JPH05316226A - 電話交換機におけるデータベース書き換え制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】特殊番号および暗証番号をなくしてデータベー
ス装置への接続を可能にし且つ誤接続によるデータの破
壊を防止する。 【構成】通話路制御装置１５が加入者電話機２からの発
呼を検出し、中央処理装置１６へ発呼検出情報と発呼者
収容位置とを送出すると、加入者電話機と発信レジスタ
トランク１３とが接続される。続いて、発呼者が加入者
電話機の電話番号をダイヤルすると、発信レジスタトラ
ンクで受信し、通話路制御装置を介して中央処理装置へ
電話番号が送られ、この電話番号によって加入者データ
メモリ１８から該当加入者の収容位置を読み出し、この
収容位置の状態を判断する。この場合、被呼者すなわち
発呼者となりこの収容位置の状態は話中となる。中央処
理装置は被呼者話中を検出すると、発呼者収容位置と被
呼者収容位置との照合を行い、両収容位置の一致を検出
すると、発呼した加入者電話機と出トランク１４とを接
続しデータベース装置３を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電話交換機におけるデー
タベース書き換え制御方式に関し、特にデータベースを
利用する加入者からのデータベース装置へのデータ書き
換え制御方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電話交換機におけるデー
タベース装置のデータ書き換え制御方式は、発呼者がデ
ータベース装置へ接続するための特殊番号をダイヤル
し、さらに暗証番号をダイヤルすることによってデータ
ベース装置のデータの書き換えを許可する方式となって
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
ベース書き換え制御方式は、発呼者がデータベース装置
へ接続するための特殊番号をダイヤルし、さらに暗証番
号をダイヤルすることによってデータベース装置のデー
タの書き換えを許可する方式となっているので、発呼者
がデータベース装置へ接続するための特殊番号を付与す
る必要があること、およびデータベース利用者毎に登録
されている暗証番号によって書き換えの許可を必要とす
るが、他の加入者が誤って暗証番号をダイヤルした場合
に誤接続となり、データが書き換えられてしまうという
問題がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の電話交換機にお
けるデータベース書き換え制御方式は、データベース装
置を収容する蓄積プログラム制御方式の電話交換機にお
けるデータベース書き換え制御方式において、被呼加入
者の電話機が話中の場合に発呼者収容位置と前記被呼者
の収容位置とを照合する照合手段と、照合一致を検出し
たとき、前記発呼者の電話機と前記データベース装置間
を接続して前記発呼者の電話機から送出される情報を前
記データベース装置へ中継し、前記データベース装置の
データの書き換えを許可する中継手段とを備えている。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明に係るデータベース書き換え
制御方式の一実施例を示す電話交換機のブロック図であ
る。

【０００７】図１において、本実施例の電話交換機１は
加入者電話機２にインタフェースするライン回路１１
と、通話路網１２と、発呼によって捕捉され通話路網１
２を介して発呼した加入者電話機２に接続された電話番
号を受信する発信レジスタトランク１３と、データベー
ス装置３との接続用出トランク１４と、ライン回路１
１，通話路網１２，発信レジスタ１３，出トランク１４
の状態監視を行い、中央処理装置１６からの情報により
ライン回路１１，通話路網１２，発信レジスタトランク
１３，出トランク１４を制御するように動作する通話路
制御装置１５と、メインメモリ１７および加入者データ
メモリ１８に格納されているデータに基づき交換処理を
行い、通話路制御装置１４を介して接続動作を行い、さ
らに被呼者話中時に発呼者収容位置の被呼者収容位置と
を照合し、一致した場合に通話路制御装置１５を介して
ライン回路１１と出トランク１４とを接続しデータベー
ス装置３を起動する機能を有している中央処理装置１６
と、交換動作制御のためのプログラムを格納し、処理の
情報も一時的に格納する機能も有している。メインメモ
リ１７と、加入者電話機２毎の収容位置および電話番号
を格納している加入者データメモリ１８とを有して構成
している。データベース装置３は各種データベースサー
ビスを行うための情報を格納している。

【０００８】次に、加入者がデータベース装置３内の自
データの書き換える場合の本実施例の動作について説明
する。

【０００９】発呼者が加入者電話機２から発信すると、
ライン回路１１を介して通話路制御装置１５は発呼を検
出し、中央処理装置１６へ発呼検出情報と発呼者収容位
置とを送出する。中央処理装置１６はこれらの情報によ
り発呼した加入者電話機２と発信レジスタトランク１３
との接続を通話路制御装置１５により行わせる。続い
て、発呼者は自己の使用する加入者電話２の電話番号を
ダイヤルすると、それを発信レジスタトランク１３が受
信し、通話路制御装置１５を介して中央処理装置１６へ
電話番号を送出する。

【００１０】中央処理装置１６は受信した電話番号によ
って加入者データメモリ１８から該当加入者の収容位置
を読み出し、この収容位置の状態を判断する。この場
合、被呼者の電話番号は加入者電話機２の電話番号であ
るから、被呼者すなわち発呼者となり、この収容位置の
状態は話中となる。中央処理装置１６は被呼者話中を検
出すると、発呼者収容位置と被呼者収容位置との照合を
行い、両収容位置の一致を検出すると、発呼した加入者
電話機２と出トランク１４とを接続しデータベース装置
３を起動する。

【００１１】以後加入者電話機２から書き換えるデータ
を送出しデータベース装置３のデータを書き換える。な
お、前記照合の結果が不一致の場合、つまり他の加入者
へ発信し該当加入者が話中の時は通常の接続処理と同様
に話中音を返送する。

【００１２】

【発明の効果】以上詳細に説明したようにこの発明は、
データベース装置を収容する蓄積プログラム制御方式の
電話交換機におけるデータベース書き換え制御方式にお
いて、被呼加入者の電話機が話中の場合に発呼者収容位
置と被呼者の収容位置とを照合する照合手段と、照合一
致を検出したとき、発呼者の電話機とデータベース装置
間を接続して発呼者から送出される情報をデータベース
装置へ中継し、データの書き換えを許可する中継手段と
を備え、発呼者が発信する電話機の電話番号のダイヤル
動作によりデータベース装置のデータ書き換えの接続を
行うことにより、従来のように特殊番号および暗証番号
を付与することなくデータベース装置に接続するので、
誤接によるデータの破壊を防止することができるなどの
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るデータベース書き換え制御方式の
一実施例を示す電話交換機のブロック図である。

【符号の説明】

１ 電話交換機 ２ 加入者電話機 ３ データベース装置 １１ ライン回路 １２ 通話路網 １３ 発信レジスタトランク １４ 出トランク １５ 通話路制御装置 １６ 中央処理装置 １７ メインメモリ １８ 加入者データメモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 データベース装置を収容する蓄積プログ
   ラム制御方式の電話交換機におけるデータベース書き換
   え制御方式において、被呼加入者の電話機が話中の場合
   に発呼者収容位置と前記被呼者の収容位置とを照合する
   照合手段と、照合一致を検出したとき、前記発呼者の電
   話機と前記データベース装置間を接続して前記発呼者の
   電話機から送出される情報を前記データベース装置へ中
   継し、前記データベース装置のデータの書き換えを許可
   する中継手段とを備え、前記発呼者が発信する電話機の
   電話番号のダイヤル動作により前記データベース装置の
   データ書き換えの接続を行うことを特徴とする電話交換
   機におけるデータベース書き書え制御方式。