JPH05320091A - ジフルオロブロモアセチルフロライドの製造法 - Google Patents

ジフルオロブロモアセチルフロライドの製造法

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JPH05320091A
JPH05320091A JP15126692A JP15126692A JPH05320091A JP H05320091 A JPH05320091 A JP H05320091A JP 15126692 A JP15126692 A JP 15126692A JP 15126692 A JP15126692 A JP 15126692A JP H05320091 A JPH05320091 A JP H05320091A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1,1-ジフルオロ-1,2-ジブロモエタンをジフ
ルオロブロモアセチルクロライドまたはブロマイドに変
換させた後、これらをアルカリ金属フッ化物と反応さ
せ、ジフルオロブロモアセチルフロライドを製造する。 【効果】 1,1-ジフルオロ-1,2-ジブロモエタンを出発
原料として用いることにより、ジフルオロブロモアセチ
ルフロライドの新規の製造方法が確立された。この方法
では、発煙硫酸や無水硫酸を使用せず、従って亜硫酸ガ
スの副生がなく、しかも好収率で目的物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジフルオロブロモアセ
チルフロライドの製造法に関する。更に詳しくは、1,1-
ジフルオロ-1,2-ジブロモエタンを出発原料とするジフ
ルオロブロモアセチルフロライドの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジフルオロブロモアセチルフロライド
は、種々の含フッ素化合物の合成中間体として有用な化
合物であり、例えばこれをヘキサフルオロプロペンオキ
サイドと反応させた後、中和、熱分解することにより、
フッ素樹脂の原料として有用なパーフルオロ(2-ブロモ
エチルビニルエーテル)を生成させる。
【0003】かかるジフルオロブロモアセチルフロライ
ドの製造法としては、例えば1,2-ジブロモテトラフルオ
ロエタン、1,2-ジブロモクロロトリフルオロエタン、テ
トラフルオロエチレンなどにSO3濃度が50〜70%の発煙硫
酸あるいは無水硫酸を作用させ、中間体としての部分酸
化物を得た後、これを熱分解する方法(特開昭57-40433
〜5号公報)などが知られている。
【0004】しかしながら、これらの方法では高濃度の
発煙硫酸や無水硫酸が用いられているため、取扱いや廃
液処理が困難で、煩雑な操作を必要としている。また、
反応の中間体である部分酸化物を精製せずにそのままの
状態で用いた場合、分解助剤としての発煙硫酸や硫酸を
加えあるいは加えずに熱分解するとき、目的物であるジ
フルオロブロモアセチルフロライド以外にも、亜硫酸ガ
スを副生させる。亜硫酸ガスの沸点は-10℃であり、目
的物の沸点(-2〜0℃)と近接しているため、分留による
目的物の精製を困難としているばかりではなく、亜硫酸
ガス自体が取扱い困難なガスであることもあって、亜硫
酸ガスの発生は本質的に好ましくないといえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取扱
いなどが困難な発煙硫酸や無水硫酸を使用することな
く、従って亜硫酸ガスなどを発生させないジフルオロブ
ロモアセチルフロライドの製造法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
1,1-ジフルオロ-1,2-ジブロモエタンをジフルオロブロ
モアセチルクロライドまたはブロマイドに変換させた
後、これらをアルカリ金属フッ化物と反応させ、ジフル
オロブロモアセチルフロライドを製造することによって
達成される。
【0007】原料物質である1,1-ジフルオロ-1,2-ジブ
ロモエタンのジフルオロブロモアセチルクロライドまた
はブロマイドへの変換反応は、原料物質を酸素および塩
素または臭素の存在下で紫外線照射することにより行わ
れる。酸素としては、分子状酸素、オゾン、空気などを
使用し得るが、反応効率、取扱性などの点から酸素ガス
が好ましく、原料物質に対して約1.1〜100倍モル、好ま
しくは約1.5〜10倍モルの割合で用いられる。また、酸
化触媒であるハロゲンとしては、ヨウ素なども使用し得
るが、やはり反応効率および取扱性などの点から塩素ま
たは臭素が好ましく、原料物質に対して約0.01〜20倍モ
ル、好ましくは約0.1〜10倍モルの割合で用いられる。
【0008】酸素およびハロゲンの存在下での反応は、
紫外線照射によって行われる。具体的には、ハロゲンと
して塩素を用いる場合、酸素および塩素を流し、約100
〜1kWの高圧水銀灯などで光照射されている光反応装置
内に原料物質を滴下し、その後約1〜20時間程度反応を
継続させることにより、ジフルオロブロモアセチルクロ
ライドが得られる。また、ハロゲンとして臭素を用いる
場合には、撹拌装置を備えた容器内に原料物質および臭
素を仕込み、酸素気流下で約50〜120℃に加温し、気化
物を光反応装置に導き、そこで紫外線照射しながら約1
〜20時間反応させることにより、ジフルオロブロモアセ
チルブロマイドが得られる。
【0009】得られた反応混合物は、精製することな
く、そのまま次工程の反応原料として用いられ、アルカ
リ金属フッ化物と反応させることにより、対応するジフ
ルオロブロモアセチルフロライドに変換される。アルカ
リ金属フッ化物としては、フッ化ナトリウム、フッ化カ
リウムなどが、ジフルオロブロモアセチルクロライドま
たはブロマイドに対して約1.1〜10倍モル、好ましくは
約1.1〜2倍モルの割合で用いられる。アルカリ金属フッ
化物は、ヘキサフルオロアセトンが共存するとそれと直
ちに反応し、ヘプタフルオロイソプロポキシドアルカリ
金属塩を形成するが、このものも全く同様にフッ素化剤
として用いることができる。
【0010】この反応は、ジグライムなどの非プロトン
性極性溶媒、酢酸などの有機酸、フロン系有機溶媒など
の溶媒、好ましくは非プロトン性極性溶媒、有機酸溶媒
を、反応原料に対して約1〜10倍量用い、約50〜100℃に
加熱することによって行われる。
【0011】
【発明の効果】1,1-ジフルオロ-1,2-ジブロモエタンを
出発原料として用いることにより、ジフルオロブロモア
セチルフロライドの新規の製造方法が確立された。この
方法では、発煙硫酸や無水硫酸を使用せず、従って亜硫
酸ガスの副生がなく、しかも好収率で目的物が得られ
る。
【0012】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0013】実施例1〜4 撹拌装置を備えた丸底フラスコに、1,1-ジフルオロ-1,2
-ジブロモエタン10gおよび臭素1.2gを仕込み、所定酸素
流量の酸素気流下で、110℃に加温して徐々に気化さ
せ、気化物を光反応装置(理工科学産業製品)に導き、40
0Wの高圧水銀灯で光照射した。所定時間反応させた後、
光反応装置から反応混合物を取り出し、ガスクロマトグ
ラフィーで目的物たるジフルオロブロモアセチルブロマ
イドの生成を確認した。
【0014】比較例 実施例2において、臭素が用いられなかった。
【0015】 表1 酸素流量 反応時間 反応混合物 目的物含有量 目的物収率 (ml/分) (hrs) (g) (%) (%) 実施例1 60 2 7.5 56.1 39.6 〃 2 30 2 7.2 80.3 54.3 〃 3 15 3 7.8 85.7 62.9 〃 4 9 3 7.5 69.6 49.1 比 較 例 30 2 7.5 18.7 13.2
【0016】実施例5〜7 所定流量の酸素および塩素を流し、400Wの高圧水銀灯で
光照射されている光反応装置内に、1,1-ジフルオロ-1,2
-ジブロモエタンの所定量を所定時間かけて滴下し、滴
下終了後更に所定時間反応を継続させた。光反応装置か
ら目的物たるジフルオロブロモアセチルクロライドを含
む反応混合物を取り出し、ガスクロマトグラフィー分析
を行った。
【0017】 表2 原料 酸素流量 塩素流量 反応時間 反応混合 目的物含 目的物実施例 (g) (ml/分) (ml/分) (hrs) 物 (g) 有量 (%) 収率(%) 5 30 17 3.3 3+4 10.6 84.3 36.8 6 30 20 3.0 3+9 22.5 85.4 64.2 7 40 20 3.0 4+4 18.3 81.8 36.3
【0018】実施例8 撹拌装置および冷却コンデンサを備えた丸底フラスコ
に、フッ化カリウム2.2gおよび酢酸30gを仕込み、実施
例3で得られた反応混合物7.0gを1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、100℃に加温して4時間撹拌を継続し
た。その間に発生したガス分を、冷却コンデンサを通し
て、-78℃の冷却トラップに捕集した。
【0019】捕集された反応生成物は4.4gであり、これ
をガスクロマトグラフィー分析したところ、最終目的物
たるジフルオロブロモアセチルフロライドが74.6%含有
されており、収率としては73.6%であった。更に、これ
19F-NMRスペクトルを測定すると、-83ppmと-11ppm(ト
リフルオロ酢酸基準)とに化学シフトがみられ、ジフル
オロブロモアセチルフロライドであることが確認され
た。
【0020】実施例9 撹拌装置および冷却コンデンサを備えた丸底フラスコ
に、フッ化ナトリウム1.7gおよび酢酸30gを仕込み、実
施例5で得られた反応混合物7.0gを1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、100℃に加温して4時間撹拌を継続し
た。その間に発生したガス分を、冷却コンデンサを通し
て、-78℃の冷却トラップに捕集した。
【0021】捕集された反応生成物は4.5gであり、これ
をガスクロマトグラフィー分析したところ、最終目的物
たるジフルオロブロモアセチルフロライドが57.2%含有
されており、収率としては53.5%であった。更に、これ
19F-NMRスペクトルを測定すると、-83ppmと-11ppm(ト
リフルオロ酢酸基準)とに化学シフトがみられ、ジフル
オロブロモアセチルフロライドであることが確認され
た。
【0022】実施例10 撹拌装置および冷却コンデンサを備えた丸底フラスコ
に、フッ化カリウム5gおよびジグライム60gを仕込み、
十分に撹拌してけん濁状態になったところで、ヘキサフ
ルオロアセトン19gを2時間かけて導入した。その後、実
施例6で得られた反応混合物15gを2時間かけて滴下し
た。滴下終了後1時間撹拌を続け、その後更に60℃に加
温して1時間撹拌を継続した。その間に発生したガス分
を、冷却コンデンサを通して、-78℃の冷却トラップに
捕集した。
【0023】捕集された反応生成物は11.0gであり、こ
れをガスクロマトグラフィー分析したところ、最終目的
物たるジフルオロブロモアセチルフロライドが72.4%含
有されており、収率としては78.4%であった。更に、こ
れの19F-NMRスペクトルを測定すると、-83ppmと-11ppm
(トリフルオロ酢酸基準)とに化学シフトがみられ、ジフ
ルオロブロモアセチルフロライドであることが確認され
た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 酸素およびハロゲンの存在下での反応
は、紫外線照射によって行われる。具体的には、ハロゲ
ンとして塩素を用いる場合、酸素および塩素を流し、
100W〜1kWの高圧水銀灯などで光照射されている
光反応装置内に原料物質を滴下し、その後約1〜20時
間程度反応を継続させることにより、ジフルオロブロモ
アセチルクロライドが得られる。また、ハロゲンとして
臭素を用いる場合には、撹拌装置を備えた容器内に原料
物質および臭素を仕込み、酸素気流下で約50〜120
℃に加温し、気化物を光反応装置に導き、そこで紫外線
照射しながら約1〜20時間反応させることにより、ジ
フルオロブロモアセチルブロマイドが得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,1-ジフルオロ-1,2-ジブロモエタン
    を、酸素および塩素または臭素の存在下で紫外線照射す
    ることを特徴とするジフルオロブロモアセチルクロライ
    ドまたはブロマイドの製造法。
  2. 【請求項2】 ジフルオロブロモアセチルクロライドま
    たはブロマイドをアルカリ金属フッ化物と反応させるこ
    とを特徴とするジフルオロブロモアセチルフロライドの
    製造法。
  3. 【請求項3】 ヘキサフルオロアセトンの存在下で反応
    が行われる請求項2記載のジフルオロブロモアセチルフ
    ロライドの製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の反応と請求項2または請
    求項3記載の反応とが一連の反応として行われるジフル
    オロブロモアセチルフロライドの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122341A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 セントラル硝子株式会社 ジフルオロ酢酸クロライドの製造方法
WO2020138434A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 Agc株式会社 ハロアルキル酸ハロゲン化物の製造方法、ハロアルキル酸エステルの製造方法、及びハロアルキル酸アミドの製造方法

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WO2011122341A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 セントラル硝子株式会社 ジフルオロ酢酸クロライドの製造方法
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