JPH0577271A - インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法 - Google Patents
インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法Info
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- JPH0577271A JPH0577271A JP8426191A JP8426191A JPH0577271A JP H0577271 A JPH0577271 A JP H0577271A JP 8426191 A JP8426191 A JP 8426191A JP 8426191 A JP8426191 A JP 8426191A JP H0577271 A JPH0577271 A JP H0577271A
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- JP
- Japan
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- injection
- mold
- painting
- sheet
- cavity
- Prior art date
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/1418—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
- B29C45/14262—Clamping or tensioning means for the insert
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出同時絵付装置において、シワ、破れがな
く、絵付シートをキャビティの内壁に密着させる。 【構成】 雌型にその全幅に亘ってキャビティに対応す
る形状の凹み面を形成し、この雌型に凹み面の両端を閉
塞する凸部を有する雄型を重ね合わせてインモールド射
出成形する。
く、絵付シートをキャビティの内壁に密着させる。 【構成】 雌型にその全幅に亘ってキャビティに対応す
る形状の凹み面を形成し、この雌型に凹み面の両端を閉
塞する凸部を有する雄型を重ね合わせてインモールド射
出成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絵柄を有する連続絵付
シートをキャビティの内壁に射出圧によって押付け射出
と同時に絵付をするためのインモールド射出同時絵付装
置に関する。
シートをキャビティの内壁に射出圧によって押付け射出
と同時に絵付をするためのインモールド射出同時絵付装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、インモールド射出同時絵付装置
は、図１４に示すように可動の雌型１００と、この雌型
１００に対して固定された雄型１０１とを有し、この両
金型１００，１０１の間を絵柄が所定ピッチで形成され
た連続絵付シートＳが供給ロール１０２と巻取ロール１
０３間を走行するようになっており、前記供給ロール１
０２の近傍にはピンチローラー１０４が設けられ、この
ピンチローラー１０４の下方には前記雌型１００のキャ
ビティの所定位置に絵付シートＳを位置決めするための
センサー１０５が設けられている。
は、図１４に示すように可動の雌型１００と、この雌型
１００に対して固定された雄型１０１とを有し、この両
金型１００，１０１の間を絵柄が所定ピッチで形成され
た連続絵付シートＳが供給ロール１０２と巻取ロール１
０３間を走行するようになっており、前記供給ロール１
０２の近傍にはピンチローラー１０４が設けられ、この
ピンチローラー１０４の下方には前記雌型１００のキャ
ビティの所定位置に絵付シートＳを位置決めするための
センサー１０５が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなインモール
ド射出同時絵付装置においては図１５に示すような蒲鉾
型の製品１０６が形成され、製品１０６の曲面をなす絵
付面には絵柄Ｐが形成される。このような成形品１０６
を形成するためには第１６図に示すように雌型１００に
はキャビティ１０８が形成され、このキャビティ１０８
の内壁には第１７図に示すように前記雌型１００に雄型
１０１を重ね合わせて射出したときの射出圧によって前
記連続絵付シートＳを押付けられるが、この際に前記キ
ャビティ１０８の偶部にシワＷが形成されたり、時とし
てその部分に破れが生じたりする。
ド射出同時絵付装置においては図１５に示すような蒲鉾
型の製品１０６が形成され、製品１０６の曲面をなす絵
付面には絵柄Ｐが形成される。このような成形品１０６
を形成するためには第１６図に示すように雌型１００に
はキャビティ１０８が形成され、このキャビティ１０８
の内壁には第１７図に示すように前記雌型１００に雄型
１０１を重ね合わせて射出したときの射出圧によって前
記連続絵付シートＳを押付けられるが、この際に前記キ
ャビティ１０８の偶部にシワＷが形成されたり、時とし
てその部分に破れが生じたりする。
【０００４】特にキャビティ１０８が深かったりする
と、前記連続絵付シートを射出圧によって３次元形状に
著るしく延伸させるのでシワ、破れが生じやすい。本発
明は、係る点に鑑み、キャビティの内壁に連続絵付シー
トが射出成形図にスムーズに押付けられ、シワ、破れ等
が生じることがなく、しかも正確な絵付模様が形成され
た成形品を得ることができるようなインモールド射出同
時絵付装置を提供することを目的とする。
と、前記連続絵付シートを射出圧によって３次元形状に
著るしく延伸させるのでシワ、破れが生じやすい。本発
明は、係る点に鑑み、キャビティの内壁に連続絵付シー
トが射出成形図にスムーズに押付けられ、シワ、破れ等
が生じることがなく、しかも正確な絵付模様が形成され
た成形品を得ることができるようなインモールド射出同
時絵付装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、絵柄を有する
連続絵付シートをキャビティの内壁に沿わせつつ射出成
形して一方向には直線であり、これに直交する方向は直
線か又は曲線をなす絵付面を有する絵付成形品を製造す
るための射出同時絵付装置において、前記射出同時絵付
装置は、前記絵付シートの走行方向又はこれと直交する
方向の全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面を
有する凹部を備えた雌型と、この雌型に対応して配置さ
れ、雌型凹部の両端部を閉塞する凸部とこの両凸部間に
形成され、前記雌型の凹み面と協働してキャビティを形
成するためのコア部とを備えた雄型からなる金型を有す
るように構成した。
連続絵付シートをキャビティの内壁に沿わせつつ射出成
形して一方向には直線であり、これに直交する方向は直
線か又は曲線をなす絵付面を有する絵付成形品を製造す
るための射出同時絵付装置において、前記射出同時絵付
装置は、前記絵付シートの走行方向又はこれと直交する
方向の全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面を
有する凹部を備えた雌型と、この雌型に対応して配置さ
れ、雌型凹部の両端部を閉塞する凸部とこの両凸部間に
形成され、前記雌型の凹み面と協働してキャビティを形
成するためのコア部とを備えた雄型からなる金型を有す
るように構成した。
【０００６】更に本発明は、絵柄を有する連続絵付シー
トをキャビティの内壁に沿わせつつ射出成形して位置方
向には直線であり、これに直交する方向は直線か又は曲
線をなす絵付面を有する絵付成形品を製造するための射
出同時絵付方法において、前記キャビティを形成する雌
型の全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面を形
成し、前記雌型に対応する雄型に前記雌型凹み面の両端
部を閉塞する凸部と、この両凸部間に前記雌型の凹み面
と協働してキャビティを形成するコア部とを設け、前記
雄型と雌型とを組み合せて射出成形するように構成し
た。
トをキャビティの内壁に沿わせつつ射出成形して位置方
向には直線であり、これに直交する方向は直線か又は曲
線をなす絵付面を有する絵付成形品を製造するための射
出同時絵付方法において、前記キャビティを形成する雌
型の全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面を形
成し、前記雌型に対応する雄型に前記雌型凹み面の両端
部を閉塞する凸部と、この両凸部間に前記雌型の凹み面
と協働してキャビティを形成するコア部とを設け、前記
雄型と雌型とを組み合せて射出成形するように構成し
た。
【０００７】
【作用】射出成形時に、樹脂の射出圧によって、第一方
向には直線であり、これと直交する第２方向には直線又
は曲線をなす形状の前記雌型の凹み面に沿って第２方向
にのみ変形する。このように一方向のみに変形された状
態で前記連続絵付シートは凹み面に押付けられ、この時
雄型の前記連続絵付シートの走行方向両端部が前記凸部
によって閉塞され、射出樹脂は外部に洩れない。
向には直線であり、これと直交する第２方向には直線又
は曲線をなす形状の前記雌型の凹み面に沿って第２方向
にのみ変形する。このように一方向のみに変形された状
態で前記連続絵付シートは凹み面に押付けられ、この時
雄型の前記連続絵付シートの走行方向両端部が前記凸部
によって閉塞され、射出樹脂は外部に洩れない。
【０００８】このように射出時に前記連続絵付シートは
第２方向（又は第２軸方向）のみに変形し第１方向（又
は第１軸方向）の変形部分が生じることがないので絵付
シートのシワあるいは破れが生じることがない。
第２方向（又は第２軸方向）のみに変形し第１方向（又
は第１軸方向）の変形部分が生じることがないので絵付
シートのシワあるいは破れが生じることがない。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図１において、本発明のインモールド射
出同時絵付装置Ｍは、可動な雌型１と、この雌型１に対
して固定されている雄型２を有している。前記両金型
１，２間には上下方向に絵柄が形成された連続絵付シー
トＳが走行可能に設けられている。前記絵付シートＳは
その上部に設けられたシートロール３から供給され、こ
のシートロール３から供給された絵付シートＳは装置の
下部に設けられた巻取ロール４によって巻取られる。前
記シートロール３の水平方向に離間した位置にはニップ
ロール５が設けられ、このニップロール５の下方には前
記絵付シートＳをキャビティに対して所定位置に位置決
めするためのセンサ６，６が設けられている。このセン
サ６の下方にはガイドバー７が設けられ、このガイドバ
ー７の中央部分には湾曲したガイド部７ａが設けられて
いる。このガイドバー７は前記走行する絵付シートＳを
雌型１の内側方向にガイド部７ａに沿って凹ませる。前
記巻取ロール４の上方にはニップロール９が設けられて
いる。前記雌型１の中央部分には前記絵付シートＳの走
行方向と該成形金型第１方向とを一致させ、且つ走行方
向全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面１２が
形成されている。また前記雌型１の内側上下にはバー溝
１０，１０が形成され、このバー溝１０に前記ガイドバ
ー７に類似の形状をしたクランプバー８，８が係合及び
離脱できるよう設置されるようになっている。なお、バ
ー溝１０はキャビティ側のみコア側のみあるいは両方に
あれば良い。
いて説明する。図１において、本発明のインモールド射
出同時絵付装置Ｍは、可動な雌型１と、この雌型１に対
して固定されている雄型２を有している。前記両金型
１，２間には上下方向に絵柄が形成された連続絵付シー
トＳが走行可能に設けられている。前記絵付シートＳは
その上部に設けられたシートロール３から供給され、こ
のシートロール３から供給された絵付シートＳは装置の
下部に設けられた巻取ロール４によって巻取られる。前
記シートロール３の水平方向に離間した位置にはニップ
ロール５が設けられ、このニップロール５の下方には前
記絵付シートＳをキャビティに対して所定位置に位置決
めするためのセンサ６，６が設けられている。このセン
サ６の下方にはガイドバー７が設けられ、このガイドバ
ー７の中央部分には湾曲したガイド部７ａが設けられて
いる。このガイドバー７は前記走行する絵付シートＳを
雌型１の内側方向にガイド部７ａに沿って凹ませる。前
記巻取ロール４の上方にはニップロール９が設けられて
いる。前記雌型１の中央部分には前記絵付シートＳの走
行方向と該成形金型第１方向とを一致させ、且つ走行方
向全長に亘って成形品の絵付面に対応する凹み面１２が
形成されている。また前記雌型１の内側上下にはバー溝
１０，１０が形成され、このバー溝１０に前記ガイドバ
ー７に類似の形状をしたクランプバー８，８が係合及び
離脱できるよう設置されるようになっている。なお、バ
ー溝１０はキャビティ側のみコア側のみあるいは両方に
あれば良い。
【００１０】このクランプバー８はその中央部分に前記
ガイドバー７のガイド部７ａによって予め２次元形状に
ガイドされた絵付シートＳを雌型１の凹み面１２にクラ
ンプするためのクランプ部８ａを有している。なお、ク
ランプ部８ａの曲率はガイドバー７のガイド７ａよりも
小さくなっており、ガイドバー７ａはスムースに絵付シ
ートＳを凹み面１２にガイドするようになっている。ク
ランプバー８は、バー溝１０に係合していない時に、バ
ー溝の正面に待機していても良いし、該雌・雄型間から
離れた場所に退避していても良い。なお、前記雌型１の
側部には真空管１１が設けられ、この真空管１１の図示
しない先端には真空源が接続され、雌型１に雄型２が係
合したときにキャビティＣを真空状態にする。前記雄型
２は図２に示すように、前記雌型１の凹み面１２の上下
を閉塞するように凹み面１２の形状に対応した凸部２
０，２０が設けられ、この凸部２０，２０間にコア部２
２が形成され、このコア部２２と前記雌型１の凹み面と
でキャビティＣが形成される。前記雄型２には前記両金
型１，２を重ね合わさせたときに前記クランプバー８を
収納するためのバー溝２１，２１が形成されている。な
お、金型の第１方向は、絵付シートの走行方向と直交さ
せることも可能である（図示せず）。
ガイドバー７のガイド部７ａによって予め２次元形状に
ガイドされた絵付シートＳを雌型１の凹み面１２にクラ
ンプするためのクランプ部８ａを有している。なお、ク
ランプ部８ａの曲率はガイドバー７のガイド７ａよりも
小さくなっており、ガイドバー７ａはスムースに絵付シ
ートＳを凹み面１２にガイドするようになっている。ク
ランプバー８は、バー溝１０に係合していない時に、バ
ー溝の正面に待機していても良いし、該雌・雄型間から
離れた場所に退避していても良い。なお、前記雌型１の
側部には真空管１１が設けられ、この真空管１１の図示
しない先端には真空源が接続され、雌型１に雄型２が係
合したときにキャビティＣを真空状態にする。前記雄型
２は図２に示すように、前記雌型１の凹み面１２の上下
を閉塞するように凹み面１２の形状に対応した凸部２
０，２０が設けられ、この凸部２０，２０間にコア部２
２が形成され、このコア部２２と前記雌型１の凹み面と
でキャビティＣが形成される。前記雄型２には前記両金
型１，２を重ね合わさせたときに前記クランプバー８を
収納するためのバー溝２１，２１が形成されている。な
お、金型の第１方向は、絵付シートの走行方向と直交さ
せることも可能である（図示せず）。
【００１１】前記連続絵付シートＳは、例えば図６に示
すような層構造を有している。即ち、２軸延伸したＰＥ
Ｔからなる基体シート９０の下面に界面活性剤からなる
帯電防止層９１を形成するとともに、前記基体シート９
０の上面にアクリルメラミン系の離型層９２を付着せし
める。この離型層９２の上面に絵柄の保護層をなす剥離
層９５を形成し、この剥離層９５の上面に絵柄Ｐが形成
され、この絵柄Ｐは接着剤層９４によって覆われてい
る。
すような層構造を有している。即ち、２軸延伸したＰＥ
Ｔからなる基体シート９０の下面に界面活性剤からなる
帯電防止層９１を形成するとともに、前記基体シート９
０の上面にアクリルメラミン系の離型層９２を付着せし
める。この離型層９２の上面に絵柄の保護層をなす剥離
層９５を形成し、この剥離層９５の上面に絵柄Ｐが形成
され、この絵柄Ｐは接着剤層９４によって覆われてい
る。
【００１２】このように連続絵付シートとしては上述の
転写用シートのほかに従来の貼合せ積層シートも使用す
ることが可能である。係る構造を有するインモールド射
出同時絵付装置は図３に示すような蒲鉾形状の成形品３
０あるいは第４図に示すような両側に湾曲部を有するよ
うな湾曲板４０のような形状を形成するのに便利であ
る。即ち、図３及び図４に示すような形状の曲面は、第
一方向即ちＸ方向には直線であるがこれと直交する第２
方向即ちＹ方向には曲線をなす絵付面３０ａあるいは４
０ａを有している。所謂、円柱、放物線柱、双曲線柱等
の柱面はその代表的なものである。係る装置によって成
形される成形品は湾曲面を有するのみならず例えば直方
体のような直線的平面のみの結合からなる成形品であっ
てもよい。
転写用シートのほかに従来の貼合せ積層シートも使用す
ることが可能である。係る構造を有するインモールド射
出同時絵付装置は図３に示すような蒲鉾形状の成形品３
０あるいは第４図に示すような両側に湾曲部を有するよ
うな湾曲板４０のような形状を形成するのに便利であ
る。即ち、図３及び図４に示すような形状の曲面は、第
一方向即ちＸ方向には直線であるがこれと直交する第２
方向即ちＹ方向には曲線をなす絵付面３０ａあるいは４
０ａを有している。所謂、円柱、放物線柱、双曲線柱等
の柱面はその代表的なものである。係る装置によって成
形される成形品は湾曲面を有するのみならず例えば直方
体のような直線的平面のみの結合からなる成形品であっ
てもよい。
【００１３】前記雄型２の側面には図５に示すようにラ
ンナ５０が設けられ、このランナ５０には横方向に伸び
る湯管５２が接続され、この湯管５２の両側には湯溜部
５１が設けられ、湯溜部５１は湯道５３に接続され、こ
の湯道５３は雄型１内において図において上方に屈曲し
キャビティＣの端面において互いに離間したゲート５
４，５４が形成されている。図５に示すキャビティＣの
形状は図４に示した成形品４０に対応したものである
が、射出樹脂はゲート５４，５４からキャビティＣの一
端から他端に向って順次層流を形成しつつ充填されるよ
うになっている。
ンナ５０が設けられ、このランナ５０には横方向に伸び
る湯管５２が接続され、この湯管５２の両側には湯溜部
５１が設けられ、湯溜部５１は湯道５３に接続され、こ
の湯道５３は雄型１内において図において上方に屈曲し
キャビティＣの端面において互いに離間したゲート５
４，５４が形成されている。図５に示すキャビティＣの
形状は図４に示した成形品４０に対応したものである
が、射出樹脂はゲート５４，５４からキャビティＣの一
端から他端に向って順次層流を形成しつつ充填されるよ
うになっている。
【００１４】このように射出樹脂をキャビティＣの一端
面から他端面に向って順次流しこむ方法としては図７お
よび図８に示すように、キャビティ６０の一端部にリブ
部６１を形成し、このリブ部６１の側面にピンゲート６
２，６２，６２を設けるようにしてもよい。このように
リブ部６１を設ければゲート６２からの射出樹脂がリブ
部６１内に一端貯溜し、その後キャビティ６０内に流れ
こむので、流れる樹脂が層流をなし、しかも流れる樹脂
が順次他端面に向って絵付シートを押付けながら流れて
いくので、絵付シートＳとキャビティの内壁間にガスが
残ることがなくガスが完全にキャビティから排出される
というガスベント効果を有する。しかも樹脂の流れが層
流なので絵付シートにシワが生ずることなくまた前記リ
ブ部６１内では、高い射出圧で流入した熔融樹脂の圧力
が下がり圧の下がった熔融樹脂が絵付シートの絵柄部分
に接するのでインク流れが起こらない。
面から他端面に向って順次流しこむ方法としては図７お
よび図８に示すように、キャビティ６０の一端部にリブ
部６１を形成し、このリブ部６１の側面にピンゲート６
２，６２，６２を設けるようにしてもよい。このように
リブ部６１を設ければゲート６２からの射出樹脂がリブ
部６１内に一端貯溜し、その後キャビティ６０内に流れ
こむので、流れる樹脂が層流をなし、しかも流れる樹脂
が順次他端面に向って絵付シートを押付けながら流れて
いくので、絵付シートＳとキャビティの内壁間にガスが
残ることがなくガスが完全にキャビティから排出される
というガスベント効果を有する。しかも樹脂の流れが層
流なので絵付シートにシワが生ずることなくまた前記リ
ブ部６１内では、高い射出圧で流入した熔融樹脂の圧力
が下がり圧の下がった熔融樹脂が絵付シートの絵柄部分
に接するのでインク流れが起こらない。
【００１５】なおゲートとしては図９および図１０に示
すように構成してもよい。即ちキャビティ７２にはリブ
部７１が形成され、このリブ部７１に射出樹脂を帯状に
流しこむための接続部７４が形成され、この接続部７４
はキャビティ７０の全幅に亘って伸びる横方向湯管７３
に接続され、この横方向湯管７３の中央からランナ３２
が伸びている。
すように構成してもよい。即ちキャビティ７２にはリブ
部７１が形成され、このリブ部７１に射出樹脂を帯状に
流しこむための接続部７４が形成され、この接続部７４
はキャビティ７０の全幅に亘って伸びる横方向湯管７３
に接続され、この横方向湯管７３の中央からランナ３２
が伸びている。
【００１６】また、図１３に示すような形状の成形品８
５を得るような場合には、キャビティ８０のフランジ部
８１の下面にピンゲート８２，８２…８２を設けるよう
にしてもよい、このようにしても層流状に射出樹脂がキ
ャビティ８０の一端面から他端面に向って流れる。次に
本発明のインモールド射出同時絵付装置の操作について
説明する。
５を得るような場合には、キャビティ８０のフランジ部
８１の下面にピンゲート８２，８２…８２を設けるよう
にしてもよい、このようにしても層流状に射出樹脂がキ
ャビティ８０の一端面から他端面に向って流れる。次に
本発明のインモールド射出同時絵付装置の操作について
説明する。
【００１７】図１において、前記ニップロール９を回転
させ、前記シートロール３からワンピッチだけ絵付シー
トを供給し、所定の絵柄が前記キャビティＣの正面に位
置したときにそれを前記センサ６が絵付シート上の位置
決めマークを検出をしてニップロール９を停止せしめ
る。又図示していないが、該絵付シートＳを幅方向へも
位置決めする場合は、幅方向位置決めマークを幅方向セ
ンサーで検出し、シートロール３、巻取ロール４等を左
右に移動させればよい。これによって所定の絵柄が前記
ＣのキャビティＣに対応する位置に停止する。前記連続
絵付シートＳが下方に走行する際には前記ガイドバー７
のガイド部７ａによって予め絵付シートＳが前記雌型１
の凹み面１２に沿うように２次元形状に変形され、次い
で前記クランプバー８が水平方向に移動してその両側が
前記雌型１の両側に形成されたバー溝１０内に挿入され
る。このときには前記クランプ部８ａは雌型１の凹み面
１２に予め前記ガイドバー７によってガイドされて凹ん
だ絵付シートＳがしっかりと凹み面１２に押付けられ
る。この状態で前記雌型１およびシートロール３および
巻取ロール４等からなるユニットが固定側の雄型２の方
向に移動して雄型２と雌型１とを重ね合わせる。このと
き雄型２は前記クランプバーに対応する位置にバー溝２
１が形成されているのでクランプバー８の存在によって
両金型１，２の接合が妨害されることはない。次いで、
前記真空管１１を介して真空源が動作をしキャビティＣ
が真空引きされ、これによって前記絵付シートＣは完全
に凹み面１２に付着する。この状態で、キャビティＣの
一端面から射出樹脂がキャビティＣの他端面に向って供
給される。このように供給される熔融樹脂はキャビティ
Ｃ内で層流をなすので前記凹み面１２に付着された絵付
シートＳにシワが生じないばかりでなくゲート跡も残ら
ずガスベント効果も有効となる。
させ、前記シートロール３からワンピッチだけ絵付シー
トを供給し、所定の絵柄が前記キャビティＣの正面に位
置したときにそれを前記センサ６が絵付シート上の位置
決めマークを検出をしてニップロール９を停止せしめ
る。又図示していないが、該絵付シートＳを幅方向へも
位置決めする場合は、幅方向位置決めマークを幅方向セ
ンサーで検出し、シートロール３、巻取ロール４等を左
右に移動させればよい。これによって所定の絵柄が前記
ＣのキャビティＣに対応する位置に停止する。前記連続
絵付シートＳが下方に走行する際には前記ガイドバー７
のガイド部７ａによって予め絵付シートＳが前記雌型１
の凹み面１２に沿うように２次元形状に変形され、次い
で前記クランプバー８が水平方向に移動してその両側が
前記雌型１の両側に形成されたバー溝１０内に挿入され
る。このときには前記クランプ部８ａは雌型１の凹み面
１２に予め前記ガイドバー７によってガイドされて凹ん
だ絵付シートＳがしっかりと凹み面１２に押付けられ
る。この状態で前記雌型１およびシートロール３および
巻取ロール４等からなるユニットが固定側の雄型２の方
向に移動して雄型２と雌型１とを重ね合わせる。このと
き雄型２は前記クランプバーに対応する位置にバー溝２
１が形成されているのでクランプバー８の存在によって
両金型１，２の接合が妨害されることはない。次いで、
前記真空管１１を介して真空源が動作をしキャビティＣ
が真空引きされ、これによって前記絵付シートＣは完全
に凹み面１２に付着する。この状態で、キャビティＣの
一端面から射出樹脂がキャビティＣの他端面に向って供
給される。このように供給される熔融樹脂はキャビティ
Ｃ内で層流をなすので前記凹み面１２に付着された絵付
シートＳにシワが生じないばかりでなくゲート跡も残ら
ずガスベント効果も有効となる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
連続絵付シート雄型と雌型とで形成されるキャビティの
内壁にシワ、破れを生ずることなくスムーズに付着で
き、正確な絵付がなされた絵付面を有する成形品が得ら
れるという効果を奏する。
連続絵付シート雄型と雌型とで形成されるキャビティの
内壁にシワ、破れを生ずることなくスムーズに付着で
き、正確な絵付がなされた絵付面を有する成形品が得ら
れるという効果を奏する。
【図１】本発明のインモールド射出同時絵付装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図２】雄型の斜視図である。
【図３】本発明のインモールド射出同時絵付装置によっ
て成形される成形品の斜視図である。
て成形される成形品の斜視図である。
【図４】本発明のインモールド射出同時絵付装置によっ
て形成される成形品の他の実施例を示す斜視図である。
て形成される成形品の他の実施例を示す斜視図である。
【図５】雄型の側面の斜視図である。
【図６】転写絵付シートの断面図である。
【図７】射出樹脂をキャビティ内に供給するゲート部分
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図８】図７に示したゲート部分の側面図である。
【図９】ゲート部分の他の実施例を示す平面図である。
【図１０】図９に示したゲート部分の側面図である。
【図１１】ゲート部分の更に他の実施例を示す平面図で
ある。
ある。
【図１２】図１１に示したゲート部分の側面図である。
【図１３】図１１及び図１２のキャビティ内で形成され
る成形品の斜視図である。
る成形品の斜視図である。
【図１４】従来のインモール射出同時絵付装置の構成図
である。
である。
【図１５】成形品の斜視図である。
【図１６】従来の雌型の斜視図である。
【図１７】絵付シートの雌型のキャビティ内へ押付けら
れるときの状態説明図である。
れるときの状態説明図である。
１…雌型 ２…雄型 Ｓ…絵付シート ６…センサ ７…ガイドバー ８…クランプバー １２…凹み面 ２０…凸部 ２２…コア部 ５４…ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｃ 51/38 7421−4Ｆ // Ｂ２９Ｌ 9:00 4Ｆ
Claims (6)
- 【請求項１】 絵柄を有する連続絵付シートをキャビテ
ィの内壁に沿わせつつ射出成形して一方向には直線であ
り、これに直交する方向は直線か又は曲線をなす絵付面
を有する絵付成形品を製造するための射出同時絵付装置
において、前記射出同時絵付装置は、前記絵付シートの
走行方向又はこれと直交する方向の全長に亘って成形品
の絵付面に対応する凹み面を有する凹部を備えた雌型
と、この雌型に対応して配置され、雌型凹部の両端部を
閉塞する凸部とこの両凸部間に形成され、前記雌型の凹
み面と協働してキャビティを形成するためのコア部とを
備えた雄型からなる金型を有することを特徴とするイン
モールド射出同時絵付装置。 - 【請求項２】 前記射出同時絵付装置は絵付きシートを
雌型の凹み面に予め押付け位置決めするためのクランプ
部材を有することを特徴とする請求項１記載のインモー
ルド射出同時絵付装置。 - 【請求項３】 前記キャビティの一端部にゲートを設
け、キャビティの一端部から他端部に射出樹脂を流すよ
うにしたことを特徴とする請求項１記載のインモールド
射出同時絵付装置。 - 【請求項４】 前記雌型に吸気孔を設け、絵付シートを
雌型上へ真空成形後、射出成形を行うことを特徴とする
請求項１乃至３のいずれかに記載のインモールド射出同
時絵付装置。 - 【請求項５】 絵柄を有する連続絵付シートをキャビテ
ィの内壁に沿わせつつ射出成形して一方向には直線であ
り、これに直交する方向は直線か又は曲線をなす絵付面
を有する絵付成形品を製造するための射出同時絵付方法
において、前記キャビティを形成する雌型の全長に亘っ
て成形品の絵付面に対応する凹み面を形成し、前記雌型
に対応する雄型に前記雌型凹み面の両端部を閉塞する凸
部と、この両凸部間に前記雌型の凹み面と協働してキャ
ビティを形成するコア部とを設け、前記雄型と雌型とを
組み合せて射出成形することを特徴とする射出同時絵付
方法。 - 【請求項６】 前記雌型に吸気孔を設け、絵付シートを
雌型上へ真空成形後、射出成形を行うことを特徴とする
請求項５記載の射出同時絵付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8426191A JPH0577271A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8426191A JPH0577271A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577271A true JPH0577271A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13825514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8426191A Pending JPH0577271A (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | インモールド射出同時絵付装置及び射出同時絵付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0577271A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996003268A1 (fr) * | 1994-07-28 | 1996-02-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procede de decoration par feuille dans un moulage par injection et appareil afferent |
| JPH08229977A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | 樹脂成形品の製造方法及び製造装置 |
| JPH09225959A (ja) * | 1996-02-21 | 1997-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | インモールド成形転写用金型並びに把手付容器の製造方法及び把手付容器 |
| JP2008068633A (ja) * | 2007-12-06 | 2008-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 射出成形型 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP8426191A patent/JPH0577271A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996003268A1 (fr) * | 1994-07-28 | 1996-02-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procede de decoration par feuille dans un moulage par injection et appareil afferent |
| US6071456A (en) * | 1994-07-28 | 2000-06-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Process for effecting injection-molded-in decoration |
| JPH08229977A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | 樹脂成形品の製造方法及び製造装置 |
| JPH09225959A (ja) * | 1996-02-21 | 1997-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | インモールド成形転写用金型並びに把手付容器の製造方法及び把手付容器 |
| JP2008068633A (ja) * | 2007-12-06 | 2008-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 射出成形型 |
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