JPH0239664Y2 - - Google Patents

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JPH0239664Y2
JPH0239664Y2 JP1984071561U JP7156184U JPH0239664Y2 JP H0239664 Y2 JPH0239664 Y2 JP H0239664Y2 JP 1984071561 U JP1984071561 U JP 1984071561U JP 7156184 U JP7156184 U JP 7156184U JP H0239664 Y2 JPH0239664 Y2 JP H0239664Y2
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JP
Japan
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blade
tip
edge
cutting
electrode
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JP1984071561U
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JPS60181281U (ja
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  • Milling Processes (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、溶接ロボツド用チツプドレーサー
に使用するブレード(整形工具)に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来より、自動車の車体組立ライン等におい
て、溶接ロボツトによる自動スポツト溶接が行わ
れているが、この場合の溶接方法は、一般的に一
対のガンの先端に装着した電極チツプによつて溶
接個所を両側より押圧・挾持して溶接するもので
ある。この電極チツプは、溶接回数が多くなるに
つれてその先端表面が酸化膜に覆われるとともに
接触面積が大きくなり、溶接品質が劣化してくる
ため、一定回数溶接を行うとチツプドレツサーに
よりチツプ先端を切削し、酸化した部分を除去し
て元の寸法形状にしなければならない。
このような溶接ロボツトに使用されるチツプド
レツサーは、上下両端に刃部を有するブレードを
回転させることにより一対の電極チツプを同時に
切削することができる。しかし、従来のブレード
は、電極チツプ先端の断面形状と同一の形状とし
た刃部の全体にわたつて形成されていた。
このため、第8図に見るように、ブレード1中
央の厚肉部8に切欠部20を必ず形成しなければ
ならず、この部分における肉厚が薄くなつてい
た。電極チツプ先端の切削時にはブレードに一定
の押圧力(通常60Kg程度)が作用するため、ブレ
ードが厚肉部8から破損することがあり、また強
度を増すためにはブレード自体の丈を大きくする
必要があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、この考案は、ブレードの強度を大とす
ることをその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案が上記問題点を解決するために講じた
技術的手段は、各刃部の電極チツプ先端の端面に
対応する底部に切刃を形成せず、この底部に摺擦
端縁を形成したことである。
〔作用〕
ブレードの刃部に消耗した電極チツプを配置し
て押圧すると、電極チツプ先端の側面のみが刃部
の側縁部に接触し、その端面は接触しない。ブレ
ードを回転させると電極チツプ先端の側面が切削
されるので、その端面は刃部の底部の摺擦端縁に
接触するようになる。このとき、底部の摺擦端縁
は端面を摺擦するので、これにより端面の酸化膜
は完全に除去される。
〔実施例〕
以下、図面に基いてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案の第1実施例を示したもの
で、このブレード1はその両側に刃部2が形成さ
れている。各刃部2は、通常電極チツプ3の先端
の断面形状と同一形状とされ、この実施例ではブ
レード1の片側を台形状に切欠した形状とされて
いる。
刃部2の両側縁部4は、第3図に見るように正
の逃げ角αにて研磨され、逃げ面5が形成される
とともにその一端縁を切刃6としている。また、
刃部2の底部7は、ブレード1の厚肉部8上に位
置しているが、この底部7には切刃は形成されて
いない。そして、底部7にその中央部分を除き、
ブレード1の中心面より一方に負のすくい角βに
て切欠してすくい面9を形成するとともに、他方
に正の逃げ角γにて切欠して逃げ面10を形成し
ている。すくい面9と逃げ面10とが交叉する端
縁は、摺擦端縁11とされている。
また、第2図は第2実施例を示しており、これ
は第1実施例のブレード1において、底部7全面
をブレード1の中心面より両側に一定角度δにて
切欠し、斜面12を形成するとともに両切刃6に
連続して摺擦端縁13を形成している。
次に、この考案に係るブレード1の使用状態に
ついて説明する。
まず、チツプドレツサー本体14のギヤケース
15先端に回転可能に設けられたホルダー16に
ブレード1を装着する。次に、消耗した電極チツ
プ3をホルダー16の開口部17を介してブレー
ド1の刃部2に配置し、電極チツプ3を押圧しな
がらブレード1を回転させると電極チツプ3先端
が切削される。
この場合、切削前には電極チツプ3先端の形状
は変形しているため、第6図に示すように、電極
チツプ3先端の側面18は刃部2の側縁部4に接
触するが、その端面19は刃部2の底部7に接触
しない。ブレード1を回転させると、電極チツプ
3は切刃6により側面18のみが切削され、やが
て端面19が底部7に接触する。
第1実施例の場合、底部7に切刃6に連続して
摺擦端縁11を形成しているので、溶接中に電極
チツプ3先端の端面19に生じた凹凸をこの摺擦
端縁11によつて均し、端面19を滑らかにする
ことができる。
また、第2実施例の場合、底部7の全面に両切
刃6に連続して摺擦端縁13を形成しているの
で、電極チツプ3先端の端面19をこの摺擦端縁
13により摺擦し、端面19を整形することがで
きる。
この考案では、電極チツプ3先端の全面が切削
されないことになるが、電極チツプ3はその先端
全面を切削しなくても、側面18のみを切削すれ
ば良好な溶接が行われることが経験上より明らか
になつているので、これにより溶接品質が劣化す
ることはない。
〔考案の効果〕
この考案は、次のような特有の効果を奏する。
(a) 厚肉部8上に位置する底部7に切刃6が不要
であり、切欠部20を形成する必要がないの
で、厚肉部8の強度を大とすることができると
ともに製造も容易である。
(b) 厚肉部8の強度が大であるので、ブレード1
の丈すなわち厚肉部8の長さを小さくすること
ができ、従つてガンの開きが狭いものにも使用
することができる。
(c) 電極チツプ3先端の側面18のみを切削する
ので、少ない切削量で再生することができ、従
つて電極チツプ3の寿命を長くすることができ
る。
(d) 電極チツプ3先端の端面19を切削しないの
で、従来電極チツプ3とブレード1との位置ず
れによつて端面19中心部に生じていた小突起
が形成されることがない。従つて、電極チツプ
3先端の切削後に溶接品質が劣化する虞れがな
い。
(e) 底部7に形成した摺擦端縁11,13は、電
極チツプ3先端の端面19を摺擦するので、こ
れにより端面19の酸化膜は完全に除去される
と共に、端面19に生じた凹凸を均一化して端
面19を滑らかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、この考案の第1実施例を示す側面
図。第1図bは、同正面図。第2図aは、第2実
施例を示す側面図。第2図bは、同正面図。第3
図は、第1実施例のA−A線断面説明図。第4図
は、第1実施例のB−B線断面説明図。第5図
は、第2実施例のC−C線断面説明図。第6図
は、消耗した電極チツプをブレードの刃部に配置
した状態を示す部分拡大説明図。第7図は、ブレ
ードをチツプドレツサーのホルダーに装着した状
態を示す部分断面図。第8図aは、従来のブレー
ドの側面図。第8図bは、同正面図。 1……ブレード、2……刃部、3……電極チツ
プ、4……側縁部、6……切刃、7……底部、1
1,13……摺擦端縁、18……側面、19……
端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両側に刃部を有する溶接ロボツト用チツプド
    レツサーのブレードにおいて、各刃部の電極チ
    ツプ先端の側面に対応する側縁部のみに切刃を
    形成し、電極チツプ先端の端面に対応する底部
    に切刃を形成せず、この底部に摺擦端縁を形成
    したことを特徴とするブレード。 2 前記摺擦端縁が、底部の一部に切刃と連続し
    て形成したものであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のブレード。 3 前記摺擦端縁が、底部の全面に切刃と連続し
    て形成したものであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のブレード。
JP7156184U 1984-05-15 1984-05-15 溶接ロボツト用チツプドレツサ−のブレ−ド Granted JPS60181281U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156184U JPS60181281U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 溶接ロボツト用チツプドレツサ−のブレ−ド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156184U JPS60181281U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 溶接ロボツト用チツプドレツサ−のブレ−ド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60181281U JPS60181281U (ja) 1985-12-02
JPH0239664Y2 true JPH0239664Y2 (ja) 1990-10-24

Family

ID=30609174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7156184U Granted JPS60181281U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 溶接ロボツト用チツプドレツサ−のブレ−ド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60181281U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839315U (ja) * 1971-09-17 1973-05-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60181281U (ja) 1985-12-02

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