JPH05323211A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH05323211A
JPH05323211A JP4129072A JP12907292A JPH05323211A JP H05323211 A JPH05323211 A JP H05323211A JP 4129072 A JP4129072 A JP 4129072A JP 12907292 A JP12907292 A JP 12907292A JP H05323211 A JPH05323211 A JP H05323211A
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JP
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light
light distribution
filter
lens system
observation
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Application number
JP4129072A
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English (en)
Inventor
Akinobu Uchikubo
明伸 内久保
Yuichi Yamada
雄一 山田
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Takehiro Nakagawa
雄大 中川
Shinji Yamashita
真司 山下
Akihiro Miyashita
章裕 宮下
Masao Uehara
政夫 上原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】観察部の表面状態や観察者の目的によって配光
パターンを選択的に切り換え可能な配光補正手段を有す
る内視鏡装置を提供する。 【構成】内視鏡装置30は、体腔内に挿入される内視鏡
40と、CCD41からの電気信号を映像信号に変換す
る映像信号変換部31と、観察像を映し出すモニタ32
と、観察部位を照明する照明手段とによって構成されて
いる。観察部位を照明する照明光は、絞り部材54によ
って光量を調整されて、集光レンズ系55,スリット5
6,入射伝達レンズ系57を透過して所定幅の照明光と
なる。そして、3原色の回転カラーフィルタ59及び配
光変換フィルタ60aを介して出射端伝達レンズ系61
に入射し、その出力光をライトガイドファイバ46の入
射端46aに導入する。配光変換フィルター60aは、
複数のフィルタ群70を切り換える構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明光学系から出射す
る照明光の配光を切り換えることのできる内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことによって体腔内臓器などを観察したり、必要に応じ
て処置具用チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く用いられている。また、
工業分野においてもボイラ,タービン,エンジン,化学
プラントなどの内部を観察したり検査したりすることの
できる工業用内視鏡が利用されている。
【0003】図12に示すように内視鏡装置1は、例え
ば、体腔内に挿入される内視鏡2と、照明手段3と、前
記内視鏡2に配設されている固体撮像素子(以下CCD
と略記)からの電気信号を映像信号に変換する映像信号
変換部4と、この映像信号変換部4から出力される映像
信号を目視観察するためのモニタ5とを備えている。
【0004】前記内視鏡2の挿入部6の先端内部に設け
られているCCD7の信号は、前置増幅器8及び映像増
幅器9の直列接続を介して照明手段3の自動調光用第1
信号検出端10に導かれると共に、この第1信号検出端
10の後段に接続される利得制御手段11に供給されて
いる。
【0005】前記照明手段3は、図示しない回路部と光
学部3aとに分かれ、前記回路部において第1信号検出
端10からの信号に基づいた調光制御信号S1を生成し
て光学部3aのガルバノモータ12へ駆動信号として伝
達されるようなっている。前記ガルバノモータ12の出
力軸は、光源13からの照明光を調光する絞り部材14
を駆動するようになっている。前記絞り部材14によっ
て光量を調整された照明光は、集光レンズ系15に入射
され、この集光レンズ系15を透過する光をスリット1
6の位置に集束してこのスリット16の反集光レンズ系
15に配設された入射伝達レンズ系17に入射して所定
幅の照明光となる。この照明光は、同期モータ18によ
って回転駆動される後述する3原色の回転フィルタ19
を介して出射端伝達レンズ系20に入射し、その出力光
はライトガイドファイバ21の入射端に導入される。な
お、同期モータ18は、サーボ回路18aを有し、回転
フィルタ19を一定方向に所定の一定速度で回転させて
いる。また、回転フィルタ19は、回転検出器22によ
ってその回転スタート位置を示すスタートパルスおよび
R,G,Bの各読み出し用遮光部を検出してCCD7か
らの読み出し開始位置を示すリードパルスが検出される
ようになっている。この回転検出器22によって検出さ
れた信号はタイミング発生器23に供給され、このタイ
ミング発生器23を制御している。なお、前記回転検出
器22で検出されたパルスを受けるタイミング発生器2
3は、前記スタートパルスおよびリードパルスにより、
R,G,Bごとに切換パルスS2を発生する。
【0006】前記利得制御手段11は、前記第1検出端
10の信号を乗算器11aに受け、この乗算器11aの
出力を図示しない第2信号検出端に伝達している。この
第2信号検出端の信号は、TV信号変換部4を介してカ
ラーTVモニタ5に供給して観察部位の観察像を映し出
している。
【0007】図13は、前述した回転フィルタ19を示
し、19B,19G,19Rは光源13の白色光をそれ
ぞれ青色光、緑色光、赤色光を透過するフィルタであ
る。各フィルタの間には遮光部19CB ,19CG ,1
9CR が設けられ、順次各フィールド期間中に回転フィ
ルタ19が1回転することにより所定の原色光を被写体
に照射する期間と遮光期間とを作り出すことができる。
また、符号19aは、回転フィルタ19のスタートパル
スを検出するための透孔であり、符号19aR,19a
G,19aBは各R,G,Bの映像信号読み出しのため
のリードパルスを検出する透孔である。なお、前記スタ
ートパルスは各フィールド期間の開始時点に発生する。
【0008】上記のように構成された内視鏡装置1は、
回転フィルタ32により遮光期間と各原色光期間が設定
された照明光を出射側伝達レンズ系20、ライトガイド
ファイバ21、配光レンズ系24を伝達して被写体を照
明する一方、CCD7の受光面には各期間の繰り返しに
応じた像光エネルギーが照射される。このことによりC
CD7から読み出される映像信号は、前置増幅器8及び
映像増幅器9を経て第1信号検出端10に導かれ、一部
は乗算器11aに、一部は照明手段3a側に導入され絞
り部材14の開口を調整して光源13からの照明光量を
適切な値にして照明している。なお、内視鏡2の先端に
設けられている配光光学系24は、この配光光学系が図
のように1つのものから複数のものまで様々である。
【0009】また、図14(a)に示すように2つの配
光光学系24a及び24bを備えた内視鏡2によって観
察される被写体は、例えば、体内など曲折した対向壁面
では、観察部を必ずしも正面視することができないの
で、観察部を斜め方向から見ることになる。このような
とき、観察部のモニタ画像は、近景側を照射する照明光
が強くなり過ぎるために近景色が白く飛んでしまい、逆
に遠景側の照明光が弱くなってしまうことによって遠景
色が黒く沈んでしまうことがあった。すなわち、図の
(b)に示すアルファベットを記したチャート25を前
記図の(a)の観察部に配置させて撮像したときのモニ
タ画面5aには、図の(c)のように近景の“A”は、
上方に位置する配光光学系24aによって間近から照明
されているために白く飛んだ画像となってしまい文字A
が見にくくなり、逆に遠景の“E”は、配光光学系24
a,24bから遠いために照明不足となってしまい文字
Eを見ることができなくなってしまう。
【0010】また、図15の(a)に示すように、曲折
していない微小凹凸部を有する観察部26を正面視して
観察するときモニタ画面5aには、配光光学系24a及
び24bから出射される照明光によって前記微小凹凸部
の陰影が相殺されて陰影のはっきりしない図の(b)に
示すような観察像が映し出されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように内視鏡観
察における観察部位を照明する照明光は、配光光学系か
ら出射する照明光量を制御されているが、単数、或い
は、複数の配光光学系から出射される照明光は常に均一
であった。このため観察部の表面状態や観察者の意図に
よって配光を変化させたいときにも配光を変えることが
ることができなかった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、観察部の表面状態や観察者の目的によって配光パタ
ーンを選択的に切り換え可能な配光補正手段を有する内
視鏡装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、内視鏡挿入部の先端に配設された配光光学系から出
射する照明光を目的観察部位に照射して観察光学系を介
して観察する内視鏡装置において、配光光学系から出射
する照明光の配光を観察部位の表面状態や観察目的に応
じて選択的に切り換え可能な配光補正手段を有する。
【0014】
【作用】この構成で、観察者が観察部位を観察すると
き、観察部位の表面状態や観察者の意図によって配光補
正手段を切り換えて照明光の配光を任意に選択して観察
する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は内視鏡装置の概略構成を示す説明図、図2は照明手段
に設けた配光変換フィルタ及びこの配光変換フィルタを
使用したときの観察画像を示す説明図である。
【0016】図1に示すように内視鏡装置30は、例え
ば、体腔内に挿入される内視鏡40と、前記内視鏡40
に配設されているCCD41からの電気信号を映像信号
に変換する映像信号変換部31と、この映像信号変換部
31から出力される映像信号を目視観察するためのモニ
タ32と、観察部位に照明光を供給する照明手段50と
から構成されている。
【0017】前記内視鏡40の挿入部42の先端部43
には照明光学系44及び複数の配光光学系45が配設さ
れる一方、前記照明光学系44の後方にはCCD41が
設けられ、前記配光光学系45にはライトガイドファイ
バ46が臨まれている。そして、前記CCD41から出
力される電気信号は、前置増幅器47及び映像増幅器4
8の直列接続を介して照明手段50の自動調光用の第1
信号検出端51に導かれると共に、この第1信号検出端
51の後段に接続される利得制御手段49に伝達されて
いる。
【0018】前記照明手段50の図示しない回路部にお
いては、前記第1信号検出端51からの信号に基づいた
調光制御信号S1が生成されてガルバノモータ52へ駆
動信号として伝達されるようになっている。前記ガルバ
ノモータ52は、光源53からの照明光の光量を調整す
る絞り部材54を駆動する。前記絞り部材54によって
光量を調整された照明光は、集光レンズ系55,スリッ
ト56,入射伝達レンズ系57を透過して所定幅の照明
光となる。この照明光は、同期モータ58によって回転
駆動される3原色の回転カラーフィルタ59及び配光補
正手段60である配光変換フィルタ60aを介して出射
端伝達レンズ系61に入射し、その出力光はライトガイ
ドファイバ46の入射端46aに導入されるようになっ
ている。また、前記利得制御手段49は、前記第1信号
検出端51の信号を乗算器49aに受け、この乗算器4
9aの出力を図示しない第2信号検出端に伝達し、さら
に映像信号変換部31を介してカラーTVモニタ32に
供給して観察部位の観察像をモニタ画面32aに映し出
すようになっている。
【0019】なお、前記同期モータ58は、サーボ回路
58aを有しており、前記回転カラーフィルタ59を一
定方向に所定の一定速度で回転させている。また、前記
回転カラーフィルタ59は、回転検出器62によって回
転スタート位置を示す図示しないスタートパルス及び
R,G,Bの各読み出し用遮光部を検出して前記CCD
41からの読み出し開始位置を示すリードパルスが検出
されるようになっている。この回転検出器62によって
検出された信号は、タイミング発生器63に供給される
と共に、このタイミング発生器63によってR,G,B
を制御するようになっている。すなわち、前記回転検出
器62で検出されたパルスを受けるタイミング発生器6
3は、前記スタートパルス及びリードパルスにより、
R,G,Bごとに切換パルスS2を発生する。
【0020】図2に示すように回転カラーフィルタ59
と出射伝達レンズ系61との間の光路中に配設されてい
る配光変換フィルター60aは、スイッチ65を操作す
ることによって図示しない配光変換フィルター制御部に
よってモータ66が制御されて配光変換フィルタ60a
に配設されている複数のフィルタ群70を切り換える構
成となっている。
【0021】前記フィルタ群70は、例えば、8種類の
フィルタを備えている。フィルター70aは透明フィル
ターで、回転カラフィルター59を透過してくる光をそ
のまま出射端伝達レンズ系61に出力する。フィルター
70bは、周辺部が減光されるパターンを有しており、
内視鏡画像の中央部を重点的に照明したい場合に好適で
ある。フィルタ70cは、中央部が減光されるパターン
を有しており、内視鏡画像の周辺部を重点的に照明した
い場合に好適である。フィルタ70dないしフィルタ7
0gは、それぞれ内視鏡画像の左方1/4面,下方1/
4面,右方1/4面,上方1/4面の特定方向のみを減
光するパターンを有している。フィルタ70hは全面を
減光するようになっている。
【0022】このように、内視鏡装置30にフィルタ群
70を有する配光変換フィルタ60aを設けることによ
って、観察者は目的観察部位の表面状態や観察者の意図
によって観察部位を照明している照明光の配光を適宜切
り替えることができる。このことより、例えば、前記フ
ィルタ70bを使用するときには、胃のような管腔部を
撮像する場合に、モニタ画面32aの周辺部に表示され
る手前側の胃壁よりも画面中央部に表示される奥側の胃
壁を観察したい状況下において最適な照明を得ることが
できる。また、前記フィルタ70cは、前記フィルタ7
0bの胃壁のときとは逆に手前側の胃壁を観察したいと
きに使用することにより、中央部が減光されて観察目的
部位である手前側胃壁に最適な照明を得ることができ
る。さらに、前記フィルタ70dを図1に示すような複
数の配光光学系45を備える内視鏡40に適用した場
合、それぞれの配光光学系45から出射する照明光は、
左側1/4面が減光されているので観察部位を均等に照
明することができなくなる。すなわち、凹凸の少ない被
写体を撮像したときモニタ画面32aに映し出される観
察像は、フィルタ70aを使用するとき図2の(b)の
ように微小凹凸部の不明瞭な画像となってしまうが、フ
ィルタ70dを使用した観察画像は図2の(c)のよう
に微小凹凸部の陰影が生じて観察部位の凹凸を明瞭に表
示することができる。なお、本実施例において配光変換
フィルター60aを出射側伝達レンズ系61と回転カラ
ーフィルタ59との間の光路中に設けているが、光源5
3と配光光学系45との間であれば、如何なるところに
配光変換フィルタ60aを設けても良いことは言うまで
もない。
【0023】図3は本実施例の第2実施例に係る配光補
正手段60の概略構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施例の配光補正手段60は、配光変換フィルタ
60aの代わりに液晶フィルタ60bを出射側伝達レン
ズ系61と回転カラーフィルタ59との間の光路中に配
設している。なお、前記液晶フィルタ60bは、液晶駆
動装置67によって駆動され、駆動制御を図示しないフ
ィルター制御装置にて行うようになっている。その他の
構成は前記第1実施例と同様である。
【0024】このように配光補正手段60に液晶フィル
タ60bを用いることに配光補正手段60の省スペース
化が実現できると共に、配光パターンを任意のパターン
にすることが可能になる。その他の作用及び効果は前記
第1実施例と同様である。
【0025】図4は本実施例の第3実施例に係る配光補
正手段60の概略構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施例の配光補正手段60は、前記出射側伝達レ
ンズ系61をレンズ中心に対して所定角度範囲で変位さ
せることができるようにしたレンズ把持部61aを設け
て構成している。その他の構成は前記実施例と同様であ
る。
【0026】このように出射側伝達レンズ系61をレン
ズ把持部61aによって把持してレンズ中心に対して傾
けることにより、ライトガイドファイバ入射端46aへ
向かう出力光は、光軸に対して平行な光線とならなくな
るために配光レンズ系45からは不均等な照明光が出射
されるようになるので結果的に配光を変化させた状態と
同様となる。なお、前記レンズ把持部61aは、例え
ば、圧電素子や形状記憶合金を用いれば容易に構成する
ことができる。また、前記レンズ把持部62の駆動にモ
ータなどの動力機構を用いても良いことはいうまでもな
い。その他の作用及び効果は前記実施例と同様である。
【0027】図5は本実施例の第4実施例に係る配光補
正手段60の概略構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施例の配光補正手段60は、出射側伝達レンズ
系61に可変焦点距離レンズ61bを用いている。前記
可変焦点距離レンズ61bは、例えば、レンズに液晶を
用いて屈折率を制御することができるようになっている
ことにより、ライトガイドファイバ入射端46aへの出
力光の集光面積を変化させることによって配光を変化さ
せることができる。その他の構成及び作用・効果は前記
実施例と同様である。
【0028】なお、可変焦点距離レンズ61bは、液晶
を用いたレンズに限定されるものではなく、同様な効果
をもたらすレンズであれば良いことは言うまでもない。
図6は、その一例であり内部を中空構造としてこの中空
内部に流体を注入して屈折率を変化させるようにしたレ
ンズである。中空内部の流体を交換する事によって、注
入流体の屈折率によってレンズの屈折率が変化すること
によって焦点距離を可変させている。
【0029】図7は本実施例の第5実施例に係る配光補
正手段60の概略構成を示す説明図である。図に示すよ
うに本実施例の配光補正手段60は、内視鏡40の先端
部43に配置されている配光光学系レンズ45をレンズ
中心に対して変位させる配光レンズ把持部45aを設け
ている。前記配光レンズ把持部45aは、図示しない配
光制御部からの制御信号を受けて配光レンズ系45を所
定角度範囲で変位させて傾けることができるようになっ
ている。前記配光レンズ系45を傾けることにより、照
射角度を任意に変化させることができる。なお、配光レ
ンズ系45の傾き角度の制御を各配光レンズ45.4
5.45...ごとに独立して制御することができるよ
うにすることによって配光を一層効果的に変化させるこ
とが可能となる。その他の構成及び作用・効果は前記実
施例と同様である。
【0030】ところで、従来のライトガイドに対する光
源からの入射角はどのライトガイドに対しても一定であ
ったので光源装置とライトガイドとの組み合わせによっ
て適宜な入射角となるように次のように構成することが
できる。
【0031】図8は光学系ズーム装置の概略構成を示す
説明図である。図の(a)に示すように光学系ズーム装
置80は、照明手段に固定される第1の円筒81と、こ
の第1の円筒81の内周を軸方向に摺動すると共に、一
端に光学レンズ82aを配設した第2の円筒82と、こ
の第2の円筒82の内周を軸方向に摺動すると共に、一
端に光学レンズ83aを配設する第3の円筒83とによ
り構成されている。図の(d)に示すように前記第3の
円筒83にはこの第3の円筒83を軸方向に摺動させる
第1の摺動ピン84aを固定する固定孔85aが設けら
れている。また、図の(c)に示すように前記第2の円
筒82にはこの第2の円筒82を軸方向に摺動させる第
2の摺動ピン84bを固定するための固定孔85bが先
端に設けられる一方、前記第3の円筒83に配設される
第1の摺動ピン84aが摺動するための摺動溝86aが
設けられている。さらに、図の(b)に示すように前記
第1の円筒81には前記第1の摺動ピン84a及び第2
の摺動ピン84bが摺動するための摺動溝86b及び8
6cがそれぞれ設けられている。そして、図の(e)に
示すように第1の摺動ピン84aを矢印方向に移動させ
ることによって第3の円筒83及び第2の円筒82が軸
方向に摺動するようになっている。
【0032】従って、前記第3の円筒83は、第1の円
筒81の摺動溝86b及び第2の円筒82の摺動溝86
aに沿って回転しながら軸方向に移動する。また、前記
第2の円筒82は、第1の円筒81に設けられている摺
動溝86cに沿って回転することなく軸方向のみに移動
する。このように摺動溝86a,86b,86c及び光
学レンズ82a,83aを適宜な位置に設けることによ
って、前記第1の摺動ピン84aを操作するだけで焦点
距離を自在に変化させることができるようになっている
ので、出力光のライトガイドファイバ入射端46aへの
最適な入射角を容易に得ることができる。
【0033】図9は光学系ズーム装置80を光源手段に
配置したときの概略構成を示す説明図である。図に示す
ように図示しない光源からの出力光は、光学系ズーム装
置80に入射して内視鏡40のライトガイドコネクタ4
6bの中を挿通しているライトガイドファイバ46の入
射端46aに最適な入射角で導入されている。これは、
前記光学系ズーム装置80に設けられている第1の摺動
ピン84aを前記ライトガイドコネクタ46bを支持す
る装置前面パネル50aに設けた円筒リング87に配設
したシャフト88が回転移動させることによって焦点距
離を最適な状態に設定しているからである。なお、前記
円筒にはローレットが施されている。
【0034】また、図10に示すように光学系ズーム機
構80の摺動操作に前記摺動ピン84aと結合するギヤ
91を設けると共に、このギヤ91と噛合するギヤ92
を有するモータ93及びこのモータ93の駆動を制御す
るCPU94を設けてもよい。なお、前記CPU94に
対するスイッチ95は前面パネル50aに設けられてい
る。このようすることによってに、装着したスコープに
対応してCPU94がモータ93を駆動させて光学系ズ
ーム機構80内に設けられている光学レンズを所定位置
に速やかに移動することができる。
【0035】さらに、図11に示すようにそれぞれのス
コープに対応する位置に溝101を設けると共に、前記
スイッチ95を角スコープの溝101に対応する位置に
設けることによって、スコープをセットしただけで光学
系ズーム機構80内の光学レンズを所定位置に移動する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、観
察部の表面状態や観察者の目的によって配光パターンを
選択的に切り換え可能な配光補正手段を有する内視鏡装
置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】(a)配光変換フィルタの概略構成を示す説明
図 (b)配光変換フィルタにフィルタ を使用したとき
の観察画像を示す説明図 (c)配光変換フィルタにフィルタ を使用したとき
の観察画像を示す説明図
【図3】本実施例の第2実施例に係る配光補正手段の概
略構成を示す説明図
【図4】本実施例の第3実施例に係る配光補正手段の概
略構成を示す説明図
【図5】本実施例の第4実施例に係る配光補正手段の概
略構成を示す説明図
【図6】可変焦点距離レンズの変形例を示す説明図
【図7】本実施例の第5実施例に係る配光補正手段の概
略構成を示す説明図
【図8】(a)光学系ズーム装置の概略を示す説明断面
図 (b)第1の円筒の展開図 (c)第2の円筒の展開図 (d)第3の円筒の展開図 (e)光学系ズーム装置の概略構成を示す説明図
【図9】光学系ズーム装置を照明手段に配設したときの
概略構成を示す説明図
【図10】図9の光学系ズーム装置の変形例を示す説明
【図11】図10のスイッチ部の変形例を示す説明図
【図12】図12ないし図15は従来例に係り、図12
は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図13】回転フィルタの概略を示す説明図
【図14】(a)体腔内の曲折した壁面の観察状態を示
す説明図 (b)アルファベットを記したチャートを示す説明図 (c)観察部のモニタ画像を示す説明図
【図15】(a)曲折していない微小凹凸部を有する観
察部26を正面視して観察するときの状態を示す説明図 (b)観察部のモニタ画像を示す説明図
【符号の説明】
30… 内視鏡装置 40… 内視鏡 42… 挿入部 45… 配光光学系 60… 配光補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 雄大 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮下 章裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡挿入部の先端に配設された配光光学
    系から出射する照明光を目的観察部位に照射して観察光
    学系を介して観察する内視鏡装置において、配光光学系
    から出射する照明光の配光を観察部位の表面状態や観察
    目的に応じて選択的に切り換え可能な配光補正手段を有
    することを特徴とする内視鏡装置。
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