JPH05324002A - 制御用マイクロコンピュ−タ装置 - Google Patents

制御用マイクロコンピュ−タ装置

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JPH05324002A
JPH05324002A JP14683592A JP14683592A JPH05324002A JP H05324002 A JPH05324002 A JP H05324002A JP 14683592 A JP14683592 A JP 14683592A JP 14683592 A JP14683592 A JP 14683592A JP H05324002 A JPH05324002 A JP H05324002A
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JP
Japan
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control
output
input
maintenance
signal
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JP14683592A
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English (en)
Inventor
Masashi Asano
昌志 浅野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明の目的は、稼働率の向上を図った二重
化の制御用マイクロコンピュータ装置3を得ることにあ
る。 【構成】 保守ツール1が自系に接続されそこからデー
タ交換信号が得られたときはそのデータ交換信号を自系
に記憶すると共に相手系に出力し一方保守ツール1が相
手系に接続されそこからデータ交換信号が得られたとき
はそのデータ交換信号を相手系から受け取るデータ交換
信号送受信制御部12,13と、自系または相手系から
の保守要求の有無を判定し保守要求があるときはその処
理を実行する主制御部4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期二重化された制御
用マイクロコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、二重化された装置間でタイミ
ングの同期を計りながら、プロセスデータの入出力処理
および演算処理を繰り返し実行する同期二重制御用マイ
クロコンピュータ装置が知られている。
【0003】このような制御用マイクロコンピュータ装
置においては、同期二重化された両系の装置が常に同一
の動作を実行する必要が有り、装置としての実際の動作
を確認しながら調整が必要な制御装置内部の制御変数を
変更する場合でも、両系同時に制御変数を変更する必要
がある。
【0004】一般的に、制御用マイクロコンピュータ装
置内部の制御変数を変更したい場合は、制御装置に保守
ツールを接続し、目的とする制御変数を変更することと
なるが、保守ツールの要求により制御変数が変更できる
のは、二重化制御装置のうち保守ツールが接続された制
御装置のみである。
【0005】また、二重化された制御装置各々に保守ツ
ールを接続し、人間系の操作にて両方の保守ツールより
同時に制御変数の変更要求を発行したとしても、処理を
高速に繰り返し実行している両系装置の制御変数を同時
に変更することは、現実的にほぼ不可能である。
【0006】この為、同期二重化された制御装置内の制
御変数を変更する場合は、一方の制御装置を停止状態と
した後、制御を継続している残った一方の制御装置に保
守ツールを接続し制御変数を変更、変更後の動作確認を
実施した後、停止しているもう一方の制御装置の変数も
同様の変更を実施してから、両系制御装置を二重化運転
に復帰させるという操作を行っている。
【0007】また、このような制御用マイクロコンピュ
ータ装置においては、同期二重化された両系の装置が常
に同一の演算を実行しており、この演算結果を最終的に
出力するプロセスデータ入出力装置では、両系装置から
受信した出力データを照合し、一致している場合のみ出
力を更新している。
【0008】この為、演算の元データとして使用するプ
ロセス入出力装置からのプロセス入力データは、両系装
置間で常に同一である必要がある。
【0009】一方、二重化された制御装置とプロセス入
出力装置間は、各々別々の信号線により接続されてお
り、一方の制御装置とプロセス入出力装置間の伝送に障
害が発生した場合には、両系装置で同一のプロセス入力
データを確保することができなくなってしまう。
【0010】この為、両系制御装置の演算結果が異な
り、その結果として出力されるプロセス出力データを受
信したプロセス入出力装置では、出力データに不一致を
検出し、出力をロックしてしまう。
【0011】一般的な制御用マイクロコンピュータ装置
では、この出力ロック状態を回避する為に、障害が発生
したプロセス入出力装置を含む制御装置側を切り離し、
一重運転に縮退させた形で制御を継続させているか、ま
たは、プロセス出力データに不一致を検出した場合に
は、いずれか一方の制御装置からの出力データを強制的
に選択して出力制御を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保守ツ
ールを用いて制御装置内の制御変数を調整変更する場合
には、同期二重運転中の制御装置を、片系停止状態とし
た一重運転に縮退させた後、個々の制御装置に保守ツー
ルを接続し、個々の制御装置内の制御変数を変更し、同
期二重運転に復旧させるという複雑な手順を踏む必要が
ある。
【0013】このように、制御装置内の1変数を変更す
る為に、多くの時間を費やすと共に、変更の為の操作が
複雑であり、誤操作等を誘発する可能性が高い。
【0014】また、システムを一重運転に縮退させる為
に、システムの稼働率、信頼性が低下し、調整に使用し
ている制御装置に故障が生じた場合には、システム全体
の機能停止にも至ってしまう。
【0015】一方、制御装置に接続されている複数のプ
ロセスデータ入出力装置のうち1台に故障が発生した場
合には、両系制御装置で同一の演算が実施できなくな
り、その結果プロセスデータ出力の更新が滞ってしま
う。
【0016】この為、障害が発生したプロセス入出力装
置を制御する制御装置を切り離し、健全系の制御装置の
みによる一重運転とすることにより制御を継続すること
が可能であるが、この方法では、システムを一重運転に
縮退させる為、システムの稼働率、信頼性が低下してし
まう。また、この状態で更に一重運転に縮退した制御装
置が制御するプロセス入出力装置に障害が発生した場合
には、システム全体の機能停止にも至ってしまうことも
ある。
【0017】また、プロセス出力データに不一致を検出
した場合、何れか一方の制御装置からの出力データを強
制的に選択して、二重化運転を継続したまま出力制御を
実施する方法もあるが、この場合でも、何れの制御装置
からの出力データを採用すべきかの同定が困難であると
共に、プロセス出力データの照合機能を削除することに
より、システムの信頼性が低下してしまう。
【0018】そこで、本発明の目的は、同期二重化され
て運転中の両系制御装置内の制御変数を、同期二重運転
中のいずれか一方の制御装置に接続された保守ツールを
用いて、両系同時に変更可能とするシステムを提供する
ことにより、操作手順の軽減および、より正確で稼働
率、信頼性の高い制御を実現するシステムの構築を可能
とした制御用マイクロコンピュータ装置を提供すること
にある。
【0019】また、同期二重化されて運転中の一方の制
御装置が、制御下プロセス入出力装置の故障を検出した
場合でも、二重化運転を継続したまま両系制御装置で同
一の機能を実行させることにより、より正確で稼働率、
信頼性の高い制御を実現するシステムの構築を可能とし
た制御用マイクロコンピュータ装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化された制
御用マイクロコンピュータ装置は、制御用マイクロコン
ピュータ装置への保守要求を入力するための保守ツール
と、相手系にタイミング同期信号を出すと共に相手系か
らのタイミング同期信号を受け取るタイミング同期信号
入出力制御部と、保守ツールが自系に接続されそこから
データ交換信号が得られたときはそのデータ交換信号を
自系に記憶すると共に相手系に出力し一方保守ツールが
相手系に接続されそこからデータ交換信号が得られたと
きはそのデータ交換信号を相手系から受け取るデータ交
換信号送受信制御部と、自系または相手系からの保守要
求の有無を判定し保守要求があるときはその処理を実行
する主制御部とを備えている。
【0021】また、相手系にタイミング同期信号を出す
と共に相手系からのタイミング同期信号を受け取るタイ
ミング同期信号入出力制御部と、自系のプロセス入出力
装置が故障であるときはそれを相手系に通知し相手系の
プロセス入出力装置が故障であるときはそれを相手系か
ら受信するためのデータ交換信号送受信制御部と、自系
のプロセス入出力装置が故障であるときは相手系のプロ
セス入出力装置にてプロセスとの入出力処理を行い相手
系のプロセス入出力装置が故障であるときは自系のプロ
セス入出力装置にてプロセスとの入出力処理を行う主制
御部とを備えている。
【0022】
【作用】したがって、1台の保守ツールから出された保
守情報が、二重化された両系の制御装置で共有化され、
1台の保守ツールにて、同期二重運転を継続させたまま
の2台の制御装置に対する確実に同期した保守作業が可
能となる。
【0023】また、一方の制御装置側のみが入力できた
プロセス入力データ情報が、二重化された両系の制御装
置で共有化され、同期二重運転を継続させたままの2台
の制御装置にて確実に同期した制御が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の一
実施例を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例にかかる制御用
マイクロコンピュータ装置を示したものである。また、
図2は、本発明の一実施例にかかる制御用マイクロコン
ピュータ装置内の主制御部が実行する処理手順をフロー
チャートにて示したものである。
【0026】二重化された制御用マイクロコンピュータ
装置3a,3bに設けられている主制御部4a,4b
は、タイミング同期信号出力制御部7a,7bに対し
て、タイミング同期制御出力信号5a,5bを出力する
(S1)。
【0027】タイミング同期制御出力信号5a,5bを
検出したタイミング同期信号出力制御部7a,7bは、
タイミング同期信号9a,9bを、同期二重運転されて
いる相手系の制御用マイクロコンピュータ装置3b,3
aに対して出力する。
【0028】タイミング同期信号9b,9aを検出した
タイミング同期信号入力制御部8a,8bは、主制御部
4a,4bに対して、タイミング同期信号9b,9aを
検出した旨のタイミング同期制御入力信号6a,6bを
出力する。
【0029】タイミング同期制御出力信号5a,5bを
出力した主制御部4a,4bは、同期二重運転中である
相手系制御用マイクロコンピュータ装置3b,3aが発
信元となるタイミング同期制御入力信号6a,6bを検
出することにより(S2)、プロセスデ−タ入出力装置
17からのデータ入力の為の同期がとれたとして、プロ
セス入力信号16a,16bを同期して入力する(S
3)。
【0030】プロセス入力信号16a,16bの入力が
終了した主制御部4a,4bは、プロセス入力信号16
a,16bに従った演算処理を実行する(S4)。そし
て、プロセス入力信号16a,16b入力前の処理と同
様、タイミング同期信号出力制御部7a,7bおよびタ
イミング同期信号入力制御部8a,8b等を用い、プロ
セスデータ入出力装置17に対するデータ出力を行うた
めの同期処理を実行する(S5,S6)。
【0031】プロセスデ−タ入出力装置17に対するデ
ータ出力の同期がとれた主制御部4a,4bは、プロセ
スデ−タ入出力装置17に対するプロセス出力信号15
a,15bを出力する(S7)。
【0032】このように、プロセスデ−タ入出力装置1
7に対するプロセス入力信号16a,16bの入力およ
び演算、プロセス出力信号15a,15bの出力が終了
した主制御部4a,4bは、次に保守ツール1からの保
守信号2を検索する(S8)。
【0033】主制御部4a,4bに保守ツール1が接続
されており、保守信号2が有効な保守情報を示していた
場合、主制御部4a,4bは、保守情報有りの情報と同
保守情報を内部に保存する。
【0034】これに反し、主制御部4a,4bに保守ツ
ール1が接続されていなかった場合または、接続されて
いても保守信号2が保守情報無しを示していた場合、主
制御部4a,4bは保守情報無しの情報を内部に保存す
る。
【0035】次に、主制御部4a,4bは、データ交換
信号送信制御部12a,12bに対し、保守ツール1か
らの保守信号2をもとに保存した保守情報および保守情
報有り/無しの情報を、データ交換制御出力信号10
a,10bとして出力する(S9)。
【0036】データ交換制御出力信号10a,10bを
検出したデータ交換信号送信制御部12a,12bは、
同期二重運転されている相手系の制御用マイクロコンピ
ュータ装置3a,3bに対し、データ交換信号14a,
14bを出力する。
【0037】データ交換信号14a,14bを検出した
データ交換信号受信制御部13a,13bは、主制御部
4a,4bに対して、データ交換信号14b,14aを
検出した旨のデータ交換制御入力信号11a,11bを
出力する(S10)。
【0038】データ交換制御出力信号10a,10bを
出力した主制御部4a,4bは、同期二重運転中である
相手系制御用マイクロコンピュータ装置3b,3aが発
信元となるデータ交換制御入力信号11a,11bを入
力して、解析し、相手系主制御装置4b,4aが、相手
系主制御装置4b,4aに接続された保守ツール1よ
り、有効な保守信号2を入力したか否かを判断する(S
11)。
【0039】主制御装置4a,4bは、自系主制御装置
4a,4bに接続された保守ツール1から有効な保守信
号2を入力した場合、または、データ交換制御入力信号
11a,11bで相手系制御用マイクロコンピュータ装
置3b,3aが保守ツール1から有効な保守信号2を入
力した場合のいずれかで、自系または相手系制御用マイ
クロコンピュータ装置3a,3bが保守ツール1から要
求された保守信号2に対する処理を実行する(S1
2)。
【0040】これにより、同期二重運転されている両系
制御用マイクロコンピュータ装置3a,3bで、いずれ
か一方の制御用マイクロコンピュータ装置(3aまたは
3b)に接続されている1台の保守ツール1からの保守
信号2に対する処理を同期して実行することができる。
【0041】制御用マイクロコンピュータ装置3a,3
bは、プロセス入出力装置17からのプロセス入力信号
16入力処理から、保守ツール1からの保守信号2に対
する保守処理までの処理を繰り返し実行している。
【0042】以上のように、同期二重運転運転中の制御
用マイクロコンピュータ装置いずれか一方に接続された
保守ツールからの保守情報を、両系の制御用マイクロコ
ンピュータ装置で共有させ、1台の保守ツールからの要
求で同期二重運転中の制御用マイクロコンピュータ装置
2台を同時に保守可能となる。
【0043】これにより、同期二重運転運転中の制御用
マイクロコンピュータ装置を、保守のために一重運転に
縮退させる必要はなく、同期二重運転中の制御用マイク
ロコンピュータ装置の保守作業が可能となり、保守作業
が非常に簡素化される。
【0044】以上の説明では、同期二重運転している相
手系制御用マイクロコンピュータ装置に対して、保守ツ
ールからの保守情報を送信することのみにより、両系制
御用マイクロコンピュータ装置間で、保守情報が共有化
されるものとしているが、相手系制御用マイクロコンピ
ュータ装置に送信した保守ツールからの保守情報に対す
る、相手系制御用マイクロコンピュータ装置からの保守
情報正常入力の応答を確認後、両系で保守情報が共有化
されたものとする処理とすれば、更に、信頼性の高いシ
ステムが構築できる。
【0045】また、プロセスデータ入出力前のタイミン
グ同期の為のタイミング同期信号入出力制御部と、保守
ツールからの保守情報を交換する為のデータ交換信号送
受信制御部を別々に設けたが、データ交換送受信制御部
を用いて、タイミング同期信号入出力制御部の機能を兼
用させることも可能である。
【0046】次に図3は、本発明の他の一実施例にかか
る制御用マイクロコンピュータ装置を示したものであ
る。また、図4は、制御用マイクロコンピュータ装置内
の主制御部が実行する処理手順をフローチャートにて示
したものである。
【0047】制御用マイクロコンピュータ装置3a,3
bに設けられている主制御部4a,4bは、タイミング
同期信号出力制御部7a,7bに対して、タイミング同
期制御出力信号5a,5bを出力する(S1)。
【0048】タイミング同期制御出力信号5a,5bを
検出したタイミング同期信号出力制御部7a,7bは、
タイミング同期信号9a,9bを、同期二重運転されて
いる相手系の制御用マイクロコンピュータ装置3b,3
aに対して出力する。
【0049】タイミング同期信号9b,9aを検出した
タイミング同期信号入力制御部8a,8bは、主制御部
4a,4bに対して、タイミング同期信号9b,9aを
検出した旨のタイミング同期制御入力信号6a,6bを
出力する。
【0050】タイミング同期制御出力信号5a,5bを
出力した主制御部4a,4bは、同期二重運転中である
相手系制御用マイクロコンピュータ装置3b,3aが発
信元となるタイミング同期制御入力信号6a,6bを検
出することにより(S2)、プロセスデータ入出力装置
17−1および17−2からのデータ入力の為の同期が
とれたとして、プロセス入力信号16a−1,16a−
2および16b−1,16b−2を同期して入力する
(S3)。
【0051】この時点にて、主制御部4a,4bは、各
々がプロセスデータ入出力制御装置17−1および17
−2から正常にプロセス入力信号16a−1,16a−
2および16b−1,16b−2を入力できたかを内部
に保存しておく。
【0052】次に、主制御部4a,4bは、前記処理に
て検出したプロセスデータ入出力装置17−1,17−
2から正常にプロセス入力信号16a−1,16a−
2,16b−1,16b−2を入力できたか否かの情報
を、データ交換制御出力信号10a,10bとしてデー
タ交換信号送信制御部12a,12bに出力する(S
4)。
【0053】データ交換制御出力信号10a,10bを
検出したデータ交換信号送信制御部12a,12bは、
同期二重運転されている相手系の制御用マイクロコンピ
ュータ装置3b,3aに対し、データ交換信号14a,
14bを出力する。
【0054】データ交換信号14a,14bを検出した
データ交換信号受信制御部13b,13aは、主制御部
4b,4aに対して、データ交換信号14a,14bを
検出した旨のデータ交換制御入力信号11b,11aを
出力する(S5)。
【0055】主制御部4b,4aは、データ交換制御入
力信号11b,11aを入力することにより、同期二重
運転をしている相手系制御用マイクロコンピュータ装置
3a,3bがプロセスデータ入出力装置17−1,17
−2から正常にプロセス入力信号16a−1,16a−
2,16b−1,16b−2を入力しているかを検出す
る。
【0056】これにより、主制御部4a,4bは、先に
保存しておいた情報を含め、自系主制御部4a,4bお
よび相手系主制御部4b,4a各々が、プロセスデータ
入出力装置17−1,17−2から正常にデータ入力を
実施できたかの全ての状態を把握可能となる。
【0057】この状態にて、主制御部4a,4bは、自
系が正常入力し相手系が正常入力できなかったプロセス
データ入出力装置があったか否かを判別し(S6)、当
該プロセス入出力装置が存在した場合は自系が正常入力
したプロセスデータを、データ交換制御出力信号10
a,10bとして出力する(S7)。
【0058】また、当該プロセス入出力装置が存在しな
かった場合は、交換データ無し情報をデータ交換制御出
力信号10a,10bとして出力する(S8)。
【0059】データ交換信号送信制御部12a,12b
は、プロセスデータおよび交換データ無し情報を示すデ
ータ交換制御出力信号10a,10bを検出すると、デ
ータ交換信号14a,14bを出力する(S9)。
【0060】このデータ交換信号14a,14bを検出
したデータ交換信号受信制御部13b,13aは、主制
御部4b,4aに対して、データ交換制御入力信号11
b,11aを出力する(S10)。
【0061】データ交換制御入力信号11b,11aを
入力した主制御部4b,4aは、同信号の内容を判別
し、自系が正常入力できなかったプロセスデータ入出力
装置からのプロセス入力データが、相手系主制御装置4
a,4bから送られてきた場合、そのデータを自系の当
該プロセスデータ入出力装置からの入力データとして置
き換える。
【0062】これにより、両系の主制御装置4a,4b
で扱うプロセス入力信号16a−1,16b−1および
16a−2,16b−2が共通化される。
【0063】以上のプロセス入力データ共通化処理が完
了すると、主制御部4a,4bは、プロセス入力データ
に従って演算処理を実行する(S11)。そして、プロ
セス入力信号16a−1,16a−2および16b−
1,16b−2の入力前の処理と同様、タイミング同期
信号出力制御部7a,7bおよびタイミング同期信号入
力制御部8a,8b等を用い、プロセスデータ入出力装
置17−1および17−2に対するデータ出力を行うた
めの同期処理を実行する(S12,13)。
【0064】プロセスデータ入出力装置17−1および
17−2に対するデータ出力の同期がとれた主制御部4
a,4bは、プロセスデータ入出力装置17−1および
17−2に対するプロセス出力信号15a,15bを出
力する(S14)。
【0065】以上のように、制御用マイクロコンピュー
タ装置3a,3bは、プロセスデータ入出力装置17−
1,17−2からのプロセス入力信号16a−1,16
a−2,16b−1,16b−2の入力処理から、演
算、プロセスデータ入出力装置17−1,17−2への
プロセス出力信号15a−1,15a−2,15b−
1,15b−2の出力処理を繰り返し実行している。
【0066】以上のように、同期二重運転中の制御用マ
イクロコンピュータ装置と、同装置に接続された複数の
プロセスデータ入出力装置を有するシステムにおいて、
いずれか一方の制御用マイクロコンピュータ装置とプロ
セス入出力装置の間の伝送に障害が発生した場合でも、
他方の制御用マイクロコンピュータ装置が正常に入力し
た当該プロセスデータ入出力装置からのプロセスデータ
を、両系の制御用マイクロコンピュータ装置間で共有化
することにより、二重化された両系制御用マイクロコン
ピュータ装置で、常に同一の制御を実施することが可能
となる。
【0067】また、二重化された制御用マイクロコンピ
ュータ装置いずれか一方で、プロセス入出力装置からの
プロセスデータが正常に入力されている限り、他の装置
の機能を縮退させることなく、二重化運転を継続したま
まの状態で継続可能となる。
【0068】これにより、同期二重運転運転中の制御用
マイクロコンピュータ装置を、一つのプロセスデータ入
出力装置故障により一重運転に縮退させる必要はなく、
システムの稼働率および信頼性が向上する。
【0069】以上の説明では、同期二重運転している制
御用マイクロコンピュータ装置が制御を実施する対象と
して、プロセスデータ入出力装置としたが、この装置
を、同期二重運転をしている制御用マイクロコンピュー
タ装置とすることも可能である。
【0070】また、プロセスデータ入出力前のタイミン
グ同期の為のタイミング同期信号入出力制御部と、プロ
セスデータ入出力装置の情報を交換する為のデータ交換
信号送受信制御部を別々に設けたが、データ交換送受信
制御部を用いて、タイミング同期信号入出力制御部の機
能を兼用させることも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同期二
重運転中の制御用マイクロコンピュータ装置を同期二重
運転を継続させたまま、1台の保守ツールで同時保守が
可能となる。
【0072】これにより、同期二重運転中の制御用マイ
クロコンピュータ装置の保守作業が簡素化され、保守作
業の為の信頼性、効率が向上する。
【0073】また、システムを一重運転に縮退させて実
施していた従来の保守作業に対して、システムの稼働
率、信頼性を向上させる事ができる。
【0074】一方、同期二重運転中の制御用マイクロコ
ンピュータ装置と同装置が制御するプロセスデータ入出
力装置を有するシステムにおいて、少なくとも一方の制
御用マイクロコンピュータ装置とプロセスデータ入出力
装置間の伝送が正常に機能している限り、完全な同期二
重運転を継続させたままの制御が可能となり、システム
の稼働率および信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】図1に示した一実施例の動作を示すフローチャ
ート
【図3】本発明の他の一実施例を示すブロック図
【図4】図3に示した一実施例の動作を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
1 保守ツール 2 保守信号 3a,3b 制御用マイクロコンピュータ装置 4a,4b 主制御部 5a,5b タイミング同期制御出力信号 6a,6b タイミング同期制御入力信号 7a,7b タイミング同期信号出力制御部 8a,8b タイミング同期信号入力制御部 9a,9b タイミング同期信号 10a,10b データ交換制御出力信号 11a,11b データ交換制御入力信号 12a,12b データ交換信号送信制御部 13a,13b データ交換信号受信制御部 14a,14b データ交換信号 15a,15b プロセス出力信号 16a,16b プロセス入力信号 17a,17b プロセスデ−タ入出力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化された制御用マイクロコンピュー
    タ装置において、制御用マイクロコンピュータ装置への
    保守要求を入力するための保守ツールと、相手系にタイ
    ミング同期信号を出すと共に前記相手系からのタイミン
    グ同期信号を受け取るタイミング同期信号入出力制御部
    と、前記保守ツールが自系に接続されそこからデータ交
    換信号が得られたときはそのデータ交換信号を自系に記
    憶すると共に相手系に出力し一方前記保守ツールが相手
    系に接続されそこからデータ交換信号が得られたときは
    そのデータ交換信号を相手系から受け取るデータ交換信
    号送受信制御部と、前記自系または前記相手系からの保
    守要求の有無を判定し保守要求があるときはその処理を
    実行する主制御部とを備えたことを特徴とする制御用マ
    イクロコンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 二重化された制御用マイクロコンピュー
    タ装置において、相手系にタイミング同期信号を出すと
    共に前記相手系からのタイミング同期信号を受け取るタ
    イミング同期信号入出力制御部と、前記自系のプロセス
    入出力装置が故障であるときはそれを相手系に通知し前
    記相手系のプロセス入出力装置が故障であるときはそれ
    を相手系から受信するためのデータ交換信号送受信制御
    部と、前記自系のプロセス入出力装置が故障であるとき
    は前記相手系のプロセス入出力装置にてプロセスとの入
    出力処理を行い前記相手系のプロセス入出力装置が故障
    であるときは前記自系のプロセス入出力装置にてプロセ
    スとの入出力処理を行う主制御部とを備えたことを特徴
    とする制御用マイクロコンピュータ装置。
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