JPH0532069B2 - - Google Patents

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JPH0532069B2
JPH0532069B2 JP2320586A JP32058690A JPH0532069B2 JP H0532069 B2 JPH0532069 B2 JP H0532069B2 JP 2320586 A JP2320586 A JP 2320586A JP 32058690 A JP32058690 A JP 32058690A JP H0532069 B2 JPH0532069 B2 JP H0532069B2
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needle
distal end
cannula
sheath
syringe assembly
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Emu Shutsuwaaku Josefu
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Becton Dickinson and Co
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Becton Dickinson and Co
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Publication date
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Publication of JPH0532069B2 publication Critical patent/JPH0532069B2/ja
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/3213Caps placed axially onto the needle, e.g. equipped with finger protection guards
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
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    • A61M2005/3103Leak prevention means for distal end of syringes, i.e. syringe end for mounting a needle
    • A61M2005/3107Leak prevention means for distal end of syringes, i.e. syringe end for mounting a needle for needles
    • A61M2005/3109Caps sealing the needle bore by use of, e.g. air-hardening adhesive, elastomer or epoxy resin

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、皮下注射器組立体、特に、カニユー
レ密封機能及び誤つて突き刺さるのを防止する特
徴を有する針シールド組立体を備える予充填に適
した皮下注射器組立体に関する。
(従来の技術及びその課題) 多くの注射可能な薬剤が皮下注射器に充填して
販売されており、最終的にこの皮下注射器を使用
して、その薬剤を患者に授与する。予充填した注
射器は、薬品メーカから販売されており、注射器
は又病院の薬局にて予充填されることも多い。両
方の場合共、予充填した注射器は、患者に薬剤を
投与する前の貯蔵、輸送及び/又は取り扱い中、
各種の環境上の作用を受ける。従つて、注射器の
中身は密封して、その減菌性が保持されるように
しなければならない。
皮下注射器の先端キヤツプのような製品を使用
して、予充填した皮下注射器の末梢端を密封する
場合がある。恒久的に取り付けられた針カニユー
レを有する注射器は、ロイクロフト(Rycroft)
への米国特許第3865236号に教示されているよう
に、弾性的な針シールドにて密封することが出来
る。ロイクロフトの特許は、一端にて閉塞し、針
に対して囲繞状態に位置決めし、通常、針を密封
環境状態に置き得るようにした弾性的ゴムから成
る針シールドを教示している。このロイクロフト
の針シールドはカニユーレを密封し、予充填した
薬剤が環境と流体連通しないようにする。
ロイクラフトにより教示されたような弾性的な
ゴム針シールドは、広く使用され、受け入れられ
ている。しかし、近年、注射器のユーザ及び医師
等が皮下注射製品を調合し、使用し又処理する間
に誤つてその皮下注射器を自己の皮膚に突き刺
し、病原体及び/又は感染症に感染することに関
心が向けられている。弾性的なゴム針シールドを
有する注射器及び針組立体の先端に過度の力を加
えたならば、針が針シールドを貫通して、鋭角な
注射先端を露出させる可能性がある。多くの人に
とつて、再シールドは好ましくなく、又推奨され
ないが、注射後、針の再シールドがユーザにとつ
て必要とされ又便宜となる場合がある。再シール
ドが不適切で、針が針シールドの側壁又針シール
ドの末梢端を貫通してユーザに突き刺さるなら
ば、弾性的な針シールドは問題である。剛性なプ
ラスチツク針シールドを有する注射器立体は、こ
うした問題の一部を回避し得るが、針カニユーレ
を密封する機能を備えず、又、その硬さ及び比較
的非延伸性のため、通常の製造中、プラスチツク
注射器よりもはるかに広い設計許容公差を有する
ガラス製注射器の先端に効果的に取り付け得ず、
一般に、予充填したガラス製注射器には不適当で
ある。
弾性的な針シールドの能動的かつ望ましい特徴
を保持し、針が誤つて突き刺さる虞れを軽減する
一つの手段は、固定した針カニユーレを設けたバ
レル、及び上述の予充填した皮下注射器組立のよ
うな弾性的な針シールドを有する針組立体の上に
取り付け得る硬質なプラスチツク保護手段又はカ
バーを提供することである。シユワバツハ
(Schwabacher)への米国特許第4430082号は、
エラストマー保護用針カバーの上に嵌まる非延伸
性、中空の円筒状スリーブには、可撓性の把持手
段が設けられており、この把持手段は、握つたと
きに、エラストマー保護カバーに圧力を加え、こ
れによつて、カバーが保護用円筒状スリーブと共
に除去され得るようにする。シユワバツハの教示
内容は、改良を実現するものであるが、装置は、
依然、誤つて針が突き刺さるのを防止する点にて
幾つの欠点がある。第1に、注射器を手操作にて
組立てる場合、剛性なカバーを取り付ける前の組
立工程中に、突き刺さる虞れがある。剛性なカバ
ーを注射器組立体に取り付けた後、該カバーは、
エラストマー保護カバーのみでカバーされた針を
残して、除去することが出来、剛性なスリーブを
取り付ける前に、装置をその当初の状況に効果的
に戻すことが出来るが、剛性なカニユーレを使用
しない注射器組立体について説明した全ての欠点
が依然として残る。
同様の装置が米国特許第4317446号にてアムブ
ロジオ(Ambrosio)等によつて教示されてい
る。アムブロジオ等は、固定した針カニユーレを
有する予充填した注射器上のエラストマー針シー
ルドに教示している。このアムブロジオ等のプラ
ンジヤロツド/保護手段は、シースに係合せず、
注射器バレルの外面に係合することにより、注射
器組立体上のその位置を維持する。このため、プ
ランジヤロツド保護手段は、エラストマー針シー
スを除去せずに、注射器の末梢端に取り付け、及
び該末梢端から除去することが出来る。アムブロ
ジオ等は、最初の組立を手作業にて行なうため、
誤まつて針が突き刺さる危険があり、プランジヤ
ロツドがエラストマー針シールドによつてのみカ
バーされた針を残して除去される点でシユワバツ
ハ注射器の欠点が解決されない。
更に別の改良が米国特許第4636201号にてアム
ブローズ等により教示されている。アムブローズ
等は、皮下注射器上のゴム針カバーに位置決めし
得るようにした剛性なシースカバーを教示してい
る。この剛性なシースカバーは、該カバーの管状
本体から外方に伸長して、開放端を形成する複数
の離間した片持ち状の歯を有している。少なくと
も2つの歯が、歯によつて形成された穴の中心に
向けて内方に伸長し、取り付け後、針カバーに係
合するリツプを備えている。アムブローズ等は、
ゴム製針カバーを有する注射器が既に組立てられ
ている点で最初に説明したのと同様の欠点を有す
る。剛性なシースカバーの取り付け前、手操作に
て組立て、又は使用することにより、最初の従来
技術と同様、剛性なシースの取り付け前、誤つて
針が突き刺さる危険がある。又、剛性なシースが
ゴム製針カバーに取り付けられるため、ユーザが
剛性なシースをアムブローズ等の針組立体に取り
付けるとき、針が付き刺さる危険性がある。アム
ブローズ等の剛性なシースカバーは、又、針があ
る角度にてゴム針カバーの開放端に適正に入り、
カバー、及び離間した歯間のスペースを通つてユ
ーザに突き刺さす可能性があるため、誤つて針が
突き刺さる追加的な機会がある。アムブローズ等
の注射器がアムブロジオ等、及びシユワバツハの
装置に優る唯一の明らかな利点は、取り付け後、
ゴム針カバーが剛性なシース内部に止まることで
ある。しかし、アムブローズ等の注射器の離間し
た歯は、軟質なゴム針カバーを通つて最終の組立
て位置に達する間に変形し得るように十分な剛性
を備えなければならない。歯が極めて剛性である
ならば、歯は、組立て工程中、ゴム針カバーの上
を通るのに十分撓むことが出来ず、又はカバーを
引き剥ぐ虞れがある。従つて、アムブローズ等の
装置は、適正に取り付けるのに十分可撓性である
一方、組立て後、ゴム針カバーを保持するのに十
分な強度を備え得るようにする点で釣り合い動作
を行わなければならない。
予充填した皮下注射器の中味を密封しかつ針を
環境から保護するシールドが従来技術により提案
されている。剛性なシースを有する予充填した注
射器に取り付け得る剛性なカバー及び保護手段に
関する改良が従来技術により提案されている。し
かし、弾性的な針シースのカニユーレを密封し、
かつ清浄さを保護する特徴を保持すると共に、注
射器の組立中、操作及び処分のあらゆる段階にて
誤つて針が突き刺さるのを防止する効果のある針
シールド組立体を備える簡単で単純、しかも信頼
性があり、かつ容易に製造可能な注射器組立体が
要望されている。
(課題を達成するための手段) 本発明の皮下注射器組立体は、開放した基端を
有するバレルと、流体を保持するチヤンバと、及
び該チヤンバと連通する貫通路を有するバレルの
末梢端から伸長する先端部分とを備えている。バ
レルの先端部分から外方に伸長する末梢端を有す
る針カニユーレは、通路と流体連通する内腔を備
えている。開放した基端と、閉塞した末梢端と、
及び収容部を画成する側壁とを有する弾性的な針
シースが、開放した基端と、末梢端と、及びその
間の側壁とを有する細長い剛性な針シールド内に
位置決めされる。シースをシールド内に保持する
構造体が設けられており、シースは、注射器組立
体の通常の使用時、シールドから除去することが
出来ない。このシースは、その収容部の末梢端に
カニユーレ密封手段を備えている。針シールド組
立体は、カニユーレの末梢端がカニユーレ密封手
段に係合する一方、シースの基端がバレルの先端
部分に着脱可能に係合し、針シールド組立体をバ
レル上に保持すると同時に、カニユーレの内腔を
密封し、シースがバレルの先端部分から外方に伸
長するカニユーレの全体を囲繞するように位置決
めする。
本発明の別の実施例によると、皮下注射器組立
体は、開放した基端を有する細長いバレルと、流
体を保持するチヤンバと、チヤンバに連通する貫
通路を有するバレルの末梢端から伸長する先端部
分とを備えている。先端部分から外方に伸長する
末梢端を有する針カニユーレは、通路と流体連通
する貫通内腔を備えている。開放した基端と、閉
塞した末梢端と、収容部を画成する側壁とを有す
る弾性的な針シールド、及びその基端から外方に
伸長する突起を備える針シールド組立体は、開放
した基端と、閉塞した末梢端と、及びその間の側
壁とを有する細長い剛性なシールド内に位置決め
されている。弾性的なシースをシールド内に保持
する手段が設けられており、注射器組立体の通常
の使用中、シースがホールドから外れることがな
い。この保持手段は、上記シース突起の末梢方向
に位置決めされた、上記シールド内の第1の内方
伸長突起と、上記シース突起の末梢方向に位置決
めされた、上記シールド内の第2の内方伸長突起
とを備えている。収容部の末梢端にカニユーレ密
封手段を有するシースは、内腔と注射器組立体の
環境との間に流体密のシール提供する。該注射器
組立体は、カニユーレの外側と導管の側壁との間
にカニユーレの末梢端を流体密の状態に受け入れ
得るようにした側壁を有する細長い保持導管を備
えている。針シールド組立体は、カニユーレの末
梢端がカニユーレの密封手段に係合し、シースの
基端がバレルの先端に係合して針シールド組立体
をパレル上に保持すると同時に、シースがバレル
の先端部分から外方に伸長するカニユーレの全体
部分を囲繞するように位置決めされる。シースを
適正に位置決めして、カニユーレを密封しかつバ
レルの先端部分に係合する間に、シールドを手操
作にて組立て、又は手操作にてシースから分離さ
せ得ないシールド及びシースの構造となる。針シ
ールド組立体は、手の力を利用してバレル及びカ
ニユーレに容易に係合しかつ取り外すことが出来
る。ストツパがバレル内部で流体密な係合状態に
位置決めされており、プランジヤロツドに係合し
その作用を促進し得るよう摺動可能に位置決めさ
れている。該ストツパは、バレルの末梢端に向け
て動くとき、通路を通じて流体をチヤンバから駆
動することが出来る。該ストツパは、バレルの末
梢端から離反する方向に動くとき、通路を通じて
チヤンバ内に流体を導入するのを促進させること
が出来る。ストツパとバレルの末梢端との間のチ
ヤンバ内に薬剤が入れてある。
本発明の別の実施例は、流体を保持するチヤン
バと、貫通路を有するバレルの末梢端から外方に
伸長する先端部分と、及び該通路と流体連通する
貫通内腔を有する先端部分から外方に伸長する末
梢端を有する針とを有する注射器パレルと共に使
用される針シールド組立体を備えている。該針シ
ールド組立体は、開放した基端と、閉塞した末梢
端と、収容部を画成する側壁と、及び該基端から
外方に伸長する突起とを有する弾性的な針シース
を備えている。弾性的な針シースは、開放した基
端と、閉塞した末梢端と、及びその間の側壁とを
有する細長い剛性なシールド内に位置決めされ
る。シールド内にシースを保持し、注射器組立体
の通常の使用時、シースがシールドから外れない
ようにする手段は、シールド内にてシースの突起
の基端方向に位置決めされた第1の内方伸長突起
と、シールド内にてシース突起の末梢方向に位置
決めされた第2の外方伸長突起とを備えている。
シースは、収容部の末梢端に針カニユーレ密封手
段を備え、内腔と組立体の環境との間に流体密の
シールを提供する。針シールド組立体は、カニユ
ーレの末梢端がカニユーレの密封手段に係合し
得、シースの基端が先端部分に係合し、注射器組
立体をバレル上に保持すると同時に、カニユーレ
の内腔を密封し、シースが先端部分から外方に伸
長するカニユーレの全体部分を囲繞し得るよう寸
法決めされる。シースがカニユーレを密封しかつ
バレルの先端部分に係合する状態にて適正に位置
決めされている間、シールドが手操作で組立て又
はシースから分離され得ないようなシールド及び
シースの構造としてある。本発明の原理による
と、多数の利点及び目的が実現される。第1に、
本発明は、弾性的な針シースのカニユーレ密封及
び清浄度の保護特徴を保持し、注射器の組立て、
操作及び処分のあらゆる段階中、誤つて針が突き
刺さるのを防止する効果のある剛性なシールドを
内蔵した針シールド組立体を備える簡単で単純、
しかも信頼性が高くかつ製造が容易である注射器
を提供するものである。
(実施例) 本発明は多くの異なる形態にて実現されるが、
本発明の好適な実施例を図面に図示し、以下に詳
細に説明する。但し、この開示内容は、本発明の
原理の単に一例にしか過ぎず、本発明の範囲をこ
の実施例にのみ限定することを意図するものでは
ないことを理解すべきである。本発明の範囲は、
特許請求の範囲及びその均等物により判断される
べきものである。
第1図乃至第7図を参照すると、好適な皮下注
射器組立体20は、開放した基端22を有する細
長い略円筒状の注射器バレル21と、流体を保持
するチヤンバ23と、及び該チヤンバ23に連通
する貫通路28を有するバレルの末梢端27から
伸長する先端部分25とを備えている。
本発明の説明の目的上、「末梢端」という表現
は注射器を保持する人間から最も遠い先端を意味
し、「基端」という表現は、注射器を持つ人間に
最も近い端を意味するものとする。
鋭角な先端32を有する末梢基31を備える針
カニユーレ29は、先端部分25から外方に伸長
する。針カニユーレ29は、貫通路28と流体連
通する貫通内腔33を有している。
ストツパ34がバレル21の内部で摺動可能に
流体密に係合し、更に、ブランジヤロツド35に
係合して該ロツド35の作用を促進させ得るよう
にしてある。この実施例において、ストツパ34
は、ブランジヤロツド35の雄ねじ(図示せず)
に係合する雌ねじ(図示せず)を有している。プ
ランジヤロツド35は、バレル21の基端外側か
らアクセス可能であり、バレル21に沿つてスト
ツパ34を動かし、通路を通じて流体をチヤンバ
23に対して出入りさせ得るようにしてある。具
体的には、該ストツパ34は、バレル21の末梢
端27に向けて動くとき、貫通路を通じて流体を
チヤンバ23から移動せしめることが出来る。該
ストツパ34は、末梢端から離反する方向に動く
とき、通路を通じて流体をチヤンバ内に導入させ
易くすることが出来る。プランジヤロツド35を
バレル21に対して動かす力を付与するのに便宜
な構造体として、デイスク状のプランジヤロツド
フランジ37が設けられている。プランジヤロツ
ド35にストツパフランジ38が設けられてお
り、該ストツパを損傷させることなく、プランジ
ヤロツドからストツパの方向に力を伝達させる大
きい表面積を提供することが出来る。プランジヤ
ロツドは、注射器を組立てるときに取り付ける
か、又は使用時にストツパに係合する別個の分離
した構成要素として提供することが出来る。当業
者には、多数の構造体を利用してストツパ及びプ
ランジヤロツドを結合させることが出来、上述の
構成はこれら多くの可能性の一例に過ぎないこと
が明らかであろう。又、単一品のプランジヤロツ
ド/ストツパ組立体を備えるようにすることも本
発明の範囲に属する。
薬液39のような薬剤がストツパとバレルの末
梢端との間にてチヤンバ内に保持されている。固
体又は粉末状の薬剤のような薬をチヤンバ内に保
持することも出来る。固体又は粉末状の薬剤を使
用する場合、希釈液をチヤンバ内に吸引し、注射
前、薬剤と混合させることを要する。
従来技術に対する著しい改良となる本発明の重
要な特徴は、開放した基端43と、閉塞した末梢
端44と、収容部46を画成する側壁45とを有
する弾性的な針シース41を備える針シールド組
立体40である。該針シース41は又、基端43
から外方に伸長する突起を備えている。この好適
な実施例において、該突起は、シースの基端に位
置決めされた環状フランジ47である。弾性的な
針シース41は、開放した基端52と、末梢端5
3と、及びその間の側壁55とを有する細長い剛
性なシールド51内に位置決めされる。
従来技術の装置の欠点は、剛性なカバーを取り
付ける前に極めて弾性的な針カバーをバレル及び
針組立体上に位置決めし、及び/又は剛性なカバ
ーは組立後、弾性的な針カバーから外れる可能性
があることである。剛性なカバーを使用せずに、
弾性的な針カバーを針及びバレル組立体の上に取
り付けた場合、誤つて針が突き刺さる虞れがあ
る。又、剛性なカバーを使用せずに、弾性的なカ
バーを取り付けた針及びバレル組立体を取り扱
い、又は使用する場合、誤つて針が突き刺さる虞
れがある。こうした場合、剛性なカバーが存在す
ることは、こうした危険を更に軽減することが可
能となる。剛性なカバーを使用しない場合、可撓
性のカバーを有する針が可撓性のカバーに加えら
れる外力により曲がり又は損傷される虞れがあ
る。曲がつた針は、ユーザの予想に反して、鋭角
な針先端がバレルの軸線に沿つた方向に向いてい
ないため、危険であると考えられる。
本発明の目的は、製品の通常の使用時、針シー
ルド組立体を分解し、破壊しようとする特別の意
図を以て工具を使用しない限り、シースがシール
ドから外れないような構造とすることが望ましい
弾性的なシース及び剛性なシールドを備えた針シ
ールド組立体を提供することである。この目的の
ため、シースをシールド内に保持する手段が設け
られており、シースは注射器組立体の通常の使用
時、シールドから外れることはない。該保持手段
は、シールド内で、環状フランジ47の基端方向
に位置決めされた第1の内方伸長突起を備えるこ
とが出来る。シールド内で環状フランジ47の末
梢方向に位置決めした第2の内方伸長突起を設
け、シースの開放した基端をシールドの開放した
基端の適所に保持する。この好適な実施例におい
て、第1の内方伸長突起は、環状内方伸長シヨル
ダ57の形態とする。この実施例において、第2
の内方伸長突起は、環状内方伸長シヨルダ58の
形態とする。
本発明は、シース及びシールドが、注射器の組
立て、操作及び処分のあらゆる段階にて、相互に
組み立てられるため、針シールド組立体の取り外
し又は交換の場合、特別な技術を必要としない点
も注目すべきである。従つて、時間を節約するこ
とが出来、特別な教育を不要とし、針が突き刺さ
る虞れを軽減することが可能となる。
この好適な実施例において、シースをシールド
内に保持する手段は、シース上の環状フランジ4
7と、シールドの環状内方伸長シヨルダ57を備
えている。環状フランジの底面フランジの底面5
0がシールドの環状内方伸長シヨルダ57に接触
することにより、シースはシールドの開放した基
端から離反しない。シヨルダ57は、シースがシ
ールドから離反し、又は該シールドから故意に取
り外されないようにする働きをする。本発明は
又、開放した末梢端を有するシールドを備える実
施例も包含するため、シースをシールド内に保持
する手段は、環状内方伸長シヨルダ58と弾性的
なシースの環状フランジ47の上面49との間の
相互作用を利用することが出来る。シヨルダ58
とシールドの上面49との間の干渉により、シー
スがシールド内にて更に上方に動くのが阻止さ
れ、シールドの末梢端が開放している場合、シー
スがシールドの末梢端から外れるのを防止する。
シヨルダ58、シールドの上面及びシースの環
状フランジの上面49の相互作用は、針シールド
組立体をバレル及び針組立体の取り付ける間、シ
ールドに対するシースの相対的な位置を維持する
というもう1つの重要な機能を果たす。シヨルダ
58及び上面49の干渉により、シースはバレル
の先端部分に強制的に嵌まり、第4図に図示する
ように、弾性的なシースとバレルの剛性な先端と
の間に望ましい気密干渉嵌めが形成される。
シースがシールド内に緊密に保持される本発明
の実施例において、シースをシールド内に保持す
る手段は、シヨルダ58及び上面49を利用せず
に、底面50と相互作用する環状の内方伸長シヨ
ルダ57のような突起を提供することにより実現
することが出来る。
針シース及びシールド構造体は、工具又は接着
剤を使用しないならば、構成要素の手操作による
分解又は組立てが極めて困難であるようにするこ
とが望ましい。好適な実施例において、シールド
は末梢部材61及び基端部材62を有する2片の
構造体から成る。末梢部材61は、環状の内方伸
長シヨルダ58を備え、基端部材62は環状内方
伸長シヨルダ57を備えている。製造時、針シー
ルドは、弾性的なシースを末梢部材61内に位置
決めし、次に、基端部材62を取り付けて、針シ
ースをシールド内に拘束し、針シールド組立体を
形成することにより組み立てられる。この好適な
実施例において、基端部材は、末梢部材の外面と
基端部材の内面との間の干渉嵌めを介して末梢部
材に物理的に接続される。当業者には、基端部材
62を末梢部材61に固定状態に取り付けるため
の接着剤、熱シール、超音波溶着等のような多数
の構造体及び方法が存在することが明らかであろ
うし、この好適な実施例にて説明した構造体は、
これら多数の可能性の単に一例にしか過ぎないも
のである。
好適な実施例の構造体のもう1つの利点は、人
がシースがない好適な実施例の針シールド及び別
体となつたシースを入手することが出来たとして
も、その者が従来の技術の装置の方法にてこれら
構成要素を使用することが実質的に不可能なこと
である。その理由は、シースを注射器バレル及び
針組立体の上に位置決めしたならば、シヨルダ5
7によつてシールドは針シースの環状フランジと
係合出来ないので、シールドをシース上に取り付
けることが出来ないからである。該構造体及び特
徴は、本発明の適正に組み立てられた針シールド
の構成要素が分離するのを防止する働きをする。
シースを適正に位置決めして、カニユーレを密封
しかつバレルの先端部分に係合する間、該シール
ドを手操作にて組立て、又は手操作にてシースか
ら分離させ得ないようなシールド及びシースの構
造とする。本発明の弾性的なシースは又、収容部
46の末梢端にカニユーレ密封手段を備えてお
り、内腔33と注射器組立体の環境との間に流体
密のシールを提供する。この好適な実施例におい
て、カニユーレ密封手段は、第3図、第4図及び
第6図に図示するように、カニユーレの外側と導
管の側壁との間にカニユーレ29の末梢端を流体
密な係合状態に受け入れ得るようにした側壁67
を有する細長い保持導管65を備えている。この
好適な実施例において、細長い保持導管65は、
カニユーレの外径より小さい径の円形状の断面部
分を備えている。
この好適な実施例において、カニユーレを注射
バイヤル又は患者の肉を貫通させるのに必要とさ
れる力を軽減するた、カニユーレ上には潤滑剤が
塗布されている。この潤滑剤は、カニユーレ29
が細長い保持導管65内に係合するのを容易にす
ることにより、注射器バレル及び針組立体に対す
る針シールド組立体の組み付けを促進させる働き
もする。
針シールド組立体40は、カニユーレ29の末
梢端31がカニユーレの細長い保持導管に係合
し、カニユーレの内腔を密封する一方、シースの
基端43が該シースとバレルの先端との間の境界
面を密封するように位置決めされており、弾性的
なシースが、先端部分から外方向に伸長するカニ
ユーれの全体部分が囲繞している。カニユーレの
密封部分は、注射器バレル内に薬剤を保持し、該
薬剤を環境から保護し、先端部分の周囲領域の密
封部分は、カニユーレの外面を覆つてその清浄度
を保護し、好適な実施例において、カニユーレの
滅菌性を保護することを目的とする。1つの連続
的な構成要素でめる弾性的なシースが、カニユー
レ、及び先端部分の外側を密封し、カニユーレの
清浄度及び滅菌性を保護することは、本発明の重
要な特徴である。こうした機能を果すため多数の
構成要素を使用する場合、漏洩の点にて問題を生
じ、又、カニユーレの清浄度及び/又は滅菌性を
保護し得ない効果的でないシールとなる。
針シールド組立体は、シールドに手で力を加え
ることにより、バレル及びカニユーレから容易に
取り外すことが出来る。注意して、該針シールド
組立体は、同一の方法にて組み立て直し、該注射
器組立体を扱う人間に誤つて突き刺さることがな
いようにする。
この実施例において、剛性なシールド51は、
その末梢端に穴68を有している。該穴68は、
滅菌ガスが針シールド組立体の内部に流動するの
を許容するために形成されたものである。該穴6
8は、針シース、及び該シースの末梢部分61の
組み立てを容易にすることも目的とするものであ
る。シースの外径が剛性なシースの内径、又は形
状に近い場合、構成要素は、空気を補足する傾向
となるが、空気はこの穴68を通つて逃げること
が出来る。剛性なシールドの末梢端、又はその他
の部分に多数の穴を設けることも又、本発明の範
囲に属することである。シースの末梢端の内径と
略一致し、該末梢端を開放状態にする穴を末梢端
に有する剛性なシールドを提供することも本発明
の範囲に属するものである。
針シールド組立体を除去した後、皮下注射器組
立体の他の部分を利用して、公知の方法により薬
剤を患者の体内に注射することが出来る。針シー
ルド組立体が注射後、バレル及び針組立体の上に
取り付けられる場合、好適な実施例の剛性なシー
ルドは、側壁又はその開放した基端に穴又は空〓
のないシールド構造体を提供することにより、誤
つて針が突き刺さるのを防止することが出来る。
従来技術に見られるこれらの穴、又は空〓は、針
がシースを通り、次に、これら穴、又は空〓を通
つて、ユーザの手に刺さるのを許容する。
次に、第8図乃至第10図を参照すると、別の
注射器本体70が図示されている。この別の実施
例において、注射器組立体の構造体は、第1図乃
至第7図の実施例の注射器組立体と略同様であ
る。従つて、略同様の機能を発揮する部品は、第
8図乃至第10図において、これらの構成要素を
示すために接尾辞「a」を付して使用することを
除いて、第1図乃至第7図の構成要素と同様の記
号にて示してある。
この別の実施例において、注射器組立体70
は、開放した基端(図示せず)を有する細長いバ
レル21aと、流体を保持するチヤンバ23a
と、該チヤンバと連通する貫通路28aを有する
バレルの末梢端から伸長する先端部分25aとを
備えている。鋭角な先端31aを含む末梢端31
aを有する針カニユーレ29aは先端部分から伸
長しかつ該通路に液体流通する内腔33aを有し
ている。針シールド組立体71は、開放した基端
73と、閉塞した末梢端74と、収容部を画成す
る側壁75を有する弾性的な針シース72を備え
ている。弾性的な針シース72は、開放した基端
52aと、末梢端53aと、及びその問題の側壁
55aとを有する細長い剛性なシールド51a内
に位置決めされている。シースを注射器内に保持
し、注射器の通常の使用中、シースが外れないよ
うにするための手段が第1図乃至第7図について
説明したように設けられている。シース72は
又、収容部76の末梢端74にカニユーレの密封
手段を備えている。この実施例において、注射器
バレルの先端部分から外方向に伸長するカニユー
レの長さ及び/又は弾性的な針シースの収容部の
長さは、次のように選択される。即ち、針シール
ド組立体をバレルの先端部分25aに適正に位置
決めした場合、第9図及び第10図に図示するよ
うに、カニユーレの末梢端の鋭角な部分がシース
72の末梢端74内に埋め込まれ、シースの部分
が内腔33aを閉塞させないようにする。この実
施例において、カニユーレの密封は、カニユーレ
の先端を針シースの末梢端にてカニユーレの先端
に埋め込むことにより行われるため、第1図乃至
第7図の実施例におけるように、カニユーレ保持
導管を備える必要がない。
注射器バレルは、金属、プラスチツク及びセラ
ミツクスのような各種の材料にて構成することが
出来る。ガラスは、その光透過性、低水蒸気透過
率、及び多くの薬剤のフオーミユレーシヨンに適
合する性質のため、好適な材料である弾性的な針
シースは通常、金属、又は射出成形プラスチツク
バレル先端部分よりも広い寸法許容公差でよいガ
ラス注射器バレル先端に一層良く係合し得るた
め、本発明の針シールドは、ガラス製注射器によ
り望ましいものである。
天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、
及び熱可塑性剤のような多岐に亙る材料がシース
に適しているが、天然ゴムが好適な材料である。
熱可塑性剤のようなより剛性な材料は、鋭角なカ
ニユーレ先端を損傷させる虞れがあるため、カニ
ユーレ先端を針シールドの末梢端内に埋め込まな
い実施例に一層適している。天然ゴム、合成ゴ
ム、及び熱可塑性エラストマーのような各種の材
料がストツパに適しているが、天然ゴム及びブチ
ルゴムが好適な材料である。各種の医療用等級の
潤滑剤が針カニユーレを潤滑するのに適している
が、ジメチルポリシロキサンシリコーン潤滑剤で
ある、ダウコーニング(Dow Corning)DC360
のような医療等級のシリコーン潤滑剤が好適な材
料である。熱可塑性剤、熱硬化プラスチツク及び
金属、又はその組み合わせのような多岐に亙る材
料がシールドに適しているが、好適な材料は、射
出成形可能な熱可塑性剤である。針カニユーレ
は、使用時に滅菌処理することが望ましい。従つ
て、適用される滅菌処理法に適合する材料を選択
することが必要である。
このように、本発明は、弾性的な針シースのカ
ニユーレを密封する機能、及び清浄度を保護する
機能を保持する針シールド組立体を有すると共
に、注射器の組み立て、操作及び処分中のあらゆ
る段階にて、誤つて針が突き刺さるのを防止し得
る剛性なシースを内包する単純でかつ信頼性あ
り、製造が容易な注射器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の皮下注射器組立体の好適な実
施例の斜視図、第2図は第1図の注射器組立体の
側面図、第3図は第1図の注射器組立体の部分断
面図、第4図は線4−4に沿つた第2図の注射器
組立体の拡大部分断面図、第5図は第1図の注射
器の針シールド組立体の弾性的な針シースの断面
図、第6図は線6−6に沿つた第4図の注射器組
立体の断面図、第7図は注射器バレル及び針組立
体から一部分取り外した針シールド組立体を示す
第4図の注射器組立体の図、第8図は本発明の別
の実施例の図、第9図は別の弾性的シースを示
す、本発明の注射器組立体の部分断面図、第10
図は線10−10に沿つた第9図の注射器組立体
の拡大断面図である。 20:皮下注射器組立体、21:バレル、2
2:基端、23:チヤンバ、25:先端部、2
7:末梢部、28:貫通路、29:針カニユー
レ、31:末梢端、32:先端、33:貫通内
腔、34:ストツパ、35:プランジヤロツド、
37:プランジヤロツドフランジ、39:薬液、
40:針シールド組立体、41:針シース、4
3:基端、44:末梢端、45:側壁、46:収
容部、47:環状フランジ、51:剛性なシール
ド、57,58:シヨルダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 皮下注射器組立体にして、 開放した基端と、流体を保持するチヤンバと、
    前記チヤンバに連通する貫通路を有するバレルの
    末梢端から伸長する先端部分とを有する細長いバ
    レルと、 前記バレルの先端部分の貫通路と流体連通する
    貫通内腔を含み、前記バレルの先端部分から外方
    に伸長する末梢端を有する針カニユーレと、 前記針カニユーレ全体を囲繞し且つ前記針カニ
    ユーレの内腔を密封する針シールド組立体とから
    なり、 前記針シールド組立体が、 開放した基端と、閉塞した末梢端と、前記針カ
    ニユーレを収容する収容部を画成する側壁とを有
    し、前記基端が前記バレルの先端部分に着脱自在
    に係合される弾力性の針シースと、 開放した基端と、閉塞した末梢端と、その間の
    側壁とを有し、前記針シースが内部に位置決めさ
    れる細長い剛性の針シールドと、 前記針シースの基端端面に当接する突起を有
    し、前記針シールドに係合されて前記注射器組立
    体の通常の使用中において前記針シースを前記針
    シールド内に保持する保持手段と、 からなる皮下注射器組立体。 2 請求項1に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シースが、前記針カニユーレの内腔と周囲
    との間の液密密封状態を提供すべく前記収容部の
    末梢端に設けられたカニユーレ密封手段を含む、
    皮下注射器組立体。 3 請求項1に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記カニユーレ密封手段が細長い保持用導管を含
    み、当該導管は側壁を含み、当該側壁は、前記カ
    ニユーレの外側と前記導管の側壁との間が流体密
    な係合状態で前記カニユーレの前記末梢端を受け
    入れ得るようになされていることを特徴とする皮
    下注射器組立体。 4 請求項1に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シールド組立体を前記バレルの前記先端部
    分の上に位置決めしたとき、前記カニユーレの前
    記末梢端部分が前記針シースの前記閉塞した末梢
    端に埋め込まれ、前記針シースの一部分が前記内
    腔を閉塞させるのに十分な長さを有する前記カニ
    ユーレを備えることを特徴とする皮下注射器組立
    体。 5 請求項1に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シースがその基端から外方向に伸長する突
    起を含み、前記針シース保持手段が、前記針シー
    スの突起の基端側に位置決めされた第1の内方に
    突出した棚状突起を有することを特徴とする皮下
    注射器組立体。 6 請求項5に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シールドが、前記針シースの突起の末梢端
    側に位置決めされた第2の内方に突出した棚状突
    起を有することを特徴とする皮下注射器組立体。 7 請求項5に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シースの突起が、前記針シースの前記基端
    に位置決めされた環状フランジであることを特徴
    とする皮下注射器組立体。 8 請求項5に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記第1及び第2の内方に突出した棚状突起が内
    方に突出した環状の肩状部分であることを特徴と
    する皮下注射器基組立体。 9 請求項1に記載の皮下注射器組立体にして、
    前記針シールドが、前記針シースの外側部分と前
    記注射器組立体の外界との間の流体連通を許容す
    る穴を前記末梢端に有することを特徴とする皮下
    注射器組立体。 10 請求項1に記載の皮下注射器組立体にし
    て、前記バレルの内側に流体密な係合状態で摺動
    可能に位置決めされ、プランジヤロツドと係合し
    てその作用を促進させ売るようにしたストツパ
    と、 前記ストツパと前記バレルの前記末梢端との間
    の前記チヤンバ内に入れた薬剤とを更に備え、 前記ストツパは、前記末梢端に向かつて動くと
    き前記貫通路を通じて前記チヤンバから流体を移
    動せしめることが出来、前記末梢端から離れる方
    向に動くとき前記貫通路を通じて前記チヤンバ内
    に流体を導入することが出来ることを特徴とする
    皮下注射器組立体。
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