JPH09114507A - プログラマブルロジックコントローラの二重化装置 - Google Patents

プログラマブルロジックコントローラの二重化装置

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JPH09114507A
JPH09114507A JP7296183A JP29618395A JPH09114507A JP H09114507 A JPH09114507 A JP H09114507A JP 7296183 A JP7296183 A JP 7296183A JP 29618395 A JP29618395 A JP 29618395A JP H09114507 A JPH09114507 A JP H09114507A
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programmable logic
circuit
interface
plc
logic controller
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JP7296183A
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Yasushi Nakasone
康 中曾根
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザプログラムの実行や実行結果の多数決判
定という機能の割り当てが限定しているため、前記PL
Cの1台ないし2台が故障等により不能となった場合
は、残りの装置で稼動を続けることが可能であっても、
多数決判定装置が不能となつた場合は稼動を続けること
ができなくなる恐れ等がある。 【解決手段】3台のPLC各々に電源を備え、3台のう
ち2台は、二重化の対象となるPLCとして限定し、2
体のどちらからでも、共通のI/O装置を直接制御可能
とし、3台のいずれもが多数決判定の対象となるPLC
とする。通常時は、予め決められた1台のPLCが多数
決判定の担当として自分のユーザプログラム実行結果と
他の2台のPLCのユーザプログラム実行結果に基いて
判定を行うが、障害発生時には、その状況に応じて多数
決判定の担当が切換わるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルロック
コントローラ(以下PLCと呼称する)の二重装置に係
り、特に共通のI/O装置を制御対象とするPLCを二
重化し、高信頼性と高稼動率を有するシステムの実現に
寄与するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、システムコントローラとして
のPLCを高信頼化するために、複数のPLCに同一の
ユーザプログラムを実行させ、別の多数決判定装置が実
行結果の一致性を多数決により判定し、これに基き共通
のI/O装置に対して制御を行う例があり、電源につい
ても高信頼化するために複数の電源出力を並列にして前
記複数のPLCおよび多数決判定装置に供給する例があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数のPLCに同一の
ユーザプログラムを実行させ、別の多数決判定装置が実
行結果を判定し、I/O装置を制御する例では、ユーザ
プログラムの実行や実行結果の多数決判定という機能の
割り当てが限定しているため、前記PLCの1台ないし
2台が故障等により不能となった場合は、残りの装置で
稼動を続けることが可能であっても、多数決判定装置が
不能となつた場合は稼動を続けることができなくなる恐
れがある。また電源の出力を並列にして信頼性を高めて
も、前記複数のPLCおよび多数決判定装置を一緒にし
て、電力を供給する例では、電源そのものに供給する交
流電力が不良の場合に、全ての機能が不能となる可能性
が高い。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題点を解決する
ため、3台のPLC各々に電源を備え、3台のうち2台
は、二重化の対象となるPLCとして限定し、2体のど
ちらからでも、共通のI/O装置を直接制御可能とし、
3台のいずれもが多数決判定の対象となるPLCとす
る。通常時は、予め決められた1台のPLCが多数決判
定の担当として自分のユーザプログラム実行結果と他の
2台のPLCのユーザプログラム実行結果に基いて判定
を行うが、障害発生時には、その状況に応じて多数決判
定の担当が切換わるようにする。
【0005】上述の目的を達成するため、本発明に係る
PLCの二重化装置は、通信モジュールと、I/Oイン
ターフェイスと、電源とを備えた二重化の対象となる2
台のPLC1,2と、通信モジュールと、電源とを備
え、前記2台のPLCと共に多数決判定の対象となるP
LC3と、I/Oインターフェイスと電源とを備えたI
/O装置と、前記3台のPLC1,2,3の通信モジュ
ールを環状に接続する二線構造の光伝送路6と、前記二
重化の対象となる2台のPLC1,2のI/Oインター
フェイスの間に、前記I/O装置4のI/Oインターフ
ェイスを挿入するように接続するI/Oバスとによって
構成される。
【0006】3台のPLC1,2,3は光伝送路による
3局二重系の通信手段を確立し、通常のデータのやりと
りを行う他、相互監視により障害発生時の解列処理や障
害復旧時の複列処理を行うことができ、PLC1または
2のどちらからでもI/O装置4の直列制御を行うこと
ができることから、前述の目的を達成することができ
る。
【0007】尚、前記I/O装置4は、複数のI/O装
置と前記I/Oバスとによって増設できることと、PL
C1または2のどちらからでも直接制御を行うことがで
きるために、各々のPLC1および2のI/Oインター
フェイスにはPLCによるI/O装置の制御権を調停お
よび監視する回路を設け、PLC異常の際に、自動的に
正常なPLCに制御権を譲渡することと、I/O装置4
のI/Oインターフェイスには、各々のPLCの制御側
を判別する方向判別回路と、自己のI/O装置に設定さ
れている識別番号(以降IDという)と自己の動作可能
状態とを符号化したデータを制御側のPLCに出力する
回路とを設ける。各々のPLC1および2のI/Oイン
ターフェイスには、前記データの有効性と許容台数超の
I/O装置4が接続されているかどうかを判定し、判定
情報を前記データに付加する判定回路を設け、制御側の
PLCがI/O装置の設定と状態を予めチェックできる
ようにしたことにある。
【0008】
【作用】その作用は下記のごとくである。3台のPLC
1,2,3の通信モジュールと、光伝送路6とによる環
状構成は、3局二重系の通信手段を確立し、常時相互監
視を行い、障害発生時の解列処理や障害複旧時の複列処
理を行うことがてきることから、PLC1,2,3の運
転局、監視局としての役割分担を動的に切換えることが
できる。ユーザプログラムの実行の際は、運転局によ
り、I/O装置4から入力データを収集し、他の監視局
に送付し、3台で同期してユーザプログラムを実行し、
運転局が実行結果を収集し、多数決判定を行って、判定
により出力データをPLC1または2よりI/O装置4
に出力する。
【0009】PLC1,2のI/Oインターフェイス
は、ユーザプログラムの実行に先立って、PLC1また
は2のI/O装置制御権を調停して、一方のPLCの制
御権を許可として、他方は禁止とすると共に、自他を監
視し、制御権を得ているPLCが異常の際は、これを検
出して他方のPLCに自動的に譲渡する。I/O装置4
のI/Oインターフェイスは、I/O装置制御権を得た
PLCインターフェイスがどちらのI/Oバス5に接続
されているかを方向判別回路で判別し、自己のI/O装
置に設定されているIDと自己の動作可能状態とを符号
化したデータを、前記方向判別回路の判別によりI/O
装置制御権を得ているPLC側のI/Oバスに周期的に
出力する。
【0010】一方I/O装置制御権を得ているPLCの
I/Oインターフェイスは、前記データを入力し、判定
回路によってデータが有効であるかどうか、有効であっ
ても、許容接続台数を越えるI/O装置があるかどうか
を判定した判定情報を前記データに付加する。I/O装
置制御権を得ているPLCは、前記データをチェック
し、I/O装置の設定と状態から、I/O装置の制御上
支障がないか、ユーザプログラムのI/O割付情報との
整合性がとれているかを確認し、問題がなければユーザ
プログラムの実行を行ってよく、問題があれば、I/O
装置制御権をもう一方のPLCに譲渡して、再確認する
余地がある。尚、I/O装置制御権の譲渡は、PLCの
システムプログラムで常時行え、権利を得ている間は、
前記データが自動的に得られるので、常時監視すること
も可能である。また、PLC1または2のどちらか一方
およびPLC3の電力が供給されていなくても、I/O
装置4の制御に支障のないことはもちろんである。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例のPLCを二重化す
る装置の最小構成を示すブロック図である。図1におい
て、PLC1および2は二重化の対象となり、尚且つI
/O装置4の制御機能を有するPLCで、各々中央演算
処理を行うCPU11または21と、他のPLCと通信モジ
ュール12または22と後述のI/O装置4を制御するため
のI/Oインターフェイス13または23と、電源14または
24とで構成され、並列バスにより、バックプレーン15ま
たは25を経由して結合される。PLC3は、前記PLC
1およびPLC2と共に、多数決判定の対象となるPL
Cで、CPU31と、通信モジュール32と、電源33とで構
成され、並列バスにより、バックプレーン34を経由して
結合される。尚、PLC1,2,3,を構成するCP
U、通信モジュール、I/Oインターフェイス、電源お
よびバックプレーンはいずれも同じである。
【0012】前記PLC1,2および3の通信モジュー
ル12,22および32は2線構造の光伝送路6によって環状
に接続される。I/O装置4は、前記PLC1もしくは
2によって制御を受ける対象であり、I/Oインターフ
ェイス41とI/Oモジュール群42と電源43とで構成さ
れ、並列バスでバックプレーン45を経由して結合され
る。I/Oモジュール群42は、1〜9個の独立したI/
Oモジュールで構成される。前記I/O装置4のI/O
インターフェイス41は、前記PLC1のI/Oインター
フェイス13とPLC2のI/Oインターフェイス23との
間となるように2本のI/Oバス5によって接続され
る。なお、I/Oバス5は、複数の2線式平衡伝送線路
の集合ケーブルとして実現する。
【0013】図2は、前記二重化の対象となるPLC1
または2によって、より多数のI/Oモジュールの制御
を行うために、N台のI/O装置4を接続する他の実施
例を示すブロック図であり、3台のI/O装置をPLC
1と2との間に接続した例である。
【0014】図3は前記PLC1まては2を構成するI
/Oインターフェイス13または23について詳しく示した
ブロック図である。図3において、I/Oインターフェ
イス13または23は、バックプレーン15または25に接続す
るためのコネクタ 101と、I/Oバス5を接続するため
のコネクタ102と、CPU11または21からのI/O装置
制御要求を保持し、リセット信号もしくはシャットダウ
ン信号によって強制的に保持を解除できるI/O装置制
御要求ラッチ回路 121と、I/Oバス5のI/O装置制
御状態信号を監視し、前記I/O装置制御要求との先着
優先を判定してI/O装置制御権を許可/不許可を決定
する調停回路12と、I/O装置制御権確認回路 125と、
I/O装置制御権の許可によって前記I/O装置制御状
態信号を活性し保持するI/O装置制御権出力回路 128
およびI/O装置制御状態監視入力回路 129と、I/O
装置制御権の許可によってI/Oバス5に出力する基準
クロック出力回路 126および方向判別用クロック出力回
路 127と、I/O装置制御権の許可によってI/O装置
の許可接続台数N+1だけのI/O装置IDを、周期的
に収集するシフトレジスタ制御信号出力回路 130および
I/O装置ID入力回路 131およびシフトレジスタ 132
と、前記シフトレジスタ 132の入力端側にあってI/O
装置ID1台分の並列出力を監視し、CPU11または21
が並列バス経由で、シフトレジスタ 132のデータを読出
した際に、データの妥当性もしくは許容接続台数Mを越
えるI/O装置の有無を判定情報としてデータに付加す
る判定回路 133と、バックプレーン15または25のアドレ
スバスおよび制御信号を監視し、制御対象が、I/Oイ
ンターフェイスもしくはI/O装置であることを検出
し、I/O装置が対象で、前記I/O装置制御権が許可
されている場合に、I/O装置とI/Oバス経由で並列
データをやりとりするためのアドレスデコード回路 11
1、タイミング発生回路 112、制御信号入出力回路 11
3、アドレス/データ信号出力回路 114、データ信号入
力回路115によって構成される。
【0015】図4は前記I/O装置4を構成するI/O
インターフェイス41について詳しく示すブロック図であ
る。I/0インターフェイス41は、2方向からのI/O
バス5を接続するためのコネクタ 201および 202と、バ
ックプレーン44に接続するためのコネクタ 203と、I/
Oバス5からの基本クロックを入力し、内部に取り込む
基準クロック入力回路 221と、取り込まれた基準クロッ
クを検出する基準クロック検出回路 237と、2方向のI
/Oバス5からの方向判別用クロックを検出し、方向性
を判別して、方向判別用クロックのI/Oバスに対する
出力方向と、I/O装置IDのI/Oバスに対する入力
方向および出力方向とを決定する方向判別用クロック入
力回路222および 224および方向判別回路 226と、方向
判別回路 226の決定に従って前記方向判別用クロック入
力回路 222または 224の出力を一方のI/Oバス5に中
継出力する方向判別用クロック出力回路 223および 225
と、前記方向判別回路226の決定に従ってI/O装置I
DをI/Oバスから入力し、後述べのシフトレジスタ 2
36に伝達するI/O装置ID入力回路 233および235
と、前記決定に従って後述のシフトレジスタ 236から出
力するI/O装置IDを一方のI/Oバス5に出力する
I/O装置ID出力回路 232,および 234と、I/O装
置ID設定器 238に設定され2進コード化されたIDお
よび前記基準クロック検出回路 237に基く動作可能ステ
ータスを、I/Oバスからの基準クロックおよびシフト
レジスタ制御信号に従って入力し、前記I/O装置ID
入力回路 233または 235より伝達されたI/O装置ID
のデータ列の直前に挿入し、前記I/O装置ID出力回
路 232および 234にシフト出力するシフトレジスタ 236
と、I/Oバス5からシフトレジスタ制御信号を入力す
るシストレジスタ制御信号入力回路 231と、バックプレ
ーン44から電力を供給されている間、前記方向判別回路
226およびシフトレジスタ23をコネクタ 201と 202との
間に挿入し、電力を供給されていない間は、コネクタ 2
01と 202との間に短絡線を挿入する切換器 227と、前記
基準クロック検出回路 237により、基準クロックが検出
されている間動作可能となり、I/Oバス5とバックプ
レーン44との間で制御信号,アドレス信号,データ信号
を中継する制御信号出力回路 211、制御回路 212、アド
レス/データ信号入力回路 213、アドレスラッチ回路 2
14、データ信号出力回路 215、データバッファ回路 216
によって構成される。尚、前記コネクタ 201および20に
おいて、方向判別クロックとI/O装置IDの2信号を
除く他の信号は、コネクタ間で直接接続されている。特
にI/O装置制御状態信号は、コネクタ間で直接接続さ
れているのみである。
【0016】次に図1または図2の構成によるPLCの
二重化装置の動作を図5〜図11のフローチャート図を参
照して説明する。尚、説明の中で、通信モジュール12,
22および32と光伝送路6による環状構成において行う通
信の手段と動作についての説明は複雑多岐に渡るので省
略し、通信手段という表現にとどめる。初めに電源の投
入からI/O装置の制御が可能になるまでについて説明
する。PLC1,2,3およびI/O装置4は、各々個
別の電源14,24,33,43を持っているため、そのほとん
どにおいて交流電力の投入タイミング、電源14,24,3
3,43による直流電力の確立およびリセット信号解除の
タイミングは多少の時間差を有する。PLC1および2
のI/Oインターフェイス13および23は、各々I/O装
置制御要求がリセットされているため、調停回路 124は
I/O装置制御権を禁止状態に保つ。この時I/Oバス
5への出力信号は全て高インピーダンス状態となる。ま
た禁止の時、I/O装置制御状態信号監視入力回路 129
のみ動作を許可され、同信号を監視し、調停回路 124に
伝達する。
【0017】一方、I/O装置4のI/Oインターフェ
イス41の4対の切換器227 は、電源43からの直流電力の
供給により、各々反対側に切換わり、前述の方向判別回
路 226とシフトレジスタ 236とを各々コネクタ 201と 2
02との間に挿入する。尚電源投入時の切換タイミングは
リセット信号が解除すなわち非活性となるタイミングの
前となり、電源断時はリセット信号が活性となってから
後となる。 以上を経て、図1あるいは図2のように1
台あるいはN台のI/O装置4をI/Oバス5で接続し
た構成において、方向判別用クロックとI/O装置ID
の2信号に関わる回路は連続した直列バス回路を確立す
る。
【0018】一方、PLC1,2,3のCPU11,21,
31は、各々リセット信号解除後、システムプログラムが
起動し、初期化処理と自己診断を行い、バックプレーン
15,25,34を介して、自己のPLCの構成要素のIDを
調べ、通信モジュール12,22,32およびI/Oインター
フェイス13,23の存在から本発明に係る二重化構成のP
LCであることを認識する。並行して通信モジュール1
2,22,32は、各々初期化処理と自己診断を行う。続い
て通信手段の確立を行い、各CPU11,21,31にその完
了を通知する。尚、ここまでにおいて何ら障害なき場合
は、PLC1は運転局、PLC2およびPLC3は監視
局として処理を行う。もし障害ある場合、あるいは障害
から復帰した場合は、状況の変化に応じて予め決められ
た仕様に基いて役割が変わる。例えばPLC1の障害が
自他いずれかにより検出されると、PLC2が運転局、
PLC1および3が監視局となる。
【0019】通信手段確立の完了通知を受けたCPU11
は運転局の処理として、通信手段を介してCPU21およ
び31の各々のRAMに予め転送され、記憶されているユ
ーザプログラムのファイル情報を収集し、自己のユーザ
ファイル情報と照合チェックを行う。3つのファイル情
報の一致条件により、CPU11はI/Oインターフェイ
ス13に対し、バックプレーン15を介してI/O装置制御
要求を出力し、I/O装置制御要求ラッチ回路 121に要
求状態を保持させる。保持した要求は調停回路 124に伝
達され、前述のI/O装置制御状態信号が非活性であれ
ば、調停回路 124はI/O装置制御権を禁止から許可に
する。I/Oインターフェイス13内部に分配する許可信
号は、I/O装置制御状態監視入力回路 129のみ動作禁
止とし、他の回路は動作可能とするが、分配するタイミ
ングは発振器 122に同期させる。まずI/O装置制御権
出力回路 128は、I/Oバス5のI/O装置制御状態信
号を活性化する。同信号は、1〜N台のI/O装置4の
I/Oインターフェイス41とI/Oバス5に中継伝達さ
れてPLC2のI/Oインターフェイス23に伝達され、
その調停回路 124がI/O装置制御権を禁止のまま許可
しないようにする。尚、I/Oインターフェイス13のI
/O装置制御権出力回路 128が活性化したI/O装置制
御状態信号が、I/O装置制御状態監視入力回路 129に
直接接続されているが、同回路が前述のように動作禁止
であり、調停回路 124では、非活性と同じ論理条件を満
足するので、I/O装置制御権の許可が保持するように
作用する。
【0020】CPU11はI/Oインターフェイス13への
前記I/O装置制御要求の出力後、I/O装置制御権確
認回路 125の状態を監視し、規定時間内にI/O装置制
御権許可フラブがセットされれば、次の正常時処理に移
行する。運転局としてI/O装置制御権を得たPLC1
のCPU11は、通信手段を介して、二重化の対象であり
監視局であるPLC2のCPU21に対して、同制御権を
得たことを通知する。CPU21は通知を通信手段から受
けると、I/Oインターフェイス23に対し、バックプレ
ーン25を介してI/O装置制御要求を出力し、I/O装
置制御要求ラッチ回路 121に要求状態を保持させる。保
持した要求は調停回路 124に伝達されるが、これに先立
ち、前述のようにI/Oバス5からのI/O装置制御状
態信号の活性状態が入力され、調停回路 124はI/O装
置制御権を禁止のままとする。
【0021】この場合、CPU21のI/O装置制御要求
は保持されているので、前記I/O装置制御状態信号が
活性状態から非活性状態に転移するのを調停回路 124が
検出すれば、I/O装置制御権が禁止から許可へと切り
換わり、自動的に権利が譲渡されることを意味する。尚
I/O装置制御状態信号が非活性状態に転移する条件
は、 I/O装置制御権を得ているCPUが、障害を認識し
て、I/O装置制御要求を取り下げた。 同CPUが何らかの原因で動作が停滞し、ウォッチド
ッグタイマがバックプレーンにシャットダウン信号を出
力した。 同CPUに電力を供給する電源が、故障または停電し
たことによりバックプレーンにリセット信号を出力し
た。 などである。
【0022】I/O装置制御権が許可となったI/Oイ
ンターフェイス13は、前述のようにI/Oバス5のI/
O装置制御状態信号を活性化すると共に、基準クロッ
ク、方向判別用クロックおよび、シフトレジスタ制御信
号の3つを出力する。これら3つの信号は、I/Oバス
5に接続されている1〜N台のI/O装置のIDを直列
バスを介して、I/O装置制御権が許可となっているI
/Oインターフェイスへ周期的に自動転送するために使
用される。3つの信号は分周回路 123にて発振器の定周
期パルスを分周して得るが、基準クロックと方向判別用
クロックは、同一分周パルスでよいが、回路およびI/
Oバスの交流特性の許容範囲に収め、さらにシフトレジ
スタ制御信号の分周比は、I/O装置の許容接続台数N
と、Nを2進符号化した所要ビット数b、同時に転送す
る付加情報のビット数aで決まる。尚、前述のように本
実施例では、N+1台分のIDに相当しいビット数のシ
フトレジスタ 132を使用するため、分周比を2(N+
1)・(b+a)としいる。
【0023】I/O装置のIDを転送する主目的は、図
2のような複数のI/O装置が接続された例において、
IDの重複設定をいち早く検出して並列バスによるI/
Oモジュールの制御を回避し、思わぬ事故や故障の発生
を未然に防ぐことにある。したがってIDの転送は直列
バスを介して行われる。一方I/O装置4のI/Oイン
ターフェイス41では、前記着順クロック、方向判別用ク
ロックおよびシフトレジスタ制御信号の3つを受け、次
のように動作する。
【0024】基準クロックは、同入力回路 221を経て、
シフトレジスタ 236と、基準クロックの検出結果は各回
路を動作可能とし、バックプレーン44のシャットダウン
信号を解除する。方向判別用クロックは、ここではPL
C1から続くI/Oバス5が接続されているコネクタ
(例えば 201)より入力され、すでに切換わっている切
換器( 227)と方向判別用クロック入力回路( 222)を
経て、方向判別回路( 226)に伝達される。この時もう
一方の方向判別用クロック入力回路( 224)からの信号
変化はないので、方向判別回路( 226)は、方向判別用
クロック出力回路( 225)、I/O装置ID出力回路
( 232)、I/O装置ID入力回路( 235)の3回路を
許可する。これにより、方向判別用クロックが回路の伝
達遅延時間をもってコネクタ( 202)よりPLC2へ続
くI/Oバス5に出力される。複数のI/O装置4が接
続されている場合は、同様にして連鎖的に伝達されてい
く。
【0025】シフトレジスタ制御信号は、前述のように
基準クロックの2(N+1)・(b+a)倍の周期であ
り、シフトレジスタ制御信号入力回路( 231)を経てシ
フトレジスタ( 236)に伝達される。その周期の前半期
間においては、I/O装置ID設定器( 238)に設定し
たIDの2進化符号データおよび前記基準クロック検出
回路( 237)による検出フラグを並列入力し、周期の後
半期間においては、並列入力データを基準クロックに同
期させてシフトする。この時、方向判別回路により許可
されているI/O装置ID入力回路( 235)よりシフト
入力される直列データの直前に挿入され、I/O装置I
D出力回路( 232)よりシフト出力される。尚、I/O
装置4の接続台数nが許容接続台数Nに対してn≦Nで
あるとすると、シフトされる全直列データ(N+1)・
(b+a)ビットのうち後ろ側の連続する(N−n)・
(b+a)ビットには、論理”0”が挿入され、n<N
であるとすると後ろ側の(b+a)ビットのいずれかに
論理”1”が挿入される。
【0026】以上のI/O装置IDの転送は、前記I/
O装置制御権が許可されている間、シフトレジスタ制御
信号の周期に合せて繰返される。尚、任意のI/O装置
4において、I/Oインターフェイス41のコネクタ( 2
01)および( 202)に接続するI/Oバス5の関係が逆
であっても、転送されるI/O装置IDの内容は変わら
ず、制御に影響しない。I/Oインターフェイス13で
は、前述のシフトレジスタ制御信号に同期して、その周
期の前半期間においては、基準クロックによるシフト動
作を行わず内部データを保持し、周期の後半期間におい
ては、I/O装置4のI/Oインターフェイス41から転
送されるI/O装置IDの直列データ(N+1)・(b
+a)ビットを基準クロックによりシフト入力する。し
たがって、I/Oバス5による接続上最も近いI/O装
置のIDデータ列が、N+1台分のシフトレジスタ( 1
32)の奥まで詰めた状態でシフト入力を完了し、次の周
期の前半期間の間は保持される。尚、I/O装置で電力
を供給されていないものについては、前述の切換器( 2
27)の作用によって、短絡線が挿入されるので、そのI
/O装置のIDは挿入されず、後ろに続くI/O装置の
IDが短絡線経由で転送される。
【0027】CPUはシフトレジスタ( 132)の内容の
並列出力を、前述のシフトレジスタ制御信号の周期とは
非同期に読出すので、シフト中の無意味なデータを参照
した場合には、無視するようにCPUに通知する必要が
ある。また、許容接続台数Nを越えるI/O装置が接続
された場合には、IDの設定が重複している可能性が高
く、前述の事故に至る恐れがあるので簡単にチェックす
る必要がある。以上を踏まえ、シフトレジスタ( 132)
の容量をN+1とし、もしN+1台以上のI/O装置が
あり、電力が供給されていれば、シフトレジスタの入力
端側1台分のデータは、シフト完了時に近い方からN+
1番目のI/O装置のIDである筈であり、このIDデ
ータのうち少なくとも動作可能ステータスは基準クロッ
ク検出回路( 237)により論理”1”になっている筈で
あるから、図3の論理回路による判定回路( 133)にて
簡単にチェックできるようにする。尚この判定回路はシ
フト期間では、ビット数(b+a)の”00・・・00”
を、シフト完了期間(保持期間)では”11・・・11”を
生成し、N+1台のI/O装置が接続されていることを
検出した場合は、保持期間において”10・・・10”のよ
うに”1”と”0”を交互に並べたものを生成し、CP
Uが読出す(N+1)・(b+a)ビットの並列データ
のうち末尾(b+a)ビットの部分を判定領域として前
記生成データを付加する。
【0028】CPU11はI/Oインターフェイス13の前
記シフトレジスタ( 132)を読込み、前記判定領域が”
00・・・00”であればシフト中とみなして再試行す
る。”11・・・11”となれば、シフト完了とみなし、判
定領域除いた残りのビット列をN個のフレームに分割す
る。各フレームのうち、前記動作可能ステータスが”
1”となっているフレームの残りのビット列が、電力を
供給されており尚且つCPUによる制御を待機している
I/O装置のIDを表す2進符号である。CPU11はこ
れらIDが1〜Nのいずれかで重複がなく、さらに各P
LC1,2,3での一致が確認されたユーザプログラム
のI/O割付情報と照合し、一致することを確認する。
もし、前述の判定領域が”1010・・・”であることが確
実の場合は、N+1台以上のI/O装置が接続されてい
るので、I/O装置の制御に移行せず、作業者に対して
エラーを通知し、不要なI/O装置の切り放しを促す。
I/O装置IDのI/O割付情報に対する整合性が得ら
れたことによってCPU11はI/O装置に対して並列バ
スによるデータのやり取りを行っても良いことになる。
【0029】次にCPU11は、接続される各I/O装置
4のIDに該当するアドレスを指定してI/Oインター
フェイス41上のループバックレジスタの書き読みテスト
を行い、データの一致性を確認する。続いてバックプレ
ーン44上のI/Oモジュールの構成と、構成するI/O
モジュールのIDとをそれぞれアドレスを指定して読込
んで、前記I/O割付情報との整合性を確認する。さら
に、各I/Oモジュール毎に、ループバックテストによ
る診断を行い、データの一致性を確認する。
【0030】以上CPU11がI/Oインターフェイス13
に対してI/O装置制御要求を行ってから後に、CPU
11が行う様々な確認条件について、何ら支障がなけれ
ば、このままユーザプログラム運転のフェーズに移行す
る。支障があった場合、前述の許容接続台数を越えてい
る例のように作業者に委ねる必要のあるものでなけれ
ば、CPU11は、一旦I/O装置制御要求を取り下げ、
通信手段を介してPLC2のCPU21に、I/O装置制
御権の放棄ならびに運転局放棄を通知し、新たにPLC
2が運転局として、CPU21がI/O装置制御要求以降
の処理を行う。I/O装置制御権の譲渡における回路の
動作は前述してある。CPU21の処理により何ら支障な
ければ、CPU21によりユーザプログラム運転のフェー
ズに移行し、同様な支障がある場合は、I/O装置制御
上問題ありとみなし、ユーザプログラム運転は回避す
る。
【0031】次にユーザプログラム運転について説明す
る。ユーザプログラムはラダー形式あるいはデータフロ
ー形式で記述されたもので、ユーザが設定した定周期ス
キャンサイクルの中の決められたタイミングで起動し、
プログラムの末端まで演算実行することとする。尚、演
算に使用される入力データは、各スキャンサイクルの始
まりでI/O装置が入力リフレッシュし、演算結果によ
って得られる出力データは各スキャンサイクルの終端に
てI/O装置に出力リフレッシュするものとする。
【0032】本発明に係る図1または図2のプログラマ
ブルロジックコントローラの二重化装置の構成において
は、運転局となったPLCが通信手段を介して、他の監
視局と同期を図りながらユーザプログラムを実行する。
通常の例では、PLC1が運転局、PLC2とPLC3
が監視局となり、CPU11がI/O装置制御権を前述の
フェーズによって獲得し、CPU21はI/O装置制御要
求のみ出力している。CPU11は、ユーザプログラム運
転移行時に、通信手段を介してCPU21および31にその
旨通知する。スキャンサイクルの始めにおいて、PLC
1のCPU11、通信モジュール12はそれぞれ自己診断と
相互診断を行い、CPU11はI/O装置4のI/Oイン
ターフェイス41のループバックテストも行う。並行して
PLC2のCPU21、通信モジュール22ならびにPLC
3のCPU31、通信モジュール32も自己診断と相互診断
を行い、運転局PLC1からの指令待ちとなる。
【0033】次にPLC1のCPU11は、I/O装置4
のI/Oモジュール群42から入力リフレッシュを行い、
通信手段により入力データ、動作データ、実行指令をC
PU21および31に送付する。CPU21および31は通信手
段によりPLC1の入力データを取込み、実行指令を受
けてユーザプログラムを実行する。並行してCPU11も
ユーザプログラムを実行する。CPU11は実行終了後通
信手段を介してCPU21および31より演算結果と、動作
データを収集する。運転局であるPLC1のCPU11
は、収集されたCPU21と31の動作データをチェック
し、下記の選択肢に分岐する。 CPU21,31とも正常ならば3局多数決判定、 CPU21または31が正常ならば2局一致不一致判定、 CPU21,31とも異常ならば自局単独運転、 分岐先の診断基準より2局分ずつ行う比較判定の組合せ
と順序が決めてあり、演算結果を比較して一致・不一致
の判定により、正当性の高い演算結果による出力データ
を、PLC1もしくはPLC2のどちらからI/O装置
4のI/Oモジュール群42へ出力リフレッシュを行う
か、あるいは、出力を回避するかを決定する。そして前
記決定に応じて、運転局の譲渡およびI/O装置制御権
の譲渡を行い、I/O装置4のI/Oモジュール群42へ
の出力リフレッシュを行って、1回のスキャンサイクル
を完了する。
【0034】尚、前述の例は、一例に過ぎないが、本発
明に係るプログラマブルロジックコントローラの二重化
装置では、PLCを構成するCPUおよび通信モジュー
ル各々の自己診断・相互診断ならびに通信手段を介した
他局PLCの診断、I/Oインターフェイスによる診断
等により、自他の異常や障害の発生、程度およびそれら
からの回復を監視できるため、様々な対応により高い信
頼性と稼動率を有するシステムを実現することができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るPLCの二重化装置では、
構成する各PLCおよびI/O装置に電源を備え、二重
化の対象となる2台のPLCのどちらからも、共通のI
/O装置を直接制御可能とし、各PLCが通信手段によ
りデータのやりとりと相互監視を行えること、以上の3
点により、各PLCの役割を限定せず異常時に交代でき
るようにしたことにより、より稼動率の高いシステムを
実現することができる。また作業者の行うI/O装置の
接続や設定に対する誤りを判定可能としたことにより、
思いもよらぬ事故の発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のPLCの二重化装置の一実施例
の最小構成を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明のPLCの二重化装置の他の実施
例のI/O装置を増設する構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図3は本発明のPLCの二重化装置の一実施例
のうち、二重化の対象となるPLCを構成するI/Oイ
ンターフェイスを詳細に示すブロック図である。
【図4】図4は本発明のPLCの二重化装置の一実施例
のうち、I/O装置を構成するI/Oインターフェイス
を詳細に示すブロック図である。
【図5】図5は図3の判定回路の構成例を示す論理回路
図である。
【図6】図6はフローチャート図である。
【図7】図7はフローチャート図である。
【図8】図8はフローチャート図である。
【図9】図9はフローチャート図である。
【図10】図10はフローチャート図である。
【図11】図11はフローチャート図である。
【図12】図12はフローチャート図である。
【符号の説明】
1 PLC 2 PLC 3 PLC 4 I/O装置 5 I/Oバス 6 光伝送路 11 CPU 21 CPU 31 CPU 12 通信モジュール 22 通信モジュール 32 通信モジュール 13 I/Oインターフェイス 23 I/Oインターフェイス 14 電源 24 電源 33 電源 43 電源 15 バックプレーン 25 バックプレーン 34 バックプレーン 44 バックプレーン 41 I/Oインターフェイス 42 I/Oモジュール群 101 コネクタ 102 コネクタ 111 アドレスデコード回路 112 タイミング発生回路 113 制御信号入出力回路 114 アドレス/データ信号出力回路 115 データ信号入力回路 121 I/O装置制御要求ラッチ回路 122 発振器 123 分周回路 124 調停回路 125 I/O装置制御権確認回路 126 基準クロック出力回路 127 方向判別用クロック出力回路 128 I/O装置制御権出力回路 129 I/O装置制御状態監視入力回路 130 シフトレジスタ制御信号出力回路 132 シフトレジスタ 133 判別回路 201 コネクタ 202 コネクタ 203 コネクタ 211 制御信号入出力回路 212 制御回路 213 アドレス/データ信号入力回路 214 アドレスラッチ回路 215 データ信号出力回路 216 データバッファ回路 221 基準クロック入力回路 222 方向判別用クロック入力回路 224 方向判別用クロック入力回路 223 方向判別用クロック出力回路 225 方向判別用クロック出力回路 226 方向判別回路 227 切換器 231 シフトレジスタ制御信号入力回路 232 I/O装置ID出力回路 234 I/O装置ID出力回路 233 I/O装置ID入力回路 235 I/O装置ID入力回路 236 シフトレジスタ 237 基準クロック検出回路 238 I/O装置ID設定器 301 被判定データ信号 302 シフトレジスタ制御信号 303 オープンドレインゲートまたはオープンコ
レクタゲート 304 判定情報データ信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のI/O装置を制御対象とするプロ
    グラマブルロジックコントローラの二重化装置におい
    て、通信モジュールとI/Oインターフェイスと電源と
    を備えた二重化の対象となる2台のプログラマブルロジ
    ックコントローラと、通信モジュールと電源とを備え前
    記2台のプログラマブルロジックコントローラと共に多
    数決判定の対象となるプログラマブルロジックコントロ
    ーラと、I/Oインターフェイスと電源とを備えたI/
    O装置と、前記3台のプログラマブルロジックコントロ
    ーラの通信モジュールを環状に接続する2線構造の光伝
    送路と、前記二重化の対象となる2台のプログラマブル
    ロジックコントローラのI/Oインターフェイスの間
    に、前記I/O装置のI/Oインターフェイスを挿入す
    るように接続するI/Oバスとによって構成されること
    を特徴とするプログラマブルロジックコントローラの二
    重化装置。
  2. 【請求項2】 前記I/O装置を、複数のI/O装置と
    前記I/Oバスとによって増設できる請求項1記載のプ
    ログラマブルロジックコントローラの二重化装置。
  3. 【請求項3】 前記二重化の対象となる2台のプログラ
    マブルロジックコントローラのI/Oインターフェイス
    には、前記I/O装置の制御権を調停及び制御権を監視
    する回路を設け、プログラマブルロジックコントローラ
    異常の際に、自動的に正常なプログラマブルロジックコ
    ントローラに制御権を譲渡する請求項1記載のプログラ
    マブルロジックコントローラの二重化装置。
  4. 【請求項4】 前記I/O装置のI/Oインターフェイ
    スには、前記二重化の対象となる2台のプログラマブル
    ロジックコントローラの制御側を判別する方向判別回路
    と、自己のI/O装置に設定されている識別番号と自己
    の動作可能状態とを符号化したデータを制御側のプログ
    ラマブルロジックコントローラに出力する回路とを設
    け、プログラマブルロジックコントローラのI/Oイン
    ターフェイスには、前記データの有効性と許容台数超の
    I/O装置が接続されているかどうかを判定し、判定情
    報を前記データに付加する判定回路を設け、制御側のプ
    ログラマブルロジックコントローラがI/O装置の設定
    と状態をあらかじめチェックできるようにした請求項1
    記載のプログラマブルロジックコントローラの二重化装
    置。
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