JPH08257784A - 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法 - Google Patents

溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法

Info

Publication number
JPH08257784A
JPH08257784A JP9306695A JP9306695A JPH08257784A JP H08257784 A JPH08257784 A JP H08257784A JP 9306695 A JP9306695 A JP 9306695A JP 9306695 A JP9306695 A JP 9306695A JP H08257784 A JPH08257784 A JP H08257784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
groove
unevenness
welded
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9306695A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoji Hotta
元司 堀田
Harumichi Hino
治道 樋野
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Fukoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, Nippon Light Metal Co Ltd, Fukoku KK filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP9306695A priority Critical patent/JPH08257784A/ja
Priority to JP28806795A priority patent/JP3585609B2/ja
Priority to US08/589,193 priority patent/US5811756A/en
Priority to EP96100936A priority patent/EP0722804A3/en
Publication of JPH08257784A publication Critical patent/JPH08257784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接速度を上げても十分な溶込みが得られ、
通常溶接速度では入熱量の低減が可能な開先を提供す
る。 【構成】 相互に接合されるアルミニウム材料10,2
0の接合部端面11,21に、複数の凹凸がつけられた
開先15を形成する。接合部端面11,21は、何れか
一方又は双方を傾斜面とする。凹凸は、複数の突条
(a),点状突起(b)又はローレット溝(c)によっ
て形成される。この開先15を付けたアルミニウム材料
は、溶接速度2〜7m/分でTIG又はMIG溶接され
る。また、溶接速度を0.2〜1.2m/分とすると
き、開先15を付けることにより入熱量の低減が図られ
る。 【効果】 幅が狭く形状の揃ったビードが形成され、接
合強度及び外観の良好な溶接製品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム材料の溶
接に適した溶接用開先及び溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム材料をTIG又はMIG溶
接する従来の溶接法では、JIS Z3604に規定さ
れているような溶加材料が使用され、被溶接材料の材質
や形状に応じて溶接電圧,溶接電流,溶接材料等を選定
している。そして、通常の条件下では、0.2〜1.2
m/分の範囲に設定される。溶接電流としてパルス電流
を使用すると、特開平3−99780号公報で紹介され
ているように、溶接速度を1.5〜1.7m/分程度ま
で上げることができる。しかし、MIG溶接では溶接速
度の向上に限界があるため、電子溶接ビーム等の高エネ
ルギー密度ビームを使用して溶接する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】TIG及びMIG溶接
法で溶接速度を上げると、溶込みが不足し、一定した形
状に揃ったビードが得られ難い。また、被溶接材料と電
極との間に発生しているアークが不安定化することもあ
る。この点で、溶接速度は、前述した1m/分前後の低
い速度に設定される。通常の低い溶接速度は、溶接線の
単位長さ当りの入熱量を大きくする。そのため、比較的
軟質のアルミニウム材料にあっては、熱歪みが発生し易
く、溶接後の形状が不良になり易い。熱変形を起こさな
いまでも、溶接されたアルミニウム材料に熱膨張・熱収
縮に起因し、機械的特性の低下や割れ等を発生させる原
因となる。他方、電子溶接ビーム等の高エネルギー密度
ビームを使用した溶接法は、高速化には適しているもの
の、専用設備に対する負担が大きく、イニシャルコスト
やランニングコスト等が高くなる。しかも、高エネルギ
ー密度ビームを使用した場合でも、溶接速度を過度に上
昇させると溶込み不足等の欠陥が発生し易くなる。更
に、板厚差の大きい材料の場合、ヒートバランスがとり
にくく、双方の材料の溶込み深さのコントロールが難し
く、溶接が困難であった。本発明は、このような問題を
解消すべく案出されたものであり、常用の溶接法である
TIG又はMIG溶接法を採用し、溶込みが生じ易い開
先を形成することにより、溶接速度を上げた場合でも一
定形状に揃ったビードが形成され、従来と同等の溶接速
度で溶接する場合でも入熱量を小さくすることができ、
溶接後形状も良好なアルミニウム材料の溶接を可能にす
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の溶接用開先は、
その目的を達成するため、相互に接合されるアルミニウ
ム材料の接合部端面に複数の凹凸が形成されていること
を特徴とする。接合部端面は、傾斜面又は垂直面になっ
ている。凹凸は、突条,点状突起又はローレット溝等と
して接合部端面に形成される。複数の凹凸が接合部端面
に形成されたアルミニウム材料は、高速で溶接しようと
する場合にあっては、互いに突き合わされ、溶接速度2
〜7m/分,好ましくは3〜5m/分でTIG又はMI
G溶接される。溶接時に、Arガス,Heガス又はAr
−He混合ガスを不活性ガスとして使用することが好ま
しい。この不活性ガスの使用により、溶接速度が2〜7
m/分と高速であっても、ビード幅が狭く、溶込み深さ
の大きなビードが形成される。
【0005】MIG溶接は、溶接電流30〜280A及
び溶接電圧10〜29.5Vの溶接条件を採用すると
き、溶接速度が2〜7m/分と高速であるにも拘らず、
安定した条件下で行われ、一定した幅をもつ溶接ビード
が形成される。使用される溶加材は、JIS Z360
4に示されているように被溶接材料との関係で選択さ
れ、幅の狭いビードを形成する上では直径0.6〜1.
6mmの溶加材が好ましい。また、従来と同様に溶接速
度を0.2〜1.2m/分とする場合にあっては、上記
溶接電流を最大30%減少させた条件下で溶接し、開先
角度を小さくすることが好ましい。本発明に従った溶接
用開先では、たとえば図1に示すように被溶接材料1
0,20の接合部端面11,21に開先15を形成して
いる。接合部端面11,21には、突条(a),点状突
起(b),ローレット溝(c)等によって複数の凹凸1
2,22を形成する。この場合、接合部端面に形成され
た凹凸の大きさ及び寸法は、開先深さをL(mm)とす
るとき、凹凸のピッチP(mm)及び高さh(mm)が
P=L/(3〜50)及びh=P×(0.3〜5)の関
係を維持することが好ましい。
【0006】凹凸のピッチPがL/3を超えると、凹部
に融合不良が発生し、溶込み深さの増加もみられない。
逆にL/50に満たないピッチPでは、必要高さhが確
保できなくなり、凹凸のない通常の開先と同様な溶込み
しか得られない。凹凸の高さhは、凹凸のピッチPから
選定されることから、0.3×P以下でL/3以上の場
合に凹部に融合不良が発生し、0.3×P以下でL/5
0以下では凹凸のない通常の開先と同様な溶込みとな
る。また、5×P以上でL/3以上では凹部に融合不良
が発生し、5×P以上でL/50以下では溶込みが得ら
れるものの凹部に融合不良が発生し易くなり、溶込みの
増加が期待できない。更に、加工も難しくなる。接合部
端面11,21は、図2に示すように両方(a)又は何
れか一方(b)を傾斜面としている。開先角度θは、2
5〜90度の範囲が好ましく、開先15の底部にはアー
ルRを付けることもできる。また、図2(d)に示すよ
うに、垂直接合部の端面にも本発明を適用することがで
きる。
【0007】
【作用】接合部端面11,21(図1)に形成された凹
凸12,22は、溶接時にアークが集中し、優先的に加
熱・溶融し、溶込み開始の起点となる。そのため、供給
された溶加材は、加熱溶融状態の凹凸12,22に融和
し、溶込みが促進される。したがって、溶接速度を2〜
7m/分と高く設定した場合や、従来よりも低入熱で溶
接しようとする場合にも、溶込み不足を生じることな
く、形状が揃ったビードが形成される。形成されたビー
ドは幅が狭く、溶接されたアルミニウム材料の外観に悪
影響を与えることがない。また、高い溶接速度や低入熱
により熱量が低く抑えられ、溶接されたアルミニウム材
料の熱変形が抑制される。しかも、十分な溶込みが得ら
れているため、高い接合強度の溶接が可能となる。この
点、凹凸のない開先をもつ材料を同じ溶接速度及び熱量
で溶接したものでは、溶込み不足に起因して十分な接合
強度が得られない。
【0008】本発明では、従来採用されている通常の入
熱量を与える条件下では溶接速度を2〜7m/分の範囲
に維持している。この溶接速度の選定により、溶接によ
る変形や歪みが小さくなり、外観が良好で幅の狭い溶接
ビードが形成される。そのため、溶接後に矯正等の作業
を必要としない。この点、2m/分より遅い溶接速度で
は、ビード幅や余盛りが大きくなり過ぎ、変形を生じが
ちである。他方、7m/分を超える溶接速度では、溶込
み深さが小さく、接合強度の低い継手が形成される。ま
た、図3に示すように板厚が異なる被溶接材を溶接する
場合、熱が逃げ易い厚肉材の側に凹凸を形成することに
より、溶融を同時に開始させることが容易になり、溶接
条件のコントロールが容易になる。すなわち、通常の溶
接速度(0.2〜1.2m/分)でTIG又はMIG溶
接すると、図3(a)に示すようにヒートバランスが不
安定となる。その結果、板厚の厚い方の溶融が溶融が行
われず、融合不良が発生し易い。この場合、厚肉材の側
を溶融させるためには、電流,電圧等の調整によって入
熱量を高くする必要がある。しかし、薄い方の材料では
入熱量が過大となり、割れや強度低下を引き起こす原因
となる。
【0009】他方、本発明に従って厚肉材側の接合部端
面に凹凸を形成することにより、図3(b)に示すよう
に低入熱でヒートバランスのとれた溶接が可能となり、
割れや強度低下が防止される。また、入熱量が少ないこ
とから、変形量も少ない継手が形成される。溶込み深さ
は、開先角度θによって変えることができる。必要な溶
込み深さを得る上では、開先角度θを25〜90度の範
囲にすることが好ましい。開先深さは、特に限定される
ものではないが、開先深さが1.0〜2.5mmのと
き、開先角度θを40〜70度の範囲で選定すると、通
常の溶接速度でも低入熱で十分な溶込みをもった溶接部
が得られる。開先15の底部にアールRをつけるとき、
開先底部からの溶込み深さが0.3mm以上の融合部が
形成され、接合強度及び耐衝撃性が向上し、気密性に優
れた接合部が得られる。アールRは、開先角度θに依存
し、小さな開先角度θでは大きくし、大きな開先角度θ
では小さく設計する。たとえば、開先角度θが90度の
ときアールRを0.2mmとし、開先角度θが25度の
ときアールRを1mmとする。
【0010】溶接時、図4(a)に示すように溶接トー
チ16を開先15に指向させる。このとき、前進角α
(b)を3〜15度の範囲に、溶接トーチ16の狙い角
β(c)を0〜35度の範囲に設定する。前進角αが3
度未満になると、被溶接材料のクリーニングゾーンが狭
くなり、ビードの外観が悪化する。逆に15度を超える
前進角αでは、ビード幅が広くなり、溶込み深さも浅く
なる。また、狙い角βが35度を超えると、被溶接材料
のそれぞれに到達するアーク長のバランスが悪化し、ア
ーク長が短い方のビード始端部17にアンダーカットが
発生し易くなる。
【0011】
【実施例】
実施例1:被溶接材として、Al合金JIS A606
1P−T6 材に図5(a)及び(b)に示すように種々
の角度及び開先深さを付けたものを使用した。図5
(a)は凹凸のない通常の開先であり、図5(b)は凹
凸を付けた開先である。凹凸は、図5(c)に斜視図を
示すクロス模様のローレット加工で形成し、図5(d)
に示した各部の寸法に設定した。被溶接材を、電流22
0A,電圧23V,溶接速度4m/分及びArガス流量
25リットル/分の条件下で径1.2mmの溶加材JI
S A5356WYを用いてMIG溶接した。溶接結果
を図6に示す。凹凸を付けた開先の溶込み深さは、図6
(a)にみられるように、凹凸のない溶込み深さに比較
して最大で約30%増加していた。また、凹凸を付けた
開先角度が40度の場合の溶込み深さは、凹凸のない7
0度の開先角度の場合と同じレベルにあった。各溶接開
先について、代表的な溶込みの断面を図7に示す。
【0012】すなわち、図7の(a1)及び(b1)に
示すように角度25度及び深さ1.5mmの開先を付け
た被溶接材量を前述の溶接条件で溶接したところ、凹凸
のない開先では融合不良(a2)が発生したのに対し、
凹凸をつけた開先では1.8mmの溶込み深さ(a2)
が得られた。また、凹凸のない開先で図7(b2)と同
じ溶込み深さを得ようとすると、図7(c)に示すよう
に開先角度を50度にする必要があった。このことか
ら、開先に凹凸をつけることにより、十分な溶込み深さ
を得るために開先角度を大きくした大きな開先と同様な
効果が奏せられ、しかも入熱量を低くできることが判っ
た。また、開先角度を小さくしても十分な溶込みが得ら
れることから、図6(b)に示すようにビード幅を小さ
くすることができた。更に、入熱量の低減が図られるた
め、図6(c)に示すように変形量も大幅に抑制され
た。
【0013】実施例2:被溶接材として、図8に示すよ
うに、Al合金JIS A6061鍛造材製のヨーク部
材31にAl合金JIS A6082押出し材製のパイ
プ部材32をMIG溶接した。凹凸のない従来の溶接開
先を、溶接電流240A,電圧24〜25V,溶接速度
1m/分,Arガス流量30リットル/分の溶接条件下
で溶加材径1.6mmのAl合金5356WYを溶加材
として使用し、MIG溶接した。この場合、溶込みを得
るために70度の開先角度が必要とされ、図8(a)に
示す断面をもつ溶接部が形成された。このとき、ヨーク
部材31とパイプ部材32とを溶融させるために必要な
熱量は、ヨーク部材31側の熱量がパイプ部材32側の
熱量よりも大きいために、適切なヒートバランスを得る
ことができなかった。そのため、被溶接材の溶接部やパ
イプ部材32側の熱影響部に、強度低下や欠陥が発生し
がちであった。
【0014】これに対し、本発明に従った溶接法では、
図8(b)に示すように熱容量の大きなヨーク部材31
側に凹凸を形成し、入熱量をパイプ部材32との間で相
関をとった。そして、同じ溶加材Al合金JIS A5
356WYを使用し、電流170A,電圧20V,溶接
速度1m/分,Arガス流量25リットル/分の条件下
で溶接した。得られた各溶接部のビード幅方向に関する
硬度分布を、図9の(a)及び(b)にそれぞれ示す。
図9から明らかなように、凹凸のない開先(a)では熱
影響部の幅が46mmであったのに対し、凹凸を形成し
た開先(b)では熱影響部が36mmと狭くなってい
た。また、溶接部の機械的性質も、凹凸を開先につける
ことにより改善されていた。このように、開先につけた
凹凸により、溶融部及び熱影響部を小さくすることがで
きた。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、凹凸を形成した接合端面をもつ開先を使用すること
により、溶接速度を2〜7m/分に高めることが可能と
なり、被溶接材に加えられる入熱量を少なくし、溶込み
が十分で幅の狭い健全な溶接ビードを形成している。軽
減された入熱量は被溶接材の変形を抑制し、健全な溶接
ビードは溶接製品の外観を向上させる。このようにし
て、本発明によるとき、汎用性の高いTIG又はMIG
溶接によって、良好な継手を持つアルミニウム製の溶接
性品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って突条(a),点状突起
(b),ローレット溝(c)及び両側のローレット溝
(d)により凹凸を形成した開先をもつアルミニウム材
【図2】 開先の断面図であり、双方の接合部端面を同
一角度で傾斜させた(a),一方の接合部端面を傾斜さ
せた開先(b),異なる角度で双方の接合部端面を傾斜
させた開先(c)及び肉厚の異なる被溶接材の開先
(d)
【図3】 肉厚が異なる被溶接材を溶接したときの溶接
部断面であり、従来の開先を使用した場合に融合不良が
生じた溶接部(a)及び凹凸のある開先を使用した場合
に十分な溶込みが得られた溶接部(b)
【図4】 開先に指向させた溶接トーチ(a),進行角
αで傾斜させた溶接トーチ(b)及び狙い角βで傾斜さ
せた溶接トーチ(c)
【図5】 実施例1で使用した通常の開先(a),凹凸
をつけた開先(b),クロス模様のローレット溝による
凹凸をつけた開先(c)及びローレット溝のサイズを示
す図(d)
【図6】 凹凸の有無が溶接結果に及ぼす影響を示すグ
ラフであり、開先角度と溶込み深さとの関係(a),溶
接速度とビード幅との関係(b)及び溶込み深さと収縮
量との関係(c)
【図7】 開先形状と溶込み状態との関係を説明する図
であり、開先角度25度で凹凸のない開先(a1)及び
形成された溶接部(a2),開先角度25度で凹凸を付
けた開先(b1)及び形成された溶接部(b2),同じ
溶込みを得るために開先角度を大きくした凹凸のない開
先(c)
【図8】 熱容量が異なるヨーク部材とパイプ部材との
溶接部を示し、凹凸のない開先を使用した場合(a)及
び凹凸を付けた開先を使用した場合(b)
【図9】 同じく凹凸のない開先を溶接した場合のビー
ド幅方向に関する硬度分布(a)及び凹凸を付けた開先
を溶接した場合のビード幅方向に関する硬度分布(b)
【符号の説明】
10,20:被溶接材料 11,21:接合部端面
12,22:凹凸 15:開先 16:溶接トーチ 17:ビード始端
部 31:ヨーク部材 32:パイプ部材 θ:開先角度 R:アール α:前進角 β:狙
い角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23K 103:10 (72)発明者 小林 正幸 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接合されるアルミニウム材料の接
    合部端面の一方又は双方に複数の凹凸が形成されている
    アルミニウム材料の溶接用開先。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の凹凸が複数の突条,点状
    突起又はローレット溝によって形成されている溶接用開
    先。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の凹凸の突条又は点状突起
    のピッチP(mm),高さh(mm)及び開先深さL
    (mm)がP=L/(3〜50)及びh=(0.3〜
    5)×Pの関係を維持している溶接用開先。
  4. 【請求項4】 接合端面に複数の凹凸が形成されたアル
    ミニウム材料を互いに突き合わせ、溶接速度2〜7m/
    分でTIG又はMIG溶接することを特徴とするアルミ
    ニウム材料の高速溶接方法。
  5. 【請求項5】 板厚が異なる被溶接材を溶接する際、低
    入熱でヒートバランスが採れるように熱容量の大きな被
    溶接材の開先面に請求項2又は3記載の凹凸状突条又は
    点状突起を形成し、TIG又はMIG溶接することを特
    徴とするアルミニウム材料の高速溶接方法。
JP9306695A 1995-01-23 1995-03-27 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法 Pending JPH08257784A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9306695A JPH08257784A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法
JP28806795A JP3585609B2 (ja) 1995-03-27 1995-10-09 アルミ部材のアーク溶接方法及び溶接製品
US08/589,193 US5811756A (en) 1995-01-23 1996-01-22 ARC welding method for aluminum members and welded product excellent in dimensional accuracy and external appearance
EP96100936A EP0722804A3 (en) 1995-01-23 1996-01-23 Arc welding process for workpieces made of aluminum and welded product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9306695A JPH08257784A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08257784A true JPH08257784A (ja) 1996-10-08

Family

ID=14072149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9306695A Pending JPH08257784A (ja) 1995-01-23 1995-03-27 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08257784A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086474A1 (ja) * 2003-03-25 2004-10-07 Hitachi Kokusai Electric Inc. 容器、容器製造方法、基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2005226611A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Sanyo Electric Co Ltd コンプレッサ用密閉容器の製造方法及びコンプレッサ用密閉容器及びコンプレッサ
JP2013056349A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Furukawa-Sky Aluminum Corp アルミニウム板材の接合方法
JP2014227769A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 新日鐵住金株式会社 防食鋼材、立設構造及び犠牲鋼板
KR20200084705A (ko) * 2019-01-03 2020-07-13 이만석 디스플레이용 핫프레스 챔버 제조방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086474A1 (ja) * 2003-03-25 2004-10-07 Hitachi Kokusai Electric Inc. 容器、容器製造方法、基板処理装置および半導体装置の製造方法
KR100712783B1 (ko) * 2003-03-25 2007-05-02 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 용기, 용기제조 방법, 기판 처리 장치 및 반도체 장치의제조 방법
JP2005226611A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Sanyo Electric Co Ltd コンプレッサ用密閉容器の製造方法及びコンプレッサ用密閉容器及びコンプレッサ
JP2013056349A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Furukawa-Sky Aluminum Corp アルミニウム板材の接合方法
JP2014227769A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 新日鐵住金株式会社 防食鋼材、立設構造及び犠牲鋼板
KR20200084705A (ko) * 2019-01-03 2020-07-13 이만석 디스플레이용 핫프레스 챔버 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3735135B2 (ja) 溶融アーク溶接によって金属部分を結合する方法
JPH08300172A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JP2004306084A (ja) レーザ溶接とア−ク溶接の複合溶接方法
US4019018A (en) Process for narrow gap welding of aluminum alloy thick plates
JP5318543B2 (ja) レーザ・アーク複合溶接法
JPH08257784A (ja) 溶接用開先及びアルミニウム材料の溶接方法
JP2012223799A (ja) 溶接継手の製造方法
US4037078A (en) Process for welding aluminum and aluminum alloys in horizontal welding position
JP2000176664A (ja) アルミニウム合金部材のレ―ザ溶接方法
JPH07266068A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金部材のレーザ溶接方法
CN113210870A (zh) 一种高效的激光-电弧复合热源高强钢管道直缝焊接工艺
JP3205191B2 (ja) 横向き溶接継手の溶接方法
JP4128022B2 (ja) インサート部材を用いた開先突き合わせ溶接方法およびそれに用いるインサート部材
JPH06142934A (ja) 亜鉛めっき鋼板のアーク溶接方法
JP5483553B2 (ja) レーザ・アーク複合溶接法
JPH07256456A (ja) 片面サブマージアーク溶接方法
JPH08281436A (ja) T継手の2電極水平すみ肉潜弧溶接方法
JPH01205893A (ja) 高炭素鋼板の溶接方法
EP4282571A1 (en) Laser brazing joining method
JPH04327385A (ja) レーザによる重ね溶接方法
JP2945294B2 (ja) 高炭素鋼鋼帯のレーザ溶接方法
JPH09262689A (ja) 継手の溶接方法
JPS5937716B2 (ja) コウソクガスシ−ルドア−クヨウセツホウ
JPH08332567A (ja) 裏当材を用いない片側溶接方法
JP2986135B2 (ja) アーク溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040921

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02