JPH0531765A - カセツトテープ収納ケースにおけるカバーの2色成形用金型装置および2色成形方法 - Google Patents

カセツトテープ収納ケースにおけるカバーの2色成形用金型装置および2色成形方法

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JPH0531765A
JPH0531765A JP19447291A JP19447291A JPH0531765A JP H0531765 A JPH0531765 A JP H0531765A JP 19447291 A JP19447291 A JP 19447291A JP 19447291 A JP19447291 A JP 19447291A JP H0531765 A JPH0531765 A JP H0531765A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1635Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースに枢着されてカセットテープ収納ケー
スを構成するカバーを2色成形する。 【構成】 カバーのポケット部15を形成するための第1
のスライドコア24に第2のスライドコア25を貫通する。
この第2のスライドコア25を固定側金型部材22に当てて
第1のキャビティを形成し、第1の樹脂を充填する。第
2のスライドコア25を少し下降させて第2のキャビティ
を形成し、第2の樹脂を充填する。第2のスライドコア
25をさらに下降させて第1のスライドコア24から抜き取
る。その後、型開して、第1のスライドコア24をポケッ
ト部15から抜き取るとともに、カバーを離型させる。 【効果】 第1のスライドコア24があるにもかかわら
ず、カバーを2色成形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープ収納ケ
ースにおけるカバーの2色成形用金型装置および2色成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カセットテープ収納ケースは、ベースに
カバーが枢着されて構成されている。このカバーは、カ
セットテープの収納時にそのヘッド対応部側の側部ある
いは反対側の側部が挿入されるポケット部を有してい
る。カバーを樹脂により射出成形する場合、ポケット部
は、固定側金型部材と可動側金型部材との開閉方向に対
してアンダーカット形状になるため、スライドコアによ
りポケット部を形成するようにしている。また、従来、
カバーは、全体を一種類の透明な樹脂により成形してい
る。しかし、最近は、外観性を向上させて商品価値を高
めるために、カバーを2色成形することが要望されてい
る。例えば、カバーにおいて、収納されたカセットテー
プのラベルなどに対向する部分のみを透明にして、他の
部分は不透明にすることが要望されている。ところが、
前述のように、カバーにはポケット部があり、その成形
のためにスライドコアを用いなければならないため、カ
バーを2色成形することは容易ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来、
カセットテープ収納ケースは、カバー全体が一種類の透
明な樹脂により成形されていたが、カバーを2色成形す
ることが要望されている。しかしながら、カバーにはポ
ケット部があり、その成形のためにスライドコアを用い
なければならないため、カバーを2色成形するには、金
型構成などに工夫を要する。そこで、本発明は、金型構
成およびその作動方法などに工夫を凝らして、カバーの
2色成形を可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成しようとするもので、請求項1に記載のカセットテー
プ収納ケースにおけるカバーの2色成形用金型装置は、
第1面部とこの第1面部の端縁から屈曲した第2面部と
この第2面部の端縁から屈曲し前記第1面部に対向する
第3面部との間にポケット部が形成され、ベースに枢着
されてカセットテープ収納ケースを構成するカバーを2
色成形するために、前記第1面部の反ポケット部側の外
面を形成する第1の金型部材と、この第1の金型部材に
対して前記第1面部および第3面部と交差しかつ第2面
部と平行な方向へ移動可能で前記第2面部および第3面
部の外面を形成する第2の金型部材と、この第2の金型
部材に対して前記第1面部および第3面部と平行な方向
へ移動可能で前記ポケット部および第1面部の内面を形
成する第3の金型部材と、この第3の金型部材にその移
動方向と交差する方向へ移動可能に貫通され前記第1面
部の内面を形成する第4の金型部材とを備えたものであ
る。
【0005】そして、請求項2に記載のカセットテープ
収納ケースにおけるカバーの2色成形方法は、前記請求
項1に記載のカセットテープ収納ケースにおけるカバー
の2色成形用金型装置を用いて、金型部材を型締すると
ともに、第4の金型部材のキャビティ壁を第1の金型部
材のキャビティ壁に当接させることにより、金型部材間
に第1のキャビティを形成して、この第1のキャビティ
に第1の樹脂を充填し、この第1の樹脂の固化後、前記
第4の金型部材をそのキャビティ壁がカバーの第1面部
の内面となる位置に来るまで移動させることにより、前
記第1の金型部材と第4の金型部材と前記第1のキャビ
ティに充填された第1の樹脂との間に第2のキャビティ
を形成して、この第2のキャビティに第2の樹脂を充填
し、この第2の樹脂の固化後、前記第4の金型部材を第
3の金型部材の移動軌跡外まで移動させ、つぎに、前記
第1の金型部材と第2の金型部材とを型開するととも
に、前記第3の金型部材を成形されたカバーのポケット
部の離型時の移動軌跡外まで移動させて、カバーを離型
させるものである。
【0006】
【作用】本発明のカセットテープ収納ケースにおけるカ
バーの2色成形用金型装置および2色成形方法において
は、カバーのポケット部を形成するための第3面部が第
1の金型部材および第2の金型部材の開閉方向に対して
アンダーカット形状となるので、従来と同様に、第2の
金型部材に対してカバーの第1面部および第3面部と平
行な方向へ移動可能な第3の金型部材により、ポケット
部の内面を形成する。そして、このような第3の金型部
材があるにもかかわらず、カバーの第1面部に異色部を
形成できるように、第3の金型部材にその移動方向と交
差する方向へ移動可能に貫通された第4の金型部材を設
けている。すなわち、第4の金型部材のキャビティ壁を
第1の金型部材のキャビティ壁に当接させることによ
り、金型部材間に第1のキャビティを形成して、この第
1のキャビティに第1の樹脂を充填し、その後、第4の
金型部材をそのキャビティ壁がカバーの第1面部の内面
となる位置に来るまで移動させることにより、第1の金
型部材と第4の金型部材と前記第1のキャビティに充填
された第1の樹脂との間に第2のキャビティを形成し
て、この第2のキャビティに第2の樹脂を充填し、2色
成形を行うものである。そのままでは、第4の金型部材
により妨げられて第3の金型部材が移動できないので、
離型時には、第4の金型部材をさらに移動させて第3の
金型部材から抜き取ることにより、この第3の金型部材
をポケット部から抜き取れるようにする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
しながら説明する。まず、カセットテープ収納ケースの
構成を図6に基づいて説明する。同図において、1はカ
セットテープで、このカセットテープ1は、その長手方
向に沿う一側部にヘッド対応部2を有している。また、
6はカセットテープ収納ケースで、この収納ケース6
は、ベース7と、このベース7にヒンジ部8を介して回
動自在に枢着されたカバー9とからなっている。なお、
これらベース7とカバー9との回動軸方向は、これらベ
ース7およびカバー9の長手方向と一致している。前記
カバー9は、長方形平板状の第1面部11と、この第1面
部11の長手方向に沿う一端縁から垂直に屈曲した細長い
長方形平板状の第2面部12と、この第2面部12の長手方
向に沿う一端縁から垂直に屈曲し前記第1面部11に対向
する細長い長方形平板状の第3面部13と、これら第1面
部11、第2面部12および第3面部13の短手方向に沿う端
縁を一体に繋ぐ一対の第4面部14とからなっている。こ
うして、これら第1面部11、第2面部12、第3面部13お
よび第4面部14間に、前記カセットテープ1のヘッド対
応部2側の側部または反対側の側部が挿入されるポケッ
ト部15が形成されている。そして、前記カバー9は、2
色成形品となっている。すなわち、前記第1面部11に
は、透明な窓部16が部分的に形成されており、カバー9
における窓部16以外の部分は不透明になっている。
【0008】つぎに、前記カバー9を2色成形するため
の金型の構成を図1ないし図5に基づいて説明する。こ
の金型21は、カバー9の第1面部11の反ポケット部15側
の外面を形成する固定側金型部材(第1の金型部材)22
と、第2面部12、第3面部13および第4面部14の外面を
形成する可動側金型部材(第2の金型部材)23と、ポケ
ット部15および第1面部11における窓部16以外の内面を
形成する第1のスライドコア(第3の金型部材)24と、
窓部16の内面を形成する第2のスライドコア(第4の金
型部材)25と、第4面部14にあるヒンジ部8を形成する
ためのさらに別のスライドコア(図示していない)とを
備えている。そして、前記固定側金型部材22と可動側金
型部材23とは、相対的に、図示上下方向すなわち第1面
部11および第3面部13と直交しかつ第2面部12および第
4面部14と平行な方向へ移動して、開閉するものであ
る。また、前記第1のスライドコア24は、可動側金型部
材23に図示左右方向すなわち第1面部11および第3面部
13と平行でかつ第2面部12および第4面部14と直交する
方向へ移動可能に支持されている。そして、前記第1の
スライドコア24には、固定側金型部材22に固定されたア
ンギュラーピン26が摺動自在に挿入される傾斜孔27が形
成されている。これらアンギュラーピン26および傾斜孔
27は、図示下方へ向かって右方へ傾斜しており、これに
より、第1のスライドコア24が固定側金型部材22と可動
側金型部材23との型開時右方へ移動し、型締時反対方向
へ移動するようになっている。さらに、前記第2のスラ
イドコア25は、可動側金型部材23内に形成されたスライ
ドコア収納空間28に図示上下方向に摺動自在に嵌合され
ているとともに、第1のスライドコア24に形成され型締
時に前記収納空間28に重なる貫通孔29を貫通するもので
ある。なお、第2のスライドコア25には、下方へ突出す
る脚部30が形成されている。また、前記固定側金型部材
22内には、スライドコア収納空間28の下方に連続させ
て、ストッパー収納空間31が形成されており、この収納
空間31にストッパー32が図示左右方向へ摺動自在に嵌合
されている。このストッパー32は、上方へ突出した脚部
33を有している。そして、ストッパー32が図示左方へ移
動したときには、第2のスライドコア25の脚部30とスト
ッパー32の脚部33とが相対向し、ストッパー32が図示右
方へ移動したときには、両者の脚部30,33が外れて位置
するようになっている。これとともに、脚部30を含めた
第2のスライドコア25の図示上下方向の高さは、型締時
における固定側金型部材22のキャビティの上壁からスト
ッパー32の脚部33の上面までの距離よりも、カバー9の
窓部16の厚さ分小さくなっている。さらに、可動側金型
部材23には、前記第2のスライドコア25を駆動するため
の流体圧(油圧または空気圧)シリンダー装置34が組み
付けられており、この流体圧シリンダー装置34の図示上
下方向に移動するピストンロッド35が、ストッパー32に
形成された通孔36を通って第2のスライドコア25に連結
されている。また、可動側金型部材23には、前記ストッ
パー32を駆動するための流体圧シリンダー装置37も組み
付けられており、この流体圧シリンダー装置37の図示左
右方向に移動するピストンロッド38がストッパー32に連
結されている。こうして、前記構成により、固定側金型
部材22と可動側金型部材23と第1のスライドコア24とを
型締し、第2のスライドコア25の図示上面のキャビティ
壁25a を固定側金型部材22のキャビティの上壁に当接さ
せた状態で、これら固定側金型部材22、可動側金型部材
23、第1のスライドコア24および第2のスライドコア25
間に、窓部16を除くカバー9の形状をした第1のキャビ
ティ41が形成され、後述する第1の樹脂が充填される。
それから、前記型締状態のまま第2のスライドコア25の
みをその脚部30がストッパー32の脚部33に突き当たるま
で下降させたとき、固定側金型部材22、第2のスライド
コア25および前記第1のキャビティ41に充填された第1
の樹脂との間に、窓部16の形状をした第2のキャビティ
42が形成され、後述する第2の樹脂が充填される。さら
に、前記固定側金型部材22には、第1のキャビティ41へ
開口する第1のゲート43と第2のキャビティ42へ開口す
る第2のゲート44とが設けられているとともに、これら
ゲート43,44を開閉するバルブ45,46を内蔵したブッシ
ュ47,48が設けられている。そして、図示していない
が、一方のブッシュ47の内部が、不透明な第1の樹脂を
射出する射出成形機のノズルに連通し、他方のブッシュ
48の内部が、透明な第2の樹脂を射出する射出成形機の
ノズルに連通するものである。なお、図示していない
が、前記可動側金型部材23側には、型開時に成形品であ
るカバー9を突き出して離型させる突き出しピンが設け
られている。
【0009】つぎに、前記金型21を用いた2色成形方法
について説明する。まず、図1に示すように、固定側金
型部材22と可動側金型部材23と第1のスライドコア24と
を型締するとともに、流体圧シリンダー装置34により第
2のスライドコア25を図示上方へ押圧して、この第2の
スライドコア25のキャビティ壁25a を固定側金型部材22
のキャビティの上壁に当接させる。この状態で、固定側
金型部材22、可動側金型部材23、第1のスライドコア24
および第2のスライドコア25間に第1のキャビティ41が
形成される。そして、この第1のキャビティ41に第1の
ゲート43から第1の樹脂を流し込んで充填する。つい
で、第1のキャビティ41内の第1の樹脂が固化した後、
図2に示すように、ストッパー32が図示左方に位置した
状態で、流体圧シリンダー装置34の駆動により第2のス
ライドコア25を下降させる。この第2のスライドコア25
は、その脚部30がストッパー32の脚部33に突き当たって
止まるが、この状態で、第2のスライドコア25のキャビ
ティ壁25a はカバー9の第1面部11の窓部16の内面とな
る位置にあり、固定側金型部材22、第2のスライドコア
25および前記第1のキャビティ41に充填、固化された第
1の樹脂との間に第2のキャビティ42が形成される。そ
して、この第2のキャビティ42に第2のゲート44から第
2の樹脂を流し込んで充填する。このとき、第2のスラ
イドコア25には、強い樹脂圧が加わるが、第2のスライ
ドコア25がストッパー32により支えられているので、樹
脂圧に確実に耐えることができ、第2のスライドコア25
が位置ずれしたりしない。ついで、第2のキャビティ41
内の第2の樹脂が固化した後、図3に示すように、流体
圧シリンダー装置37の駆動により、ストッパー32を図示
右方へ移動させ、その脚部33を第2のスライドコア25の
脚部30から外した後、図4に示すように、流体圧シリン
ダー装置34の駆動により、第2のスライドコア25を下降
させ、第1のスライドコア24の貫通孔29から抜き取る。
すなわち、第2のスライドコア25は、第1のスライドコ
ア24の移動軌跡外に位置する。ついで、図5に示すよう
に、固定側金型部材22と可動側金型部材23とを型開す
る。それに伴い、第1のスライドコア24は、第2のスラ
イドコア25により妨げられることなく、図示右方へ移動
して、成形されたカバー9のポケット部15から抜き取ら
れる。それとともに、カバー9が突き出しピンにより突
き出されて離型する。このとき、第1のスライドコア24
は、既にカバー9のポケット部15の離型時の移動軌跡外
まで移動しており、離型の妨げにならない。
【0010】このように、前記実施例によれば、カバー
9の第3面部13が固定側金型部材22および可動側金型部
材23の開閉方向に対してアンダーカット形状となるの
で、第1のスライドコア24を設けているが、この第1の
スライドコア24を貫通する第2のスライドコア25を設け
たことにより、カバー9の第1面部11に、カバー9の他
の部分とは異色の透明な窓部16を形成することができ
る。そして、このようにカバー9を2色成形することに
より、このカバー9の外観性を向上させて、その商品価
値を高められる。ところで、第2のスライドコア25は、
前述した第1のキャビティ41形成時の位置と、第2のキ
ャビティ42形成時の位置と、離型時の位置との3つの位
置をとらなければならず、2段階に移動しなければなら
ないが、中間の第2のキャビティ42形成時の位置で、第
2のスライドコア25に強い樹脂圧が加わる。しかしなが
ら、前記実施例においては、第2のスライドコア25の移
動方向と直交する方向へ移動するストッパー32により、
第2のスライドコア25を第2のキャビティ42形成時の位
置に保持するので、この位置が第2のスライドコア25の
移動の中間位置であるにもかかわらず、樹脂圧に確実に
抗することができる。
【0011】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例のカセットテープ収納ケース6は、ベース7
とカバー9との回動軸方向がこれらベース7およびカバ
ー9の長手方向と一致するものであったが、短手方向と
一致するものであってもよい。なお、その場合、カバー
の長手方向端部にポケット部が形成され、このポケット
部にカセットテープの長手方向端部が挿入される。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ポケット部を有するカ
バーを成形するに際して、ポケット部の形成のために、
第1の金型部材および第2の金型部材の開閉方向と交差
する方向へ移動する第3の金型部材を設けているにもか
かわらず、この第3の金型部材を貫通する第4の金型部
材を設け、この第4の金型部材を2段階に移動させて、
第1の樹脂と第2の樹脂とを順次充填するとともに、成
形品であるカバーの離型時には、第4の金型部材が第3
の金型部材の移動の妨げにならないようにすることによ
り、ポケット部を有するカバーを2色成形することが可
能になり、このカバーの外観性を向上させて、その商品
価値を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す2色成形用金型装置の
第1のキャビティ形成時の断面図である。
【図2】同上第2のキャビティ形成時の断面図である。
【図3】同上第2のスライドコアからストッパーを外し
た状態の断面図である。
【図4】同上第1のスライドコアから第2のスライドコ
アを抜いた状態の断面図である。
【図5】同上型開および成形品離型時の断面図である。
【図6】同上カセットテープ収納ケースの斜視図であ
る。
【符号の説明】
6 カセットテープ収納ケース 7 ベース 9 カバー 11 第1面部 12 第2面部 13 第3面部 15 ポケット部 21 金型 22 固定側金型部材(第1の金型部材) 23 可動側金型部材(第2の金型部材) 24 第1のスライドコア(第3の金型部材) 25 第2のスライドコア(第4の金型部材) 41 第1のキャビティ 42 第2のキャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面部とこの第1面部の端縁から屈曲
    した第2面部とこの第2面部の端縁から屈曲し前記第1
    面部に対向する第3面部との間にポケット部が形成さ
    れ、ベースに枢着されてカセットテープ収納ケースを構
    成するカバーの2色成形用金型装置において、前記第1
    面部の反ポケット部側の外面を形成する第1の金型部材
    と、この第1の金型部材に対して前記第1面部および第
    3面部と交差しかつ第2面部と平行な方向へ移動可能で
    前記第2面部および第3面部の外面を形成する第2の金
    型部材と、この第2の金型部材に対して前記第1面部お
    よび第3面部と平行な方向へ移動可能で前記ポケット部
    および第1面部の内面を形成する第3の金型部材と、こ
    の第3の金型部材にその移動方向と交差する方向へ移動
    可能に貫通され前記第1面部の内面を形成する第4の金
    型部材とを備えたことを特徴とするカセットテープ収納
    ケースにおけるカバーの2色成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカセットテープ収納ケ
    ースにおけるカバーの2色成形用金型装置を用いて、金
    型部材を型締するとともに、第4の金型部材のキャビテ
    ィ壁を第1の金型部材のキャビティ壁に当接させること
    により、金型部材間に第1のキャビティを形成して、こ
    の第1のキャビティに第1の樹脂を充填し、この第1の
    樹脂の固化後、前記第4の金型部材をそのキャビティ壁
    がカバーの第1面部の内面となる位置に来るまで移動さ
    せることにより、前記第1の金型部材と第4の金型部材
    と前記第1のキャビティに充填された第1の樹脂との間
    に第2のキャビティを形成して、この第2のキャビティ
    に第2の樹脂を充填し、この第2の樹脂の固化後、前記
    第4の金型部材を第3の金型部材の移動軌跡外まで移動
    させ、つぎに、前記第1の金型部材と第2の金型部材と
    を型開するとともに、前記第3の金型部材を成形された
    カバーのポケット部の離型時の移動軌跡外まで移動させ
    て、カバーを離型させることを特徴とするカセットテー
    プ収納ケースにおけるカバーの2色成形方法。
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