JPH05320745A - 直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置 - Google Patents

直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置

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Publication number
JPH05320745A
JPH05320745A JP16037892A JP16037892A JPH05320745A JP H05320745 A JPH05320745 A JP H05320745A JP 16037892 A JP16037892 A JP 16037892A JP 16037892 A JP16037892 A JP 16037892A JP H05320745 A JPH05320745 A JP H05320745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight pipe
gas
pipe
purge chamber
heat treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP16037892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kakumasa Toyoda
赫正 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP16037892A priority Critical patent/JPH05320745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直管を連続的に熱処理する雰囲気熱処理炉に
おいて、直管を炉内に装入するに際して、その管内まで
略々完全にガス置換させ、製品の品質を向上させると共
に、操作が簡単で遠隔制御を容易にでき操業上の危険も
ない管内ガスパージ装置を提供する。 【構成】 弾性パッド13が対向部に設けられた一対の
開閉扉11,11をパージ室2の入口部の上下に夫々上
下動するように設け、該パージ室2に搬入される直管9
を該入口部にて一時停止させ該直管9を上下から前記開
閉扉11により挟んで該パージ室2の雰囲気ガスの圧力
を高くすることにより該直管9内を雰囲気ガスに置換す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的長尺の金属製直
管を次々と炉内に装入して連続的に熱処理する直管用雰
囲気熱処理炉において、その管内の酸化等を防ぐために
装入に際して管内を雰囲気ガスに置換させるための管内
ガスパージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直管等の長尺の被熱物を熱処理するため
該被熱物を炉内に装入するに際し外気が炉内に侵入する
のを防ぐ方法として、従来から本出願人の特許出願に係
る特公昭55−6686号公報に示されたように、雰囲
気ガスを開扉中に一気に噴出させるいわゆるスーパーパ
ージという方法が知られている。
【0003】また、特公昭59−13563号公報に
は、装入テーブル上を移動する直管の後端に該直管と共
に移動する給気装置を設けて直管が熱処理炉の入口部に
向いて移動する間に該直管内の空気を雰囲気ガスに置換
する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記スーパーパ
ージ方法は、なおも多量に雰囲気ガスを消費する欠点が
ある。また、上記のように直管の後端に給気装置を取付
ける方法は、機構が複雑で給気装置の脱着のために人手
を要するので作業者に有害ガスによる危険を伴うという
欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の直管用雰囲気熱
処理炉の管内ガスパージ装置は上記課題を解決しようと
するもので、弾性パッドが対向部に設けられた一対の開
閉扉をパージ室の入口部の上下に夫々上下動するように
設け、該パージ室に搬入される直管を該入口部にて一時
停止させ該直管を上下から前記開閉扉により挟んで該パ
ージ室の雰囲気ガスの圧力を高くすることにより該直管
内を雰囲気ガスに置換するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】開閉扉によりガスの流通が遮断されることによ
りパージ室の雰囲気ガスが直管の前端より直管内に入り
該直管内の空気を後端に追い出し、直管内か略々完全に
雰囲気ガスに置換されその酸化等を防ぎ得る。
【0007】
【実施例】図1にこの直管用雰囲気熱処理炉の全体を示
し、同図中、1は前部テーブル、2は前部パージ室、3
は前部スロート、4は加熱室、5はジェットクーリング
室、6は水冷ジャケツト室、7は後部パージ室、8は後
部テーブルである。被熱物である直管9は炉床に設けら
れたローラ10により矢印の方向に搬送される。
【0008】しかして、パージ室2の入口部には、図2
に示したように上下に一対の開閉扉11,11がシリン
ダ12,12の作動により上下動するように設けられ、
該開閉扉11,11の対向部にはネオプレーンゴム,天
然ゴム等のスポンジ製の弾性パッド13,13が設けら
れている。なお、14はこの入口部の外部上方に設けら
れた廃ガス排出フード、15はパージ室2内に吊下され
た耐熱性の防風カーテンである。
【0009】そして、直管9を該入口部よりパージ室2
に搬入しているとき該直管9の搬送を一時停止させ、開
閉扉11,11により該直管9を上下から挟み、図3,
図4に示したように弾性パッド13,13を該直管9の
外周面に沿って密着させることによりパージ室2内と外
部とが可及的に隙間なく遮閉されるようにする。そして
この状態でパージ室2内に不活性ガス,還元性ガス,無
酸化性ガス等の雰囲気ガスを一時に多量に供給し、パー
ジ室2内の雰囲気ガスの圧力を高くすることにより、パ
ージ室2内の雰囲気ガスが該直管9の前端より直管9内
に入って直管9内の空気を該直管9の後端に追い出し直
管9内がその雰囲気ガスに置換されるようにする。な
お、そのとき該パージ室2の後端の中間扉15は閉じて
おくのが望ましい。
【0010】こうして直管9内が略々完全に雰囲気ガス
に置換されたところで、開閉扉11,11を各々上下さ
せ弾性パッド13,13による直管9の挟着を外して直
管9がぎりぎりで通過し得る程度に該入口部を開口さ
せ、再びローラ10の駆動により該直管9を矢印の方向
に搬送させ、直管9の後端が開閉扉11,11を通過し
たところで開閉扉11,11を各々上下させて、開閉扉
11,11を閉じる。この間弱いスーパーパージを行
い、パージ室2内に外気が侵入するのを防ぐのが好まし
い。その後、直管9は加熱室4にてその雰囲気ガスの基
で所定温度に加熱した後、クーリング室5,6および後
部パージ室7を経て外部に抽出される。
【0011】
【発明の効果】このように本発明に係る直管用雰囲気熱
処理炉の管内ガスパージ装置は、弾性パッドを備えた開
閉扉により入口部にて直管を上下により挟んでパージ室
内の雰囲気ガス圧を高めることにより雰囲気ガスが直管
内に入って該直管内の空気が雰囲気ガスに置換されるよ
うにしたので、少量の雰囲気ガスを消費するだけで管内
を略々完全にガス置換することができ、ランニングコス
トを高くすることなく製品の品質を向上させると共に、
入口部にて直管を一時停止させ開閉扉を上下動させるだ
けでよいので、操作が簡単で遠隔制御も容易になり操業
上の危険もないなどの有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直管用雰囲気熱処理炉の一例を示
した縦断面図。
【図2】本発明に係る管内ガスパージ装置の縦断面図。
【図3】図2の作動状態図。
【図4】図3のAーA線矢視図。
【符号の説明】
2 パージ室 9 直管 10 ローラ 11 開閉扉 13 弾性パツド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性パッドが対向部に設けられた一対の
    開閉扉をパージ室の入口部の上下に夫々上下動するよう
    に設け、該パージ室に搬入される直管を該入口部にて一
    時停止させ該直管を上下から前記開閉扉により挟んで該
    パージ室の雰囲気ガスの圧力を高くすることにより該直
    管内を雰囲気ガスに置換するようにしたことを特徴とす
    る直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置。
JP16037892A 1992-05-26 1992-05-26 直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置 Pending JPH05320745A (ja)

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JP16037892A JPH05320745A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置

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JP16037892A JPH05320745A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 直管用雰囲気熱処理炉の管内ガスパージ装置

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ID=15713675

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013126A1 (ja) 2005-07-25 2007-02-01 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 連続熱処理炉、これを用いた金属管及び熱処理方法
CN105567941A (zh) * 2016-01-20 2016-05-11 盐城高周波热炼有限公司 一种薄壁空芯管加热装置及其加热方法

Cited By (3)

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WO2007013126A1 (ja) 2005-07-25 2007-02-01 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 連続熱処理炉、これを用いた金属管及び熱処理方法
US8641841B2 (en) 2005-07-25 2014-02-04 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Continuous heat treatment furnace and utilizing the same, metal tube and heat treatment method
CN105567941A (zh) * 2016-01-20 2016-05-11 盐城高周波热炼有限公司 一种薄壁空芯管加热装置及其加热方法

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