JP2000176664A - アルミニウム合金部材のレ―ザ溶接方法 - Google Patents

アルミニウム合金部材のレ―ザ溶接方法

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JP2000176664A
JP2000176664A JP11279306A JP27930699A JP2000176664A JP 2000176664 A JP2000176664 A JP 2000176664A JP 11279306 A JP11279306 A JP 11279306A JP 27930699 A JP27930699 A JP 27930699A JP 2000176664 A JP2000176664 A JP 2000176664A
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laser beam
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shaped groove
welding
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Takakuni Iwase
瀬 孝 邦 岩
Hironori Sakamoto
元 宏 規 坂
Minoru Kasukawa
川 実 粕
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜め方向からレーザビームを照射した場合で
も、レーザビームを反射させることなく、レーザエネル
ギーを溶接部に十分に吸収させることができ、融合不良
を防止して十分な継手強度を備えた溶接継手を高能率に
得ることができるアルミニウム合金部材のレーザ溶接方
法を提供する。 【解決手段】 例えば、重ね溶接に際して、レーザビー
ム照射側のアルミニウム合金部材1の表面に溶接線に沿
って、加工点におけるレーザビーム径をd、前記アルミ
ニウム合金部材1の溶接部における板厚をtとすると
き、深さaがd/2〜t/3、底部角度θが85°〜9
5°の大きさのV形溝3を設け、溶加材を供給しながら
20°以内のビーム照射角αでV形溝の中央部にレーザ
ビームBを照射して溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザを用いたア
ルミニウム合金の溶接技術に係わり、さらに詳しくはア
ルミニウム合金の板材,プレス材,押出し成形材,鋳物
等からなるアルミニウム合金部材の突き合わせおよび重
ね溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金を機械構造部品、例え
ば、自動車の構造部材として使用するに際して溶接を行
う場合、レーザ溶接を適用すると、MIG溶接やTIG
溶接と比較して高速の溶接が可能であり、溶接施工時間
の短縮や熱歪みの低減といった効果が得られる。
【0003】ところが、特に自動車用部品のように、3
次元的形状を有する部材を溶接するに際しては、図10
(a)および(b)に示すように、レーザビームBの集
光途中における被溶接部材1,2とビームBの干渉や、
部材同士の位置関係によってレーザ照射ヘッドを溶接ラ
インの真上に持ってくることができず、図10(c)に
示すように、ビーム照射角αを設けてレーザビームBを
溶接面に対して斜めに照射することによって溶接しなけ
ればならない場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム合金においては材料特性として、スチール材など
と比較して光の反射率が高いためにレーザビームの一部
が溶接面で反射することによって、溶接母材に吸収され
るエネルギーが減少することから、溶け込み深さが浅く
なり、特に、ビーム照射角αを設けてレーザビームを照
射する上記のような重ね溶接においては十分な溶接幅を
確保することができなくなって、所期の継手強度を得る
ことが困難になるという問題点があった。また、重ね溶
接だけでなく突き合わせ溶接においてビームを傾けるこ
となく溶接した場合にも、溶接母材に吸収されるエネル
ギーが減少することから、スチール材に較べて溶け込み
深さが浅くなり、溶接速度を低くせざるを得ないという
同様の問題点があり、このような問題の解決がレーザに
よる従来のアルミニウム合金部材の溶接における課題と
なっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来のアルミニウム合金部材
のレーザ溶接における上記課題に着目してなされたもの
であって、鉛直方向からはもとより、斜め方向からレー
ザビームを照射したときでも、十分な溶け込みを得るこ
とができ、溶接速度を低下させることなく、高い継手強
度を得ることができるアルミニウム合金部材のレーザ溶
接方法、とりわけ突き合わせ溶接および重ね溶接方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るアルミニウム合金部材のレーザ溶接方法は、2以上の
アルミニウム合金部材を重ね合わせ、または突き合わせ
て上方からレーザビームを照射し溶接するに際し、レー
ザビームが照射されるアルミニウム合金部材の表面に溶
接線に沿ってV形溝を設け、溶加材を供給しながら前記
V形溝の中央部にレーザビームを照射して溶接する構成
としており、アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法に
おけるこのような構成を前述した従来の課題を解決する
ための手段としたことを特徴としている。
【0007】本発明の請求項2に係わるアルミニウム合
金部材のレーザ溶接方法においては、2以上のアルミニ
ウム合金部材を突き合わせて溶接するに際し、突き合わ
せ部の上面角部に面取り、またはアールを設けることに
よってV形溝を形成する構成としたことを特徴としてお
り、このときに突き合わせ部の上面角部に形成する面取
りの大きさCとしては、請求項3に記載しているよう
に、加工点におけるレーザビーム径をdとし、アルミニ
ウム合金部材の板厚をtとするとき、d/2≦C≦t/
2の範囲とすることが望ましく、同様に突き合わせ部の
上面角部に形成するアールの大きさRについては、請求
項4に記載しているように、d/2≦R≦t/2の範囲
とすることが望ましい。
【0008】本発明の請求項5に係わるアルミニウム合
金部材のレーザ溶接方法においては、板厚方向に重ね合
わせた2以上のアルミニウム合金部材の一方の側から溶
接面に斜め方向からレーザビームを照射してこれらアル
ミニウム合金部材を重ね溶接するに際し、レーザビーム
照射側のアルミニウム合金部材の表面に溶接線に沿って
V形溝を設け、溶加材を供給しながら前記V形溝の中央
部にレーザビームを照射して溶接する構成としたことを
特徴としており、このときのレーザビームの照射角度
や、レーザビーム照射側のアルミニウム合金部材に設け
るV形溝の大きさとしては、請求項6に記載しているよ
うに、ビーム照射角αを20°以下とし、加工点におけ
るレーザビーム径をd、レーザビーム照射側のアルミニ
ウム合金部材の溶接部における板厚をtとするとき、V
形溝の深さaをd/2≦a≦t/3、底部角度θを85
°≦θ≦95°とすることが望ましい。
【0009】本発明に係わるレーザ溶接方法に適用され
るアルミニウム合金部材としては、請求項7に記載して
いるように、アルミニウム合金板材のプレス成形品を用
いることができ、プレス成形時にコイニング加工を施す
ことによってV形溝を設けるようにすることができる。
また、請求項8に記載しているように、アルミニウム合
金部材としてアルミニウム合金の押出し成形品を用いる
ことができ、押出し成形時にV形溝や面取り、アール形
状を設けるようにすることができる。
【0010】また、本発明に係わるアルミニウム合金部
材のレーザ溶接方法においては、溶加材として、請求項
9に記載しているようにフィラーワイヤを使用すること
ができ、このフィラーワイヤを溶接進行方向の前方側か
ら供給するようになすことができる。
【0011】さらに、本発明の請求項10に係わるアル
ミニウム合金部材のレーザ溶接方法においては、レーザ
照射ヘッドに連結したローラあるいはピンなどの押圧部
材を前記V形溝内に挿入し所定の角度および距離を保持
した状態でレーザ照射ヘッドに先行させ、アルミニウム
合金部材を押圧して互いに密着させると共に、レーザ照
射ヘッドをV形溝に沿って移動させてレーザービームを
当該V形溝の中央に導くようにすることができ、この場
合、ローラあるいはピンなどの押圧部材におけるV形溝
内への挿入部分の寸法については、請求項11に記載し
ているように、溝深さの半分以下とすることが望まし
い。
【0012】そして、請求項12に係わるアルミニウム
合金部材のレーザ溶接方法においては、アルミニウム合
金部材の溶接部における板厚tが0.6〜3.0mmの
範囲である構成としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用】本発明に係わるアルミニウム合金部材の
レーザ溶接方法においては、アルミニウム合金部材を突
き合わせ溶接、あるいは重ね溶接するに際し、溶接線に
沿ってV形溝を形成し、このV形溝の中央部にレーザビ
ームを照射するようにしているので、レーザビームの一
部が溝中央部で吸収されることなく反射したとしても、
反射光が溝の相対向する壁面に当たり、溝内で反射を繰
り返すことからレーザビームの吸収率が高まり、溶接部
の溶け込みが深いものとなる。そのため、溶接速度を速
くしたとしても融合不良や溶接界面における溶接幅不足
が生じることがなくなり、生産性を損なうことなく十分
な強度を備えたアルミニウム合金の溶接継手が得られる
ことになる。また、溶接に際して溶加材を使用している
ので、V形溝があっても溶接金属量が不足することがな
く、アンダーカットなどの溶接不良が生じることもな
い。
【0014】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレ
ーザ溶接方法においては、請求項2に記載しているよう
に、突き合わせ溶接に際して、突き合わせ部の上面角部
に面取り、またはアールを設けることによってV形溝を
形成するようになすことができ、このとき上面角部に形
成する面取りの大きさC、およびアールの大きさRにつ
いては、請求項3および請求項4に記載しているよう
に、それぞれd/2≦C≦t/2、およびd/2≦R≦
t/2(d:加工点におけるレーザビーム径、t:アル
ミニウム合金部材の板厚)の範囲内とすることが望まし
い。
【0015】これは、面取りの大きさC、あるいはアー
ルの大きさRが、それぞれd/2、すなわち加工点にお
けるレーザビーム径の半分に満たない場合には、反射率
が高くなって溶け込みが浅くなり、逆にt/2、すなわ
ち合金部材の板厚の半分を超えた場合には、溶融金属量
が不足気味となって継手強度が不足する傾向があること
による。
【0016】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレ
ーザ溶接方法においては、請求項5に記載しているよう
に、例えば部材とビームの干渉を避けるために、レーザ
ビームを斜め方向から溶接部に照射してアルミニウム合
金部材を重ね溶接するに際し、溶接線に沿ってV形溝を
形成し、このV形溝の中央部にレーザビームを照射する
ようにしているので、斜め方向から照射されたレーザビ
ームの一部が溝中央部で吸収されることなく反射したと
しても、反射光が溝の相対向する壁面に当たり、溝内で
反射を繰り返すことからレーザビームの吸収率が高ま
り、溶接部の溶け込みが深いものとなる。さらに、レー
ザビームが相対向する壁面で反射しあって溶接母材が溶
融することから、レーザビームが斜め方向から照射され
ているにも拘らず、溶接ビードがほぼ垂直方向(板厚方
向)に形成されるため、アルミニウム合金部材の溶接界
面において、十分な継手強度を得るに足る溶接幅が確保
されることになる。また、溶接に際して溶加材を使用し
ているので、V形溝があっても溶接金属量が不足するこ
とがなく、アンダーカットなどの溶接不良が生じること
もない。
【0017】このとき、レーザビームの照射角度やV形
溝の大きさについては、請求項5に記載しているよう
に、ビーム照射角αを20°以下とし、加工点における
レーザビーム径がd、レーザビーム照射側のアルミニウ
ム合金部材の溶接部における板厚がtであるとき、V形
溝の深さaをd/2〜t/3の範囲、底部角度θを85
°〜95°の範囲とすることが望ましい。
【0018】これは、ビーム照射角αが20°を超える
と、溶け込み深さが浅くなる傾向があることによる。ま
た、V形溝の深さaがd/2、すなわち加工点における
レーザビーム径の半分に満たない場合には、反射率が高
くて溶け込みが浅くなり、逆にV形溝の深さaがt/
3、すなわちレーザビーム照射側部材の板厚の3分の1
を超えた場合には、アンダーカットとなって、継手強度
が不足する傾向が認められることによる。さらに、V形
溝の底部角度θが85°に満たない場合には、とくにビ
ーム照射角αが大きくなった時にビームが十分に溝中央
に入らなく、溶け込み不足となって、十分な継手強度が
得られなくなり、底部角度θが95°を超えた場合に
は、溝内における反射回数が少なくなってレーザビーム
の吸収量が減少し、十分な溶け込み形状が得難くなる傾
向があることによる。
【0019】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレ
ーザ溶接方法の実施態様として請求項7に係わる溶接方
法においては、被溶接部材としてアルミニウム合金板材
のプレス成形品を用い、プレス成形時にコイニング加工
を施すことによってV形溝を設けるようにしており、同
じく実施態様として請求項8に係わる溶接方法において
は、被溶接部材としてアルミニウム合金の押出し成形品
を用い、押出し成形時にV形溝を設けるようにしている
ので、例えば機械切削などによって部材の成形後にV形
溝を形成する場合に較べて、溝の加工工数およびコスト
が大幅に削減されることになる。
【0020】また、実施態様として請求項9に係わるア
ルミニウム合金部材のレーザ溶接方法においては、溶加
材としてフィラーワイヤを使用し、このフィラーワイヤ
を溶接進行方向の前方側から供給するようにしているこ
とから、溶加材がぶれることなくレーザビームの焦点位
置に安定して供給されるようになり、溶接品質が安定し
た良好なものとなる。
【0021】さらに実施態様として請求項10に係わる
アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法においては、レ
ーザ照射ヘッドに連結したローラあるいはピンなどの押
圧部材をV形溝内に挿入した状態でレーザ照射ヘッドに
先行して移動させることによって、アルミニウム合金部
材を互いに密着させると共に、レーザ照射ヘッドをV形
溝に沿って案内してレーザビームを溝中央に導くように
なっているので、極めて単純な機構によってレーザビー
ムの位置ずれが防止され、焦点距離が安定に保持される
ことから、溶接品質がより安定したさらに良好なものと
なる。この場合、使用するローラあるいはピンなどの押
圧部材の先端部がV形溝の底部に達すると、その加圧力
によってレーザビームの照射される部分が変形する可能
性がないとは言えないため、変形による溶接品質の変動
を抑える観点から押圧部材のV形溝内への挿入部分の寸
法については、請求項11に記載しているように、溝深
さ(すなわち、重ね溶接の場合にはa、突き合わせ溶接
の場合には面取りの大きさCあるいはアールの大きさ
R)の半分以下とすることが望ましい。
【0022】なお、本発明に係わるレーザ溶接方法に適
用されるアルミニウム合金部材の板厚としては、施工頻
度の観点、および外観不良や溶け込み不足などを防止
し、溶接品質を確保する観点から、請求項12に記載し
ているように、アルミニウム合金部材の溶接部における
板厚tが0.6〜3.0mmの範囲とすることが望まし
い。すなわち、板厚tが0.6mm未満の場合には部品
としての実質的な強度が得られず、板厚tが逆に3.0
mmを超えた場合には溶接継手としての十分な溶け込み
を得ることが難しくなる傾向がある。
【0023】また、本発明に係わるアルミニウム合金部
材のレーザ溶接方法において照射されるレーザービーム
については、シングルビームのみに限定されず、図9に
示すように複数のレーザビームBを溶接進行方向に沿っ
た方向に並列させた状態でV形溝3に照射するようにし
てもよく、この場合にも溶加材13を溶接進行方向の前
方側から供給することが望ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるアルミニウム
合金部材のレーザ溶接方法は、アルミニウム合金部材を
突き合わせ溶接または重ね溶接するに際し、アルミニウ
ム合金部材の表面に溶接線に沿ってV形溝を設け、溶加
材を供給しながらV形溝の中央部にレーザビームを照射
して溶接するようになすものであるから、上方から照射
されたレーザビームがV形溝の相対向する壁面に当たっ
て溝内で反射を繰り返すことから、レーザビームの溶接
部への吸収率が高まり、溶け込み深さの大きい溶接部を
得ることができ、所定の溶け込み深さを得るための溶接
速度を高速化することができるようになり、生産効率の
大幅な向上を図ることができるという極めて優れた効果
をもたらすものである。
【0025】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレ
ーザ溶接方法の実施態様として請求項2に係わる突き合
わせ溶接方法においては、突き合わせるアルミニウム合
金部材の上面角部に面取り、またはアールを設けること
によりV形溝を形成するようにしており、とくに請求項
3、または請求項4に係わる溶接方法においては、加工
点におけるレーザビーム径がd、レーザビームが照射さ
れるアルミニウム合金部材の溶接部における板厚がtで
あるとき、面取りの大きさC、あるいはアールの大きさ
Rを2/d〜t/2の範囲としているので、溶接品質が
より安定したものとなり、上記効果をより確実なものと
することができる。
【0026】また本発明の請求項5に係わるアルミニウ
ム合金部材のレーザ溶接方法は、溶接面に斜め方向から
レーザビームを照射してアルミニウム合金部材を重ね溶
接するに際し、アルミニウム合金部材の表面に溶接線に
沿ってV形溝を設け、溶加材を供給しながらV形溝の中
央部にレーザビームを照射して溶接するようになすもの
であるから、斜め方向から照射されたレーザビームがV
形溝の相対向する壁面に当たって、溝内で反射を繰り返
すことからレーザビームの吸収率が高まり、溶け込み深
さの大きい溶接部を得ることができ、十分な継手強度を
確保することができるという極めて優れた効果をもたら
すものである。
【0027】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレ
ーザ溶接方法の実施態様として請求項6に係わる重ね溶
接方法は、ビーム照射角αを20°以下とし、加工点に
おけるレーザビーム径がd、レーザビーム照射側のアル
ミニウム合金部材の溶接部における板厚がtであると
き、V形溝の深さaをd/2〜t/3の範囲、底部角度
θを85°〜95°の範囲としたものであるから、溶接
品質がより安定したものとなり、上記効果をより確実な
ものとすることができる。また、実施態様として請求項
7に係わるアルミニウム合金部材のレーザ溶接方法にお
いては、被溶接部材としてプレス成形時にコイニング加
工を施すことによってV形溝を形成したアルミニウム合
金板材のプレス成形品を用いるようにしているので、加
工工数およびコストを大幅に削減することができ、同じ
く実施態様として請求項8に係わる溶接方法において
は、被溶接部材として押出し成形時にV形溝を形成した
アルミニウム合金の押出し成形品を用るようにしている
ので、同様に加工工数およびコストが大幅を大幅に削減
することができ、このような溶接製品を安価に提供する
ことができるという効果がもたらされる。
【0028】さらに実施態様として請求項9に係わるア
ルミニウム合金部材のレーザ溶接方法においては、溶加
材としてフィラーワイヤを使用し、このフィラーワイヤ
を溶接進行方向の前方側から供給するようにしているの
で、溶加材の供給が容易で、レーザビームの焦点位置に
溶加材を安定に供給することができ、安定した品質の溶
接部を得ることができる。また、請求項10に係わるア
ルミニウム合金部材のレーザ溶接方法においては、レー
ザ照射ヘッドに連結したローラあるいはピンなどの押圧
部材を用いて、アルミニウム合金部材同士を密着させる
と共に、レーザ照射ヘッドをガイドしてレーザビームを
溝中央に導くようにしているので、単純な機構でありな
がらレーザビームの位置ずれや焦点距離の変動をを有効
に防止することができ、溶接品質をより安定したさらに
良好なものとすることができ、さらに実施態様として請
求項11に係わる溶接方法においては、この場合に使用
する押圧部材のV形溝内への挿入寸法を溝深さの半分以
下としているので、溝底部の変形に起因する溶接品質の
変動、劣化を有効に防止することができ、請求項12に
係わるアルミニウム合金部材のレーザ溶接方法において
は、アルミニウム合金部材の溶接部における板厚tを
0.6〜3.0mmの範囲としていることから、外観不
良や溶け込み不足などが発生する可能性が極めて少な
く、さらに安定した品質の溶接継手を得ことができると
いうさらに優れた効果がもたらされる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体
的に説明する。
【0030】実施例1 まず、被溶接部材として板厚t=2.0mmのアルミニ
ウム合金部材(板材)1および2を用意し、図1に示す
ように、レーザビーム照射側のアルミニウム合金部材1
の表面に底部角度θ=90°、溝深さa=0.4mm
(後述するレーザビームの加工点におけるビーム径dに
一致させてある)のV形溝3を溶接線に沿って形成し
た。そして、アルミニウム合金部材1および2を密着さ
せた状態で、1.2mm径の共金系フィラーワイヤを
4.5m/minの速度で前記V形溝3内に供給しなが
ら、加工点におけるビーム径d=0.4mm、出力5k
WのレーザビームBを照射角α=20°でV形溝3の中
央部に照射し、4.5m/minの溶接速度で重ね溶接
を実施した。このとき、比較のためにV形溝を形成して
いないアルミニウム合金部材1´および2´についても
同様の溶接条件のもとに重ね溶接を実施した。
【0031】このようにして得られた溶接ビードの断面
形状は、図2に示すとおりで、V形溝を形成することな
く溶接を行った場合(従来方法)には、図2(a)に示
すように、溶接金属が板厚方向に対して傾いた断面形状
をなし、十分な溶け込み深さが得られていないのに対
し、本発明に係わる溶接方法に基づいて、アルミニウム
合金部材1の表面にV形溝3を設けたうえで溶接を行っ
た場合には、図2(b)に示すように、斜め方向からレ
ーザビームBが照射したにも拘らず、溶接金属断面が被
溶接部材表面に対してほぼ垂直な形状を有し、溶け込み
が深く、アルミニウム合金部材1および2の界面におけ
る溶接幅Wも広くなっていることが確認された。
【0032】図3は、上記により得られた溶接継手の継
手引張り試験結果を示すグラフであって、V形溝を形成
することなく溶接を行った場合には、十分な溶接幅Wが
得られないために、所期の継手強度が得られないのに対
し、本発明方法に基づいてアルミニウム合金部材1の表
面にV形溝3を設けたうえで溶接を行った場合には、十
分な溶け込み深さが得られ、部材界面における溶接幅W
が広くなるため、極めて高い継手強度が得られることが
確認された。また、V形溝を形成せずに溶接する場合に
溶接速度を遅くすることによる影響を調査したが、溶接
速度を遅くしても部材界面の溶接幅Wがあまり増加しな
いことから、継手強度がほとんど改善されないことが判
明した。
【0033】実施例2 上記同様のアルミニウム合金部材1(t=2.0mm)
のレーザビーム照射側表面に、底部角度θが80°〜1
00°、溝深さaが0(溝なし)〜0.8mm(2t/
5に相当)の範囲にそれぞれ変化させたV形溝3を溶接
線に沿って形成し、図1に示すようにアルミニウム合金
部材1および2を密着させた状態で、上記実施例と同じ
溶接条件のもとに、ビーム照射角αを0°(溶接面に垂
直)および20°として重ねレーザ溶接を実施したの
ち、得られた溶接継手の継手強度を測定した。各条件の
溶接繰り返し数を3回として、その結果を図4に示す。
【0034】図において、繰り返し3回とも目標の継手
強度が得られた場合を○、繰り返し3回のうちに目標継
手強度に達しなかったものがある場合を▲、ビーム照射
角αが0°(垂直)では問題がないものの、ビーム照射
角αが20°では目標強度が得られない場合を■、繰り
返し3回とも目標の継手強度が得られなかった場合を×
として評価した。
【0035】この結果から、ビーム照射角αを20°ま
で傾斜させた場合でも、V形溝の深さaについては、レ
ーザビームの加工点におけるビーム径dおよびレーザビ
ーム照射側のアルミニウム合金部材1の板厚tに対し
て、d/2〜t/3の範囲、V形溝の底部角度θについ
ては、85°〜95°の範囲において所期の継手強度が
得られることが確認された。
【0036】実施例3 図5は、本発明に係わるアルミニウム合金部材の重ねレ
ーザ溶接方法の一実施例として、レーザビーム照射側の
アルミニウム合金部材1の表面に形成したV形溝3の中
に挿入した押圧部材によってアルミニウム合金部材1お
よび2を密着させると共に、レーザ照射ヘッドをV形溝
3に沿って案内してレーザビームをV形溝3の中央部に
導く要領を説明するものである。
【0037】図において、レーザ照射ヘッド10には、
剛体からなるアーム11を介して押圧部材としてのロー
ラ12が溶接方向の前方側に連結されており、レーザ照
射ヘッド10に対して所定の角度および距離を保持して
いる。また、溶加材としてのフィラーワイヤ13は、レ
ーザ照射ヘッド10とローラ12の間に配設されたノズ
ル14を介して、溶接方向の前方側からV形溝3内に連
続的に供給されるようになっている。
【0038】このようなレーザ照射ヘッド10は、ロボ
ットアームあるいはNC加工機に取付けられ、ローラ1
2がその先端部12a(図6参照)V形溝3内に挿入さ
れた状態でアルミニウム合金部材1に押し付けられ、こ
の状態で溶接が進行する。
【0039】したがって、アルミニウム合金部材1およ
び2の変形が矯正され、両部材1,2が互いに密着した
状態に溶接されると共に、レーザ照射ヘッド10がV形
溝3内のローラ12に追随して移動することから、レー
ザビームBが位置ずれすることなく常にV形溝3の中央
部に導かれ、焦点距離を安定に保持することができるの
で、溶接品質を安定化させることができる。
【0040】図6は、前記ローラ12の先端部12aの
形状の例を示すものであって、先端面が平らな台形断面
(図6(b))、あるいは先端面が曲面を有する台形と
円形断面を組み合わせた形状とすることができる。
【0041】この先端部12aの突出寸法bについて
は、大きすぎるとV形溝3の底部、すなわちレーザビー
ムBの照射部分が変形することがあるので望ましくな
い。許容限度を求めるために、突出寸法bの異なるロー
ラ12を用いて溶接を繰り返した結果、突出寸法bが溝
深さaの1/2を超えると、部分的に溶接が不安定にな
る現象が観察され、当該部分においては溶接金属の溶け
込み深さが浅くなることが確認された。
【0042】なお、この実施例においては、押圧部材と
してローラ12を使用した例を示したが、本発明の溶接
方法においてはローラのみに限定されず、例えばピン状
のものを用いることも可能である。
【0043】実施例4 被溶接部材として板厚t=2.0mmのアルミニウム合
金部材1および2を用意し、図7(a)に示すように、
これらアルミニウム合金部材1および2の上面角部を面
取りしたうえで、これらを突き合わせることにより、溶
接線に沿ってV形溝3を形成した。このとき、面取りの
大きさCを0〜1.0mmの範囲で変化させた。
【0044】そして、溶接速度Vを7.0〜11.0m
/分、1.2mm径のフィラーワイヤの送給速度Vwを
溶接速度Vの0.6〜1.2倍の範囲で変化させて、加
工点におけるビーム径d=0.4mm、出力5kWのレ
ーザビームを照射することによって上記アルミニウム合
金部材1および2の突き合わせ溶接を行い、溶接金属の
溶け込み形状について調査した。
【0045】図8は、その結果として、溶接金属が溶接
部を貫通するための臨界的な溶接速度とフィラー送給率
(Vw/V)の関係を面取りの大きさCについて整理し
たものであって、面取りの大きさCを示す各線の図中上
方側の領域では溶接金属が溶接部を貫通せず(非貫通
域)、下方側の領域では貫通する(貫通域)ことを示し
ている。
【0046】この図から明らかなように、面取りの大き
さC=0mm、すなわちV形溝3を形成することなく溶
接を行った場合(従来方法)には、フィラーワイヤの送
給速度Vwが溶接速度Vの1.2倍の時に溶接速度Vが
6.5m/分で貫通しなくなったのに対し、面取りの大
きさCを大きくするに従って貫通する溶接速度が速くな
り、C=1.0mmでは9.5mmにまで達した。ま
た、フィラー送給率が低い場合も同様な傾向が認めら
れ、面取りを設けてV形溝3を形成することによって、
貫通溶接を行うための溶接速度を大幅に向上させること
ができることが確認された。なお、貫通した溶接継手を
引っ張り試験した結果、面取りの大きさCが1.0mm
を超えた場合には、V形溝3が大きくなりすぎて、溶接
部にアンダーカットが生じることから、継手強度が低下
する傾向が確認された。
【0047】また、図7(b)に示すように、アルミニ
ウム合金部材1および2の上面角部にアールを設けてV
形溝3を形成した場合においても、上記と同様の効果が
認められ、貫通溶接となる溶接速度は、面取りを行った
場合と同様の結果となり、V形溝を形成するためにアル
ミニウム合金部材に設ける面取りやアールの大きさは、
それぞれd/2≦C≦t/2,d/2≦R≦t/2の範
囲とした場合に溶接速度を速める効果が大きいことが確
認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わるアルミニウム合金部材
のレーザ溶接方法の実施例として重ね溶接要領を説明す
る溶接部の概略断面図である。 (b) 図1(a)に示したV形溝の形状を詳細に説明
する要部拡大説明図である。
【図2】(a)および(b)は本発明に基づいてアルミ
ニウム合金部材を重ね溶接した場合の溶接ビード形状を
V形溝を形成することなく溶接した従来方法による溶接
ビード形状と比較して示す断面図である。
【図3】本発明に基づいて形成した重ね溶接継手と従来
方法による重ね溶接継手の継手強度を比較して示すグラ
フである。
【図4】重ね溶接継手の継手強度におよぼすV形溝の深
さと底部角度の影響を示すグラフである。
【図5】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレーザ
溶接方法の実施例として、V形溝中に挿入した押圧部材
によってアルミニウム合金部材を密着させると共にレー
ザ照射ヘッドを溶接線に沿ってガイドする要領を示す斜
視図である。
【図6】(a)および(b)は図5に示した押圧部材の
形状例を示す断面図である。
【図7】(a) アルミニウム合金部材の突き合わせ溶
接に際して部材の上面角部を面取りすることによって形
成されたV形溝を示す概略断面図である。 (b) アルミニウム合金部材の突き合わせ溶接に際し
て部材の上面角部にアールを設けることによって形成さ
れたV形溝を示す概略断面図である。
【図8】本発明に基づいてアルミニウム合金部材を突き
合わせ溶接した場合に、貫通溶接となるための臨界的な
溶接速度とフィラー送給率との関係を面取りの大きさに
ついて示すグラフである。
【図9】本発明に係わるアルミニウム合金部材のレーザ
溶接方法の一実施形態として、複数のレーザビームを用
いて溶接する要領を示す斜視図である。
【図10】(a)ないし(c)は重ねレーザ溶接方法に
おいてレーザビームを傾斜させる必要性を説明する斜視
図および断面図である。
【符号の説明】
B レーザビーム 1 アルミニウム合金部材(レーザビーム照射側) 2 アルミニウム合金部材 3 V形溝 10 レーザ照射ヘッド 12 ローラ(押圧部材) 12a 先端部(溝内への挿入部分) 13 フィラーワイヤ(溶加材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上のアルミニウム合金部材を重ね合
    わせ、または突き合わせて上方からレーザビームを照射
    し溶接するに際し、レーザビームが照射されるアルミニ
    ウム合金部材の表面に溶接線に沿ってV形溝を設け、溶
    加材を供給しながら前記V形溝の中央部にレーザビーム
    を照射して溶接することを特徴とするアルミニウム合金
    部材のレーザ溶接方法。
  2. 【請求項2】 2以上のアルミニウム合金部材を突き合
    わせて溶接するに際し、突き合わせ部の上面角部に面取
    り、またはアールを設けることによってV形溝を形成す
    ることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金部
    材のレーザ溶接方法。
  3. 【請求項3】 突き合わせ部の上面角部に設ける面取り
    の大きさCは、加工点におけるレーザビーム径をd、ア
    ルミニウム合金部材の板厚をtとするとき、d/2≦C
    ≦t/2の範囲にあることを特徴とする請求項2記載の
    アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法。
  4. 【請求項4】 突き合わせ部の上面角部に設けるアール
    の大きさRは、加工点におけるレーザビーム径をd、ア
    ルミニウム合金部材の板厚をtとするとき、d/2≦R
    ≦t/2の範囲にあることを特徴とする請求項2記載の
    アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法。
  5. 【請求項5】 板厚方向に重ね合わせた2以上のアルミ
    ニウム合金部材の一方の側から溶接面に斜め方向からレ
    ーザビームを照射してこれらアルミニウム合金部材を重
    ね溶接するに際し、レーザビーム照射側のアルミニウム
    合金部材の表面に溶接線に沿ってV形溝を設け、溶加材
    を供給しながら前記V形溝の中央部にレーザビームを照
    射して溶接することを特徴とする請求項1記載のアルミ
    ニウム合金部材のレーザ溶接方法。
  6. 【請求項6】 レーザビームの照射角αが20°以下で
    あると共に、加工点におけるレーザビーム径をd、レー
    ザビーム照射側のアルミニウム合金部材の溶接部におけ
    る板厚をtとするとき、前記V形溝の深さaがd/2≦
    a≦t/3、底部角度θが85°≦θ≦95°であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のアルミニウム合金部材の
    レーザ溶接方法。
  7. 【請求項7】 アルミニウム合金部材がプレス成形品で
    あって、プレス成形時にコイニング加工を施すことによ
    ってV形溝を設けることを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれかに記載のアルミニウム合金部材のレー
    ザ溶接方法。
  8. 【請求項8】 アルミニウム合金部材が押出し成形品で
    あって、押出し成形時にV形溝を設けることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のアルミニ
    ウム合金部材のレーザ溶接方法。
  9. 【請求項9】 溶加材としてフィラーワイヤを使用し、
    該フィラーワイヤを溶接進行方向の前方側から供給する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載のアルミニウム合金部材のレーザ溶接方法。
  10. 【請求項10】 レーザ照射ヘッドに連結したローラあ
    るいはピンなどの押圧部材を前記V形溝内に挿入し所定
    の角度および距離を保持した状態でレーザ照射ヘッドに
    先行させ、アルミニウム合金部材を押圧して互いに密着
    させると共に、レーザ照射ヘッドをV形溝に沿って移動
    させてレーザービームを当該V形溝の中央に導くことを
    特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の
    アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法。
  11. 【請求項11】 ローラあるいはピンなどの押圧部材に
    おける前記V形溝内への挿入部分の寸法が溝深さの半分
    以下であることを特徴とする請求項10記載のアルミニ
    ウム合金部材のレーザ溶接方法。
  12. 【請求項12】 アルミニウム合金部材の溶接部におけ
    る板厚tが0.6〜3.0mmの範囲であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のア
    ルミニウム合金部材のレーザ溶接方法。
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