JPH0532372Y2 - - Google Patents

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JPH0532372Y2
JPH0532372Y2 JP1987181801U JP18180187U JPH0532372Y2 JP H0532372 Y2 JPH0532372 Y2 JP H0532372Y2 JP 1987181801 U JP1987181801 U JP 1987181801U JP 18180187 U JP18180187 U JP 18180187U JP H0532372 Y2 JPH0532372 Y2 JP H0532372Y2
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JP
Japan
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ceiling material
main body
synthetic resin
sewn
ceiling
Prior art date
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JP1987181801U
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JPH0185149U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車内装材の1つである自動車用吊
り天井材に関するものである。
(従来の技術) シート状の天井材主体の端縁部にフツク部付の
合成樹脂製縁材を縫着した自動車用吊り天井材は
実開昭61−152551号公報や実開昭59−14780号公
報或いは実開昭58−33374号公報などにより広く
知られているが、従来のこの種自動車用吊り天井
材は、いずれも天井材主体の端縁部をフツク部付
の縁材の平板状部に縫着しただけのものであるた
め縫着跡が外部に露呈されるうえにこの縫着跡が
時間の経過につれて引張力で縫目が拡がつて見苦
しくなり、特に、天井材主体を合成樹脂フイルム
よりなるものとした場合には縫目より引き裂かれ
て実用化は困難であるという問題があつた。ま
た、天井材主体の端縁部を縫着する代わりに接着
することも提案されているが、路上駐車などで室
内温度が80度程度まで高温化するため接着では充
分な取付強度が得られないため実施化は困難であ
つた。また、実開昭57−3074号公報には、一端に
フツク部を連設した基板部の他端に天井材主体の
一端を介入させるカバー部を連設してなる縁材を
用い、天井材主体の折り返し端部をカバー部の挿
入用空隙に介入させて固定するようにしたものが
提案されているが、この種のものにおいては天井
材主体の一端がカバー部内において接着するのを
普通とするため取付作業が面倒なうえに充分な取
付強度が得られないという問題点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記のよ
うな問題点を解決して、天井材主体の一端をボデ
イフランジとの係合用のフツク部が形成してある
縁材に対して的確容易に取付けできるうえに充分
な取付強度が得られる安価で体裁のよい自動車用
吊り天井材を提供しようとすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決した本考案に係る自動
車用吊り天井材は、シート状の天井材主体の端縁
部にフツク部付の合成樹脂製縁材を縫着した自動
車用吊り天井材において、合成樹脂製縁材が、基
板部の一端に該基板部の中間位置に先端が達する
フツク部を連設する一方、他端には天井材主体の
一端を折り返した重ね合わせ端部が介入される狭
幅の挿込用空隙を該基板部との間に形成するため
のカバー部を連設したものであり、天井材主体は
前記重ね合わせ端部を前記挿込用空隙に介入させ
て前記フツク部の先端より先方位置において前記
基板部からカバー部にわたり縫着された縫着糸を
もつて合成樹脂製縁材に縫着されていることを特
徴とするものである。
(作用) このような自動車用吊り天井材は、ボデイフラ
ンジに合成樹脂製縁材のフツク部を係合させるこ
とによりシート状の天井材主体で車体の天井面の
内装を行う。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。
1は天井材主体であつて、該天井材主体1は例
えば塩化ビニル樹脂フイルムなどの1枚物のシー
ト状素材の片面に複数のタツクを所要間隔をおい
て折曲形成するとともに各タツクの折曲基部に沿
つて2〜5mm幅の帯状溶着部をウエルド加工する
ことにより各タツク内を細長のワイヤ挿通部に形
成してなる周知のものである。2は天井材主体1
の前後の端縁に取付けられる合成樹脂製縁材であ
つて、この合成樹脂製縁材2は平板状をした縫着
用の基板部3の一端に該基板部3の中間位置に先
端が達するフツク部4を一体に連設する一方、他
端には天井材主体1の一端を折り返した重ね合わ
せ端部1aが介入される狭幅の挿込用空隙を該基
板部3との間に形成するためのカバー部5を同材
をもつて成形一体化したものとしている。なお、
このカバー部5は第1図、第2図に示す第1の実
施例や第3図に示す第2の実施例のように、基板
部3に蝶番部6を介してカバー部5を一点鎖線で
示すように一体成形しておき、このカバー部5を
蝶番部6より略180°外側に折り返して相互間を挿
込用空隙に形成するようにしても、基板部3の外
側に平行してカバー部5を一体成形するようにし
てもよく、また、カバー部5の内面や基板部3の
外面には滑り止め7を設けておいてもよい。そし
て、前記天井材主体1は前記重ね合わせ端部1a
が前記挿込用空隙に介入挟持された状態で前記フ
ツク部4の先端より先方位置において前記基板部
3からカバー部5にわたり縫着された縫着糸8を
もつて合成樹脂製縁材2に縫着縫着一体化してあ
る。
このように構成されたものは、天井材主体1の
片面に所要間隔をおいて配列形成してある細長の
各ワイヤ挿通部にリステイングワイヤを挿通し、
その両端をもつてボデイの天井部両側に懸吊する
とともに、該天井材主体1の両端縁に取付けられ
ている合成樹脂製縁材2の先端に形成されている
フツク部4をその弾性を利用してボデイフランジ
11に係合させて吊り天井として車体の天井面を
内装するものであるが、天井材主体1に対する合
成樹脂製縁材2の取付けが、天井材主体1の端部
を2つ折りした重ね合わせ端部1aを基板部3と
カバー部5との間の挿込用空隙に介入させて基板
部3からカバー部5に刺通される縫着糸8により
縫着一体化したものであるから、縫目は隠蔽され
て体裁のよい仕上りが得られることとなり、ま
た、このような縫着は天井材主体1に引張力が加
えられても2つ折りした重ね合わせ端部1aに形
成される縫目は拡がり難いうえたとえ拡がるよう
なことがあつてもこれが外部に露呈されることは
ないので、長期間にわたつて優れた外観を呈する
こととなる。さらに、前記した縫着糸8による縫
着は挿込用空隙に介入挟持された重ね合わせ端部
1aを前記フツク部4の先端より先方位置におい
て前記基板部3からカバー部5にわたる縫着糸8
によるものであるから、合成樹脂製縁材2がフツ
ク部4とカバー部5とが基板部3の両端に連設さ
れた変形S字状であるにもかかわらず取付作業が
的確容易なうえに充分な取付強度が得られる特長
がある。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、基板部
の両端に該基板部の中間位置に先端が達するフツ
ク部と天井材主体を折り返した重ね合わせ端部が
介入される狭幅の挿込用空隙を形成するためのカ
バー部を連設した特殊な合成樹脂製縁材を用い、
天井材主体の重ね合わせ端部をこの合成樹脂製縁
材の挿込用空隙に介入挟持させた状態でフツク部
の先端より先方位置において前記基板部からカバ
ー部にわたり縫着された縫着糸をもつて縫着した
ので、天井材主体の端部に対する合成樹脂製縁材
の取付作業を簡略化できるうえに充分な取付強度
が得られ、安価で加工の容易な合成樹脂フイルム
などでも素材として使用できることとなり、従来
のこの種自動車用吊り天井材に比べて安価なうえ
に丈夫で体裁がよいなど多くの利点がある。
従つて、本考案は従来のこの種のものの問題点
を解決したものとして実用的価値極めて大なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部の一
部切欠正面図、第2図はその製造工程を示す一部
切欠斜視図、第3図は本考案の第2の実施例の製
造工程を示す一部切欠斜視図である。 1……天井材主体、1a……重ね合わせ端部、
2……合成樹脂製縁材、3……基板部、4……フ
ツク部、5……カバー部、8……縫着糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート状の天井材主体の端縁部にフツク部付の
    合成樹脂製縁材を縫着した自動車用吊り天井材に
    おいて、合成樹脂製縁材2が、基板部3の一端に
    該基板部3の中間位置に先端が達するフツク部4
    を連設する一方、他端には天井材主体1の一端を
    折り返した重ね合わせ端部1aが介入される狭幅
    の挿込用空隙を該基板部3との間に形成するため
    のカバー部5を連設したものであり、天井材主体
    1は前記重ね合わせ端部1aが前記挿込用空隙に
    介入挟持された状態で前記フツク部4の先端より
    先方位置において前記基板部3からカバー部5に
    わたり縫着された縫着糸8をもつて合成樹脂製縁
    材2に縫着されていることを特徴とする自動車用
    吊り天井材。
JP1987181801U 1987-11-28 1987-11-28 Expired - Lifetime JPH0532372Y2 (ja)

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JP1987181801U JPH0532372Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

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JPH0185149U JPH0185149U (ja) 1989-06-06
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573074B2 (ja) * 1972-12-02 1982-01-20
JPS5719342U (ja) * 1980-07-08 1982-02-01
JPS5833374B2 (ja) * 1979-07-23 1983-07-19 マツダ株式会社 燃料噴射式エンジンの過給装置
JPS5914780B2 (ja) * 1981-12-11 1984-04-06 インダストリアル メンテナンス システムズ インコ−ポレイテツド 軸合せ用計算機

Patent Citations (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5719342U (ja) * 1980-07-08 1982-02-01
JPS5914780B2 (ja) * 1981-12-11 1984-04-06 インダストリアル メンテナンス システムズ インコ−ポレイテツド 軸合せ用計算機

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JPH0185149U (ja) 1989-06-06

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