JPH0532233U - 車両のパワーステアリング装置 - Google Patents

車両のパワーステアリング装置

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JPH0532233U
JPH0532233U JP10322391U JP10322391U JPH0532233U JP H0532233 U JPH0532233 U JP H0532233U JP 10322391 U JP10322391 U JP 10322391U JP 10322391 U JP10322391 U JP 10322391U JP H0532233 U JPH0532233 U JP H0532233U
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JP
Japan
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steering
hydraulic
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power steering
hydraulic pump
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JP10322391U
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勝彦 菊池
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超大型トラック等の重車両において、通常走
行時の燃費が優れ、かつ据切り等低速操舵時の運転者の
操向操作力を有効に低減することができるパワーステア
リング装置を提供する。 【構成】 ステアリングホイールの操作に応答して操向
援助力を生起する第1の油圧応動装置及び同油圧応動装
置に作動油を供給する第1の油圧ポンプを含む常用のパ
ワーステアリング装置と、操向輪を装架するアクスルと
同操向輪のタイロッドアームとの間に介装されて操向援
助力を生起する第2の油圧応動装置及び同油圧応動装置
に作動油を供給する第2の油圧ポンプを含む補助パワー
ステアリング装置とを具え、上記第2油圧ポンプは、上
記常用パワーステアリング装置の第1油圧応動装置に供
給される作動油圧力が設定値以上のときに作動されて上
記第2油圧応動装置に作動油を供給し、同第2圧力応動
装置によって上記常用パワーステアリング装置と同方向
の追加の操向援助力が生起されるように構成されたこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両特に超大型トラック,クレーン車等に採用されて好適なパワー ステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超大型トラックや大型クレーン車等の重荷重車両においては、停止状態での操 舵、或いは狭い作業現場等での方向変換や車庫入れ等の低速操舵時の操向操作力 が極めて大きいので、大容量のパワーステアリング装置が必要となる。しかし、 通常走行時の操向操作力は十分小さいので、上記据切り、或いは狭い作業現場等 での方向変換等において必要となる大容量のパワーステアリング装置を常備する ことは、製造コストの増大及び通常走行時の燃費増大を招く不具合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、通常走行時には小さい操向援助 力を生起する小容量の常用パワーステアリング装置のみが作動し、据え切り等の 低速操舵時には、補助パワーステアリング装置の操向援助力が追加されることに より、必要とする大きな操向援助力が得られるように構成することによって、製 造コストが廉しかつ通常走行時の燃費が優れた特に重荷重車両用に好適なパワー ステアリング装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ステアリングホイールの操作に応答して 操向援助力を生起する第1の油圧応動装置及び同油圧応動装置に作動油を供給す る第1の油圧ポンプを含む常用のパワーステアリング装置と、操向輪を装架する アクスルと同操向輪のタイロッドアームとの間に介装されて操向援助力を生起す る第2の油圧応動装置及び同油圧応動装置に作動油を供給する第2の油圧ポンプ を含む補助パワーステアリング装置とを具え、上記第2油圧ポンプは、上記常用 パワーステアリング装置の第1油圧応動装置に供給される作動油圧力が設定値以 上のときに作動されて上記第2油圧応動装置に作動油を供給し、同第2圧力応動 装置によって上記常用パワーステアリング装置と同方向の追加の操向援助力が生 起されるように構成されたことを特徴とする車両のパワーステアリング装置を提 案するものである。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面について具体的に説明する。図中符号10は 超大型トラック等のステアリングホイール,12はステアリングシャフト,14 は同ステアリングシャフト12に連結されたステアリングギヤ,16はピットマ ンアーム,18は連結杆20を介して上記ピットマンアーム16に連結された一 般にコンバインドパワーステアリングブースタと呼ばれている第1の油圧応動装 置,22は操向輪としての前輪24を支持するフロントアクスル,26は上記第 1の油圧応動装置18に揺動レバー28及び連結杆30を介して連結された上記 前輪24のナックルアーム,32は前輪24のナックルに連結されたタイロッド アーム,34は左右の前輪24のタイロッドアーム32を相互に連結するタイロ ッド,36は上記フロントアクスル22とタイロッドアーム32との間に介装さ れた第2の油圧応動装置である。
【0006】 上記第1油圧応動装置18は、そのハウジング内に組込まれた第1切換弁38 を介して第1の油圧ポンプ40に接続され、同第1油圧ポンプ40は車両の運転 中そのエンジンによって常時駆動される。上記第1切換弁38は、図示の中立ポ ジション38Nと、左操向ポジション38Lと右操向ポジション38Rとを具え 、車両の運転者がステアリングホイール10を中立位置に保持しているときは、 上記切換弁38は中立ポジション38Nに、またステアリングホイール10を左 操向又は右操向方向に廻動させると、ステアリング装置14,ピットマンアーム 16及び連結杆20を介して、切換弁38が左操向ポジション38L又は右操向 ポジション38Rに夫々駆動される。上記第1油圧ポンプ40は、第1オイルタ ンク42内の作動油を加圧して上記第1切換弁38を介し第1油圧応動装置18 に供給し、上記油圧ポンプ40の吐出側には、通常のリリーフバルブ44と、吐 出された作動油の圧力が予め定められた第1の設定値以上のときに閉成されるプ レッシャスイッチ46が接続されている。 また、上記第1油圧応動装置18,第1切換弁38及び第1油圧ポンプ40は 、常用のパワーステアリング装置を構成する。
【0007】 一方、上記第2油圧応動装置36は、車両の適宜位置に配置された第2切換弁 48を介して第2の油圧ポンプ50に接続され、同第2油圧ポンプ50は、電動 モータ52により駆動されて第2オイルタンク54内のオイルを加圧し第2切換 弁48を介して上記第2油圧応動装置36に供給する。同第2切換弁48は、中 立ポジション48Nと左操向ポジション48Lと右操向ポジション48Rとを有 する3位置式切換弁であり、その弁体48Bは左右両側に配設された中立ばね5 6によって常時中立位置に弾性的に付勢されている。また、同中立ばね56は、 弁体48Bの左右両側に設けられた油室58L及び58R内に収容され、油室5 8Rは上記第1油圧応動装置18の右操向側作動室18Rに連通され、また油室 58Lは同第1油圧応動装置18の左操向側作動室18Lに連通されている。更 に、上記第2油圧ポンプ50の吐出側には、通常のリリーフバルブ60が介装さ れている。上記第2油圧応動装置36,第2切換弁48及び第2油圧ポンプ50 は、上記常用パワーステアリング装置と協働する補助パワーステアリング装置を 構成している。
【0008】 上記構成において、車両の運転中、そのエンジンに連動して常用パワーステア リング装置の第1油圧ポンプ40が常時駆動されている。ステアリングホイール 10が運転者によって操向操作されず中立位置に保持されているときは、第1切 換弁38が図示の中立ポジション38Nに位置している。従って、第1油圧ポン プ40から吐出された作動油は第1オイルタンク42に還流し、第1油圧応動装 置18は作動せず、前輪24は直進状態に保持される。このとき第1油圧ポンプ 40の吐出側の作動油圧力は第1の設定値に達しないので、プレッシャスイッチ 46が閉成されず、従って第2油圧ポンプ50を駆動する電動モータ52は休止 している。
【0009】 次に、運転者がステアリングホイール10を操向のため左右何れかの方向、例 えば右方向に廻動させると、第1切換弁38が右操向ポジション38Rに切換え られる。このため、第1油圧ポンプ40から吐出された作動油が第1油圧応動装 置18の右操向側作動室18Rに供給されると共に、左操向側作動室18Lが第 1オイルタンク42に連通されるので、同油圧応動装置のハウジングが右動し、 揺動レバー28を反時計方向に廻動させて所謂動力援助が行なわれる。同揺動レ バー28の反時計方向の廻動により連結杆30及びナックルアーム26を介して 前輪24が図中に矢印で示すように右に操舵される。また、上記とは逆に、ステ アリングホイール10が左方向に廻動されると、第1切換弁38が左操向ポジシ ョン38Lに切換えられるため、第1油圧応動装置18の左操向側作動室18L に供給され、前輪24の左方操舵に対し動力援助が行なわれる。
【0010】 車両の通常走行中は、前輪24の操舵時の抵抗が小さいので、左右何れの方向 の操舵が行なわれても、第1油圧ポンプ40の吐出側の作動油圧力が低く第1設 定値に達しないので、プレッシャスイッチ46が閉成されず、補助パワーステア リング装置の電動モータ52は駆動されない。また、このとき第2切換弁48の 左右の油室58L又は58Rに供給されている油圧力が上記第1設定値より高い 第2の設定値より低いので、弁体48Bは中立ばね56によって中立ポジション 48Nに保持されている。 上記通常走行中の操向操作力は十分小さいので、第1油圧応動装置18,第1 切換弁38,第1油圧ポンプ40及び第1オイルタンク42からなる常用パワー ステアリング装置は、一般の大型トラック等のために量産されている安価な標準 品を利用することができ、また走行中常時運転される第1油圧ポンプ40の容量 が小さいので、優れた燃費を得ることができる。
【0011】 次に、狭い作業現場での方向変換や車庫入れ等、据切り又はそれに近い低速操 舵時には、前輪24の操向抵抗が増大するため、第1油圧ポンプ40の負荷が増 大してその吐出作動油圧力が上昇する。同第1油圧ポンプ40の吐出作動油圧力 が第1設定値以上になると、プレッシャスイッチ46が閉成されて車載電源62 から電動モータ52に電流が流れ、同モータにより補助パワーステアリング装置 の第2油圧ポンプ50が駆動される。しかし、第1油圧ポンプ40の吐出作動油 圧力が第1設定値より高い第2設定値を超えるまでは、第2切換弁48の油室5 8L又は58Rに供給される油圧力が低いために中立ばね56が克服されず、弁 体48Bは図示の中立ポジションに保持されて第2油圧応動装置36は依然休止 している。
【0012】 更に、前輪24の操向抵抗が増大して第1油圧ポンプ40の吐出圧力が上記第 2設定値以上になると、第2切換弁48の油室58L又は58Rに供給された油 圧力によって中立ばね56が克服され弁体48Bが左操向ポジション48L又は 右操向ポジション48Rに変位する。例えば、ステアリングホイール10が右方 向に据切りされた場合、先づ常用パワーステアリング装置が作動して上述したよ うに右方操舵の動力援助力を生起すると共に、補助パワーステアリング装置の第 2切換弁48が右操向ポジション48Rに切換えられ、第2油圧ポンプ50の吐 出作動油が第2油圧応動装置36の右操向側作動室36Rに供給されると共に、 左操向側作動室36Lが第2オイルタンク54に連通される。 この結果、第2油圧応動装置36が伸長してタイロッドアーム32が図中に矢 印で示されているように時計方向に廻動され、従って前輪24に対して右操向の 追加の動力援助が行なわれ、運転者の操向操作力が相応して低減され、狭い作業 現場での方向変換や車庫入れ等を容易に行なうことができる。上記のように、補 助パワーステアリング装置は、据切り或いはそれに近い低速操舵時等、所要操向 操作力が大きい場合のみ作動して、有効な動力援助力を生起し、車両の通常走行 時には休止してエンジンの負荷とならず、燃費の悪化を招くことがない利点があ る。なお、上記実施例では第1油圧応動装置として、コンバインドパワーステア リングブースタが例示されているが、その他のセミインテグラル及びインテグラ ル式パワーステアリングブースタを適宜採用することができる。
【0013】 叙上のように、本考案に係る車両のパワーステアリング装置は、ステアリング ホイールの操作に応答して操向援助力を生起する第1の油圧応動装置及び同油圧 応動装置に作動油を供給する第1の油圧ポンプを含む常用のパワーステアリング 装置と、操向輪を装架するアクスルと同操向輪のタイロッドアームとの間に介装 されて操向援助力を生起する第2の油圧応動装置及び同油圧応動装置に作動油を 供給する第2の油圧ポンプを含む補助パワーステアリング装置とを具え、上記第 2油圧ポンプは、上記常用パワーステアリング装置の第1油圧応動装置に供給さ れる作動油圧力が設定値以上のときに作動されて上記第2油圧応動装置に作動油 を供給し、同第2圧力応動装置によって上記常用パワーステアリング装置と同方 向の追加の操向援助力が生起されるように構成されたことを特徴とし、超大型ト ラック等重車両の通常走行時における燃費が優れ、かつ据切り等に際しては運転 者の操向操作力を効果的に軽減することができるので、実用上極めて有益である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール 16 ピットマンアーム 18 第1油圧応動装置 22 フロントアクスル 24 前輪(操向輪) 26 ナックルアーム 32 タイロッドアーム 34 タイロッド 36 第2油圧応動装置 38 第1切換弁 40 第1油圧ポンプ 48 第2切換弁 50 第2油圧ポンプ 52 電動モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操作に応答して
    操向援助力を生起する第1の油圧応動装置及び同油圧応
    動装置に作動油を供給する第1の油圧ポンプを含む常用
    のパワーステアリング装置と、操向輪を装架するアクス
    ルと同操向輪のタイロッドアームとの間に介装されて操
    向援助力を生起する第2の油圧応動装置及び同油圧応動
    装置に作動油を供給する第2の油圧ポンプを含む補助パ
    ワーステアリング装置とを具え、上記第2油圧ポンプ
    は、上記常用パワーステアリング装置の第1油圧応動装
    置に供給される作動油圧力が設定値以上のときに作動さ
    れて上記第2油圧応動装置に作動油を供給し、同第2圧
    力応動装置によって上記常用パワーステアリング装置と
    同方向の追加の操向援助力が生起されるように構成され
    たことを特徴とする車両のパワーステアリング装置。
JP10322391U 1991-10-14 1991-10-14 車両のパワーステアリング装置 Withdrawn JPH0532233U (ja)

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Effective date: 19960208