JP2758653B2 - 転写成形装置 - Google Patents

転写成形装置

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JP2758653B2
JP2758653B2 JP15970889A JP15970889A JP2758653B2 JP 2758653 B2 JP2758653 B2 JP 2758653B2 JP 15970889 A JP15970889 A JP 15970889A JP 15970889 A JP15970889 A JP 15970889A JP 2758653 B2 JP2758653 B2 JP 2758653B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、予め図柄が印刷してある長尺な転写用フィ
ルムを射出成形金型の固定型と可動型との間に挿通さ
せ、この転写用フィルムを射出成形時にそれら固定型と
可動型との間にはさみ込んでその射出成形と同時に上記
図柄を成形品の表面に転写させる転写成形装置に関する
ものである。
《従来の技術》 従来、この種の転写成形装置として特公昭63−67456
号公報に記載されているものが公知になっている。この
転写成形装置は、射出成形金型の固定盤及び可動盤の互
いに対面する位置に、固定型と可動型との挿通される転
写用フィルムを挟んで、その転写用フィルムと平行な面
を有するクランプ及びクランプ受けを設けてなる。ま
た、このクランプは軸方向に移動可能であり且つ押圧装
置によってクランプ受け側に押付力を作用可能であり、
その押圧装置の押付力は転写用フィルムが固定型及び可
動型の製品成形部の空間内にはさみ込まれる際に転写用
フィルムに発生する張力よりも大きく設定されており、
クランプ及びクランプ受けは型閉じ動作時に転写用フィ
ルムが固定型及び可動型の製品成形部空間内に挟み込ま
れるよりも前に転写用フィルムを挟みつけ可能に構成さ
れている。
そして、この転写成形装置によると固定型と可動型と
の間に位置決めされて送り込まれた転写用フィルムは、
型閉じ動作によって固定型及び可動型の製品成形部内に
挟み込まれる前に、クランプとクランプ受けとの間に挟
み付けられ、押圧装置によって強固に拘束される。従っ
て、この状態で固定型と可動型との製品成形部内に転写
用フィルムをはさみ込むと、押圧装置による拘束力が転
写用フィルムに発生する張力よりも大きいので、転写用
フィルムは位置ずれを起こすことがない。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の転写成形装置にあっては、
クランプとクランプ受けとによって転写用フィルムを強
固に固定した状態で、その転写用フィルムを固定型と可
動型との製品成形部空間内にはさみ込むので、その際に
転写用フィルムに過度な張力が発生して延び等の変形が
生じ、転写する図柄に歪みが生じる虞がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、転写用フィルムを固定型と可動型との
製品成形空間部内にはさみ込む時に、その転写用フィル
ムに過度な張力を発生させて図柄に歪みを生じさせる虞
がなく、しかも図柄位置に精密に位置合わせして転写成
形し得る転写成形装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本発明は上記の目的を達成するために、転写成形装置
を下記のように構成する。
第1の発明では、射出成形金型の固定型と可動型との
間に長尺な転写用フィルムを挿通させ、この転写用フィ
ルムを前記固定型と可動型とではさみ込んで、転写用フ
ィルム上の図柄を射出成形と同時に成形品の表面に転写
する転写成形装置において、前記可動型に、製品成形部
周縁の前記フィルム挿通部位の分離面に位置させて、該
分離面に当接離間移動自在で、型締め時に前記転写用フ
ィルムを前記分離面との間に挾持するとともに、型開き
時に前記転写用フィルムを可動型側に係止する係止板を
設ける一方、前記可動型に、型締め時にその型締めの完
了前に前記係止板に当接して該係止板を前記分離面に押
圧させるとともに、その型締め時に転写用フィルムが製
品成形部内へ滑動することを許容する押圧手段を設け
た。
また、第2の発明では、複数の製品成形部を有する射
出成形金型の固定型と可動型との間に長尺な転写用フィ
ルムを挿通し、その転写用フィルムを前記固定型と可動
型とではさみ込んで転写用フィルム上の図柄を射出成形
と同時に成形品の表面に転写する転写成形装置におい
て、前記可動型に、製品成形部周縁の前記フィルム挿通
部位の分離面に位置させて、該分離面に当接離間移動自
在で、型締め時に前記転写用フィルムを前記分離面との
間に挾持するとともに、型開き時に前記転写用フィルム
を可動型側に係止する係止板を設ける一方、前記可動型
に、型締め時にその型締めの完了前に前記係止板に当接
して該係止板を前記分離面に押圧させるとともに、その
型締め時に転写用フィルムが製品成形部内へ滑動するこ
とを許容する押圧手段を設け、さらに前記製品成形部間
の可動型側に、型開き時に転写用フィルムを該可動型側
に掛止する掛止手段を設けた。
また、第3図の発明では、前記第2の発明に係る転写
成形装置において、さらにその可動型に前記掛止手段に
当接離間移動自在で該掛止手段との間に前記転写用フィ
ルムを強固に挾持固定する固定手段を設けた。
《作 用》 第1の発明に係る転写成形装置では、型締めが開始さ
れると可動型の分離面に設けた係止板が固定型側の押圧
手段にまず当接し、その係止板が型締めの完了前に早期
に上記分離面に押圧される。そして、固定型と可動型と
の製品成形部内に転写用フィルムがはさみ込まれていく
と、この転写用フィルムは上記係止板と分割面とに挾持
された押圧力に抗して滑動し、転写用フィルムはその挿
通方向の両側から均等に上記製品成形部内に引き込まれ
ていって、転写用フィルム上の図柄位置が精密に位置合
わせされ、その際、転写用フィルムには過度な張力が作
用しない。
また、型開き開始時には転写用フィルムは成型品の表
面に密着して貼り付いた状態になっているが、可動型が
固定型から離間していくと成型品は固定型側に残留され
るのに対し、転写用フィルムはその成型品に近接する部
位が上記係止板に係止されて可動型とともに離間してい
くので、転写用フィルムが成形品の表面から素早く円滑
に剥離されていく。
また、第2の発明に係る転写装置では、複数の製品成
形部を有するものにおいて、その製品成形部間に設けた
係止手段が型開き時に転写用フィルムを掛止するので、
型開き時の転写用フィルム成形品からの剥離がより一層
円滑に行われる。
また、第3の発明に係る転写成形装置では、第2の発
明に係る転写装置にさらに加えて設けた固定手段によっ
て、製品成形部間の転写用フィルム部位を上記掛止手段
とで強固に固定するので、型締め時に転写用フィルムが
製品成形部内に引き込まれる際には、その固定部が基準
になってそれぞれの製品成形部内に単一方向から転写用
フィルムが引き込まれることになり、転写用フィルム上
の図柄位置が個々の製品成形部に、より精密に位置合わ
せされる。つまり、形状の異なる成形品を同時に転写成
形する多品種取りの場合に特に有効である。
《実施例》 以下に本発明の好適な一実施例を添付図面に基づき詳
述する。
第1図と第2図とに示すように、転写成形装置10の転
写用フィルム送給機12は、長尺な転写用フィルム14を射
出成形金型16の固定型18と可動型20との間にその上方の
一側方から導入させるとともに下方の他側方から導出さ
れてそれらの間に挿通させる送給機構部22と、この送給
機構部22を支持する枠体部24とから主になる。
上記枠体部24は、第3図と第4図とにも示すように、
それぞれ矩形状をなした内枠26と外枠28とからなり、外
枠28は内枠26の外周側を囲繞している。また、内枠26の
上側クロスバー26aと下側クロスバー26bとはその断面が
矩形の筒体状に形成されていて、これら上側及び下側ク
ロスバー26a,26bには中実な断面矩形の摺動ロッド30が
それぞれ挿通されている。そして、これら摺動ロツド30
はその両側が外枠28の側板28aに一体的に固定されてい
て、外枠28は内枠26に対して転写用フィルム14の幅方向
に沿って水平に往復移動自在になっている。またここ
で、内枠26は射出成形金型16の可動型20の型板20aに一
体的にボルト等で固定されるようになっている。
送給機構部22は、上記外枠28の上側板28bに一体的に
設けられた送出し側送給機構部22aと、上記外枠28の下
側板28cに一体的に設けられた巻取側送給機構部22bとか
らなる。
送出側送給機構部22aは、上記外枠28の上側板28bに一
体的に固定されて上方が解放されたコ字状のフレーム31
と、このフレーム31の両側板31a間に掛け渡されてその
上端部に着脱自在にかつ回転自在に軸支された供給ドラ
ム32と、この供給ドラム32を回動駆動させるべくその下
方に位置されて上記フレーム31に取り付けられた供給ド
ラム駆動機構34と、上記供給ドラム32から巻き出される
転写用フィルム14を捲回されてこのフィルム14を射出成
形金型16の可動型20と固定型18との間に導く各種ローラ
群36とから主になり、供給ドラム32には予め長尺なシー
ト状の転写用フィルム14が巻き付けられている。
上記供給ドラム32は、詳しくは図示していないが、フ
レーム31の両側板31aの上端部に鉛直方向に沿って上部
が開放されて縦長に形成された溝部31b内に軸部32aが挿
入されて装着されるようになっており、この溝部31b内
に挿入されるとそのドラム側板部32bが供給ドラム駆動
機構34のキャプスタンローラ34aに当接するようになっ
ていて、このキャプスタンローラ34aはギヤ34bを介して
モータ34cで回転駆動されるようになっている。
供給ドラム32から巻き出される転写用フィルム14はフ
レーム31の両側板31aに軸支されて設けられた第1アイ
ドルローラ36a,テンションローラ36b,第2〜第4アイド
ルローラ36c〜36eとを順次捲回されて射出成形金型16の
可動型20と固定型18との間に案内されるようになってい
る。また、上記テンションローラ36bはフレーム31の両
側板31aに鉛直方向にそって縦長に形成された溝状の長
穴31cに軸支されて上下に移動自在になっており、上記
供給ドラム32が回転されて転写用フィルム14が巻き出さ
れると、自重でその長穴31cに沿って降下するようにな
っている。
そして、その長穴31cの下方部位には、転写フィルム1
4が規定のワンショット分の長さだけ巻き出されたとき
のテンションローラ36bの下降位置に符合されて、その
テンションローラ36bの降下を検知するリミットスイッ
チ38が取り付けられていて、このリミットスイッチ38が
テンションローラ36bの降下を検知すると上記モータ34c
は停止されるようになっている。
また、フレーム31には上記長穴31cの上方位置におい
てテンションローラ36bの両軸端部にその上方から当接
して係合する流体シリンダでなるテンショナー37(図面
では右側のみが示されている)が設けられていて、テン
ションローラ36bはこのテンショナー37によって適宜任
意の押圧力で下方に押し下げられるようになっている。
一方、第1アイドルローラ36aには、これに当接離間
移動自在でその当接時に転写用フィルム14を押圧して挾
持するストッパ40が取り付けられていて、このストッパ
40は上記リミットスイッチ38がテンションローラ36bの
降下を検知すると転写用フィルム14を押圧挾持するよう
になっている。なお、上記転写用フィルム14の巻き出し
は、射出成形工程中に行われるようになっている。
巻取側送給機構部22bは、上記外枠28の下側板28cに一
体的に固定されて下方が開放された略コ字状のフレーム
42と、このフレーム42の両側板42aに軸支されて設けら
れ転写済みのフィルム14が捲回される各種ローラ群44
と、そのフレーム42の下端部に両側板42a間に掛け渡さ
れて着脱自在かつ回転自在に軸支されて設けられ上記転
写済みのフィルム14を巻き取る巻取ドラム46と、この巻
取ドラム46を回転駆動させる巻取ドラム駆動機構48と、
射出成形金型16の可動型20と固定型18との間に挿通され
ている転写済みのフィルム14をワンショット分の長さ引
き出すとともに上記送出し側送給機構部22aに巻き出さ
れている未転写の転写用フィルム14を上記固定型18と可
動型20との間に引き込んで所定の位置に位置決めする長
手方向送り手段50とから主になり、射出成形金型16の可
動型20の固定型18との間から引き出される転写済みのフ
ィルム14は、テンションローラ44aと第1〜第5アイド
ルローラ44b〜44fとに順次捲回されて巻取ドラム46に導
かれるようになっている。
また、上記フレーム42の両側板42aにはテンションロ
ーラ44aの両軸端部に係合してこのテンションローラ44a
を適宜任意の押圧力で下方に押し下げる流体シリンダで
なるテンショナー45が設けられている。
一方、上記第5アイドルローラ44fには、これに捲回
される転写済みのフィルム14をその第5アイドルローラ
44fとの間に挾持するキャプスタンローラ50aが圧接され
て設けられている。このキャプスタンローラ50aはフレ
ーム42に回転自在に軸支されており、その一方の軸端部
にはギヤ50bを介してパルスモータ乃至はサーボモータ
等の制御用モータ50cが接続されている。この制御用モ
ータ50cは各成形サイクル毎に作動されてワンショット
分の長さの転写済のフィルム14を巻取ドラム46側に繰り
出すようになっていて、その制御用モータ50cとギヤ50b
及びキャプスタンローラ50a及び第5アイドルローラ44f
とが上記長手方向送り手段50になっている。
また、上記キャプスタンローラ50aの他方の軸端と巻
取ドラム46の回転軸46aの軸端とには、それらに掛け渡
されて巻取ドラム駆動機構たるベルト伝動手段52が設け
られていて、このベルト伝動手段52によって巻取ドラム
46が回転駆動されて、上記長手方向送り手段50で繰り出
される転写済みのフィルム14が巻取ドラム46に巻き取ら
れるようになっている。
また、第4図に示すように、内枠26には転写用フィル
ム14の長手方向の位置決めと幅方向位の置決めとを行う
ための長手方向センサ54と幅方向センサ56と取り付けら
れていて、これら長手方向センサ54及び幅方向センサ56
は、上方から下方に掛け渡される転写用フィルム14に印
された位置決め用マーク14a,14bを検出するようになっ
ている。なお上記位置決め用マーク14a,14bはワンショ
ット分の送給長さに符合する間隔をあけてその転写用フ
ィルム14の幅方向両側縁にそれぞれ印されている。
そして、上記制御用モータ50cは出射成形金型16の可
動型20と固定型18とが型開きされると、まず上記長手方
向センサ54が位置決め用マーク14aを検出する所定の送
り量の直前まで高速で回転駆動されてから次に低速に切
り替えられて回転駆動され、その後上記長手方向センサ
54が位置決め用マーク14aを検出すると一旦停止され
る。そしてこの位置が基準位置とされて、これによりさ
らに予め設定調節しておいた回転角度分だけ制御用モー
タ50cが回転駆動されて、転写用フィルム14上の図柄の
位置が規定の長手方向位置に位置決めされるようになっ
ている。この際、送出し側送給機構22aの第1アイドル
ローラ36aにはストッパ40が当接されていて、転写用フ
ィルム14はそれらに押圧挾持されているとともに、テン
ションローラ36bは降下していてワンショット分の長さ
の転写用フィルム14が巻き出されており、上記制御用モ
ータ50cの駆動により転写済みのフィルム14が巻取ドラ
ム46側に繰り出されると、上記テンションローラ36bは
上方に上昇されるようになっている。
また、内枠26と外枠28とにはそれらの横方向の相対位
置を移動調節して転写用フィルム14の幅方向の位置合せ
を行なう幅方向位置調節手段58が設けられている。この
幅方向位置調節手段58はステップモータ乃至はサーボモ
ータでなる制御用モータ60によって構成されている。す
なわち、図示例では制御用モータ60はその本体が内枠26
の側板の内側に固定される一方、詳しくは図示していな
いが、その回転軸は内枠26の側板に形成した挿通孔を貫
通されて先端部が外枠28に螺合されている。つまり、内
枠26は可動型20に固定されているので、制御用モータ60
が回転駆動されるとその回転角度と上記螺合部のネジピ
ッチとに応じて外枠28が転写用フィルム14の幅方向に沿
って移動し、これにより外枠28に一体的に固定された転
写用フィルム14の送給機構部22全体が移動されて、可動
型20の製品成形部Sに対する転写用フィルム14の幅方向
の相対位置を調整できるようになっている。
そして、このフィルムの幅方向の位置決め調整は前述
した長手方向の位置決めの完了後に行われるようになっ
ている。すなわち、長手方向の位置決めが完了すると、
制御用モータ60が駆動されて外枠28がまず図示する右方
向に移動され、転写用フィルム14の横方向の位置決め用
マーク14bが幅方向センサ56位置から完全に外される。
その後、今度は制御用モータ60が逆回転されて外枠28が
左方向に移動される。そして、幅方向センサ56が位置決
め用マーク14bを検出すると、制御用モータ60が一旦停
止されてこの時点での位置が基準位置とされ、爾後さら
に予め調整設定されている回転角度分だけ制御モータ60
が回転駆動されて外枠28を微小量左側に移動して転写用
フィルム14上の図柄位置を幅方向の規定位置に位置決め
するようになっている。
ところで、第4図〜第6図に示すように、可動型20に
は、上記転写用フィルム14の挿通部位に位置されてその
製品成形部Sの側方周縁の分離面62に、その転写用フィ
ルム14の送り方向上流側と下流側とに、型締め時に転写
用フィルム14をその分離面62に押さえ付けて挾持する一
方、型開き時にその転写用フィルム14を係止して成形品
からの剥離を助長する係止手段64が設けられている。
すなわち、第7図の部分拡大断面図にも示すように、
上記係止手段64は転写用フィルム14の幅よりも長い係止
板66と、この係止板66の両端部をそれぞれ貫通して可動
型20の成形型20bに螺合立設された係止ピン68とを有
し、係止板66は係止ピン68に案内されて上記分離面62に
対して平行に当接離間移動自在になっている。そして、
上記係止ピン68の突出端には係止板66の脱落を防止する
頭部68aが拡径形成されている。また、係止ピン68の側
方には、成形型20bに凹設された収納凹部70内に挿入さ
れて上記係止板66を分離面62から離間させるように付勢
する戻しバネ72が設けられている。
一方、固定型18の成形型18aの分離面74には型締め時
に上記係止板66と係止ピン68とを収納する収納溝部76が
凹設されているとともに、この収納溝部76内にはその型
締め時に上記係止板66に当接してこの係止板66を可動型
20側の分離面62に押圧させる押圧手段78が設けられてい
る。
この押圧手段78は、前記戻しバネ72に対向して設けら
れていて、上記収納溝部76の奥面76aに上記可動型20の
移動方向に沿って円筒状に形成された収納孔80と、この
収納孔80内に摺動移動自在に挿入されたロッド部材82
と、同じく上記収納孔80内に挿入されて上記ロッド部材
82を可動型20側に向けて付勢する付勢スプリング84とか
らなる。
付勢スプリング84の付勢力は前記可動型20側の戻しバ
ネ72の付勢力よりも強く設定されていて、型締め時にロ
ッド部材82の先端が係止板66に当接すると、戻しバネ72
側が先に縮んで係止板66が可動型20側の分離面62に当接
し、爾後付勢スプリング84が縮み初めてロッド部材82が
固定型18の収納孔80内に没入していくようになってい
る。また付勢スプリング84の付勢力は、型締め時に転写
用フィルム14が製品成形部S内に引込まれていくのを阻
害しない程度の押圧力を上記係止板66に付与する範囲に
設定されている。
また、図示するように本実施例では、固定型18と可動
型20とによって区画される製品成形部Sの空間は転写用
フィルム14の送り方向に沿って2つ設けられていて多数
個取りの構成になっており、それらの2つの製品成形部
S,S間の可動型側には、転写用フィルム14を掛止して型
開き時における転写用フィルム14の製品からの剥離を円
滑化させる掛止部材86が設けられている。この掛止部材
86は、転写用フィルム14の幅よりも長い断面円形の軸部
材88でなり、第8図にも示すように、可動型20の上記製
品成形部S間の分離面62に凹設形成された溝部90内に挿
入装着されて、その両軸端部が溝部90内の両側端部にボ
ルト92で締結固定されているブラケット94に固定支持さ
れており、転写用フィルム14は上記溝部90内を挿通され
て軸部材88に掛止されるようになっている。なお、この
掛止部材86はそのブラケット94の厚みを調整すること
で、転写フィルム14の溝部90内への引込み長さを調節
し、もって転写フィルム14上の図柄のピッチと2つの製
品成形部S,S相互間のピッチとの誤差を吸収する機能を
も有している。
また、上記溝部90内にはその奥面90a側から上記軸部
材88に向けて進退移動自在な転写用フィルム14の固定手
段96が設けられている。この固定手段96は流体シリンダ
98と、この流体シリンダ98の作動ロッド98aの先端に取
り付けられた押圧板100とからなり、流体シリンダ98は
可動型20の成形型20bの裏面側に凹設された収納凹部102
に装着されている。そして、作動ロッド98aはその成形
型20bを貫通して上記溝部90内に臨んでおり、流体シリ
ンダ98が伸長作動されると押圧板100が転写用フィルム1
4を上記軸部材88に強固し圧接挾持して固定するように
なっている。
従って、この様にしてなる転写成形装置10では、転写
用フィルム14は各成形サイクル毎に、規定のワンショッ
ト分の長さが供給ドラム32から巻き出され、長手方向送
り手段50によって固定型18と可動型20との間に適宜規定
の位置に位置合わせされて送給されてくる。そして、こ
の時には固定型18と可動型20との間を挿通される転写用
フィルム14は、送出し側のテンションローラ36bと巻取
側のテンションローラ44aとによって一定の張力が付与
されている。
長手方向送り手段50による転写用フィルム14の送り及
び位置合わせが終了すると、フィルム固定手段96の液体
シリンダ98が伸長作動され、押圧板100が軸部材88との
間に転写用フィルム14を強固に圧接挾持して固定する
(第8図)。そしてこの状態から、可動型20が固定型18
に近接移動されて型締めが開始される。
すると、まず係止手段64の係止板66が押圧手段78のロ
ッド部材82に当接し、係止板66は戻しバネ72の付勢力に
抗して可動型20側の分離面62に押圧される。そしてさら
に可動型20が近接されていくと、ロッド部材82が付勢ス
プリング84の付勢力に抗して収納孔80内に没入してい
き、可動型20と固定型18とが完全に閉じられて型締めが
完了される(第7図)。
この際、転写用フィルム14は、雄型となっている固定
型18側の成形凸部が、雌型となっている可動型20側の成
形凹部内に嵌入するにしたがって、上記固定手段96で固
定された部位を固定端としてここを基準に、これより上
流側の転写用フィルム14部と下流側の転写用フィルム14
部とがそれぞれ上下の各製品成形部S,S内にそれぞれ一
側方から引き込まれていく。このとき、転写用フィルム
14を可動型20の分離面62との間に押圧して挾持する係止
板66はその転写用フィルム1の滑動を許容し、且つ転写
用フィルム14に作用する張力は上記固定端より上流側と
下流側とで、各々テンションローラ36b,44aによって一
定に保たれている。
すなわち、これにより転写用フィルム14に過度な張力
を作用させることなく、転写用フィルム14の変形を可及
的に防止して、これを製品成形部S,S内にその図柄位置
を高精度に位置合わせさせてセットし得、図柄に転写用
フィルム14の変形に伴う歪みが発生することを可及的に
防止し得る。またこの場合、上下の製品成形部S,Sの形
状が相互に異なる多品種取りの仕様であっても、個々の
図柄の位置を高精度に位置合わせし得る。なお、図示す
る実施例では上下の2つの製品成形部S,Sは全く同形状
になっているので、特に固定手段96で転写用フィルム14
を強固に固定しておかなくても、型締め時には転写用フ
ィルム14を上下の製品成形部S,S内にそれぞれ送り方向
の上流側あるいは下流側から均等に引き込ませて高精度
に位置合わせさせ得る。
一方、型締めが完了すると固定型18側から製品成形部
S,Sのそれぞれの空間内に溶融樹脂が射出され、この射
出成形と同時に転写用フィルム上の図柄が成形品の表面
に転写される。
爾後、可動型20が固定型18から離間されて型開きが開
始されると、成形品はまず可動型20側から離型されてい
く。このとき、転写用フィルム14は固定型18側に残留さ
れる成形品の表面に密着して貼り付ついた状態になって
いるが、その転写用フィルム14は可動型20の製品成形部
S,Sに近設してその分離面62に設けられている2つの係
止板66と軸部材88とによって掛止されるので、可動型20
の離間移動に伴いその成形品の表面から素早く円滑に剥
離されることになる。
第9図〜第11図は変形実施例を示すもので、掛止手段
及び固定手段部分の断面図である。これらに図示するよ
うに、この変形実施例の掛止手段104は軸部材106を支持
するブラケット108が固定ボルト110に摺動自在に支持さ
れて付勢スプリング112によって可動型20から固定型18
側に向けて常時付勢されており、型開き状態で上記軸部
材106が可動型20の分離面62から離間するようになって
いる。一方、固定型18側にはそのブラケット108及びブ
ラケット108に支持された軸部材106を収納する溝部114
が形成されているとともに、この溝部114内には上記ブ
ラケット108の突出端の端面に当接して、掛止手段104を
可動型20側に押し戻す当金部材116が設けられている。
なお、転写用フィルム14の固定手段96は前述の実施例と
同一構成である。また、上記当金部材116の厚みを調整
することで、転写フィルム14上の図柄のピッチと2つの
製品成形部間のピッチとの誤差を吸収調節し得る。
従って、この変形実施例では型開き状態のときに軸部
材106が分離面62から離間しているので転写用フィルム1
4の挿通装着が容易であるとともにフィルムの送り抵抗
も少ない。
なお、図示した実施例は製品成形部Sを複数有したも
のを例示しているが、掛止手段と固定手段とを備えない
第1の発明に係る転写成形装置にあっては、製品成形部
を1つしか有さないない単品取りのものにも適用するこ
とが可能である。この場合、型締め時にはその単一の製
品成形部内にはフィルムの送り方向上流側と下流側とか
ら均等に転写用フィルムが引き込まれることになる。
《効 果》 以上要するに、本発明に係る転写成形装置によれば、
次のような優れた効果を発揮する。
(1)可動型の製品成形部周縁の分離面に、そのフィル
ム挿通部位に位置させて、上記分離面に当接離間移動自
在で型締め時に前記転写用フィルムを前記分離面との間
に挾持するとともに、型開き時に上記転写用フィルムを
可動型側に係止する係止板を設ける一方、上記可動型
に、型締め時にその型締めの完了前に上記係止板に当接
してこの係止板を上記分離面に押圧させるとともに、そ
の型締め時における転写用フィルムの製品成形部内への
滑動を許容する押圧手段を設けたので、転写用フィルム
に過度な張力を作用させることなく、転写用フィルムの
変形を可及的に防止して、これを製品成形部内にその図
柄位置を高精度に位置合わせさせてセットすることがで
き、かつ図柄に転写用フィルムの変形に伴う歪みが発生
することを可及的に防止することができる。
また、離型時には可動型の分離面に設けた上記係止板
で製品成形部近傍の転写用フィルム部を係止できるの
で、成形品の表面に貼り付いた転写用フィルムを可及的
に円滑に素早く剥離させることができる。
(2)また、複数の製品成形部を有する可動型のその製
品成形部間に、型開き時に転写用フィルムをこの可動型
側に係止する掛止手段と、この掛止手段に当接離間移動
自在でこの掛止手段との間に前記転写用フィルムを強固
に挾持固定する固定手段とを設けた第3の発明に係る転
写成形装置によれば、製品成形部間の転写用フィルム部
位を上記掛止手段と固定手段とによって強固に固定する
ので、型締め時に転写用フィルムが製品成形部内に引き
込まれる際には、その固定部が基準になってそれぞれの
製品成形部内には単一方向から転写用フィルムが引き込
まれることになり、転写用フィルム上の図柄位置を個々
の製品成形部に、より精密に位置合わせすることがで
き、形状の異なる成形品を同時に転写成形する多品種取
りの場合に特に有効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る転写成形装置の転写用フィルム送
給機の概略構成を示す側断面図で、第2図はその正面か
らの断面図、第3図は可動型の型板と枠体部とを示す斜
視図、第4図は第1図中のIV−IV線矢視図、第5図は第
4図に示す可動型の成形型部分の斜視図、第6図は第5
図中のVI−VI線矢視断面部に符合する固定型と可動型と
の側断面図で、同図(A)は型締め時を,同図(B)は
型開き時を示す図、第7図(A)〜(C)は第5図中の
VII−VII線矢視断面に符合する固定型と可動型との断面
図で掛止手段と押圧手段との作用を説明する図、第8図
は第5図中のVIII−VIII線矢視断面に符合する固定型と
可動型との断面図で掛止手段とフィルム固定手段とを説
明する図、第9図〜第11図は掛止手段の変形実施例を示
す図である。 10……転写成形装置、14……転写用フィルム 16……射出成形金型、18……固定型 20……可動型、62……分離面 66……係止板、78……押圧手段 86……掛止手段、96……固定手段 100……掛止手段、S……製品成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形金型の固定型と可動型との間に長
    尺な転写用フィルムを挿通させ、この転写用フィルムを
    前記固定型と可動型とではさみ込んで、転写用フィルム
    上の図柄を射出成形と同時に成形品の表面に転写する転
    写成形装置において、 前記可動型に、製品成形部周縁の前記フィルム挿通部位
    の分離面に位置させて、該分離面に当接離間移動自在
    で、型締め時に前記転写用フィルムを前記分離面との間
    に挾持するとともに、型開き時に前記転写用フィルムを
    可動型側に係止する係止板を設ける一方、 前記可動型に、型締め時にその型締めの完了前に前記係
    止板に当接して該係止板を前記分離面に押圧させるとと
    もに、その型締め時に転写用フィルムが製品成形部内へ
    滑動することを許容する押圧手段を設けたことを特徴と
    する転写成形装置。
  2. 【請求項2】複数の製品成形部を有する射出成形金型の
    固定型と可動型との間に長尺な転写用フィルムを挿通
    し、その転写用フィルムを前記固定型と可動型とではさ
    み込んで転写用フィルム上の図柄を射出成形と同時に成
    形品の表面に転写する転写成形装置において、 前記可動型に、製品成形部周縁の前記フィルム挿通部位
    の分離面に位置させて、該分離面に当接離間移動自在
    で、型締め時に前記転写用フィルムを前記分離面との間
    に挾持するとともに、型開き時に前記転写用フィルムを
    可動型側に係止する係止板を設ける一方、 前記可動型に、型締め時にその型締めの完了前に前記係
    止板に当接して該係止板を前記分離面に押圧させるとと
    もに、その型締め時に転写用フィルムが製品成形部内へ
    滑動することを許容する押圧手段を設け、 さらに前記製品成形部間の可動型側に、型開き時に転写
    用フィルムを該可動型側に掛止する掛止手段を設けたこ
    とを特徴とする転写成形装置。
  3. 【請求項3】前記可動型に、前記掛止手段に当接離間移
    動自在で該掛止手段との間に前記転写フィルムを強固に
    挾持固定する固定手段を設けたことを特徴とする前記特
    許請求の範囲第2項に記載の転写成形装置。
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