JPH05326311A - 捲線機 - Google Patents

捲線機

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Publication number
JPH05326311A
JPH05326311A JP4122380A JP12238092A JPH05326311A JP H05326311 A JPH05326311 A JP H05326311A JP 4122380 A JP4122380 A JP 4122380A JP 12238092 A JP12238092 A JP 12238092A JP H05326311 A JPH05326311 A JP H05326311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
motor
flyer
control circuit
winding machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP4122380A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Asazu
勇 浅津
Hirotsugu Hanada
曠嗣 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4122380A priority Critical patent/JPH05326311A/ja
Publication of JPH05326311A publication Critical patent/JPH05326311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捲線機に関し、従来より高速で捲線したり、
極細線材を張力を調整して捲線したりできることを目的
とする。 【構成】 ボビン1と、フライヤ2と、制御回路3を有
し、前記ボビン1は、モータ4によって回転駆動される
取付け軸5に固定されて正回転駆動されるものであり、
前記フライヤ2は、中空軸2aに挿入された線材6を二股
の一方の先端に開口する吐線口2bから吐出してボビン1
に捲線するものであって、該ボビン1に対向して軸受7
に軸支されてモータ4によって正回転または逆回転駆動
されるものであり、前記制御回路3は、モータ4の回転
状態を制御するものであるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は捲線機に係わり、従来の
方式以上に高速で捲線したり、より細い線材を捲線した
りできる捲線機に関する。
【0002】半導体装置を中心とした電子部品の高密度
実装、表面実装などの要請に対応して、電子部品類の形
状がますます小形になってきており、それとともに低価
格化も一段と進んでいる。そのため、小形の部品を如何
に効率よく安価に作るかが製造技術の上から重要に課題
となっている。
【0003】
【従来の技術】いろいろな電子機器の小形、軽量、低消
費電力化に対応して、電子部品類の小形化の小形化も目
覚ましいものがあり、電磁リレーの場合にも、例えば、
半導体装置の標準パッケージの一形態であるDIPより
もさらに小形のリレーも実現するようになっている。
【0004】電磁リレーは、鉄心に捲線したコイルで電
磁石を構成し、この電磁石に継鉄を介して接触子を吸着
したり解着したりして接点を弾接・切断して電気信号を
断続する部品で、コイルは要の構成部材の一つである。
【0005】ところで、電磁リレーは小形、低電力で駆
動させるに場合でも、安定に動作させるには所定の接点
圧が必要である。そのために、形状を小形にしてしかも
電磁石の磁気吸引力を維持するには、コイルの線材の線
径を数十μmφと細くして流せる電流(A)が小さくな
る分だけ捲線数(T)を数千ターンに増やし、所定のA
Tを得ることが行われている。従って、コイルの捲線作
業を如何に効率よく行うかが生産性を向上させる上で重
要である。
【0006】ところで、コイル捲線機には、大別してボ
ビン回転式きフライヤ回転式の二つの方式が一般的に用
いられている。図4は従来のコイルの捲線機の構成図
で、図4(A)はボビン回転式捲線機の要部を説明する
斜視図、図4(B)はフライヤ回転式捲線機の要部を説
明する斜視図である。図において、1はボビン、2はフ
ライヤ、2aは中空軸、2bは吐線口、4はモータ、5は取
付け軸、6は線材、7は軸受、10は捲線機である。
【0007】図4(A)において、ボビン回転式の捲線
機10は、線材6を巻き付けるボビン1を回転させながら
捲線する方式である。すなわち、軸受7に軸支されてい
る取付け軸5がモータ4によって回転駆動されるように
なっている。そして、取付け軸5にボビン1を挿着して
回転させ、線材6を繰り出しながらボビン1に捲線して
いくようになっている。ボビン1に線材6を整列するよ
うに捲線するためには、線材6の繰り出しを軸方向に揺
動させればよい。
【0008】図4(B)において、フライヤ回転式の捲
線機10は、まず、ボビン1を取付け軸5に固定してお
く。そして、軸受7に軸支されているフライヤ2をモー
タ4によって回転させる。このフライヤ2には中空軸2a
を通った線材6が二股の一方に設けられた吐線口2bから
引き出されるようになっている。従って、フライヤ2の
二股がボビン1に被さるようにして回転すると、線材6
がボビン1に捲線されていく。ボビン1に線材6を整列
するように捲線するためには、フライヤ2を軸方向に揺
動させればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の捲線
機10は、ボビン1またはフライヤ2を回転させながらボ
ビン1に捲線する構成になっている。そして、捲線作業
を効率よく行うには、まずボビン1かフライヤ2の回転
速度を上げることが行われてきた。
【0010】ところが、ボビン1やフライヤ2を高速回
転させながらボビン1に捲線するには、軸受7に高速回
転耐力が必要である。また、取付け軸5とボビン1の挿
着部分が振動したり、高速回転するボビン1やフライヤ
2などが異常に振動したりすることがあってはならな
い。
【0011】そのために、軸受7が従来のような機械的
な構造の場合には、12,000回転/分程度が限界となって
いる。そして、これ以上回転速度を上げるためには、例
えば、流体軸受を用いるとか回転機構を耐振動構造にす
るといった高価で大掛かりな機構が必要になっていた。
【0012】一方、ボビン1またはフライヤ2の回転制
御のみによって、一定の張力を掛けながら数十μmφの
細くて引っ張り強度の弱い線材6をボビン1に捲線する
ことも限界にきている。
【0013】そこで本発明は、ボビンとフライヤの両方
を同時に回転制御しながら回転駆動させることによっ
て、従来より制御性よく捲線できる捲線機を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、ボビ
ンと、フライヤと、制御回路を有し、前記ボビンは、モ
ータによって回転駆動される取付け軸に固定されて正回
転駆動されるものであり、前記フライヤは、中空軸に挿
入された線材を二股の一方の先端に開口する吐線口から
吐出して前記ボビンに捲線するものであって、該ボビン
に対向して軸受に軸支されて前記モータによって正回転
または逆回転駆動されるものであり、前記制御回路は、
前記モータの回転状態を制御するものであるように構成
された捲線機によって解決される。
【0015】
【作用】従来の捲線方式の捲線機は性能が限界にきてお
り、これ以上捲線作業の効率を上げることが厄介であっ
たが、本発明においては、その限界を超えて捲線できる
ようにしている。
【0016】すなわち、ボビンはモータによって正回転
するようにしている。またフライヤはモータによって正
回転または逆回転するようにしている。そして、モータ
は制御回路によって回転状態を制御するようにしてい
る。
【0017】こうすると、ボビンが回転速度:r1 で正
回転し、フライヤが回転速度:r2で正回転していると
きは、捲線速度:R=r2 −r1 の差分となる。従っ
て、例えば極く細い線材を斑のない低速回転で張力を制
御性よく調整しながら捲線する際に有用となる。
【0018】また、ボビンが回転速度:r1 で正回転
し、フライヤが回転速度:r2 で逆回転しているとき
は、捲線速度:R=r1 +r2 の和となる。つまり、捲
線速度Rが両者の回転速度の和となるので、従来の捲線
速度の倍に近い高速捲線を行うことができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の第一の実施例の斜視図、図1
は本発明の第二の実施例の斜視図、図3は本発明の第三
の実施例の斜視図である。図において、1はボビン、2
はフライヤ、2aは中空軸、2bは吐線口、3は制御回路、
3aは第一の制御回路、3bは第二の制御回路、4はモー
タ、4aは第一のモータ、4bは第二のモータ、5は取付け
軸、6は線材、7は軸受、10は捲線機である。
【0020】実施例:1 図1に例示した捲線機10において、ボビン1は線材6を
捲線してコイルを構造する部材で、取付け軸5に固定さ
れて、モータ4によってr1 の回転速度で正回転駆動さ
れるようになっている。
【0021】フライヤ2は、先端が二股になった捲線治
具で、中空軸2aの中に挿入された線材6が二股の一方の
吐線口2bから吐き出されるようになっている。そして、
ボビン1に対向して掴持するように軸受7に軸支されて
おり、モータ4によってr2の回転速度で正回転したり
逆回転したりしてボビン1に線材6を捲線するようにな
っている。
【0022】制御回路3はモータ4の回転速度を制御す
るもので、例えば、モータ4がサーボモータであればサ
ーボ増幅器などであり、トルクモータであれば線材6の
捲線張力が一定になるように制御する制御回路である。
【0023】いま、ボビン1の回転速度:r1 、フライ
ヤ2の回転速度:r2 から捲線速度Rを見てみると、ま
ず、ボビン1とフライヤ2が同じ正方向に回転している
ときは、R=r2 −r1 (r2 >r1 )となる。
【0024】このような構成によって捲線することは、
例えば、線材6が非常に細くて引っ張り強度が小さいの
で、回転むらのない状態で低速度で捲線したいときに有
用である。つまり、モータ4をある程度高速回転させて
ボビン1の回転速度:r1 もフライヤ2の回転速度:r
2 を大きくしながら、差分(r2 −r1 )が小さくなる
よう設定すれば、捲線速度Rを小さくして回転斑のない
捲線ができる。
【0025】次に、ボビン1とフライヤ2が逆方向に回
転しているときは、R=r2 −r1となる。つまり、ボ
ビン1とフライヤ2の回転速度の和となるので、より高
速に捲線したいときに有用である。
【0026】このような、一つのモータ4によってボビ
ン1とフライヤ2を回転駆動する捲線機10の場合には、
例えばクラッチや変速機、歯車などの機構が必要とな
る。 実施例:2 図2に例示した捲線機10において、ボビン1は第一のモ
ータ4aで回転駆動するようにし、フライヤ2は第二のモ
ータ4bで回転駆動するようになっている。そして、制御
回路3が二つのモータ4a、4bを同時に制御する構成にな
っている。
【0027】このような構成にすると、ボビン1を駆動
する条件とフライヤ2を駆動する条件を設定して、正回
転/正回転、正回転/逆回転の駆動を機構なしに電気的
に行うことができる。
【0028】実施例:3 図3に例示した捲線機10において、ボビン1を駆動する
第一のモータ4aを第一の制御回路3aで制御し、フライヤ
2を駆動する第二のモータ4bを第二の制御回路3bで制御
するようになっている。しかも、第一の制御回路3aと第
二の制御回路3bは連携して動作するようになっている。
【0029】このような構成にすると、ボビン1とフラ
イヤ2の回転条件をそれぞれ独立に設定して駆動するこ
とができる。しかも、両者は連携して駆動される。従っ
て、ボビン1とフライヤ2が、正回転/正回転、正回転
/逆回転のどの組合せにしろ細かい制御ができる。
【0030】
【発明の効果】電磁リレーのコイルを構成する捲線作業
は、一方で捲線時間を短縮するために高速捲線が限界に
きており、他方でますます細くなる線材が切れないよう
に張力を制御しながら捲線することも厄介になってい
る。ところが、本発明によれば、ボビンとフライヤの両
方を駆動して回転状態を制御することにより、従来にな
い高速捲線や張力な調整しながらの捲線などが可能とな
る。
【0031】従って、今後ますます小形化、低価格化の
ために製造工程の改革が望まれる電磁リレーのコイルの
捲線作業の合理化に対して、本発明は寄与するところが
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例の斜視図である。
【図2】 本発明の第二の実施例の斜視図である。
【図3】 本発明の第三の実施例の斜視図である。
【図4】 従来のコイルの捲線機の構成図で、(A)は
ボビン回転式捲線機の要部を説明する斜視図、(B)は
フライヤ回転式捲線機の要部を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ボビン 2 フライヤ 2a 中空軸 2b
吐線口 3 制御回路 3a 第一の制御回路 3b
第二の制御回路 4 モータ 4a 第一のモータ 4b
第二のモータ 5 取付け軸 6 線材 7 軸受 10 捲線機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン(1) と、フライヤ(2) と、制御回
    路(3) を有し、 前記ボビン(1) は、モータ(4) によって回転駆動される
    取付け軸(5) に固定されて正回転駆動されるものであ
    り、 前記フライヤ(2) は、中空軸(2a)に挿入された線材(6)
    を二股の一方の先端に開口する吐線口(2b)から吐出して
    前記ボビン(1) に捲線するものであって、該ボビン(1)
    に対向して軸受(7) に軸支されて前記モータ(4) によっ
    て正回転または逆回転駆動されるものであり、 前記制御回路(3) は、前記モータ(4) の回転状態を制御
    するものであることを特徴とする捲線機。
  2. 【請求項2】 前記ボビン(1) が、第一のモータ(4a)に
    よって正回転駆動され、 前記フライヤ(2) が、第二のモータ(4b)によって正回転
    または逆回転駆動され、 前記制御回路(3) が、前記モータ(4a)、(4b)のそれぞれ
    の回転状態を制御するものである請求項1記載の捲線
    機。
  3. 【請求項3】 前記モータ(4a)、(4b)のそれぞれの回転
    状態を第一の制御回路(3a)と第二の制御回路(3b)が連携
    して制御するものである請求項2記載の捲線機。
JP4122380A 1992-05-15 1992-05-15 捲線機 Pending JPH05326311A (ja)

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JP4122380A JPH05326311A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 捲線機

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JP4122380A JPH05326311A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 捲線機

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JPH05326311A true JPH05326311A (ja) 1993-12-10

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ID=14834394

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374868B1 (ko) * 2001-02-27 2003-03-04 주식회사 나래나노텍 코일뭉치 성형방법
JP2007173264A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Tanaka Seiki Kk 多軸巻線機
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991102