JPH05323182A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH05323182A
JPH05323182A JP4154168A JP15416892A JPH05323182A JP H05323182 A JPH05323182 A JP H05323182A JP 4154168 A JP4154168 A JP 4154168A JP 15416892 A JP15416892 A JP 15416892A JP H05323182 A JPH05323182 A JP H05323182A
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JP
Japan
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distance
distance measuring
display
lens
image forming
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JP4154168A
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Yasuo Suda
康夫 須田
Akihiko Nagano
明彦 長野
Akira Yamada
山田  晃
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light
    • G03B17/20Signals indicating condition of a camera member or suitability of light visible in viewfinder
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出窓情報の量を少なく抑えながら、測距光
束のケラレに関しての判定を、実用上充分に正確に行
う。 【構成】 結像光学系の光軸から予め定められた距離に
ある予定結像面上の点についての射出窓に関する情報を
出力する射出窓出力手段355を設け、また、更に、レ
ンズ駆動手段によるピント合せ可能な全範囲の中で、結
像光学系の実効Fナンバーが最も大きくなる位置におけ
る情報をも射出窓情報として出力する射出窓出力手段3
55を設け、この射出窓情報によって、複数の測距視野
それぞれに、測光光束のケラレが生じるか否かを判別す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の測距視野を有
し、結像光学系の結像状態に応じて、相対的な間隔の変
化を生じる被写体像の光電変換出力に基づいてそれぞれ
の結像状態を検出する焦点検出手段や、射出窓出力手段
からの出力に基づいて、前記焦点検出手段の各測距視野
の測距光束が前記結像光学系によってケラレるかどうか
を判定する測距可否判定手段を備えたカメラの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ本体側に位相差検出方式の
焦点検出装置を備えたレンズ交換式カメラ(システム)
では、例えば、撮影レンズの開放Fナンバー情報を該撮
影レンズからカメラ本体に伝えることによって測距光束
のケラレの有無を判定し、焦点検出装置が動作可能かど
うかを判断していた。
【0003】ところが、一般的な写真用撮影レンズの場
合、光軸外の像面位置において口径食と呼ばれる瞳面積
の減少が起ることに示唆されるように、非近軸的には2
つの射出窓(射出瞳)を有している。従って、撮影レン
ズの光軸外にある測距視野に対しては、測距光束が撮影
光束に含まれているかを単に開放Fナンバー情報だけか
ら判定する事は困難である。そこで、焦点検出装置の構
成において、装着される全ての撮影レンズの射出窓を考
慮し、ケラレが起らないように測距光束を設定する必要
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
撮影レンズの小型化に伴って、射出窓の位置は予定結像
面に近くなる傾向が強く、一方では、ズーム比の高倍率
化に伴って、射出窓の位置は予定結像面から遠ざかる傾
向にある。これに加えて、従来撮影レンズの光軸上のみ
であった焦点検出装置の測距視野が、光軸外にも配置さ
れるようになり、上述した様に測距光束にケラレのない
ことを、全ての撮影レンズ、全ての測距視野に対して保
証することは一層厳しくなっている。
【0005】次に、別の問題点について述べる。
【0006】従来の焦点検出装置を有するカメラは、ピ
ント板上に測距視野枠を一体に形成するか、或は、ピン
ト板に隣接して液晶表示素子を配し、この液晶表示素子
を電気的に駆動する事により、ファインダ視野内の被写
体像に重ねて測距視野の位置を表示していた。
【0007】ところで、前述したように、一般的な写真
用撮影レンズの場合、光軸外の像面位置において口径食
と呼ばれる瞳面積の減少が起ることに示唆されるよう
に、非近軸的には2つの射出窓を有している。そして、
近年の撮影レンズの小型化に伴って、射出窓の位置は予
定結像面に近くなる傾向が強く、一方では、ズーム比の
高倍率化に伴って、射出窓の位置は予定結像面から遠ざ
かる傾向にある。
【0008】これに応じて、撮影レンズのカメラ本体側
に位相差検出方式の焦点検出装置を備えたレンズ交換式
カメラ(システム)では、撮影レンズの光軸外にある測
距視野に対して、測距光束のケラレの有無を判定し、焦
点検出装置が動作可能かどうかを判別し、適宜特定の測
距視野を不作動にする必要が生じている。
【0009】しかしながら、従来の測距視野表示では、
測距視野それぞれの作動状態を示していないため、撮影
者はどの測距視野を用いることができるか否かを認識で
きないといった問題点があった。
【0010】本発明の第1の目的は、射出窓情報の量を
少なく抑えながら、測距光束のケラレに関しての判定
を、実用上充分に正確に行うことのできるカメラを提供
することである。
【0011】本発明の第2の目的は、測距視野それぞれ
の測距可否状態を撮影者に容易に認識させることのでき
るカメラを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、結像光学系の
光軸から予め定められた距離にある予定結像面上の点に
ついての射出窓に関する情報を出力する射出窓出力手段
を設け、また、更にレンズ駆動手段によるピント合せ可
能な全範囲の中で、結像光学系の実効Fナンバーが最も
大きくなる位置における情報をも射出窓情報として出力
する射出窓出力手段を設け、この射出窓情報によって、
複数の測距視野それぞれに、測光光束のケラレが生じる
か否かを判別するようにしている。
【0013】また、ファインダ側の予定焦点面近傍に、
焦点検出装置が有する複数の測距視野に対応した測距視
野枠を表示する表示手段と、測距可否判定手段の判定結
果にしたがって前記表示手段を駆動し、測距視野枠を選
択的に表示する表示制御手段とを設け、表示手段によ
り、測距視野それぞれの測距可否状態を表示するように
している。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例における一眼レフの
オートフォーカスカメラの要部構成を模式的に表した図
である。
【0015】図1において、1はカメラ本体、2は該カ
メラ本体1に着脱自在に取付けられる交換式の撮影レン
ズであり、これらはカメラマウント1a及びレンズマウ
ント351aとで結合されている。
【0016】カメラ本体1内において、9は可動ハーフ
ミラー、9aはミラー回転軸、9bは作動ピン、11は
ペンタプリズム、215は接眼レンズ、306は測光用
受光素子である。307は測光演算回路で、フィルム感
度情報入力回路308,シャッタ制御回路309,マイ
クロコンピュータ310と接続されている。334はフ
ォーカルプレーンシャッタ、311は前記ミラー回転軸
9a及び作動ピン9bに対向したミラー駆動カム、31
2はモータドライブ回路313に接続されたミラー駆動
用モータ、314は、ミラー駆動用モータ312同様、
モータドライブ回路313に接続されたフィルム巻上げ
巻戻し用モータである。55は測距演算回路317に接
続された測距センサ、214は視線検出回路330に接
続されたCCD等の光電変換素子、25はLED3等と
共に表示回路331に接続された表示素子である。
【0017】318はカメラシステム全体を動かしてい
る電池、319はメイン電源スイッチ、320は電池3
18からマイクロコンピュータ310へと接続されたD
C/DCコンバータである。321は測光測距用スイッ
チ、322はレリーズスイッチであり、これらは一般的
には2段ストロークスイッチであって、レリーズボタン
の第1ストロークでスイッチ321がONし、第2スト
ロークでレリーズスイッチ322がONとなるように構
成されている。また、SWSは後述の設定ダイヤル,モ
ード選択部材,測距視野固定モードボタンに接続されて
いるスイッチである。
【0018】323a〜323eはカメラ本体1側の接
点ピン群で、マウント1aの近傍に設置されている。一
方、352a〜352eは撮影レンズ2側の接点ピン群
で、カメラ本体1側の接点ピン群323a〜323eに
対向している。
【0019】撮影レンズ2側において、G1,G2,G
3は撮影用光学レンズである。353は焦点調整に使わ
れるレンズ駆動用モータで、レンズ駆動回路354と接
続されており、該レンズ駆動用モータ353の回転によ
ってラチェット360を介してカウント362へパルス
数が入力される。361は絞り駆動回路で、マイクロコ
ンピュータ355へ接続され、かつパルスモータ356
へ接続され、該モータ356によって絞りが駆動され
る。357はズーミング時に用いられるズーム駆動用モ
ータで、ズーム駆動回路358に接続されている。35
9a〜359eはレンズ焦点距離をマイクロコンピュー
タ355に伝達するためのエンコーダ、363はパワー
ズームスイッチである。364はAF優先とパワーズー
ム優先の切替えを行う為の切換スイッチであり、AF優
先状態においてはフォーカス駆動中のズーム駆動を禁止
し、逆に、パワーズーム優先状態においてはズーム駆動
中のフォーカス駆動を禁止する。
【0020】図2及び図3は、図1に要部構成を示した
オートフォーカスカメラの断面図及び上面図のそれぞれ
を示すものである。なお、図1と重複する構成要素にお
いてもここでは説明する。
【0021】これらの図において、1はカメラ本体、2
は光学レンズG1,G2,G3を有する撮影レンズ、4
はスイッチ321,322を動作させるレリーズボタ
ン、5は右手人差指で操作可能である設定ダイヤル、D
SPは表示素子25と共に表示回路331に接続されて
いる液晶表示器、7はシャッタ秒時優先モードと絞り値
優先モードのいずれかを選択するモード選択部材であ
る。8は測距視野固定モードボタンであり、この操作に
よって測距視野は設定ダイヤル5により入力,設定され
る。9は可動ハーフミラーである。
【0022】10は光入射面にフレネルレンズ10f,
光射出面にマット面10gを有したピントグラス、25
は回折格子を備えた表示素子、209は赤外光を反射し
可視光を透過する光分割器、11はペンタプリズム、2
15は接眼レンズであり、これらはファインダ系を構成
している。
【0023】13は能動型スーパーインポーズ表示のた
めの投光レンズで、13aがフレネルレンズ、13b,
13cが全反射面となっている。LED3は表示用赤色
発光ダイオード、14cはLED3を保持するパッケー
ジである。
【0024】LED3より発した光は投光レンズ13,
可動ハーフミラー9によりピストングラス10の方向に
導かれ、表示素子25の中央部を照明する。また、LE
D3の紙面垂直方向並びにはLED1,LED2,LE
D4,LED5が配置され、表示素子の周辺部を照明す
るように構成されている(後述の図15参照)。
【0025】16は図1の測距センサを内蔵した位相差
検出方式の焦点検出装置で、後述するスーパーインポー
ズ表示による測距視野枠に対応する位置に5個の測距視
野を有しており、可動ハーフミラー9を透過した物体光
が背後に配置されたサブミラー15を介してこの焦点検
出装置16へと導かれる。LED6は近赤外光ダイオー
ドで、補助光投光レンズ18とともに測距用補助光装置
を構成し、焦点検出装置16の一部となっている。17
はLED6を保持するパッケージである。
【0026】211は集光レンズ、212は赤外光に対
して50%の反射率を有する赤外ハーフミラー、213
は赤外発光ダイオード、214はCCD等の光電変換素
子であり、これらは図1の視線検出回路330と共に視
線検出系を構成している。
【0027】次に、上記の位相差検出方式の焦点検出装
置16の構成について詳述する。
【0028】図4は焦点検出装置16の斜視図、図5は
その縦断面図、図10は単一チップから成る光電変換素
子の画素列と光量分布との位置関係を示す図である。
【0029】図4乃至図6において、42は多孔視野マ
スクで、横方向に長辺を持ち、並列された矩形開口を備
え、例えば図1の撮影レンズである交換レンズ2の予定
結像面近傍に配される。43は近赤外光より長い波長光
を遮断するフィルタ、50は対物レンズの予定結像面か
ら若干ずらして配置される分割フィールドレンズであ
り、光学作用を異にするレンズ部50c,50d,50
eから成っており、これらの部分はレンズ厚、又はレン
ズ面の曲率半径の一方、或は両方を変えることで構成さ
れる。尚、各レンズ部別体で構成する場合は屈折率を異
にする素材で作ることもできる。
【0030】51,53は凸レンズであり、2孔絞り5
2を挟んで再結像レンズユニットを形成し、凸レンズ5
1と2枚の凸レンズ53a,53b(図4参照)を並べ
て接合した2像形成レンズ53は、対物レンズで結像さ
れた物体像の二次像を2つ形成する作用を有する。前述
の2孔絞り52は、図4中、横方向に並んだ縦に長い楕
円形開口52a,52bを備えている。
【0031】54は像面湾曲補正用の凹レンズで、光電
変換素子55(図6参照)を収容する透明プラスチック
パッケージ56上に配設される。尚、分割フィールドレ
ンズ50,再結像レンズユニットの凸レンズ51,凹レ
ンズ54は縦長に整形されているが、いずれも回転対象
の球面レンズ系である。
【0032】多孔視野マスク42の開口42b〜42f
を通った光束は、図5に示すように分割フィールドレン
ズ50のレンズ部50c,55d,50eを透過して、
光電変換素子55上にそれぞれ物体の二次像を形成す
る。
【0033】図6はこの様子を示したもので、60cと
60d,60eと60f,60gと60h,60iと6
0j,60kと60lは多数の画素より成る画素列の組
であり、これらの画素列に対応して多孔視野マスク42
の開口42b〜42fの像60c〜61lが投影され、
この内部に物体の二次像が形成される。その際、多孔視
野マスク42の開口の幅と各開口間の遮光帯42i〜4
2lは、光電変換素子55上の画素列の幅と画素列のピ
ッチに応じて設定され、所定の開口を射出した光束の一
部が、この開口と一対一で対応する画素列以外の画素列
へ入射するのを防止している。また、視野マスク像は、
絞り開口52a、52b及びレンズ部53a,53bの
作用により多孔視野マスク42の1つの開口につき2個
横方向に並んで形成され、物体像の予定結像面に対する
位置に関係してその内部の物体の二次像は共に矢印A方
向及びB方向に移動する。従って、各画素列の組は対と
なる二次像に関する光量分布の相対的間隔を光電変換素
子55の出力に基づいて検出することにより、複数点の
測距位置についての撮影レンズ2のピント状態を知るこ
とができる。
【0034】尚、画素列は視野マスク像の歪みに合せた
形状とし、上記の二次像の移動方向と画素列方向が完全
に一致するように構成すれば、予定結像面上の測距視野
は直線となり、後述する測距視野枠を形作るのに都合が
よい。
【0035】以上に示したように、位相差検出方式の焦
点検出装置16においては、撮影レンズ2の結像状態に
応じて位相の変化する一対の被写体像を形成することが
焦点検出の為の必要条件である。従って、この光束の一
部でもケラレれば、2像の相似性が低下し、焦点検出の
結果は信頼できないものとなる。
【0036】次に、焦点検出が可能かどうかを判断する
ための撮影レンズ2の情報について説明する。
【0037】図7は撮影レンズ2と測距光束との関係を
展開して示した図であり、70は撮影画面、71は撮影
レンズ2の光軸72から外れたところに位置する測距視
野である。この測距視野71に入射する測距光束は、図
4に示した2孔絞り52と分割フィールドレンズ50と
で決定され、図7において、75,76が2孔絞り52
を分割フィールドレンズ50によって視野マスク42の
一つの開口を通して逆投影した像である。
【0038】ところで、撮影光束は、絞り値,交換撮影
レンズ,ズーム位置,距離環の位置で異なるだけではな
く、撮影画面内の位置に対しても変化し、測距が行われ
る絞り開放状態で特に変化が大きい。このことは、測距
視野の位置によって測距光束のケラレ易さが異なること
を意味している。
【0039】一般に、カメラ用の撮影レンズの絞り開放
状態において、撮影画面上の点と撮影レンズの光軸との
距離が決れば、この点に対する撮影レンズの射出窓を光
軸を中心とした二つの円で定義することができる。図7
において、73,74がこの射出窓であり、図7では、
これらを通して被写体光が測距視野71上の一点に達し
ている様子を表している。従って、測距視野71の測距
光束がケラレず、測距可能かどうかは、前記逆投影像7
5,76を形成する測距光束が測距視野上の各点毎に与
えられる射出窓を、斜めに横切って通り抜けられるかど
うかということになる。
【0040】前述のように射出窓は撮影レンズの様々な
状態で変化するが、装着された撮影レンズに応じてカメ
ラの測距視野を適切に制御するためには、撮影レンズ2
側の射出窓についての情報をカメラ本体2側に伝達し、
各測距視野についての測距の可否を判定する必要があ
る。
【0041】図8はこのための撮影レンズ2の射出窓情
報の1例である。
【0042】図8において、Z1 〜Z16は16分割され
た焦点距離レンジの代表値で、Z1がワイド端、Z16
テレ端である。実効FNoとは、この焦点距離レンジの
中で最も暗くなる距離環位置での実効Fナンバである。
1 ,R1 は、撮影レンズ2の光軸から「11mm」位
置において射出窓を決定する2つの円のうち、予定結像
面から遠い方の円についての予定結像面からの距離とそ
の半径であり、P2 ,R2 はもう一方の円についての予
定結像面からの距離とその半径である。
【0043】なお、ここで「11mm」位置での情報と
は、単に撮影レンズの光軸から11mm位置にある測距
視野のための情報ではなく、少なくとも11mmよりも
国軸に使い領域にあるすべての測距視野に対して、この
値を用いて行った測距光束のケラレの有無を判断する演
算結果が完全に信頼できることを意味するものである。
尚、測距視野位置の設定としては、測距視野位置の光軸
からの距離を「11mm」程度にとれば実用上十分であ
る。
【0044】前述のように、撮影レンズ2内のエンコー
ダ359a〜359eを介して、マイクロコンピュータ
355は焦点距離レンジを認識する。また、マイクロコ
ンピュータ355内のROMには焦点距離の関数として
図8の射出窓情報が格納されており、現在の焦点距離に
応じた射出窓情報をカメラ本体2に伝達することにな
る。
【0045】また、射出窓情報とは焦点距離と光軸から
の距離だけで決るものではないため、ここで定義した射
出窓情報とは、分割された各焦点距離レンジにおいて、
最外側距離視野の仮想位置に対する、しかも全距離範囲
中最も実効Fナンバが大きくなる距離環位置での値とな
っている。また、一般的な撮影レンズでは、距離環位置
が至近距離において実効Fナンバが最大となる。このよ
うな形で射出窓情報を持つことにより、測距結果にした
がって撮影レンズが駆動された結果実効Fナンバが暗く
なり、この距離環位置では測距不能になると言ったこと
を未然に防ぐことができる。また、最も外側の測距視野
に対して射出窓情報を定義すれば、より内側の点に対し
ては、実際の射出窓が射出窓情報による窓を含んだ形と
なるため、この射出窓情報に基づいて、測距光束のケラ
レを判定する事により、少なくとも、実際にはケラレて
しまうケースをケラレないと判定することは有り得な
い。
【0046】後述するように、カメラのシーケンスの中
で、繰返しこの射出窓情報は撮影レンズ2からカメラ本
体1へ伝達され、各測距視野の測距可否判定と測距視野
表示に用いられる。
【0047】次に、図9を用いて視線検出の原理を説明
する。なお、この図は簡単のために図1に示した視線検
出系の光路を展開して示している。
【0048】図9において、213は観察者に対して不
感の赤外光を投射する赤外発光ダイオードであり、集光
レンズ211の焦点面に配置されている。
【0049】赤外発光ダイオード213より投射された
赤外光は、集光レンズ211と接眼レンズ215(図2
参照)の作用により平行光となり、眼球の角膜221を
照明する。このとき角膜221の表面で反射した赤外光
の一部により形成される前記赤外発光ダイオード213
の虚像dは虹彩223の近傍に生じ、集光レンズ211
により再び集光され、一部はハーフミラー212を透過
して光電変換素子214上の位置d’に結像する。
【0050】また、虹彩223の端部a,bからの光束
は集光レンズ211を介して光電変換素子214上の位
置a’,b’に該端部a,bの像を結像する。集光レン
ズ211の光軸アに対する眼球の光軸の回転角θが小さ
い場合、虹彩223の端部a,bのZ座標をZa,Zb
とすると、虹彩223の中心位置cの座標Zcは、 Zc=(Za+Zb)/2 と表される。
【0051】また、角膜反射像の発生位置dのZ座標を
Zd,角膜221の曲率中心Oと虹彩223の中心cま
でを距離OCとすると、眼球光軸イの回転角θは、 OC×SINθ=Zc−Zd …………(1) の関係式を略満足する。ここで角膜反射像の位置dのZ
座標Zdと角膜221の曲率中心OのZ座標Zoとは一
致している。このため、光電変換素子214上に投影さ
れた各特異点(角膜反射像d及び虹彩の端部a,b)の
位置を検出することにより、眼球光軸イの回転角θを求
めることができる。この時(1)式は、 β×OC×SINθ=(Za’+Zb’)/2−Zd’ …………(2) と書換えられる。但し、βは、角膜反射像発生位置dと
集光レンズ211との距離L1と、集光レンズ211と
光電変換素子214との距離L0で決る倍率である。
【0052】尚、ここでは角膜221における反射像、
いわゆるプルキンエ第1像を用いた視線検出原理を示し
たが、人眼の構造から、4つの像が形成されることが知
られている。しかし、プルキンエ第1像以外は極めて強
度が低く、第1像の検出に対する妨げとはならない。
【0053】次に、以上の原理に基づく視線検出系の実
際の動作について述べる。
【0054】一次元の光電素子列を用いた単純な構成を
以下に示す。図10はこれについて説明するためのもの
で、縦方向の検出能力を無視した結果、図の様な縦長形
状の、即ち縦幅が横幅の数倍以上の光電素子214aを
配列したものとなり、眼球の縦方向の平行移動もしくは
回転に対し、ほとんど不感となる。但し、光電変換素子
214の列の前に円柱レンズを接着して類似の効果を得
ることもできる。
【0055】図11に示す瞳孔261内にて光るプルキ
ンエ第1像262と該瞳孔261を一次元の光電変換素
子列214aで受光すると、図12の様な光電出力が得
られる。
【0056】図12において、両側の高い出力値は白目
を表現するものであり、暗い瞳孔部の中にはプルキンエ
第1像に対応した信号265が得られる。また、瞳孔中
心はエッジ部267,268の位置情報から得られる。
最も簡単にはエッジ部において、虹彩部281平均の半
値に近い出力を生ずる画素番号i1,i2とする瞳孔中
心の位置座標は i0=(i1+i2)/2 で与えられる。プルキンエ第1像262の位置は、瞳孔
暗部において局部的に現れる最大のピークから求められ
るので、この位置と先の瞳孔中心との相対位置関係によ
り、眼球の回転状況、従って、視線の方向を知ることが
できる。尚、図11において、282,283は上下の
瞼である。
【0057】以上の視線検出出力から、焦点検出装置1
6の測距視野を選択する時には、測距可能な測距視野の
うち、上記のように求められた視線位置に最も近いもの
を選択するように構成すればよい。
【0058】次に、カメラの表示装置について説明す
る。
【0059】表示装置としては図3に示した液晶表示器
DSPによる外部表示装置と、ファインダ内表示装置と
が備えられている。
【0060】図13は前記液晶表示器DSPの拡大図で
あり、図3に示したモード選択部材7により、シャッタ
秒時優先モードが選択されていた場合には、図13に示
した表示のうち、「Tv」,2個の矢印と「1000,3
0”」, シャッタ秒時を表示する4桁のセグメント、及
び測距視野位置表示素子6a〜6eのうちの選択された
一個所が駆動される。一方、絞り値優先モードが選択さ
れた場合には、「Av」,2個の矢印と「32,1.4 」,
絞り値を表示する4桁のセグメント、及び測距視野位置
表示素子6a〜6eのうちの選択された一個所が駆動さ
れる。
【0061】また、測距視野固定モードボタン8が押さ
れた状態では、測距視野固定モードとなり、「Tv」ま
たは「Av」,4桁のセグメント,測距視野位置表示素
子6a〜6eのうちの図3の設定ダイアル5で選択され
た一個所、及び矢印6fが駆動される。
【0062】次に、ファインダ内表示について説明す
る。
【0063】図14は表示素子25によってファインダ
視野内にスーパーインポーズ表示される測距視野枠、及
び自動露出モード表示の説明図である。
【0064】図14において、20はファインダ視野、
21a〜21eは測距視野枠、28,29はそれぞれシ
ャッタスピード優先モードを表すTv表示、絞り優先モ
ードを表すAv表示である。後述するように、測距視野
枠21a〜21eはLEDによる照明光により選択的に
色変化する。また、28,29は実際のカメラの設定状
態にしたがってどちらか一方のみが表示状態にある。更
に、図3の測距視野固定モードボタン8が押された状態
では、Tv表示28またはAv表示29,測距視野枠2
1a〜21eのうちの図3に示す設定ダイアル5で選択
された一個所が駆動される。
【0065】図15乃至図17はスーパーインポーズ表
示の原理を具体的に説明するための図である。
【0066】図15はファインダ内表示装置の主要部の
斜視図であり、図15において、14a〜14e(図1
に示したパッケージ14cを含む)は不図示の照明用L
ED1〜LED5の為のパッケージで、それぞれ図14
に示した測距視野枠21a〜21eを照明するように構
成されている。
【0067】表示素子25には、図16に詳細を示した
ように、測距視野に対応させた位置に回折格子より成る
表示部が形成されている。図16は回折格子の構成の説
明を容易にするために格子部分を拡大して示している
が、実際には格子のピッチが数μm、表示素子25の厚
みが1mm程度である。
【0068】図16において、104は透明基板、10
3は図の紙面垂直方向の電極、105は任意の偏光成分
を有する入射光である。106,106’は入射光10
5内の互いに直交する偏光成分で、106は紙面に垂直
方向の、106’は紙面に平行方向の成分である。
【0069】回折格子102の両側に対向して設けられ
た、透明電極103を介して該回折格子102の凹部に
充填した液晶101に電界を加圧し、液晶101のチル
ト角を制御することにより、入射光105に所望の回折
効果を生じせしめて光変調を行っている。
【0070】液晶101に電界が印加されていない静的
状態においては、同図に示すように、液晶101が回折
格子102の凹部102a内に於て格子方向に、即ち紙
面垂直方向に配置されたホモジニアス配向の状態を維持
しているものとする。この静的状態の表示素子25に入
射光105を入射させたとき、入射光105の偏向成分
106,106’のうち、液晶101の配向方向と直交
する偏光成分106’は液晶101の常屈折率noを感
じ、液晶101の配光方向と平行な偏向成分106は液
晶101の異常屈折率neを感じる。
【0071】ここで、回折格子102を成す物質の屈折
率をng、入射光105の波長をλ、回折格子102の
厚さをTとすれば、矩形状の回折格子の場合、入射光1
05の偏向成分106,106’のそれぞれに対する零
時透過回折光の回折効率ηoは、近似的に次の(3)式
で表される。
【0072】 ηo=1/2・{1+cos (2π・Δn・T/λ)} …………(3) 但し、Δnは回折格子102の屈折率ngと液晶101
の屈折率ne若しくはnoとの屈折率差を示しており、
入射光105の偏光成分106に対してはΔn=|ne
ーng|、偏光成分106’に対してはΔn=|ngー
no|となる。従って、(3)式からΔn=0、即ちn
e=ng、またはno=ngの時に零時透過回折光の回
折効率ηoは「ηo=1」となり、又、 Δn・T=(1/2+m)λ 但し m=0,
1,2,3……の時に回折効率ηoは「ηo=0」とな
る。
【0073】次に、各透明電極103を介して液晶10
1に電界を印加すると、液晶101の配向方向(光学軸
方向)が徐々に変化する。しかし、入射光105のうち
偏光成分106’電界印加の有無に無関係に常時、液晶
101の常屈折率noを感じる。
【0074】これに対して、偏光成分106は、電界印
加量にしたがって液晶101の異常屈折率neと常屈折
率noとが所定の比率で合成された合成屈折率nθを感
じる。すなわち合成屈折率nθは液晶101の配向方向
の変化に伴って変化する。
【0075】更に、電界印加量を強めると、液晶101
は基板104(透明電極103)に垂直に配向され、ホ
メオトロピック配向状態となる。このとき、入射光10
5の偏向成分106,106’は共に液晶101の常屈
折率noを感じ、飽和する。そしてこの状態において入
射光105は(3)式にしたがい、回折され、即ち光変
調される。
【0076】このような原理に基づいて非表示状態と表
示状態が切換えられ、非表示状態では、表示素子25は
屈折率の一様な透明基板とみなされ、ピント面上に結像
した被写体像は変調されずに、そのまま通過しペンタプ
リズム11,接眼レンズ215を介して観察者の目の網
膜上にそのまま結像される。一方、表示状態では、表示
素子25に入射する光の一部は表示パターンである回折
格子部で回折される。回折された光のうち回折角の大き
な成分は接眼レンズ215の口径外に飛ばされる為に、
被写体光の一部が減光されたように視認され、被写体像
と重なった表示がなされる。
【0077】更に、図15に示したパッケージ14a〜
14eに保持された不図示の照明用LED1〜LED5
を発光させると、その光束は図2に示すように投光レン
ズ13を通過し、可動ハーフミラー9で反射してピント
グラス10の方向に偏向して、表示素子25へ達する。
この時、投光レンズ13のフルネルレンズ13aの作用
によって1つのLEDの発光で1つの表示部が照明され
るように構成されている。
【0078】図17(a)(b)は、図2において破線
で示したA部の詳細図であり、パッケージ14a〜14
eで保持されたLED1〜LED5からの照明光の光路
を示したものである。
【0079】この図において、22及び23はパッケー
ジ14c内のLED3による照明光で、可動ハーフミラ
ー9から表示素子25に向って斜めに入射している。図
は表示部が電界の印加により表示状態にある場合を示
し、回折格子30に入射する光線22は、ここで回折す
る。この回折光の一部は上方へ向い、他方、光線23は
そのままペンタプリズム11の非有効部に向って進む。
【0080】従って、ペンタプリズム11,接眼レンズ
215を通してこの表示素子25を観察すれば、該表示
素子25がもともと表示状態にあれば、LEDの発光色
への色変化状態となり、非表示状態にあるときには、L
EDに依る照明光は接眼レンズ215方向に曲げられな
いため、視認されない。このように、透明電極103に
よる電界の付加と、LEDによる照明光の照射の組合せ
に依って、非表示状態,表示状態,色変化表示状態の三
通りの動作状態をそれぞれの測距視野枠について制御す
ることができる。
【0081】図17(b)は照明光の回折の様子をより
詳しく説明するための図であり、表示素子25での光線
の挙動を示している。
【0082】この図において、θ0 は表示素子25への
光線の入射角、θ3 は表示素子25からの射出角、θ1
は回折格子への入射角、θ2 は回折格子からの射出角で
ある。
【0083】まず、表示素子25の内部において、m次
回折光は次式を満たしている。
【0084】 sinθ2 ーsinθ1 =mλ/(dn) …………(4) m:整数 λ:空気中での照明光の波長 n:透明基板104の屈折率 d:回折格子のピッチ また、θ0 ,θ1 及び、θ2 ,θ3 の関係は、 sinθ0 =nsinθ1 …………(5) sinθ2 =nsinθ3 …………(6) であり、(5),(6)式を(4)式に代入して整理す
ると、 sinθ0 ーsinθ3 =mλ/d …………(7) となる。
【0085】図2に示したような一眼レフカメラにおい
ては、θ0 は略30°であり、LEDの波長λを「65
0mm」,θ3 =0,m=1とすれば、d= 1.3nmと
なる。したがって、回折格子のピッチをこの値に設定す
れば、一次回折光が接眼レンズ215の方向に射出し、
表示状態にある測距枠は赤く色づいて視認されることに
なる。
【0086】次に、図18〜図20を用いてカメラの動
作を説明する。
【0087】図18はマイクロコンピュータ310に格
納されているプログラム全体の流れを表すフローチャー
トである。
【0088】スイッチ319の操作にてプログラムの実
行が開始されると、ステップ(002)においてレリー
ズボタンの第1ストロークにてONとなるスイッチ32
1(SW1)の状態検知を行い、該スイッチ321がO
FFの時はステップ(002)に戻り、レリーズボタン
の検知を繰返す。一方、スイッチ321がONとなる
と、ステップ(003)へと移行する。
【0089】ステップ(003)は「測距視野表示」の
サブルーチンであり、液晶表示器DSP,表示素子2
5,LED1〜LED5によって測距可能な測距視野枠
の表示と選択された測距視野の表示を行う。
【0090】続くステップ(004)は「測光・露光・
フィルム制御」サブルーチンであり、測光演算処理,露
光制御並びに露光後のシャッターチャージ,フィルム巻
上げ等の一連のカメラ動作制御を行われる。尚、「測光
・露光・フィルム制御」サブルーチンは本発明とは直接
関りがないので詳細な説明は省略するが、このサブルー
チン機能の概要は次の通りである。
【0091】スイッチ321がONの間はこの「測光・
露光・フィルム制御」サブルーチンが実行され、その度
に測光及び露光制御演算,表示が行われる。不図示のレ
リーズボタンの第2ストロークでレリーズスイッチ32
2(SW2)がONになると、マイクロコンピュータ3
10の持つ割込み処理機能によってレリーズ動作が開始
され、上記露光制御演算で求められた露光量に基づいて
絞り、或はシャッタ秒時の制御を行い、露光終了後には
シャッターチャージ及びフィルム給送動作を行うことに
よってフィルム1コマの撮影が完了する。
【0092】ステップ(005)は「視線・AF制御」
サブルーチンで、視線検出装置による撮影者眼の視線検
出と視線位置に応じて選択された測距視野に於ける焦点
検出,及び撮影レンズの合焦制御を行う。
【0093】これら一連の処理が終るとステップ(00
2)に戻り、再びスイッチ321の検知を行う。
【0094】次に、図19を用いて「測距視野表示」サ
ブル−チンを説明する。
【0095】この「測距視野表示」サブル−チンがコ−
ルされると、ステップ101を介して、まずステップ
(102)において射出窓情報の通信を行う。具体的に
は、撮影レンズのマイクロコンピュ−タ355に内蔵さ
れたROMに格納されているデ−タ(図8)の中から、
現在のズ−ム位置に対応するP1 ,R1 ,P2 ,R2
(P1 ,R1 は予定結像面から遠い方の円についての予
定結像面からの距離とその半径、P2 ,R2 はもう一方
の円についての予定結像面からの距離とその半径)をカ
メラ本体1内のマイクロコンピュ−タ310に送り、R
AMに格納する。
【0096】続くステップ(103)では、P1,R
1,P2,R2の値と焦点検出装置16の固有の測距光
束情報とを比較することによって、各測距視野について
測距光束のケラレを調べ、ケラレの有無によって測距の
可否を判定する。すなわち、これは図7に示した射出窓
73,74を通して各測距視野の測距光束が通り抜けら
れるかを調べるもので、具体的にはP1,P2の位置に
おける測距光束の通過範囲を演算し、これらとR1,R
2によって定義された円とを比較すれば良い。
【0097】ステップ(104)においては、先のステ
ップ(103)での判定結果にしたがって、測距可能な
測距視野に対してのみ測距視野枠21a〜21eが表示
されるように表示素子25を駆動する(詳細は図21,
図22により後述する)。但し、測距視野固定モ−ドボ
タン8が操作されている場合には選択された一つの測距
視野の測距視野枠が駆動される。
【0098】ステップ(105)ではサブル−チンをリ
タ−ンする。
【0099】このサブル−チンは図18に示したカメラ
全体のシ−ケンスの中で繰返しコ−ルされるため、常に
最新のズ−ム位置がチエックされ、使用可能な測距視野
がほぼリアルタイムに表示される。
【0100】次に、図20を用いて「視線・AF制御」
サブル−チンを説明する。
【0101】この「視線・AF制御」サブル−チンがコ
−ルされるとステップ201を介して、まずステップ
(202)においてフォ−カス制御のためのレンズ駆動
中かどうかを調べる。ここでレンズ駆動中である場合に
は前回の「視線・AF制御」サブル−チンによるレンズ
駆動がまだ終了していないということなのでステップ
(209)に移行して直ちにサブル−チンをリタ−ンす
る。また、レンズ駆動中でなければ、ステップ(20
3)へと移行する。
【0102】ステップ(203)においては、視線検出
系による撮影者の眼の視線検出を行う。
【0103】続くステップ(204)では、視線検出の
結果に基づいて合焦制御を行う測距視野を設定する。先
の「測距視野表示」サブル−チンの説明で示したよう
に、ファインダ視野20内には、測距可能な測距視野に
対応した測距視野枠21a〜21eが表示されており、
この中で視線検出結果に最も近い測距視野が選択される
(詳細は図21,図22により後述する)。尚、測距視
野固定モ−ドにおいてもこのル−チンを通るのは、撮影
者がファインダを覗いているときのみ焦点検出動作を許
可するためであり、こうすることでより撮影者の意志に
従ったカメラ動作とする事ができる。
【0104】ステップ(205)では、先のステップ
(204)で設定された測距視野上の被写体に対して、
焦点検出を行う。
【0105】次のステップ(206)では、合焦・非合
焦を判定する。ここで、非合焦と判定したときはステッ
プ(208)に移行して、デフォ−カス量に基いたレン
ズ駆動を撮影レンズに指示する。また、合焦と判定した
ときはステップ(207)へ進み、合焦表示を行う。
【0106】上記のステップ(207)における合焦表
示は、図1等に示したLED1〜LED5のうち設定さ
れた測距視野に対応したLEDを点灯させ、表示素子2
5の測距視野枠21a〜21eのいずれかを色変化させ
ることによって行う。なお、この点灯時間は、数10m
s〜数100ms程度が実用上好ましい。
【0107】最後に、以上に示したフロ−チャ−トによ
るカメラの動作のうちファインダ内表示について、図2
1(a)(b)、及び、図22(a)(b)を用いて説
明する。
【0108】図21(a)は、Fナンバが小さく明るい
撮影レンズが装着された場合とか、或は、比較的Fナン
バが大きく暗い撮影レンズであっても、測距光束がケラ
レにくい位置に射出窓があって、焦点検出装置16の持
っている全ての測距視野が測距可能な場合の、合焦前状
態のファインダ表示を表し、ファインダ視野20の中に
はシャッタ速度優先モ−ドであることを示すTv表示
と、測距視野枠21a〜21eが示されている。この図
では、測距視野枠の表示状態を2重線で示しているが、
実際には、表示素子25の回折作用によって表示部分の
み被写体光が減光され、ほぼ黒色に見える。
【0109】これに対し、図21(b)は、撮影者の視
線が測距視野枠21bの近傍にあることが検出され、こ
れに対応した測距視野の焦点検出結果に基づいて撮影レ
ンズが駆動された結果、合焦状態に至った時の合焦表示
を表し、測距視野枠21bの色変化表示を行っている。
この図では、測距視野枠を塗りつぶすことで表現してい
るが、実際にはLEDの発光色に測距枠が色づいて見え
る。
【0110】図22(a),(b)は、Fナンバが大き
く暗い撮影レンズが装着された場合とか、或は、比較的
Fナンバが小さく明るい撮影レンズであっても、測距光
束がケラレ易い位置に射出窓があって、焦点検出装置1
6の外側の測距視野が測距不能の場合の、ファインダ表
示を表している。
【0111】合焦前状態を示す図22(a)では、中央
の3つの測距視野枠21b〜21dのみが表示され、撮
影者は測距視野の作動状況をファインダを覗いたまま知
ることができる。
【0112】図22(b)では、図21(b)と同様
に、合焦した測距視野に対応した測距視野枠21bがL
EDの発光色に変化し、合焦状態であることを撮影者に
知らせる。
【0113】本実施例によれば、光軸から予め定められ
た距離にある予定結像面上の点についての射出窓情報に
基づいて、更には、ピント合せが可能な全範囲の中で、
撮影レンズの実行Fナンバ−が最も大きくなる位置にお
ける射出窓情報に基づいて、各測距視野の測距が可能か
否かの可否を判定するようにしているため、撮影レンズ
に格納する射出窓情報の量を少なく抑えながれも、測距
拘束のケラレに関して、実用上充分に正確な判定が可能
となる。
【0114】また、撮影画面内の複数位置に測距視野を
有するものにおいて、従来になく近い、或は、遠い射出
窓の撮影レンズが装着された場合にも、焦点検出装置の
各測距視野について測距拘束のケラレの有無が正確に判
定できる為、ケラレの発生する測距視野を不作動にする
ことが可能であり、これによって、カメラとしての正常
な測距動作を保証できる。
【0115】また、上記の測距判定の結果を、ファイン
ダ内表示を制御し、使用不能な測距視野を非表示状態、
使用可能な測距視野の測距視野枠を表示状態、合焦表示
を色変化表示とするようにしているため、極めて明瞭に
焦点検出動作を撮影者に認識させることができ、特に、
視線検知装置に基づいて測距視野を設定する焦点検出装
置においては、撮影者の視線を測距可能な測距視野の方
向に向けさせることが可能である。
【0116】また、撮影レンズの設計が射出窓の位置に
制約されないため、より小型の撮影レンズ、或はより高
倍率のズ−ムレンズが実現可能である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
結像光学系の光軸から予め定められた距離にある予定結
像面上の点についての射出窓に関する情報を出力する射
出窓出力手段を設け、また、更に、レンズ駆動手段によ
るピント合せ可能な全範囲の中で、結像光学系の実効F
ナンバ−が最も大きくなる位置における情報をも射出窓
情報として出力する射出窓出力手段を設け、この射出窓
情報によって、複数の測距視野それぞれに、測光光束の
ケラレが生じるか否かを判別するようにしている。
【0118】よって、射出窓情報の量を少なく抑えなが
ら、測距光束のケラレに関しての判定を、実用上充分に
正確に行うことが可能となる。
【0119】また、ファインダ側の予定焦点面近傍に、
焦点検出装置が有する複数の測距視野に対応した測距視
野枠を表示する表示手段と、測距可否判定手段の判定結
果にしたがって前記表示手段を駆動し、測距視野枠を選
択的に表示する表示制御手段とを設け、表示手段によ
り、測距視野それぞれの測距可否状態を表示するように
している。
【0120】よって、測距視野それぞれの測距可否状態
を撮影者に容易に認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における一眼レフカメラ(カ
メラ本体と撮影レンズ)の要部を模式的に表した構成図
である。
【図2】図1の一眼レフカメラの光学系の配置図であ
る。
【図3】図1の一眼レフカメラの上面図である。
【図4】図1の一眼レフカメラの焦点検出装置の斜視図
である。
【図5】図4の焦点検出装置の断面図である。
【図6】図4の焦点検出装置の光電変換素子と視野マス
ク像との関係を示す図である。
【図7】図4の焦点検出装置の測距光束と撮影レンズの
撮影光束との関係を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施例における射出窓情報の一例を
示す図である。
【図9】本発明の一実施例に組み込んだ視線検知装置に
ついて説明する為の図である。
【図10】図9の視線検知装置における光電変換素子と
その上に投影される瞳孔像との関係を示す図である。
【図11】本発明の一実施例においLEDによって照明
された撮影者の眼の正面図である。
【図12】図11の撮影者の眼への照明状態を光電変換
した時の光電変換出力を説明する図である。
【図13】図1の一眼レフカメラの外部表示装置の表示
について説明するための図である。
【図14】図1の一眼レフカメラのファインダ内表示に
ついて説明するための図である。
【図15】図1の一眼レフカメラのファインダ内表示装
置の斜視図である。
【図16】図15のファインダ内表示装置の表示素子の
原理説明図である。
【図17】図15のファインダ内表示装置における能動
型色変化表示の原理説明図である。
【図18】図1の一眼レフカメラの全体の動作を示すフ
ロ−チャ−トである。
【図19】図18の「測距視野表示」サブル−チンを示
すフロ−チャ−トである。
【図20】図18の「視線・測距視野表示」サブル−チ
ンを示すフロ−チャ−トである。
【図21】図15のファインダ内表示装置における表示
動作について説明するための図である。
【図22】同じく図15のファインダ内表示装置におけ
る表示動作について説明するための図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ 16 焦点検出装置 20 ファインダ視野 21a〜21e 測距視野枠 25 表示素子 76,77 射出窓 LED 赤外発光ダイオ−ド 310,355 マイクロコンピュ−タ 330 視線検知回路 331 表示回路 354 レンズ駆動回路 358 ズ−ム駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/14 7348−2K 17/20 7316−2K 7811−2K G03B 3/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予定結像面上に被写体像を形成する結像
    光学系と、ピント合せのために、前記結像光学系をその
    光軸に沿って駆動するレンズ駆動手段と、被写体からの
    光束を決定する射出窓に関する情報を出力する射出窓出
    力手段と、複数の測距視野を有し、前記結像光学系の結
    像状態に応じて、相対的な間隔の変化を生じる被写体像
    の光電変換出力に基づいてそれぞれの結像状態を検出す
    る焦点検出手段と、前記射出窓出力手段からの出力に基
    づいて、前記焦点検出手段の各測距視野の測距光束が前
    記結像光学系によってケラレるかどうかを判定する測距
    可否判定手段とを備えたカメラにおいて、前記射出窓出
    力手段は、前記結像光学系の光軸から予め定められた距
    離にある予定結像面上の点についての射出窓に関する情
    報を出力する手段であることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 射出窓出力手段は、レンズ駆動手段によ
    るピント合せ可能な全範囲の中で、結像光学系の実効F
    ナンバーが最も大きくなる位置における射出窓情報を出
    力する手段であることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 ファインダ側の予定焦点面近傍に、焦点
    検出装置が有する複数の測距視野に対応した測距視野枠
    を表示する表示手段と、測距可否判定手段の判定結果に
    したがって前記表示手段を駆動し、測距視野枠を選択的
    に表示する表示制御手段とを具備したことを特徴とする
    請求項1又は2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 予定結像面上に被写体像を形成する結像
    光学系と、ピント合せのために、前記結像光学系をその
    光軸に沿って駆動するレンズ駆動手段と、複数の測距視
    野を有する焦点検出手段と、前記複数の測距視野におい
    て適正な測距が可能であるか否かを判定する測距可否判
    定手段と、ファインダ側の予定焦点面近傍に、前記複数
    の測距視野に対応した測距視野枠を表示する表示手段と
    を備えたカメラにおいて、前記測距可否判定手段の判定
    結果にしたがって前記表示手段を駆動し、測距視野枠を
    選択的に表示する表示制御手段を設けたことを特徴とす
    るカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影者の視線位置を検知する視線検知手
    段と、該視線検知手段からの出力に基づいて測距視野を
    選択する測距視野設定手段と、少なくとも前記測距視野
    設定手段にて設定された測距視野にて得られる測距情報
    に基づいてレンズ駆動手段を制御する制御手段を具備し
    たことを特徴とする請求項4記載のカメラ。
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