JPH053213U - 急傾斜・垂直コンベア - Google Patents

急傾斜・垂直コンベア

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JPH053213U
JPH053213U JP5093291U JP5093291U JPH053213U JP H053213 U JPH053213 U JP H053213U JP 5093291 U JP5093291 U JP 5093291U JP 5093291 U JP5093291 U JP 5093291U JP H053213 U JPH053213 U JP H053213U
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JP
Japan
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belt
belts
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roller
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JP5093291U
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English (en)
Inventor
昭 出野
勤 星井
宏明 四宮
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重ベルト間に挾まれるバラ物を確実に保持
しつつ搬送することを可能とする。 【構成】 互いに重ね合されて走行する二重ベルト1
1,12間にバラ物Aを挾んで搬送する急傾斜・垂直コ
ンベア13において、上記一方のベルト11に幅方向に
且つ搬送方向に所定の間隔を隔てて固定支持されて配置
された固定支持ローラ14と、他方のベルト12の幅方
向両端部に双方のベルト11,13を互いに重ね合せて
シールすべく搬送方向に所定の間隔を隔てて配置された
端部ローラ17と、他方のベルト12の幅方向中央部に
幅方向に且つ搬送方向に沿って所定の間隔を隔てて配置
され、ベルト11,12の重ね合せ方向に移動可能に弾
性支持されると共にそれぞれ別個独立に揺動自在に支持
された一対の押えローラ21,21とを備えたことを特
徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二重ベルト間にバラ物を挾んで搬送する急傾斜・垂直コンベアに係り 、特に、二重ベルト間に挾まれるバラ物を確実に保持しつつ搬送することのでき る急傾斜・垂直コンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、バラ物を搬送するコンベアにおいては省スペース化を図るべく二重ベ ルト間にバラ物を挾んで急傾斜搬送ないし垂直搬送する急傾斜・垂直コンベアが 知られており、この種のコンベアは図6に示す如き構成が採用されている。
【0003】 図示するように、このコンベア1は互いに重ね合されて走行するベルト2,3 を有し、これらのベルト2,3はバラ物Aを挾んで搬送する二重ベルトを構成す る。
【0004】 ベルト2,3には幅方向両端部にベルト2,3を互いに重ね合せてシールする 端部ローラ4が搬送方向に沿って等間隔に互い違いに配置されると共に、中央部 には弾性支持された押えローラ5が搬送方向に配置されている。したがって、ベ ルト2,3は幅方向両端部が端部ローラ4でシールされつつ幅方向中央部が押え ローラ5で保持されて走行することになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ベルト2,3の幅方向中央部に配置される押えローラ5により、幅 方向中央部にのみに押え力が発生し、バラ物Aの性質や搬送量の偏りによりベル ト2,3に撓みが生じた場合にはベルト幅方向の保持力に偏りが生じる。特に、 比較的大塊のバラ物Aを高速で搬送する場合にはベルト2,3の撓み量も大きく なり、押えローラ5がベルト2,3から離脱して跳ね上がり、適性な保持力が得 られない問題があった。
【0006】 本考案は上記問題を有効に解決すべく創案されたものである。
【0007】 本考案は二重ベルト間に挾まれるバラ物を確実に保持しつつ搬送するすること のできる急傾斜・垂直コンベアを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は互いに重ね合されて走行する二重ベルト間にバラ物を挾んで搬送する 急傾斜コンベアにおいて、上記一方のベルトに幅方向に且つ搬送方向に所定の間 隔を隔てて固定支持されて配置された固定支持ローラと、他方のベルトの幅方向 両端部に双方のベルトを互いに重ね合せてシールすべく搬送方向に所定の間隔を 隔てて配置された端部ローラと、他方のベルトの幅方向中央部に幅方向に且つ搬 送方向に沿って所定の間隔を隔てて配置され、ベルトの重ね合せ方向に移動可能 に弾性支持されると共にそれぞれ別個独立に揺動自在に支持された一対の押えロ ーラとから構成したものである。
【0009】 また、本考案は上記端部ローラが、上記他方のベルトに搬送方向に沿って等間 隔に配置されると共に、ローラ軸のベルト幅方向中央側の一端部が搬送方向後方 に向けて傾斜されて支持された傾斜ローラを有したものである。
【0010】
【作用】
このように押えローラが弾性支持されると共にそれぞれ別個独立に揺動自在に 支持されるため、ベルトの大きな変動および微少変動に追従して常にバラ物の押 え力を保持できる。
【0011】 また、端部ローラが、ローラ軸のベルト幅方向中央側の一端部が搬送方向後方 に向けて傾斜されて支持された傾斜ローラを有し、ベルトに幅方向両側に張力を 与えるため、バラ物の保持力を増大できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】 図1、図2および図3は例えばバラ物を急傾斜搬送するコンベアを示すもので あり、図1は図3のI−I線矢視図であり、図2は図3のII−II線矢視図で ある。図1および図2に示すように、互いに重ね合わされて走行する一方(運び 側)のベルト11と他方(押え側)のベルト12とがバラ物Aを挾んで急傾斜搬 送するコンベア13を構成する。
【0014】 一方のベルト11にはこれを幅方向に湾曲させて走行させる固定支持ローラ1 4が、ローラ架台15に固定支持されてベルト幅方向に且つ搬送方向に所定ピッ チで配置される。この固定支持ローラ14は幅方向中央部に配置された中央固定 ローラ14aと、幅方向両端部に配置された一対のサイド固定ローラ14b,1 4bとから構成されている。
【0015】 ローラ架台15には搬送方向に沿って所定の間隔を隔ててアーム16に保持さ れた端部ローラ17が設けられ、この端部ローラ17はベルト11,12を互い に重ね合せてシールすべく他方のベルト12の幅方向両端部に配置されている。 端部ローラ17は図3に示すようにシールローラ18と、このシールローラ18 を搬送方向に挾んで配置された傾斜ローラ19とから構成されており、シールロ ーラ18は搬送方向と直交する方向に支持されたローラ軸18aを有し、傾斜ロ ーラ19は傾斜されて支持されたローラ軸19aを有する。すなわち、傾斜ロー ラ19のローラ軸19aはベルト幅方向中央側に延出される一端部が搬送方向後 方に向けて傾斜されて支持されている。
【0016】 また、他方のベルト12には幅方向中央部に搬送方向に沿って所定のピッチで 一対の押えローラ21が配置される。これらの押えローラ21はベルトの重合せ 方向に弾性支持されると共に、各押えローラ21、21はそれぞれ別個独立に揺 動自在に支持されている。
【0017】 具体的にはベルト12の幅方向に一対の押えローラ21、21が配置され、押 えローラ21、21は共通の支持部材22に保持されている。この支持部材22 はビーム23の中央部に取り付けられている。ビーム23の両端部は図3に示す ように可動フレーム24に一体的に取り付けられている。この可動フレーム24 には図3および図4に示すようにガイド部材25に係合する係合部材26が取り 付けられている。ガイド部材26はローラ架台15に直交するように設けられて いる。したがって、可動フレーム24を含む一対の押えローラ21,21はガイ ド部材25に沿ってベルト11,12の重合せ方向に移動自在に案内されるよう に構成されている。
【0018】 また、図1および図4に示すように、押えローラ21,21をベルト11,1 2の重合せ方向に弾性支持するためのコイルスプリング31が一対の受け座32 ,33に保持されている。一方の受け座32は可動フレーム24のブラケット3 4に取り付けられている。他方の受け座33はブラケット34に取り付けられた ガイド35に沿って案内されるようになっている。また、他方の受け座33には 押えローラ21のローラ軸21aを保持する軸受け部36が設けられており、こ の軸受け部36にはローラ軸21aを軸支するベアリング37が設けられている 。このベアリング37内にはローラ軸21aに一体的に設けられた球面受け座3 8が回転自在に係合するようになっている。
【0019】 押えローラ21,21のローラ軸21b,21bは図5に示すように支持部材 部22に設けられた共通の軸受け部41に互いに別個独立に保持されており、こ の軸受け部41にはベアリング42,42が設けられると共に、そのベアリング 42,42内にはローラ軸21b,21bに設けられた球面受け座43,43が 回転自在に係合するようになっている。したがって、押えローラ21,21は軸 受け部41を中心にベルト11,12の重合せ方向に別個独立して揺動自在に支 持されることになる。
【0020】 そこで、図1および図2に示すように、バラ物Aの搬送時にあっては一方のベ ルト11が固定支持ローラ14に沿って幅方向に湾曲されて走行すると共に、こ のベルト11上にバラ物Aを挾んで他方のベルト12が端部ローラ17および押 えローラ21,21に保持されて走行することになる。
【0021】 押えローラ21,21にあってはガイド部材25に沿って移動可能に且つコイ ルスプリング31で弾性支持されているために、バラ物Aの性質や搬送量の偏り によりベルト12に大きな撓みが生じてもこれを吸収しつつベルト12に適性な 押え力を付与することができる。また、各押えローラ21,21は別個独立して 揺動自在に支持されているために、ベルト12の幅方向および長手方向の微少な 撓みに対してもその撓みを吸収しながらベルト12に押し付けられることになる 。このため、大塊のバラ物Aを高速搬送する場合にあっても、ベルト12に大小 の撓みが生じても確実に適性な押付け力でバラ物を保持することができる。
【0022】 また、端部ローラ17にあってはベルト12の幅方向両端部を互いに重合せて 荷こぼれを防止すべくシールすると共に、ローラ軸19aの一端部を搬送方向後 方に向けて傾斜されて支持される傾斜ローラ19にあってはベルト12に幅方向 両側に反対向きに張力を発生させる。このため、他方のベルト12の蛇行走行が 防止されると共に、他方のベルト12による押し付け力が増大し、バラ物Aの保 持力を高めることができる。
【0023】 なお、上記実施例においては端部ローラ17をトーションバー、コイルスプリ ングなどの付勢手段で弾性支持することも可能である。この場合には一方のベル ト11が固定支持ローラで支持され、他方のベルト12が端部ローラ17および 押えローラ21,21で弾性支持されることになる。このため、ベルト11,1 2の走行抵抗を低減できると共に、一方のベルト12の走行が搬送方向に規制さ れて他方のベルト12の走行を案内し、ベルト11,12の走行性を安定させる ことができる。
【0024】 また、上記実施例においては急傾斜コンベアについて説明したが、バラ物Aを 垂直搬送するにあっては同様に端部ローラ17および一対の押えローラ21,2 1を有する垂直コンベアを構成する。
【0025】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
【0026】 (1) 請求項1においては一対の押えローラをベルトの重ね合せ方向に移動可能 に弾性支持すると共に別個独立に揺動自在に支持したので、ベルトに大小の撓み が生じても確実に適性な押付け力でバラ物を保持するこができる。
【0027】 (2) 請求項2においては端部ローラが、搬送方向後方にローラ軸の一端部が傾 斜されて支持された傾斜ローラを有するため、ベルトに幅方向両側に向けて張力 を発生させることができ、バラ物の保持力を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンベアを示す横断面図である。
【図2】本考案のコンベアを示す横断面図である。
【図3】本考案のコンベアを示す平面図である。
【図4】図1の要部を示す拡大図である。
【図5】図1の要部を示す拡大図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
A バラ物 11、12 ベルト 13 コンベア 14 固定支持ローラ 17 端部ローラ 19 傾斜ローラ 21 押えローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ね合されて走行する二重ベルト
    間にバラ物を挾んで搬送する急傾斜・垂直コンベアにお
    いて、上記一方のベルトに幅方向に且つ搬送方向に所定
    の間隔を隔てて固定支持されて配置された固定支持ロー
    ラと、他方のベルトの幅方向両端部に双方のベルトを互
    いに重ね合せてシールすべく搬送方向に所定の間隔を隔
    てて支持されて配置された端部ローラと、他方のベルト
    の幅方向中央部に幅方向に且つ搬送方向に沿って所定の
    等間隔を隔てて配置され、ベルトの重ね合せ方向に移動
    可能に弾性支持されると共にそれぞれ別個独立に揺動自
    在に支持された一対の押えローラとを備えたことを特徴
    とする急傾斜・垂直コンベア。
  2. 【請求項2】 上記端部ローラが、上記他方のベルトに
    搬送方向に沿って等間隔に配置されると共に、ローラ軸
    のベルト幅方向中央側の一端部が搬送方向後方に向けて
    傾斜されて支持された傾斜ローラを有することを特徴と
    する請求項1の急傾斜・垂直コンベア。
JP5093291U 1991-07-02 1991-07-02 急傾斜・垂直コンベア Pending JPH053213U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118509A (ja) * 1983-08-17 1985-06-26 コンテイネンタル コンベヤ− アンド イクイプメント カンパニ−,インコ−ポレイテイド 高角度搬送装置
JPS60148805A (ja) * 1984-01-07 1985-08-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コンベヤ
JPH0218409B2 (ja) * 1982-09-18 1990-04-25 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk

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