JPH05326315A - 薄膜コンデンサおよびその製造装置 - Google Patents

薄膜コンデンサおよびその製造装置

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JPH05326315A
JPH05326315A JP4132733A JP13273392A JPH05326315A JP H05326315 A JPH05326315 A JP H05326315A JP 4132733 A JP4132733 A JP 4132733A JP 13273392 A JP13273392 A JP 13273392A JP H05326315 A JPH05326315 A JP H05326315A
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JP
Japan
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thin film
substance
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dielectric
electrode
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JP4132733A
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Yoichi Murayama
洋一 村山
Kunihiro Kashiwagi
邦宏 柏木
泰彦 ▲吉▼田
Yasuhiko Yoshida
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ITOCHU FINE CHEM KK
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ITOCHU FINE CHEM KK
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/20Dielectrics using combinations of dielectrics from more than one of groups H01G4/02 - H01G4/06
    • H01G4/206Dielectrics using combinations of dielectrics from more than one of groups H01G4/02 - H01G4/06 inorganic and synthetic material
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の電極と、これらに挟まれた誘電体薄膜
からなる薄膜コンデンサに関し、その誘電体薄膜にピン
ホールを生じさせることなく所望の誘電率が容易に得ら
れ、かつ、電極との密着性をも向上させることを目的と
する。 【構成】 誘電体薄膜を、無機誘電体物質を物質源とす
るイオンプレーティングの結果生成した領域(31)
と、領域(31)に合体せしめられる補助物質よりなる
領域(32)とを複合してなる複合誘電体薄膜(33)
により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】本発明は薄膜コンデンサおよびその製造
装置に関する。コンデンサの形式としては現在、紙コン
デンサ、電解コンデンサ、マイカコンデンサ、磁器コン
デンサ、プラスチックフィルムコンデンサ等、きわめて
多種の形式のものがそれぞれの用途に応じて使い分けさ
れている。この中で、プラスチックフィルムコンデンサ
は、コンデンサの小形軽量化という目的には最も適して
いる。
【0003】この薄膜コンデンサを構成する誘電体とし
ては上記のプラスチックフィルム(例えばポリエチレ
ン、ポリカーボネートや、ポリイミド、ポリテレフタレ
ート(PET)、ポリフェニレンサルファイト(PP
S)を含む高機能プラスチックフィルム等の有機誘電材
料)が一般的であり、シリコンの酸化物に代表される、
高い耐電圧を示す無機誘電材料を誘電体とする薄膜コン
デンサは余り実用化されていない。
【0004】
【従来の技術】シリコンの酸化物に代表される無機誘電
材料を薄膜状に形成する技術としてはイオンプレーティ
ング例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法が最も優れている。なぜなら、同様の薄膜を焼結プ
ロセスで形成したとすれば、基板温度として1000°
C以上の高熱を必要とするのに対し、例えばプラズマC
VD法等のイオンプレーティングによればこれを300
°C以下に抑えることができ、製造がきわめて容易にな
るからである。また、プラズマCVD法によれば、誘電
体薄膜の膜厚をきわめて容易に、しかも高精度でコント
ロールできるから、所望の誘電率(ε)を任意に得るこ
とができる。
【0005】図9はプラズマCVD法による従来の薄膜
コンデンサを図解的に示す図であり、断面図にて示す。
本図において、11がプラズマCVD法により形成され
た誘電体薄膜であり、その上面および下面にて一対の電
極(Al,Ni,Cr等の金属または合金あるいは不純
物をドープした半導体等)12によって挟まれる。本図
では、プラズマCVD法により積層された無機誘電体粒
子を図解的に小さい白丸の群で表現している。
【0006】図10はプラズマCVD法による従来の製
造装置を示す図であり、図9に示す薄膜コンデンサにお
ける中核をなす誘電体薄膜11を形成するプロセスを表
している。この製造装置は例えばプラズマCVD法によ
り作動せしめられるイオンプレーティング装置であっ
て、まず、誘電体薄膜11を堆積させる基板をなす電極
12が設けられる。この電極12は、前記一対の電極の
うちの一方である。なお、残りの他方の電極12は誘電
体薄膜11が完成した後に、公知のスパッタリング法や
イオンプレーティング等により形成できる。
【0007】上記電極12の近傍にはプラズマ(高周波
プラズマ放電)PSが形成される。このプラズマPSを
発生させるために、高周波電源Rf と高周波放電励起コ
イルCLとからなる高周波励起手段22が設けられる。
なお、必要に応じて、直流電源DCにより電極(基板)
12に負の直流電界を印加できるようにする。電極(基
板)と誘電体薄膜との密着性を高めるためである。
【0008】一方、電極12に対向して、無機誘電体物
質供給源11Sおよびこれを蒸発させる蒸発手段23が
設けられ、該電極12上にイオンプレーティング領域を
形成する。この蒸発手段23としては電子ビームやイオ
ンビームを用いることができる。上述の構成要素は高真
空下に置かれるので、全体として図示の如く真空室24
に包囲される。このために排気系26がある。
【0009】なお、真空室24内にガス導入系25よ
り、例えば酸素等の反応ガスを導入することにより、酸
素プラズマPSが励起される。なお図中、基板上方に設
けられるのはヒーター27であり、電極12を例えば3
00°C程度に加熱する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにプラズマ
CVD法により薄膜コンデンサの中核をなす無機誘電体
薄膜11を効率よく形成することができる。ところが、
上記のようにして完成された薄膜コンデンサには致命的
な欠陥があることが分かった。この欠陥とは、予想した
高い耐電圧を示す薄膜コンデンサを量産した場合、その
歩留りが極めて悪く、殆ど実用化できないことである。
【0011】そこでこの原因を究明したところ、上記プ
ロセスで得られた誘電体薄膜11には不可避的にピンホ
ールが伴うことに起因することが判明した。これが問題
であり、図9において図解的に参照記号PH(Pinh
ole)を付した細管をもって示す。したがって本発明
は上記問題点に鑑み、上述したピンホールのない薄膜コ
ンデンサを提供すること、およびその製造装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る薄膜
コンデンサを図解的に表す図である。本発明に係る誘電
体薄膜は、本図に示す如く、無機誘電体物質を物質源と
したイオンプレーティングの結果生成された組成物より
なる第1領域31と、第1領域31に合体せしめられる
補助物質よりなる第2領域32と、を複合または積層し
て形成される複合誘電体薄膜33からなるものである。
【0013】また、その複合誘電体膜33を生成するた
めに、高い周波数の交番電界の下で作動せしめられるイ
オンプレーティング装置を主として用い、この製造装置
には、上記第2領域32を生成するための物質供給源
(後述)が新たに導入される。
【0014】
【作用】本発明によれば、上述のように、複合誘電体薄
膜33が、第1領域31と、この第1領域31に合体せ
しめられる補助物質よりなる第2領域32とにより形成
される。この結果、前述したピンホールPHの発生は極
端に抑圧される。このような効果が生ずる詳細なメカニ
ズムは正確には不明であるが、多分、図9に示す多数の
無機誘電体物質の微粒子群の間にバインダー的な存在と
して、補助物質よりなる第2領域32が入り込んだ組成
になり、ピンホールができ難い構造になっていると考え
られる。補助物質としては、イオンプレーティングによ
り究極的に誘電体特性を示すものであればよく、有機物
質であるか無機物質であるかは問わない。これらを複合
した材料でもよい。
【0015】
【実施例】図2は、本発明に係る薄膜コンデンサの第1
実施例を図解的に表す図であり、断面図にて示す。なお
全図を通じて同様の構成要素には同一の参照番号または
記号を付して示す。図2において、第1実施例に係る複
合誘電体薄膜33は、この第1実施例での第2領域32
は、無機物を上記補助物質の物質源としたイオンプレー
ティングの結果生成された物質32aから構成される。
【0016】この物質32aとしては、ガラス等を用い
ることができる。ガラス等を用いる場合には後処理とし
て熱処理を行うのが一層好ましい。ガラスが熔融してピ
ンホールPHを一層完全かつ確実に埋めることができる
からである。なお、本第1実施例において、また後述す
る第2実施例においても、無機誘電体物質供給源として
は、例えば、シリコン酸化物、酸化チタン、酸化
クロム、酸化アルミニウム、半導体酸化物のいずれ
か1つあるいはこれらの任意の組み合せを用いることが
できる。
【0017】図3は、本発明に係る薄膜コンデンサの第
2実施例を図解的に表す図であり、断面図にて示す。こ
の第2実施例での第2領域32は、有機物を含む物質を
上記補助物質の物質源としたプラズマ重合の結果生成さ
れた物質32bから構成される。プラズマ重合は、プラ
ズマCVDの中でも高分子薄膜成長法として既に知られ
ているが、これを主として無機物質を対象とするイオン
プレーティングと融合させて単体としての複合誘電体薄
膜となし、この複合誘電体薄膜を誘電体として一対の電
極12で挟んで構成されたものである。
【0018】この物質32bを生成する物質供給源とし
ては、例えば、シラン化合物、シリケート類、ア
ルミノキサン、金属アルコラート等を含む有機金属化
合物を用いることができる。あるいは、この物質32b
を生成する物質供給源としては、例えば、オレフィン
ガス等の重合性有機ガス、有機誘電体化合物を用いる
ことができる。
【0019】図4は、本発明に係る製造装置の第1実施
例を示す図である。この製造装置は、高い周波数の交番
電界の下で作動せしめられるイオンプレーティング装置
を主体としており、誘電体薄膜を堆積させる基板をなす
電極12と、電極12上に、無機誘電体物質を物質源と
したイオンプレーティングによる組成物からなる第1領
域31を生成するための無機誘電体物質供給源31S
と、第1領域31に合体せしめられる上記補助物質より
なる第2領域32を電極12上に生成するための無機物
供給源32S、例えばガラス(SiO,SiO2 を主と
したもの)と、少なくとも電極12、無機誘電体物質供
給源31Sおよび無機物供給源32Sを高真空下に置く
真空室24と、真空室24内に反応ガス例えばO 2 (酸
素)および不活性ガス例えばAr(アルゴン)の少なく
とも一方を導入するガス導入系25と、から構成され
る。なお、イオンプレーティングを加速するために、蒸
発手段23および23’を設けるのが好ましい。
【0020】また、直流電源DCは図10で説明したと
おりである。図5は、本発明に係る製造装置の第2実施
例を示す図である。この製造装置は、第1実施例と同様
に高い周波数の交番電界の下で作動せしめられるイオン
プレーティング装置を主体としており、誘電体薄膜を堆
積させる基板をなす電極12と、電極12上に、無機誘
電体物質を物質源としたイオンプレーティングによる組
成物からなる第1領域31を生成するための無機誘電体
物質供給源31Sと、第1領域31に合体せしめられる
補助物質よりなる第2領域32を電極12上に生成する
ための有機物含有物質供給源32S’と、少なくとも電
極12、無機誘電体物質供給源31Sおよび前記有機物
含有供給源32S’を高真空下に置く真空室24と、真
空室24内に反応ガス例えばO2 (酸素)および不活性
ガス例えばAr(アルゴン)の少なくとも一方を導入す
るガス導入系25と、から構成される。
【0021】なお、図5に示す有機物含有物質供給源3
2S’は、オレフィンガス等の重合性を有するモノマー
ガスである。図6は図5に示す第2実施例の第1変形例
を示す図であり、この例における有機物含有物質供給源
32S’は、シラン化合物等、気化する液体状の有機物
含有物質(有機金属化合物も含めて)である。好ましく
は、蒸発手段23’により、気化を加速する。
【0022】図7は図5に示す第2実施例の第2変形例
を示す図であり、ここにおける有機物含有物質供給源3
2S’は、プラズマCVDにより有機ポリマー化する、
例えばプロピレンモノマー、ブタジエンモノマー、ポリ
スチレン、エチレン、ポリエチレン、ヘキサメチルジシ
ロキサン等である。なお、上記第1および第2実施例で
は、高い周波数の交番電界を発生する手段として、真空
室24内に設けたコイルCLを示したが、このコイルC
Lは、真空室24の外側に巻回されるコイルであっても
構わない。ただし、この場合はガラス等の非金属製真空
室を用いる必要がある。
【0023】また反応ガスとして、一般的な酸素
(O2 )を用いても良い。以下に実験例を示す。 i)有機物含有物質(図6の32S’)としては、ヘキ
サメチルジシロキサン(Hexamethyldisiloxane)を用い
た。その化学式は
【0024】
【化1】
【0025】である。 ii)無機誘電体物質供給源31Sとしては一酸化シリコ
ン(SiO)を用いた。 iii )有機ガスのガス圧は4×10-4Torrとした。 iv)高周波電源Rf の供給電力は100Wとした。 v)高融点の物質供給源31S(SiO)を溶融せしめ
るための蒸発手段23と しては、電子ビーム装置を用い、その電子ビームをSi
Oの表面に照射した。 vi)ガス導入系25からの反応ガスとしては酸素
(O2 )を用いた。 vii )ヒーター27の温度は300°Cに設定した。 viii)基板21としてはアルミニウム(A1)薄片を用
いた。
【0026】なおプラズマ支持用の不活性ガスとしては
アルゴンArを用いた。上述した実施例により得られた
200Å厚の複合誘電体薄膜33に対し、さらに残りの
電極12をスパッタリングにより付加して耐電圧実験を
行ったところ、絶縁破壊電界強度として5.4〔MV/
cm〕の値を得、しかもピンホールフリーであるから極
めて高い歩留りを示し、不良品(耐電圧O)は殆んど発
生しなかった。なお、この実験例による薄膜コンデンサ
の容量は4800(nF〕、比誘電率は10843、性
能指数(Q)は128〔μC/cm2 〕を示した。
【0027】図8は本発明に係る薄膜コンデンサの一変
形例を示す図である。本図に示す薄膜コンデンサでは、
中央に絶縁層41を設け、この絶縁層41を一対の複合
誘電体薄膜33Aおよび33Bで挟む構造としている。
複合誘電体薄膜33だけでもピンホールフリーの薄膜が
実現されるが、SiO 2 やガラス片のような単体の絶縁
層41を中間に介在させることによって、ピンホールに
対する安全マージンは一層増大する。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
にない無機・無機あるいは無機・有機複合誘電体薄膜を
内蔵した薄膜コンデンサが実現される。これによれば種
々の利点が得られる。 ピンホールフリーであり、歩留りおよび耐電圧特性が
一段と向上する。
【0029】複合誘電体薄膜は基板をなす電極との密
着性がよく、何層に積層しても、構造的に強固である。 プラズマCVD法等のイオンプレーティングにより形
成されるから複合誘電体薄膜の膜圧コントロールはきわ
めて容易であり、正確に所望の誘電率を有する薄膜コン
デンサが量産できる。
【0030】プラズマCVD法等のイオンプレーティ
ングにより形成されるから基板21の加熱は低温で十分
であり、したがって薄膜への不純物の混入は殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜コンデンサを図解的に示す図
である。
【図2】本発明に係る薄膜コンデンサの第1実施例を示
す図である。
【図3】本発明に係る薄膜コンデンサの第2実施例を示
す図である。
【図4】本発明に係る製造装置の第1実施例を示す図で
ある。
【図5】本発明に係る製造装置の第2実施例を示す図で
ある。
【図6】図5の製造装置の第1変形例を示す図である。
【図7】図5の製造装置の第2変形例を示す図である。
【図8】本発明に係る薄膜コンデンサの変形例を示す図
である。
【図9】プラズマCVD法による従来の薄膜コンデンサ
を図解的に示す図である。
【図10】プラズマCVD法による従来の製造装置を示
す図である。
【符号の説明】
12…一対の電極 22…高周波励起手段 23,23’…蒸発手段 24…真空室 25…ガス導入系 31…第1領域 31S…無機誘電体物質供給源 32…第2領域 32S…無機物供給源 32S’…有機物含有物質供給源 33…複合誘電体薄膜
フロントページの続き (72)発明者 柏木 邦宏 埼玉県志木市本町2丁目11番47号 (72)発明者 ▲吉▼田 泰彦 埼玉県入間郡大井町大字苗間484−16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極(12)と、これらに挟まれ
    た誘電体薄膜とからなる薄膜コンデンサにおいて、 前記誘電体薄膜が、無機誘電体物質を物質源としたイオ
    ンプレーティングの結果生成された組成物よりなる第1
    領域(31)と、 前記第1領域に合体せしめられる補助物質よりなる第2
    領域(32)と、を複合または積層して形成される複合
    誘電体薄膜(33)からなることを特徴とする薄膜コン
    デンサ。
  2. 【請求項2】 前記第2領域(32)が、無機物を前記
    補助物質の物質源としたイオンプレーティングの結果生
    成された物質である請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記第2領域(32)が、有機物を含む
    物質を前記補助物質の物質源としたプラズマ重合の結果
    生成された物質である請求項1に記載の薄膜コンデン
    サ。
  4. 【請求項4】 薄膜コンデンサを構成する誘電体薄膜の
    製造装置において、 前記製造装置は、高い周波数の交番電界の下で作動せし
    められるイオンプレーティング装置を主体として構成さ
    れる装置であって、 前記誘電体薄膜を堆積させる基板をなす電極(12)
    と、 前記電極上に無機誘電体物質を物質源としたイオンプレ
    ーティングによる組成物からなる第1領域(31)を生
    成するための無機誘電体物質供給源(31S)と、 前記第1領域(31)に合体せしめられる補助物質より
    なる第2領域(32)を前記電極上に生成するための無
    機物供給源(32S)と、 少なくとも前記電極、前記無機誘電体物質供給源および
    前記無機物供給源を高真空下に置く真空室(24)と、 前記真空室内に不活性ガスおよび反応ガスの少なくとも
    一方を導入するガス導入系(25)と、から構成される
    ことを特徴とする薄膜コンデンサの製造装置。
  5. 【請求項5】 薄膜コンデンサを構成する誘電体薄膜の
    製造装置において、 前記製造装置は、高い周波数の交番電界の下で作動せし
    められるイオンプレーティング装置を主体として構成さ
    れる装置であって、 前記誘電体薄膜を堆積させる基板をなす電極(12)
    と、 前記電極上に、無機誘電体物質を物質源としたイオンプ
    レーティングによる組成物からなる第1領域(31)を
    生成するための無機誘電体物質供給源(31S)と、 前記第1領域(31)に合体せしめられる補助物質より
    なる第2領域(32)を前記電極上に生成するための有
    機物含有物質供給源(32S’)と、 少なくとも前記電極、前記無機誘電体物質供給源および
    前記有機物含有物質供給源を高真空下に置く真空室(2
    4)と、 前記真空室内に不活性ガスおよび反応ガスの少なくとも
    一方を導入するガス導入系(25)と、から構成される
    ことを特徴とする薄膜コンデンサの製造装置。
JP4132733A 1992-05-25 1992-05-25 薄膜コンデンサおよびその製造装置 Pending JPH05326315A (ja)

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