JPH053195A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH053195A
JPH053195A JP15483391A JP15483391A JPH053195A JP H053195 A JPH053195 A JP H053195A JP 15483391 A JP15483391 A JP 15483391A JP 15483391 A JP15483391 A JP 15483391A JP H053195 A JPH053195 A JP H053195A
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JP
Japan
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film
wiring
oxide film
resist pattern
hydrophilic
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Pending
Application number
JP15483391A
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English (en)
Inventor
Yoshio Akaishi
義男 赤石
Yoshiyuki Oba
義之 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線間隔の大小にかかわらず、半導体チップ
全面において優れた段差被覆性及び平坦性を有する酸化
膜を形成する方法を提供する。 【構成】 配線(16)の間の下地膜(12)をレジス
トパターン(15)をマスクとしてN2ガスプラズマに
よって表面処理する。レジストパターン(15)を除去
した後に、TEOS−O3系の低温常圧CVD法により
前記表面処理した下地膜(12)上に酸化膜(17)を
選択的に推積形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線により生ずる段差
を平坦化する半導体装置の製造方法に関し、特にTEO
Sに代表される有機珪素とオゾン(O3)との反応を用
いて酸化膜を形成する方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高密度化・大規模化に
伴い、配線は益々微細化されかつ多層化される傾向にあ
る。
【0003】このような配線の微細化、多層化を進展さ
せる上では、配線により生ずる段差を平坦化する技術が
必須のものとなっている。
【0004】さらに、デバイスを微細化する為にはプロ
セスの低温化も要求される。
【0005】従来、Al配線下層の絶縁膜としては、例
えばBPSG膜のようにSiH4−O2系の常圧CVD法
により形成していたが、成膜時の段差被覆性が悪いため
にその後リフロー処理を行なって平坦化していた。
【0006】しかしプロセスの低温化が難しいこと、ま
たボロン・リン濃度を高くすると膜質が不安定になるこ
と等の問題があった。
【0007】また、Al−Al配線間の絶縁膜として
は、例えばスピンーオンーグラス(SOG)膜又はSO
G膜とPSG膜の積層膜が用いられていた。このSOG
膜は低温で形成することができ、しかも段差被覆性に優
れているという利点がある。
【0008】しかし、その後のAlスパッタ中に脱ガス
が発生しAl配線を変質させること、またストレスの影
響によりクラックが生ずるのであまり膜厚を大きくでき
ないこと等の問題があった。
【0009】そこで、上述したような問題を解決する有
力な方法として、TEOS(テトラエチルオキソシリケ
ート、Si(OC254)を代表とする有機珪素を原
料ガスに用いた低温常圧CVD法がある。
【0010】なかでも、TEOSとオゾン(O3 )との
反応によって酸化膜を推積する方法は、優れた段差被覆
性を有し、かつ上述したような欠点が解消されているこ
とから、16M〜64MDRAMクラスの多層配線への
適用が有望視されている。
【0011】このTEOS−O3系の低温常圧CVD法
による酸化膜は、一般に以下のように行なわれる。
【0012】図6に示す如く、まず半導体基板(1)上
に例えば熱酸化膜、PSG膜のような下地膜(2)を設
け、この下地膜(2)上にポリシリコン膜、アルミニウ
ム合金膜のような配線材料膜をスパッタ法等により形成
し、この配線材料膜を選択的にエッチングして所望の配
線(3)を形成し、しかる後に所定の混合比に調整した
TEOS,O3,O2をCVD装置中で反応させて酸化膜
(4)を推積形成する。このようなTEOS−O3系の
低温常圧CVD法によればO3の熱分解作用によって3
00℃〜400℃という低温で、優れた段差被覆性を有
する酸化膜(4)が形成されるのである。
【0013】この場合、O3濃度を1%以下にすること
により、配線(3)上と下地膜(2)上の酸化膜成長速
度がほぼ等しくなるので、いわゆるコンフォーマルな形
状が得られる。
【0014】上述した技術は、例えば月刊Semico
nductor World 1989年、11月号第
74頁から第93頁に詳しく記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法で形成された酸化膜(4)の段差被覆性は配線間
隔Sによって大きく変化してしまう欠点がある。図6に
示した如く配線間隔Sが狭い場合には、段差被覆性は優
れているが、図7に示す如く配線間隔Sが広い場合には
段差被覆性は悪くなる。
【0016】実際の半導体チップ上に形成される配線で
は、場所によって配線幅や配線間隔Sが様々に異なるの
が普通であり、このため半導体チップ全面において優れ
た段差被覆性を保障することができなかった。
【0017】本発明は上述した問題に鑑みて創作された
ものであり、下地膜(2)上に選択的に酸化膜(4)を
推積形成することにより、半導体チップ全面において優
れた段差被覆性を実現することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板主
面上に配線材料膜と親水性膜を順次形成する工程と、前
記親水性膜上に所望のレジストパターンを形成し、前記
親水性膜と配線材料膜をエッチングして配線を形成する
工程と、前記レジストパターンをマスクとして、前記基
板主面を不活性ガスプラズマにより表面処理する工程
と、前記レジストパターンを除去した後に、有機珪素と
オゾンとの反応を用いて前記表面処理した基板主面上に
酸化膜を選択的に形成する工程とを有することを特徴と
している。
【0019】
【作用】上述した手段によれば、配線上には親水性膜が
形成され、かつ配線部分を除く半導体主面は不活性ガス
プラズマにより表面処理がなされ、しかる後に有機珪素
とオゾンとの反応を用いて酸化膜を形成しているので、
不活性ガスプラズマにより表面処理がなされた半導体主
面上に酸化膜が選択的に形成されるように作用する。
【0020】これにより、配線間隔Sに依存することな
く半導体チップ全面において優れた段差被覆性と平坦性
を有する酸化膜を形成することができる。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を図1乃至図5を参照し
ながら説明する。
【0022】まず図1に示す如く、半導体基板(11)
上に例えば熱酸化膜、PSG膜、BPSG膜のような下
地膜(12)を設け、この下地膜(12)上に例えばポ
リシリコン膜、アルミニウム合金膜のような配線材料膜
(13)をスパッタ法等により形成し、さらにこの上に
例えば熱酸化膜、PSG膜、シリコン窒化膜(Si34
膜)のような親水性膜(14)を熱酸化法あるいは減圧
CVD法等により形成する。
【0023】そして、親水性膜(14)上に所望のレジ
ストパターン(15)をホトリソグラフィーによって形
成する。
【0024】続いて図2に示す如く、レジストパターン
(15)をマスクとして親水性膜(14)、配線材料膜
(13)を順次に例えば異方性エッチング法によってエ
ッチングして、配線(16)を形成する。
【0025】しかる後に、前記レジストパターン(1
5)をマスクとして、露出した下地膜(12)を不活性
ガスプラズマにより表面処理する。不活性ガスプラズマ
としては、例えばN2ガスプラズマ、Arガスプラズマ
を用いることができる。
【0026】次に図3に示す如く、レジストパターン
(15)を除去した後に、通常の有機珪素ーオゾン系の
低温常圧CVD法の条件で、酸化膜(17)を形成す
る。有機珪素としては、TEOS,HMDS(ヘキサメ
チルジシロキサン,Si2618O),OMCTS(オ
クタメチルシクロテトラシロキサン,Si48
244)等を用いることができる。
【0027】このようにして形成された酸化膜(17)
は、配線(16)上に設けられた親水性膜(14)上で
は薄く、下地膜(12)上では厚く形成されるのであ
る。下地膜(12)上と親水性膜(14)上の酸化膜
(17)の膜厚比は、TEOSでは1:0.65,HM
DSでは1:0.4,OMCTSでは1:0.25(但
し、O3濃度4〜5%の場合)である。
【0028】不活性ガスプラズマ処理によって下地膜
(12)上に酸化膜(17)が選択的に形成されるメカ
ニズムは、現在の所不明であるが、不活性ガスプラズマ
により下地膜(12)の表面における原子間の結合状態
がなんらかの形で変化し、酸化膜(17)の成長速度が
増加するためと考えられる。一方、親水性膜(14)上
ではその表面状態が有機珪素とO3との反応を進みにく
くしているものと考えられる。
【0029】このように本発明によれば、配線(16)
の間の下地膜(12)上に酸化膜(17)が選択的に形
成されるので、配線間隔Sの大小にかかわらず、優れた
段差被覆性及び平坦性を達成することが可能となる。
【0030】なお、O3濃度が高い状態で成膜を行うと
親水性膜(14)上の酸化膜(17)は表面あれを起こ
す場合がある。
【0031】この場合には、図4に示す如く全面エッチ
バックにより、表面あれを除去し、その後図5に示す如
く再び減圧CVD法等により付加酸化膜(18)を形成
するとよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば配
線(16)の間の下地膜(12)上に酸化膜(17)を
選択的に形成しているので、配線間隔Sの大小にかかわ
らず、半導体チップ全面において優れた段差被覆性及び
平坦性を達成する効果を有し、多層配線の微細化及び高
信頼性化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る第1の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る第2の断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る第3の断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る第4の断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る第5の断面図である。
【図6】従来例に係る第1の断面図である。
【図7】従来例に係る第2の断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板主面上に配線材料膜と親水性
    膜を順次形成する工程と、前記親水性膜上に所望のレジ
    ストパターンを形成し、前記親水性膜と配線材料膜をエ
    ッチングして配線を形成する工程と、前記レジストパタ
    ーンをマスクとして、前記基板主面を不活性ガスプラズ
    マにより表面処理する工程と、前記レジストパターンを
    除去した後に、有機珪素とオゾンとの反応を用いて前記
    表面処理した基板主面上に酸化膜を選択的に形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記親水性膜は、熱酸化膜、PSG膜又
    はシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスは、N2プラズマガスで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置
    の製造方法。
JP15483391A 1991-06-26 1991-06-26 半導体装置の製造方法 Pending JPH053195A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07226547A (ja) * 1993-12-15 1995-08-22 Nec Corp 磁気抵抗素子とその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07226547A (ja) * 1993-12-15 1995-08-22 Nec Corp 磁気抵抗素子とその製造方法

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