JPH05321954A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JPH05321954A
JPH05321954A JP12299892A JP12299892A JPH05321954A JP H05321954 A JPH05321954 A JP H05321954A JP 12299892 A JP12299892 A JP 12299892A JP 12299892 A JP12299892 A JP 12299892A JP H05321954 A JPH05321954 A JP H05321954A
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JP
Japan
Prior art keywords
actuator
magnetic body
movable magnetic
joint
solenoid coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP12299892A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Suzuki
悟 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Univance Corp
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Publication date
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Publication of JPH05321954A publication Critical patent/JPH05321954A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達
継手に関し、小さな電流で必要なトルクを得ることがで
き、小型軽量で温度安定性、制御性能を向上させること
を目的とする。 【構成】 アクチュエータ16とトルク伝達可能に結合
されるとともに、ソレノイドコイル22への弱通電によ
って軸方向に移動し、通電電流の大きさに応じて回転ト
ルクを発生する可動磁性体38を備え;ソレノイドコイ
ル22への通電電流に応じてアクチュエータ16が所定
の角度変位し、アクチュエータ16の角度変位に応じて
制御弁が制御されるとともに、アクチュエータ16が最
も回転した場合に、制御弁を設けた部材とアクチュエー
タ16とを機械的に結合する結合手段と、可動磁性体3
8をアクチュエータ16側に付勢するばね部材39を備
え、ソレノイドコイル22への通電が解除され、可動磁
性体38がばね部材39によってアクチュエータ16側
に押圧された場合に、結合を解除するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動力配分に使
用する油圧式動力伝達継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平3−338215号
において、下記のような油圧式動力伝達継手を提案して
いる。すなわち、この油圧式動力伝達継手は、相対回転
可能な入出力軸間に設けられ、前記両軸の差動回転によ
って駆動される油圧ポンプと;該油圧ポンプの出口部に
設けられ吐出油の流動抵抗を制御する制御弁と;外部か
らの信号によって、該制御弁を作動させるアクチュエー
タを備え;前記両軸の回転速度差および外部からの制御
信号に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手にお
いて;外部の部材に固定され、ソレノイドコイルを取り
巻いて継手と非接触状態に保持される磁気枠と、継手内
部に軸方向への移動および傾斜可能に支持されるととも
に、前記コイルへの通電によって磁気吸引力を発生する
可動磁性体と、により前記アクチュエータを構成し、前
記可動磁性体の継手軸中心から離れた対称位置に、前記
制御弁としての第1の制御弁と、第2の制御弁を設ける
とともに、前記第1の制御弁に対しては弱く作用し、第
2の制御弁に対しては強く作用するように、前記可動磁
性体を吸引方向とは逆方向に付勢するリターンスプリン
グを設け、前記コイルへの電流を非通電状態にすること
により前記制御弁を作動させない状態と、弱通電状態に
することにより前記第1の制御弁のみを作動させる第2
の制御状態と、強通電状態にすることにより前記第1,
第2両方の制御弁を作動させる第3の制御状態の3段階
に制御するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、アクチュエ
ータの荷重特性が、図12に示すように、制御弁のスト
ローク量を大きくすると急激に荷重が低下する為、必要
な荷重を得るためのコイル電流及びコイルサイズが大き
くなる。
【0004】一方、コイル電流及びコイルサイズを小さ
くしようとすると、制御弁のストローク量が充分とれな
いため、制御弁からのリークが多く、温度安定性が悪く
なる。また、充分にフリー性能が得られなくなる。本発
明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので
あって、小さな電流で必要なアクチュエータトルクを得
ることができ、制御機構が小型軽量で温度安定性、制御
性能が優れた油圧式動力伝達継手を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、相対回転可能な第1、第2の回転軸間に
設けられ、前記両軸の差動回転によって駆動される油圧
ポンプと;該油圧ポンプの出口部に設けられ吐出油の流
動抵抗を制御する制御弁と;外部からの信号によって、
該制御弁を作動させるアクチュエータを備え;前記両軸
の回転速度差および外部からの制御信号に応じたトルク
を伝達する油圧式動力伝達継手において;前記第1の回
転軸と同心状でかつ一体に固定されるとともに、前記吐
出油の流動抵抗を制御する制御弁を設けた部材と、継手
内部に同心状に配置され、前記制御弁を設けた部材との
間で所定の角度回転可能に位置決めされるとともに、回
転角に応じて前記制御弁を制御する前記アクチュエータ
と、該アクチュエータを原位置に戻すべく付勢するばね
部材と、外部の部材に継手と同心に固定され、ソレノイ
ドコイルを取り巻いて継手と非接触状態に保持される磁
気枠と、前記アクチュエータとトルク伝達可能に結合さ
れるとともに、前記ソレノイドコイルへの弱通電によっ
て軸方向に移動し、通電電流の大きさに応じて回転トル
クを発生する可動磁性体を備え;ソレノイドコイルへの
通電電流に応じて前記可動磁性体と前記アクチュエータ
が一体的に所定の角度変位するとともに、前記アクチュ
エータが最も回転した場合に、前記制御弁を設けた部材
と前記アクチュエータとを機械的に結合する結合手段
と、前記可動磁性体をアクチュエータ側に付勢するばね
部材を備え、前記ソレノイドコイルへの通電が解除さ
れ、前記可動磁性体が前記ばね部材によって前記アクチ
ュエータ側に押圧された場合に、前記結合を解除するよ
うにしたものである。
【0006】
【作用】本発明においては、可動磁性体は、ソレノイド
コイルへの弱通電により軸方向に移動し、通電電流の大
きさに応じてアクチュエータに対して回転トルクを発生
させ、アクチュエータを所定の角度回転させる。これに
より、オリフィスが閉止され、または、開放孔が開放さ
れるため、ロックまたはフリーの特性が得られる。ソレ
ノイドコイルに通電しないときは、通常の特性が得られ
る。
【0007】アクチュエータを一旦最大角度まで回転す
るように強通電した後は、弱通電に変えても結合手段に
より制御弁を設けた部材とアクチュエータは結合されて
いるため、アクチュエータはフリー特性の位置を保持す
ることができる。非通電になると、結合は解除され、通
常の特性に戻る。このように、小さな電流で大きな回転
トルクを発生させることができ、また、弱電流でフリー
特性を保持することができる。
【0008】その結果、制御機構が小型軽量で、かつ、
温度安定性および制御性能が優れた継手を得ることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図11は本発明の一実施例を示す図であ
る。まず、構成を説明すると、図1および図2におい
て、1はハウジングであり、ハウジング1は図示しない
出力軸に連結され、出力軸と一体的に回転する。
【0010】2はカムであり、カム2はハウジング1の
内側面に所定の角度回転可能に支持される。カム2は、
複数のカム山とカム谷からなるカム面2Aを有し、その
外周であって、側面にカム山があるところに位置決め兼
トルク伝達用の複数の突起2Bを有する。カム2は、そ
の突起2Bがハウジング1に形成した切欠き1Aに係合
して、ロータ3の回転方向にハウジング1と一体で回転
し、ロータ3の回転方向が変わると、カム2はロータ3
とともにつれ回りし、カム2の突起2Bがハウジング1
の切欠き1Aに当るまで回転した後に、ハウジング1と
一体で回転する。
【0011】ロータ3はハウジング1内に回転自在に収
納され、入力軸4に結合され、入力軸4と一体で回転す
る。ロータ3には、軸方向に複数個のプランジャー室5
が形成され、プランジャー室5内は複数個のプランジャ
ー6がリターンスプリング7を介して摺動自在に収納さ
れている。また、ロータ3には複数の吸入吐出孔8が各
プランジャー室5に通じるように形成されている。
【0012】9はバルブ(弁体)であり、バルブ9には
吸入路10および吐出ポート11が形成されている(図
3、参照)。バルブ9は、ハウジング1の切欠き1Aに
突起9Aを係合させることにより、ハウジング1に位置
決め固定されている。また、吐出ポート11は高圧室1
2に連通し、高圧室12には、吐出路13が連通してい
る。
【0013】また、図4および図5に示すように、バル
ブ9の裏面側には溝14が形成され、溝14内にはリタ
ーンスプリング15が収納される。リターンスプリング
15の突起15Aは、アクチュエータ16の長孔16A
に挿入され、アクチュエータ16を原位置に戻すように
付勢する(図6および図7、参照)。また、バルブ9に
は、収納孔35が形成され、収納孔35内にはリターン
スプリング36を介してアクチュエータ16を機械的に
結合する結合手段としてのピン37が摺動自在に収納さ
れている。
【0014】アクチュエータ16には、図6および図7
に示すように、ピン37及び可動磁性体38のトルク伝
達用突起38Aが挿入される回り止め孔16Bが形成さ
れている。また、アクチュエータ16には、バルブ9の
吐出路13に連通可能な流動抵抗発生手段としてのオリ
フィス17と複数の開放孔18がそれぞれ形成されてい
る(図10、参照)。
【0015】38はアクチュエータ16とトルク伝達可
能に結合される可動磁性体であり、可動磁性体38は後
述するソレノイドコイル22への弱通電によって軸方向
に移動し、通電電流の大きさに応じて回転トルクを発生
する。可動磁性体38には、アクチュエータ16の回り
止め孔16Bに挿入される突起38Aが一体に形成さ
れ、また、可動磁性体38と摩擦部材24との間には可
動磁性体38をアクチュエータ16側に付勢するリター
ンスプリング(ばね部材)39が介装されている。
【0016】19は第1の磁気枠、21は第2の磁気枠
であり、第2の磁気枠21はハウジング1に固定されて
いる。第2の磁気枠21内には、外部の部材に継手と同
心に固定された第1の磁気枠19が非接触状態に保持さ
れ、第1の磁気枠19内にはソレノイドコイル22が収
納される。第2の磁気枠21の開口部は非磁性の蓋部材
23により閉止されている。
【0017】24は入力軸4に固定された摩擦部材であ
り、摩擦部材24は複数の孔25を有し、ソレノイドコ
イル22への通電により可動磁性体38を吸引する。ソ
レノイドコイル22に通電すると、第1の磁気枠19、
第2の磁気枠21、摩擦部材24、可動磁性体38、ア
クチュエータ16、可動磁性体38、摩擦部材24、第
2の磁気枠21および第1の磁気枠19の磁気回路が形
成される。
【0018】すなわち、ソレノイドコイル22への通電
に応じて可動磁性体38を軸方向に移動させるととも
に、アクチュエータ16に対して可動磁性体38が回転
トルクを発生し、アクチュエータ16が所定の角度回転
する。なお、20はベアリング、26はスプライン、2
7,28はオイルシール、29,40はニードルベアリ
ング、30,31はスナップリング、32は注油孔、3
3はOリングである。
【0019】次に、動作を説明する。まず、通常の特性
について説明する。ソレノイドコイル22に通電しない
ときは、可動磁性体38はアクチュエータ16に対して
回転トルクを発生させず、リターンスプリング15の作
用によりアクチュエータ16は回転せず原位置を保持す
る(図8、(A)、参照)。
【0020】図9(A)に示すように、可動磁性体38
は軸方向に移動せず、また、ピン37は回り止め孔16
Bに挿入されない。このため、図10(A)に示すよう
に、高圧室12は吐出路13を介してオリフィス17に
連通し、開放孔18はバルブ9により閉止される。すな
わち、吐出ポート11に押し出されたオイルは、高圧室
12、吐出路13、オリフィス17を通って低圧室34
に供給される。このとき、オリフィス17の抵抗により
高圧室12、吐出路13、吐出ポート11およびプラン
ジャー室5の油圧が上昇し、プランジャー6に反力が発
生する。このプランジャー反力に逆ってカム2を回転さ
せることによりトルクが発生し、カム2とロータ3との
間でトルクが伝達される。
【0021】このときのトルク特性は、図11のAに示
され、差動回転数ΔNの2乗に比例したトルクTとな
る。次に、ロックの特性について説明する。ソレノイド
コイル22に弱通電すると、可動磁性体38が軸方向に
移動し、通電電流に応じてアクチュエータ16に対して
可動磁性体38が所定の回転トルクを発生し、リターン
スプリング15とのバランスにより所定の角度θ1アク
チュエータ16が回転する(図8、(B)、参照)。
【0022】すなわち、可動磁性体38と摩擦部材24
との間に所定の摩擦トルクが発生し、摩擦トルクによ
り、可動磁性体38が回転し、回り止め孔16B内に挿
入されている突起38Aを介して回転トルクをアクチュ
エータ16に与える。このとき、リターンスプリング1
5が所定の長さだけ圧縮される。このため、図10
(B)に示すように、アクチュエータ16のオリフィス
17はバルブ9により閉止され、また、アクチュエータ
16の開放孔18もバルブ9により閉止されたままであ
る。
【0023】このときのトルク特性は、図11のBに示
され、ロックの状態になる。次に、フリーの特性につい
て説明する。ソレノイドコイル22に対する通電電流が
前記のロック特性の場合より大きいときは、その通電電
流に応じてアクチュエータ16に対して可動磁性体38
がさらに大きい所定の回転トルクを発生し、アクチュエ
ータ16は所定角度θ2回転する(図8、(C)、参
照)。
【0024】図9(B)に示すように、アクチュエータ
16の回り止め孔16Bとバルブ9の収納孔35とが一
致し、ピン37が回り止め孔16B内に入る。このた
め、図10(C)に示すように、アクチュエータ16の
オリフィス17はバルブ9により閉止されたままである
が、アクチュエータ16開放孔18がバルブ9の吐出路
13に連通する。
【0025】したがって、高圧室12のオイルは吐出路
13、開放孔18を通って低圧室34に供給される。こ
のときのトルク特性は、図11のCに示されフリーの状
態になる。ここで、図9(B)に示すように、アクチュ
エータ16が一旦最大角度まで回るように、強通電した
後に、弱通電に戻しても、ピン37の作用によりアクチ
ュエータ16は所定の角度θ2を保持する。
【0026】このフリーの状態を解除するときは、図9
(C)に示すように、ソレノイドコイル22への通電を
やめる。可動磁性体38はリターンスプリング39の力
により摩擦部材24から離れて図中左方向に移動し、突
起38Aによりピン37を押圧して、バルブ9とアクチ
ュエータ16の結合を解除する。アクチュエータ16は
リターンスプリング15により原位置に戻る。
【0027】このように、本実施例においては、可動磁
性体38と摩擦部材24との摩擦トルクによりアクチュ
エータを回転させる為、アクチュエータ16の回転量を
充分得ることができるので、開放孔面積を大きくでき充
分なフリー性能を得ることができる。更に、アクチュエ
ータ16が最も大きく回転するように強通電した後に、
弱通電してもピン37の作用でアクチュエータ16は戻
らなくなる。また、その状態で差動回転の方向が逆転し
ても保持される。
【0028】その結果、コイルを小さくすることができ
制御機構が小型軽量で、温度安定性および制御性能が優
れた継手を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、可動磁性体と摩擦部材の間の摩擦トルクによりアク
チュエータを回転させる為、大きな回転トルクを発生さ
せることができ、かつ大きな回転量を得ることができ
る。また、強通電後、弱通電にしてもアクチュエータを
所定の位置に保持することができ、その結果、制御機構
が小型軽量で、かつ、温度安定性と制御性能が優れた継
手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】他の断面図
【図3】バルブの表面図
【図4】バルブの裏面図
【図5】バルブの斜視図
【図6】アクチュエータの正面図
【図7】アクチュエータの斜視図
【図8】アクチュエータによる各特性の説明図
【図9】通常特性、フリー特性、フリー解除の説明図
【図10】バルブとアクチュエータによる各特性の説明
【図11】トルク特性を示すグラフ
【図12】問題点の説明図
【符号の説明】
1:ハウジング 1A:切欠き 2:カム 2A:カム面 2B:突起 3:ロータ(第1の回転軸) 4:入力軸 5:プランジャー室 6:プランジャー 7:リターンスプリング 8:吸入吐出孔 9:バルブ(弁体) 9A:突起 10:吸入路 11:吐出ポート 12:高圧室 13:吐出路 14:溝 15:リターンスプリング 15A:突起 16:アクチュエータ 16A:長孔 16B:回り止め孔 17:オリフィス 18:開放孔 19:第1の磁気枠 20:ベアリング 21:第2の磁気枠 22:ソレノイドコイル 23:蓋部材 24:摩擦部材 25:孔 26:スプライン 27,28:オイルシール 29:ニードルベアリング 30,31:スナップリング 32:注油孔 33:Oリング 34:低圧室 35:収納孔 36:リターンスプリング 37:ピン 38:可動磁性体 38A:突起 39:リターンスプリング 40:ニードルベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な第1、第2の回転軸間に設
    けられ、前記両軸の差動回転によって駆動される油圧ポ
    ンプと;該油圧ポンプの出口部に設けられ吐出油の流動
    抵抗を制御する制御弁と;外部からの信号によって、該
    制御弁を作動させるアクチュエータを備え;前記両軸の
    回転速度差および外部からの制御信号に応じたトルクを
    伝達する油圧式動力伝達継手において;前記第1の回転
    軸と同心状でかつ一体に固定されるとともに、前記吐出
    油の流動抵抗を制御する制御弁を設けた部材と、 継手内部に同心状に配置され、前記制御弁を設けた部材
    との間で所定の角度回転可能に位置決めされるととも
    に、回転角に応じて前記制御弁を制御する前記アクチュ
    エータと、 該アクチュエータを原位置に戻すべく付勢するばね部材
    と、 外部の部材に継手と同心に固定され、ソレノイドコイル
    を取り巻いて継手と非接触状態に保持される磁気枠と、 前記アクチュエータとトルク伝達可能に結合されるとと
    もに、前記ソレノイドコイルへの弱通電によって軸方向
    に移動し、通電電流の大きさに応じて回転トルクを発生
    する可動磁性体を備え;ソレノイドコイルへの通電電流
    に応じて前記可動磁性体と前記アクチュエータが一体的
    に所定の角度変位するとともに、 前記アクチュエータが最も回転した場合に、前記制御弁
    を設けた部材と前記アクチュエータとを機械的に結合す
    る結合手段と、 前記可動磁性体をアクチュエータ側に付勢するばね部材
    を備え、 前記ソレノイドコイルへの通電が解除され、前記可動磁
    性体が前記ばね部材によって前記アクチュエータ側に押
    圧された場合に、前記結合を解除するようにしたことを
    特徴とする油圧式動力伝達継手。
  2. 【請求項2】相対回転可能な第1、第2の回転軸間に設
    けられ、前記両軸の差動回転によって駆動される油圧ポ
    ンプを備え、 該油圧ポンプにより油を流動させ、流動抵抗を発生させ
    て前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧
    式動力伝達継手において;前記第1の回転軸と同心状で
    かつ一体に固定されるとともに、吸入路、吐出ポートお
    よび高圧室を設けた弁体と、 継手内部に同心状に配置され、前記弁体との間で所定の
    角度回転可能に位置決めされるとともに、回転角に応じ
    て前記高圧室に連通可能なオリフィスおよび開放孔を有
    するアクチュエータと、 該アクチュエータを原位置に戻すべく付勢するばね部材
    と、 外部の部材に継手と同心に固定され、ソレノイドコイル
    を取り巻いて継手と非接触状態に保持される磁気枠と、 前記アクチュエータとトルク伝達可能に結合されるとと
    もに、前記ソレノイドコイルへの弱通電によって軸方向
    に移動し、通電電流の大きさに応じて回転トルクを発生
    する可動磁性体を備え;ソレノイドコイルへの通電電流
    に応じて前記可動磁性体と前記アクチュエータが一体的
    に所定の角度変位するとともに、 前記アクチュエータが最も回転した場合に、前記弁体と
    前記アクチュエータとを機械的に結合する結合手段と、 前記可動磁性体をアクチュエータ側に付勢するばね部材
    を備え、 前記ソレノイドコイルへの通電が解除され、前記可動磁
    性体が前記ばね部材によって前記アクチュエータ側に押
    圧された場合に、前記結合を解除するようにしたことを
    特徴とする油圧式動力伝達継手。
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