JPH05315895A - 衛星放送受信機及びその発振周波数制御方法 - Google Patents

衛星放送受信機及びその発振周波数制御方法

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JPH05315895A
JPH05315895A JP4113597A JP11359792A JPH05315895A JP H05315895 A JPH05315895 A JP H05315895A JP 4113597 A JP4113597 A JP 4113597A JP 11359792 A JP11359792 A JP 11359792A JP H05315895 A JPH05315895 A JP H05315895A
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JP
Japan
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fine tuning
channel
frequency data
frequency
signal
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JP4113597A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Oda
克彦 小田
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 BS−IF変換器によって変換されたBS−IF信号
の周波数がずれている状態で、衛星放送の受信チャンネ
ルを切換えたときに映像信号及び音声信号に雑音が混入
しないようにする。 【構成】 選局復調回路6内に、局部発振器1、混合器
2、FM復調回路3からなるPLL ループを形成する。局部
発振器1の発振周波数を補正するための微同調周波数デ
ータを格納する微同調データ記憶回路4を備え、選択し
ているチャンネルを切換えたときに、切換える直前の微
同調周波数データを微同調データ記憶回路4から読出し
て、新たに選択したチャンネルの周波数データに付加す
る構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星放送を受信する衛星
放送受信機及びその発振周波数制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】衛星放送を受信する衛星放送受信機は図
1に示すように構成されている。衛星放送受信機内の高
周波増幅回路17には、衛星放送電波41をアンテナ11で受
信し、BS−IF変換器12で変換されたBS−IF信号25が入力
される。高周波増幅回路17の出力信号は、局部発振器1
からの出力信号が入力される混合器2へ入力される。そ
して高周波増幅回路17と混合器2と局部発振器1とから
なる周波数変換回路26により、選択されたチャンネルの
BS−IF信号を中間周波数信号27に変換する。変換された
中間周波数信号27は、周波数帯域特性を整える中間周波
数増幅回路29であるSAW フィルタ28へ入力され、SAW フ
ィルタ28の出力信号30は2次信号処理回路34であるFM復
調回路33へ入力されFM復調される。
【0003】そしてFM復調回路33から、エネルギー拡散
信号が付いた映像信号31と、4相DPSKされた音声副搬送
波32とが出力され、映像信号処理回路7であるエネルギ
ー拡散信号除去回路44及び音声信号処理回路8のDPSK復
調回路36へ入力される。エネルギー拡散信号除去回路44
はエネルギー拡散信号が付いた映像信号31からエネルギ
ー拡散信号を除去して映像信号38を出力し図示しないデ
ィスプレイに与えられる。DPSK復調回路36は音声副搬送
波32からPCM 信号35を取出して、音声信号処理回路8の
PCM 復調回路39へ入力される。PCM 復調回路39はPCM 信
号35を復調して、PCM 信号35から音声信号37を取出して
出力し、図示しないスピーカへ与えられる。選択チャン
ネル番号指令部CN0 が出力する、選択すべきチャンネル
のチャンネル信号は制御装置43へ入力される。制御装置
43の出力信号は選局チャンネルデータ記憶回路5へ入力
され、選局チャンネルデータ記憶回路5に格納している
選局チャンネルデータは局部発振器1へ与えられる。
【0004】そして選局すべきチャンネルのチャンネル
信号を制御装置43へ入力すると、そのチャンネル信号に
対応した選局チャンネルデータが局部発振器1へ与えら
れて、局部発振器1の発振周波数は選択すべきチャンネ
ルに固有の基準周波数になって、混合器2からは選択し
たチャンネルの中間周波数信号27が得られて、選択した
チャンネルの衛星放送を受信することになる。なお、周
波数変換回路26、中間周波数増幅回路29、2次信号処理
回路34、制御装置43及び選局チャンネルデータ記憶回路
5により選局復調回路6が構成されている。
【0005】ところで、日本邦の衛星放送は、放送衛星
40が送信する12GHz 帯周波数 (約11.7GHz 〜約12GHz)の
衛星放送電波41をアンテナ11で受信し、BS−IF帯周波数
(約1.03GHz 〜約1.33GHz)に変換するBS−IF変換器12を
通して衛星放送受信機に入力して、前述した信号処理を
行って映像信号38及び音声信号37を得ている。ところ
で、BS−IF帯周波数に変換する際の周波数変換誤差、温
度変化により周波数偏差及びドリフトが発生した場合に
は、復調された映像信号及び音声信号に雑音が混入する
虞れがあり、また復調不能に陥る場合がある。そのため
選択されたチャンネルのBS−IF信号の周波数偏差を補償
するために、局部発振器1を制御する同調信号に、発振
周波数を補正する微同調信号を付加する必要がある。
【0006】そこで、従来はこのような必要性に対処す
べく選局復調回路6の一部を図2に示すように構成する
ことが提案されている。この選局復調回路は位相ロック
・ループ(以下PLL という)検波方式による復調機能を
有するものであり、選択チャンネル番号指令部CN0 から
選択すべきチャンネル番号を指令すべくチャンネル信号
を制御装置43に入力すると、制御装置43はそのチャンネ
ル信号に対応する選局チャンネル信号SC を選局チャン
ネルデータ記憶回路5へ入力する。それにより選局チャ
ンネルデータ記憶回路5から、選択チャンネルデータを
局部発振器1へ与えて局部発振器は選択したチャンネル
固有の基準周波数で発振する。その基準周波数の信号と
BS−IF信号とが混合器2に入力されて得られた中間周波
数信号がFM復調回路3へ入力され、そこで発生させたAF
C 信号19を制御装置43へ入力する。このAFC 信号19に応
じて制御装置43により微同調周波数データSF を発生さ
せ、その微同調周波数データSF を局部発振器1に与え
て、局部発振器1の発振周波数を基準周波数からずらせ
て、BS−IF信号の周波数偏差を補償するようにしてい
る。
【0007】したがって、選択しているチャンネルを切
換えたとき、制御装置43は新たに選択されたチャンネル
に対応する基準周波数で局部発振器1が発振するように
前述したと同様にAFC 信号に基づいて微同調周波数信号
F を作成して微同調動作を行うことになる。つまり、
従来の衛星放送受信機は、選択チャンネルを切換えたと
きは、新たに選択したチャンネルの基準周波数から微同
調動作を開始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の衛星
放送受信機は前述した如く発振周波数を補正する微同調
動作を行うため、12GHz 帯周波数から、BS−IF帯周波数
へ変換するBS−IF変換器の動作不良、又は共同アンテナ
等に設けている周波数変換器が動作不良になると、全て
のBS (衛星放送) チャンネルにわたって4〜5MHz 以上
周波数がずれているBS−IF信号が衛星放送受信機に入力
される。それにより、選択しているチャンネルを切換え
る都度、映像信号及び音声信号に雑音が混入する虞れが
ある。また、BS−IF信号の周波数の偏差を補償するため
の微同調動作に長い時間を要して、チャンネルの切換直
後の視聴に支障をきたすという問題がある。本発明は斯
かる問題に鑑み、BS−IF信号の周波数がずれている場合
でも、選択しているチャンネルの切換直後における視聴
に支障がない衛星放送受信機及びその発振周波数制御方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る衛星放送
受信機は、局部発振器の発振周波数を補正する微同調周
波数データを格納する記憶回路を備え、選択しているチ
ャンネルを切換えたときに、その切換え前の微同調周波
数データを記憶回路から読出し、読出した微同調周波数
データを新たに選択したチャンネルの周波数データに付
加する構成にする。第2発明に係る衛星放送受信機は、
局部発振器の発振周波数を補正するための微同調周波数
データを格納するEEPROMを備え、選択しているチャンネ
ルを切換えたときにその切換え前の微同調周波数データ
をEEPROMから読出し、それを新たに選択したチャンネル
の周波数データに付加する構成にする。第3発明に係る
衛星放送受信機の発振周波数制御方法は、局部発振器の
発振周波数を補正する微同調周波数データを格納する記
憶回路を備え、選択しているチャンネルを切換えたとき
に、その切換前の微同調周波数データを記憶回路から読
出し、読出した微同調周波数データを新たに選択したチ
ャンネルの周波数データに加算し、加算後の周波数デー
タを、新たに選択したチャンネルの発振周波数データと
することにより、局部発振器の発振周波数を所定値に制
御する。
【0010】
【作用】第1発明では、局部発振器の発振周波数を補正
する微同調周波数データを記憶回路に格納する。選択し
ているチャンネルを切換えたとき、記憶回路から微同調
周波数データを読出す。読出した微同調周波数データ
を、新たに選択したチャンネルの周波数データに付加す
る。これにより、チャンネルを切換えたときに、微同調
動作を行う時間が短縮し、映像信号及び音声信号に雑音
が混入しない。
【0011】第2発明では、局部発振器の発振周波数を
補正する微同調周波数データをEEPROMに書込む。選択し
ているチャンネルを切換えたとき、EEPROMから微同調周
波数データを読出す。読出した微同調周波数データを、
新たに選択したチャンネルの周波数データに付加する。
これにより、制御電源が遮断されても微同調周波数デー
タが消滅せず、電源が回復すると再び微同調周波数デー
タの読出しが可能になる。
【0012】第3発明では、選択しているチャンネルを
切換えると、記憶回路からチャンネルを切換える前の微
同調周波数データを読出す。読出した微同調周波数デー
タを新たに選択したチャンネルの周波数データに加算す
る。その加算後の基準周波数データを新たに選択したチ
ャンネルの発振周波数データにする。発振周波数データ
に基づいて局部発振器の発振周波数を所定値に制御す
る。これにより、チャンネルを切換えたとき、BS−IF信
号の周波数のずれが短時間に補償される。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図3は本発明に係る衛星放送受信機の要部構成
を示すブロック図である。選局復調回路6は、局部発振
器1、混合器2、FM復調回路3、微同調周波数データ記
憶回路4、選局チャンネルデータ記憶回路5及び制御装
置43により構成されている。混合器2には、局部発振器
1の発振出力たる発振周波数の信号が入力され、またア
ンテナ11が受信した衛星放送電波をBS−IF変換器12が変
換したBS−IF信号25が入力される。混合器2から出力さ
れる、選択しているチャンネルの中間周波数信号27はFM
復調回路3へ入力される。FM復調回路3によりAFC(自動
周波数制御) 信号19が発生して制御装置43へ入力され
る。制御装置43により、AFC 信号19に応じて微同調周波
数データを作成する。制御装置43により微同調周波数デ
ータ記憶回路4に対し、作成した微同調周波数データの
書込み、読出しができるようになっている。制御装置43
により出力される微同調周波数データが含まれる周波数
データSF は局部発振器1へ与えられる。選択チャンネ
ル番号指令部CN0が出力する、選択すべきチャンネル番
号を指令するチャンネル信号は制御装置43に与えられ
る。制御装置43により出力される選局チャンネル信号S
C は選局チャンネルデータ記憶回路5へ与えられ、選局
チャンネルデータ記憶回路5の選局チャンネルデータは
局部発振器1へ与えられる。FM復調回路3によりFM復調
されて出力されるエネルギー拡散信号が付いた映像信号
31は映像信号処理回路7へ、また4相DPSKされた音声副
搬送波32は音声信号処理回路8へ入力される。映像信号
処理回路7でエネルギー拡散信号を除去した映像信号38
はディスプレイ9へ与えられ、音声信号処理回路8で音
声副搬送波32から取出したPCM 信号37はスピーカ10へ与
えられる。
【0014】図4は選局復調回路6の具体的構成を示す
ブロック図である。制御装置43は、CPU 13と、入力回路
15と出力回路16とにより構成されている。入力回路15に
はFM復調回路3からのAFC 信号19及び選択チャンネル番
号指令部CN0 からのチャンネル信号が入力される。入力
回路15の出力はCPU 13へ入力される。CPU 13により出力
される信号は出力回路16へ入力され、その出力たる選局
チャンネル信号SC は選局チャンネルデータ記憶回路5
へ入力され、微同調周波数データが含まれる周波数デー
タSF は局部発振器1へ与えられる。CPU 13によりメモ
リ14に微同調周波数データが書込め、メモリ14が格納し
ている微同調周波数データを読出せるようになってい
る。そしてそれ以外の構成は図3に示した選局復調回路
6の構成と同様となっており、同一構成部分には同一符
号を付している。
【0015】次にこのように構成した衛星放送受信機の
受信動作を、CPU 13の制御内容を示す図5のフローチャ
ートと、BS−IF信号及び微同調動作時間の相関関係を示
す図6、図7とともに説明する。
【0016】ここで微同調動作時間とは、微同調動作を
開始してから、微同調周波数データの変化量が0又は収
束値になるまでの時間である。なお微同調周波数データ
の単位時間当たりの補正量は一定であるから、BS−IF信
号が選択しているチャンネルの基準周波数より例えばf
1 MHz ずれているときには、図6に示す如く微同調動作
時間はt1 秒を要し、f2 MHz ずれているときは微同調
動作時間はt2 秒を要する。
【0017】さて、衛星放送を受信するに際し、選択チ
ャンネル番号指令部CN0 から選択すべきチャンネル番号
を指令するチャンネル信号を入力回路15へ入力する(S
1)。CPU 13は選択するチャンネル番号に対応する選択チ
ャンネル信号SC を出力回路16を介して選局チャンネル
データ記憶回路5へ入力する。それにより選局チャンネ
ルデータ記憶回路5から選択したチャンネル固有の選局
チャンネルデータたる基準周波数データを出力し(S2)、
局部発振器1に与える。それにより局部発振器1は基準
周波数で発振する。そして基準周波数で発振した後の混
合器2が出力する中間周波数信号がFM復調回路3へ入力
され、FM復調回路3からAFC 信号19が出力されるまでの
所定時間が経過するまでの遅延処理をする(S3)。そして
FM復調回路3からのAFC 信号19が入力回路15へ入力され
ると(S4)、そのAFC 信号19に基づいて発振周波数の加算
補正が必要か否かを判断し(S5)、加算補正必要の場合
は、局部発振周波数を補正する微同調周波数データを+
1する(S6)。加算補正が必要でない場合は、続いて減算
補正が必要か否かを判断し(S7)、減算補正が必要の場合
は微同調周波数データを−1する(S8)。加算補正及び減
算補正が必要でない場合は微同調周波数データを補正し
ない。
【0018】このように加、減算補正された微同調周波
数データはメモリ14に書込まれ(S9)、また出力回路16を
介して微同調周波数データが含まれる周波数データSF
を出力して(S10) 、局部発振器1へ与える。それにより
発振周波数、即ち基準周波数データを補正する。続いて
チャンネル番号が新たに入力されたか否かを判断し(S1
1) 、入力されていない場合はAFC 信号19に基づく同様
の補正動作を繰り返す。これにより、発振周波数が安定
する。そして、BS−IF信号が図7に示す如くfxMHz だ
け基準周波数からずれている場合は、微同調動作によ
り、基準周波数からfx MHz になるまでの所要時間はt
x 秒となる。
【0019】このようにして、選択したチャンネルの衛
星放送を受信しているときに、他のチャンネルの衛星放
送を受信すべくチャンネルを切換える場合は、選択チャ
ンネル番号指令部CN0 からチャンネル信号を出力して制
御装置43へ入力すると、CPU13によりいま選択している
チャンネルと同一チャンネルか否かを判断する(S12)。
同一チャンネルでない場合は、最初にチャンネルを選択
したときにメモリ14に書込んでおいた微同調周波数デー
タを読出す(S13) 。そして読出した微同調周波数データ
を、新たに選択したチャンネルの周波数データSF に加
算し(S14) 、加算後の周波数データSF を出力して(S1
5) 、局部発振器1へ与えて発振周波数を補正する。そ
の後は、AFC 信号19に基づいて新たに選択したチャンネ
ルの発振周波数を安定させる。
【0020】このように新たにチャンネルを選択すべく
チャンネルを切換えた時、図7に示す如くBS−IF信号
が、選択したチャンネルの基準周波数からfx +Δfx
MHz ずれていても、基準周波数に対してずれているfx
はチャンネル切換前に記憶させたメモリ14から読出すの
で、微同調動作を開始する時点の周波数データSF はf
x MHz となり、周波数データSF がfx +Δfに達する
までの時間はΔtとなる。そして、それ以後、衛星放送
を受信するチャンネルを切換える都度、前述したと同様
の動作により、短時間に基準周波数データからずれた周
波数データに切換わる。
【0021】ところで、アンテナ11側に設けているBS−
IF変換器12に周波数偏差、温度ドリフト等が発生して、
基準周波数からの周波数ずれの補償を必要とする場合、
受信する衛星放送のチャンネル(BS1〜BS15) に関係なく
周波数の補償量が一定であるから、いずれのチャンネル
に切換えた時でもBS−IF信号の周波数偏差を短時間に補
償して、発振周波数を短時間に安定させることができ
る。それにより、チャンネルの切換え時に映像信号及び
音声信号に雑音が混入せず、視聴の支障が生じないよう
にすることができる。
【0022】なお、メモリ14にEEPROMを用いた場合に
は、制御電源が遮断されても微同調周波数データが消滅
せず、再び電源が回復した場合は、EEPROMから電源遮断
前に格納している微同調周波数データの読出しができ
て、電源が遮断される事故が発生しても、微同調動作に
要する時間が長くなることがない。
【0023】本実施例では位相ロック・ループ検波方式
の復調機能を有する衛星放送受信機について説明した
が、周波数シンセサイザ方式による選局機能を有する衛
星放送受信機にも本発明を適用できることは言うまでも
ない。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は局部発振
器の発振周波数を補正する微同調周波数データを記憶
し、選択しているチャンネルを切換えたときに、この微
同調周波数データを読出して新たに選択したチャンネル
の周波数データに付加し、あるいは読出した微同調周波
数データを新たに選択したチャンネルの基準周波数デー
タに加算したものを新たに選択したチャンネルの発振周
波数データとすることにより、発振周波数を補正するよ
うにしたので、BS−IF信号の周波数が選択したチャンネ
ルの基準周波数からずれていても、微同調動作を開始す
る周波数は微同調周波数データによる発振周波数からに
なる。それによりチャンネル切換直後の微同調動作時間
が大幅に短縮し、BS−IF信号の周波数ずれを短時間に補
償できるから、チャンネルを切換えたときに映像信号及
び音声信号に雑音が混入せず、視聴に支障を来す虞れが
ない衛星放送受信機を提供できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の衛星放送受信機の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来の衛星放送受信機の選局復調回路の異なる
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る衛星放送受信機の要部構成を示す
ブロック図である。
【図4】選局復調回路における制御装置を具体的に示し
たブロック図である。
【図5】制御装置の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図6】BS−IF信号と微同調動作時間との相関関係図で
ある。
【図7】本発明の衛星放送受信機のBS−IF信号と微同調
動作時間との相関関係図である。
【符号の説明】
1 局部発振器 2 混合器 3 FM復調回路 4 微同調データ記憶回路 5 選局チャンネルデータ記憶回路 6 選局復調回路 7 映像信号処理回路 8 音声信号処理回路 9 ディスプレイ 10 スピーカ 11 アンテナ 12 BS−IF変換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BS−IF信号と局部発振器の出力とを混合
    器に入力し、該混合器の出力に関連して得られるAFC 信
    号により、前記局部発振器の発振周波数を補正する微同
    調周波数データを発生させ、発生させた微同調周波数デ
    ータが含まれる周波数データにより前記局部発振器を制
    御するようにしてある衛星放送受信機において、 前記微同調周波数データを格納する記憶回路を備え、選
    択しているチャンネルを切換えたときに、その切換え前
    の微同調周波数データを前記記憶回路から読出し、読出
    した微同調周波数データを、新たに選択したチャンネル
    の周波数データに付加すべく構成してあることを特徴と
    する衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 記憶回路にEEPROMを用いていることを特
    徴とする請求項1に記載の衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】 選択しているチャンネルを切換えたとき
    に、その切換え前の記憶回路の微同調周波数データを読
    出し、読出した微同調周波数データを、新たに選択した
    チャンネルの周波数データに加算し、加算後の周波数デ
    ータを新たに選択したチャンネルの発振周波数データと
    することにより、チャンネル切換後の局部発振器の発振
    周波数を所定値に制御することを特徴とする請求項1に
    記載の衛星放送受信機の発振周波数制御方法。
JP4113597A 1992-05-06 1992-05-06 衛星放送受信機及びその発振周波数制御方法 Pending JPH05315895A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09172354A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Nec Corp Pllシンセサイザ方式チューナ装置
JP2003505909A (ja) * 1999-07-19 2003-02-12 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム

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JP2003505909A (ja) * 1999-07-19 2003-02-12 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム

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