JPH0584849A - 帯状材料の自動供給貼付け方法 - Google Patents
帯状材料の自動供給貼付け方法Info
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- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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- B29D30/20—Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
- B29D30/30—Applying the layers; Guiding or stretching the layers during application
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- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
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- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2030/00—Pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29L2030/003—Plies; Breakers
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 スチールコード入りタイヤ帯状材料の接合部
精度を安定させることが出来る自動供給貼付け方法。 【構成】 供給コンべヤー２の途中には、タイヤ帯状材
料Ｗの先端側矯正ガイド装置４と、予めタイヤ成形ドラ
ム１の周長に対応した長さにタイヤ構成材料Ｗを切断す
る材料切断長検出用センサー５ａ，５ｂと、後端側矯正
ガイド装置６とが設置され、またタイヤ成形ドラム１の
近傍には、レーザー等の光学的な変位センサー７が位置
調整可能に設置されている。変位センサー７は、測定し
たタイヤ帯状材料Ｗの両端接合部状態のデータに基づ
き、次に供給されるタイヤ帯状材料Ｗを先端側矯正ガイ
ド装置４及び後端側矯正ガイド装置６により位置補正す
ると共に、タイヤ帯状材料Ｗの中央部Ｘの接合部状態の
データに基づき、タイヤ構成材料Ｗの巻付け目標長さを
補正制御する。
精度を安定させることが出来る自動供給貼付け方法。 【構成】 供給コンべヤー２の途中には、タイヤ帯状材
料Ｗの先端側矯正ガイド装置４と、予めタイヤ成形ドラ
ム１の周長に対応した長さにタイヤ構成材料Ｗを切断す
る材料切断長検出用センサー５ａ，５ｂと、後端側矯正
ガイド装置６とが設置され、またタイヤ成形ドラム１の
近傍には、レーザー等の光学的な変位センサー７が位置
調整可能に設置されている。変位センサー７は、測定し
たタイヤ帯状材料Ｗの両端接合部状態のデータに基づ
き、次に供給されるタイヤ帯状材料Ｗを先端側矯正ガイ
ド装置４及び後端側矯正ガイド装置６により位置補正す
ると共に、タイヤ帯状材料Ｗの中央部Ｘの接合部状態の
データに基づき、タイヤ構成材料Ｗの巻付け目標長さを
補正制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、帯状材料の自動供給
貼付け方法に係わり、更に詳しくはタイヤ成形ドラムの
表面に巻付けられる一定長さに切断されたスチールコー
ド入りの帯状材料の接合部の状態が、実際にタイヤ成形
ドラムの表面に巻付けられた接合状態と異なる場合、次
に巻付ける帯状材料の巻付け条件を補正制御することに
より、常に精度の高い巻付けを自動的に行うことが出来
る帯状材料の自動供給貼付け方法に関するものである。
貼付け方法に係わり、更に詳しくはタイヤ成形ドラムの
表面に巻付けられる一定長さに切断されたスチールコー
ド入りの帯状材料の接合部の状態が、実際にタイヤ成形
ドラムの表面に巻付けられた接合状態と異なる場合、次
に巻付ける帯状材料の巻付け条件を補正制御することに
より、常に精度の高い巻付けを自動的に行うことが出来
る帯状材料の自動供給貼付け方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、タイヤ成形工程の自動化を促進す
る上で、タイヤの成形精度を上げることや、その精度を
安定して確保することが極めて重要な点となる。
る上で、タイヤの成形精度を上げることや、その精度を
安定して確保することが極めて重要な点となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記のよ
うな成形精度の中でも、スチールコード入り帯状材料の
接合部精度は、タイヤの品質に与える影響が大きいこと
から特に重要となるが、タイヤ構成材料の端末部の精度
や、設備精度の影響を受け易いく、従って接合部精度を
安定させることが難しいと言う問題があった。
うな成形精度の中でも、スチールコード入り帯状材料の
接合部精度は、タイヤの品質に与える影響が大きいこと
から特に重要となるが、タイヤ構成材料の端末部の精度
や、設備精度の影響を受け易いく、従って接合部精度を
安定させることが難しいと言う問題があった。
【０００４】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、帯状材料の接合状態を変位センサー
により測定して、この測定データに基づき次回に供給さ
れる帯状材料の接合状態を補正制御することで、微妙な
調整を繰返し行うことなく安定した高精度の接合状態を
得ることが出来、また帯状材料の端末部精度や、設備精
度の影響を受けることなく、帯状材料の接合部精度を安
定させることが出来る帯状材料の自動供給貼付け方法を
提供することを目的とするものである。
案出されたもので、帯状材料の接合状態を変位センサー
により測定して、この測定データに基づき次回に供給さ
れる帯状材料の接合状態を補正制御することで、微妙な
調整を繰返し行うことなく安定した高精度の接合状態を
得ることが出来、また帯状材料の端末部精度や、設備精
度の影響を受けることなく、帯状材料の接合部精度を安
定させることが出来る帯状材料の自動供給貼付け方法を
提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、予めタイヤ成形ドラムの周長に対応して切
断された帯状材料をタイヤ成形ドラムの表面に巻付け、
この巻付けられた帯状材料の先端が長手方向に対して一
定角度で切断された接合部の幅方向の両端近傍及び幅方
向の中央部の接合状態を、タイヤ成形ドラムの表面に対
して一定の距離に位置決め可能に設置された変位センサ
ーにより測定し、この測定値が前記接合部の接合状態の
目標値と異なる場合、前記変位センサーにより測定した
接合部幅方向の両端近傍のデータに基づき、次に供給さ
れる帯状材料の先端部及び後端部における接合部幅方向
の両端近傍の補正を行う矯正ガイド装置の位置補正を行
うと共に、前記変位センサーにより測定した接合部中央
部のデータに基づき、帯状材料のタイヤ成形ドラムの表
面に巻付ける際の巻付け目標長さを補正制御することを
要旨とするものである。
成するため、予めタイヤ成形ドラムの周長に対応して切
断された帯状材料をタイヤ成形ドラムの表面に巻付け、
この巻付けられた帯状材料の先端が長手方向に対して一
定角度で切断された接合部の幅方向の両端近傍及び幅方
向の中央部の接合状態を、タイヤ成形ドラムの表面に対
して一定の距離に位置決め可能に設置された変位センサ
ーにより測定し、この測定値が前記接合部の接合状態の
目標値と異なる場合、前記変位センサーにより測定した
接合部幅方向の両端近傍のデータに基づき、次に供給さ
れる帯状材料の先端部及び後端部における接合部幅方向
の両端近傍の補正を行う矯正ガイド装置の位置補正を行
うと共に、前記変位センサーにより測定した接合部中央
部のデータに基づき、帯状材料のタイヤ成形ドラムの表
面に巻付ける際の巻付け目標長さを補正制御することを
要旨とするものである。
【０００６】
【発明の作用】この発明は、上記のように構成され、予
めタイヤ成形ドラムの周長に対応して切断された帯状材
料をタイヤ成形ドラムの表面に巻付けた状態で、その接
合状態を変位センサーにより測定し、この変位センサー
により測定したデータに基づき、次回から供給される帯
状材料の先端部及び後端部における接合部幅方向の両端
近傍の補正と、接合部中央部の補正とを自動的に行うこ
とにより、常に安定した高精度の接合状態を得ることが
出来るものである。
めタイヤ成形ドラムの周長に対応して切断された帯状材
料をタイヤ成形ドラムの表面に巻付けた状態で、その接
合状態を変位センサーにより測定し、この変位センサー
により測定したデータに基づき、次回から供給される帯
状材料の先端部及び後端部における接合部幅方向の両端
近傍の補正と、接合部中央部の補正とを自動的に行うこ
とにより、常に安定した高精度の接合状態を得ることが
出来るものである。
【０００７】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図１は、この発明を実施したタイヤ
帯状材料の接合部精度測定装置の概略正面図を示し、１
はタイヤ成形ドラム、２はタイヤ成形ドラム１にスチー
ルベルト等のタイヤ帯状材料Ｗを供給して貼付ける昇降
可能な供給コンべヤーを示し、この供給コンべヤー２の
先端側は、昇降シリンダー３を介してタイヤ成形ドラム
１の下面側に圧着可能になっている。
実施例を説明する。図１は、この発明を実施したタイヤ
帯状材料の接合部精度測定装置の概略正面図を示し、１
はタイヤ成形ドラム、２はタイヤ成形ドラム１にスチー
ルベルト等のタイヤ帯状材料Ｗを供給して貼付ける昇降
可能な供給コンべヤーを示し、この供給コンべヤー２の
先端側は、昇降シリンダー３を介してタイヤ成形ドラム
１の下面側に圧着可能になっている。
【０００８】また、前記供給コンべヤー２の途中には、
タイヤ帯状材料Ｗの先端側矯正ガイド装置４と、予めタ
イヤ成形ドラム１の周長に対応した長さにタイヤ構成材
料Ｗを切断する材料切断長検出用センサー５ａ，５ｂ
と、後端側矯正ガイド装置６とが設置され、またタイヤ
成形ドラム１の近傍には、レーザー等の光学的な変位セ
ンサー７が位置調整可能に設置されている。また、８は
供給コンべヤー２の送り量を検出するエンコーダを備え
た駆動モータを示している。
タイヤ帯状材料Ｗの先端側矯正ガイド装置４と、予めタ
イヤ成形ドラム１の周長に対応した長さにタイヤ構成材
料Ｗを切断する材料切断長検出用センサー５ａ，５ｂ
と、後端側矯正ガイド装置６とが設置され、またタイヤ
成形ドラム１の近傍には、レーザー等の光学的な変位セ
ンサー７が位置調整可能に設置されている。また、８は
供給コンべヤー２の送り量を検出するエンコーダを備え
た駆動モータを示している。
【０００９】前記変位センサー７は、図２に示すよう
に、タイヤ成形ドラム１の表面に貼付けられたタイヤ帯
状材料Ｗの接合部Ｗａの両端近傍Ｚと、中央部Ｘとを、
前記タイヤ成形ドラム１を一定の速度で回転させなが
ら、例えばタイヤ成形ドラム１の周方向に0.1 mm毎に測
定するものである。そして、測定したタイヤ帯状材料Ｗ
の両端接合部状態のデータに基づき、次に供給されるタ
イヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘとタイヤ帯状材料Ｗの後端
部Ｗｚとを先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガイ
ド装置６により位置補正すると共に、タイヤ帯状材料Ｗ
の中央部Ｘの接合部状態、即ちタイヤ帯状材料Ｗの先端
部Ｗｘと後端部Ｗｚとの重なり量，口開き量のデータに
基づき、タイヤ構成材料Ｗの巻付け目標長さを補正制御
するものである。
に、タイヤ成形ドラム１の表面に貼付けられたタイヤ帯
状材料Ｗの接合部Ｗａの両端近傍Ｚと、中央部Ｘとを、
前記タイヤ成形ドラム１を一定の速度で回転させなが
ら、例えばタイヤ成形ドラム１の周方向に0.1 mm毎に測
定するものである。そして、測定したタイヤ帯状材料Ｗ
の両端接合部状態のデータに基づき、次に供給されるタ
イヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘとタイヤ帯状材料Ｗの後端
部Ｗｚとを先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガイ
ド装置６により位置補正すると共に、タイヤ帯状材料Ｗ
の中央部Ｘの接合部状態、即ちタイヤ帯状材料Ｗの先端
部Ｗｘと後端部Ｗｚとの重なり量，口開き量のデータに
基づき、タイヤ構成材料Ｗの巻付け目標長さを補正制御
するものである。
【００１０】一般に、タイヤ帯状材料Ｗの端末部の接合
状態の代表例としては、図３に示すようにタイヤ帯状材
料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが開いているオープン
スプライス状態（口開き状態）、図４に示すようにタイ
ヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが重なってい
るラップスプライス状態、図５に示すようにタイヤ帯状
材料Ｗの端末部において右側がラップし、左側がオープ
ンしている状態、図６に示すようにタイヤ帯状材料Ｗの
端末部において右側がオープンし、左側がラップしてい
る状態等が知られている。
状態の代表例としては、図３に示すようにタイヤ帯状材
料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが開いているオープン
スプライス状態（口開き状態）、図４に示すようにタイ
ヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが重なってい
るラップスプライス状態、図５に示すようにタイヤ帯状
材料Ｗの端末部において右側がラップし、左側がオープ
ンしている状態、図６に示すようにタイヤ帯状材料Ｗの
端末部において右側がオープンし、左側がラップしてい
る状態等が知られている。
【００１１】上記のようなタイヤ帯状材料Ｗの端末部の
接合状況において、例えば、図３に示すようにタイヤ帯
状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが均一の幅で開い
ているオープンスプライス状態や、図４に示すようにタ
イヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが均一の幅
で重なっているラップスプライス状態を変位センサー７
により測定した場合、即ち、上記のように変位センサー
７により、タイヤ帯状材料Ｗの中央部Ｘの接合状態を検
出し、この検出した値に基づき重なり量，口開き量を算
出した時には、このデータに基づき、次回に供給するタ
イヤ帯状材料Ｗに対して、タイヤ成形ドラム１の回転速
度と、供給コンべヤー２の送り量を、タイヤ成形ドラム
１の駆動モータ９及びエンコーダを備えた駆動モータ８
によりぞれぞれ制御して図１０に示すようにタイヤ帯状
材料Ｗの端末部が一致するように制御するものである。
接合状況において、例えば、図３に示すようにタイヤ帯
状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが均一の幅で開い
ているオープンスプライス状態や、図４に示すようにタ
イヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘと後端部Ｗｚとが均一の幅
で重なっているラップスプライス状態を変位センサー７
により測定した場合、即ち、上記のように変位センサー
７により、タイヤ帯状材料Ｗの中央部Ｘの接合状態を検
出し、この検出した値に基づき重なり量，口開き量を算
出した時には、このデータに基づき、次回に供給するタ
イヤ帯状材料Ｗに対して、タイヤ成形ドラム１の回転速
度と、供給コンべヤー２の送り量を、タイヤ成形ドラム
１の駆動モータ９及びエンコーダを備えた駆動モータ８
によりぞれぞれ制御して図１０に示すようにタイヤ帯状
材料Ｗの端末部が一致するように制御するものである。
【００１２】また、タイヤ帯状材料Ｗの端末部の接合状
況において、例えば、図５に示すようにタイヤ帯状材料
Ｗの端末部において右側がラップし、左側がオープンし
ている状態や、図６に示すようにタイヤ帯状材料Ｗの端
末部において右側がオープンし、左側がラップしている
状態を変位センサー７により測定した場合、即ち、上記
のように変位センサー７により、タイヤ帯状材料Ｗの接
合部Ｗａの両端近傍Ｚの接合部状態を検出した場合、次
回に供給するタイヤ帯状材料Ｗに対して、タイヤ帯状材
料Ｗの先端部Ｗｘとタイヤ帯状材料Ｗの後端部Ｗｚとを
先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガイド装置６に
より位置補正するのである。
況において、例えば、図５に示すようにタイヤ帯状材料
Ｗの端末部において右側がラップし、左側がオープンし
ている状態や、図６に示すようにタイヤ帯状材料Ｗの端
末部において右側がオープンし、左側がラップしている
状態を変位センサー７により測定した場合、即ち、上記
のように変位センサー７により、タイヤ帯状材料Ｗの接
合部Ｗａの両端近傍Ｚの接合部状態を検出した場合、次
回に供給するタイヤ帯状材料Ｗに対して、タイヤ帯状材
料Ｗの先端部Ｗｘとタイヤ帯状材料Ｗの後端部Ｗｚとを
先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガイド装置６に
より位置補正するのである。
【００１３】次に、先端側矯正ガイド装置４及び後端側
矯正ガイド装置６の構成を、図７〜図９に基づいて説明
する。なお、先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガ
イド装置６は、同一の構成及び作用なので、先端側矯正
ガイド装置４についてのみ説明する。まず、供給コンべ
ヤー２の途中の幅方向の両端近傍に、供給コンべヤー３
の搬送面３ａに対して昇降シリンダー１１ａ，１１ｂが
垂直に吊設されている。前記昇降シリンダー１１ａ，１
１ｂのロッド１２ａ，１２ｂの先端に、前記搬送面３ａ
と水平に架設された支持フレーム１３に、前記定尺切断
されたタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚ
を乗り上げさせて矯正するエレベートバー１４が取付け
られている。
矯正ガイド装置６の構成を、図７〜図９に基づいて説明
する。なお、先端側矯正ガイド装置４及び後端側矯正ガ
イド装置６は、同一の構成及び作用なので、先端側矯正
ガイド装置４についてのみ説明する。まず、供給コンべ
ヤー２の途中の幅方向の両端近傍に、供給コンべヤー３
の搬送面３ａに対して昇降シリンダー１１ａ，１１ｂが
垂直に吊設されている。前記昇降シリンダー１１ａ，１
１ｂのロッド１２ａ，１２ｂの先端に、前記搬送面３ａ
と水平に架設された支持フレーム１３に、前記定尺切断
されたタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚ
を乗り上げさせて矯正するエレベートバー１４が取付け
られている。
【００１４】また、前記支持フレーム１３の上部には、
供給コンべヤー３の幅方向に、二本のガイドロッド１５
ａ，１５ｂと、その間にネジ軸１６が平行に配設され、
前記ガイドロッド１５ａ，１５ｂには、ガイド位置調整
部材１７及び退避シリンダー１８を介して供給コンべヤ
ー３の幅方向に水平移動可能な支持部材１９が取付けら
れ、この支持部材１９には、タイヤ帯状材料Ｗの側縁部
Ｗｙに当接可能なガイドプレート２０が設けられてい
る。
供給コンべヤー３の幅方向に、二本のガイドロッド１５
ａ，１５ｂと、その間にネジ軸１６が平行に配設され、
前記ガイドロッド１５ａ，１５ｂには、ガイド位置調整
部材１７及び退避シリンダー１８を介して供給コンべヤ
ー３の幅方向に水平移動可能な支持部材１９が取付けら
れ、この支持部材１９には、タイヤ帯状材料Ｗの側縁部
Ｗｙに当接可能なガイドプレート２０が設けられてい
る。
【００１５】また前記ネジ軸１６には、ガイド位置調整
部材１７が螺嵌され、また支持部材１９には、昇降シリ
ンダー２１を介して複数個のガイドローラを配設した幅
寄せ部材２２が設けられている。前記ネジ軸１６は、支
持フレーム１３上に設置された駆動モータ２３及び駆動
伝達手段２４（プーリ及びベルトにより構成したもの）
を介して接続され、駆動モータ２３の正転または逆転に
よりネジ軸１６が正逆回転することにより、ガイド位置
調整部材１７を供給コンべヤー３の幅方向に往復移動す
るように構成されている。
部材１７が螺嵌され、また支持部材１９には、昇降シリ
ンダー２１を介して複数個のガイドローラを配設した幅
寄せ部材２２が設けられている。前記ネジ軸１６は、支
持フレーム１３上に設置された駆動モータ２３及び駆動
伝達手段２４（プーリ及びベルトにより構成したもの）
を介して接続され、駆動モータ２３の正転または逆転に
よりネジ軸１６が正逆回転することにより、ガイド位置
調整部材１７を供給コンべヤー３の幅方向に往復移動す
るように構成されている。
【００１６】次に、タイヤ帯状材料Ｗの先端部及び後端
部の形状の矯正方法について説明する。まず、供給コン
べヤー３の搬送面３ａ上に昇降シリンダー１１ａ，１１
ｂによりエレベートバー１４を下降させた状態から、供
給コンべヤー３を正転させてタイヤ帯状材料Ｗの先端部
Ｗｘまたは後端部Ｗｚを図７に示すように乗り上げさせ
る。次に、定尺切断されたタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗ
ｘまたは後端部Ｗｚがエレベートバー１４に乗り上げた
後，退避シリンダー１８により支持部材１９を移動さ
せ、供給コンべヤー３の側部待機位置からガイドプレー
ト２０をタイヤ帯状材料Ｗの側縁部Ｗｙに当接させる。
部の形状の矯正方法について説明する。まず、供給コン
べヤー３の搬送面３ａ上に昇降シリンダー１１ａ，１１
ｂによりエレベートバー１４を下降させた状態から、供
給コンべヤー３を正転させてタイヤ帯状材料Ｗの先端部
Ｗｘまたは後端部Ｗｚを図７に示すように乗り上げさせ
る。次に、定尺切断されたタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗ
ｘまたは後端部Ｗｚがエレベートバー１４に乗り上げた
後，退避シリンダー１８により支持部材１９を移動さ
せ、供給コンべヤー３の側部待機位置からガイドプレー
ト２０をタイヤ帯状材料Ｗの側縁部Ｗｙに当接させる。
【００１７】その後、タイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘま
たは後端部Ｗｚの内側に位置する幅寄せ部材２２を昇降
シリンダー２１を介して下降させてタイヤ帯状材料Ｗの
先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの内側に圧着させ、この状
態で前記供給コンべヤー３を低速で逆転作動させること
により、ガイドプレート２０の側面と幅寄せ部材２２と
でタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの形
状を矯正することが出来るのである。
たは後端部Ｗｚの内側に位置する幅寄せ部材２２を昇降
シリンダー２１を介して下降させてタイヤ帯状材料Ｗの
先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの内側に圧着させ、この状
態で前記供給コンべヤー３を低速で逆転作動させること
により、ガイドプレート２０の側面と幅寄せ部材２２と
でタイヤ帯状材料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの形
状を矯正することが出来るのである。
【００１８】以上のような定尺切断されたタイヤ帯状材
料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの矯正が終了した段
階で再びエレベートバー１４を上昇させた後、供給コン
べヤー３を正転させてスチールベルトを前方（図７の矢
印方向）へ送り、タイヤ成形ドラム１と同期させた状態
でタイヤ帯状材料Ｗをタイヤ成形ドラム１上に供給し、
タイヤ帯状材料Ｗの端末部をスプライスすることで、図
１０に示すような常に精度の高いスプライスを行うこと
が出来るのである。
料Ｗの先端部Ｗｘまたは後端部Ｗｚの矯正が終了した段
階で再びエレベートバー１４を上昇させた後、供給コン
べヤー３を正転させてスチールベルトを前方（図７の矢
印方向）へ送り、タイヤ成形ドラム１と同期させた状態
でタイヤ帯状材料Ｗをタイヤ成形ドラム１上に供給し、
タイヤ帯状材料Ｗの端末部をスプライスすることで、図
１０に示すような常に精度の高いスプライスを行うこと
が出来るのである。
【００１９】以上のように、先にタイヤ成形ドラム１に
巻付けたタイヤ構成材料Ｗの端末部の接合状態を変位セ
ンサー７により測定し、この測定データに基づき、次回
から供給されるタイヤ構成材料Ｗの接合部の補正制御を
行うことにより、常に安定した高精度の接合状態を得る
ことが出来るものである。
巻付けたタイヤ構成材料Ｗの端末部の接合状態を変位セ
ンサー７により測定し、この測定データに基づき、次回
から供給されるタイヤ構成材料Ｗの接合部の補正制御を
行うことにより、常に安定した高精度の接合状態を得る
ことが出来るものである。
【００２０】
【発明の効果】この発明は、上記のように予めタイヤ成
形ドラムの周長に対応して切断された帯状材料をタイヤ
成形ドラムの表面に巻付け、この巻付けられた帯状材料
の先端が長手方向に対して一定角度で切断された接合部
の幅方向の両端近傍及び幅方向の中央部の接合状態を、
タイヤ成形ドラムの表面に対して一定の距離に位置決め
可能に設置された変位センサーにより測定し、この測定
値が前記接合部の接合状態の目標値と異なる場合、前記
変位センサーにより測定した接合部幅方向の両端近傍の
データに基づき、次に供給される帯状材料の先端部及び
後端部における接合部幅方向の両端近傍の補正を行う矯
正ガイド装置の位置補正を行うと共に、前記変位センサ
ーにより測定した接合部中央部のデータに基づき、帯状
材料のタイヤ成形ドラムの表面に巻付ける際の巻付け目
標長さを補正制御するので、微妙な調整を繰返し行うこ
となく安定した高精度の接合状態を得ることが出来、ま
た帯状材料の端末部精度や、設備精度の影響を受けるこ
となく、帯状材料の接合部精度を安定させることが出来
る効果がある。
形ドラムの周長に対応して切断された帯状材料をタイヤ
成形ドラムの表面に巻付け、この巻付けられた帯状材料
の先端が長手方向に対して一定角度で切断された接合部
の幅方向の両端近傍及び幅方向の中央部の接合状態を、
タイヤ成形ドラムの表面に対して一定の距離に位置決め
可能に設置された変位センサーにより測定し、この測定
値が前記接合部の接合状態の目標値と異なる場合、前記
変位センサーにより測定した接合部幅方向の両端近傍の
データに基づき、次に供給される帯状材料の先端部及び
後端部における接合部幅方向の両端近傍の補正を行う矯
正ガイド装置の位置補正を行うと共に、前記変位センサ
ーにより測定した接合部中央部のデータに基づき、帯状
材料のタイヤ成形ドラムの表面に巻付ける際の巻付け目
標長さを補正制御するので、微妙な調整を繰返し行うこ
となく安定した高精度の接合状態を得ることが出来、ま
た帯状材料の端末部精度や、設備精度の影響を受けるこ
となく、帯状材料の接合部精度を安定させることが出来
る効果がある。
【図１】この発明を実施したタイヤ構成材料の接合部精
度測定装置の概略正面図である。
度測定装置の概略正面図である。
【図２】タイヤ成形ドラムにタイヤ構成部材を貼付けた
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図３】タイヤ構成材料の端末部の接合状況における先
端部と後端部とが均一の幅で開いているオープンスプラ
イス状態を示す説明図である。
端部と後端部とが均一の幅で開いているオープンスプラ
イス状態を示す説明図である。
【図４】タイヤ構成材料の端末部の接合状況における先
端部と後端部とが均一の幅で重なっているラップスプラ
イス状態を示す説明図である。
端部と後端部とが均一の幅で重なっているラップスプラ
イス状態を示す説明図である。
【図５】タイヤ構成材料の端末部の接合状況における右
側がラップし、左側がオープンしている状態を示す説明
図である。
側がラップし、左側がオープンしている状態を示す説明
図である。
【図６】タイヤ構成材料の端末部の接合状況における右
側がオープンし、左側がラップしている状態を示す説明
図である。
側がオープンし、左側がラップしている状態を示す説明
図である。
【図７】タイヤ構成材料の先端側矯正ガイド装置の平面
図である。
図である。
【図８】タイヤ構成材料の先端側矯正ガイド装置の正面
図である。
図である。
【図９】タイヤ構成材料の先端側矯正ガイド装置の側面
図である。
図である。
【図１０】タイヤ構成材料の端末部の接合状況における
バットスプライス状態を示す説明図である。
バットスプライス状態を示す説明図である。
１ タイヤ成形ドラム、 ２ タイヤ帯状材料 ４ 先端側矯正ガイド装置 ６ 後端側矯正ガイ
ド装置 ７ 変位センサー Ｗ タイヤ帯状材料 Ｗｘ タイヤ帯状材料の先端部 Ｗｚ タイヤ帯状材
料の後端部 Ｗａ タイヤ帯状材料の接合部
ド装置 ７ 変位センサー Ｗ タイヤ帯状材料 Ｗｘ タイヤ帯状材料の先端部 Ｗｚ タイヤ帯状材
料の後端部 Ｗａ タイヤ帯状材料の接合部
Claims (1)
- 【請求項１】 予めタイヤ成形ドラムの周長に対応して
切断された帯状材料をタイヤ成形ドラムの表面に巻付
け、この巻付けられた帯状材料の先端が長手方向に対し
て一定角度で切断された接合部の幅方向の両端近傍及び
幅方向の中央部の接合状態を、タイヤ成形ドラムの表面
に対して一定の距離に位置決め可能に設置された変位セ
ンサーにより測定し、この測定値が前記接合部の接合状
態の目標値と異なる場合、前記変位センサーにより測定
した接合部幅方向の両端近傍のデータに基づき、次に供
給される帯状材料の先端部及び後端部における接合部幅
方向の両端近傍の補正を行う矯正ガイド装置の位置補正
を行うと共に、前記変位センサーにより測定した接合部
中央部のデータに基づき、帯状材料のタイヤ成形ドラム
の表面に巻付ける際の巻付け目標長さを補正制御するこ
とを特徴とする帯状材料の自動供給貼付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247589A JPH0584849A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 帯状材料の自動供給貼付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247589A JPH0584849A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 帯状材料の自動供給貼付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584849A true JPH0584849A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17165755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3247589A Pending JPH0584849A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 帯状材料の自動供給貼付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0584849A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6765191B2 (en) | 2001-08-20 | 2004-07-20 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Roller switch |
| US7138021B2 (en) * | 2003-02-13 | 2006-11-21 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Shaping and laying a tire belt ply |
| WO2010020398A1 (en) * | 2008-08-19 | 2010-02-25 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V | Apparatus and method for determining a distance measure on woun-up materials |
| JP2010260316A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Bridgestone Corp | タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法 |
| CN103129159A (zh) * | 2011-11-29 | 2013-06-05 | 住友橡胶工业株式会社 | 轮胎构成材料中心线打印装置和轮胎构成材料的成型方法 |
| WO2016122311A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Vmi Holland B.V. | Validation tool and method for validating optical equipment |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3247589A patent/JPH0584849A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102186660A (zh) * | 2008-08-19 | 2011-09-14 | 弗兰霍菲尔运输应用研究公司 | 用于确定卷起的材料上的距离量的设备和方法 |
| US8892396B2 (en) | 2008-08-19 | 2014-11-18 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Apparatus and method for determining a distance measure on wound-up materials |
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| US10308464B2 (en) | 2008-08-19 | 2019-06-04 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Apparatus and method for determining a distance measure on wound-up materials |
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| CN103129159B (zh) * | 2011-11-29 | 2015-09-09 | 住友橡胶工业株式会社 | 轮胎构成材料中心线打印装置和轮胎构成材料的成型方法 |
| WO2016122311A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Vmi Holland B.V. | Validation tool and method for validating optical equipment |
| NL2014195A (en) * | 2015-01-27 | 2016-09-28 | Vmi Holland Bv | Validation tool and method for validating optical equipment. |
| US10792877B2 (en) | 2015-01-27 | 2020-10-06 | Vmi Holland B.V. | Validation tool and method for validating optical equipment |
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