JPH01176546A - ベルト材のセンターリング方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ベルト材のセンターリング方法及びその装
置に係わり、更に詳しくはベルト成形ドラムにサービサ
ーを介して貼付けるベルト材のセンターリング方法及び
その装置に関するものである。

〔従来技術〕

従来、ゴム等を素材とするベルト材を、ベルト成形ドラ
ムに貼付ける場合、貼付はコンヘヤ−や、ベルト供給装
置等のサービサーによりベルト成形ドラムに供給させお
り、この場合、ベルト材は、ベルト材供給コンベヤーの
両側に配設された一対のガイド部材により成るセンター
リング機構でセンターリングされるようになっている。

ところで、従来のセンターリング構成の一対のガイド部
材は、ベルト材搬送コンベヤーの両側に、ベルト材の幅
に沿って固定された状態で配設されているため、ベルト
材の幅が同一使用のものであっても、ベルト材の搬送中
心ラインに対して左右方向に微少な変化をした場合には
、ベルト材の長手方向の側縁部とガイド部材のガイド面
とが適切に接することが困難となり、従って精度良くセ
ンターリングが出来ないために貼り精度が安定せず、品
質の向上が難しいと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところはベルト成形ドラムに貼
付けるベルト材の幅が、搬送途中で搬送中心ラインに対
して左右方向に微少に変化しても、ベルト材の長手方向
の側縁部がガイド部材のガイド面に常に接触してガイド
させるようにすることで、ベルト材は常にセンターリン
グされた状態でベルト成形ドラムのサービサー側に供給
させることが出来、従って貼り精度が安定する上に品質
の向上を図ることが出来るようにしたベルト材のセンタ
ーリング方法を提供するものである。

また、この発明は簡単な機構によりベルト材のセンター
リングを容易に行うことが出来るようにしたベルト材の
センターリング装置を提供するものである。

〔発明の構成〕

この発明は上記目的を達成するため、サービサーのベル
ト材供給側に、ヘルド材の搬送中心ラインに対して、順
次搬送されて来るベルト材の幅を検出する検出センサー
を設置し、この検出センサーの前後部に、一対の拡縮可
能なベルト材のガイド部材からなるセンターリング機構
を複数台設置し、この複数台のセンターリング機構の一
対のガイド部材を、前記検出センサーからの検出信号に
基づき、拡縮駆動機構及び同期作動機構を介して拡縮作
動させるように構成し、そしてベルト材のセンターリン
グ方法としては、サービサーのベルト材供給側に配設さ
れた一対の検出センサーにより、順次搬送されて来るベ
ルト材の搬送中心ラインに対するベルト幅を検出し、こ
の検出センサーからの検出信号に基づき、ベルト材供給
側の両側部に配設される一対の拡縮可能なガイド部材か
らなる複数のセンターリング機構を同期させて拡縮作動
させ、搬送されて来るベルト材を搬送中心ラインに対し
てセンターリングするようにし、常にベルト材の幅寸法
を維持して貼り精度を向上させることが出来るとともに
、品質の向上を図るようにしたことを要旨とするもので
ある。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施したセンターリング装置の概
略構成図を示し、１は回転自在なベルト成形ドラム、２
はヘルド成形ドラム１に所定の長さに切断され、かつセ
ンターリングされたベルト材Ｗを供給するサービサーで
ある。

前記サービサー２は、前記ベルト成形ドラム１と同期し
て回転駆動される貼付はコンベヤー３と、この貼付はコ
ンベヤー３と同期して回転自在な検尺コンベヤー４と、
この検尺コンベヤー４上に設置されたベルト材Ｗをバイ
アスに切断する切断装置５と、検尺コンベヤー４のベル
ト材供給側（第１図において左側）に設置された第１次
センターリング機構６と、貼付はコンベヤー３と検尺コ
ンベヤー４との間に設置された第２次センターリング機
構７と、検尺コンベヤー４と第１次センターリング機構
６との間に設置されたベルト材Ｗの幅Ｈを検出する検出
センサー８とで構成されている。

前記、貼付はコンベヤー３は、貼付は駆動モ−タ９によ
り回転駆動され、また検尺コンベヤー４は、検尺駆動モ
ータ１０により回転駆動されるようになっている。

前記、第１次センターリング機構６と、第２次センター
リング機構７とは、第１図に示すように、ベルト材Ｗの
搬送中心ラインＸ−χと直交する向きに配設された一対
のガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２ｂと、こ
のガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２ｂを、前
記搬送中心ラインＸ−Ｘに対して拡縮させる拡縮機構１
３ａ、１３ｂと、この拡縮機構１３ａ。

１３ｂを同期させて作動させる同期作動機構１４ａ、１
４ｂと、拡縮駆動機構１５とで構成されている。

前記、ガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ。

１２ｂを、前記搬送中心ラインＸ−Ｘに対して拡縮させ
る拡縮機構１３ａ、１３ｂは、右ねじ１６ａと左ねじ１
６ｂとを設けた駆動軸１７゜１８に夫々のガイド部材Ｉ
Ｌａ、１１ｂ及び１２ａ、１２ｂが螺嵌され、駆動軸１
７．１８の一端には、同期作動機構１４ａ、１４ｂを構
成するプーリ１９ａ、１９ｂと、このプーリ１９ａ、１
９ｂに掛は廻された連結ベルト２０とが設けられ、また
第１次センターリング機構６の駆動軸１７の一端先端部
には、拡縮駆動機構１５を構成するプーリ２１が取付け
られ、このプーリ２１には、拡縮駆動モータ２２の駆動
軸２３に設けられたプーリ２４に掛は廻されたベルト２
５が掛は廻されて、回転駆動力を伝達するように構成さ
れている。

なお、センターリング機構は、上記の実施例では、２台
設置されているが、これに限定されず、複数台のセンタ
ーリング機構を用いて同期させて拡縮作動させても良い
。

次に、前記検尺コンベヤー４は、湾曲したフレーム２６
に、複数本のフリーローラ２７が所定の間隔を隔てて回
転可能に配設され、このフリーローラ２７は、検尺駆動
モータ１０　（ギャードモータ）及び伝達機構２９を介
して回転駆動されるようになっている。

また、２８はフレーム２６に取付けられたりニヤポテン
ショメータを示し、搬送されて来るベルト材Ｗの長さを
検尺して検尺駆動モーター０を停止させ、ベルト材Ｗを
所定位置で停止させた状態で前記切断装置５によりベル
ト材Ｗを切断するものである。

前記、ベルト材Ｗの幅Ｈを検出する検出センサー８は、
上下一対のレーザ式判別センサーを使用し、ベルト材Ｗ
の幅Ｈを検出すべ（ベルト材Ｗの幅方向の両側に配設さ
れている。

この検出センサー８は、ベルト材の幅Ｈによって、予め
設定したガイド幅（リニヤポテンショメータ値）に対し
て、実際のベルト材の幅Ｈを両側から投光した１００幅
のレーザ光Ｑの遮光量で検出し、その信号により第１次
センターリング機構６と、第２次センターリング機構７
との一対のガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２
ｂを、搬送中心ラインＸ−ｘに対して微少に変化させる
ものである。

次に、上記のような構成から成るこの発明のセンターリ
ング方法について説明する。

まず、ベルト成形ドラム１にサービサー２を介して順次
搬送されて来るベルト材Ｗを貼付ける場合、順次供給さ
れて来る所定の幅Ｈのベルト材Ｗを、前記サービサー２
のベルト材供給側に配設された一対の検出センサー８に
より、ベルト材Ｗの搬送中心ラインＸ−Ｘに対するベル
ト幅を検出する。

即ち、予め一対のガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ
、１２ｂをの夫々のガイド面３１ａ。

３１ｂ及び３２ａ、３２ｂと、一対の検出センサー８の
中心とを一致させて、ベルト材Ｗの側縁部が、常に検出
センサー８のレーザ光Ｑの中心に来るように、ガイド部
材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２ｂを、第１次センタ
ーリング機構６と、第２次センターリング機構７とを同
調させて拡縮作動させておく。

なお、ガイド面３１ａ、３１ｂ及び３２ａ。

３２ｂと、一対の検出センサー８の中心とは、必ずしも
一致させておく必要はなく、むしろ検出センサー８の中
心に対して僅かに（ｌｔｍ〜２１１程度）広くしておい
たほうが良い。

このような状態から、ベルト材Ｗの先端の幅Ｈを一対の
検出センサー８のレーザ光Ｑの遮光量により検出すると
、この検出センサーからの検出信号に基づき、ベルト材
供給側の両側部に配設される一対の拡縮可能なガイド部
材１１ａ。

１１ｂ及び１２ａ、１２ｂからなる１次センターリング
機構６と、第２次センターリング機構７を、拡縮駆動機
構１５の拡縮駆動モータ２２及び同期作動機構１４ａ、
１４ｂを介して駆動軸１７．１８を同時に回転駆動させ
、これによって駆動軸１７．１８に螺嵌されているガイ
ド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２ｂを同時に拡縮
作動させ、搬送されて来るベルト材Ｗを搬送中心ライン
Ｘ−Ｘに対してセンターリングするのである。

このようにしてセンターリングされたベルト材Ｗは、検
尺コンベヤー４上に設置された切断装置５により所定の
長さに切断され、そして貼付はコンベヤー３を介してベ
ルト成形ドラム１側に供給するのである。

この発明では、以上のように貼付はコンベヤー３側にベ
ルト材Ｗを供給する前に、検出センサー８によりベルト
幅Ｈを検出して、切断装置５の前後部に設けられた第１
次センターリング機構６と、第２次センターリング機構
７とのガイド部材１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ、１２ｂを
同調作動させてセンターリングを行うことにより、貼付
はコンベヤー３に供給するベルト材Ｗは常にベルト成形
ドラム１のセンターに対してセンターリングされた状態
となり、従ってベルト材Ｗの貼付は精度が安定し、品質
の向上を図ることが出来るのである。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにベルト成形ドラムにサービサ
ーを介して順次搬送されて来るベルト材を貼付けるベル
ト材のセンターリング方法であって、前記サービサーの
ベルト材供給側に配設された一対の検出センサーにより
、順次搬送されて来るベルト材の搬送中心ラインに対す
るベルト幅を検出し、この検出センサーからの検出信号
に基づき、ベルト材供給側の両側部に配設される一対の
拡縮可能なガイド部材からなる複数のセンターリング機
構を同期させて拡縮作動させ、搬送されて来るベルト材
を搬送中心ラインに対してセンターリングするようにし
たため、ベルト成形ドラムに貼付けるベルト材の幅が、
搬送途中で搬送中心ラインに対して左右方向に微少に変
化しても、ベルト材の長手方向の側縁部がガイド部材の
ガイド面に常に接触してガイドさせるようにすることで
、ベルト材は常にセンターリングされた状態でベルト成
形ドラムのサービサー側に供給させることが出来、従っ
て貼り精度が安定する上に品質の向上を図ることが出来
る効果がある。

また、この発明はベルト成形ドラムにサービサーを介し
て順次搬送されて来るベルト材を貼付けるベルト材のセ
ンターリング装置であって、前記サービサーのベルト材
供給側に、ベルト材の搬送中心ラインに対して、順次搬
送されて来るベルト材の幅を検出する検出センサーを設
置し、この検出センサーの前後部に、一対の拡縮可能な
ベルト材のガイド部材からなるセンターリング機構を複
数台設置し、この複数台のセンターリング機構の一対の
ガイド部材を、前記検出センサーからの検出信号に基づ
き、拡縮駆動機構及び同期作動機構を介して拡縮作動さ
せるようにしたため、簡単な機構によりベルト材のセン
ターリングを容易に行うことが出来、ベルト材のセンタ
ーリング作業と、貼付は作業を精度良く、しかも効率良
く行うことが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施したベルト材のセンターリン
グ装置の概略平面図、第２図は検尺コンベヤーの拡大側
面図、第３図は第２図の平面図、第４図は検出センサー
の拡大斜視図である。 １・・・ベルト成形ドラム、２・・・サービサー、３・
・・貼付はコンベヤー、４・・・検尺コンベヤー、５・
・・切断装置、６・・・第１次のセンターリング機構、
７・・・第２次のセンターリング機構、８・・・検出セ
ンサー、ｌｌａ、ｌｌｂ、１２ａ。 １２ｂ・・・ガイド部材、１３ａ、１３ｂ・・・拡縮機
構、１４ａ、１４ｂ・・・同期作動機構、１５・・・拡
　、線駆動機構、Ｗ・・・ベルト材、Ｈ・・・ベルト材
の幅。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ベルト成形ドラムにサービサーを介して順次搬送さ
   れて来るベルト材を貼付けるベルト材のセンターリング
   方法であって、前記サービサーのベルト材供給側に配設
   された一対の検出センサーにより、順次搬送されて来る
   ベルト材の搬送中心ラインに対するベルト幅を検出し、
   この検出センサーからの検出信号に基づき、ベルト材供
   給側の両側部に配設される一対の拡縮可能なガイド部材
   からなる複数のセンターリング機構を同期させて拡縮作
   動させ、搬送されて来るベルト材を搬送中心ラインに対
   してセンターリングすることを特徴とするベルト材のセ
   ンターリング方法。 ２、ベルト成形ドラムにサービサーを介して順次搬送さ
   れて来るベルト材を貼付けるベルト材のセンターリング
   装置であって、前記サービサーのベルト材供給側に、ベ
   ルト材の搬送中心ラインに対して、順次搬送されて来る
   ベルト材の幅を検出する検出センサーを設置し、この検
   出センサーの前後部に、一対の拡縮可能なベルト材のガ
   イド部材からなるセンターリング機構を複数台設置し、
   この複数台のセンターリング機構の一対のガイド部材を
   、前記検出センサーからの検出信号に基づき、拡縮駆動
   機構及び同期作動機構を介して拡縮作動させるようにし
   たことを特徴とするベルト材のセンターリング装置。