JPH05326841A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05326841A
JPH05326841A JP4157466A JP15746692A JPH05326841A JP H05326841 A JPH05326841 A JP H05326841A JP 4157466 A JP4157466 A JP 4157466A JP 15746692 A JP15746692 A JP 15746692A JP H05326841 A JPH05326841 A JP H05326841A
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JP
Japan
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film
oxide film
capacitor
gate oxide
thickness
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Pending
Application number
JP4157466A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一半導体基板上に、膜厚の異なるMOSト
ランジスタのゲート酸化膜とMOS型コンデンサの容量
酸化膜を形成する際、フォトリソグラフィ工程の増加を
伴わず、かつ膜厚の製造精度を向上させる。 【構成】 ゲート酸化膜105を形成後、窒化シリコン
膜106を成長し、コンデンサ下部のN型高濃度領域1
08形成のためのフォトリソグラフィ工程をもって、コ
ンデンサ部の窒化膜およびゲート酸化膜を除去する。フ
ォトレジスト107を剥離後、熱酸化を行ってコンデン
サの容量酸化膜109を形成する。このときトランジス
タ部は窒化膜が耐酸化材として働くため、ゲート酸化膜
の膜厚は変わらない。このようにゲート酸化膜と容量酸
化膜を独立して形成するため、膜厚の製造精度は低下せ
ず、またフォトリソグラフィ工程の増加も伴わないで行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特にMOS型コンデンサを混載するCMOSお
よびBi−CMOS集積回路の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のBi−CMOS集積回路(IC)
中にMOS型コンデンサを混載する場合には、ゲート酸
化膜を容量膜として用いることにより、工程の増加を伴
うことなく、コンデンサを形成することができていた。
【0003】一方、ICの高集積化が進むにつれ、スケ
ーリング則に基いてゲート酸化膜は薄化してきており、
CMOS回路の電源電圧は5Vから3.3Vへ下がろう
としている。例えば、Bi−CMOS ICではCMO
S部は5V系、バイポーラ部は9V系あるいは12V系
といったように使用されることがあり、バイポーラ部に
MOS型コンデンサを用いる場合には、その電源電圧に
見合った絶縁耐圧および信頼性を保障する必要がある。
【0004】ゲート酸化膜が200Å以下と薄くなって
くると、これを容量膜とした場合、9V系や12V系で
は5MV/cm以上の電界がかかることになり、信頼性
を保障できなくなってしまう。そこで、容量膜をゲート
絶縁膜と別形成で厚くする必要が生じる。
【0005】図5〜図9により容量膜を厚くする従来の
技術をCMOS集積回路の製造方法に則って説明する。
【0006】まず図5に示すようにP- 型シリコン基板
201を用意し、N型ウェル領域202およびP型ウェ
ル領域203を形成した後、素子間分離酸化膜204を
形成する。さらに素子形成領域表面を約3000Å擬牲
酸化する。
【0007】次に図6に示すようにMOSコンデンサの
容量値のバイアス電圧依存性を低減する目的でフォトレ
ジスト206をマスクとしてコンデンサ形成領域に加速
エネルギー70keV,ドーズ量1×1014cm-2程度
のリンのイオン注入を行ってN型高濃度層207を形成
する。
【0008】次に図7に示すように、フォトレジスト2
06を除去し、擬牲酸化膜205をエッチングした後、
{(所望の容量酸化膜厚)−(ゲート酸化膜厚)}の厚
さをもつ酸化膜208を熱酸化により形成する。
【0009】さらにフォトレジスト209をマスクとし
てCMOSトランジスタ部の酸化膜208を稀フッ酸に
てエッチング除去する。最後にフォトレジスト208を
除去した後、再び熱酸化してCMOSトランジスタ部に
所望の膜厚(例えば150Å)のゲート酸化膜210を
形成する。このときコンデンサ部の酸化膜208はさら
に酸化が進行して所望の膜厚になっている(図8)。
【0010】最後に図9に示すようにCMOSトランジ
スタのゲート電極211およびコンデンサの上部電極2
11′を多結晶シリコン層で形成し、さらにN+ 型およ
びP+ 型ソースドレイン領域212,213を形成し
て、薄いゲート酸化膜のCMOSトランジスタとゲート
酸化膜より膜厚の厚い容量膜のコンデンサを得ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のゲート酸化膜よ
り膜厚の厚い容量膜を形成する方法では、予め所望の容
量膜厚からゲート酸化膜厚を差し引いた膜厚の酸化膜を
形成しておき、CMOSトランジスタ部のみ選択的にこ
の酸化膜を除去した後、ゲート酸化膜厚の分だけさらに
熱酸化するという方法をとっており、酸化膜の選択除去
のためフォトリソグラフィ工程が一回分増加している。
また、2度の酸化工程により容量膜の膜厚が決まるた
め、製造の精度が悪い。
【0012】本発明の目的は、フォトリソグラフィ工程
の増加を伴わず、かつ膜厚の製造精度を向上させる半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、同一基板上
に膜厚の異なるゲート酸化膜と容量酸化膜とを形成する
CMOSあるいはBi−CMOS集積回路の製造方法に
おいて、ゲート酸化膜を形成した後、窒化膜を形成する
工程と、フォトリソグラフィ工程によりコンデンサ形成
領域の窒化膜を除去し、さらにその部分のゲート酸化膜
を除去する工程と、前記窒化膜を耐酸化用のマスクとし
て用い、コンデンサ形成領域のみ所望の厚さの酸化膜を
形成する工程と、前記窒化膜を除去する工程とを有する
ものである。
【0014】
【作用】同一基板上に膜厚の異なるゲート酸化膜と容量
酸化膜を形成するCMOSあるいはBi−CMOS集積
回路の製造方法において、ゲート酸化膜を形成した後、
窒化膜を形成し、フォトリソグラフィ工程によりコンデ
ンサ形成領域の窒化膜を除去し、さらにその部分のゲー
ト酸化膜を除去し、前記窒化膜を耐酸化用のマスクとし
て用い、コンデンサ形成領域のみ所望の厚さの酸化膜を
形成し、前記窒化膜を除去する。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1〜図4は、本発明の一実施例を示す工程断面図
である。図において、本実施例では、薄いゲート酸化膜
のCMOSトランジスタと厚い容量酸化膜のコンデンサ
とを同じシリコン基板上に形成する場合について説明
し、バイポーラトランジスタの形成工程については割愛
する。
【0016】まず図1に示すようにP- 型シリコン基板
101を用意し、N型ウェル領域102、P型ウェル領
域103を形成した後、選択酸化を行って素子間分離酸
化膜104を形成する。
【0017】さらに素子形成領域表面を300Å程度擬
牲酸化した後、稀フッ酸でこれを除去してから、所望の
膜厚、例えば150Å程度のゲート酸化膜105を熱酸
化により形成する。
【0018】次に図2に示すように基板表面に窒化シリ
コン膜106を成長した後、フォトレジスト107をマ
スクにし、コンデンサ形成領域の窒化膜106をエッチ
ングする。続いて加速エネルギー70keV、ドーズ量
1×1014cm-2程度のリンのイオン注入を行ってコン
デンサ形成領域にN型高濃度領域108を形成する。こ
のN型高濃度領域108を設けるのは、従来技術で説明
したとおりコンデンサの容量値のバイアス電圧依存性を
低減するためである。さらに、稀フッ酸を用いてコンデ
ンサ形成領域のゲート酸化膜105をエッチングする。
【0019】次に図3に示すように、フォトレジスト1
07を除去した後、所望の膜厚、例えば280Åの容量
酸化膜109を熱酸化により形成する。このとき、窒化
膜106が耐酸化用のマスク材として働くために、CM
OSトランジスタ部のゲート酸化膜105の膜厚は変わ
らず、コンデンサ領域のみ厚い酸化膜を形成することが
可能である。
【0020】次に図4に示すように、CMOSトランジ
スタのゲート電極110およびコンデンサの上部電極1
10′を多結晶シリコンで形成し、さらにN+ 型および
+型ソースドレイン領域111,112をイオン注入
によって形成する。最後に層間絶縁膜113を形成し、
金属配線114を付設して素子を完成する。
【0021】本実施例では容量酸化膜をゲート酸化膜よ
り厚く形成する場合について述べたが、逆に薄い容量膜
を形成する場合にも本発明が適用できることは明白であ
る。このときの製造方法は上記の製造方法と同じで、容
量酸化膜の膜厚が違うだけである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CMOS
トランジスタのゲート酸化膜の膜厚とMOS型コンデン
サの容量膜の膜厚とを違えて形成することが可能であ
り、容量膜厚を厚くすればコンデンサに高い電圧が加わ
ったとしても信頼性を保障することが可能である。
【0023】半導体プロセスではフォトリソグラフィ工
程数が製造工期,製造原価を決定する重要な因子のひと
つであるが、本発明では窒化膜を用いることによりN型
高濃度領域の形成と容量膜の選択酸化を1回のフォトリ
ソグラフィ工程で行っているため、従来技術に比べ、工
期短縮,原価低減がなされている。
【0024】また、従来技術では容量酸化膜の膜厚は、
ゲート酸化膜形成前の酸化工程とゲート酸化との二度の
酸化によって決まるため、所望の膜厚からはずれたり、
ばらつきが大きかったりしてコンデンサの精度を下げる
可能性があるが、本発明ではゲート酸化膜と容量酸化膜
の形成は独立して行われるため精度が低下するという心
配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す工程断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す工程断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す工程断面図である。
【図5】従来技術を示す工程断面図である。
【図6】従来技術を示す工程断面図である。
【図7】従来技術を示す工程断面図である。
【図8】従来技術を示す工程断面図である。
【図9】従来技術を示す工程断面図である。
【符号の説明】
101,201 P- 型シリコン基板 102,202 N型ウェル領域 103,203 P型ウェル領域 104,204 素子間分離酸化膜 105,210 ゲート酸化膜 106 窒化シリコン膜 107,206,209 フォトレジスト 108,207 N型高濃度領域 109 容量酸化膜 110,211 ゲート電極 110′,211′ コンデンサ上部電極 111,212 N+ 型ソースドレイン領域 112,213 P+ 型ソースドレイン領域 113 層間絶縁膜 114 金属配線 205 擬牲酸化膜 208 酸化膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に膜厚の異なるゲート酸化膜
    と容量酸化膜とを形成するCMOSあるいはBi−CM
    OS集積回路の製造方法において、 ゲート酸化膜を形成した後、窒化膜を形成する工程と、 フォトリソグラフィ工程によりコンデンサ形成領域の窒
    化膜を除去し、さらにその部分のゲート酸化膜を除去す
    る工程と、 前記窒化膜を耐酸化用のマスクとして用い、コンデンサ
    形成領域のみ所望の厚さの酸化膜を形成する工程と、 前記窒化膜を除去する工程とを有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005294771A (ja) * 2004-04-06 2005-10-20 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
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