JPH0531459B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0531459B2 JPH0531459B2 JP62221060A JP22106087A JPH0531459B2 JP H0531459 B2 JPH0531459 B2 JP H0531459B2 JP 62221060 A JP62221060 A JP 62221060A JP 22106087 A JP22106087 A JP 22106087A JP H0531459 B2 JPH0531459 B2 JP H0531459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- belt
- conveyor
- strip
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
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- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 5
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
- Labeling Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、帯状部材をコンベアによつて搬送
しながらドラムの周囲に貼付ける貼付け方法およ
び装置に関する。
しながらドラムの周囲に貼付ける貼付け方法およ
び装置に関する。
従来の技術
従来、帯状部材の貼付け方法および装置として
は、例えば特開昭62−11634号公報に記載されて
いるようなものが知られている。このものは、成
形ドラムと、この成形ドラムを回転させる回転駆
動装置と、未加硫タイヤ部材を複数の吸着器を介
し吸着、保持して上記成形ドラム円筒外周面に搬
送する搬送装置と、前記成形ドラムの円筒外周面
に巻付けられた未加硫タイヤ部材の前端部位置を
検出する第1の検出器と、未加硫タイヤ部材の後
端部が前記成形ドラムの円筒外周面に巻付けられ
るときの該後端部の前記搬送装置に対する位置を
検出する第2の検出器と、該第1、2の検出器か
らの検出信号に基づいて未加硫タイヤ部材の長さ
の不足分を演算し同不足分だけ未加硫タイヤ部材
を伸ばすように前記回転駆動装置と搬送装置との
少なくとも一方を作動する制御装置と、を備えた
ものである。
は、例えば特開昭62−11634号公報に記載されて
いるようなものが知られている。このものは、成
形ドラムと、この成形ドラムを回転させる回転駆
動装置と、未加硫タイヤ部材を複数の吸着器を介
し吸着、保持して上記成形ドラム円筒外周面に搬
送する搬送装置と、前記成形ドラムの円筒外周面
に巻付けられた未加硫タイヤ部材の前端部位置を
検出する第1の検出器と、未加硫タイヤ部材の後
端部が前記成形ドラムの円筒外周面に巻付けられ
るときの該後端部の前記搬送装置に対する位置を
検出する第2の検出器と、該第1、2の検出器か
らの検出信号に基づいて未加硫タイヤ部材の長さ
の不足分を演算し同不足分だけ未加硫タイヤ部材
を伸ばすように前記回転駆動装置と搬送装置との
少なくとも一方を作動する制御装置と、を備えた
ものである。
そして、このものによつて成形ドラムの円筒外
周面に未加硫タイヤ部材を重ね合わせ接合した状
態に巻付け成形する場合には、まず、成形ドラム
を回転させるとともに、搬送装置を該成形ドラム
の周速に同期的に移動させ、これにより未加硫タ
イヤ部材を各吸着器で吸着、保持しながら成形ド
ラムの円筒外周面若しくはこの外周面に既に巻付
けられている未加硫タイヤ部材の外周面に供給す
る。そして、未加硫タイヤ部材が上記外周面にあ
る程度巻付けられると、第1の検出器が未加硫タ
イヤ部材の前端部を検出し、続いて第2の検出器
が該未加硫タイヤ部材の後端部を検出し、その得
られる検出信号が制御装置に送られる。この制御
装置では、未加硫タイヤ部材の長さの不足分、即
ち、上記外周面の周長に所定重ね合わせ代を加え
た長さと、未加硫タイヤ部材の全長(上記外周面
の周長と所定重ね合わせ代との和よりも短めの長
さに予め切断されている未加硫タイヤ部材の全
長)との差が演算され、そのとき得られる制御信
号が成形ドラムの回転駆動装置と搬送装置の駆動
装置との少なくとも1つに送られる。この結果、
成形ドラムと搬送装置とが未加硫タイヤ部材を引
つ張るように相対移動して未加硫タイヤ部材の長
さが矯正され、次いで未加硫タイヤ部材の後端部
側が成形ドラムの外周面に巻付けられるのであ
る。
周面に未加硫タイヤ部材を重ね合わせ接合した状
態に巻付け成形する場合には、まず、成形ドラム
を回転させるとともに、搬送装置を該成形ドラム
の周速に同期的に移動させ、これにより未加硫タ
イヤ部材を各吸着器で吸着、保持しながら成形ド
ラムの円筒外周面若しくはこの外周面に既に巻付
けられている未加硫タイヤ部材の外周面に供給す
る。そして、未加硫タイヤ部材が上記外周面にあ
る程度巻付けられると、第1の検出器が未加硫タ
イヤ部材の前端部を検出し、続いて第2の検出器
が該未加硫タイヤ部材の後端部を検出し、その得
られる検出信号が制御装置に送られる。この制御
装置では、未加硫タイヤ部材の長さの不足分、即
ち、上記外周面の周長に所定重ね合わせ代を加え
た長さと、未加硫タイヤ部材の全長(上記外周面
の周長と所定重ね合わせ代との和よりも短めの長
さに予め切断されている未加硫タイヤ部材の全
長)との差が演算され、そのとき得られる制御信
号が成形ドラムの回転駆動装置と搬送装置の駆動
装置との少なくとも1つに送られる。この結果、
成形ドラムと搬送装置とが未加硫タイヤ部材を引
つ張るように相対移動して未加硫タイヤ部材の長
さが矯正され、次いで未加硫タイヤ部材の後端部
側が成形ドラムの外周面に巻付けられるのであ
る。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、このようなものは、検出器およ
び制御を用いて未加硫タイヤ部材の長さを測長
し、これにより成形ドラム周長に対する不足分を
演算するようにしているため、高価で大型の制御
装置が必要になるという問題点がある。しかも、
タイヤサイズの変更の度に成形ドラムの周長を極
めて高精度に手動あるいは自動で設定しなければ
ならず、操作が面倒でかつ制御も複雑になるとい
う問題点がある。さらに、未加硫タイヤ部材を測
長する際に発生する測定誤差および成形ドラムの
設定周長と実際の周長との間の誤差等が累積し、
接合が適正に行なわれないという問題点もある。
び制御を用いて未加硫タイヤ部材の長さを測長
し、これにより成形ドラム周長に対する不足分を
演算するようにしているため、高価で大型の制御
装置が必要になるという問題点がある。しかも、
タイヤサイズの変更の度に成形ドラムの周長を極
めて高精度に手動あるいは自動で設定しなければ
ならず、操作が面倒でかつ制御も複雑になるとい
う問題点がある。さらに、未加硫タイヤ部材を測
長する際に発生する測定誤差および成形ドラムの
設定周長と実際の周長との間の誤差等が累積し、
接合が適正に行なわれないという問題点もある。
問題点を解決するための手段
このような問題点は、第1に、先後端が長手方
向に対して傾斜した帯状部材をコンベアによつて
搬送しながら、その長さを計測したりドラム1周
長に対する帯状部材の長さの過不足を演算するこ
となく、ドラムの周囲に貼付けるようにした帯状
部材の貼付け方法であつて、帯状部材の先端、後
端をそれぞれ検出する工程と、ドラムを回転させ
るとともにその先端がドラム上の先端第1設定位
置に到達するまで帯状部材をコンベアによつてド
ラムの周速度と実質的に同一速度で搬送し、ドラ
ムの周囲に帯状部材の先端部を貼付ける工程と、
帯状部材の先端が貼付き開始位置から設定距離だ
け離れたドラム上の先端第2設定位置に到達する
と同時に、帯状部材の後端が後端検出位置から所
定距離だけ離れた後端設定位置に到達するように
帯状部材を搬送することにより、その中央部をド
ラムの周囲に貼付ける工程と、ドラムを回転させ
るとともに帯状部材をコンベアによつてドラムの
周速度と実質的に同一速度で搬送して帯状部材の
後端部をドラムの周囲に貼付け、帯状部材の先、
後端を重ね合わせまたは突合わせ状態に接合させ
る工程と、を包含する帯状部材の貼付け方法によ
り、第2に、先後端が長手方向に対して傾斜した
帯状部材をコンベアによつて搬送しながら、その
長さを計測したりドラム1周長に対する帯状部材
の長さの過不足を演算することなく、ドラムの周
囲に貼付けるようにした帯状部材の貼付け装置で
あつて、回転可能なドラムと、帯状部材をドラム
に向かつて搬送するコンベアと、帯状部材の先端
および後端をそれぞれ検出するセンサと、ドラム
の回転およびコンベアの走行を制御し、その先端
がドラム上の先端第1設定位置に到達するまで帯
状部材を搬送してドラムの周囲に帯状部材の先端
部を実質上伸縮させることなく貼付け、また、帯
状部材の先端が貼付き開始位置から設定距離だけ
離れたドラム上の先端第2設定位置に到達すると
同時に、帯状部材の後端が後端検出位置から所定
距離だけ離れた後端設定位置に到達するように帯
状部材を搬送することにより、その中央部をドラ
ムの周囲に貼付け、さらに、帯状部材の後端部を
ドラムの周囲に実質上伸縮させることなく貼付
け、帯状部材の先、後端を重ね合わせまたは突合
わせ状態に接合させる制御手段と、を備えた帯状
部材の貼付け装置により解決することができる。
向に対して傾斜した帯状部材をコンベアによつて
搬送しながら、その長さを計測したりドラム1周
長に対する帯状部材の長さの過不足を演算するこ
となく、ドラムの周囲に貼付けるようにした帯状
部材の貼付け方法であつて、帯状部材の先端、後
端をそれぞれ検出する工程と、ドラムを回転させ
るとともにその先端がドラム上の先端第1設定位
置に到達するまで帯状部材をコンベアによつてド
ラムの周速度と実質的に同一速度で搬送し、ドラ
ムの周囲に帯状部材の先端部を貼付ける工程と、
帯状部材の先端が貼付き開始位置から設定距離だ
け離れたドラム上の先端第2設定位置に到達する
と同時に、帯状部材の後端が後端検出位置から所
定距離だけ離れた後端設定位置に到達するように
帯状部材を搬送することにより、その中央部をド
ラムの周囲に貼付ける工程と、ドラムを回転させ
るとともに帯状部材をコンベアによつてドラムの
周速度と実質的に同一速度で搬送して帯状部材の
後端部をドラムの周囲に貼付け、帯状部材の先、
後端を重ね合わせまたは突合わせ状態に接合させ
る工程と、を包含する帯状部材の貼付け方法によ
り、第2に、先後端が長手方向に対して傾斜した
帯状部材をコンベアによつて搬送しながら、その
長さを計測したりドラム1周長に対する帯状部材
の長さの過不足を演算することなく、ドラムの周
囲に貼付けるようにした帯状部材の貼付け装置で
あつて、回転可能なドラムと、帯状部材をドラム
に向かつて搬送するコンベアと、帯状部材の先端
および後端をそれぞれ検出するセンサと、ドラム
の回転およびコンベアの走行を制御し、その先端
がドラム上の先端第1設定位置に到達するまで帯
状部材を搬送してドラムの周囲に帯状部材の先端
部を実質上伸縮させることなく貼付け、また、帯
状部材の先端が貼付き開始位置から設定距離だけ
離れたドラム上の先端第2設定位置に到達すると
同時に、帯状部材の後端が後端検出位置から所定
距離だけ離れた後端設定位置に到達するように帯
状部材を搬送することにより、その中央部をドラ
ムの周囲に貼付け、さらに、帯状部材の後端部を
ドラムの周囲に実質上伸縮させることなく貼付
け、帯状部材の先、後端を重ね合わせまたは突合
わせ状態に接合させる制御手段と、を備えた帯状
部材の貼付け装置により解決することができる。
作 用
以後、先後端が長手方向に対して傾斜した帯状
部材をコンベアによつて搬送しながらドラムの周
囲に貼付ける作動を説明するが、ここで使用され
る帯状部材は貼付け前に切断されていてもよい
し、あるいはドラムに先端部を貼付けた時点で切
断して得るようにしてもよい。まず、センサによ
つて帯状部材の先端および後端をそれぞれ検出
し、また、ドラムを回転させるとともにその先端
がドラム上の先端第1設定位置に到達するまで帯
状部材をコンベアによつてドラムの周速度と実質
的に同一速度で搬送し、ドラムの周囲に帯状部材
の先端部を実質上伸縮させることなく貼付ける。
即ち、ここでは帯状部材の先端の到達位置だけを
決定し、帯状部材の後端の位置のコントロールは
行なつていない。ここで、帯状部材の先端は、例
えば該先端を先端検出センサで検出した位置(先
端検出位置)からコンベアを所定距離だけ走行さ
せることにより、先端検出位置から所定距離だけ
離れた先端第1設定位置まで到達させればよい。
次に、ドラムを回転させるとともにコンベアを走
行させることにより帯状部材を搬送してその中央
部をドラムの周囲に貼付け、帯状部材の先端をド
ラム上の先端第2設定位置に到達させると同時
に、帯状部材の後端を後端設定位置に到達させ
る。ここで、先端第2設定位置は貼付き開始位置
から設定距離だけ離れた位置であり、後端設定位
置は帯状部材の後端を検出した後端検出位置から
所定距離だけ離れた位置である。そして、先端第
2設定位置は、前記先端検出位置を基準として、
あるいは中間の先端第1設定位置を基準にして定
める。一方、後端の到達位置は前記後端検出位置
を基準として決定されるのである。ここで、帯状
部材の先、後端を突合わせ状態に接合する場合に
は、前記貼付き開始位置よりその先端までの距離
と、貼付き開始位置よりその後端までの距離とは
等しく、また、重ね合わせ状態で接合する場合に
は、貼付き開始位置よりその後端までの距離か
ら、貼付き開始位置よりその先端までの距離を差
し引いた距離が重ね合わせ量に等しくなる。次
に、ドラムを回転させるとともに帯状部材をコン
ベアによつてドラムの周速度と実質的に同一速度
で搬送し、帯状部材の後端部を実質上伸縮させる
ことなくドラムの周囲に貼付ける。この結果、帯
状部材の先後端は重ね合わせまたは突合わせ状態
に接合される。このように、この発明では、帯状
部材の先、後端部を実質上伸縮させることなく貼
付けているので、貼付け時に該部分が変形して切
り口が乱れたり位置が狂つたりすることはない。
また、この発明では、帯状部材の長さを測定せ
ず、ある時点における帯状部材の先、後端の位置
のみをコントロールすることで帯状部材の貼付け
を行なつているので、測定のための装置は不要と
なり、装置全体を安価にかつ小型化することがで
きる。しかも、タイヤサイズに変更があつてもド
ラム周長を設定する必要もなく、さらに、周長設
定誤差、測長誤差も発生することがなく、適正な
接合を得ることができる。
部材をコンベアによつて搬送しながらドラムの周
囲に貼付ける作動を説明するが、ここで使用され
る帯状部材は貼付け前に切断されていてもよい
し、あるいはドラムに先端部を貼付けた時点で切
断して得るようにしてもよい。まず、センサによ
つて帯状部材の先端および後端をそれぞれ検出
し、また、ドラムを回転させるとともにその先端
がドラム上の先端第1設定位置に到達するまで帯
状部材をコンベアによつてドラムの周速度と実質
的に同一速度で搬送し、ドラムの周囲に帯状部材
の先端部を実質上伸縮させることなく貼付ける。
即ち、ここでは帯状部材の先端の到達位置だけを
決定し、帯状部材の後端の位置のコントロールは
行なつていない。ここで、帯状部材の先端は、例
えば該先端を先端検出センサで検出した位置(先
端検出位置)からコンベアを所定距離だけ走行さ
せることにより、先端検出位置から所定距離だけ
離れた先端第1設定位置まで到達させればよい。
次に、ドラムを回転させるとともにコンベアを走
行させることにより帯状部材を搬送してその中央
部をドラムの周囲に貼付け、帯状部材の先端をド
ラム上の先端第2設定位置に到達させると同時
に、帯状部材の後端を後端設定位置に到達させ
る。ここで、先端第2設定位置は貼付き開始位置
から設定距離だけ離れた位置であり、後端設定位
置は帯状部材の後端を検出した後端検出位置から
所定距離だけ離れた位置である。そして、先端第
2設定位置は、前記先端検出位置を基準として、
あるいは中間の先端第1設定位置を基準にして定
める。一方、後端の到達位置は前記後端検出位置
を基準として決定されるのである。ここで、帯状
部材の先、後端を突合わせ状態に接合する場合に
は、前記貼付き開始位置よりその先端までの距離
と、貼付き開始位置よりその後端までの距離とは
等しく、また、重ね合わせ状態で接合する場合に
は、貼付き開始位置よりその後端までの距離か
ら、貼付き開始位置よりその先端までの距離を差
し引いた距離が重ね合わせ量に等しくなる。次
に、ドラムを回転させるとともに帯状部材をコン
ベアによつてドラムの周速度と実質的に同一速度
で搬送し、帯状部材の後端部を実質上伸縮させる
ことなくドラムの周囲に貼付ける。この結果、帯
状部材の先後端は重ね合わせまたは突合わせ状態
に接合される。このように、この発明では、帯状
部材の先、後端部を実質上伸縮させることなく貼
付けているので、貼付け時に該部分が変形して切
り口が乱れたり位置が狂つたりすることはない。
また、この発明では、帯状部材の長さを測定せ
ず、ある時点における帯状部材の先、後端の位置
のみをコントロールすることで帯状部材の貼付け
を行なつているので、測定のための装置は不要と
なり、装置全体を安価にかつ小型化することがで
きる。しかも、タイヤサイズに変更があつてもド
ラム周長を設定する必要もなく、さらに、周長設
定誤差、測長誤差も発生することがなく、適正な
接合を得ることができる。
実施例
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図において、1は図示していないフレーム
に回転可能に支持されたドラムであり、このドラ
ム1は床面2上に設置された減速機付きのDCサ
ーボモータ3により任意の回転速度で必要回数だ
け回転される。ドラム1より後方の床面2上には
フレーム8が設置され、この前記フレーム8の後
端部上面には軸受16が取り付けられている。こ
の軸受16には前後方向に延びる水平なコンベア
フレーム17の中央部に固定された軸18が支持
され、これにより、コンベアフレーム17はフレ
ーム8に揺動可能に支持される。前記コンベアフ
レーム17の前後端にはそれぞれ軸受19,20
を介してローラ21,22が回転可能に支持さ
れ、これらローラ21,22間にはコンベアベル
ト23が掛け渡されている。前記コンベアフレー
ム17の後端部には減速機付きのDCサーボモー
タ26が取り付けられ、このサーボモータ26に
より前記ローラ22は駆動されコンベアベルト2
3が任意の速度で走行する。27はコンベアフレ
ーム17に支持された複数の受けローラであり、
これらの受けローラ27はコンベアベルト23の
戻り側にころがり接触して該戻り側の垂れ下りを
防止している。前述したコンベアフレーム17、
ローラ21,22、コンベアベルト23、サーボ
モータ26、受けローラ27は全体として、スチ
ールコードにより補強されたカーカスプライ等の
帯状部材28をドラム1に向かつて搬送するコン
ベア29を構成し、前記コンベアベルト23の下
側には図示していない電磁石が内蔵されている。
そして、前記コンベア29の前端部は前記ドラム
1の直下に位置している。フレーム8の前端には
シリンダ31のヘツド側が連結され、このシリン
ダ31のピストンロツド32の先端は前記コンベ
アフレーム17に連結され、この結果、シリンダ
31が作動するとコンベア29は軸18を中心と
して揺動する。36は帯状部材28の先端を検出
する光電反射型の先端検出センサであり、この先
端検出センサ36はコンベアフレーム17の中央
部にブラケツト37を介して取り付けられてい
る。また、38はコンベアフレーム17の後端部
にブラケツト40を介して取り付けられた光電反
射型の後端検出センサであり、この後端検出セン
サ38は帯状部材28の後端を検出する。41は
コンベア29より後方に設置された供給コンベア
であり、この供給コンベア41は前記ドラム1の
1周長より僅かに短い長さに切断された帯状部材
28をコンベア29に供給する。
に回転可能に支持されたドラムであり、このドラ
ム1は床面2上に設置された減速機付きのDCサ
ーボモータ3により任意の回転速度で必要回数だ
け回転される。ドラム1より後方の床面2上には
フレーム8が設置され、この前記フレーム8の後
端部上面には軸受16が取り付けられている。こ
の軸受16には前後方向に延びる水平なコンベア
フレーム17の中央部に固定された軸18が支持
され、これにより、コンベアフレーム17はフレ
ーム8に揺動可能に支持される。前記コンベアフ
レーム17の前後端にはそれぞれ軸受19,20
を介してローラ21,22が回転可能に支持さ
れ、これらローラ21,22間にはコンベアベル
ト23が掛け渡されている。前記コンベアフレー
ム17の後端部には減速機付きのDCサーボモー
タ26が取り付けられ、このサーボモータ26に
より前記ローラ22は駆動されコンベアベルト2
3が任意の速度で走行する。27はコンベアフレ
ーム17に支持された複数の受けローラであり、
これらの受けローラ27はコンベアベルト23の
戻り側にころがり接触して該戻り側の垂れ下りを
防止している。前述したコンベアフレーム17、
ローラ21,22、コンベアベルト23、サーボ
モータ26、受けローラ27は全体として、スチ
ールコードにより補強されたカーカスプライ等の
帯状部材28をドラム1に向かつて搬送するコン
ベア29を構成し、前記コンベアベルト23の下
側には図示していない電磁石が内蔵されている。
そして、前記コンベア29の前端部は前記ドラム
1の直下に位置している。フレーム8の前端には
シリンダ31のヘツド側が連結され、このシリン
ダ31のピストンロツド32の先端は前記コンベ
アフレーム17に連結され、この結果、シリンダ
31が作動するとコンベア29は軸18を中心と
して揺動する。36は帯状部材28の先端を検出
する光電反射型の先端検出センサであり、この先
端検出センサ36はコンベアフレーム17の中央
部にブラケツト37を介して取り付けられてい
る。また、38はコンベアフレーム17の後端部
にブラケツト40を介して取り付けられた光電反
射型の後端検出センサであり、この後端検出セン
サ38は帯状部材28の後端を検出する。41は
コンベア29より後方に設置された供給コンベア
であり、この供給コンベア41は前記ドラム1の
1周長より僅かに短い長さに切断された帯状部材
28をコンベア29に供給する。
第2図は前述した装置の制御システムを示す図
である。同図において、51は所定の動作プログ
ラム、位置情報等を記憶する動作順序制御装置で
あり、この動作順序制御装置51から動作プログ
ラムに従つて再生された位置情報はデータ処理装
置52に送られ、このデータ処理装置52におい
て予め記憶された種々のパラメータを基に前記サ
ーボモータ3,26の回転速度、回転量が演算さ
れる。前記演算結果がデータ処理装置52から経
路位置決め制御装置53に送られると、経路位置
決め制御装置53はドラム用ドライバ54および
コンベア用ドライバ55を介してサーボモータ3
およびサーボモータ26を駆動する。これによ
り、成形ドラム1は回転速度制御、回転量制御、
経路位置決め制御が行なわれ、一方、コンベア2
9は走行(搬送)速度制御、走行(搬送)量制
御、経路位置決め制御が行なわれる。前述した動
作順序制御装置51、データ処理装置52、経路
位置決め制御装置53は全体として、前記サーボ
モータ3およびサーボモータ26の駆動回転を制
御することにより、ドラム1の回転およびコンベ
ア29の走行を後述のように制御する制御手段5
6を構成する。また、サーボモータ3,26の回
転によりパルス発信器57,58および速度検出
器59,60からは経路位置決め制御装置53お
よびドライバ54,55にそれぞれ信号が送ら
れ、公知のサーボ制御が行なわれる。61は入出
力制御装置であり、この入出力制御装置61は動
作順序制御装置51からの制御信号をシリンダ3
1等に送りこれらの動作を制御するとともに、
先、後端検出センサ36,38からの検出信号を
受けて動作順序制御装置51に送る。
である。同図において、51は所定の動作プログ
ラム、位置情報等を記憶する動作順序制御装置で
あり、この動作順序制御装置51から動作プログ
ラムに従つて再生された位置情報はデータ処理装
置52に送られ、このデータ処理装置52におい
て予め記憶された種々のパラメータを基に前記サ
ーボモータ3,26の回転速度、回転量が演算さ
れる。前記演算結果がデータ処理装置52から経
路位置決め制御装置53に送られると、経路位置
決め制御装置53はドラム用ドライバ54および
コンベア用ドライバ55を介してサーボモータ3
およびサーボモータ26を駆動する。これによ
り、成形ドラム1は回転速度制御、回転量制御、
経路位置決め制御が行なわれ、一方、コンベア2
9は走行(搬送)速度制御、走行(搬送)量制
御、経路位置決め制御が行なわれる。前述した動
作順序制御装置51、データ処理装置52、経路
位置決め制御装置53は全体として、前記サーボ
モータ3およびサーボモータ26の駆動回転を制
御することにより、ドラム1の回転およびコンベ
ア29の走行を後述のように制御する制御手段5
6を構成する。また、サーボモータ3,26の回
転によりパルス発信器57,58および速度検出
器59,60からは経路位置決め制御装置53お
よびドライバ54,55にそれぞれ信号が送ら
れ、公知のサーボ制御が行なわれる。61は入出
力制御装置であり、この入出力制御装置61は動
作順序制御装置51からの制御信号をシリンダ3
1等に送りこれらの動作を制御するとともに、
先、後端検出センサ36,38からの検出信号を
受けて動作順序制御装置51に送る。
次に、この発明の一実施例の作用について説明
する。
する。
まず、供給コンベア41上において連続した帯
状部材をその長手方向に対して傾斜させて裁断
し、ドラム1の1周長より僅かに短い設定長の帯
状部材28を次々と切出す。ここで、各帯状部材
28は裁断時の誤差、裁断後の収縮等によりそれ
ぞれ若干その長さが異なつている。次に、この帯
状部材28に対しセンタリングおよび先後端の切
り口の平行度矯正を図示していない機構によつて
行なつた後、供給コンベア41とコンベア29と
を同一速度で走行させ、該帯状部材28をコンベ
ア29に移載する。次に、帯状部材28がコンベ
ア29の中央部まで搬送され、後端検出センサ3
8により帯状部材28の後端が検出されると、こ
の検出信号は制御手段56に送られ、コンベア2
9による帯状部材28の搬送が一旦停止する。こ
のときの状態が第3図aに示されている。また、
このとき、動作順序制御装置51に記憶されてい
るドラム1およびコンベア29に関する位置情報
をクリアし、この後端検出位置Kを帯状部材28
の後端の位置制御の基準点、即ちサーボモータ2
6からのパルス計数の開始点とする。
状部材をその長手方向に対して傾斜させて裁断
し、ドラム1の1周長より僅かに短い設定長の帯
状部材28を次々と切出す。ここで、各帯状部材
28は裁断時の誤差、裁断後の収縮等によりそれ
ぞれ若干その長さが異なつている。次に、この帯
状部材28に対しセンタリングおよび先後端の切
り口の平行度矯正を図示していない機構によつて
行なつた後、供給コンベア41とコンベア29と
を同一速度で走行させ、該帯状部材28をコンベ
ア29に移載する。次に、帯状部材28がコンベ
ア29の中央部まで搬送され、後端検出センサ3
8により帯状部材28の後端が検出されると、こ
の検出信号は制御手段56に送られ、コンベア2
9による帯状部材28の搬送が一旦停止する。こ
のときの状態が第3図aに示されている。また、
このとき、動作順序制御装置51に記憶されてい
るドラム1およびコンベア29に関する位置情報
をクリアし、この後端検出位置Kを帯状部材28
の後端の位置制御の基準点、即ちサーボモータ2
6からのパルス計数の開始点とする。
次に、制御手段56によりコンベア29を再度
走行させ、先端検出センサ36が帯状部材28の
先端を検出したとき、コンベア29の走行を停止
させる。このときの状態が第3図bに示されてい
る。また、このときのドラム1およびコンベア2
9に関する位置情報を動作順序制御装置51に記
憶させ、この帯状部材28の先端を検出した先端
検出位置Eを帯状部材28の先端の位置制御の基
準点、即ちサーボモータ3からのパルス計数の開
始点とする。
走行させ、先端検出センサ36が帯状部材28の
先端を検出したとき、コンベア29の走行を停止
させる。このときの状態が第3図bに示されてい
る。また、このときのドラム1およびコンベア2
9に関する位置情報を動作順序制御装置51に記
憶させ、この帯状部材28の先端を検出した先端
検出位置Eを帯状部材28の先端の位置制御の基
準点、即ちサーボモータ3からのパルス計数の開
始点とする。
次に、制御手段56に予め記憶されている情報
に従つてコンベア29を走行させ、帯状部材28
を前記先端検出位置Eから所定距離Aだけ搬送し
てその先端を規定位置Uまで到達させる。このと
きの制御は具体的には、経路位置決め制御装置5
3からドライバ55を介してサーボモータ26に
信号を送つてサーボモータ26を回転させるとと
もに、サーボモータ26の回転によりパルス発信
器58から発生した帰還パルスを経路位置決め制
御装置53により計数し、このパルスの累計が前
記所定距離Aに対応する値となつたとき、サーボ
モータ26の作動を停止させるようにしている。
次に、制御手段56からシリンダ31に信号を送
つてそのピストンロツド32を突出させる。これ
により、コンベア29が軸18を中心として上方
に僅かに揺動し、コンベア29の前端部がドラム
1に接近して帯状部材28の先端が第3図cに示
すように、ドラム1の外周に圧着される。ここ
で、帯状部材28の先端切口はその長手方向に対
して傾斜しているが、この圧着時にはこの傾斜し
た最先端がドラム1の軸線の直下僅傍に位置して
いる。なお、前述のように帯状部材28を所定距
離Aだけ搬送したのは、コンベア29を揺動させ
たとき、帯状部材28の先端をドラム1に確実に
圧着させるためである。
に従つてコンベア29を走行させ、帯状部材28
を前記先端検出位置Eから所定距離Aだけ搬送し
てその先端を規定位置Uまで到達させる。このと
きの制御は具体的には、経路位置決め制御装置5
3からドライバ55を介してサーボモータ26に
信号を送つてサーボモータ26を回転させるとと
もに、サーボモータ26の回転によりパルス発信
器58から発生した帰還パルスを経路位置決め制
御装置53により計数し、このパルスの累計が前
記所定距離Aに対応する値となつたとき、サーボ
モータ26の作動を停止させるようにしている。
次に、制御手段56からシリンダ31に信号を送
つてそのピストンロツド32を突出させる。これ
により、コンベア29が軸18を中心として上方
に僅かに揺動し、コンベア29の前端部がドラム
1に接近して帯状部材28の先端が第3図cに示
すように、ドラム1の外周に圧着される。ここ
で、帯状部材28の先端切口はその長手方向に対
して傾斜しているが、この圧着時にはこの傾斜し
た最先端がドラム1の軸線の直下僅傍に位置して
いる。なお、前述のように帯状部材28を所定距
離Aだけ搬送したのは、コンベア29を揺動させ
たとき、帯状部材28の先端をドラム1に確実に
圧着させるためである。
次に、予め動作順序制御装置51に記憶されて
いるプログラムに基ずき、ドラム1を回転させる
とともに、コンベア29をドラム1の周速度と同
一の走行(搬送)速度で走行させることにより、
その先端が第3図dに示すように先端第1設定位
置Cに到達するまで帯状部材28を伸縮させるこ
となく搬送し、帯状部材28の先端部をドラム1
に貼付ける。ここで、先端第1設定位置Cは前記
先端検出位置Eから所定距離Nだけ離れた位置で
あるが、この工程の開始時に帯状部材28の先端
は既に先端検出位置Eから所定距離Aだけ離れた
規定位置Uに到達しているので、以後は帯状部材
28の先端を規定位置Uから先端第1設定位置C
まで搬送する作業を制御することになる。このよ
うな作業の制御は、サーボモータ3,26を例え
ば連続経路制御することにより行なう。この連続
経路制御においては、サーボモータ3,26によ
る2点(規定位置Uと先端第1設定位置C)間の
動作時間と動作速度は第4図に示すように表わさ
れ、これらサーボモータ3,26は同時に起動し
また同時に停止する必要がある。同図において、
曲線Rをドラム1を回転させるサーボモータ3
に、また、曲線Sをコンベア29を操作させるサ
ーボモータ26に対応させると、曲線Rで囲まれ
た面積Pはサーボモータ3の回転量を、また、曲
線Sで囲まれた面積Qはサーボモータ26の回転
量となり、その値はサーボモータ3,26の回転
によりパルス発信器57,58から発信する帰還
パルスの累計にそれぞれ等しい。なお、PとQの
量が異なるのはパルスレートがサーボモータ3と
サーボモータ26とで異なることによる。ここ
で、前記帯状部材28の先端部は前述のように斜
め裁断されているので、その切り口の直線性およ
び平行度を維持しながら貼付けるためには、ドラ
ム1の周速度とコンベア29の搬送(走行)速度
は、曲線R、S上のいずれのポイントにおいても
前述のように実質上同一としなければならない。
このため、この工程での貼付け開始時点T0から
貼付け停止時点T1までのドラム1の回転距離お
よびコンベア29の搬送距離は共に実質上等し
い。この結果、帯状部材28の先端部は伸縮され
ることなく、その先端が先端第1設定位置Cに到
達するまでドラム1の周囲に貼付けられるのであ
る。このとき、帯状部材28の後端は第3図dに
示すように後端位置Dに位置しているが、各帯状
部材28の長さは前述のようにそれぞれ若干異な
つているため、この後端位置Dは正確に決まつた
位置ではない。ここで、前述のような経路制御を
行なう場合には、制御手段56は具体的にどのよ
うに作動しているかを簡単に説明する。まず、前
記データ処理装置52は動作順序制御装置51か
ら出力された各サーボモータ3,26の位置情報
によりドラム1の回転量およびコンベア29の搬
送距離をそれぞれ算出する。次に、動作の基本と
なるサーボモータ、この実施例ではサーボモータ
3の最大速度V1と加速および減速の曲線を求め
る。次に、この演算結果から2点間の動作時間
(T1−T0)を求め、他方のサーボモータ26
が前記動作時間経過時に目標点に到達するように
最高速度V2と加速および減速曲線を演算する。
以上の演算結果から、時間速度曲線R,Sと時間
T0において起動指令が出力されてから各ポイン
トでの経過時間が求められる。次に、データ処理
装置52は求められたそれぞれの曲線R,Sを時
分割し、各点での移動量を経路位置決め制御装置
53へ出力する。この結果、経路位置決め制御装
置53はその移動量に比例した信号を各ドライバ
54,55に出力するとともに、各サーボモータ
3,26のパルス発信器57,58からの帰還パ
ルスを監視し、データ処理装置52からの指示を
その都度達成しながら前記時間速度曲線R,Sに
沿つて各サーボモータ3,26を駆動し、2点間
の経路制御を終了する。このような貼付け時に、
ドラム1の周速度とコンベア29の搬送速度との
間に誤差がある場合、例えばドラム1の周速度よ
りコンベア29の搬送速度が速い場合には帯状部
材28の先端部は、仮想線で示す正常な形状から
実線で示す形状(第5図a参照)に変形し、一
方、ドラム1の周速度がコンベア29の搬送速度
より速い場合には帯状部材28の先端部は第5図
bに示すように変形し、帯状部材28の先後端の
接合が不均一となつてしまう。このため、この実
施例では前記曲線R,Sを全範囲に亘つて、即ち
加速、減速領域を含めて非常に短い周期、例えば
10ミリsec以下に時分割してドラム1の周速度、
コンベア29の搬送速度を制御し、前記誤差の最
大値を送り量の0.1〜0.2%以下に抑えて帯状部材
28の先端切り口の直線性、角度を高精度に維持
するようにしている。
いるプログラムに基ずき、ドラム1を回転させる
とともに、コンベア29をドラム1の周速度と同
一の走行(搬送)速度で走行させることにより、
その先端が第3図dに示すように先端第1設定位
置Cに到達するまで帯状部材28を伸縮させるこ
となく搬送し、帯状部材28の先端部をドラム1
に貼付ける。ここで、先端第1設定位置Cは前記
先端検出位置Eから所定距離Nだけ離れた位置で
あるが、この工程の開始時に帯状部材28の先端
は既に先端検出位置Eから所定距離Aだけ離れた
規定位置Uに到達しているので、以後は帯状部材
28の先端を規定位置Uから先端第1設定位置C
まで搬送する作業を制御することになる。このよ
うな作業の制御は、サーボモータ3,26を例え
ば連続経路制御することにより行なう。この連続
経路制御においては、サーボモータ3,26によ
る2点(規定位置Uと先端第1設定位置C)間の
動作時間と動作速度は第4図に示すように表わさ
れ、これらサーボモータ3,26は同時に起動し
また同時に停止する必要がある。同図において、
曲線Rをドラム1を回転させるサーボモータ3
に、また、曲線Sをコンベア29を操作させるサ
ーボモータ26に対応させると、曲線Rで囲まれ
た面積Pはサーボモータ3の回転量を、また、曲
線Sで囲まれた面積Qはサーボモータ26の回転
量となり、その値はサーボモータ3,26の回転
によりパルス発信器57,58から発信する帰還
パルスの累計にそれぞれ等しい。なお、PとQの
量が異なるのはパルスレートがサーボモータ3と
サーボモータ26とで異なることによる。ここ
で、前記帯状部材28の先端部は前述のように斜
め裁断されているので、その切り口の直線性およ
び平行度を維持しながら貼付けるためには、ドラ
ム1の周速度とコンベア29の搬送(走行)速度
は、曲線R、S上のいずれのポイントにおいても
前述のように実質上同一としなければならない。
このため、この工程での貼付け開始時点T0から
貼付け停止時点T1までのドラム1の回転距離お
よびコンベア29の搬送距離は共に実質上等し
い。この結果、帯状部材28の先端部は伸縮され
ることなく、その先端が先端第1設定位置Cに到
達するまでドラム1の周囲に貼付けられるのであ
る。このとき、帯状部材28の後端は第3図dに
示すように後端位置Dに位置しているが、各帯状
部材28の長さは前述のようにそれぞれ若干異な
つているため、この後端位置Dは正確に決まつた
位置ではない。ここで、前述のような経路制御を
行なう場合には、制御手段56は具体的にどのよ
うに作動しているかを簡単に説明する。まず、前
記データ処理装置52は動作順序制御装置51か
ら出力された各サーボモータ3,26の位置情報
によりドラム1の回転量およびコンベア29の搬
送距離をそれぞれ算出する。次に、動作の基本と
なるサーボモータ、この実施例ではサーボモータ
3の最大速度V1と加速および減速の曲線を求め
る。次に、この演算結果から2点間の動作時間
(T1−T0)を求め、他方のサーボモータ26
が前記動作時間経過時に目標点に到達するように
最高速度V2と加速および減速曲線を演算する。
以上の演算結果から、時間速度曲線R,Sと時間
T0において起動指令が出力されてから各ポイン
トでの経過時間が求められる。次に、データ処理
装置52は求められたそれぞれの曲線R,Sを時
分割し、各点での移動量を経路位置決め制御装置
53へ出力する。この結果、経路位置決め制御装
置53はその移動量に比例した信号を各ドライバ
54,55に出力するとともに、各サーボモータ
3,26のパルス発信器57,58からの帰還パ
ルスを監視し、データ処理装置52からの指示を
その都度達成しながら前記時間速度曲線R,Sに
沿つて各サーボモータ3,26を駆動し、2点間
の経路制御を終了する。このような貼付け時に、
ドラム1の周速度とコンベア29の搬送速度との
間に誤差がある場合、例えばドラム1の周速度よ
りコンベア29の搬送速度が速い場合には帯状部
材28の先端部は、仮想線で示す正常な形状から
実線で示す形状(第5図a参照)に変形し、一
方、ドラム1の周速度がコンベア29の搬送速度
より速い場合には帯状部材28の先端部は第5図
bに示すように変形し、帯状部材28の先後端の
接合が不均一となつてしまう。このため、この実
施例では前記曲線R,Sを全範囲に亘つて、即ち
加速、減速領域を含めて非常に短い周期、例えば
10ミリsec以下に時分割してドラム1の周速度、
コンベア29の搬送速度を制御し、前記誤差の最
大値を送り量の0.1〜0.2%以下に抑えて帯状部材
28の先端切り口の直線性、角度を高精度に維持
するようにしている。
次に、ドラム1およびコンベア29を作動して
帯状部材28の中央部を搬送しながらドラム1の
周囲に貼付け、第3図eに示すように帯状部材2
8の先端をドラム1上の先端第2設定位置Fに到
達させると同時に、帯状部材28の後端を後端設
定位置Gまで到達させる。ここで、先端第2設定
位置Fは帯状部材28がドラム1に貼付き始める
貼付き開始位置Hから設定距離Jだけ円周方向に
離れた位置であり、また、後端設定位置Gは後端
検出センサ38が帯状部材28の後端を検出した
後端検出位置Kから所定距離Lだけ離れた位置で
ある。ここで、帯状部材28を先後端において突
合わせ状態に接合する場合には、前記設定距離J
と貼付き開始位置Hから帯状部材28の後端まで
の直線距離Mとは等しく、一方、重ね合わせ状態
に接合する場合には、前記距離Mから設定距離J
を差し引いた長さが重ね合わせ量と等しくなる。
また、この工程における貼付け開始、終了時に帯
状材料28の先後端を前述のような位置に到達す
るように制御した場合、帯状部材28の長さが前
述のようにドラム1の1周長より僅かに短いの
で、この工程における帯状部材28の先端の移動
距離は後端の移動距離より僅かに大きくなり、結
果的に帯状部材28の中央部は長い範囲に亘つて
一定割合で引き伸ばされ、帯状部材28の長さ不
足分が修正されるのである。なお、帯状部材28
の長さがドラム1の1周長より僅かに長い場合に
は、帯状部材28は圧縮されて長さ過多分が修正
され、さらに、帯状部材28の長さがドラム1の
1周長と等しい場合には長さの変化はない。この
ように、この発明は、従来のように帯状部材28
の長さを測定して過不足を演算し、この演算結果
に基ずいて修正を行なうものではない。さらに、
帯状部材28は前述のように帯状部材28毎にそ
の長さが若干異なつているが、各帯状部材28毎
に先後端の位置制御が行なわれるので、これら長
さのばらつきは全てこの工程で吸収されてしまう
のである。このような位置制御は前述した連続経
路制御によつて行なうのがよく、以下その制御を
簡単に説明する。この工程においては、第4図に
示すサーボモータ3の時間速度曲線Rによつて囲
まれた面積Pは、帯状部材28の先端の移動距
離、即ち先端第1設定位置Cから先端第2設定位
置Fまでの円周方向距離Wに等しく、また、サー
ボモータ26の時間速度曲線Sのよつて囲まれた
面積Qは帯状部材28の後端の移動距離、即ち後
端位置Dから後端設定位置Gまでの直線距離Xに
等しい。そして、帯状部材28の先端の移動距離
は前述のようにその後端の移動距離より僅かに大
きいので、時間速度曲線R,S上のいずれの点に
おいてもドラム1の周速度よりコンベア29の搬
送速度が一定割合だけ遅くなるようサーボモータ
3および26の回転制御をしている。このため、
帯状部材28の中央部は一定の伸び率で均一に引
き伸ばされながらドラム1の周囲に貼付けられる
のである。なお、この貼付け中に前記ドラム1の
周速度とコンベア29の搬送速度の割合を変化さ
せてもよい。また、具体的な制御方法について
は、前述の工程と同様であるので説明は省略す
る。
帯状部材28の中央部を搬送しながらドラム1の
周囲に貼付け、第3図eに示すように帯状部材2
8の先端をドラム1上の先端第2設定位置Fに到
達させると同時に、帯状部材28の後端を後端設
定位置Gまで到達させる。ここで、先端第2設定
位置Fは帯状部材28がドラム1に貼付き始める
貼付き開始位置Hから設定距離Jだけ円周方向に
離れた位置であり、また、後端設定位置Gは後端
検出センサ38が帯状部材28の後端を検出した
後端検出位置Kから所定距離Lだけ離れた位置で
ある。ここで、帯状部材28を先後端において突
合わせ状態に接合する場合には、前記設定距離J
と貼付き開始位置Hから帯状部材28の後端まで
の直線距離Mとは等しく、一方、重ね合わせ状態
に接合する場合には、前記距離Mから設定距離J
を差し引いた長さが重ね合わせ量と等しくなる。
また、この工程における貼付け開始、終了時に帯
状材料28の先後端を前述のような位置に到達す
るように制御した場合、帯状部材28の長さが前
述のようにドラム1の1周長より僅かに短いの
で、この工程における帯状部材28の先端の移動
距離は後端の移動距離より僅かに大きくなり、結
果的に帯状部材28の中央部は長い範囲に亘つて
一定割合で引き伸ばされ、帯状部材28の長さ不
足分が修正されるのである。なお、帯状部材28
の長さがドラム1の1周長より僅かに長い場合に
は、帯状部材28は圧縮されて長さ過多分が修正
され、さらに、帯状部材28の長さがドラム1の
1周長と等しい場合には長さの変化はない。この
ように、この発明は、従来のように帯状部材28
の長さを測定して過不足を演算し、この演算結果
に基ずいて修正を行なうものではない。さらに、
帯状部材28は前述のように帯状部材28毎にそ
の長さが若干異なつているが、各帯状部材28毎
に先後端の位置制御が行なわれるので、これら長
さのばらつきは全てこの工程で吸収されてしまう
のである。このような位置制御は前述した連続経
路制御によつて行なうのがよく、以下その制御を
簡単に説明する。この工程においては、第4図に
示すサーボモータ3の時間速度曲線Rによつて囲
まれた面積Pは、帯状部材28の先端の移動距
離、即ち先端第1設定位置Cから先端第2設定位
置Fまでの円周方向距離Wに等しく、また、サー
ボモータ26の時間速度曲線Sのよつて囲まれた
面積Qは帯状部材28の後端の移動距離、即ち後
端位置Dから後端設定位置Gまでの直線距離Xに
等しい。そして、帯状部材28の先端の移動距離
は前述のようにその後端の移動距離より僅かに大
きいので、時間速度曲線R,S上のいずれの点に
おいてもドラム1の周速度よりコンベア29の搬
送速度が一定割合だけ遅くなるようサーボモータ
3および26の回転制御をしている。このため、
帯状部材28の中央部は一定の伸び率で均一に引
き伸ばされながらドラム1の周囲に貼付けられる
のである。なお、この貼付け中に前記ドラム1の
周速度とコンベア29の搬送速度の割合を変化さ
せてもよい。また、具体的な制御方法について
は、前述の工程と同様であるので説明は省略す
る。
次に、サーボモータ3および26を作動してド
ラム1およびコンベア29を回転および走行さ
せ、帯状部材28の残り後端部を第3図fに示す
ようにドラム1の周囲に貼付ける。ここで、ドラ
ム1の周速度とコンベア29の走行速度とが実質
的に同一となるよう制御することにより、帯状部
材28の後端部を伸縮させることなく貼付け、後
端の切り口の直線性、角度の変化を防止して接合
精度を向上させる。また、この工程における制御
は前述した全端部貼付け工程の制御と同様である
ので説明は省略する。このようにして、帯状部材
28が全長に亘つてドラム1の周囲に貼付けら
れ、帯状部材28の先後端が突合わせあるいは重
ね合わせ状態に接合される。次に、シリンダ31
のピストンロツド32が引つ込み、コンベア29
が下方に揺動して初期位置に復帰する。
ラム1およびコンベア29を回転および走行さ
せ、帯状部材28の残り後端部を第3図fに示す
ようにドラム1の周囲に貼付ける。ここで、ドラ
ム1の周速度とコンベア29の走行速度とが実質
的に同一となるよう制御することにより、帯状部
材28の後端部を伸縮させることなく貼付け、後
端の切り口の直線性、角度の変化を防止して接合
精度を向上させる。また、この工程における制御
は前述した全端部貼付け工程の制御と同様である
ので説明は省略する。このようにして、帯状部材
28が全長に亘つてドラム1の周囲に貼付けら
れ、帯状部材28の先後端が突合わせあるいは重
ね合わせ状態に接合される。次に、シリンダ31
のピストンロツド32が引つ込み、コンベア29
が下方に揺動して初期位置に復帰する。
なお、前述の一実施例においては、先端検出セ
ンサ36をコンベア29の中央部に設けたが、こ
の先端検出センサはコンベア29の前端部、ドラ
ム1の下方あるいは先端第1設定位置Cに設けて
もよい。ここで、先端第1設定位置Cに先端検出
センサを設けた場合には、先端の検出と、先端を
先端第1設定位置Cまで搬送する工程とが同時に
行なわれる。また、前記実施例では先、後端検出
センサ36,38間の距離は帯状部材28の長さ
より長いが、帯状部材の長さより短くてもよい。
また、この発明においては、先端検出センサ3
6、後端検出センサ38を1個のセンサで共用
し、帯状部材28の先端を検出した時点よりコン
ベア29から出力されるパルスの計数を開始する
とともに、帯状部材28の後端を該センサで検出
したときの計数値を予め動作順序制御装置51に
記憶させておき、これによりドラム1の回転およ
びコンベア29の走行を制御して帯状部材28の
先後端の位置制御を行なうようにしてもよい。さ
らに、この発明においては、帯状部材の定長裁
断、センターリング、切り口の平行度修正をコン
ベア29上で行なうようにしてもよい。また、こ
の発明においては、帯状部材を予め設定長に裁断
しておくのではなく、所定量だけドラム1に貼付
けた時点でカツター等により設定長に裁断するよ
うにしてもよい。さらに、この発明においては、
コンベア29からドラム1に帯状部材28を貼付
ける載、第6図aに示すように上方から転写した
り、また、第6図bに示すようにコンベアのプー
リを用いてドラム1の後方から転写したり、第6
図cに示すように別の圧着ローラ71を用いて貼
付けるようにしてもよい。また、この発明におい
ては、先端検出センサ36より僅かに後方側に帯
状部材の先端を検出するセンサを設け、このセン
サにより帯状部材の先端を検出したとき、コンベ
ア29の走行速度を低下させるようにしてもよ
い。
ンサ36をコンベア29の中央部に設けたが、こ
の先端検出センサはコンベア29の前端部、ドラ
ム1の下方あるいは先端第1設定位置Cに設けて
もよい。ここで、先端第1設定位置Cに先端検出
センサを設けた場合には、先端の検出と、先端を
先端第1設定位置Cまで搬送する工程とが同時に
行なわれる。また、前記実施例では先、後端検出
センサ36,38間の距離は帯状部材28の長さ
より長いが、帯状部材の長さより短くてもよい。
また、この発明においては、先端検出センサ3
6、後端検出センサ38を1個のセンサで共用
し、帯状部材28の先端を検出した時点よりコン
ベア29から出力されるパルスの計数を開始する
とともに、帯状部材28の後端を該センサで検出
したときの計数値を予め動作順序制御装置51に
記憶させておき、これによりドラム1の回転およ
びコンベア29の走行を制御して帯状部材28の
先後端の位置制御を行なうようにしてもよい。さ
らに、この発明においては、帯状部材の定長裁
断、センターリング、切り口の平行度修正をコン
ベア29上で行なうようにしてもよい。また、こ
の発明においては、帯状部材を予め設定長に裁断
しておくのではなく、所定量だけドラム1に貼付
けた時点でカツター等により設定長に裁断するよ
うにしてもよい。さらに、この発明においては、
コンベア29からドラム1に帯状部材28を貼付
ける載、第6図aに示すように上方から転写した
り、また、第6図bに示すようにコンベアのプー
リを用いてドラム1の後方から転写したり、第6
図cに示すように別の圧着ローラ71を用いて貼
付けるようにしてもよい。また、この発明におい
ては、先端検出センサ36より僅かに後方側に帯
状部材の先端を検出するセンサを設け、このセン
サにより帯状部材の先端を検出したとき、コンベ
ア29の走行速度を低下させるようにしてもよ
い。
発明の効果
以上説明したように、この発明によれば、測
長、演算を行なう必要がないため、装置を小型化
かつ安価とすることができる。また、タイヤサイ
ズに変更があつても、ドラム周長の設定作業が不
要で操作および制御が簡単となり、さらに、前記
設定作業に基ずく誤差も発生しないので接合精度
を向上させることもができる。
長、演算を行なう必要がないため、装置を小型化
かつ安価とすることができる。また、タイヤサイ
ズに変更があつても、ドラム周長の設定作業が不
要で操作および制御が簡単となり、さらに、前記
設定作業に基ずく誤差も発生しないので接合精度
を向上させることもができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す概略正面
図、第2図は制御システムを示すブロツク図、第
3図a〜fは作用を説明する説明図、第4図はド
ラム、コンベアを駆動するサーボモータの駆動状
態を示すグラフ、第5図a,bはドラムの周速度
とコンベアの搬送速度とに誤差が生じたときの帯
状材料先端部の貼付き状態を示す説明図、第6図
a,b,cは他の貼付け方法を示す概略正面図で
ある。 1……ドラム、28……帯状部材、29……コ
ンベア、36,38……センサ、56……制御手
段、C……先端第1設定位置、F……先端第2設
定位置、G……後端設定位置、H……貼付き開始
位置、J……設定距離、K……後端検出位置、L
……所定距離。
図、第2図は制御システムを示すブロツク図、第
3図a〜fは作用を説明する説明図、第4図はド
ラム、コンベアを駆動するサーボモータの駆動状
態を示すグラフ、第5図a,bはドラムの周速度
とコンベアの搬送速度とに誤差が生じたときの帯
状材料先端部の貼付き状態を示す説明図、第6図
a,b,cは他の貼付け方法を示す概略正面図で
ある。 1……ドラム、28……帯状部材、29……コ
ンベア、36,38……センサ、56……制御手
段、C……先端第1設定位置、F……先端第2設
定位置、G……後端設定位置、H……貼付き開始
位置、J……設定距離、K……後端検出位置、L
……所定距離。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 先後端が長手方向に対して傾斜した帯状部材
をコンベアによつて搬送しながら、その長さを計
測したりドラム1周長に対する帯状部材の長さの
過不足を演算することなく、ドラムの周囲に貼付
けるようにした帯状部材の貼付け方法であつて、
帯状部材の先端、後端をそれぞれ検出する工程
と、ドラムを回転させるとともにその先端がドラ
ム上の先端第1設定位置に到達するまで帯状部材
をコンベアによつてドラムの周速度と実質的に同
一速度で搬送し、ドラムの周囲に帯状部材の先端
部を貼付ける工程と、帯状部材の先端が貼付き開
始位置から設定距離だけ離れたドラム上の先端第
2設定位置に到達すると同時に、帯状部材の後端
が後端検出位置から所定距離だけ離れた後端設定
位置に到達するように帯状部材を搬送することに
より、その中央部をドラムの周囲に貼付ける工程
と、ドラムを回転させるとともに帯状部材をコン
ベアによつてドラムの周速度と実質的に同一速度
で搬送して帯状部材の後端部をドラムの周囲に貼
付け、帯状部材の先、後端を重ね合わせまたは突
合わせ状態に接合させる工程と、を包含すること
を特徴とする帯状部材の貼付け方法。 2 先後端が長手方向に対して傾斜した帯状部材
をコンベアによつて搬送しながら、その長さを計
測したりドラム1周長に対する帯状部材の長さの
過不足を演算することなく、ドラムの周囲に貼付
けるようにした帯状部材の貼付け装置であつて、
回転可能なドラムと、帯状部材をドラムに向かつ
て搬送するコンベアと、帯状部材の先端および後
端をそれぞれ検出するセンサと、ドラムの回転お
よびコンベアの走行を制御し、その先端がドラム
上の先端第1設定位置に到達するまで帯状部材を
搬送してドラムの周囲に帯状部材の先端部を実質
上伸縮させることなく貼付け、また、帯状部材の
先端が貼付き開始位置から設定距離だけ離れたド
ラム上の先端第2設定位置に到達すると同時に、
帯状部材の後端が後端検出位置から所定距離だけ
離れた後端設定位置に到達するように帯状部材を
搬送することにより、その中央部をドラムの周囲
に貼付け、さらに、帯状部材の後端部をドラムの
周囲に実質上伸縮させることなく貼付け、帯状部
材の先、後端を重ね合わせまたは突合わせ状態に
接合させる制御手段と、を備えたことを特徴とす
る帯状部材の貼付け装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221060A JPS6470344A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Method and apparatus for bonding strip like member |
DE19883829745 DE3829745A1 (de) | 1987-09-03 | 1988-09-01 | Verfahren und vorrichtung zum festmachen eines bandaehnlichen gebildes am umfang einer trommel |
US07/680,014 US5194107A (en) | 1987-09-03 | 1991-04-02 | Belt-like member attaching method and apparatus |
US08/002,178 US5415217A (en) | 1987-09-03 | 1993-03-04 | Belt-like member attaching method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221060A JPS6470344A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Method and apparatus for bonding strip like member |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6470344A JPS6470344A (en) | 1989-03-15 |
JPH0531459B2 true JPH0531459B2 (ja) | 1993-05-12 |
Family
ID=16760863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62221060A Granted JPS6470344A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Method and apparatus for bonding strip like member |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6470344A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5271284A (en) * | 1991-10-08 | 1993-12-21 | Bridgestone/Firestone, Inc. | Lap splice width monitor |
JP5129838B2 (ja) * | 2010-04-21 | 2013-01-30 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用の帯状部材の巻き付け装置 |
JP5306509B1 (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-02 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ製造方法及びタイヤ製造装置 |
JP6049341B2 (ja) * | 2012-07-25 | 2016-12-21 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤの成形方法、成形装置、生カバー、および空気入りタイヤ |
JP6937075B2 (ja) * | 2017-08-23 | 2021-09-22 | 株式会社ブリヂストン | 帯状ゴム部材の巻回方法および装置 |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP62221060A patent/JPS6470344A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6470344A (en) | 1989-03-15 |
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