JP2719125B2 - 鋼管の管内パージ方法 - Google Patents

鋼管の管内パージ方法

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宏之 柳
雄二郎 中島
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Chugai Ro Co Ltd
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JFE Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管用熱処理炉に
適用される鋼管の管内パージ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管の熱処理(焼鈍,焼準,焼戻等)
は、保護雰囲気ガス中で行われるが、鋼管内に空気が存
在すると、炉内雰囲気の汚染あるいは鋼管内面の酸化,
脱炭が生じるため、鋼管内の空気をパージすることが行
われる。前記鋼管内のパージ方法として、特開昭51─
122608号公報や特公昭59─29643号公報に
記載のものがある。
【0003】前記方法は、炉内の装入側帯域のプレナム
チャンバーに、装入口側に傾斜した複数の雰囲気ガス噴
射ノズルを設け、これらのノズルから雰囲気ガスを噴射
することにより、鋼管内の空気を押し出すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ージ方法では、鋼管内の空気を雰囲気ガスで押し出す方
式であるため、短時間に鋼管内の空気をパージすること
ができず、パージ用雰囲気ガスの消費量が多く、コスト
アップにもつながるという課題を有していた。
【0005】そこで、本発明は短時間でパージを完了さ
せることができ、しかも雰囲気ガスの消費量を抑えるこ
とができる鋼管の管内パージ方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、上流側および下流側に鋼管の装入扉と抽出扉
を備えるとともに排気手段を接続したパージボックスを
鋼管用雰囲気熱処理炉の装入テーブルに配設し、鋼管の
一端部を前記熱処理炉内に、他端部を前記パージボック
ス内に位置させた状態で前記排気手段によりパージボッ
クス内を排気して炉内雰囲気で鋼管内の空気をパージす
るものである。
【0007】
【作用】したがって、本発明によれば、排気手段を駆動
してパージボックス内を強制的に排出することにより、
鋼管内に炉内の雰囲気ガスを流入させ、鋼管内の空気を
パージすることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る鋼管の管内パ
ージ方法の実施の形態について図1を参照して説明す
る。
【0009】図において、1は鋼管用雰囲気熱処理炉
で、2は炉装入扉、3は炉内搬送ローラ、4はローラか
らなる装入テーブルである。5は管内パージ装置で、こ
の管内パージ装置5は、前記装入テーブル4の所定位置
に配設され、パージボックス6と、パージボックス6の
上流側に設けたパージボックス装入扉7と、下流側に設
けたパージボックス抽出扉8と、パージボックス6の上
部に設けた排気ファン11aを備えた排気ダクト11と
からなる。
【0010】そして、前記パージボックス装入扉7は上
下動して装入口6aを開閉し、また、パージボックス抽
出扉8は軸10を中心に揺動して抽出口6bを開閉可能
となっており、その下端部には短冊状の可橈性シール板
9が取り付けられ、鋼管Wの外周面に摺接するようにな
っている。なお、前記熱処理炉1と管内パージ装置5と
の間隔は、鋼管Wの先端部が熱処理炉1内の装入側に位
置したとき、その後端部がパージボックス6内に位置す
るものである。
【0011】次に、前記管内パージ装置5の作動につい
て説明する。まず、炉装入扉2,パージボックス装入扉
7およびパージボックス抽出扉8を開き、鋼管Wを装入
テーブル4の各ローラを駆動して図示の状態、すなわ
ち、鋼管Wの先端を熱処理炉1内に位置させ、後端をパ
ージボックス6内に位置させる。そして、前記パージボ
ックス装入扉7およびパージボックス抽出扉8を図示の
状態に閉じるとともに、排気ファン11aを駆動してパ
ージボックス6内を強制排気する。パージボックス6内
の強制排気により、鋼管W内には熱処理炉1内の雰囲気
ガスが吸引され、鋼管W内の空気はパージされる。
【0012】前述のようにして、鋼管W内の空気がパー
ジされると、前記排気ファン11aを停止し、炉内搬送
ローラ3および装入テーブル4のローラを駆動すること
により鋼管Wを熱処理炉1内に装入するとともに、炉装
入扉2を閉とし、熱処理を行うものである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る鋼管の管内パージ方法によれば、鋼管の一端部を雰
囲気熱処理炉内に、他端部をパージボックス内に位置さ
せ、この状態で排気ファンによりパージボックス内を排
気することにより、炉内雰囲気を吸引して鋼管内の空気
をパージするものである。
【0014】したがって、従来の方法より短時間で、か
つ、確実に鋼管内の空気をパージでき、それだけ雰囲気
熱処理炉の装入扉の開時間が少なく、炉内供給雰囲気量
を少なくすることができる。
【0015】また、鋼管内のパージ用ガスは炉内雰囲気
を使用するため、雰囲気使用量は従来のものに比べて格
段に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鋼管の管内パージ方法を適用した鋼
管用熱処理炉の概略図である。
【符号の説明】
1…鋼管用雰囲気熱処理炉、4…装入テーブル、6…パ
ージボックス、7…パージボックス装入扉、8…パージ
ボックス抽出扉、11a…排気ファン、W…鋼管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 修一 愛知県半田市川崎町1丁目1番地 川崎 製鉄株式会社知多製造所内 (56)参考文献 特開 昭62−290826(JP,A) 特公 昭58−48013(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側および下流側に鋼管の装入扉と抽
    出扉を備えるとともに排気手段を接続したパージボック
    スを鋼管用雰囲気熱処理炉の装入テーブルに配設し、鋼
    管の一端部を前記熱処理炉内に、他端部を前記パージボ
    ックス内に位置させた状態で前記排気手段によりパージ
    ボックス内を排気して炉内雰囲気で鋼管内の空気をパー
    ジすることを特徴とする鋼管の管内パージ方法。
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