JPH1118017A - 衛星放送受信装置 - Google Patents
衛星放送受信装置Info
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- JPH1118017A JPH1118017A JP9163811A JP16381197A JPH1118017A JP H1118017 A JPH1118017 A JP H1118017A JP 9163811 A JP9163811 A JP 9163811A JP 16381197 A JP16381197 A JP 16381197A JP H1118017 A JPH1118017 A JP H1118017A
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- Japan
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- frequency
- local oscillation
- oscillation signal
- section
- signal
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 衛星放送受信装置に関し、アンテナのLNB
の局部発振周波数にズレがある場合にもチャンネル選局
の際の局部発振周波数の設定を短時間に行う。 【解決手段】 所要周波数の局部発振信号を発生する局
部発振信号発生部4と、高周波増幅部2、混合部3及び
中間周波増幅部5等の第2中間周波信号生成手段と、第
1のメモリ部7、第1の検出部8、判別部9及び制御部
23の局部発振周波数制御手段とを備えてなる衛星放送受
信装置において、前記局部発振信号の周波数を所要周波
数に収束させるに要したシフト周波数を検出する第2の
検出部21と、前記検出部で検出したシフト周波数を補正
データとして記憶する第2のメモリ部22とを前記制御部
23の下に設け、チャンネル選局がなされたときには第1
のメモリ部7に記憶されてなるチャンネル設定データと
前記補正データとにより局部発振信号発生部4の発振信
号周波数を所要周波数に設定する。
の局部発振周波数にズレがある場合にもチャンネル選局
の際の局部発振周波数の設定を短時間に行う。 【解決手段】 所要周波数の局部発振信号を発生する局
部発振信号発生部4と、高周波増幅部2、混合部3及び
中間周波増幅部5等の第2中間周波信号生成手段と、第
1のメモリ部7、第1の検出部8、判別部9及び制御部
23の局部発振周波数制御手段とを備えてなる衛星放送受
信装置において、前記局部発振信号の周波数を所要周波
数に収束させるに要したシフト周波数を検出する第2の
検出部21と、前記検出部で検出したシフト周波数を補正
データとして記憶する第2のメモリ部22とを前記制御部
23の下に設け、チャンネル選局がなされたときには第1
のメモリ部7に記憶されてなるチャンネル設定データと
前記補正データとにより局部発振信号発生部4の発振信
号周波数を所要周波数に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星放送受信装置に
係り、より詳細には、チャンネル選局の際の局部発振周
波数の設定制御に関する。
係り、より詳細には、チャンネル選局の際の局部発振周
波数の設定制御に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の衛星放送受信装置の要部ブ
ロック図であり、第2中間周波信号への周波数変換部分
を中心に描いたものである。同図において、1は衛星受
信アンテナ(パラボラアンテナ等)に備えられてなるL
NB(Low Noise Block )であり、受信した信号の周波
数を低い周波数(1GHz帯等、以下、第1中間周波信
号S1)に変換する(ダウンコンバート)。なお、上記変
換の際に使用する局部発振信号の周波数は固定である。
LNB1よりの第1中間周波信号S1は同軸ケーブル等を
介し衛星放送受信装置の高周波増幅部2へ入力し、ここ
で増幅後、混合部3へ送られる。混合部3では増幅され
た第1中間周波信号と局部発振信号発生部4よりの局部
発振信号とを混合し、その差である第2中間周波信号
(400MHz帯等)へ変換する。第2中間周波信号は
中間周波増幅部5で増幅(S2)されて復調部6へ送ら
れ、ここで映像及び音声の各信号が復調される。
ロック図であり、第2中間周波信号への周波数変換部分
を中心に描いたものである。同図において、1は衛星受
信アンテナ(パラボラアンテナ等)に備えられてなるL
NB(Low Noise Block )であり、受信した信号の周波
数を低い周波数(1GHz帯等、以下、第1中間周波信
号S1)に変換する(ダウンコンバート)。なお、上記変
換の際に使用する局部発振信号の周波数は固定である。
LNB1よりの第1中間周波信号S1は同軸ケーブル等を
介し衛星放送受信装置の高周波増幅部2へ入力し、ここ
で増幅後、混合部3へ送られる。混合部3では増幅され
た第1中間周波信号と局部発振信号発生部4よりの局部
発振信号とを混合し、その差である第2中間周波信号
(400MHz帯等)へ変換する。第2中間周波信号は
中間周波増幅部5で増幅(S2)されて復調部6へ送ら
れ、ここで映像及び音声の各信号が復調される。
【0003】上記混合部3で混合の際に使用する局部発
振信号の周波数は選局するチャンネルに応じて所要の周
波数に設定するが、この設定は制御部10が局部発振信号
発生部4を制御することで行う。また、設定する周波数
に関するデータ(チャンネル設定データ)はメモリ部7
に予め記憶させてある。上記の周波数設定は高精度且つ
高安定が要求されるので、通常、自動周波数制御(AF
T)方式が使用される。図の局部発振信号発生部4、検
出部8、判別部9及び制御部10等はこの自動周波数制御
を構成する機能ブロックであり、閉ループを形成する。
振信号の周波数は選局するチャンネルに応じて所要の周
波数に設定するが、この設定は制御部10が局部発振信号
発生部4を制御することで行う。また、設定する周波数
に関するデータ(チャンネル設定データ)はメモリ部7
に予め記憶させてある。上記の周波数設定は高精度且つ
高安定が要求されるので、通常、自動周波数制御(AF
T)方式が使用される。図の局部発振信号発生部4、検
出部8、判別部9及び制御部10等はこの自動周波数制御
を構成する機能ブロックであり、閉ループを形成する。
【0004】検出部8は中間周波増幅部5よりの第2中
間周波信号S2と正規中間周波数の基準信号S3とを比較
し、両信号の周波数が同じか否か、また、周波数が異な
る場合には第2中間周波信号S2の周波数が基準信号S3に
対し高いか又は低いか、を示す検出信号S4、S5を出力す
る。この検出信号S4、S5は、例えば、H(ハイ)又はL
(ロー)の信号とし、これらの組み合わせで第2中間周
波信号S2の周波数が正規か否か、従って、局部発振信号
の周波数が正規か否かを表すようにする。例えば、局部
発振信号の周波数を第1中間周波信号S2に対し上側(高
い側)に設定した場合、第2中間周波信号S2の周波数が
基準信号S3の周波数より高い(局部発振信号の周波数が
高い)ときには、検出部8は、S4がH、S5がLの検出信
号を出力する。これとは反対に、第2中間周波信号S2の
周波数が基準信号S3の周波数より低い(局部発振信号の
周波数が低い)ときには、S4がL、S5がHの検出信号を
出力し、また、双方の周波数が同じ場合にはS4がL(又
はH)、S5がL(又はH)を出力する。
間周波信号S2と正規中間周波数の基準信号S3とを比較
し、両信号の周波数が同じか否か、また、周波数が異な
る場合には第2中間周波信号S2の周波数が基準信号S3に
対し高いか又は低いか、を示す検出信号S4、S5を出力す
る。この検出信号S4、S5は、例えば、H(ハイ)又はL
(ロー)の信号とし、これらの組み合わせで第2中間周
波信号S2の周波数が正規か否か、従って、局部発振信号
の周波数が正規か否かを表すようにする。例えば、局部
発振信号の周波数を第1中間周波信号S2に対し上側(高
い側)に設定した場合、第2中間周波信号S2の周波数が
基準信号S3の周波数より高い(局部発振信号の周波数が
高い)ときには、検出部8は、S4がH、S5がLの検出信
号を出力する。これとは反対に、第2中間周波信号S2の
周波数が基準信号S3の周波数より低い(局部発振信号の
周波数が低い)ときには、S4がL、S5がHの検出信号を
出力し、また、双方の周波数が同じ場合にはS4がL(又
はH)、S5がL(又はH)を出力する。
【0005】このように、検出部8からはHとLの組み
合わせ信号が出力されるが、その意味を判別する必要が
ある。この判別を制御部10の制御の下に判別部9で行
う。つまり、この判別で局部発振信号の周波数が高い、
低い又は適正等が確認される。例えば、上記判別部9で
局部発振信号の周波数が高いと判別された場合、制御部
10は局部発振信号発生部4の発振周波数を下げるように
制御するが、その下げ方を段階的に行う。例えば、1ス
テップ当たりの補正周波数fsを予め設定しておき(例え
ば、250 KHz)、先ず1ステップ分下げる。この補正後
の状態について前記の検出部8で検出し、判別部9で判
別する。その結果、まだ下げる必要がある場合には再度
fs下げる。以上の制御を判別部9で適正周波数と判別さ
れるまで繰り返す。これにより、局部発振信号の周波数
が正規の周波数に収束する。
合わせ信号が出力されるが、その意味を判別する必要が
ある。この判別を制御部10の制御の下に判別部9で行
う。つまり、この判別で局部発振信号の周波数が高い、
低い又は適正等が確認される。例えば、上記判別部9で
局部発振信号の周波数が高いと判別された場合、制御部
10は局部発振信号発生部4の発振周波数を下げるように
制御するが、その下げ方を段階的に行う。例えば、1ス
テップ当たりの補正周波数fsを予め設定しておき(例え
ば、250 KHz)、先ず1ステップ分下げる。この補正後
の状態について前記の検出部8で検出し、判別部9で判
別する。その結果、まだ下げる必要がある場合には再度
fs下げる。以上の制御を判別部9で適正周波数と判別さ
れるまで繰り返す。これにより、局部発振信号の周波数
が正規の周波数に収束する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】局部発振信号の周波数
は前述のようにして設定されるが、従来の衛星放送受信
装置においてはLNB1に関して以下の問題がある。前
述のように、LNB1の局部発振信号周波数は固定であ
る。しかしながら、この発振周波数が正規の周波数から
多少ながらもズレている場合がある。この場合、第1中
間周波信号S1も当然に正規周波数からズレたものにな
る。この周波数ズレは全てのチャンネルに共通し、ま
た、そのズレる方向及び周波数が同じである。一方、受
信装置側では第2中間周波信号S2が正規周波数になるよ
うに局部発振信号周波数を制御する(局部発振信号発生
部4)。従って、LNB1からの第1中間周波信号S1に
上記周波数ズレがある場合にはこのズレに対する補正が
余分に必要となる。この補正は前述の自動制御ループに
より行うが、正規周波数まで引き込むのに相応の時間を
要する(例えば、2〜3秒)。また、このズレが大きい
場合、チャンネルを切り換えた際に画像が乱れることが
ある。
は前述のようにして設定されるが、従来の衛星放送受信
装置においてはLNB1に関して以下の問題がある。前
述のように、LNB1の局部発振信号周波数は固定であ
る。しかしながら、この発振周波数が正規の周波数から
多少ながらもズレている場合がある。この場合、第1中
間周波信号S1も当然に正規周波数からズレたものにな
る。この周波数ズレは全てのチャンネルに共通し、ま
た、そのズレる方向及び周波数が同じである。一方、受
信装置側では第2中間周波信号S2が正規周波数になるよ
うに局部発振信号周波数を制御する(局部発振信号発生
部4)。従って、LNB1からの第1中間周波信号S1に
上記周波数ズレがある場合にはこのズレに対する補正が
余分に必要となる。この補正は前述の自動制御ループに
より行うが、正規周波数まで引き込むのに相応の時間を
要する(例えば、2〜3秒)。また、このズレが大きい
場合、チャンネルを切り換えた際に画像が乱れることが
ある。
【0007】また、前記のように、上記の周波数ズレは
全てのチャンネルにおいて発生し、そのズレの周波数及
び方向が同じである。従って、受信機側ではチャンネル
切り換えの都度、同じ補正が必要になる。このように、
LNB1に周波数ズレがある場合、従来においてはその
自動補正のために相応の時間を要し、そのためチャンネ
ルを切り換えた際の正規同調状態になるまでに相応の時
間を要していた。従って、上記補正が短時間で処理でき
れば好都合である。本発明はこのような背景からなされ
たものであり、LNB1の局部発振信号周波数にズレが
ある場合にも短時間で正規同調状態に設定するようにし
た衛星放送受信装置を提供することを目的とする。
全てのチャンネルにおいて発生し、そのズレの周波数及
び方向が同じである。従って、受信機側ではチャンネル
切り換えの都度、同じ補正が必要になる。このように、
LNB1に周波数ズレがある場合、従来においてはその
自動補正のために相応の時間を要し、そのためチャンネ
ルを切り換えた際の正規同調状態になるまでに相応の時
間を要していた。従って、上記補正が短時間で処理でき
れば好都合である。本発明はこのような背景からなされ
たものであり、LNB1の局部発振信号周波数にズレが
ある場合にも短時間で正規同調状態に設定するようにし
た衛星放送受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所要周波数の
局部発振信号を発生する局部発振信号発生部と、衛星放
送受信アンテナよりのダウンコンバートされた第1中間
周波信号を増幅し、同増幅後の第1中間周波信号と前記
局部発振信号発生部よりの局部発振信号とを混合して所
要周波数の第2中間周波信号を生成し、同第2中間周波
信号を増幅等する第2中間周波信号生成手段と、チャン
ネル選局がなされたときには同チャンネルに対応するチ
ャンネル設定データに基づき前記局部発振信号発生部の
局部発振信号周波数を設定するとともに、前記第2中間
周波信号の周波数を正規中間周波数に係る基準信号と比
較し、同比較に基づき前記局部発振信号発生部において
発生する局部発振信号の周波数を設定された周波数ごと
に段階的にシフトし、同周波数を所要周波数に収束させ
るように制御する局部発振周波数制御手段とを備えてな
る衛星放送受信装置において、前記局部発振信号の周波
数を所要周波数に収束させるに要したシフト周波数を検
出する検出部と、前記検出部で検出したシフト周波数を
補正データとして記憶するメモリ部とを前記局部発振周
波数制御手段の下に設け、チャンネル選局がなされたと
きには、同チャンネルに対応する前記チャンネル設定デ
ータと前記補正データとにより前記局部発振信号発生部
における局部発振信号周波数を所要周波数に設定するよ
うにした衛星放送受信装置を提供するものである。
局部発振信号を発生する局部発振信号発生部と、衛星放
送受信アンテナよりのダウンコンバートされた第1中間
周波信号を増幅し、同増幅後の第1中間周波信号と前記
局部発振信号発生部よりの局部発振信号とを混合して所
要周波数の第2中間周波信号を生成し、同第2中間周波
信号を増幅等する第2中間周波信号生成手段と、チャン
ネル選局がなされたときには同チャンネルに対応するチ
ャンネル設定データに基づき前記局部発振信号発生部の
局部発振信号周波数を設定するとともに、前記第2中間
周波信号の周波数を正規中間周波数に係る基準信号と比
較し、同比較に基づき前記局部発振信号発生部において
発生する局部発振信号の周波数を設定された周波数ごと
に段階的にシフトし、同周波数を所要周波数に収束させ
るように制御する局部発振周波数制御手段とを備えてな
る衛星放送受信装置において、前記局部発振信号の周波
数を所要周波数に収束させるに要したシフト周波数を検
出する検出部と、前記検出部で検出したシフト周波数を
補正データとして記憶するメモリ部とを前記局部発振周
波数制御手段の下に設け、チャンネル選局がなされたと
きには、同チャンネルに対応する前記チャンネル設定デ
ータと前記補正データとにより前記局部発振信号発生部
における局部発振信号周波数を所要周波数に設定するよ
うにした衛星放送受信装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本受信装置の初期状態時、つま
り、最初の電源オン時に任意のチャンネルを選局した場
合、従来と同様にして正規受信状態(正規同調状態)に
自動設定される。この正規同調状態に至る間に補正した
周波数を検出部(第2の検出部)で検出し、同検出デー
タ(補正データ)をメモリ部(第2のメモリ部)に記憶
する。上記記憶後のチャンネル設定においては、本来の
チャンネル設定データ(第1のメモリ部)とともに前記
第2のメモリ部に記憶した補正データを使用して局部発
振回路の発振周波数を設定する。これにより、短時間で
正規同調状態に設定される。また、メモリ部等の作動を
維持するプリヒート電源が断たれたときには前記第2の
メモリ部の記憶データは消滅する。これにより、アンテ
ナを交換した場合のデータ更新が可能となる。
り、最初の電源オン時に任意のチャンネルを選局した場
合、従来と同様にして正規受信状態(正規同調状態)に
自動設定される。この正規同調状態に至る間に補正した
周波数を検出部(第2の検出部)で検出し、同検出デー
タ(補正データ)をメモリ部(第2のメモリ部)に記憶
する。上記記憶後のチャンネル設定においては、本来の
チャンネル設定データ(第1のメモリ部)とともに前記
第2のメモリ部に記憶した補正データを使用して局部発
振回路の発振周波数を設定する。これにより、短時間で
正規同調状態に設定される。また、メモリ部等の作動を
維持するプリヒート電源が断たれたときには前記第2の
メモリ部の記憶データは消滅する。これにより、アンテ
ナを交換した場合のデータ更新が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による衛星放送
受信装置を説明する。図1は本発明による衛星放送受信
装置の一実施例を示す要部ブロック図である。図におい
て、図2と同等のものは同一符号を付してある(1乃至
9)。なお、本実施例においては図2のメモリ部7を第
1のメモリ部、検出部8を第1の検出部8と記す。21は
正規同調状態に設定する際に修正した周波数を補正デー
タとして出力する第2の検出部、22は第2の検出部21よ
りの補正データを記憶する第2のメモリ部、23は局部発
振信号発生部4等、図示のものを制御する制御部であ
る。
受信装置を説明する。図1は本発明による衛星放送受信
装置の一実施例を示す要部ブロック図である。図におい
て、図2と同等のものは同一符号を付してある(1乃至
9)。なお、本実施例においては図2のメモリ部7を第
1のメモリ部、検出部8を第1の検出部8と記す。21は
正規同調状態に設定する際に修正した周波数を補正デー
タとして出力する第2の検出部、22は第2の検出部21よ
りの補正データを記憶する第2のメモリ部、23は局部発
振信号発生部4等、図示のものを制御する制御部であ
る。
【0011】次に、本発明の動作説明であるが、図1の
LNB1、高周波増幅部2、混合部3、局部発振信号発
生部4、中間周波増幅部5、復調部6 、第1のメモリ部
7 、第1の検出部8及び判別部9については図2と同様
のためその説明は原則省略し、必要な場合に記載するも
のとする。第2のメモリ部22は本受信装置の初期動作前
には記憶データなしの状態である。通常、メモリ部を含
む制御ブロック(マイコン等)はプリヒート電源が常時
印加され、スタンバイ状態にある。上記の「初期動作
前」とはプリヒート電源が印加されていない状態であ
る。換言すれば、本受信装置の電源プラグがACコンセ
ントに接続されていない状態である。ここで、LNB1
と接続された本受信装置の電源プラグをACコンセント
へ接続し、電源オンしたとする。なお、LNB1の局部
発振周波数は正規周波数に対しズレているものとする。
LNB1、高周波増幅部2、混合部3、局部発振信号発
生部4、中間周波増幅部5、復調部6 、第1のメモリ部
7 、第1の検出部8及び判別部9については図2と同様
のためその説明は原則省略し、必要な場合に記載するも
のとする。第2のメモリ部22は本受信装置の初期動作前
には記憶データなしの状態である。通常、メモリ部を含
む制御ブロック(マイコン等)はプリヒート電源が常時
印加され、スタンバイ状態にある。上記の「初期動作
前」とはプリヒート電源が印加されていない状態であ
る。換言すれば、本受信装置の電源プラグがACコンセ
ントに接続されていない状態である。ここで、LNB1
と接続された本受信装置の電源プラグをACコンセント
へ接続し、電源オンしたとする。なお、LNB1の局部
発振周波数は正規周波数に対しズレているものとする。
【0012】次に、放送しているチャンネル中から任意
のチャンネルを選択する。このチャンネル選択があった
場合、混合部3、局部発振信号発生部4、中間周波増幅
部5、第1のメモリ部7 、第1の検出部8及び判別部9
で形成される周波数自動制御ループ(AFT)が作動
し、局部発振信号発生部4の局部発振信号周波数を上記
選択したチャンネルに対応した所要の周波数に設定する
(正規同調状態)。なお、上記設定に要する本来的なチ
ャンネル設定データは図1で説明したように第1のメモ
リ部7 に記憶されている。しかし、前記前提のように、
LNB1の局部発振周波数にズレがある場合、制御ルー
プはこのズレた分につき補正する動作を行う。つまり、
チャンネル設定データに基づいた本来的な周波数設定に
対しLNB1の周波数ズレ分を更に修正することにな
る。この修正は図2と同様に、上記チャンネル設定デー
タを基準にして1ステップ(例えば、250 KHz)ごとに
段階的に行い、正規周波数になるまでこれを繰り返す。
第2の検出部21はこの繰り返されたステップ数を基に補
正(シフト)した周波数を検出する。同検出した周波数
を補正データとして第2のメモリ部22に記憶する。これ
により、LNB1特有の周波数ズレ分に対応した補正デ
ータが第2のメモリ部22に記憶されたことになる。
のチャンネルを選択する。このチャンネル選択があった
場合、混合部3、局部発振信号発生部4、中間周波増幅
部5、第1のメモリ部7 、第1の検出部8及び判別部9
で形成される周波数自動制御ループ(AFT)が作動
し、局部発振信号発生部4の局部発振信号周波数を上記
選択したチャンネルに対応した所要の周波数に設定する
(正規同調状態)。なお、上記設定に要する本来的なチ
ャンネル設定データは図1で説明したように第1のメモ
リ部7 に記憶されている。しかし、前記前提のように、
LNB1の局部発振周波数にズレがある場合、制御ルー
プはこのズレた分につき補正する動作を行う。つまり、
チャンネル設定データに基づいた本来的な周波数設定に
対しLNB1の周波数ズレ分を更に修正することにな
る。この修正は図2と同様に、上記チャンネル設定デー
タを基準にして1ステップ(例えば、250 KHz)ごとに
段階的に行い、正規周波数になるまでこれを繰り返す。
第2の検出部21はこの繰り返されたステップ数を基に補
正(シフト)した周波数を検出する。同検出した周波数
を補正データとして第2のメモリ部22に記憶する。これ
により、LNB1特有の周波数ズレ分に対応した補正デ
ータが第2のメモリ部22に記憶されたことになる。
【0013】第2のメモリ部22に補正データを記憶後の
チャンネル設定は、第1のメモリ部7のチャンネル設定
データとこの第2のメモリ部22の補正データの双方のデ
ータを基に局部発振信号発生部4の発振周波数を所要周
波数に設定する。これにより、チャンネル切換ごとに1
ステップずつ周波数を補正する必要がなくなり、短時間
で正規同調状態に設定できることになる。次に、第2の
メモリ部22の記憶データ(補正データ)についてである
が、この補正データは同第2のメモリ部22への電源(プ
リヒート電源等)が断たれたときには記憶データが消滅
するようにする。つまり、第2のメモリ部22のタイプと
しては印加電源が断たれたときには記憶データが消滅す
るものを使用する。このようにする理由はアンテナを新
たなものに交換する場合等に対処するためである。つま
り、アンテナを新規なものに交換する場合、LNBの周
波数ズレは変わってくる。従って、そのLNBの周波数
ズレに合わせて補正データを更新する必要がある。ま
た、アンテナを新規なものに交換する場合、通常、電源
プラグを抜く。これにより、補正データの更新が容易に
行える。
チャンネル設定は、第1のメモリ部7のチャンネル設定
データとこの第2のメモリ部22の補正データの双方のデ
ータを基に局部発振信号発生部4の発振周波数を所要周
波数に設定する。これにより、チャンネル切換ごとに1
ステップずつ周波数を補正する必要がなくなり、短時間
で正規同調状態に設定できることになる。次に、第2の
メモリ部22の記憶データ(補正データ)についてである
が、この補正データは同第2のメモリ部22への電源(プ
リヒート電源等)が断たれたときには記憶データが消滅
するようにする。つまり、第2のメモリ部22のタイプと
しては印加電源が断たれたときには記憶データが消滅す
るものを使用する。このようにする理由はアンテナを新
たなものに交換する場合等に対処するためである。つま
り、アンテナを新規なものに交換する場合、LNBの周
波数ズレは変わってくる。従って、そのLNBの周波数
ズレに合わせて補正データを更新する必要がある。ま
た、アンテナを新規なものに交換する場合、通常、電源
プラグを抜く。これにより、補正データの更新が容易に
行える。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、衛
星放送受信アンテナに備えてなるLNBの局部発振周波
数が正規周波数に対しズレている場合にも、衛星放送受
信装置側のチャンネル選局が素早くできる。即ち、従来
においては、LNBに局部発振周波数のズレがある場
合、自動周波数制御ループ(AFT)で段階的に周波数
を補正していき、所要周波数に収束させるようにしてい
た。そのため、チャンネルを切り換えた際、正規同調状
態に設定されるまでに相応の時間を要していた。しか
も、上記の補正をチャンネル切り換えごとに必要として
いたのでチャンネル選局の迅速性に欠けるという問題を
生じていた。これに対し、本発明では上記LNBの局部
発振周波数のズレ分を受信装置の最初の電源オン時に検
出し、これを補正データとしてメモリ部(第2のメモリ
部)に記憶させ、以降は本来のチャンネル設定データに
この補正データを加味してチャンネル設定する。従っ
て、チャンネルを切り換えた際、従来に比し、短時間で
正規同調状態に設定することが可能という効果を奏す
る。このように、本発明は衛星放送受信装置の性能向上
に寄与するところが大きいといえる。
星放送受信アンテナに備えてなるLNBの局部発振周波
数が正規周波数に対しズレている場合にも、衛星放送受
信装置側のチャンネル選局が素早くできる。即ち、従来
においては、LNBに局部発振周波数のズレがある場
合、自動周波数制御ループ(AFT)で段階的に周波数
を補正していき、所要周波数に収束させるようにしてい
た。そのため、チャンネルを切り換えた際、正規同調状
態に設定されるまでに相応の時間を要していた。しか
も、上記の補正をチャンネル切り換えごとに必要として
いたのでチャンネル選局の迅速性に欠けるという問題を
生じていた。これに対し、本発明では上記LNBの局部
発振周波数のズレ分を受信装置の最初の電源オン時に検
出し、これを補正データとしてメモリ部(第2のメモリ
部)に記憶させ、以降は本来のチャンネル設定データに
この補正データを加味してチャンネル設定する。従っ
て、チャンネルを切り換えた際、従来に比し、短時間で
正規同調状態に設定することが可能という効果を奏す
る。このように、本発明は衛星放送受信装置の性能向上
に寄与するところが大きいといえる。
【図1】本発明による衛星放送受信装置の一実施例を示
す要部ブロック図である。
す要部ブロック図である。
【図2】従来の衛星放送受信装置の一例を示す要部ブロ
ック図である。
ック図である。
1 LNB 2 高周波増幅部 3 混合部 4 局部発振信号発生部 5 中間周波増幅部 6 復調部 7 第1のメモリ部 8 第1の検出部 9 判別部 10、23 制御部 21 第2の検出部 22 第2のメモリ部
Claims (3)
- 【請求項1】 所要周波数の局部発振信号を発生する局
部発振信号発生部と、衛星放送受信アンテナよりのダウ
ンコンバートされた第1中間周波信号を増幅し、同増幅
後の第1中間周波信号と前記局部発振信号発生部よりの
局部発振信号とを混合して所要周波数の第2中間周波信
号を生成し、同第2中間周波信号を増幅等する第2中間
周波信号生成手段と、チャンネル選局がなされたときに
は同チャンネルに対応するチャンネル設定データに基づ
き前記局部発振信号発生部の局部発振信号周波数を設定
するとともに、前記第2中間周波信号の周波数を正規中
間周波数に係る基準信号と比較し、同比較に基づき前記
局部発振信号発生部において発生する局部発振信号の周
波数を設定された周波数ごとに段階的にシフトし、同周
波数を所要周波数に収束させるように制御する局部発振
周波数制御手段とを備えてなる衛星放送受信装置におい
て、前記局部発振信号の周波数を所要周波数に収束させ
るに要したシフト周波数を検出する検出部と、前記検出
部で検出したシフト周波数を補正データとして記憶する
メモリ部とを前記局部発振周波数制御手段の下に設け、
チャンネル選局がなされたときには、同チャンネルに対
応する前記チャンネル設定データと前記補正データとに
より前記局部発振信号発生部における局部発振信号周波
数を所要周波数に設定するようにしたことを特徴とする
衛星放送受信装置。 - 【請求項2】 前記検出部による検出と前記メモリ部の
記憶とを、同検出部及び同メモリ部とに最初に電源が印
加されたときに行うようにしたことを特徴とする衛星放
送受信装置。 - 【請求項3】 前記メモリ部に記憶されたデータが、同
メモリ部に電源が印加されなくなったときには消滅する
ようにしてなることを特徴とする請求項1記載の衛星放
送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9163811A JPH1118017A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 衛星放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9163811A JPH1118017A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 衛星放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1118017A true JPH1118017A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15781169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9163811A Pending JPH1118017A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 衛星放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1118017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505909A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9163811A patent/JPH1118017A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505909A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム |
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