JPH0532157U - 防音材の取付構造 - Google Patents

防音材の取付構造

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JPH0532157U
JPH0532157U JP9003991U JP9003991U JPH0532157U JP H0532157 U JPH0532157 U JP H0532157U JP 9003991 U JP9003991 U JP 9003991U JP 9003991 U JP9003991 U JP 9003991U JP H0532157 U JPH0532157 U JP H0532157U
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JP
Japan
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sound absorbing
hood
dash
sound
panel
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Pending
Application number
JP9003991U
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English (en)
Inventor
清彦 小原
智博 関野
Original Assignee
河西工業株式会社
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルームのコーナー部の音圧を低減さ
せ、室内の静粛を保つ防音材の取付構造を提供すること
を目的とする。 【構成】 エンジンルーム1内のダッシュパネル3を覆
うダッシュ吸音材18の上部を、フードパネル7を覆う
フード吸音材19側に斜めに立ち上げてカウル側吸音部
15を形成し、このカウル側吸音部15とダッシュパネ
ル3との間に、コーナー部を覆う遮音空間14を形成
し、前記カウル側吸音部15の上縁部にフード吸音材1
9に密着する可撓な当接部を形成することにより、カウ
ル側吸音部15と遮音空間14とがエンジンルーム1の
コーナー部の音圧を低減させ、且つ当接部は可撓であっ
てクッション性を有しているので、常にフード吸音材1
9と密着していて遮音性が向上し、車室2内に騒音が侵
入せず静粛を保つことが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のエンジンルーム内の防音材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の防音材の取付構造について説明する。
【0003】 図10は従来の防音材の取付構造を備えたエンジンルームの正面図であり、図 11はその断面図である。図において、車室2はダッシュパネル3によってエン ジンルーム1からの発生音が遮蔽されている。ダッシュパネル3はダッシュロア パネル4とダッシュアッパーパネル5とから成り、ダッシュロアパネル4には防 音材であるダッシュ吸遮音材8が取付けられている。そしてエンジンルーム1の 上部を遮蔽するフードパネル7にはフード吸遮音材9が取付けられている。
【0004】 またカウルボックス6のフロント側のダッシュアッパーパネル5には車体ナン バーの刻印10やナンバープレート11が表示されており、またワイパーモータ などの貫通部品12が取付けられているので、吸遮音材が取付けられていない場 合が多く、吸遮音材が取付けられていてもダッシュアッパーパネル5の面積に対 して、多くても80%の面積の吸遮音材が取付けられている場合が多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、エンジンルーム1内ではコーナー部の音圧が高く、上記の従来 の構成では、カウルボックス6のフロント側のダッシュアッパーパネル5に取付 けられる吸遮音材の取付面積が小さいために音圧低減の効果が十分ではなく、車 室2内に騒音が侵入するなどの問題点を有していた。
【0006】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、エンジンルームのコーナー部の 音圧を低減させ、車室内の静粛を保つ防音材の取付構造を提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の防音材の取付構造は、エンジンルーム内の ダッシュパネルを覆うダッシュ防音材の上部を、フードパネル側に斜めに立ち上 げてカウル側防音部を形成し、このカウル側防音部とダッシュパネルとの間に、 コーナー部を覆う防音空間を形成し、前記カウル側防音部の上縁部にフードパネ ル部に密着する可撓な当接部を形成した構成を有している。
【0008】
【作用】
この構成によって、ダッシュ防音材の上部のカウル側防音部と防音空間とがエ ンジンルームのコーナー部の音圧を低減させ、カウル側防音部の上縁部の当接部 が可撓であるため、クッション性を有していて常にフードパネル部と密着するの で、車室内への騒音の侵入を防止することが出来て静粛が保たれる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】 図1は本考案に係るエンジンルーム内の防音材の取付構造の斜視図であり、図 2はその断面図であり、図3は図2のB部拡大図である。尚、従来例で示した部 品と同じ部品には同符号を付してある。
【0011】 図において、車室2はダッシュパネル3によってエンジンルーム1からの発生 音が遮蔽されている。ダッシュパネル3はダッシュロアパネル4とダッシュアッ パーパネル5とから成り、ダッシュロアパネル4には防音材であるダッシュ吸音 材18が取付けられている。そしてエンジンルーム1の上部は開閉自在なフード パネル7によって遮蔽されており、フードパネル7の先端はパッキング13に当 接していて、このフードパネル7の内面にはフード吸音材19が取付けられてい る。
【0012】 またカウルボックス6のフロント側のダッシュアッパーパネル5には車体ナン バーの刻印10やナンバープレート11が表示されており、またワイパーモータ などの貫通部品12が取付けられている。
【0013】 そしてエンジンルームのコーナー部の音圧を低減させるために、本出願人は先 に次に述べる防音材の取付構造を提案している。
【0014】 即ち、ダッシュ吸音材18の上部をフード吸音材19側に斜め立ち上げて、カ ウル側吸音部15をダッシュ吸音材18と一体に成形し、このカウル側吸音部1 5とカウルボックス6との間にコーナー部を覆う遮音空間14を形成して、さら にカウル側吸音部15の上縁部にラバー16などの弾性部材を設けてその先端を フード吸音材19に当接させたものである。
【0015】 本考案はこの提案を改良し、カウル側吸音部15の上縁部に図4に示すような フード吸音材19に密着する可撓な当接部21を形成した構成にしてある。即ち 図4においてカウル側吸音部15の上縁部には断面U字状の当接部21が形成さ れていて常にフード吸音材19に密着している。
【0016】 このような防音材の取付構造は、ダッシュ吸音材18の上部のカウル側吸音部 15をフード吸音材19側に斜めに立ち上げることにより、ダッシュアッパーパ ネル5の面積に対してカウル側吸音部15の面積が100%以上となり、このカ ウル側吸音部15と遮音空間14とがエンジンルーム1のコーナー部の音圧を低 減させ、車室2内に騒音が侵入せず静粛を保つことが出来る。
【0017】 さらに、当接部21はカウル側吸音部15と一体であるためコストが安く、且 つ可撓であるため、クッション性を有していて変形やへたりもなく、常にフード 吸音材19と密着しているので遮音性が向上し、車室2内に騒音が侵入せず静粛 を保つことが出来る。
【0018】 以上のように本実施例によれば、エンジンルーム1内のダッシュパネル3を覆 うダッシュ吸音材18の上部を、フードパネル7を覆うフード吸音材19側に斜 めに立ち上げてカウル側吸音部15を形成し、このカウル側吸音部15とダッシ ュパネル3との間に、コーナー部を覆う遮音空間14を形成し、前記カウル側吸 音部15の上縁部にフード吸音材19に密着する可撓な当接部21を形成するこ とにより、カウル側吸音部15と遮音空間14とがエンジンルーム1のコーナー 部の音圧を低減させ、且つ当接部21は可撓であるため、クッション性を有して いて常にフード吸音材19と密着しているので遮音性が向上し、車室2内に騒音 が侵入せず静粛を保つことが出来る。
【0019】 また図5及び図6に示すように、カウル側吸音部15の上縁部に断面W字状の 当接部22や、断面L字状の当接部23を形成しても、上記と同様な作用によっ て遮音性が向上し、車室2内に騒音が侵入せず静粛を保つことが出来る。
【0020】 さらに図7に示すようにフードパネル7に吸音材が取付けられていない場合に は、カウル側吸音部15の上縁部の当接部21の先端を直接フードパネル7に当 接させることにより、当接部21が常にフードパネル7と密着していて遮音性が 向上し、車室2内に騒音が侵入せず静粛を保つことが出来る。
【0021】 また図8に示すように、カウル側吸音部15の当接部21がフード吸音材19 に当接する箇所にテープ15aを貼り付けておくと、フード吸音材19のけば立 ちがなく、経年変化による見栄えの低下が少なくなる。
【0022】 さらにカウル側吸音部15の上縁部に図9に示すような断面M字状の当接部2 4を形成することにより、当接部24の二つの山24a,24bがフード吸音材 19に当接するので遮音性が一層向上する。
【0023】
【考案の効果】 以上のように本考案は、エンジンルーム内のダッシュパネルを覆うダッシュ防 音材の上部を、フードパネル側に斜めに立ち上げてカウル側防音部を形成し、こ のカウル側防音部とダッシュパネルとの間に、コーナー部を覆う防音空間を形成 し、前記カウル側防音部の上縁部にフードパネル部に密着する可撓な当接部を形 成することにより、ダッシュ防音材の上部のカウル側防音部と防音空間とがエン ジンルームのコーナー部の音圧を低減させ、カウル防音材の上縁部の当接部が可 撓であるため、クッション性を有していて常にフードパネル部と密着するので、 車室内への騒音の侵入を防止することが出来て静粛が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の斜
視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB部拡大図である。
【図4】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図5】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図6】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図7】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図8】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図9】本考案の一実施例に係る防音材の取付構造の部
分拡大図である。
【図10】従来の防音材の取付構造を備えたエンジンル
ームの正面図である。
【図11】従来の防音材の取付構造の断面図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 車室 3 ダッシュパネル 4 ダッシュロアパネル 5 ダッシュアッパーパネル 6 カウルボックス 7 フードパネル 14 遮音空間(防音空間) 15 カウル側吸音部(カウル側防音部) 18 ダッシュ吸音材(ダッシュ防音材) 19 フード吸音材 21 当接部 22 当接部 23 当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 G 7350−5H

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内のダッシュパネルを覆
    うダッシュ防音材の上部を、フードパネル側に斜めに立
    ち上げてカウル側防音部を形成し、このカウル側防音部
    とダッシュパネルとの間に、コーナー部を覆う防音空間
    を形成し、前記カウル側防音部の上縁部にフードパネル
    部に密着する可撓な当接部を形成したことを特徴とする
    防音材の取付構造。
JP9003991U 1991-10-08 1991-10-08 防音材の取付構造 Pending JPH0532157U (ja)

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JP9003991U JPH0532157U (ja) 1991-10-08 1991-10-08 防音材の取付構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029324A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nissan Motor Co Ltd エンジンルームの隔壁構造
JP2009061847A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Kanto Auto Works Ltd 車両のエンジンルーム用インシュレータ装置
JP4720422B2 (ja) * 2005-10-17 2011-07-13 マツダ株式会社 自動車の遮音構造
JP2011218954A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Inoac Corp カバー部材
KR102341477B1 (ko) * 2020-08-25 2021-12-21 쌍용자동차 주식회사 내연기관 차량과 전기차 공용 엔진룸 인슐레이터의 장착 구조

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