JPH05319061A - ローリング防止式エアサスペンション車 - Google Patents

ローリング防止式エアサスペンション車

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JPH05319061A
JPH05319061A JP12201992A JP12201992A JPH05319061A JP H05319061 A JPH05319061 A JP H05319061A JP 12201992 A JP12201992 A JP 12201992A JP 12201992 A JP12201992 A JP 12201992A JP H05319061 A JPH05319061 A JP H05319061A
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JP
Japan
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air
vehicle
wheels
springs
valve
Prior art date
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JP12201992A
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English (en)
Inventor
Takashi Sugawara
孝 菅原
Naoki Takada
直樹 高田
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、3個のレベリングバルブを使用し
たエアサスペンション車に関し、車両重量が変動しうる
乗客昇降時等の車高調整機能を維持しながら車両走行時
のローリングを防止できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 左右の前輪または後輪用の各エアスプリング
1,2へのエアの給排をまとめて調整する第3のレベリ
ングバルブ15をそなえ、左右の前輪または後輪用の各
エアスプリング1,2間とをつなぐエア給排路17,1
8に、左右の前輪または後輪用の各エアスプリング1,
2間のエアの流通を開閉する開閉弁19,20を設ける
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3個のレベリングバル
ブを使用したエアサスペンション車に関する。
【0002】
【従来の技術】エアサスペンション車は、荷重に増減が
あっても、常に車高を一定に保って乗心地を良くすると
いう利点があるため、乗客数が変動し荷重が増減しうる
図4に示すような大型バス21などに広く用いられてい
る。なお、図4において、3,4は前輪、7,8は後
輪、23はドアを示している。
【0003】図5はこのような従来のバスなど通常のエ
アサスペンション車における各車輪用エアスプリングへ
のエア給排用配管回路の概要を示す図である。この図5
において、1,2は左右の前輪3,4に設けられるエア
スプリング、5,6は左右の後輪7,8に設けられるエ
アスプリングであり、9はエアタンクである。なお、こ
のエアスプリング配管回路には、上記の外にエアコンプ
レッサ,サージタンク,ウォータトラップ,セーフティ
バルブなどが設けられるものであるが、これらについて
は図示を省略している。
【0004】そして、エアタンク9から前輪用エアスプ
リング1,2へのエア給排路(符号10,17,18参
照)は共通する1個のレベリングバルブ15を介して左
右のエアスプリング1,2が互いに連通状態にあるよう
接続されている。また、エアタンク9から後輪用エアス
プリング5,6へのエア給排路(符号10,11,12
参照)は、エアタンク9から分岐されたそれぞれのエア
給排路11,12に、レベリングバルブ13および14
を介して左右のエアスプリング5,6が互いに独立した
非連通状態にあるよう接続されている。なお、図4中の
符号16はコネクタ(Tコネクタ)を示している。
【0005】このような構成により、通常のエアサスペ
ンション車では、左右の前輪用エアスプリング1,2は
1個のレベリングバルブ15によりエアの給排が行なわ
れ、左右の後輪用エアスプリング5,6は左右2個のレ
ベリングバルブ13,14によりエアの給排が行なわれ
る3点レベリングバルブ支持式となっている。因みに、
このようにエアサスペンション車を3点レベリングバル
ブ支持式とする理由は、レベリングバルブ4個による4
点支持式とした場合には、4つの車輪の荷重がアンバラ
ンスになって各バランスの調整が非常に難しいものとな
るからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
このように左右の前輪用エアスプリングへのエアの給排
を1個のレベリングバルブにより行なうようにした従来
のエアサスペンション車では、カーブの走行中などにお
いて、圧縮側のエアスプリング内のエアが連通状態にあ
る他方の伸び側エアスプリングへ流れ込んでいくため、
エアスプリングの踏ん張りが効かなくなって、車両にロ
ーリングが発生し、乗客に不安定な感じを与えることに
なるという課題がある。
【0007】また、左右の後輪用エアスプリングを1点
支持として、昇降口が車両の後部側方にあるものにおい
ても、同様なローリングが発生するものである。本発明
は、このような課題に鑑み創案されたもので、1個のレ
ベリングバルブにより1点支持される左右の前輪または
後輪用エアスプリングとレベリングバルブとの間のそれ
ぞれの給排路に、左右のエアスプリング間の流通を遮断
しうる開閉弁を所望する条件のもとに設けることによ
り、車両重量が変動しうる乗客昇降時等の車高調整機能
を維持しながら車両走行時のローリングを防止できるよ
うにした、ローリング防止式エアサスペンション車を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1記載のローリング防止式エアサスペンション車は、
車体と前後左右の各車輪との間に1個またはそれ以上設
けられ該車体を支持するエアスプリング有するエアサス
ペンション車において、左右の後輪または左右の前輪の
各エアスプリングへのエアの給排をそれぞれ調整する第
1,第2のレベリングバルブと、該左右の前輪または該
左右の後輪用の各エアスプリングへのエアの給排をまと
めて調整する第3のレベリングバルブとをそなえ、該第
3のレベリングバルブによって調整される該左右の前輪
または該左右の後輪用の各エアスプリング間をつなぐエ
ア給排路に、該左右の前輪または該左右の後輪用の各エ
アスプリング間のエアの流通を遮断しうる開閉弁が設け
られたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項2記載のローリング
防止式エアサスペンション車は、車両重量が変動しうる
とき、該第3のレベリングバルブによる該左右の前輪ま
たは該左右の後輪用の各エアスプリングへのエアの給排
を許容すべく、該開閉弁を開状態にする制御手段が設け
られたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の本発明の請求項1記載のローリング防止
式エアサスペンション車では、第3のレベリングバルブ
によりエアの給排を制御される連通状態の左右の前輪ま
たは後輪用エアスプリングを給排路に設けられる開閉弁
を閉じて左右のエアスプリング間を遮断状態にし、カー
ブ走行時に、荷重変動のあった側のエアスプリングのエ
ア圧変動を反対側のエアスプリングに影響を与えないよ
うにする。
【0011】また、上述の本発明の請求項2記載のロー
リング防止式エアサスペンション車では、車両重量が変
動しうるときには、上記の開閉弁を開いて左右のエアス
プリングを流通状態にするよう制御する。これにより、
第3のレベリングバルブによる左右の前輪または左右の
後輪用の各エアスプリングへのエアの給排を許容する。
【0012】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例につい
て説明すると、図1〜図4は本発明によるローリング防
止式エアサスペンション車の一実施例を示すもので、図
1は各車輪用エアスプリングへのエア給排用配管回路を
示す図、図2は本実施例による制御ブロック図、図3は
本実施例の制御要領を説明するためのフローチャートで
あり、図1〜図3中、図4,図5と同じ符号はほぼ同様
の部分を示している。
【0013】さて、図1において、1,2は左右の前輪
3,4(図4参照)に設けられるエアスプリング、5,
6は左右の後輪7,8(図4参照)に設けられるエアス
プリングであって、これらエアスプリング1,2,5,
6は後述するエア給排路によりエアタンク9と接続され
ている。なお、ハイデッカ型バスなどの超大型バスでは
後輪だけで4つの車輪と4つのエアスプリングを有する
ものもある。
【0014】まず、後輪用エアサスペンションでは、エ
アタンク9から後輪用エアスプリング5,6へ接続され
るエア給排路は、主エア給排路10から左右に分岐する
後輪用分岐エア給排路11,12に分岐され、一方は左
側の後輪用分岐エア給排路11に設けられる第1のレベ
リングバルブ13を介して左側の後輪用エアスプリング
5に接続され、また他方は右側の後輪用分岐エア給排路
12に設けられる第2のレベリングバルブ14を介して
右側の後輪用エアスプリング6に接続されている。
【0015】したがって、左右の後輪用エアサスペンシ
ョン5と6は、介在される第1,第2のレベリングバル
ブ13と14により内部のエアが連通状態にはなってお
らず、それぞれが独立して左右の両後輪5,6を支持し
ている。そして、前輪用エアサスペンションでは、エア
タンク9から前輪用エアスプリング1,2へ接続される
エア給排路は、主エア給排路10に設けられた第3のレ
ベリングバルブ15を介し、コネクタ(Tコネクタ)1
6より左右に分岐する前輪用分岐エア給排路17と18
を経由して左右の前輪用エアスプリング1と2にそれぞ
れ接続されている。
【0016】さらに、この左右の前輪用分岐エア給排路
17,18には、それぞれ開閉弁として2ウエイマグネ
ットバルブ19,20が設けられて、両2ウエイマグネ
ットバルブ19,20が開状態にあるとき、左右のエア
スプリング1,2は連通状態となり、両2ウエイマグネ
ットバルブ19,20が閉状態にあるとき、左右のエア
スプリング1,2は非連通状態となるよう構成されてい
る。
【0017】すなわち、後輪用エアスプリング5,6は
2個のレベリングバルブ13,14によりエアの給排が
行なわれ、前輪用エアスプリング1,2は1個のレベリ
ングバルブ15によりエアの給排が行なわれる3点支持
式レベリングバルブ構成となっており、例えば図4に示
すような大型バス21のエアサスペンション装置として
用いられる。
【0018】そして、前輪用分岐エア給排路17,18
の両2ウエイマグネットバルブ19,20を制御するた
めに、図2に示すような制御手段22が設けられてい
る。また、この制御手段22には、車両(バス)の前側
に在る乗客乗降用ドア23(図4参照)の開閉状態を検
知するドアセンサ24が接続され、また、サイドブレー
キ(図示せず)が引かれているとこれを検知するサイド
ブレーキセンサ25が接続され、更には車両が停止状態
にあるか走行状態にあるかを検知する車速センサ26が
接続されている。また、上記ドア23を閉めた後、数秒
間は両2ウエイマグネットバルブ19,20をON状態
にしておくタイマ27も接続されている。
【0019】すなわち、この制御手段22は、上記の各
センサ24〜26およびタイマ27からの信号に基づ
き、停車中でありサイドブレーキが引かれていない状態
でドア23が開いている場合と、ドア閉後所定時間(例
えば数秒)経過するまでの間とは、両2ウエイマグネッ
トバルブ19,20をONにし、それ以外の条件で、両
2ウエイマグネットバルブ19,20をOFFに動作さ
せるための制御信号を2ウエイマグネットバルブ19,
20に出力するようになっている。
【0020】これにより、ドア23が開かれて乗客が乗
り降りしている車両停車時には、ドアセンサ24から信
号に基づいて、両2ウエイマグネットバルブ19,20
をON(開く)にして左右前輪用エアスプリング1,2
間の前輪用分岐エア給排路17,18を連通状態にす
る。その結果、乗客の乗降に伴って車両総重量が変化し
ても、レベリングバルブ15の作用によって、車高が所
定の高さとなるように自動的に調整される。
【0021】なお、乗客が乗り終わってドア23を閉め
ても暫くは車高調整のための補償時間として、タイマ2
7により何秒間かの間、両2ウエイマグネットバルブ1
9,20をON状態にしておく。また、客待ちなどでド
ア23が開けられていても、サイドブレーキが引かれて
いると、両2ウエイマグネットバルブ19,20はOF
F(閉じる)されて、両2ウエイマグネットバルブ1
9,20の長寿命化をはかるようになっている。
【0022】そして、その他の条件下では、両2ウエイ
マグネットバルブ19,20はOFF状態を保持して、
左右のエアスプリング間を遮断状態にし、急激に荷重変
動のあった側のエアスプリングのエア圧変動が反対側の
エアスプリングに影響を与えないようにしている。これ
によりカーブの走行中などにおいて、圧縮側のエアスプ
リング内のエアが他方の伸び側エアスプリングへ流れ込
んでいくようなことがなくなり、その結果、車両にロー
リングが発生することを防止することができ、乗客に不
安定な感じを与えることもない。
【0023】つぎに、図3に示すフローチャートを用い
て、本発明のエアサスペンション車の動作を説明する
と、まず、ステップa1で、車両の停車時においてドア
23が開状態にあるかどうかが判定され、もし乗客乗降
用のドア23が開いていると、ステップa2により、サ
イドブレーキが引かれているかどうかの判定が行なわれ
る。もしサイドブレーキが引かれていない場合は、ステ
ップa3で、左右の2ウエイマグネットバルブ19,2
0はON状態にされて、左右のエアスプリング1,2間
のエアを連通状態にする。また、サイドプレーキが引か
れていれば、ステップa5へ進んで、左右の2ウエイマ
グネットバルブ19,20はOFF状態にされて、左右
のエアスプリング1,2間のエアを非連通状態にする。
【0024】さらに、ステップa1で、ドア2が閉まっ
ていると判定されると、ステップa4で、ドア閉後所定
時間(数秒間の時間)が経過したかどうかが判定され、
まだ経過していない場合は、ステップa3で、左右の2
ウエイマグネットバルブ19,20はON状態にされ
て、左右のエアスプリング1,2間のエアを連通状態に
しておくが、ドア閉後所定時間が経過すると、ステップ
a5で、両2ウエイマグネットバルブ19,20をOF
Fにして左右のエアスプリング1,2を非連通状態とす
る。
【0025】上述のような構成と動作とによる本発明の
作用効果を大型長距離バスまたは観光バスに例をとって
具体的事例に基づいて説明すると、バスがサービスエリ
ヤなどに入って一時休息のための停車をする場合、一度
に多くの乗客が乗り降りをすることになる。仮に車の出
発時刻前に、客の乗車が集中して行なわれると、このと
き車両総重量が変化するが、このときは両2ウエイマグ
ネットバルブ19,20をON(開く)にして左右前輪
用エアスプリング1,2間の前輪用分岐エア給排路1
7,18を連通状態にしているので、乗客の乗降に伴っ
て車両総重量が変化しても、レベリングバルブ15の作
用によって、車高が所定の高さとなるように自動的に調
整される。
【0026】そして、客が乗り終わってドア23を閉め
ても、車高が正常に戻るまでの数秒間は左右のエアスプ
リング1,2間のエア連通は持続されるので、車高が正
常に戻ってから車の発進が行なわれる。また、客が降り
てから乗ってくるまでの10分乃至20分前後の客待ち
時間中、ドア23を開けた状態にしておくと、電流の流
れ放っしでは寿命の短い2ウエイマグネットバルブ1
9,20の損耗をはやめることになるが、この時サイド
ブレーキを引いておくと、2ウエイマグネットバルブ1
9,20はOFFされているので、2ウエイマグネット
バルブ19,20の長寿命化をはかることができる。
【0027】そして、車が発進し走行状態に入るとき
は、2ウエイマグネットバルブ19,20はOFF状態
に保持されるので、カーブの走行中などにおいて、圧縮
側のエアスプリング内のエアが他方の伸び側エアスプリ
ングへ流れ込んでいくようなことがなくなり、その結
果、車両にローリングが発生することを防止することが
でき、乗客に不安定な感じを与えることもない。
【0028】すなわち、左右のエアスプリング1,2の
エアが連通状態にあると、左側の圧縮されたエアが右側
に流れ込んでエアスプリングの踏ん張りが効かず車体に
ローリングが発生するが、ドア23の開により両2ウエ
イマグネットバルブ19,20がOFFして左右のエア
スプリング1,2間のエアが遮断されていると、左側の
エアが右側に流動せずエアスプリングの踏ん張りが効い
て車両がローリングを起こすことがなく、客に不快感を
与えないという利点があるのである。
【0029】また、Tコネクタ16の部分に、各エアス
プリング間のエアの流通を遮断したり連通したりする開
閉弁を設けることもでき、このようにすれば、1つの開
閉弁で済む。さらに、上記制御手段22による制御を行
なうに際し、サイドブレーキのオンオフ状態を考慮しな
いような制御を行なってもよい。すなわち、停車中であ
りドア23が開いている場合(このときサイドブレーキ
は引かれていてもいなくてもよい)と、ドア閉後所定時
間(例えば数秒)経過するまでの間とは、両2ウエイマ
グネットバルブ19,20をONにし、それ以外の条件
で、両2ウエイマグネットバルブ19,20をOFFに
動作させるようにしてもよいのである。
【0030】なお、上述した実施例の説明では、エアサ
スペンション車として車両の左側前部に乗降口の在るバ
スについて説明したが、乗降口が車両の後部あるいは車
両の右側の前部または後部にあるバスにおいても、それ
相応の構成とすることにより同じような作用効果が得ら
れるもので、左右の前輪または後輪用エアスプリングの
エアが常時連通状態にあるエアサスペンション車に適用
できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1による本
発明のローリング防止式エアサスペンション車によれ
ば、車体と前後左右の各車輪との間に1個またはそれ以
上設けられ該車体を支持するエアスプリングを有するエ
アサスペンション車において、左右の後輪または左右の
前輪の各エアスプリングへのエアの給排をそれぞれ調整
する第1,第2のレベリングバルブと、該左右の前輪ま
たは該左右の後輪用の各エアスプリングへのエアの給排
をまとめて調整する第3のレベリングバルブとをそな
え、該第3のレベリングバルブによって調整される該左
右の前輪または該左右の後輪用の各エアスプリング間を
つなぐエア給排路に、該左右の前輪または該左右の後輪
用の各エアスプリング間のエアの流通を遮断しうる開閉
弁が設けられているので、車両のカーブ走行時のよう
に、左右の前輪または後輪用エアスプリングのいずれか
一方側に過度の荷重がかかっても、左右のエアスプリン
グ間の流通が遮断されているため、一方側のエアが他方
側へ流動するのを阻止することができ、これにより車両
のローリング発生を防止するエアサスペンション車を容
易に提供しうる利点がある。
【0032】また、請求項2による本発明のローリング
防止式エアサスペンション車によれば、車両重量が変動
しうるときは、該開閉弁を開状態にする制御手段が設け
られているので、該第3のレベリングバルブによる該左
右の前輪または該左右の後輪用の各エアスプリングへの
エアの給排を許容することができ、レベリングバルブに
よる本来の車高調整機能を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるローリング防止式エア
サスペンション車のエア給排用配管回路を示す図であ
る。
【図2】本エアサスペンション車のための制御ブロック
図である。
【図3】本実施例における制御要領の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】エアサスペンション車の一例を示す大型バスの
斜視図である。
【図5】従来例によるエアサスペンション車のエア給排
用配管回路を示す図である。
【符号の説明】
1 左前輪用エアスプリング 2 右前輪用エアスプリング 3 左前輪 4 右前輪 5 左後輪用エアスプリング 6 右後輪用エアスプリング 7 左後輪 8 右後輪 9 エアタンク 10 主エア給排路 11,12 後輪用分岐エア給排路 13 第1のレベリングバルブ 14 第2のレベリングバルブ 15 第3のレベリングバルブ 16 コネクタ 17,18 前輪用分岐エア給排路 19,20 2ウエイマグネットバルブ(開閉弁) 21 大型バス 22 制御手段 23 ドア 24 ドアセンサ 25 サイドブレーキセンサ 26 車速センサ 27 タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と前後左右の各車輪との間に1個ま
    たはそれ以上設けられ該車体を支持するエアスプリング
    を有するエアサスペンション車において、 左右の後輪または左右の前輪の各エアスプリングへのエ
    アの給排をそれぞれ調整する第1,第2のレベリングバ
    ルブと、 該左右の前輪または該左右の後輪用の各エアスプリング
    へのエアの給排をまとめて調整する第3のレベリングバ
    ルブとをそなえ、 該第3のレベリングバルブによって調整される該左右の
    前輪または該左右の後輪用の各エアスプリング間をつな
    ぐエア給排路に、該左右の前輪または該左右の後輪用の
    各エアスプリング間のエアの流通を遮断しうる開閉弁が
    設けられたことを特徴とする、ローリング防止式エアサ
    スペンション車。
  2. 【請求項2】 車両重量が変動しうるときは、該第3の
    レベリングバルブによる該左右の前輪または該左右の後
    輪用の各エアスプリングへのエアの給排を許容すべく、
    該開閉弁を開状態にする制御手段が設けられたことを特
    徴とする、請求項1記載のローリング防止式エアサスペ
    ンション車。
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