JPH04327385A - レーザによる重ね溶接方法 - Google Patents

レーザによる重ね溶接方法

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JPH04327385A
JPH04327385A JP3095463A JP9546391A JPH04327385A JP H04327385 A JPH04327385 A JP H04327385A JP 3095463 A JP3095463 A JP 3095463A JP 9546391 A JP9546391 A JP 9546391A JP H04327385 A JPH04327385 A JP H04327385A
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JP
Japan
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welding
gas
laser beam
steel plates
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP3095463A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nohara
和宏 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、T形や水平に重ね配置
された鋼板どうしをレーザ溶接する方法に関し、特に鋼
板に亜鉛めっき等の表面処理が施されている場合に用い
て好適のレーザによる重ね溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4(a)に示すように、鋼
板1,2をT形に重ね配置して、鋼板1の上面側からレ
ーザ加工機4によりレーザビーム4aを照射して溶接し
たり、図4(b)に示すように、鋼板1A,2Aを水平
に重ね配置して、鋼板1Aの上面側からレーザ加工機4
によりレーザビーム4aを照射して溶接したりするレー
ザによる重ね溶接が行なわれている(例えば、特開平3
−13288号公報参照)。なお、図4中、3はレーザ
溶接によって形成されるビードである。
【0003】このとき、鋼板1,2(1A,2A)の界
面に亜鉛めっきや塗膜等が施されている場合に、鋼板1
,2(1A,2A)を密着させた状態でレーザ溶接を行
なうと、亜鉛めっきや塗膜等が溶融され金属蒸気(プラ
ズマ)や油脂成分の分解によるガスが発生し、鋼板1,
2(1A,2A)の溶融金属中を通って逃げようとする
【0004】溶融幅が狭い場合などには、溶融金属が凝
固するまでに逃げ切れなかった金属蒸気やガスが、溶接
により形成されたビード3中に閉じ込められてしまい、
図5(a),(b)に示すように、ビード3中にブロー
ホール3aや直径1mm程度のピット(クレータ)3b
等の欠陥,表面ビードの乱れを生じてしまう。
【0005】ここで、図5ではT形重ね溶接の欠陥につ
いてのみ示しているが、図4(b)に示したような水平
重ね溶接の場合についても、同様の理由でそのビード3
中にブローホールやピットなどの欠陥を生じる。
【0006】そこで、従来、鋼板1,2(1A,2A)
相互間に、一定の隙間を形成した状態で、レーザ溶接す
ることが行なわれている。このような隙間を形成するこ
とにより、溶接時に発生した金属蒸気やガスを、その隙
間を通じて外部へ容易に逃がすことができ、前述のよう
なブローホール3aやピット3b等の欠陥の発生を防止
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように隙間を鋼板1,2(1A,2A)相互間に設け、
その間隔を保持するためには、特別な治具等などが必要
になり、隙間保持が面倒である。
【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、簡易な方法で常に金属蒸気やガスを効果的
に逃し、高品質の溶接部を得ることのできるレーザによ
る重ね溶接方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザによる重ね溶接方法は、重ね配置さ
れた2枚の鋼板どうしをレーザにより溶接する際に、2
枚の鋼板の対向面の少なくとも一方に、溶接線に沿って
ガス抜き部を予め形成しておくことを特徴としている。
【0010】
【作用】上述した本発明のレーザによる重ね溶接方法で
は、レーザ溶接中に生じた金属蒸気やガス等が、溶接線
に沿うガス抜き部を通じて外部へ逃げることになる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
レーザによる重ね溶接方法について説明すると、図1(
a)はそのガス抜き溝の形成例を示す正面図、(b)は
同形成例を示す斜視図、図2は本実施例の溶接状態を示
す正面図、図3(a)〜(d)はいずれもガス抜き部の
変形例を示す正面図である。
【0012】本実施例においては、図1,2に示すよう
に、鋼板5,6をT形に重ね配置して、鋼板5の上面側
からレーザ加工機4によりレーザビーム4aを照射して
溶接する場合について説明する。
【0013】そして、本実施例では、図1(a),(b
)に示すごとく、鋼板5の下面側に直交するように配設
される鋼板6の上端面(鋼板5下面との対向面)に、ガ
ス抜き溝(ガス抜き部)6aが溶接線8に沿って予め形
成されている。このガス抜き溝6aは半円形断面を有し
ており、図1(b)に示すように3本ある溶接線8の相
互間に2本のガス抜き溝6aが形成されている。
【0014】なお、各鋼板5,6やガス抜き溝6aの具
体的な数値例を、図1(a)に単位mmで記載しておく
。また、図中、7はレーザ溶接により形成されたビード
である。
【0015】上述のごとくガス抜き溝6aを形成した鋼
板6と、鋼板5とをT形重ね溶接する際には、図2に示
すように、レーザ加工機4により鋼板5の上面側からレ
ーザビーム4aを照射する。ここで用いられるレーザ加
工機4としては、例えば、レーザ出力5kW程度のもの
が用いられ、加工速度は2.0m/分程度とする。
【0016】このように、本実施例では、鋼板5,6の
溶接線8に沿って、鋼板6側にガス抜き溝6aを形成し
て溶接を行なうことで、レーザ溶接中に発生した金属蒸
気やガスを常に効果的に逃すことができ、ビード3が安
定し高品質の溶接部を得ることができる。
【0017】また、従来のごとく一定の隙間をあけるよ
うに鋼板5,6を支持しながら溶接を行なう必要がなく
、鋼板5と6とを当接させて支持した状態で溶接を行な
えばよく、ガス抜きを極めて簡易に行なうことができる
【0018】なお、上記実施例では、3本の溶接線8を
もつT形重ね溶接で鋼板6側に2本のガス抜き溝6aを
形成した場合について説明したが、本発明の方法は、こ
れに限定されるものではなく、図3(a)〜(d)に示
すように適用することもできる。
【0019】図3(a)では、2本の溶接線をもつT形
重ね溶接で鋼板6側に3本のガス抜き溝6aを形成した
場合が示されている。図3(b)では、鋼板5A,6A
を1本の溶接線で水平重ね溶接する場合が示され、鋼板
6A側に溶接線両側に沿う2本のガス抜き溝6aが形成
されている。また、図3(c)では、鋼板5A,6Aを
2本の溶接線で水平重ね溶接する場合が示され、鋼板5
A側に2本の溶接線両側に沿う3本のガス抜き溝5aが
形成されている。さらに、図3(d)では、鋼板5,6
を1本の溶接線でT形重ね溶接する場合が示されている
が、ここでは、ガス抜き部として溝状のものではなく、
鋼板6の上端両縁を面取してガス抜き傾斜部6bが形成
されガス抜き部として機能するようになっている。図3
(a)〜(d)に示したいずれの場合にも、上記実施例
と同様の作用効果が得られる。
【0020】また、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のレーザに
よる重ね溶接方法によれば、重ね配置された2枚の鋼板
どうしをレーザにより溶接する際に、2枚の鋼板の対向
面の少なくとも一方に、溶接線に沿ってガス抜き部を予
め形成しておくことにより、レーザ溶接中に生じた金属
蒸気やガス等を、溶接線に沿うガス抜き部を通じて外部
へ逃がすことができるので、従来のごとく一定の隙間を
あけるように鋼板を支持しながら溶接を行なう必要がな
く、簡易な方法で、金属蒸気やガスを効果的に逃して、
高品質の溶接部が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのレーザによる重ね溶
接方法を適用した場合のガス抜き溝の形成例を示すもの
で、(a)はその正面図、(b)はその斜視図である。
【図2】本実施例の溶接状態を示す正面図である。
【図3】(a)〜(d)はいずれもガス抜き部の変形例
を示す正面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれT形重ね溶接および
水平重ね溶接の例を示す正面図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ金属蒸気,ガス等に
よる溶接欠陥の例を示す図である。
【符号の説明】
4          レーザ加工機 4a        レーザビーム 5,5A    鋼板 5a        ガス抜き溝(ガス抜き部)6,6
A    鋼板 6a        ガス抜き溝(ガス抜き部)6b 
       ガス抜き傾斜部(ガス抜き部)7   
       ビード 8          溶接線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね配置された2枚の鋼板どうしをレーザ
    により溶接する重ね溶接方法において、前記2枚の鋼板
    の対向面の少なくとも一方に、溶接線に沿ってガス抜き
    部を予め形成してから、前記2枚の鋼板どうしの溶接を
    行なうことを特徴とするレーザによる重ね溶接方法。
JP3095463A 1991-04-25 1991-04-25 レーザによる重ね溶接方法 Pending JPH04327385A (ja)

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