JPH05318186A - ロボット溶接用エンドタブ - Google Patents

ロボット溶接用エンドタブ

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Publication number
JPH05318186A
JPH05318186A JP15855292A JP15855292A JPH05318186A JP H05318186 A JPH05318186 A JP H05318186A JP 15855292 A JP15855292 A JP 15855292A JP 15855292 A JP15855292 A JP 15855292A JP H05318186 A JPH05318186 A JP H05318186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
rectangular
tab
end tab
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15855292A
Other languages
English (en)
Inventor
▲高▼須賀三郎
Kasaburou Takasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUNOUCHI KK
Original Assignee
SUNOUCHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SUNOUCHI KK filed Critical SUNOUCHI KK
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Publication of JPH05318186A publication Critical patent/JPH05318186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット溶接に際して端部での溶け落ちを防
止し得るエンドタブを提供する。 【構成】 このエンドタブ1は、全体が矩形又は略矩形
の形状であって溶接使用面に多数のディンプル2が均一
に配列されており、しかも、中央部の上端に矩形状突起
部11が形成され、かつ、この突起部に対応して中央部
の下端に矩形状凹部12が形成されていることを特徴と
している。中央部の中心に2つ割り用溝3を形成するこ
とができる。下側のエンドタブの矩形状突起部を上側の
エンドタブの矩形状凹部に嵌合するようにして積み重ね
て使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接用エンドタブに関
し、より詳しくは、ロボット溶接に用いた場合に下部溶
け落ちを防止し得るロボット溶接用エンドタブに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
溶接作業の省力化が急速に進められている中で、ロボッ
トを使用した溶接(ロボット溶接)の採用が進んできてい
る。
【0003】ロボット溶接の施工に際しては、溶接始端
部や終端部において溶接欠陥のない溶接ができることが
課題となっている。これは、溶接ロボットでは人手によ
る溶接作業に比べて開先形状にその都度適合した決め細
かな運棒ができ兼ねるためであるが、従来より、その課
題の一つとして、エンドタブを使用した端部の下部より
溶け落ちが生じる問題があった。特に母材が同一幅の溶
接において良く見られる欠陥である。
【0004】例えば、図1に示すような同一幅の母材W
1、W2について、すみ肉溶接をロボット溶接する場合、
裏当金10を取り付けると共に溶接線の両端にエンドタ
ブ1を取付けるが、エンドタブは裏当金の上に単に裁置
するだけであるので、コーナー部(図中、○印個所)から
溶け落ちが生じることを避けることができなかった。
【0005】また、母材の板厚が異なる毎に、それに適
合したサイズのエンドタブを準備しておく必要があり、
タブ仕様が多数となり非経済的であった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、ロボット溶接に際して溶け落ちを防止し得るエン
ドタブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明のロボット溶接用エンドタブは、
全体が矩形又は略矩形の形状であって溶接使用面に多数
のディンプルが均一に配列されている溶接用エンドタブ
において、中央部の上端に矩形状突起部が形成され、か
つ、該突起部に対応して中央部の下端に矩形状凹部が形
成されていることを特徴としている。
【0008】また、他の本発明は、上記エンドタブにお
いて、全体が一体成形され、かつ、中央部の中心に2つ
割り用溝が形成されていることを特徴としている。
【0009】以下に本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0010】
【実施例】
【0011】図2及び図3に本発明のロボット溶接用エ
ンドタブの形状の一例を示す。図2は平面図、図3は正
面図である。
【0012】このエンドタブ1は、全体が矩形又は略矩
形の形状のセラミック製タブで、溶接使用面に多数のデ
ィンプル2が均一に配列されている。従来のエンドタブ
のような堰が形成されておらず、堰を開先形状に適合さ
せる等の作業が不要であるので、母材の開先角度に容易
に順応させることができる。しかも、表面にディンプル
が配列されているので、表面に凹凸のない平滑なビード
が得られ、グラインダー仕上げ等の後処理を全く必要と
しない。平滑なビードが得られる理由は明確ではない
が、ディンプル内には溶融スラグのみが流れ込み、溶融
メタルが入り込まないためと考えられる。
【0013】なお、ディンプルの配列状態は、通常は図
3に示すように、タブ端部に半円形状のディンプルが配
列され、その他の部分には円形状のデンプルが配列され
ている。図3では、説明上、左側部分のディンプ配列の
みを示したが、他の部分も同様にディンプルが配列され
ている。ディンプルの形状寸法の一例を示すと、図4の
ようにゴルフボール状ディンプルで、円形ディンプルは
窪み(21)の曲率半径Rが5.66mm、深さ(h)が0.3
6mm、最大径(D)が4mm寸法形状のものであり、各ディ
ンプルの中心間距離が4.35mmである。ディンプの寸
法形状はこれのみに限定されず、要は、溶接時に溶融し
たフラックス(スラグ)が窪み内を充填すると同時に非窪
み部分(22)の表面にスラグ膜が形成され、これらの膜
が連続するような窪みの形状寸法であればよい。
【0014】更に、本発明のエンドタブは、図3に示す
ように、中央部の上端に矩形状突起部11が形成され、
かつ、該突起部に対応して中央部の下端に矩形状凹部1
2が形成されている形状のものである。中央部の下端に
形成した矩形状凹部は、通常は、裏当金を納めるための
空間であって、裏当金を収納し得る寸法形状であればよ
い。このような形状寸法であるため、特に同一幅の母材
を溶接する際に使用すると、開先底部を越えて一方の母
材側にまで延存することになるので、溶け落ちを防止で
きる。
【0015】一方、中央部の上端に形成した矩形状突起
部は、エンドタブを重ねて使用する場合に下端の矩形状
凹部に嵌合させるためのもので、したがって、両者は略
相似形であるが、矩形状突起部の寸法の方が矩形状凹部
の寸法よりも若干小さくなっている。
【0016】また、必要に応じて、エンドタブの中央部
の中心に、2つ割り用の溝3を形成することができる。
これにより、エンドタブを2つ割りすることができるの
で、同じ形状のエンドタブを異幅の母材を溶接するのに
用いることもできる。勿論、2つ割りにした場合も、上
述のように2個以上を重ねて使用することができる。
【0017】次に上述のエンドタブの使用例を示す。
【0018】(1)同幅母材溶接の場合の使用例:
【0019】図5は1個のエンドタブ1を同幅母材の溶
接に適用した場合を示している。タブは、その中央部の
下端に形成した矩形状凹部12が裏当金10を納めるよ
うに取付けることにより、この矩形状凹部の図中左端部
分が一方の母材の下端面より下方に延在することになる
ので、開先底部と裏当金との間の隙間がエンドタブによ
って解消され、したがって、ロボット溶接においても溶
け落ちを防止することができる。
【0020】図6は1個のエンドタブ1を2つ割りに
し、片側のタブ部分のみを取り付けた場合を示してい
る。この場合も、図5の場合と同様、溶け落ちを防止す
ることができる。
【0021】図7は2個のエンドタブ1、1を重ねて取
り付けた場合を示している。この場合も、同様に溶け落
ちを防止することができる他、2個重ねであるので、よ
り板厚の大きい母材に対しても適用できる。
【0022】(2)異幅母材溶接の場合の使用例:
【0023】図8は1個のエンドタブ1を2つ割りに
し、片側のタブ部分のみを取り付けた場合を示してい
る。残りのタブ部分は反対側の溶接端部に取り付けるこ
とができる。図9は2つ割りにしたエンドタブ1、1の
片側のタブ部分を2個積み重ねて取り付けた場合を示し
ている。このように、同一寸法形状のエンドタブを同幅
母材に対しても、更には異幅母材に対しても適用でき、
しかも、より板厚の大きい母材に対しても適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロボット
溶接用エンドタブを使用することにより、以下の効果が
得られる。 (1)下端に凹部が形成されているので、この凹部に裏
当金を納めるように取り付けることにより、ロボット溶
接における溶け落ちを防止できる。特に同幅母材の溶接
においてその効果が顕著である。 (2)1個のエンドタブを2つ割りにできるので、同幅
母材並びに異幅母材の双方に適用できる。 (3)2枚以上を安定して重ねて使用できるので、母材
板厚が大きい場合にも適用できる。 (4)表面にディンプルが形成されており、従来のよう
に堰がないので、開先形状に容易に順応させることがで
き、また、表面に凹凸のない平滑なビードが得られ、グ
ラインダー仕上げ等の後処理を全く必要としない。 なお、ロボット溶接に適用する場合について説明した
が、この場合が最も効果的であり、人手による溶接にも
適用できることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエンドタブの適用状況を説明する図で、
(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】本発明のエンドタブの平面図である。
【図3】本発明のエンドタブの正面図である。
【図4】ディンプル形状の一例を示す断面図である。
【図5】1個のエンドタブを同幅母材の溶接に使用した
例を説明する図である。
【図6】2つ割りにしたエンドタブの片側部分を同幅母
材の溶接に使用した例を説明する図である。
【図7】2個のエンドタブを重ねて同幅母材の溶接に使
用した例を説明する図である。
【図8】2つ割りにしたエンドタブの片側部分を異幅母
材の溶接に使用した例を説明する図である。
【図9】2つ割りにしたエンドタブの片側部分を重ねて
異幅母材の溶接に使用した例を説明する図である。
【符合の説明】
1 エンドタブ 11 矩形状突起部 12 矩形状凹部 2 ディンプル 3 2つ割り溝 10 裏当金 W1 母材 W2 母材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が矩形又は略矩形の形状であって溶
    接使用面に多数のディンプルが均一に配列されている溶
    接用エンドタブにおいて、中央部の上端に矩形状突起部
    が形成され、かつ、該突起部に対応して中央部の下端に
    矩形状凹部が形成されていることを特徴とするロボット
    溶接用エンドタブ。
  2. 【請求項2】 全体が一体成形され、かつ、中央部の中
    心に2つ割り用溝が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のロボット溶接用エンドタブ。
  3. 【請求項3】 2個以上のエンドタブが、下側のエンド
    タブの矩形状突起部を上側のエンドタブの矩形状凹部に
    嵌合するようにして積み重ね可能である請求項1又は2
    に記載のロボット溶接用エンドタブ。
JP15855292A 1992-05-26 1992-05-26 ロボット溶接用エンドタブ Pending JPH05318186A (ja)

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JP15855292A JPH05318186A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 ロボット溶接用エンドタブ

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JPH05318186A true JPH05318186A (ja) 1993-12-03

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JP (1) JPH05318186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7591057B2 (en) 2005-04-12 2009-09-22 General Electric Company Method of repairing spline and seal teeth of a mated component
US7687151B2 (en) 2005-04-12 2010-03-30 General Electric Company Overlay for repairing spline and seal teeth of a mated component

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7591057B2 (en) 2005-04-12 2009-09-22 General Electric Company Method of repairing spline and seal teeth of a mated component
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