JPH05325169A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05325169A JPH05325169A JP13044492A JP13044492A JPH05325169A JP H05325169 A JPH05325169 A JP H05325169A JP 13044492 A JP13044492 A JP 13044492A JP 13044492 A JP13044492 A JP 13044492A JP H05325169 A JPH05325169 A JP H05325169A
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- Japan
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- magnetic
- magnetic layer
- recording medium
- phenoxy resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、磁気記録媒体に関するもので、高
出力でかつ出力安定性に優れた磁気テープを供給するこ
とを目的とする。 【構成】 非磁性支持体の少なくとも一方の面に磁性層
が形成されている磁気記録媒体であって、磁性層に臭素
含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として
含む磁気記録媒体。
出力でかつ出力安定性に優れた磁気テープを供給するこ
とを目的とする。 【構成】 非磁性支持体の少なくとも一方の面に磁性層
が形成されている磁気記録媒体であって、磁性層に臭素
含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として
含む磁気記録媒体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、ビ
デオテープ、磁気ディスク等に用いる磁気記録媒体に関
するものである。
デオテープ、磁気ディスク等に用いる磁気記録媒体に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、特にビデオテープにおいて高画質
化を目的として、磁性層の高平滑化と共に磁気ヘッド材
料のメタル化（例：フェライト→アモルファス金属、セ
ンダスト）が進んできている。しかしながら、磁性層表
面の平滑化にともない磁性層表面と磁気ヘッド間の摩擦
の増大や、両者間の凝着現象が生じ易くなり、出力およ
び出力安定性が著しく低下する問題が発生していた。こ
の問題に対して、我々は磁気記録媒体の耐熱性、耐摩耗
性、剛性を向上させる種々の結合剤を検討し、フェノキ
シ樹脂を結合剤として用いることで磁気ヘッドの凝着現
象が改善傾向にあることを見出した。しかしながら従来
のフェノキシ樹脂は磁性粉の分散性が極めて悪く、この
凝着現象の抑制効果も充分ではなかった。このフェノキ
シ樹脂の分散性改善の方策としては、これまでにも多く
の提案がされている。例えば、特開昭６２−３８５２４
号公報、特開昭６２−１５９３３６号公報、特開昭６２
−２０２３１９号公報、特開昭６２−５２３２１号公
報、特開昭６２−５２３２２号公報、特開昭６２−５２
３２３号公報、特開昭６２−５２２４号公報、特開昭６
３−６３１２６号公報、特開昭６３−６３１２７号公
報、特開昭６３−６３１２８号公報、特開昭６３−６３
１２９号公報、特開平３−６３９２７号公報の例にみら
れるように化学式中に親水性基を官能基として導入した
ものが多く提案されている。
化を目的として、磁性層の高平滑化と共に磁気ヘッド材
料のメタル化（例：フェライト→アモルファス金属、セ
ンダスト）が進んできている。しかしながら、磁性層表
面の平滑化にともない磁性層表面と磁気ヘッド間の摩擦
の増大や、両者間の凝着現象が生じ易くなり、出力およ
び出力安定性が著しく低下する問題が発生していた。こ
の問題に対して、我々は磁気記録媒体の耐熱性、耐摩耗
性、剛性を向上させる種々の結合剤を検討し、フェノキ
シ樹脂を結合剤として用いることで磁気ヘッドの凝着現
象が改善傾向にあることを見出した。しかしながら従来
のフェノキシ樹脂は磁性粉の分散性が極めて悪く、この
凝着現象の抑制効果も充分ではなかった。このフェノキ
シ樹脂の分散性改善の方策としては、これまでにも多く
の提案がされている。例えば、特開昭６２−３８５２４
号公報、特開昭６２−１５９３３６号公報、特開昭６２
−２０２３１９号公報、特開昭６２−５２３２１号公
報、特開昭６２−５２３２２号公報、特開昭６２−５２
３２３号公報、特開昭６２−５２２４号公報、特開昭６
３−６３１２６号公報、特開昭６３−６３１２７号公
報、特開昭６３−６３１２８号公報、特開昭６３−６３
１２９号公報、特開平３−６３９２７号公報の例にみら
れるように化学式中に親水性基を官能基として導入した
ものが多く提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上に述
べたような構成だけでは、磁性粉体の塗料化において塗
料粘度の上昇、塗料のゲル化を起こし易いために、塗工
性が不良でテープ表面平滑性が低下する問題が発生して
いる。その結果電磁変換特性を低下させることになり、
いまだ解決には至っていない。本発明はこの課題に対
し、磁性粉分散性、テープ表面平滑性、電磁変換特性を
低下させる事なく、出力、出力安定性に優れた磁気記録
媒体を提供せんとするものである。
べたような構成だけでは、磁性粉体の塗料化において塗
料粘度の上昇、塗料のゲル化を起こし易いために、塗工
性が不良でテープ表面平滑性が低下する問題が発生して
いる。その結果電磁変換特性を低下させることになり、
いまだ解決には至っていない。本発明はこの課題に対
し、磁性粉分散性、テープ表面平滑性、電磁変換特性を
低下させる事なく、出力、出力安定性に優れた磁気記録
媒体を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は非磁性支持体の
少なくとも一方の面に磁性層が形成されている磁気記録
媒体であって、前記磁性層に、
少なくとも一方の面に磁性層が形成されている磁気記録
媒体であって、前記磁性層に、
【０００５】
【化５】
【０００６】で示される構成単位Ａと、
【０００７】
【化６】
【０００８】で示される構成単位Ｂとを有してなる臭素
含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として
含むことを特徴とする磁気記録媒体である。
含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として
含むことを特徴とする磁気記録媒体である。
【０００９】
【作用】本発明は上記した構成、すなわち磁性層中に臭
素含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤とし
て含有させることで、磁性塗料を粘度上昇を抑制し、安
定化させて塗工性を改善して、平滑な磁性層表面を得る
ことにより、電磁変換特性の低下を招来することなく出
力、出力安定性を向上した磁気記録媒体を提供すること
ができる。
素含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤とし
て含有させることで、磁性塗料を粘度上昇を抑制し、安
定化させて塗工性を改善して、平滑な磁性層表面を得る
ことにより、電磁変換特性の低下を招来することなく出
力、出力安定性を向上した磁気記録媒体を提供すること
ができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明を具体的に説明する。
【００１１】本発明に用いられる臭素含有リン酸エステ
ル変性フェノキシ樹脂は、（化５）で示される構成単位
Ａと、（化６）あるいは
ル変性フェノキシ樹脂は、（化５）で示される構成単位
Ａと、（化６）あるいは
【００１２】
【化７】
【００１３】あるいは
【００１４】
【化８】
【００１５】で示される構成単位Ｂとを有してなり、ま
たフェノキシ樹脂中の臭素、ハロゲン元素量は２０ｗｔ
％以上、３０ｗｔ％以下が好ましい。臭素、ハロゲン元
素量が２０ｗｔ％より少ないと磁性塗料粘度が高くな
り、３０ｗｔ％より多いとフェノキシ樹脂の有機溶剤へ
の溶解が困難となる。また、構成単位Ａ、構成単位Ｂ中
に含まれるリン酸エステルは、フェノキシ樹脂１ｇ当り
０．０１ｍｍｏｌ以上、０．２ｍｍｏｌ以下が望まし
い。０．０１ｍｍｏｌより少ないと、分散性、塗料安定
性が低下し、０．２ｍｍｏｌより多いと有機溶剤への溶
解が困難となる。磁性層に用いられる結合剤としては、
臭素含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂のほかにポ
リウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂等を、単独もしくは複数種組み合わせて用い
ることができる。
たフェノキシ樹脂中の臭素、ハロゲン元素量は２０ｗｔ
％以上、３０ｗｔ％以下が好ましい。臭素、ハロゲン元
素量が２０ｗｔ％より少ないと磁性塗料粘度が高くな
り、３０ｗｔ％より多いとフェノキシ樹脂の有機溶剤へ
の溶解が困難となる。また、構成単位Ａ、構成単位Ｂ中
に含まれるリン酸エステルは、フェノキシ樹脂１ｇ当り
０．０１ｍｍｏｌ以上、０．２ｍｍｏｌ以下が望まし
い。０．０１ｍｍｏｌより少ないと、分散性、塗料安定
性が低下し、０．２ｍｍｏｌより多いと有機溶剤への溶
解が困難となる。磁性層に用いられる結合剤としては、
臭素含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂のほかにポ
リウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂等を、単独もしくは複数種組み合わせて用い
ることができる。
【００１６】結合剤量としては、磁性粉重量を１００と
した場合、１２部以上、２８部以下であることが好まし
く、また結合剤中の臭素含有リン酸エステル変性フェノ
キシ樹脂の添加量は結合剤重量の１０％以上、８０％以
下であることが望ましい。
した場合、１２部以上、２８部以下であることが好まし
く、また結合剤中の臭素含有リン酸エステル変性フェノ
キシ樹脂の添加量は結合剤重量の１０％以上、８０％以
下であることが望ましい。
【００１７】磁性層に用いる強磁性粉末は、メタル磁性
粉、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト磁性
粉等がある。研磨剤として、アルミナ、酸化クロム、酸
化珪素、ベンガラ等がある。帯電防止剤として、導電性
カーボンを使用することができる。潤滑剤としては、高
級脂肪酸や高級脂肪酸エステル、あるいは各種界面活性
剤を単独もしくは複数種を組み合わせて使用することが
できる。
粉、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト磁性
粉等がある。研磨剤として、アルミナ、酸化クロム、酸
化珪素、ベンガラ等がある。帯電防止剤として、導電性
カーボンを使用することができる。潤滑剤としては、高
級脂肪酸や高級脂肪酸エステル、あるいは各種界面活性
剤を単独もしくは複数種を組み合わせて使用することが
できる。
【００１８】本発明で得られる磁気記録媒体用磁性層
は、上記強磁性粉末、結合剤、研磨剤、及び必要に応じ
て加えられる帯電防止剤、潤滑剤よりなる磁性層用塗料
を非磁性支持体（通常はプラスチックフィルム）上に公
知の方法により塗布することで形成することができる。
非磁性支持体としてはポリエチレンテレフタレート（以
下ＰＥＴと略）、ポリエチレンナフタレート（以下ＰＥ
Ｎと略）、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミド等があ
る。
は、上記強磁性粉末、結合剤、研磨剤、及び必要に応じ
て加えられる帯電防止剤、潤滑剤よりなる磁性層用塗料
を非磁性支持体（通常はプラスチックフィルム）上に公
知の方法により塗布することで形成することができる。
非磁性支持体としてはポリエチレンテレフタレート（以
下ＰＥＴと略）、ポリエチレンナフタレート（以下ＰＥ
Ｎと略）、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミド等があ
る。
【００１９】以下、本発明を実施例を用いて説明する。 （実施例１） 磁性層用塗料の作製 コバルト被着磁性酸化鉄 １００部 （ＢＥＴ ５×１０4ｍ2／ｋｇ） （σｓ １×１０-4Ｗｂｍ／ｋｇ） （Ｈｃ ６．２×１０4Ａ／ｍ） アルミナ ８部 カーボンブラック １部 臭素含有リン酸エステル変性フェノキシ樹脂 １０部 （臭素量 ２５ｗｔ％） （リン酸エステル量 ０．１ｍｍｏｌ／ｇ） ポリウレタン樹脂 １０部 混合溶剤 ４００部 上記組成を加圧ニーダ、サンドミルで分散した磁性塗料
にディスパーで撹拌しながら ミリスチン酸 １部 ｎ−ブチルステアレート １部 ポリイソシアネート ５部 を添加し、磁性層用塗料を作製した。この時、混合溶剤
はメチルエチルケトン／トルエン／シクロヘキサノンを
重量比で３／２／１にしたものを用いた。この塗料を１
１．５μｍ厚のＰＥＴ支持体上に塗布、乾燥した後、カ
レンダー処理による鏡面加工を施して３．０μｍの磁性
層を作製した。
にディスパーで撹拌しながら ミリスチン酸 １部 ｎ−ブチルステアレート １部 ポリイソシアネート ５部 を添加し、磁性層用塗料を作製した。この時、混合溶剤
はメチルエチルケトン／トルエン／シクロヘキサノンを
重量比で３／２／１にしたものを用いた。この塗料を１
１．５μｍ厚のＰＥＴ支持体上に塗布、乾燥した後、カ
レンダー処理による鏡面加工を施して３．０μｍの磁性
層を作製した。
【００２０】 バックコート層用の塗料の作製 カーボンブラック １００部 ニトロセルロース樹脂 ４０部 ポリウレタン樹脂 ４０部 メチルエチルケトン ２００部 トルエン ２００部 上記組成を加圧ニーダ、サンドミルで分散した塗料にデ
ィスパーで撹拌しながら ステアリン酸 １部 ポリイソシアネート ２０部 を添加し、バックコート塗料とした。磁性層とは反対側
の支持体上にこの二つの塗料を塗布、乾燥して０．７μ
ｍ厚のバックコート層を作製し、１／２インチ幅に切断
してビデオテープ試料を得た。
ィスパーで撹拌しながら ステアリン酸 １部 ポリイソシアネート ２０部 を添加し、バックコート塗料とした。磁性層とは反対側
の支持体上にこの二つの塗料を塗布、乾燥して０．７μ
ｍ厚のバックコート層を作製し、１／２インチ幅に切断
してビデオテープ試料を得た。
【００２１】（実施例２） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂中の臭素含有量を２８ｗｔ％にした以外はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
樹脂中の臭素含有量を２８ｗｔ％にした以外はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
【００２２】（実施例３） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂中の臭素含有量を２２ｗｔ％にした以外はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
樹脂中の臭素含有量を２２ｗｔ％にした以外はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
【００２３】（実施例４） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂中のリン酸エステル量を０．０５ｍｍｏｌ／ｇにし
た以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
樹脂中のリン酸エステル量を０．０５ｍｍｏｌ／ｇにし
た以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
【００２４】（実施例５） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂中のリン酸エステル量を０．１５ｍｍｏｌ／ｇにし
た以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
樹脂中のリン酸エステル量を０．１５ｍｍｏｌ／ｇにし
た以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
【００２５】（実施例６） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ８部，８部
にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテ
ープ試料を作製した。
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ８部，８部
にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテ
ープ試料を作製した。
【００２６】（実施例７） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ１２部，１
２部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデ
オテープ試料を作製した。
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ１２部，１
２部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデ
オテープ試料を作製した。
【００２７】（実施例８） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ５部，１５
部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオ
テープ試料を作製した。
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ５部，１５
部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオ
テープ試料を作製した。
【００２８】（実施例９） （実施例１）における磁性層用塗料に用いるフェノキシ
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ１５部，５
部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオ
テープ試料を作製した。
樹脂とポリウレタン樹脂の含有量をそれぞれ１５部，５
部にした以外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオ
テープ試料を作製した。
【００２９】（比較例１） （実施例１）におけるフェノキシ樹脂を、臭素を含まな
いリン酸エステル変性フェノキシ樹脂にした他はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
いリン酸エステル変性フェノキシ樹脂にした他はすべて
（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製し
た。
【００３０】（比較例２） （実施例１）におけるフェノキシ樹脂を、臭素含有量３
５ｗｔ％のリン酸エステル変性フェノキシ樹脂にした他
はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
５ｗｔ％のリン酸エステル変性フェノキシ樹脂にした他
はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
【００３１】（比較例３） （実施例１）におけるフェノキシ樹脂を塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合樹脂にした他はすべて（実施例１）と同
様にしてビデオテープ試料を作製した。
酸ビニル共重合樹脂にした他はすべて（実施例１）と同
様にしてビデオテープ試料を作製した。
【００３２】
【表１】
【００３３】得られた各試料について以下の評価を行っ
た。 （１）テープスティフネス［ｍｇ］ 東洋精機(株)製のループスティフネステスターを用いテ
ープの長手（ＭＤ）方向のテープスティフネス（座屈強
度）を求めた。 （２）走行耐久性 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて再生／巻戻し１００パス走行後の、テープ
の目視状態による走行耐久性 （３）Ｃ／Ｎ［ｄＢ］ 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて７ＭＨｚの信号と５ＭＨｚのノイズの比
（Ｃ／Ｎ）を測定し、松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳ
ビデオテープＸＤ１２０を０ｄＢとして比較したＣ／Ｎ （４）出力低下 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳ−ＣビデオデッキＮＶ
−ＭＶ１を用いて、温度２３℃、相対湿度１０％の環境
下に１０時間放置後、ＲＦ出力レベルを測定した後、全
長にわたる再生操作と巻戻し操作を温度２３℃、相対湿
度１０％の環境下で１０回繰り返した。その後、ＲＦ出
力レベルを測定し、走行試験前後のＲＦ出力レベルを比
較した。走行前のレベルを０ｄＢとして、走行後の相対
出力低下が１ｄＢ未満のものを良好、１ｄＢ以上、２ｄ
Ｂ未満のものをほぼ良好、２ｄＢ以上、３ｄＢ未満のも
のを悪い、３ｄＢ以上をかなり悪いとして評価した。
た。 （１）テープスティフネス［ｍｇ］ 東洋精機(株)製のループスティフネステスターを用いテ
ープの長手（ＭＤ）方向のテープスティフネス（座屈強
度）を求めた。 （２）走行耐久性 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて再生／巻戻し１００パス走行後の、テープ
の目視状態による走行耐久性 （３）Ｃ／Ｎ［ｄＢ］ 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて７ＭＨｚの信号と５ＭＨｚのノイズの比
（Ｃ／Ｎ）を測定し、松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳ
ビデオテープＸＤ１２０を０ｄＢとして比較したＣ／Ｎ （４）出力低下 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳ−ＣビデオデッキＮＶ
−ＭＶ１を用いて、温度２３℃、相対湿度１０％の環境
下に１０時間放置後、ＲＦ出力レベルを測定した後、全
長にわたる再生操作と巻戻し操作を温度２３℃、相対湿
度１０％の環境下で１０回繰り返した。その後、ＲＦ出
力レベルを測定し、走行試験前後のＲＦ出力レベルを比
較した。走行前のレベルを０ｄＢとして、走行後の相対
出力低下が１ｄＢ未満のものを良好、１ｄＢ以上、２ｄ
Ｂ未満のものをほぼ良好、２ｄＢ以上、３ｄＢ未満のも
のを悪い、３ｄＢ以上をかなり悪いとして評価した。
【００３４】
【表２】
【００３５】
【発明の効果】以上詳述した様に本発明によれば、上記
した構成、すなわち磁性層に臭素含有リン酸エステル変
性フェノキシ樹脂を結合剤として含むことにより、電磁
変換特性の低下を招来することなく、出力、出力安定性
を向上することができる。なお、本実施例では臭素含有
リン酸エステル変性フェノキシ樹脂の結果についてのみ
示したが、他のハロゲン元素を用いても同等の結果が得
られた。
した構成、すなわち磁性層に臭素含有リン酸エステル変
性フェノキシ樹脂を結合剤として含むことにより、電磁
変換特性の低下を招来することなく、出力、出力安定性
を向上することができる。なお、本実施例では臭素含有
リン酸エステル変性フェノキシ樹脂の結果についてのみ
示したが、他のハロゲン元素を用いても同等の結果が得
られた。
Claims (3)
- 【請求項１】非磁性支持体の少なくとも一方の面に磁性
層が形成されている磁気記録媒体であって、前記磁性層
に 【化１】 で示される構成単位Ａと、 【化２】 で示される構成単位Ｂとを有してなる臭素含有リン酸エ
ステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として含むことを特
徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項２】非磁性支持体の少なくとも一方の面に磁性
層が形成されている磁気記録媒体であって、前記磁性層
に（化１）で示される構成単位Ａと、 【化３】 で示される構成単位Ｂとを有してなる臭素含有リン酸エ
ステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として含むことを特
徴とする請求項１記載の磁気記録媒体。 - 【請求項３】非磁性支持体の少なくとも一方の面に磁性
層が形成されている磁気記録媒体であって、前記磁性層
に（化１）で示される構成単位Ａと、 【化４】 で示される構成単位Ｂとを有してなるハロゲン元素含有
リン酸エステル変性フェノキシ樹脂を結合剤として含む
ことを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13044492A JPH05325169A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13044492A JPH05325169A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05325169A true JPH05325169A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15034393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13044492A Pending JPH05325169A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05325169A (ja) |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13044492A patent/JPH05325169A/ja active Pending
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