータ30が取り付けられ、その検出信号が制御
器4に入力されるようになっている。
【0048】このような構成により、ヨット7の停止時
には、外部入力がされない限り、ラダーレバー75は、
制御器4の制御によるパウダーブレーキ20の抵抗によ
って、現状位置に保持される。そして、送風機72から
風が吹き、制御器4によってワイドスクリーン71にヨ
ット7が進む映像が移し出されると、パウダーブレーキ
20の抵抗が解かれ、操作反力発生機構1の作用で、ラ
ダーレバー75が前述の現状位置から中立位置に戻され
る。プレイヤ8がラダーレバー75を回転させ、模擬ラ
ダー73の向きを変えると、操作反力発生機構1による
反力が水の抵抗に合せてラダーレバー75に加わる。な
お、ラダーレバー75に加わるこの反力や前述した戻り
速さは操作反力発生機構1のプランジャ16,17の付
勢力とパウダーブレーキ20の抵抗制御とによって、任
意に設定することができる。
【0049】ワイドスクリーン71の映像が段々高速に
なっていき、この状態で、ヨット7の向きを変えるよう
にラダーレバー75を回転させると、速度に対応した抵
抗をラダーレバー75に与えるように、制御器4がパウ
ダーブレーキ20を制御するようになっている。また、
ヨット7が浅瀬等に進入し、模擬ラダー73が海底に接
触した映像になると、制御器4が、現実の状況に合せて
パウダーブレーキ20をロック状態に近い状態にする。
その他の構成,作用効果は前述した第1ないし第4実施
例と同様であるので、その記載は省略する。
【0050】なお、本発明は、以上説明した実施例に限
定されず、種々の変形や変更が可能であって、それらも
本発明に含まれる。例えば、前述した実施例では、操作
反力発生機構1の付勢部材として、液圧式のプランジャ
16,17を用いたが、これに限らず、ガスやエア等の
気体圧式のものを用いても良く、また、コイルスプリン
グを用いても良い。また、パウダーブレーキ20は、ギ
ヤ伝達によりステアリングシャフト110に連結させて
もよく、又は、ステアリングシャフト(ラダーシャフ
ト)110の端部に直接連結させてもよい。さらに、第
5実施例ではヨット7について本実施例の模擬操作力発
生装置を適用したが、模擬ラダー73と一体のエンジン
等の船外機をラダーレバー75で回転操作することがで
きるモータボート等にも適用することができることは勿
論である。またさらに、計算処理部41からパウダーブ
レーキ制御部44に制御信号を出力して、予め設定した
イベントに応じた大きさのトルクを操作機構に付加する
こともできる。
【0051】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、通常時に操作機構に加わる反力を操作反
力発生機構で実現し、運転状況によって加わる抵抗をト
ルク制御機構で実現する構成であるので、操舵者に、現
実の操舵感を体験させることができるという効果があ
る。また、機械的構造の操作反力発生機構を使用してい
るので、操作機構を急激に動かす等して、操作反力発生
機構に過大な負荷を発生させても、操作反力発生機構が
破損することはなく、耐久性のある模擬操作力発生装置
を提供することができる。さらに、操作反力発生機構が
暴走して、操作機構が急激に動くおそれはなく、安全な
操舵を保証することができる。また、制御系は1系統の
制御手段であるので、制御が簡単であり、また、制御系
の構造も簡単にすることができる。この結果、製造コス
トの低減化と重量の軽減化とを図ることができるという
効果がある。さらに、操作反力発生機構による電力の消
費は生じないので、省エネルギー対策上好ましい模擬操
作力発生装置を提供することができる。
【0052】請求項2の発明によれば、予め設定された
イベントに応じて、抵抗が付加されるので、操舵者に、
より一層の現実的な操舵感を体験させることができると
いう効果がある。
【0053】請求項3の発明によれば、操作反力発生機
構をピニオンギアとラックギアと付勢部材とで構成して
いるので、操作反力発生機構の構造をさらに簡単にする
ことができるという効果がある。
【0054】請求項4の発明によれば、パウダーブレー
キの採用により、高精度のトルク制御を行うことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る模擬操作力発生装置
の構成図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の模擬操作力発生装置の動作を示すフロー
チャート図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る模擬操作力発生装置
の構成図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る模擬操作力発生装置
を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る模擬操作力発生装置
を示す斜視図である。
【図8】操作反力発生機構の動作を説明するための平面
図である。
【図9】プランジャのアジャストプレートへの取付状態
を示す斜視図である。
【図10】本発明の第5実施例の模擬操作力発生装置が
適用されたヨットゲームの斜視図である。
【図11】図10のヨットに装備された操作反力発生機
構とトルク制御機構と検出器とを示す斜視図である。
【図12】従来例の概略構成図である。
【図13】他の従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 操作反力発生機構 2 トルク制御機構 3 検出器 4 制御器 13 ラックギア 14 ピニオンギア 16,17 プランジャ 20 パウダーブレーキ 30 ポテンショメータ 41 計算処理部 42 映像出力計算処理部 44 パウダーブレーキ制御部 100 ステアリングホィール 110 ステアリングシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 9/06 G06F 15/62 360

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作機構と、 前記操作機構に連結され、前記操作機構の操作力に抗し
    て反力を付与する操作反力発生機構と、 前記操作反力発生機構に並列して前記操作機構に連結さ
    れ、前記操作機構に抵抗を付加するトルク制御機構と、 前記操作機構の位置を検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記トルク制
    御機構に前記抵抗を制御する制御信号を出力する制御手
    段と、 を備えることを特徴とした模擬操作力発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の模擬操作力発生装置に
    おいて、 前記制御手段は、 前記検出手段からの検出信号に基づいて前記操作機構の
    移動方向を判断する計算処理部と、 前記計算処理部からの判断信号に基づいて前記操作機構
    の方向や位置に対応した映像信号を作成し、予め設定し
    たイベントに対応させて、前記操作機構の位置を保持さ
    せ又は前記操作機構の操作反力を増減させるための制御
    信号を出力する映像出力計算処理部と、 前記映像出力計算処理部からの制御信号に従って前記ト
    ルク制御機構を制御するブレーキ制御部と、 を備えることを特徴とする模擬操作力発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の模擬操
    作力発生装置において、 前記操作機構は、ステアリングホィールと、このステア
    リングホィールと一体回転するステアリングシャフトと
    を備え、 前記操作反力発生機構は、前記ステアリングホィールの
    ステアリングシャフトに連結されたピニオンギアと、前
    記ピニオンギアの回転に応じて移動するラックギアと、
    移動方向と逆方向に前記ラックギアを付勢する付勢部材
    とを備える、 ことを特徴とする模擬操作力発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の模擬操作力発生装置に
    おいて、 前記トルク制御機構は、 前記ステアリングホィールのステアリングシャフトに連
    結されたパウダーブレーキを備える、 ことを特徴とする模擬操作力発生装置。
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