JPS63297011A

JPS63297011A - 同時転写成形方法及び装置

Info

Publication number: JPS63297011A
Application number: JP13422687A
Authority: JP
Inventors: Tadahiro Kojima; 小島　忠祐; Kuniharu Iwasaki; 岩崎　国治
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1987-05-29
Publication date: 1988-12-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、同時転写成形方法及び装置において、特に金
型内成形部の両端に、前後動または上下動可能なロール
式可動クランプを装着し、成形と同時に転写用フィルム
上の図柄の転写を行う際・該フィルム自体にテンシラン
を加え定位置に正確ニ、転写用フィルムを固定できるよ
うにした同時転写成形方法及び装置に関するものである
。

［従来の技術及びその問題点］従来のプラスチック成形用金型における固定型と可動型
との間に転写フィルムを挟在させ、射出成形と同時に該
フィルム上の図柄を成形品に転写するようにした同時転
写成形装置においては、上記固定型又は、可動型のいず
れか一方に両型の間を通過させて、転写フィルムを移送
するフィルム送り装置が、設けられ、該装置によって、
各成形作業の型閉め前に転写フィルムを１ピツチずつ移
送するようになっているが、その場合、該装置は、送り
出し部分のロールと巻取部分の引張ロール及び、ダンサ
−ロールにて、テンションが、加えられ、その間に金型
を配し、図柄の定位置を決めているので、成形品への図
柄の転写位置に誤差及び、しわ等が、生じることとなる
。そこで、金型内成形部の上、又は、下、或いは、その
両方にクランプを設定し、射出成形機の油圧、機械的摺
動機能、又は、エアを用いたエジェクト機構により、固
定及び、開放するのであるが、従来の固定用クランプに
あっては、金属板状、或いは、棒状等のガイドを用いる
ために、転写フィルムが、金型面に接触し、転写面を傷
つけたり、成形前に、インキ面を剥離させたり、また、
該フィルムを巻き込むことにより所定位置に精度良く位
置決めされない嫌いがあった。

その精度には、同時転写成形装置が、転写フィルムの位
置決めを実行後なので、著しく、落ちることが、確実と
なっていた。

［発明の目的］本発明は、同時転写成形における転写フィルムの位置決
め及び、しわ等に関する上記のような実情に対処するも
ので、転写フィルムにテンションを加え、しかも、高精
度に位置決めすることを目的とする。

［発明の構成］本発明は、金型内成形部の両端に上下で一組みになって
おり、少なくとも一方が前後動または上下動可能な、ロ
ール式の可動クランプを設定することによって、転写フ
ィルムの図柄をより正確に固定し、上記目的を達成する
。すなわち、上、又は、下、或いは、上下共のロール式
可動クランプ、また、同時転写成形装置の送給ロールや
巻取ロール、ダンサ−ロール等を組合わせて駆動させる
ことによって、適度なテンションを加え、より正確に位
置決めを実行でき、よりしっかりと固定することを、特
徴としている。

［作用〕成形部の両端、送給側と巻き取り側に上下で一組みであ
り、少なくとも一方が前後動または上下動可能かつロー
ル式のクランプにしたことによりフィルムの挟持開放が
容易であり、またフィルムを挟み込んで、ロールを回転
させればフィルムを引っ張ることができ、巻き取り側の
ロール式クランプをフィルムを挟持したまま静止固定さ
せ送給側のロール式クランプを逆回転させるか、送給側
のロール式クランプをフィルムを挟持したまま静止固定
させ巻き取り側のロール式クランプを正方向に回転させ
れば、フィルムにテンションをかけることが容易にでき
る。

［実施例１以下、本発明の実施例を、添付図面の第１．２図に基づ
いて、説明する。

第１図に、本発明方法を実施するために、使用される金
型と転写成形装置を示す。

フレーム１１上に、固定された固定盤１２に取り付けら
れたタイバー１３によって、可動盤１４が、案内されて
いる。固定盤１２には固定型１５が、取り付けられてい
る。固定型１５は、そのパーティング面側に１つの凸部
１５’　を有している。この固定型１５には、射出ノズ
ル１６から溶融樹脂が射出可能である。

可動盤１４には、可動型２０が取り付けられている。

可動型２０は、固定型１５の凸部１５′　に対応した１
つの凹部２０゛　　を有している。

固定型１５及び、可動型２０を型閉めした時に、図示し
ていないガイドビン及び、ブツシュによって、互いに案
内される。可動盤１４に対してフィルム位置決め装置の
フレーム３０が、水平方向に移動できるように取り付け
られている。すなわち、フレーム３０は、可動盤１４に
取り付けられた案内レール３１に対して、ガイドによっ
て案内されている。フレーム３０は、幅方向移行装置４
１によって水平方向に移動させることができる。フレー
ム３０には、図示していない送給側巻き取りコイルを支
持するローラ、該コイルから、巻き出された転写用フィ
ルム５１を案内する送給ロール５２．５３．及び引張ロ
ール５５及び、巻き取りコイル５６は、図示していない
長手方向移動装置によって駆動される。フレーム３０に
は、更にガイドロール５７．６３，６４．及びガイドバ
ー６２が設けられており、これらによって転写用フィル
ム５１をより安定させるようにしである。引張ロール５
４．５５の手前には、ダンサ−ロール６５が設けられて
おり、これによって転写用フィルム５１に一定の張力を
与えるようにしである。ダンサ−ロール６５は、フレー
ム３０に取り付けられたガイド８２の溝に沿って、斜方
上下動することができる。第２図は、金型の固定型１５
（射出側）より、転写用フィルム５１を介して、金型の
可動型２０を見た図である。第２図において、可動型２
０の内に固定しである長手方向センサー９２は、転写用
フィルム５１に印刷されている長手方向マーク５８を検
出して、長手方向駆動装置を停止させ、転写用フィルム
５１の長手方向の位置決めを行う。また、幅方向センサ
ー９３は、転写用フィルム５１に印刷されている幅方向
マーク５９を検出し、幅方向駆動装置を停止させ、転写
用フィルム５１の幅方向の位置決めを行なう。

他に、センサ一部９２．９３を金型内に納めるのみなら
ず、例えば、長手方向センサ９２°　のように金型上部
に設けても良い。

以上の原理に基づき、転写用フィルム５１上の図柄９４
は、金型内成形部の所定の位置に位置決めされる。この
転写成形装置により次のようにして金型内に転写用フィ
ルム５１が固定され、転写成形が行なわれる。まず、型
開き状態において、図示していない送給側巻き取りコイ
ルを駆動して、転写用フィルム５１を所定長さ送り、長
手方向の位置決めをする。この時、金型内のロール式可
動クランプ（以下、可動クランプ）７２．７４を、転写
用フィルム５１とある一定の間隔をおいて、可動クラン
プと無接触状態で回転させるか、又は可動クランプ７２
、及びロール７３、或いは可動クランプ７４、ロール７
５のどちらか一方か、その両方を用いて、そのスプリン
グの力によって転写用フィルム５１を抱束し、図示して
いない送給側巻き取りコイル、送給ロール５３、引っ張
りロール５５、及び巻き取りコイル５６等の転写成形装
置の位置決め駆動部と、前記可動クランプとをギヤを噛
み合わせての連動等なんらかの形で連結させることによ
り連動させるかの２点のうちどちらかによって位置決め
を行う。

２点目については、特許請求の範囲第１〜３項に記述さ
れた機構を用いる。転写用フィルム５１の長手方向位置
は、前述のように長手方向センサー９２によって検出さ
れる。　次いで、フレーム３０を水平方向に移動させて
、転写用フィルム５１の幅方向の位置決めを行なう幅方
向の位置は、前述のように幅方向センサー９３によって
検出される。この時、金型内の可動クランプ７２．７４
及びロール７３．７５は、水平方向にスライド可能な機
構とする。

次いで、可動盤１４が第１図において、右方向へ移動し
、可動型２０が固定型１５へ両者間に転写用フィルム５
１をはさみ込んだ状態で、密着する。可動型２０及び、
固定型１５は、位置ずれを生じないように、ガイドピン
及びブツシュ等、例えば、７６（可動クランプと必ずし
も重ならなくとも良い）によって、互いに案内°される
。この時、可動クランプ７２及び７４は、ロール７３及
び７５に完全に密着する。

尚、ここで、可動クランプ７４及びロール７５は、長手
方向に転写用フィルム５１を緩み可能の状態としても良
い。次いで、ノズル１６から、固定型１５の凸部１５°
及び可動型の凹部２０″　によって、構成される成形部
へ、溶融樹脂が、射出される。こうすることによって成
形品が、成形されると同時に転写用フィルム５１上の図
柄９４が、成形品の表面へ転写される。

冷却後、型開時には、ロール式可動クランプ７２、７４
にはスプリングの力が働き、ロール７３．及び７５とあ
る一定の間隔をお（ことができる。

し発明の効果〕以上説明してきたように、本発明によると、クランプと
して上下で一組みであり、少なくとも一方のクランプが
前後動または上下動可能なロール式可動クランプを固定
盤、可動盤、或いは、これにら取りつけられた金型内に
設けたことにより、フィルムの挟持、解放が容易となり
、またローラを回転させれば挟んだフィルムを引っ張る
ことができ、従って転写面を傷つけたり、成形前にイン
キ面を剥離させたりすることなく、かつ容易にフィルム
にテンシジンをかけ固定することが可能となった。さら
に、フィルム位置決め装置と上記ロール式可動クランプ
を組合せることにより、可動型間に位置決めし、金型内
に固定することが可能となり、上記設定を行ってから成
形品に転写するようにしたので、型締時に転写用フィル
ムの位置ずれを、金型内で防止することができ、転写用
フィルムのテンシゴンも自由に設定でき、転写用フィル
ムの破損、及び過大な変形を防止することができ、精密
な転写成形も行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明方法を実施するための金型内ロール式
可動クランプと転写成形装置を示す断面図、第２図は、
第１図に示す金型の可動型を固定型（射出側）より転写
用フィルムを介して見た平面図である。１１・・・フレーム、１２・・・固定盤、１３・・・タ
イバー、１４・・・可動盤、１５・・・固定型、１５”
・・・凸部、１６・・・ノズル、２０・・・可動型。２０″　・・・凹部、　３０・・・フレーム、３１・・
・案内レール、４１・・・幅方向移動装置、５１・・・
転写用フィルム、　５２．５３　　・・・送給ロール＋
５４＋５５・・・引張ロール、５６・・・巻取コイル、
５７・・・ガイドロール、５日・・・長手方向マーク、
５９・・・幅方向マーク、６２・・・ガイドバー、６３
゜６４・・・ガイドロール、６５・・・ダンサ−ロール
７２・・・　（送給側）ロール式可動クランプ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）送給側及び巻き取り側の両端にクランプを有する
プラスチック成形用金型における固定型と可動型との間
に、転写フィルムを挟在させ、射出成形と同時に転写フ
ィルムを挟持させ、射出成形と同時に転写フィルム上の
図柄を位置決めし、成形品に転写する転写用フィルムの
金型内固定方法において、転写用フィルムを金型が型開
きした後に、又は、型閉めする前、或いは、型閉め開始
と同時に、送給側へ前記転写フィルムを引っ張りテンシ
ョンを加えるか、又は巻き取り側へ前記転写フィルムを
引っ張りテンションを加えて、定位置に固定することを
特徴とする同時転写成形における転写用フィルムの金型
内固定方法。
（２）転写用フィルムの固定は、調節可能な所定距離だ
け上下動作の停止点を越えて移動可能なダンサーロール
と、金型内成形部の下部に設定する巻取側ロール式可動
クランプを用い、巻取方向と正方向に回転させ、テンシ
ョンを加え、次にダンサーロールと両クランプのうち少
なくとも巻き取り側ロール式可動クランプを逆方向に回
転させ、定位置に固定される特許請求の範囲第１項記載
の同時転写成形における転写用フィルムの金型内固定方
法。
（３）間に転写フィルムの挟持が可能である固定型と可
動型とから成るプラスチック成形用金型を装備した同時
転写成形装置において、前記成形用金型内成形部の両端
、送給側及び巻き取り側に上下で一組みであり、かつ少
なくとも片方が射出成形機の油圧、機械的摺動機能、又
はエアを用いたエジェクト機構によって前後動または上
下動可能であるクランプ機構を配備していることを特徴
とする同時転写成形装置。