JPH05318526A - 転写成型装置 - Google Patents
転写成型装置Info
- Publication number
- JPH05318526A JPH05318526A JP12610492A JP12610492A JPH05318526A JP H05318526 A JPH05318526 A JP H05318526A JP 12610492 A JP12610492 A JP 12610492A JP 12610492 A JP12610492 A JP 12610492A JP H05318526 A JPH05318526 A JP H05318526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- transfer sheet
- transfer
- shape
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14008—Inserting articles into the mould
- B29C45/14016—Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写成型装置の型締め時における転写シート
の切断および位置ずれを防止する。 【構成】 転写シート８を型締め前に金型形状に賦型さ
せる機構、例えば少なくとも金型の入口側に設けられ金
型形状に合致する形状をもったスリット７を通して金型
形状に変形させて金型１，２に送り込み、転写シート８
上の図柄が所定位置にきたとき転写シート８を停止固定
して型締めを行ない射出成型を行なう。 【効果】 型締め前に転写シート８は金型形状に合致し
た形状をもって金型内に停止固定されるため型締め時転
写シートの切断、位置ずれが起らず高精度の転写成型品
が得られる。
の切断および位置ずれを防止する。 【構成】 転写シート８を型締め前に金型形状に賦型さ
せる機構、例えば少なくとも金型の入口側に設けられ金
型形状に合致する形状をもったスリット７を通して金型
形状に変形させて金型１，２に送り込み、転写シート８
上の図柄が所定位置にきたとき転写シート８を停止固定
して型締めを行ない射出成型を行なう。 【効果】 型締め前に転写シート８は金型形状に合致し
た形状をもって金型内に停止固定されるため型締め時転
写シートの切断、位置ずれが起らず高精度の転写成型品
が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転写シートに印刷され
た図柄を転写成型する転写成型装置に関する。
た図柄を転写成型する転写成型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時表面に電子回路等の形成された成型
部品が要求されるようになり、このような成型品を得る
ために、従来一連の電子回路等の図柄を印刷した転写シ
ートを射出成型用金型の所定位置に送り込み、成型品を
射出成型すると同時にその表面に転写シートから図柄を
転写する転写成型装置が知られている。
部品が要求されるようになり、このような成型品を得る
ために、従来一連の電子回路等の図柄を印刷した転写シ
ートを射出成型用金型の所定位置に送り込み、成型品を
射出成型すると同時にその表面に転写シートから図柄を
転写する転写成型装置が知られている。
【０００３】その装置は一例として図５に示すように前
面に凹部３が形成された固定雌型１と前面に凸部４が形
成された可動雄型２が型開きされているとき、転写シー
トローラ９に巻かれている転写シート８を転写シートフ
ィードローラ１０と転写フィルム巻取フィードローラ１
２によって雌型凹部３の前面に近接させて張り渡した状
態で走行させるようになっている。こうして転写シート
上の図柄の１つが雌型凹部３の前面の所定位置にきたと
き位置決めセンサ１１が信号を発してフィードローラ１
０および１２を停止させ、次いで可動雄型２が前進して
型締めを行ない、雌型１の凹部３とその中に嵌まり込ん
だ雄型２の凸部４の間に形成されるキャビティ内に雄型
２に設けたノズル１４より溶融樹脂を射出し成型が行わ
れる。こうして成型された成型品の表面には転写シート
より図柄が転写され、型開きを行なうことによって図柄
付きの成型品が取り出される。次いで再び転写シートを
動かして新たな図柄を雌型凹部３の前面にもたらし再び
型締めおよび射出成型、型開きを行ない図柄付き成型品
を繰り返し成型する。なお上記装置において位置決めセ
ンサ１１は解除されていない状態で使用されるときに
は、検知信号によってフィードローラ１０および１２を
停止させると同時にこれ等のローラをロックして転写シ
ートを緊張状態に保持し、解除された状態で使用される
ときには、検知信号によってフィードローラ１０および
１２を停止せしめるだけでロックしないように構成され
ている。従ってこの場合はフィードローラ１０および１
２が停止しても転写シートは外力の作用で多少の移動す
ることが起り得る。
面に凹部３が形成された固定雌型１と前面に凸部４が形
成された可動雄型２が型開きされているとき、転写シー
トローラ９に巻かれている転写シート８を転写シートフ
ィードローラ１０と転写フィルム巻取フィードローラ１
２によって雌型凹部３の前面に近接させて張り渡した状
態で走行させるようになっている。こうして転写シート
上の図柄の１つが雌型凹部３の前面の所定位置にきたと
き位置決めセンサ１１が信号を発してフィードローラ１
０および１２を停止させ、次いで可動雄型２が前進して
型締めを行ない、雌型１の凹部３とその中に嵌まり込ん
だ雄型２の凸部４の間に形成されるキャビティ内に雄型
２に設けたノズル１４より溶融樹脂を射出し成型が行わ
れる。こうして成型された成型品の表面には転写シート
より図柄が転写され、型開きを行なうことによって図柄
付きの成型品が取り出される。次いで再び転写シートを
動かして新たな図柄を雌型凹部３の前面にもたらし再び
型締めおよび射出成型、型開きを行ない図柄付き成型品
を繰り返し成型する。なお上記装置において位置決めセ
ンサ１１は解除されていない状態で使用されるときに
は、検知信号によってフィードローラ１０および１２を
停止させると同時にこれ等のローラをロックして転写シ
ートを緊張状態に保持し、解除された状態で使用される
ときには、検知信号によってフィードローラ１０および
１２を停止せしめるだけでロックしないように構成され
ている。従ってこの場合はフィードローラ１０および１
２が停止しても転写シートは外力の作用で多少の移動す
ることが起り得る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の転写成型装置によって成型品を成型する場合、
成型品の形状が複雑であったり、成型品の凸凹形状が深
かったりすると、位置決めセンサ１１が解除されていな
いときには転写シートが緊張状態で固定されているた
め、転写シートが型締めの際雄型２の凸部４によって雌
型１の凹所３の中に押されることと、更に射出された溶
融樹脂の圧力によって金型キャビティの形状に変形され
ることによって転写シートに大きな張力が加わり傷がつ
いたり切断されることがある。即ち緊張状態にある転写
シートが更に成型品の形状に沿って引き伸ばされるの
で、特にエッジ部分等で切断されることが多い。この切
断現象は転写シートの材質によっては更に簡単に発生す
る。
た従来の転写成型装置によって成型品を成型する場合、
成型品の形状が複雑であったり、成型品の凸凹形状が深
かったりすると、位置決めセンサ１１が解除されていな
いときには転写シートが緊張状態で固定されているた
め、転写シートが型締めの際雄型２の凸部４によって雌
型１の凹所３の中に押されることと、更に射出された溶
融樹脂の圧力によって金型キャビティの形状に変形され
ることによって転写シートに大きな張力が加わり傷がつ
いたり切断されることがある。即ち緊張状態にある転写
シートが更に成型品の形状に沿って引き伸ばされるの
で、特にエッジ部分等で切断されることが多い。この切
断現象は転写シートの材質によっては更に簡単に発生す
る。
【０００５】上述のような転写シートの切断を防止する
ために、位置決めセンサを解除し転写シートの張力をゆ
るめて型締めを行うこともなし得るが、この場合位置決
めセンサにより一旦位置決めされた転写シートが動いて
所定位置からずれる問題、又型締め進行中に金型に対し
て転写シートがずれる問題がある。
ために、位置決めセンサを解除し転写シートの張力をゆ
るめて型締めを行うこともなし得るが、この場合位置決
めセンサにより一旦位置決めされた転写シートが動いて
所定位置からずれる問題、又型締め進行中に金型に対し
て転写シートがずれる問題がある。
【０００６】本発明の目的は、成型品の形状や転写シー
トの材質に関係なく型締め時に常に転写シートに傷や切
断が発生せず、又転写シートの位置決め後型締め時に常
に金型に対する転写シートの位置ずれがなく、転写精度
が良好で、生産効率の高い転写成型品を成型し得る転写
成型装置を提供することにある。
トの材質に関係なく型締め時に常に転写シートに傷や切
断が発生せず、又転写シートの位置決め後型締め時に常
に金型に対する転写シートの位置ずれがなく、転写精度
が良好で、生産効率の高い転写成型品を成型し得る転写
成型装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一連の図柄を印刷された連続転写シート
を、各成型サイクル毎に型開きされた雄雌金型間に送り
込み該金型間の所定位置に停止させた後、型締めを行な
って樹脂を注入し、次いで型開きを行ない表面に図柄の
転写された成型品を取り出すように構成された転写成型
装置において、前記金型間に送られる転写シートを型締
め前に予め金型形状に賦型させる機構を備えたことを特
徴とする。
するために、一連の図柄を印刷された連続転写シート
を、各成型サイクル毎に型開きされた雄雌金型間に送り
込み該金型間の所定位置に停止させた後、型締めを行な
って樹脂を注入し、次いで型開きを行ない表面に図柄の
転写された成型品を取り出すように構成された転写成型
装置において、前記金型間に送られる転写シートを型締
め前に予め金型形状に賦型させる機構を備えたことを特
徴とする。
【０００８】本発明の一実施例においては、上記転写シ
ートを金型形状に賦型させる機構は、金型の少くとも転
写シートの入口側に設けられ雌型に形成される凹部の横
断面形状にほぼ合致する形状のガイドスリットで構成さ
れる。
ートを金型形状に賦型させる機構は、金型の少くとも転
写シートの入口側に設けられ雌型に形成される凹部の横
断面形状にほぼ合致する形状のガイドスリットで構成さ
れる。
【０００９】本発明の転写成型装置に使用される金型の
雄型および雌型は型締め時において両者の合せ面の転写
シートが挟まれる部分に転写シートの厚みに相当する隙
間ができるように構成することが好ましい。こうするこ
とによって金型の型締め時、転写シートの損傷が防止で
きる。
雄型および雌型は型締め時において両者の合せ面の転写
シートが挟まれる部分に転写シートの厚みに相当する隙
間ができるように構成することが好ましい。こうするこ
とによって金型の型締め時、転写シートの損傷が防止で
きる。
【００１０】
【作用】本発明によれば、金型内に配置される転写シー
トは予めほぼ金型形状に賦型されているので、型締め時
に、成型品の形状にかかわらず、転写シートに無理な張
力がかからず、いかなる材質の転写シートにおいても傷
や切断が起らない。又型締め時に位置決めセンサを解除
する必要もないので、転写シートのずれがなく、位置決
め精度が著しく向上する。更に転写シートは、ガイドス
リットとの摩擦により一定の張力を有しており、これに
より型締め時の金型内の転写シートのずれが起らず皺も
発生しない。
トは予めほぼ金型形状に賦型されているので、型締め時
に、成型品の形状にかかわらず、転写シートに無理な張
力がかからず、いかなる材質の転写シートにおいても傷
や切断が起らない。又型締め時に位置決めセンサを解除
する必要もないので、転写シートのずれがなく、位置決
め精度が著しく向上する。更に転写シートは、ガイドス
リットとの摩擦により一定の張力を有しており、これに
より型締め時の金型内の転写シートのずれが起らず皺も
発生しない。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の一実施例の斜視図、図２は同
実施例の側断面図で、共に、型開きされている状態を示
す。型開き中前面に一連の図柄（図示せず）を印刷され
た転写シート８は、転写シートフィードローラ１０およ
び転写フィルム巻取フィードローラ１０および転写フィ
ルム巻取フィードローラ１２により転写シートローラ９
より繰り出され雌型１の凹所３内を通過して転写フィル
ムローラ１３に巻取られるように構成されている。雌型
１の上下にはガイドブロック６，６が一体に形成されて
おり、これ等ガイドブロック６，６には雌型１の凹所３
の横断面形状にほぼ合致する形状のガイドスリット７，
７が形成され、雌型１の凹所３内を通過する転写シート
８はガイドスリット７，７を通って案内され予め雌型凹
部３の形状に賦型されるようになっている。なお図示の
実施例では雌型凹部３の形状は長方形であるのでこれに
合致するガイドスリット７，７の形状はコの字形にされ
ているが、図３に示す如く雌型凹部の形状に合せて種々
の形状のガイドスリットが使用される。
実施例の側断面図で、共に、型開きされている状態を示
す。型開き中前面に一連の図柄（図示せず）を印刷され
た転写シート８は、転写シートフィードローラ１０およ
び転写フィルム巻取フィードローラ１０および転写フィ
ルム巻取フィードローラ１２により転写シートローラ９
より繰り出され雌型１の凹所３内を通過して転写フィル
ムローラ１３に巻取られるように構成されている。雌型
１の上下にはガイドブロック６，６が一体に形成されて
おり、これ等ガイドブロック６，６には雌型１の凹所３
の横断面形状にほぼ合致する形状のガイドスリット７，
７が形成され、雌型１の凹所３内を通過する転写シート
８はガイドスリット７，７を通って案内され予め雌型凹
部３の形状に賦型されるようになっている。なお図示の
実施例では雌型凹部３の形状は長方形であるのでこれに
合致するガイドスリット７，７の形状はコの字形にされ
ているが、図３に示す如く雌型凹部の形状に合せて種々
の形状のガイドスリットが使用される。
【００１２】ガイドブロック６は勿論雌型１と別体のも
のを取付けてもよく、その材質は、錆等の変質がなく、
転写シートと適当な摩擦係数を有するものとすべきであ
る。例えば、鉄、鋳鉄、ステンレス、真鍮等の金属、ポ
リアミド、ポリプロピレン、ＡＢＳ、ポリカーボネー
ト、硬質ＰＶＣ等の樹脂等を使用することができる。又
ガイドブロックの位置はガイドスリットを通過した転写
シートが雌型凹部３に達したとき凹部３の形状に賦型さ
れるように定める。図示の実施例ではガイドブロック６
は雌型１の上下両側に設けられているが、賦型の目的を
達成できる限り雌型１の上部供給側だけに設けてもよ
い。
のを取付けてもよく、その材質は、錆等の変質がなく、
転写シートと適当な摩擦係数を有するものとすべきであ
る。例えば、鉄、鋳鉄、ステンレス、真鍮等の金属、ポ
リアミド、ポリプロピレン、ＡＢＳ、ポリカーボネー
ト、硬質ＰＶＣ等の樹脂等を使用することができる。又
ガイドブロックの位置はガイドスリットを通過した転写
シートが雌型凹部３に達したとき凹部３の形状に賦型さ
れるように定める。図示の実施例ではガイドブロック６
は雌型１の上下両側に設けられているが、賦型の目的を
達成できる限り雌型１の上部供給側だけに設けてもよ
い。
【００１３】転写シートフィードローラ１０と上部ガイ
ドスリット７の間に転写シート８に近接して位置決めセ
ンサ１１が設けられ、各成形サイクル毎に、下降する転
写シートに印刷された図柄の１つが、雌型１の凹所３の
所定位置に達したか否かが検出され、所定位置に達した
ことを検知したとき位置決めセンサ１１の発する信号に
より転写シートフィードローラ１０および転写フィルム
巻取フィードローラ１２の駆動が停止される。本発明に
おいては、後述する理由で位置決めセンサ１１は常に解
除しない状態で使用できるので転写シートフィードロー
ラ１０および転写フィルム巻取フィードローラ１２の停
止信号を発すると同時にこれ等のローラを停止位置にロ
ックし、転写シート８はこれ等ローラ１０，１２の間に
張り渡された状態で固定される。
ドスリット７の間に転写シート８に近接して位置決めセ
ンサ１１が設けられ、各成形サイクル毎に、下降する転
写シートに印刷された図柄の１つが、雌型１の凹所３の
所定位置に達したか否かが検出され、所定位置に達した
ことを検知したとき位置決めセンサ１１の発する信号に
より転写シートフィードローラ１０および転写フィルム
巻取フィードローラ１２の駆動が停止される。本発明に
おいては、後述する理由で位置決めセンサ１１は常に解
除しない状態で使用できるので転写シートフィードロー
ラ１０および転写フィルム巻取フィードローラ１２の停
止信号を発すると同時にこれ等のローラを停止位置にロ
ックし、転写シート８はこれ等ローラ１０，１２の間に
張り渡された状態で固定される。
【００１４】以上のように転写シート８が図柄の１つを
雌型凹部３内の所定位置に位置決めして固定された後、
雄型２が前進し雄型２の凸部４を雌型１の凹部３の中に
嵌入させて型締めが行われる。型締めされたとき雌型１
の凹部３と雄型２の凸部４の間には所定の成型品形状に
合致した金型キャビティが形成され、キャビティの背面
（雌型凹部３の底面）と両側面は賦型された転写シート
８で覆われた状態となる。又雄型２と雌型１の合せ面は
その間に転写シート８が挟まれる部分に転写シートの厚
みに相当する隙間を設けることが好ましい。こうして型
締め時転写シート８が雄型２と雌型１の間に強く挟まれ
ることによって起る損傷が防止される。
雌型凹部３内の所定位置に位置決めして固定された後、
雄型２が前進し雄型２の凸部４を雌型１の凹部３の中に
嵌入させて型締めが行われる。型締めされたとき雌型１
の凹部３と雄型２の凸部４の間には所定の成型品形状に
合致した金型キャビティが形成され、キャビティの背面
（雌型凹部３の底面）と両側面は賦型された転写シート
８で覆われた状態となる。又雄型２と雌型１の合せ面は
その間に転写シート８が挟まれる部分に転写シートの厚
みに相当する隙間を設けることが好ましい。こうして型
締め時転写シート８が雄型２と雌型１の間に強く挟まれ
ることによって起る損傷が防止される。
【００１５】型締め後、雄型に取付けた射出ノズル１４
よりキャビティ内に樹脂が射出される。射出された樹脂
はコの字形に賦型された転写シート８の内側に沿ってキ
ャビティ内に充満されキャビティの形状に成型される。
このとき転写シート８上の図柄は成型された樹脂の表面
に転写される。図柄は裏面を弱い接着剤で転写シートに
貼り付けており表面により強い接着剤が塗布されている
のでこのような転写が可能となる。次いで型開きを行う
と成型品は雌型１から離れると共に雄型２に設けた押出
しピン１５により雄型２より押出され金型から取り出さ
れる。次いで再び転写シートが動かされ上述の成型サイ
クルが繰返される。図４は前面および両側面に転写シー
トから転写された図柄５を有する成型品を示す。
よりキャビティ内に樹脂が射出される。射出された樹脂
はコの字形に賦型された転写シート８の内側に沿ってキ
ャビティ内に充満されキャビティの形状に成型される。
このとき転写シート８上の図柄は成型された樹脂の表面
に転写される。図柄は裏面を弱い接着剤で転写シートに
貼り付けており表面により強い接着剤が塗布されている
のでこのような転写が可能となる。次いで型開きを行う
と成型品は雌型１から離れると共に雄型２に設けた押出
しピン１５により雄型２より押出され金型から取り出さ
れる。次いで再び転写シートが動かされ上述の成型サイ
クルが繰返される。図４は前面および両側面に転写シー
トから転写された図柄５を有する成型品を示す。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、成型時金型内に置かれ
る転写シートは型締め前に予め金型形状に賦型されてか
ら金型内に導かれるので、型締め時および射出成型時に
転写シートを変形させることがないため転写シートに過
度の張力が加わって切断するということが起らない。又
型締め時および射出成型時に転写シートに過度の張力が
加わらないため位置決めセンサを常に解除しない状態で
使用して転写シートを位置ずれが起らないように固定す
ることが可能であり、又ガイドスリットが転写シートに
一定の張力を与えることができるので、転写ずれおよび
図柄の皺の発生がない転写精度の高い成型品を効率よく
作ることができる。
る転写シートは型締め前に予め金型形状に賦型されてか
ら金型内に導かれるので、型締め時および射出成型時に
転写シートを変形させることがないため転写シートに過
度の張力が加わって切断するということが起らない。又
型締め時および射出成型時に転写シートに過度の張力が
加わらないため位置決めセンサを常に解除しない状態で
使用して転写シートを位置ずれが起らないように固定す
ることが可能であり、又ガイドスリットが転写シートに
一定の張力を与えることができるので、転写ずれおよび
図柄の皺の発生がない転写精度の高い成型品を効率よく
作ることができる。
【図１】本発明の転写成型装置の一実施例の斜視図であ
る。
る。
【図２】図１の実施例の側断面図である。
【図３】本発明の転写シート賦型機構の一実施例である
ガイドスリットの各種の形状を示す平面図である。
ガイドスリットの各種の形状を示す平面図である。
【図４】図１および図２に示す転写成型装置により得ら
れた成型品の斜視図である。
れた成型品の斜視図である。
【図５】従来の転写成型装置の斜視図である。
１ 雌型 ２ 雄型 ３ 雌型凹部 ４ 雄型凸部 ５ 図柄 ６ ガイドブロック ７ ガイドスリット ８ 転写シート ９ 転写シートローラ １０ 転写シートフィードローラ １１ 位置決めセンサ １２ 転写フィルム巻取フィードローラ １３ 転写フィルムローラ １４ 射出ノズル １５ 押出しピン
Claims (3)
- 【請求項１】 一連の図柄を印刷された連続転写シート
を、各成形サイクル毎に型開きされた雄雌金型間に送り
込み該金型間の所定位置に停止させた後、型締めを行な
って樹脂を注入し、次いで型開きを行ない表面に図柄の
転写された成型品を取り出すように構成された転写成型
装置において、前記金型間に送られる転写シートを型締
め前に予め金型形状に賦型させる機構を備えたことを特
徴とする転写成型装置。 - 【請求項２】 前記転写シートを金型形状に賦型させる
機構は金型の少くとも転写シートの入口側に設けられ雌
型に形成される凹部の横断面形状にほぼ合致する形状の
ガイドスリットで構成されることを特徴とする請求項１
に記載の転写成型装置。 - 【請求項３】 前記雄型および雌型は型締め時において
両者の合せ面の前記転写シートが挟まれる部分に前記転
写シートの厚みに相当する隙間ができるように構成した
ことを特徴とする請求項１および２に記載の転写成型装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12610492A JPH05318526A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 転写成型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12610492A JPH05318526A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 転写成型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318526A true JPH05318526A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14926718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12610492A Pending JPH05318526A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 転写成型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05318526A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007129350A1 (en) * | 2006-05-10 | 2007-11-15 | M.C.S. Facchetti S.R.L. | Method and equipment for the formation of manufactured articles incorporating a net member |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP12610492A patent/JPH05318526A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007129350A1 (en) * | 2006-05-10 | 2007-11-15 | M.C.S. Facchetti S.R.L. | Method and equipment for the formation of manufactured articles incorporating a net member |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2991662B2 (ja) | 射出成形同時絵付装置及び方法 | |
| US4537739A (en) | Production of molded plastic articles with artwork thereon | |
| JP2954535B2 (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
| US6220849B1 (en) | Sheet-decorating injection molding machine | |
| JPS62227613A (ja) | 両面転写成形品の製造法及び金型機構 | |
| JPH05318526A (ja) | 転写成型装置 | |
| US9050745B2 (en) | In-mold decoration molding method and in-mold decoration molding machine | |
| JP2694917B2 (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
| JP3680872B2 (ja) | インモールド成形転写用金型並びに把手付容器の製造方法 | |
| JPH0591824U (ja) | 転写成形用射出成形金型 | |
| JPH08267502A (ja) | 両面絵付成形品の製造方法及び装置 | |
| JPS63297011A (ja) | 同時転写成形方法及び装置 | |
| JP3748670B2 (ja) | 立体絵柄を有する樹脂成形品及びその製造方法 | |
| JPH03236920A (ja) | 加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置 | |
| JP2793245B2 (ja) | 樹脂製成形品の成形方法 | |
| JPS59164147A (ja) | 転写成形装置 | |
| JPH0577271A (ja) | インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法 | |
| JPS56109718A (en) | Molding of product in continuous length having decorative pattern on group of recessed and protruded parts on surface thereof | |
| JPH07178767A (ja) | 絵付用射出成形方法およびその装置 | |
| JPS613718A (ja) | 転写成形装置の金型 | |
| JPH01247125A (ja) | 加飾成形装置 | |
| JP4765225B2 (ja) | インモールド転写成形方法、およびそれに使用する成形型 | |
| JPS609720A (ja) | 転写成形における転写用フイルムはぎ取り方法 | |
| JPS6337218Y2 (ja) | ||
| JP3315835B2 (ja) | 射出成形方法及び装置 |