JPH1016002A - 複合成形品の成形装置および製造方法 - Google Patents
複合成形品の成形装置および製造方法Info
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- JPH1016002A JPH1016002A JP19565796A JP19565796A JPH1016002A JP H1016002 A JPH1016002 A JP H1016002A JP 19565796 A JP19565796 A JP 19565796A JP 19565796 A JP19565796 A JP 19565796A JP H1016002 A JPH1016002 A JP H1016002A
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- mold
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 成形する成形品の形状に大きな自由度が得ら
れ、かつ、成形品の傷付きも少ない複合成形装置および
複合成形品の製造方法を提供する。 【解決手段】 固定金型1の固定型板30に固定側入れ
子31,32を設け、また、可動金型5の可動型板60
に複数の可動側入れ子を設けるとともに、可動型板60
に略枠状のストリッパプレート70を進退可能に取り付
け、このストリッパプレート70に可動入れ子79を一
次成形位置と二次成形位置との間を移動可能に支持す
る。そして、可動入れ子79を一次成形位置に位置させ
た後に一次成形用固定側入れ子31と一次成形用可動側
入れ子61を用いて一次成形を行い、次に、一次成形品
Caを保持した状態で可動入れ子79を二次成形位置に
移動させ、二次成形用固定側入れ子32と二次成形用可
動側入れ子62を用いて二次成形を行う。
れ、かつ、成形品の傷付きも少ない複合成形装置および
複合成形品の製造方法を提供する。 【解決手段】 固定金型1の固定型板30に固定側入れ
子31,32を設け、また、可動金型5の可動型板60
に複数の可動側入れ子を設けるとともに、可動型板60
に略枠状のストリッパプレート70を進退可能に取り付
け、このストリッパプレート70に可動入れ子79を一
次成形位置と二次成形位置との間を移動可能に支持す
る。そして、可動入れ子79を一次成形位置に位置させ
た後に一次成形用固定側入れ子31と一次成形用可動側
入れ子61を用いて一次成形を行い、次に、一次成形品
Caを保持した状態で可動入れ子79を二次成形位置に
移動させ、二次成形用固定側入れ子32と二次成形用可
動側入れ子62を用いて二次成形を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多色または異材
質の合成樹脂を用いた複合成形品の成形装置および製造
方法、特に、設計時の形状的な制限事項が少なく形状の
選定等に大きな自由度が得られ、また、外観品位が良好
で品質特性も優れる複合成形装置と製造方法に関する。
質の合成樹脂を用いた複合成形品の成形装置および製造
方法、特に、設計時の形状的な制限事項が少なく形状の
選定等に大きな自由度が得られ、また、外観品位が良好
で品質特性も優れる複合成形装置と製造方法に関する。
【0002】多色(異材質)の合成樹脂からなるオーデ
ィオカセットケースや携帯電話機のケース等は複合成形
装置、いわゆる、二色成形金型装置により射出成形され
る。従来、このような複合成形装置として、実公平6−
30418号公報等で提案されるコア回転式の複合成形
装置や、実公平7−34657号公報等で提案されるコ
アバック式の複合成形装置が知られる。
ィオカセットケースや携帯電話機のケース等は複合成形
装置、いわゆる、二色成形金型装置により射出成形され
る。従来、このような複合成形装置として、実公平6−
30418号公報等で提案されるコア回転式の複合成形
装置や、実公平7−34657号公報等で提案されるコ
アバック式の複合成形装置が知られる。
【0003】前者のコア回転式の複合成形装置は、図1
8に示すように、2基の射出ユニット81が並行若しく
は所定角度をもって設けられた多材質射出成形機80の
固定側取付板82に一次成形用の固定金型83と二次成
形用の固定金型84を、可動側取付板85に複数の可動
金型86,87を取り付ける。そして、複合成形品の成
形に際しては、一次成形用の固定金型83と可動金型8
6により一次成形を行い(同図a)、この後に可動取付
板85を回転させて金型の組合せを変え、二次成形用の
固定金型84と他方の可動金型87により二次成形を行
う(同図b,c)。
8に示すように、2基の射出ユニット81が並行若しく
は所定角度をもって設けられた多材質射出成形機80の
固定側取付板82に一次成形用の固定金型83と二次成
形用の固定金型84を、可動側取付板85に複数の可動
金型86,87を取り付ける。そして、複合成形品の成
形に際しては、一次成形用の固定金型83と可動金型8
6により一次成形を行い(同図a)、この後に可動取付
板85を回転させて金型の組合せを変え、二次成形用の
固定金型84と他方の可動金型87により二次成形を行
う(同図b,c)。
【0004】また、後者のコアバック式の複合成形装置
は、図19に示すように、金型90内に可動入れ子91
を移動可能に取り付ける。そして、複合成形品の成形に
際しては、一次成形を行い(同図a)、この後、可動入
れ子91を移動させ、可動入れ子91の移動により生じ
た空間に二次樹脂を射出充填して二次成形を行う(同図
b)。
は、図19に示すように、金型90内に可動入れ子91
を移動可能に取り付ける。そして、複合成形品の成形に
際しては、一次成形を行い(同図a)、この後、可動入
れ子91を移動させ、可動入れ子91の移動により生じ
た空間に二次樹脂を射出充填して二次成形を行う(同図
b)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
コア回転式の複合成形装置にあっては、成形品の表裏一
面に二次成形で異色あるいは異材質の部分を成形するこ
とができるものの、表裏両面に二次成形で異色の部分を
形成することはできず、製品設計等に際しての形状の選
択の自由度が低下するという問題があった。この問題は
コアバック式と組み合わせることである程度は解決でき
ると考えられるものの、入れ子や金型の動作が複雑化す
るため、成形品が傷付きやすくなるという新たな問題を
生じる。
コア回転式の複合成形装置にあっては、成形品の表裏一
面に二次成形で異色あるいは異材質の部分を成形するこ
とができるものの、表裏両面に二次成形で異色の部分を
形成することはできず、製品設計等に際しての形状の選
択の自由度が低下するという問題があった。この問題は
コアバック式と組み合わせることである程度は解決でき
ると考えられるものの、入れ子や金型の動作が複雑化す
るため、成形品が傷付きやすくなるという新たな問題を
生じる。
【0006】また、後者のコアバック式の複合成形装置
にあっても、三次元的な形状の成形品に対する形状の選
択の自由度が小さいという問題があった。すなわち、こ
のコアバック式の複合成形装置は、後述するリモコンケ
ースのケースハーフCのパッキンや押釦カバー(図17
の二次成形部分Cb)を二次成形で成形しようとする
と、肉厚が確保できない部分が生じたり(図19bの
X)、樹脂の流路が一部で遮断されたり(Y)、金型に
微細な加工が必要となり一部の肉厚が薄くなりバリ等の
発生を招くため(Z)、形状の選択の自由度が極めて小
さいという問題があった。
にあっても、三次元的な形状の成形品に対する形状の選
択の自由度が小さいという問題があった。すなわち、こ
のコアバック式の複合成形装置は、後述するリモコンケ
ースのケースハーフCのパッキンや押釦カバー(図17
の二次成形部分Cb)を二次成形で成形しようとする
と、肉厚が確保できない部分が生じたり(図19bの
X)、樹脂の流路が一部で遮断されたり(Y)、金型に
微細な加工が必要となり一部の肉厚が薄くなりバリ等の
発生を招くため(Z)、形状の選択の自由度が極めて小
さいという問題があった。
【0007】特に、近年にあっては、上述したリモコン
ケースのケースハーフ等の成形において、外観意匠の向
上のみならず、透明窓、レンズあるいは嵌合部用のパッ
キン等の機能部分を二次成形により成形する試みがなさ
れ、成形品の形状が複雑化する傾向にあるため、上述の
問題の解決が強く望まれていた。この発明は、上記問題
に鑑みなされたもので、成形する成形品の形状に大きな
自由度が得られ、かつ、成形品の傷付きも少ない複合成
形装置および製造方法を提供することを目的とする。
ケースのケースハーフ等の成形において、外観意匠の向
上のみならず、透明窓、レンズあるいは嵌合部用のパッ
キン等の機能部分を二次成形により成形する試みがなさ
れ、成形品の形状が複雑化する傾向にあるため、上述の
問題の解決が強く望まれていた。この発明は、上記問題
に鑑みなされたもので、成形する成形品の形状に大きな
自由度が得られ、かつ、成形品の傷付きも少ない複合成
形装置および製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる複合成形品の成形装置は、異なる
形状を形成する一次成形用固定側入れ子と、二次成形用
固定側入れ子を備えた固定側金型と、該固定側金型の一
次および二次成形用固定側入れ子と対応して異なる形状
を成形する一次成形用可動側入れ子および二次成形用可
動側入れ子を備えた可動側金型と、該可動側金型に、前
記固定用金型と可動側金型との間で金型開閉方向に摺動
自在に配置され、前記一次および二次成形用入れ子と対
応する可動入れ子を摺動自在に備えたストリッパプレー
トとを有し、前記ストリッパプレートに前記可動入れ子
およびストリッパプレートを作動させるアクチュエータ
を設けた。
め、この発明にかかる複合成形品の成形装置は、異なる
形状を形成する一次成形用固定側入れ子と、二次成形用
固定側入れ子を備えた固定側金型と、該固定側金型の一
次および二次成形用固定側入れ子と対応して異なる形状
を成形する一次成形用可動側入れ子および二次成形用可
動側入れ子を備えた可動側金型と、該可動側金型に、前
記固定用金型と可動側金型との間で金型開閉方向に摺動
自在に配置され、前記一次および二次成形用入れ子と対
応する可動入れ子を摺動自在に備えたストリッパプレー
トとを有し、前記ストリッパプレートに前記可動入れ子
およびストリッパプレートを作動させるアクチュエータ
を設けた。
【0009】そして、この発明にかかる複合成形品の成
形装置は、前記固定側金型が、固定側取付板と、該固定
側取付板に所定の相対移動を許容されて取り付けられた
ランナストリッパプレートと、前記固定側取付板に相対
移動自在に取り付けられ、前記複数の固定側入れ子が固
設された固定型板とを備え、前記可動側金型が、前記固
定側金型に対して進退駆動される可動側取付板と、該可
動側取付板に固設され、前記複数の可動側入れ子が固設
された可動型板とを備え、前記ストリッパプレートを進
退駆動するアクチュエータを前記可動型板に取り付ける
態様(請求項2)に構成することができる。
形装置は、前記固定側金型が、固定側取付板と、該固定
側取付板に所定の相対移動を許容されて取り付けられた
ランナストリッパプレートと、前記固定側取付板に相対
移動自在に取り付けられ、前記複数の固定側入れ子が固
設された固定型板とを備え、前記可動側金型が、前記固
定側金型に対して進退駆動される可動側取付板と、該可
動側取付板に固設され、前記複数の可動側入れ子が固設
された可動型板とを備え、前記ストリッパプレートを進
退駆動するアクチュエータを前記可動型板に取り付ける
態様(請求項2)に構成することができる。
【0010】また、この発明にかかる複合成形品の成形
装置は、前記ストリッパプレートと前記固定型板とを所
定の結合力で結合して型閉じ状態に保持するロック機構
と、前記前記固定型板が前記固定側取付板に対して少な
くとも接近する方向に移動する時に抵抗力を付与する抵
抗付与機構を設ける態様(請求項3)に構成することが
できる。
装置は、前記ストリッパプレートと前記固定型板とを所
定の結合力で結合して型閉じ状態に保持するロック機構
と、前記前記固定型板が前記固定側取付板に対して少な
くとも接近する方向に移動する時に抵抗力を付与する抵
抗付与機構を設ける態様(請求項3)に構成することが
できる。
【0011】さらに、この発明にかかる複合成形品の成
形装置は、前記抵抗付与機構が、前記固定金型または前
記固定側取付板の一方に固設された移動部材と、前記固
定金型または前記固定側取付板の他方に設けられ、前記
移動部材にスプリングにより付勢されて摺動可能に接触
する摺動ピンとを備える態様(請求項4)に構成するこ
とができる。またさらに、この発明にかかる複合成形品
の成形装置は、前記可動入れ子の成形部が複合成形品の
外観意匠部を成形する態様(請求項5)に構成すること
ができる。
形装置は、前記抵抗付与機構が、前記固定金型または前
記固定側取付板の一方に固設された移動部材と、前記固
定金型または前記固定側取付板の他方に設けられ、前記
移動部材にスプリングにより付勢されて摺動可能に接触
する摺動ピンとを備える態様(請求項4)に構成するこ
とができる。またさらに、この発明にかかる複合成形品
の成形装置は、前記可動入れ子の成形部が複合成形品の
外観意匠部を成形する態様(請求項5)に構成すること
ができる。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、複数の固
定側入れ子を備える固定側金型と、該固定側金型に対し
て進退可能に配置され、前記固定側入れ子に対応した複
数の可動側入れ子を備える可動側金型と、該可動側金型
と前記固定側金型との間に配置された保持部材と、該保
持部材に前記可動側金型の移動方向と直角な方向に複数
の成形位置間を移動自在に支持され、複合成形品の成形
部を備えた可動入れ子とを有する成形装置を用いた複合
成形品の製造方法であって、前記可動入れ子を一の成形
位置に位置させて該成形位置に対応した可動側入れ子と
固定側入れ子とにより成形を行った後、前記可動入れ子
を成形品を保持した状態で次の成形位置に移動させ、該
成形位置に対応した可動側入れ子と固定側入れ子とによ
り次の成形を行うように構成した。
定側入れ子を備える固定側金型と、該固定側金型に対し
て進退可能に配置され、前記固定側入れ子に対応した複
数の可動側入れ子を備える可動側金型と、該可動側金型
と前記固定側金型との間に配置された保持部材と、該保
持部材に前記可動側金型の移動方向と直角な方向に複数
の成形位置間を移動自在に支持され、複合成形品の成形
部を備えた可動入れ子とを有する成形装置を用いた複合
成形品の製造方法であって、前記可動入れ子を一の成形
位置に位置させて該成形位置に対応した可動側入れ子と
固定側入れ子とにより成形を行った後、前記可動入れ子
を成形品を保持した状態で次の成形位置に移動させ、該
成形位置に対応した可動側入れ子と固定側入れ子とによ
り次の成形を行うように構成した。
【0013】
【作用】この発明は、保持部材に保持された可動入れ子
を一の成形位置に移動させ、この成形位置に対応した固
定側入れ子、可動側入れ子および可動入れ子により一次
成形部分を成形した後、一次成形部分を保持した状態で
可動入れ子を他の成形位置に移動させ、この成形位置に
対応した固定側入れ子と可動側入れ子により二次成形部
分を成形する。以下、二次成形部分の成形と同様に、可
動入れ子を他の成形位置に移動させて固定側入れ子と可
動側入れ子によりさらなる成形を行う。すなわち、各成
形に際しては、固定側入れ子と可動側入れ子により成形
品の両面側から成形を行う。このため、複雑な形状の成
形品も成形でき、成形品の形状の選択に大きな自由度が
得られ、また、成形途中では成形が完了するまで成形品
が可動入れ子に保持されるため、成形品の傷付きも防止
される。
を一の成形位置に移動させ、この成形位置に対応した固
定側入れ子、可動側入れ子および可動入れ子により一次
成形部分を成形した後、一次成形部分を保持した状態で
可動入れ子を他の成形位置に移動させ、この成形位置に
対応した固定側入れ子と可動側入れ子により二次成形部
分を成形する。以下、二次成形部分の成形と同様に、可
動入れ子を他の成形位置に移動させて固定側入れ子と可
動側入れ子によりさらなる成形を行う。すなわち、各成
形に際しては、固定側入れ子と可動側入れ子により成形
品の両面側から成形を行う。このため、複雑な形状の成
形品も成形でき、成形品の形状の選択に大きな自由度が
得られ、また、成形途中では成形が完了するまで成形品
が可動入れ子に保持されるため、成形品の傷付きも防止
される。
【0014】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図17はこの発明の一の実施
の形態にかかる複合成形品の成形装置を示し、図1が分
解斜視図、図2が正面図、図3が側面図、図4が要部の
模式図、図5から図16が成形過程を時系列的に示す一
部断面した平面図、図17が成形品の断面図である。
照して説明する。図1から図17はこの発明の一の実施
の形態にかかる複合成形品の成形装置を示し、図1が分
解斜視図、図2が正面図、図3が側面図、図4が要部の
模式図、図5から図16が成形過程を時系列的に示す一
部断面した平面図、図17が成形品の断面図である。
【0015】先ず、この成形装置により成形される複合
成形品であるリモコンケースのケースハーフCを説明す
る。図17に示すように、このケースハーフCは、ポリ
カーボネート樹脂(一次成形樹脂)等で本体部分Ca
(一次成形部分)を一次成形し、スチレン系エラストマ
(二次成形樹脂)等によりキートップカバー部と接合面
のパッキン部Cb(二次成形部分)を二次成形して得ら
れる。なお、述べるまでもないが、複合成形品Cの用
途、各部分Ca,Cbの材料は例示であり、この発明は
種々の複合成形品の成形に用いることができ、また、一
次成形材料および二次成形材料も種々の材料を用いるこ
とができる。
成形品であるリモコンケースのケースハーフCを説明す
る。図17に示すように、このケースハーフCは、ポリ
カーボネート樹脂(一次成形樹脂)等で本体部分Ca
(一次成形部分)を一次成形し、スチレン系エラストマ
(二次成形樹脂)等によりキートップカバー部と接合面
のパッキン部Cb(二次成形部分)を二次成形して得ら
れる。なお、述べるまでもないが、複合成形品Cの用
途、各部分Ca,Cbの材料は例示であり、この発明は
種々の複合成形品の成形に用いることができ、また、一
次成形材料および二次成形材料も種々の材料を用いるこ
とができる。
【0016】次に成形装置を説明すると、図1〜図16
において、1は固定側金型、5は可動側金型を示す。固
定側金型1は、固定側取付板10、ランナーストリッパ
プレート20、固定型板30を有する。固定側取付板1
0は、図示しない装置フレーム等に固設され、一次成形
材料注入口11と二次成形材料注入口12が形成され
る。これら注入口11,12にはそれぞれ周知のロケー
トリング11a,12aとスプルーブッシュ11b,1
2bが取り付けられる。後述するように、スプルーブッ
シュ11b,12bは、先端がランナーストリッパプレ
ート20に形成された穴に嵌合し、固定側型板30の後
述するスプルーランナーと連通する。
において、1は固定側金型、5は可動側金型を示す。固
定側金型1は、固定側取付板10、ランナーストリッパ
プレート20、固定型板30を有する。固定側取付板1
0は、図示しない装置フレーム等に固設され、一次成形
材料注入口11と二次成形材料注入口12が形成され
る。これら注入口11,12にはそれぞれ周知のロケー
トリング11a,12aとスプルーブッシュ11b,1
2bが取り付けられる。後述するように、スプルーブッ
シュ11b,12bは、先端がランナーストリッパプレ
ート20に形成された穴に嵌合し、固定側型板30の後
述するスプルーランナーと連通する。
【0017】また、固定側取付板11には、可動側金型
5と対向する面の4隅部にそれぞれ支持ロッド13が、
水平方向両側の辺部にそれぞれ2本の開閉制御バー14
が立設される。支持ロッド13はランナストリッパプレ
ート20と固定型板30を摺動自在に貫通し、これらプ
レート20と型板30を移動可能に支持する。これら支
持ロッド14にはランナストリッパプレート20と固定
型板30との間にスプリング15が外装される。開閉制
御バー14は、固定型板30に設けられた後述する抵抗
付与ユニットに挿通可能に配置される。
5と対向する面の4隅部にそれぞれ支持ロッド13が、
水平方向両側の辺部にそれぞれ2本の開閉制御バー14
が立設される。支持ロッド13はランナストリッパプレ
ート20と固定型板30を摺動自在に貫通し、これらプ
レート20と型板30を移動可能に支持する。これら支
持ロッド14にはランナストリッパプレート20と固定
型板30との間にスプリング15が外装される。開閉制
御バー14は、固定型板30に設けられた後述する抵抗
付与ユニットに挿通可能に配置される。
【0018】ランナストリッパプレート20は、上述し
たスプリング15の端部が固定型板30側の面に取り付
けられ、また、この面側で縮径するテーパ状の穴21,
22がスプルーブッシュ11b,12bと対応して貫通
形成される。このランナストリッパプレート20は、穴
21,22にそれぞれスプルーブッシュ11b,12b
の先端部分が摺動自在に嵌合し、型閉時において固定型
板30と密着して各ブッシュ11b,12bを固定型板
30のスプルーランナーと接続する。
たスプリング15の端部が固定型板30側の面に取り付
けられ、また、この面側で縮径するテーパ状の穴21,
22がスプルーブッシュ11b,12bと対応して貫通
形成される。このランナストリッパプレート20は、穴
21,22にそれぞれスプルーブッシュ11b,12b
の先端部分が摺動自在に嵌合し、型閉時において固定型
板30と密着して各ブッシュ11b,12bを固定型板
30のスプルーランナーと接続する。
【0019】固定型板30は、可動側金型5と対向する
側に一次成形用固定側入れ子31と二次成形用固定側入
れ子32が水平方向に離間して設けられ、一次樹脂用ス
プルーランナー34と二次樹脂用スプルーランナー35
が形成される。符号を省略するが、一次成形用固定側入
れ子31は、可動側金型5側にケースハーフCの一次成
形部分Caの裏面側形状と逆形状の成形部を有し、この
成形部にスプルーランナー34と連通したスプルーラン
ナーが開口する。同様に、二次成形用固定側入れ子32
は、可動側金型5側にケースハーフCの二次成形部分C
bの裏面形状と逆形状の成形部を有し、この成形部にス
プルーランナー35と連通したスプルーランナーが開口
する。
側に一次成形用固定側入れ子31と二次成形用固定側入
れ子32が水平方向に離間して設けられ、一次樹脂用ス
プルーランナー34と二次樹脂用スプルーランナー35
が形成される。符号を省略するが、一次成形用固定側入
れ子31は、可動側金型5側にケースハーフCの一次成
形部分Caの裏面側形状と逆形状の成形部を有し、この
成形部にスプルーランナー34と連通したスプルーラン
ナーが開口する。同様に、二次成形用固定側入れ子32
は、可動側金型5側にケースハーフCの二次成形部分C
bの裏面形状と逆形状の成形部を有し、この成形部にス
プルーランナー35と連通したスプルーランナーが開口
する。
【0020】なお、45は一次成形払出部材、46は二
次成形払出部材であり、これら払出部材45,46はそ
れぞれ一次成形用固定側入れ子31と二次成形用固定側
入れ子32と隣接して固定型板30に可動側金型5側の
面へ突没可能に設けられる。これら払出部材45,46
は、型開き時に図示しないプラロックやスプリングによ
り作動して一次(二次)成形部分を後述する可動入れ子
に保持させる。
次成形払出部材であり、これら払出部材45,46はそ
れぞれ一次成形用固定側入れ子31と二次成形用固定側
入れ子32と隣接して固定型板30に可動側金型5側の
面へ突没可能に設けられる。これら払出部材45,46
は、型開き時に図示しないプラロックやスプリングによ
り作動して一次(二次)成形部分を後述する可動入れ子
に保持させる。
【0021】また、この固定型板30には、水平方向の
両側部にそれぞれ2つの抵抗付与ユニット33が、この
水平方向一側に抵抗ユニット33間で型閉じ検知用リミ
ットスイッチ36が、さらに、上下の外側部にそれぞれ
ロック部42が設けられる。図4に模式的に示すよう
に、抵抗付与ユニット33は固定型板30に固定された
ケース37を有し、このケース37に前述した開閉制御
バー14が挿通可能な挿通孔37aと該挿通孔37aに
直角に対向して開口する2つの調整孔37bとが形成さ
れる。調整孔37b内にはそれぞれ、挿通孔37a側の
一端部分に摺動ピン38が挿通孔37aに突没自在に収
容され、また、他端部分に調整ねじ39が螺合し、これ
ら摺動ピン38と調整ねじ39との間にスプリング29
が縮装される。
両側部にそれぞれ2つの抵抗付与ユニット33が、この
水平方向一側に抵抗ユニット33間で型閉じ検知用リミ
ットスイッチ36が、さらに、上下の外側部にそれぞれ
ロック部42が設けられる。図4に模式的に示すよう
に、抵抗付与ユニット33は固定型板30に固定された
ケース37を有し、このケース37に前述した開閉制御
バー14が挿通可能な挿通孔37aと該挿通孔37aに
直角に対向して開口する2つの調整孔37bとが形成さ
れる。調整孔37b内にはそれぞれ、挿通孔37a側の
一端部分に摺動ピン38が挿通孔37aに突没自在に収
容され、また、他端部分に調整ねじ39が螺合し、これ
ら摺動ピン38と調整ねじ39との間にスプリング29
が縮装される。
【0022】摺動ピン38は、先端のランナストリッパ
プレート20側に傾斜部38aを有し、スプリング29
により付勢されて挿通孔37a内に突入する。調整ねじ
39は、螺合長さを調節可能に螺合し、スプリング29
の縮装長さ、すなわち、スプリング29の付勢力を変更
する際に螺合長さが調節される。この抵抗付与ユニット
33は、型閉じ時においてケース37の挿通孔37aに
開閉制御バー14が挿通し、この開閉制御バー14に摺
動ピン38がスプリング29により付勢されて弾接し、
開閉制御バー14に抜けを防止する力、換言すれば、固
定側取付板10と固定型板30の相対移動を阻止するよ
うに作用する抵抗を付与する。この抵抗付与ユニット3
3の抵抗力は後述するロック機構のロック解放力より小
さく、ロック係合力より大きくなるように設定される。
プレート20側に傾斜部38aを有し、スプリング29
により付勢されて挿通孔37a内に突入する。調整ねじ
39は、螺合長さを調節可能に螺合し、スプリング29
の縮装長さ、すなわち、スプリング29の付勢力を変更
する際に螺合長さが調節される。この抵抗付与ユニット
33は、型閉じ時においてケース37の挿通孔37aに
開閉制御バー14が挿通し、この開閉制御バー14に摺
動ピン38がスプリング29により付勢されて弾接し、
開閉制御バー14に抜けを防止する力、換言すれば、固
定側取付板10と固定型板30の相対移動を阻止するよ
うに作用する抵抗を付与する。この抵抗付与ユニット3
3の抵抗力は後述するロック機構のロック解放力より小
さく、ロック係合力より大きくなるように設定される。
【0023】型閉じ検知用リミットスイッチ36は、市
販されている周知のリミットスイッチ等が用いられ、図
示しないコントローラに接続される。この型閉じリミッ
トスイッチ36は、検知子が後述するストリッパプレー
ト70の検知用ロッドと当接して型閉じ状態を検出し、
検知信号をコントローラに出力する。後述するように、
ロック部42は、ストリッパプレート70の被ロック部
とロック機構を構成し、固定型板30とストリッパプレ
ート70の型閉じ時に被ロック部と係合してストリッパ
プレート70と固定型板30の型閉じ状態を保持する。
なお、図示と詳細な説明は割愛するが、コントローラは
ケースハーフCの成形に際して前述したリミットスイッ
チ36等の出力を基に後述する油圧シリンダ等のアクチ
ュエータを駆動する。
販されている周知のリミットスイッチ等が用いられ、図
示しないコントローラに接続される。この型閉じリミッ
トスイッチ36は、検知子が後述するストリッパプレー
ト70の検知用ロッドと当接して型閉じ状態を検出し、
検知信号をコントローラに出力する。後述するように、
ロック部42は、ストリッパプレート70の被ロック部
とロック機構を構成し、固定型板30とストリッパプレ
ート70の型閉じ時に被ロック部と係合してストリッパ
プレート70と固定型板30の型閉じ状態を保持する。
なお、図示と詳細な説明は割愛するが、コントローラは
ケースハーフCの成形に際して前述したリミットスイッ
チ36等の出力を基に後述する油圧シリンダ等のアクチ
ュエータを駆動する。
【0024】可動側金型5は、可動側取付板50、可動
型板60およびストリッパプレート70を有する。可動
側取付板50は、図示しない装置フレーム等に固定側金
型1に対して進退可能に支持されて図示しない油圧シリ
ンダ等が連結し、この油圧シリンダにより進退駆動され
る。この可動側取付板50には、スペーサブロック51
を介して可動型板60が固定され、また、スペーサブロ
ック51間に突出し板52が支持される。突出し板52
は、図示しないアクチュエータと連結し、可動型板60
側にエジェクタピン53が突設される。周知のように、
この突出し板52はケースハーフCの離型時にアクチュ
エータにより可動側取付板50から離間する方向に駆動
され、エジェクタピン53が成形されたケースハーフC
を押圧して離型する。
型板60およびストリッパプレート70を有する。可動
側取付板50は、図示しない装置フレーム等に固定側金
型1に対して進退可能に支持されて図示しない油圧シリ
ンダ等が連結し、この油圧シリンダにより進退駆動され
る。この可動側取付板50には、スペーサブロック51
を介して可動型板60が固定され、また、スペーサブロ
ック51間に突出し板52が支持される。突出し板52
は、図示しないアクチュエータと連結し、可動型板60
側にエジェクタピン53が突設される。周知のように、
この突出し板52はケースハーフCの離型時にアクチュ
エータにより可動側取付板50から離間する方向に駆動
され、エジェクタピン53が成形されたケースハーフC
を押圧して離型する。
【0025】可動型板60は、固定側金型1側に一次成
形用可動側入れ子61と二次成形用可動側入れ子62が
水平方向に離間して前述した固定側入れ子31,32と
対面する位置に配設され、固定側金型1側の4隅にそれ
ぞれガイドロッド63が立設され、可動側取付板50側
にストリッパプレート70を駆動する油圧シリンダ64
が取り付けられる。一次成形用可動側入れ子61は、固
定側金型1側にケースハーフCの一次成形部分Caの表
面の一部の形状と逆形状の成形部を有する。同様に、二
次成形用可動側入れ子62は、固定側金型1側にケース
ハーフCの二次成形部分Cbの表面の一部の形状と逆形
状の成形部を有する。
形用可動側入れ子61と二次成形用可動側入れ子62が
水平方向に離間して前述した固定側入れ子31,32と
対面する位置に配設され、固定側金型1側の4隅にそれ
ぞれガイドロッド63が立設され、可動側取付板50側
にストリッパプレート70を駆動する油圧シリンダ64
が取り付けられる。一次成形用可動側入れ子61は、固
定側金型1側にケースハーフCの一次成形部分Caの表
面の一部の形状と逆形状の成形部を有する。同様に、二
次成形用可動側入れ子62は、固定側金型1側にケース
ハーフCの二次成形部分Cbの表面の一部の形状と逆形
状の成形部を有する。
【0026】ガイドロッド63はストリッパプレート7
0を摺動自在に挿通し、このガイドロッド63にストリ
ッパプレート70が進退可能に支持される。油圧シリン
ダ64は、ロッドがストリッパプレート70に連結さ
れ、コントローラにより制御されてストリッパプレート
70を進退駆動する。なお、この油圧シリンダ64には
前進限位置と後退限位置を検出するセンサが設けられ、
これらセンサがコントローラに接続される。
0を摺動自在に挿通し、このガイドロッド63にストリ
ッパプレート70が進退可能に支持される。油圧シリン
ダ64は、ロッドがストリッパプレート70に連結さ
れ、コントローラにより制御されてストリッパプレート
70を進退駆動する。なお、この油圧シリンダ64には
前進限位置と後退限位置を検出するセンサが設けられ、
これらセンサがコントローラに接続される。
【0027】ストリッパプレート70は、対向する内側
壁にガイドレール71aが固設された略矩形状の収容穴
71を有する矩形ブロック(板)状の部材からなり、外
側部に油圧シリンダ72が取り付けられる。このストリ
ッパプレート70の収容穴71には、その対向する内側
壁にガイドレール71aが固設され、このガイドレ−ル
71aに摺動自在に嵌合して略直方体形状の可動入れ子
79が取り付けられる。可動入れ子79は、固定側金型
1側にケースハーフCの一部の表面側形状と逆形状の成
形部79aを有し、一側に油圧シリンダ72のロッドが
連結する。この可動入れ子79は、油圧シリンダ72に
より駆動されて一次成形位置(図6参照)と二次成形位
置(図8参照)との間を移動する。油圧シリンダ72
は、コントローラにより制御される。なお、この油圧シ
リンダ72にも前進限位置(一次成形位置)と後退限位
置(二次成形位置)を検出するセンサが設けられ、これ
らセンサがコントローラに接続される。
壁にガイドレール71aが固設された略矩形状の収容穴
71を有する矩形ブロック(板)状の部材からなり、外
側部に油圧シリンダ72が取り付けられる。このストリ
ッパプレート70の収容穴71には、その対向する内側
壁にガイドレール71aが固設され、このガイドレ−ル
71aに摺動自在に嵌合して略直方体形状の可動入れ子
79が取り付けられる。可動入れ子79は、固定側金型
1側にケースハーフCの一部の表面側形状と逆形状の成
形部79aを有し、一側に油圧シリンダ72のロッドが
連結する。この可動入れ子79は、油圧シリンダ72に
より駆動されて一次成形位置(図6参照)と二次成形位
置(図8参照)との間を移動する。油圧シリンダ72
は、コントローラにより制御される。なお、この油圧シ
リンダ72にも前進限位置(一次成形位置)と後退限位
置(二次成形位置)を検出するセンサが設けられ、これ
らセンサがコントローラに接続される。
【0028】また、ストリッパプレート70には、上下
の外側部に前述したロック部42と対向してそれぞれ被
ロック部74が、上記油圧シリンダ72と対向する外側
部に検知用ロッド75(図1参照)が取り付けられる。
ロック部42および被ロック部74(以下、ロック機構
42と称する)は、ラッチあるいはマグネット式の周知
のロック機構が用いられ、型閉じ時に所定値以上の型開
き力が作用するまでストリッパプレート70と固定型板
30とを型閉じ状態に保持する。検知ロッド75は、型
閉じ時に前述した固定型板30の型閉じ検知用リミット
スイッチ36に係合する。
の外側部に前述したロック部42と対向してそれぞれ被
ロック部74が、上記油圧シリンダ72と対向する外側
部に検知用ロッド75(図1参照)が取り付けられる。
ロック部42および被ロック部74(以下、ロック機構
42と称する)は、ラッチあるいはマグネット式の周知
のロック機構が用いられ、型閉じ時に所定値以上の型開
き力が作用するまでストリッパプレート70と固定型板
30とを型閉じ状態に保持する。検知ロッド75は、型
閉じ時に前述した固定型板30の型閉じ検知用リミット
スイッチ36に係合する。
【0029】次に、この実施の形態にかかる製造方法を
説明する。先ず、図5に示すように、可動入れ子79を
一次成形位置に位置させた状態で型閉じ、すなわち、ス
トリッパプレート70に固定型板30と可動型板60を
密着させて一次成形用空間(キャビティ)を画成する。
そして、この型閉じ状態で一次成形材料注入口11から
一次成形樹脂を注入してキャビティ内に射出充填し、こ
の一次成形樹脂を冷却固化させて一次成形部分Caを成
形する。ここで、ストリッパプレート70と固定型板3
0はロック機構42により強固に密着し、また、可動型
板60も油圧シリンダ64によりストリッパプレート7
0と強固に密着している。
説明する。先ず、図5に示すように、可動入れ子79を
一次成形位置に位置させた状態で型閉じ、すなわち、ス
トリッパプレート70に固定型板30と可動型板60を
密着させて一次成形用空間(キャビティ)を画成する。
そして、この型閉じ状態で一次成形材料注入口11から
一次成形樹脂を注入してキャビティ内に射出充填し、こ
の一次成形樹脂を冷却固化させて一次成形部分Caを成
形する。ここで、ストリッパプレート70と固定型板3
0はロック機構42により強固に密着し、また、可動型
板60も油圧シリンダ64によりストリッパプレート7
0と強固に密着している。
【0030】次に、固定型板30とランナストリッパプ
レート20を離間させ、スプルーランナー34内の硬化
樹脂と一次成形部分Caがゲート部で切断される。この
後、図6に示すように、ランナストリッパプレート20
が固定側取付板10から離間し、また、ロック機構42
のロックが解除されてストリッパプレート70と固定型
板30が離間する(一次型開き)。そして、スプルーラ
ンナー34内の硬化樹脂等が図示しないロボット等によ
り取り出される。この時、一次成形品払出部45が図示
しないスプリングやプラロックにより作動し、一次成形
部分Caを可動入れ子79に保持させる。
レート20を離間させ、スプルーランナー34内の硬化
樹脂と一次成形部分Caがゲート部で切断される。この
後、図6に示すように、ランナストリッパプレート20
が固定側取付板10から離間し、また、ロック機構42
のロックが解除されてストリッパプレート70と固定型
板30が離間する(一次型開き)。そして、スプルーラ
ンナー34内の硬化樹脂等が図示しないロボット等によ
り取り出される。この時、一次成形品払出部45が図示
しないスプリングやプラロックにより作動し、一次成形
部分Caを可動入れ子79に保持させる。
【0031】続いて、型開きの完了が周知のリミットス
イッチ等により検出されると、図7に示すように、油圧
シリンダ64がストリッパプレート70を固定型板30
に向けて前進駆動し、一次成形用可動入れ子61が可動
入れ子79、すなわち、一次成形部分Caから引き抜か
れて可動入れ子79から離間する。続いて、ストリッパ
プレート70が所定の位置まで移動したことがセンサに
より検出されると、図8に示すように、可動入れ子79
が一次成形部分Caを保持した状態で油圧シリンダ72
により駆動されて二次成形位置に移動する。
イッチ等により検出されると、図7に示すように、油圧
シリンダ64がストリッパプレート70を固定型板30
に向けて前進駆動し、一次成形用可動入れ子61が可動
入れ子79、すなわち、一次成形部分Caから引き抜か
れて可動入れ子79から離間する。続いて、ストリッパ
プレート70が所定の位置まで移動したことがセンサに
より検出されると、図8に示すように、可動入れ子79
が一次成形部分Caを保持した状態で油圧シリンダ72
により駆動されて二次成形位置に移動する。
【0032】そして、可動入れ子79が二次成形位置に
到達したことがセンサにより検出されると、可動側金型
5の全体が固定側金型1に向かって前進し、二次型閉じ
が開始される。ここで、二次型閉じに際しては、先ず、
ストリッパプレート70が固定型板30と当接して固定
型板30が固定側取付板10側に押圧され、固定型板3
0の抵抗付与ユニット33に固定側取付板10の開閉制
御バー14が嵌挿し、固定型板30と固定側取付板10
の型閉じ方向に移動に抵抗が生じる。このため、図9に
示すように、二次型閉じに際しては、先ず、ストリッパ
プレート70と固定型板30が密着してロック機構42
により結合され、型閉じされる。したがって、一次成形
部分Caが傷付くことが防止できる。
到達したことがセンサにより検出されると、可動側金型
5の全体が固定側金型1に向かって前進し、二次型閉じ
が開始される。ここで、二次型閉じに際しては、先ず、
ストリッパプレート70が固定型板30と当接して固定
型板30が固定側取付板10側に押圧され、固定型板3
0の抵抗付与ユニット33に固定側取付板10の開閉制
御バー14が嵌挿し、固定型板30と固定側取付板10
の型閉じ方向に移動に抵抗が生じる。このため、図9に
示すように、二次型閉じに際しては、先ず、ストリッパ
プレート70と固定型板30が密着してロック機構42
により結合され、型閉じされる。したがって、一次成形
部分Caが傷付くことが防止できる。
【0033】すなわち、この二次型閉じに際しては、ス
トリッパプレート70と可動型板60が先に型閉じする
と、一次成形部分Caの熱収縮等の影響で二次成形用可
動側入れ子62が一次成形部分Caと嵌合する際に一次
成形部分Caを可動入れ子79から突き出すようにな
り、一次成形部分Caが位置ズレを生じて傷付くおそれ
がある。しかしながら、この実施の形態においては、先
にストリッパプレート70と固定型板30を型閉じする
ため、上述した一次成形部分Caの傷付きも防止でき
る。
トリッパプレート70と可動型板60が先に型閉じする
と、一次成形部分Caの熱収縮等の影響で二次成形用可
動側入れ子62が一次成形部分Caと嵌合する際に一次
成形部分Caを可動入れ子79から突き出すようにな
り、一次成形部分Caが位置ズレを生じて傷付くおそれ
がある。しかしながら、この実施の形態においては、先
にストリッパプレート70と固定型板30を型閉じする
ため、上述した一次成形部分Caの傷付きも防止でき
る。
【0034】この後、型閉じ検知用リミットスイッチ3
6が型閉じ信号を出力すると、可動側金型5の移動が一
次停止される。そして、油圧シリンダ64がストリッパ
プレート70を後退駆動し、図10に示すように、スト
リッパプレート70と可動型板60が密着して二次成形
用可動入れ子62が一次成形部分Caに嵌合し、可動型
板60とストリッパプレート70が型閉じする。ここ
で、可動型板60とストリッパプレート70の型締めに
際しては、ストリッパプレート70と固定型板30はロ
ック機構42により強固に結合されているため、ストリ
ッパプレート70と固定型板30は抵抗付与ユニット3
3の抵抗力に打ち勝って支障無く一体に移動する。
6が型閉じ信号を出力すると、可動側金型5の移動が一
次停止される。そして、油圧シリンダ64がストリッパ
プレート70を後退駆動し、図10に示すように、スト
リッパプレート70と可動型板60が密着して二次成形
用可動入れ子62が一次成形部分Caに嵌合し、可動型
板60とストリッパプレート70が型閉じする。ここ
で、可動型板60とストリッパプレート70の型締めに
際しては、ストリッパプレート70と固定型板30はロ
ック機構42により強固に結合されているため、ストリ
ッパプレート70と固定型板30は抵抗付与ユニット3
3の抵抗力に打ち勝って支障無く一体に移動する。
【0035】そして、ストリッパプレート70と可動型
板60が完全に型閉じしてセンサが検知信号を出力する
と可動側金型5の移動が再開される。この後、図11に
示すように二次型閉じが完了、すなわち、二次成形用空
間(キャビティ)が画成されると、二次成形材料注入口
12から二次成形樹脂が注入され、この二次成形樹脂が
スプルーランナ35等を経て二次成形用空間内に射出充
填され、この二次成形樹脂が冷却固化して二次成形部分
Cbが完成する。この後は、前述した一次成形の場合に
同様に、型開きが行われる(図12)。ここで、一次成
形品払出部45と同様に、二次成形品払出部46が図示
しないスプリングやプラロックにより作動し、二次成形
部分Cbと一次成形部分Ca、すなわち、ケースハーフ
Cを可動入れ子79に保持させる。
板60が完全に型閉じしてセンサが検知信号を出力する
と可動側金型5の移動が再開される。この後、図11に
示すように二次型閉じが完了、すなわち、二次成形用空
間(キャビティ)が画成されると、二次成形材料注入口
12から二次成形樹脂が注入され、この二次成形樹脂が
スプルーランナ35等を経て二次成形用空間内に射出充
填され、この二次成形樹脂が冷却固化して二次成形部分
Cbが完成する。この後は、前述した一次成形の場合に
同様に、型開きが行われる(図12)。ここで、一次成
形品払出部45と同様に、二次成形品払出部46が図示
しないスプリングやプラロックにより作動し、二次成形
部分Cbと一次成形部分Ca、すなわち、ケースハーフ
Cを可動入れ子79に保持させる。
【0036】続いて、突出し板52が作動してエジェク
タピン53がハーフケースCを可動入れ子79から突き
出す。ここで、エジェクタピン53はハーフケースCの
非外観部である裏面に当接して突出し、また、ハーフケ
ースCは外観面が可動入れ子79と嵌合して傷付き等か
ら保護される。このため、ハーフケースCが傷付くこと
がなく、傷付き不良等の発生を確実に防止できる。
タピン53がハーフケースCを可動入れ子79から突き
出す。ここで、エジェクタピン53はハーフケースCの
非外観部である裏面に当接して突出し、また、ハーフケ
ースCは外観面が可動入れ子79と嵌合して傷付き等か
ら保護される。このため、ハーフケースCが傷付くこと
がなく、傷付き不良等の発生を確実に防止できる。
【0037】次に、図13に示すようにストリッパプレ
ート70が油圧シリンダ64により前進駆動されて可動
型板60と型開きした後、図14に示すように可動入れ
子79が油圧シリンダ74により駆動されて一次成形位
置に移動する。そして、前述したようにして可動金型5
が固定金型1に向かって前進駆動され(図15)、固定
型板30および可動型板60とストリッパプレート70
を型閉じして一次成形空間を画成し(図16)、以下、
図5からの工程を同様に繰り返して一次成形部分Caと
二次成形部分Cbを順次成形し、ハーフケースCを成形
する。
ート70が油圧シリンダ64により前進駆動されて可動
型板60と型開きした後、図14に示すように可動入れ
子79が油圧シリンダ74により駆動されて一次成形位
置に移動する。そして、前述したようにして可動金型5
が固定金型1に向かって前進駆動され(図15)、固定
型板30および可動型板60とストリッパプレート70
を型閉じして一次成形空間を画成し(図16)、以下、
図5からの工程を同様に繰り返して一次成形部分Caと
二次成形部分Cbを順次成形し、ハーフケースCを成形
する。
【0038】なお、上述した実施の形態では、可動入れ
子79を駆動するアクチュエータとして油圧シリンダ7
4を例示するが、エアシリンダや電動モータ等のアクチ
ュエータを用いることも可能である。また、上述した実
施の形態では、一次成形と二次成形を行う装置と方法を
例示するが、前述したストリッパプレート70により多
くの成形位置を設定して三次以上の多次成形を行うこと
も可能である。さらに、上述した実施の形態では、可動
入れ子79を一次成形位置と二次成形位置との間を直線
移動させるが、可動入れ子79を時計の針と同様に回動
させて成形位置を変えるように構成することも可能であ
る。
子79を駆動するアクチュエータとして油圧シリンダ7
4を例示するが、エアシリンダや電動モータ等のアクチ
ュエータを用いることも可能である。また、上述した実
施の形態では、一次成形と二次成形を行う装置と方法を
例示するが、前述したストリッパプレート70により多
くの成形位置を設定して三次以上の多次成形を行うこと
も可能である。さらに、上述した実施の形態では、可動
入れ子79を一次成形位置と二次成形位置との間を直線
移動させるが、可動入れ子79を時計の針と同様に回動
させて成形位置を変えるように構成することも可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、固定金型に異なる形状の成形部が形成された複数の
固定側入れ子を設け、また、可動金型に異なる形状の成
形部が形成された複数の可動側入れ子を固定側入れ子と
対応して設けるとともに、固定金型と可動金型との間に
保持部材を配置して該保持部材に可動入れ子を複数の成
形位置間を移動可能に取り付け、可動入れ子を一の成形
位置に位置させた後に一の固定側入れ子と可動側入れ子
を用いて一次成形を行い、次に、可動入れ子を一次成形
品を保持した状態で他の成形位置に移動させ、この成形
位置で他の一の固定側入れ子と可動側入れ子を用いて二
次成形を行い、以下必要な次数の成形を行うように構成
したため、複雑な形状の成形品も成形でき、成形品の形
状に大きな自由度が得られ、また、成形品の傷付きも防
止できる。
ば、固定金型に異なる形状の成形部が形成された複数の
固定側入れ子を設け、また、可動金型に異なる形状の成
形部が形成された複数の可動側入れ子を固定側入れ子と
対応して設けるとともに、固定金型と可動金型との間に
保持部材を配置して該保持部材に可動入れ子を複数の成
形位置間を移動可能に取り付け、可動入れ子を一の成形
位置に位置させた後に一の固定側入れ子と可動側入れ子
を用いて一次成形を行い、次に、可動入れ子を一次成形
品を保持した状態で他の成形位置に移動させ、この成形
位置で他の一の固定側入れ子と可動側入れ子を用いて二
次成形を行い、以下必要な次数の成形を行うように構成
したため、複雑な形状の成形品も成形でき、成形品の形
状に大きな自由度が得られ、また、成形品の傷付きも防
止できる。
【0040】特に、請求項3,4に記載の発明は、一次
成形(前の成形)により成形された成形品に二次成形
(後の成形)用の可動側入れ子が嵌合する前に固定型板
とストリッパプレートとを型閉じすることができるた
め、一次成形品の脱落や傷付きを確実に防止できる。ま
た、請求項5に記載の発明は、成形品の外観意匠部とな
る部分が成形の終了まで可動入子と密着した状態を保持
するため、外観意匠部の傷付きを確実に防止することが
できる。
成形(前の成形)により成形された成形品に二次成形
(後の成形)用の可動側入れ子が嵌合する前に固定型板
とストリッパプレートとを型閉じすることができるた
め、一次成形品の脱落や傷付きを確実に防止できる。ま
た、請求項5に記載の発明は、成形品の外観意匠部とな
る部分が成形の終了まで可動入子と密着した状態を保持
するため、外観意匠部の傷付きを確実に防止することが
できる。
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる複合成形品
の成形装置の分解斜視図である。
の成形装置の分解斜視図である。
【図2】同成形装置の正面図である。
【図3】同成形装置の平面図である。
【図4】同成形装置の一部の構造を拡大して模式的に示
す図である。
す図である。
【図5】同状態の側面図である。
【図6】同成形装置の成形時の状態を示す断面図であ
る。
る。
【図7】同成形装置の図6に続く状態の断面図である。
【図8】同成形装置の図7に続く状態の断面図である。
【図9】同成形装置の図8に続く状態の断面図である。
【図10】同成形装置の図9に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図11】同成形装置の図10に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図12】同成形装置の図11に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図13】同成形装置の図12に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図14】同成形装置の図13に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図15】同成形装置の図14に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図16】同成形装置の図15に続く状態の断面図であ
る。
る。
【図17】複合成形品であるケースハーフの断面図であ
る。
る。
【図18】従来のコア回転式成形法を採用する成形装置
を示す断面図であり、a,b,cの順序でその成形過程
を示す。
を示す断面図であり、a,b,cの順序でその成形過程
を示す。
【図19】従来のコアバック式成形法を採用する成形装
置の一部拡大断面図であり、a,bの順序でその成形過
程を時系列的に示す。
置の一部拡大断面図であり、a,bの順序でその成形過
程を時系列的に示す。
1 固定側金型 5 可動側金型 10 固定側取付板 14 開閉制御バー 20 ランナストリッパプレート 29 スプリング 30 固定型板 31 固定側入れ子 32 固定側入れ子 33 抵抗付与ユニット 37a 挿通孔 38 摺動ピン 39 調整ねじ 42 ロック部(ロック機構) 50 可動側取付板 60 可動型板 61 可動側入れ子 62 可動側入れ子 63 油圧シリンダ 70 ストリッパプレート 71 収容穴 72 油圧シリンダ 79 可動入れ子 C 複合成形品 Ca 一次成形部分(一次成形品) Cb 二次成形部分(二次成形品)
Claims (6)
- 【請求項1】 異なる形状を形成する一次成形用固定側
入れ子と、二次成形用固定側入れ子を備えた固定側金型
と、該固定側金型の一次および二次成形用固定側入れ子
と対応して異なる形状を成形する一次成形用可動側入れ
子および二次成形用可動側入れ子を備えた可動側金型
と、該可動側金型に、前記固定用金型と可動側金型との
間で金型開閉方向に摺動自在に配置され、前記一次およ
び二次成形用入れ子と対応する可動入れ子を摺動自在に
備えたストリッパプレートとを有し、前記ストリッパプ
レートに前記可動入れ子およびストリッパプレートを作
動させるアクチュエータを設けたことを特徴とする複合
成形品の成形装置。 - 【請求項2】 前記固定側金型が、固定側取付板と、該
固定側取付板に所定の相対移動を許容されて取り付けら
れたランナストリッパプレートと、前記固定側取付板に
相対移動自在に取り付けられ、前記複数の固定側入れ子
が固設された固定型板とを備え、 前記可動側金型が、前記固定側金型に対して進退駆動さ
れる可動側取付板と、該可動側取付板に固設され、前記
複数の可動側入れ子が固設された可動型板とを備え、 前記ストリッパプレートを進退駆動するアクチュエータ
を前記可動型板に取り付けた請求項1に記載の複合成形
品の成形装置。 - 【請求項3】 前記ストリッパプレートと前記固定型板
とを所定の結合力で結合して型閉じ状態に保持するロッ
ク機構と、前記前記固定型板が前記固定側取付板に対し
て少なくとも接近する方向に移動する時に抵抗力を付与
する抵抗付与機構を設けた請求項2に記載の複合成形品
の成形装置。 - 【請求項4】 前記抵抗付与機構は、前記固定金型また
は前記固定側取付板の一方に固設された移動部材と、前
記固定金型または前記固定側取付板の他方に設けられ、
前記移動部材にスプリングにより付勢されて摺動可能に
接触する摺動ピンとを備える請求項3に記載の複合成形
品の成形装置。 - 【請求項5】 前記可動入れ子の成形部が複合成形品の
外観意匠部を成形するものである請求項1から請求項4
にいずれか1項に記載の複合成形品の成形装置。 - 【請求項6】 複数の固定側入れ子を備える固定側金型
と、該固定側金型に対して進退可能に配置され、前記固
定側入れ子に対応した複数の可動側入れ子を備える可動
側金型と、該可動側金型と前記固定側金型との間に配置
された保持部材と、該保持部材に前記可動側金型の移動
方向と直角な方向に複数の成形位置間を移動自在に支持
され、複合成形品の成形部を備えた可動入れ子とを有す
る成形装置を用いた複合成形品の製造方法であって、 前記可動入れ子を一の成形位置に位置させて該成形位置
に対応した可動側入れ子と固定側入れ子とにより成形を
行った後、前記可動入れ子を成形品を保持した状態で次
の成形位置に移動させ、該成形位置に対応した可動側入
れ子と固定側入れ子とにより次の成形を行うことを特徴
とする複合成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19565796A JPH1016002A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 複合成形品の成形装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19565796A JPH1016002A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 複合成形品の成形装置および製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016002A true JPH1016002A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16344830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19565796A Pending JPH1016002A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 複合成形品の成形装置および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016002A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1254753A2 (de) * | 2001-04-30 | 2002-11-06 | Braun Formenbau GmbH | Werkzeug zum Mehrkomponenten-Spritzgiessen von Kunststoff-spritzteilen |
JP2007050585A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Meiki Co Ltd | 複合成形品の成形方法とそれに用いる金型装置 |
JP2010089520A (ja) * | 2010-01-29 | 2010-04-22 | Meiki Co Ltd | 複合成形用の型締装置と金型装置、及び複合成形品の成形方法。 |
JP4669570B1 (ja) * | 2010-06-02 | 2011-04-13 | 工立化成株式会社 | シール部材を備えた筐体の製造方法 |
JP2011245661A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Meiki Co Ltd | 射出成形機およびその成形方法 |
CN103568210A (zh) * | 2012-08-09 | 2014-02-12 | 合肥宝龙达信息技术有限公司 | 一种双色注塑模具及其制备方法和双色注塑产品 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP19565796A patent/JPH1016002A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8408890B2 (en) | 2005-08-17 | 2013-04-02 | Kabushiki Kaisha Meikiseisakusho | Mold system for composite molding |
US9321196B2 (en) | 2005-08-17 | 2016-04-26 | Kabushiki Kaisha Meikiseisakusho | Method of molding composite molded article |
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