JPH08124736A - プリントコイルおよびそれを用いたアクチュエータ - Google Patents

プリントコイルおよびそれを用いたアクチュエータ

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Publication number
JPH08124736A
JPH08124736A JP26473594A JP26473594A JPH08124736A JP H08124736 A JPH08124736 A JP H08124736A JP 26473594 A JP26473594 A JP 26473594A JP 26473594 A JP26473594 A JP 26473594A JP H08124736 A JPH08124736 A JP H08124736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
land
coil
hole
actuator
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP26473594A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hashimoto
哲也 橋本
Ryohei Koyama
亮平 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP26473594A priority Critical patent/JPH08124736A/ja
Publication of JPH08124736A publication Critical patent/JPH08124736A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/0053Printed inductances with means to reduce eddy currents

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プリントコイルのランド2のスルーホール1
より外縁部まで切欠部3を設けた。 【効果】 ランドの面積を小さくすることなく、渦電流
の発生を防止することができ、推力やトルクのロスが抑
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクチュエータ用プリン
トコイルに関し、プリントコイルのパターン改良により
推力やトルクのロスが大幅に低減したプリントコイルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクチュエータ、例えばモータは、近年
の薄型化に伴い、そのコイル部として巻き線からフォト
リソグラフィを使ったプリントコイルが多く用いられて
いる。このようなモータは、図3(a)に示すように回
転磁石(モータのロータ)5とヨーク板7との間にプリ
ントコイル6が配置されている。
【0003】プリントコイル6は、図3(b)に示すよ
うな平面的に配置された複数のコイルからなっており、
それぞれのコイルは渦巻状コイルであるため、渦巻の中
央部はスルーホールにより裏面に接続され、再び渦巻を
描きながら渦巻の外側に引き出される。コイル間を接続
するための引き回し線も他のパターンと干渉しないよう
にするためスルーホールが用いられる。
【0004】また、このようなアクチュエータは、プリ
ントコイルが薄いという特徴を生かすため、コイルを挟
んで配置される回転磁石5とヨーク板7のギャップを非
常に狭くしている。従って、磁石−ヨーク間のギャップ
の狭さや強力な磁石を用いるため、コイル位置の磁場が
非常に強くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、プリント
コイルを用いたアクチュエータでは、動作時に磁場が移
動するのに伴い、コイルの広い面積、例えば0.03m
2 以上の面積を持つランド部分に渦電流が発生して、
これがアクチュエータの動きに対し抵抗となり、推力や
トルクのロスの原因となっていた。
【0006】一方、こうしたランドはある大きさ以上の
面積が要求される。例えば、スルーホール等では穴あけ
などの機械加工をする際に、穴あけ誤差を吸収できず、
ランドからはずれて穴をあけてしまうという問題が生じ
る。また、外部接続用のランドでは小さすぎると接続作
業が困難である。以上の点に鑑み、本発明はランド面積
を小さくすることなく、渦電流の発生を防止することを
課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1は、ランドが、スルーホールの周囲
を取り巻くように設けられると共に、かつ該スルーホー
ルの周囲のランドの一部が切欠かれていることを特徴と
するアクチュエータ用プリントコイルであり、請求項2
は、ランドが、スルーホールの周囲を取り巻くように設
けられると共に、かつ該スルーホールの周囲のランドの
一部が切欠かれているプリントコイルを有するアクチュ
エータである。
【0008】また、請求項3は、ランドの中央部より外
縁部まで切欠部を設けたことを特徴とするアクチュエー
タ用プリントコイルであり、請求項4は、ランドの中央
部より外縁部まで切欠部を設けたプリントコイルを有す
るアクチュエータである。
【0009】
【作用】一定以上の面積を持つパターンに切り欠きを設
けることにより、ランドの面積を小さくすることなく、
渦電流の発生を防止することができ、推力やトルクのロ
スが抑えられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明のプリントコイルの単極コイルを示
す図面であり、コイルの略中央部に1mmφのランド2
が設けられており、そのランド2の中央部にスルーホー
ル1が設けられている。さらに、ランド2の略中央部よ
りランド外周端部まで切欠部3が設けられている。従っ
て、ランド2はスルーホールの周囲を取り巻くと共に、
その一部が切欠かれている。
【0011】プリントコイルは、図1に示すような渦巻
状単極コイルが図3(b)に示すように絶縁層の両側に
それぞれ9極づつ形成され、各渦巻の中央部はスルーホ
ール(1mmφ)で接続されている。スルーホールラン
ドは穴(0.4mmφ)からランド外周まで約100μ
m幅で一部切りかかれている。このようなプリントコイ
ルは、絶縁層の両側に銅のコイルパターンをフォトリソ
グラフィの技術により形成している。得られたプリント
コイルは絶縁層厚みが85μm、導体厚みが140μ
m、導体幅128μm、導体間隔20μmである。
【0012】切欠部3は、少なくとも一方の面に設けて
もよいが、両面にある方が好ましい。また、切欠部3は
その部分に導体が存在しなければよく、図2(a)に示
すように、非常に狭い切断線でも効果は生じる。但し、
切欠部が大きくなると、ランドの導体面積が減少するの
で切欠部の幅が広い方がより渦電流の発生を防止する効
果も強いが、幅が広すぎて切断によりランド面積が1/
2(図2(b))以下になるとスルーホール穴の穴あけ
ズレに対する許容度が極端に下がるので好ましくない。
【0013】また、本実施例のランドの面積は約0.6
8mm2 であるが、ランド面積は0.03mm2 以上は
必要である。さらに、本実施例では、ランドを円形とし
たがその他の形状でもよい。以上のようなプリントコイ
ルをモータに組み込み、コイルの性能を評価した。9極
のコイルは3極づつ接続され、3相半波駆動される。ま
た、磁石はBr=10,000ガウス、コイルの位置で
の磁束密度は4,000ガウスである。駆動回路は3相
半波センサレスICを用い、電源電圧1.3v、回転数
2,200rpmで無負荷状態での電流を測定した。そ
の結果電流値は14mAであった。
【0014】一方、図4に示すようなスルーホールラン
ドが1mmφの円形で切欠部が無い以外は実施例と同じ
コイルパターンを同じプロセスで形成し、評価も実施例
と同じ磁石、駆動回路で同じ制御条件で無負荷電流を測
定したところ18mAであった。このことから、切欠部
を設けることにより渦電流が低減していることがわか
る。
【0015】また、ランドの面積を本実施例のランドと
同じにするために、図5に示すようにスルーホールラン
ドを0.93mmφの円形としたところ、このときのラ
ンドの面積は約0.68mm2 であり、無負荷電流は1
7.5mAであった。以上からランドパターンに切欠部
があることでモータにおける渦電流によるロスは、ラン
ド面積が減少したよりはるかに大きく減少し、本発明の
効果が極めて大きいことがわかる。
【0016】なお、図6に示すように、外部接続用のラ
ンド(端子)の中央部より外縁部に切断線を設けること
により、外部接続用のランドの渦電流を低減することが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のように一
定以上の面積を持つパターンに中央部から外縁に向かっ
て切り欠きを入れたり、ランドがスルーホールの周囲を
取り巻くように設けられ、かつスルーホールの周囲のラ
ンドの一部が切欠かれていることにより、ランドの面積
を小さくすることなく、渦電流の発生を防止することが
でき、推力やトルクのロスが抑えられる。しかも、ラン
ドの面積を小さくする必要がないので、過大な作業精度
を要求されないという大きな効果が得られた。
【0018】また、上述のようなプリントコイルを用い
ることにより、推力やトルクのロスが少ないアクチュエ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリントコイルの単位コイル極のパタ
ーン図である。
【図2】本発明のスルーホールランドの形状を表す例で
ある。
【図3】(a)はプリントコイルを用いたアクチュエー
タ、この場合偏平型ブラシレスモータの構造を示す模式
図である。(b)は(a)に用いられるプリントコイル
の一面のパターン図である。
【図4】従来のプリントコイルの単位コイル極のパター
ン図である。
【図5】従来のプリントコイルの単位コイル極のパター
ン図である。
【図6】本発明を外部接続用の端子に本願を適用したも
のである。
【符号の説明】
1 スルーホール 2 ランド 3 切欠部(ランド中央部からランド外周部までの切断
線) 4 ランドに接続される配線 5 回転磁石(モータのロータ) 6 プリントコイル 7 ヨーク板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドが、スルーホールの周囲を取り巻
    くように設けられると共に、かつ該スルーホールの周囲
    のランドの一部が切欠かれていることを特徴とするアク
    チュエータ用プリントコイル。
  2. 【請求項2】 ランドが、スルーホールの周囲を取り巻
    くように設けられると共に、かつ該スルーホールの周囲
    のランドの一部が切欠かれているプリントコイルを有す
    ることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 ランドの中央部より外縁部まで切欠部を
    設けたことを特徴とするアクチュエータ用プリントコイ
    ル。
  4. 【請求項4】 ランドの中央部より外縁部まで切欠部を
    設けたプリントコイルを有するアクチュエータ。
JP26473594A 1994-10-28 1994-10-28 プリントコイルおよびそれを用いたアクチュエータ Pending JPH08124736A (ja)

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ID=17407448

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JP26473594A Pending JPH08124736A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 プリントコイルおよびそれを用いたアクチュエータ

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JP (1) JPH08124736A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318792A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Daikin Ind Ltd モータ、送風機、圧縮機及び空気調和機
US7608964B2 (en) 2004-03-31 2009-10-27 Daikin Industries, Ltd. Motor, blower, compressor, and air conditioner
JP2019040938A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318792A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Daikin Ind Ltd モータ、送風機、圧縮機及び空気調和機
US7608964B2 (en) 2004-03-31 2009-10-27 Daikin Industries, Ltd. Motor, blower, compressor, and air conditioner
JP2019040938A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品

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Effective date: 20040810