JPH05314409A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH05314409A
JPH05314409A JP4146585A JP14658592A JPH05314409A JP H05314409 A JPH05314409 A JP H05314409A JP 4146585 A JP4146585 A JP 4146585A JP 14658592 A JP14658592 A JP 14658592A JP H05314409 A JPH05314409 A JP H05314409A
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JP
Japan
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signal
recording
reproducing
time
time axis
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Application number
JP4146585A
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Inventor
Hiroshi Kosugi
弘 小杉
Tetsuya Iwamoto
哲也 岩本
Ryuji Yamazaki
竜司 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、記録再生装置において、記録時と異
なる相対速度で再生する際にも、ヘリカル記録トラツク
に周波数変調されて記録された音声信号を正しく再生す
る。 【構成】音声信号をテープ状記録媒体に記録する際、同
時に音声信号に応じた所定の同期信号又は所定の映像信
号を記録し、テープ状記録媒体を記録時と異なる相対速
度で再生する際、ヘリカル記録トラツクを再生して得ら
れる音声信号の時間軸を、同時にヘリカル記録トラツク
を再生して得られる同期信号又は映像信号中の映像同期
信号と基準同期信号又は基準映像同期信号とに基づい
て、記録時と同じ時間軸に戻すようにしたことにより、
記録時と異なる相対速度で再生する際にも、ヘリカル記
録トラツクに周波数変調されて記録された音声信号を正
しく再生し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図10〜図15) 発明が解決しようとする課題(図10〜図15) 課題を解決するための手段(図1、図3及び図7) 作用(図1、図3及び図7) 実施例) (1)第1の実施例(図1及び図2) (2)第2の実施例(図3〜図9) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は記録再生装置に関し、例
えばビデオテープレコーダに適用して好適なものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダにおいて
は、周波数変調された音声信号(以下AFM信号と呼
ぶ)を、周波数変調された映像信号に重畳し、磁気テー
プのヘリカル記録トラツクに記録し再生するようになさ
れたものがあり、例えば放送局用ビデオテープレコーダ
における周波数アロケーシヨンを図10に示す。
【0004】実際上周波数f1 、f2 の搬送波によつて
FM変調を受けた2チヤンネル分のAFM信号A1、A
2が、周波数f1 、f2 よりも大きな周波数f3 の搬送
波によつてFM変調を受けた色差信号Cと周波数多重さ
れ(図10(A))、同様に周波数f4 の搬送波によつ
てFM変調を受けた輝度信号Y(図10(B))と同時
に、それぞれ色差信号記録ヘツドと輝度信号記録ヘツド
からなる2組の回転ヘツドに供給され、磁気テープ上の
ヘリカル記録トラツクに記録される。
【0005】またこのような磁気テープを再生するオー
デイオ信号再生装置1は、図11に示すように構成され
ている。すなわち図11において、回転ヘツド2A、2
Bにより再生された信号は、再生増幅回路3A、3Bを
経て、帯域制限用のローパスフイルタ(LPF)4A、
4Bに送られ、FM色差信号Cが除去される。その後自
動利得制御回路(AGC)5A、5Bにより振幅一定に
制御され、再生信号SPBA 、SPBB (図12(A)、
(B))としてスイツチ回路6A、6Bに送られる。
【0006】ここで2つのスイツチ回路6A、6Bは、
それぞれ異なつたタイミングでなる制御信号SWA 、S
B (図12(C)、(D))で制御されて再生信号S
PBA及びSPBB を所定のタイミングで合成し、スイツチ
回路6Aは再生信号SPBA が広い幅の出力信号SA (図
12(E))を送出し、スイツチ回路6Bは再生信号S
PBB が広い幅の出力信号SB (図12(F))を送出す
る。
【0007】このスイツチ回路6A、6Bから送出され
る出力信号SA 、SB は、音声チヤンネルを分離するバ
ンドパスフイルタ(BPF)7A、7B及び8A、8B
を中継し、FM復調器9A、9B及び10A、10Bに
てオーデイオ信号SA1、SA2(図12(G)、(H))
及びSB1、SB2に変換される。
【0008】実際上FM信号をスイツチすると、キヤリ
アー信号が不連続になり必ずノイズが発生する。この場
合それぞれの復調出力でなるオーデイオ信号SA1、SA2
及びSB1、SB2のノイズは、異なつたタイミングで発生
するため、それぞれのノイズのない部分を使用するよう
に、制御信号SW0 (図12(I))でスイツチ回路1
1A及び11Bを切り換え、これによりノイズの無い再
生オーデイオ信号SA10 (図12(J))及びSB10
送出するようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにA
FM信号を再生する場合には、記録時と同じ相対速度
で、かつ時間的に連続性が保たれた状態で再生する必要
がある。このため従来これを実現する手段として、回転
ドラムの径を厳しく管理して互換性の確保したり、回転
ヘツドの角度割り等の取付け精度を極小に調整したり、
回転ドラムの回転むら等のジツターを極小に抑えるよう
になされている。
【0010】ところがこのようにしても、図13(A)
に示すように磁気テープの伸び等によつて再生信号S
A11 、SA12 にスキユー歪が発生し、時間的連続性が乱
れた場合には再生信号SA11 、SA12 の終わりと始まり
に時間的ずれが存在するため、図13(B)に示すよう
に、出力されるオーデイオ信号SA13 にノイズが発生し
てしまう問題があつた。
【0011】また温度変化により回転ドラムの径が僅か
に大きくなつた場合や、回転ドラムの径を記録時と変更
し大きくした場合等においては、図14に示すように、
各々回転ヘツドから得られる再生信号SPBA0、S
PBB0(図14(A)、(B))を組み合わせた再生信号
A0(図14(C))中に、完全に再生信号の無い部分
が生じ、この場合も上述と同様に出力されるオーデイオ
信号にノイズが発生する問題があつた。
【0012】実際上このように回転ドラムの径が記録時
に比較して大きく変更された場合、再生時には時間軸方
向に圧縮された再生信号が出力される。すなわち図15
に示すよう磁気テープTPにおいて、記録時回転ヘツド
はヘリカル記録トラツクTRAの右下から左上に向かつ
て矢印aで示すように走査し、斜線で示す部分に記録信
号が記録される。
【0013】これに対して再生時には、回転ドラムの径
が記録時に比較して大きく変更されていることにより、
回転ヘツドはヘリカル記録トラツクTRAに続いてTR
Bを右下から左上に向かつて矢印aで示すように走査す
る。このような場合各チヤンネルの再生ヘツドで拾われ
る信号は、時間軸圧縮状態のRF信号に続いて無搬送波
部分が存在することになる。
【0014】時間軸圧縮状態のFM変調信号は、見かけ
上その搬送波周波数、周波数偏位、及び被変調信号の周
波数が一定の割合で大きくなり、FM復調されたオーデ
イオ信号も同じ割合で周波数が大きくなり、正常なオー
デイオ信号を復調することができないという問題があつ
た。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録時と異なる相対速度で再生する際にも、ヘリカ
ル記録トラツクに周波数変調されて記録された音声信号
を正しく再生し得る記録再生装置を提案しようとするも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、テープ状記録媒体TPのヘリ
カル記録トラツクTRに回転ヘツド2を用いて周波数変
調した音声信号A1、A2を記録し再生する記録再生装
置において、音声信号A1、A2をテープ状記録媒体T
Pに記録する際、同時に音声信号A1、A2に応じた所
定の同期信号VSYNCを記録し、テープ状記録媒体TPを
記録時と異なる相対速度で再生する際、ヘリカル記録ト
ラツクTRを再生して得られる音声信号A1、A2の時
間軸を、同時にヘリカル記録トラツクTRを再生して得
られる同期信号VSYNCと基準同期信号REFCKとに基
づいて、記録時と同じ時間軸に戻すようにした。
【0017】また第2の発明においては、テープ状記録
媒体TPのヘリカル記録トラツクTRに回転ヘツド2を
用いて周波数変調した音声信号A1、A2と映像信号
C、Yとを記録し再生する記録再生装置において、テー
プ状記録媒体TPを記録時と異なる相対速度で再生する
際、ヘリカル記録トラツクTRを再生して得られる音声
信号A1、A2の時間軸を、同時にヘリカル記録トラツ
クTRを再生して得られる映像信号C、Y中の映像同期
信号VSYNC及び基準映像同期信号REFCKに基づい
て、記録時と同じ時間軸に戻すようにした。
【0018】さらに第3の発明においては、音声信号A
1、A2を周波数復調する前に、その音声信号A1、A
2の時間軸を同時にヘリカル記録トラツクTRを再生し
て得られる同期信号又は映像信号中の映像同期信号V
SYNCと基準同期信号REFCK又は基準映像同期信号と
に基づいて、記録時と同じ時間軸に戻すようにした。
【0019】
【作用】音声信号A1、A2をテープ状記録媒体TPに
記録する際、同時に音声信号A1、A2に応じた所定の
同期信号又は所定の映像信号C、Yを記録し、テープ状
記録媒体TPを記録時と異なる相対速度で再生する際、
ヘリカル記録トラツクTRを再生して得られる音声信号
A1、A2の時間軸を、同時にヘリカル記録トラツクT
Rを再生して得られる同期信号又は映像信号中の映像同
期信号VSYNCと外部入力された基準同期信号REFCK
又は基準映像同期信号とに基づいて、記録時と同じ時間
軸に戻すようにしたことにより、記録時と異なる相対速
度で再生する際にも、ヘリカル記録トラツクTRに周波
数変調されて記録された音声信号A1、A2を正しく再
生し得る。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】(1)第1の実施例 図11との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体としてオーデイオ信号再生装置1(図1
1)に追加する本発明による時間軸伸張器を示し、映像
信号中の同期信号を利用して再生オーデイオ信号の時間
軸がずれた分を圧縮又は伸張し元の状態に戻すようにな
されている。
【0022】すなわち、上述のように磁気テープTPの
ヘリカル記録トラツクには、AFM信号とFM映像信号
とが重畳記録され、再生時の相対速度変化による影響
は、そのまま映像信号にも同様に現れる。従つて再生オ
ーデイオ信号の変動は映像信号の変動に等しく、映像信
号中の同期信号を利用すれば、再生オーデイオ信号の時
間軸を補正して正しく再生オーデイオ信号を得ることが
できる。
【0023】実際上この時間軸伸張器20はオーデイオ
信号再生装置1の復調器9A、9B及び10A、10B
と、スイツチ回路11A、11Bの間に挿入するように
なされ、磁気テープを再生して得られる映像信号の映像
同期信号VSYNCが、PLL21に入力される。このPL
L12は映像同期信号VSYNCの周期に応じて発振周波数
を変化させ、このタイミング信号SCKを動作クロツク
としてメモリ書込みクロック(WCK)発生回路22、
アナログデイジタル変換回路(AD)23A、23B及
びメモリ24に送出する。
【0024】アナログデイジタル変換回路(AD)23
A、23Bは、それぞれ復調回路9A、9Bから入力さ
れた復調オーデイオ信号SA1、SA2をデイジタルデータ
A1、DA2に変換し、メモリ書込みクロック(WCK)
発生回路22で発生されたメモリ書込みクロックWCK
のタイミングでメモリ24に書き込む。
【0025】このメモリ24に保持されたデイジタルデ
ータDA1、DA2は、メモリ読出しクロツク(RCK)発
生回路25から入力されるメモリ読出しクロツクRCK
のタイミングでデータ出力する。このメモリ読出しクロ
ツク(RCK)発生回路25は外部からメモリ24と共
に入力される基準同期信号REFCKに応じてメモリ読
出しクロツクRCKを発生する。
【0026】メモリ読出しクロツクRCKに応じてメモ
リ24から読み出されたデイジタルデータDA3、D
A4は、それぞれデイジタルアナログ変換回路26A及び
26Bでアナログ信号に変換され、スイツチ回路11A
に復調オーデイオ信号SA20 、SA21 として送出され
る。
【0027】以上の構成において、記録時に比較して再
生時のドラム径が大きくなつた場合には、回転数が同一
に選ばれるため相対速度が上がり、結果的に再生オーデ
イオ信号SPBA 、SPBB は図2(A)及び(B)に示す
ように圧縮され、かつ時間的に不連続な波形となる。実
際上回転ヘツドにより再生された信号はオーバーラツプ
と称される重複した情報があるが、この部分も含めすべ
て再生される。
【0028】この再生オーデイオ信号SPBA 、SPBB
そのまま復調すると図2(C)及び(D)に示すような
オーデイオ信号となる。同様に映像信号から分離した同
期信号VSYNC0 及びVSYNC1 も、図2(E)及び(F)
に示すように時間軸が圧縮され、かつオーバーラツプの
情報が存在する。
【0029】この時間軸伸張器1の場合、この同期信号
SYNCに基づいて、アナログデイジタル変換回路23
A、23Bを動作させると共に、メモリ24に対するメ
モリ書込みクロツク信号WCK(図2(G))を発生す
る。この結果このメモリ書込みクロツク信号WCKの周
波数は、相対速度の変化に応じた分高い周波数となる。
【0030】一方メモリ24に対するメモリ読出しクロ
ツク信号RCKは、図2(H)に示すように、時間軸変
動のない基準同期信号REFCKより作成され本来の正
しい周波数を有する。従つてメモリ24から読み出され
デイジタルアナログ変換回路26A及び26Bでアナロ
グ信号に変換されたオーデイオ信号SA20 及びS
A21は、図2(I)及び(J)に示すように、記録時と
同一のドラム径で再生した場合と同じ信号になる。
【0031】このオーデイオ信号SA20 、SA21 を、ノ
イズのない区間をスイツチにて切り換えて出力すること
により、図2(K)に示すように、ノイズのない出力オ
ーデイオ信号SA20 を得ることができる。
【0032】以上の構成によれば、磁気テープTPのヘ
リカル記録トラツクに記録されたAFM信号を、記録時
と異なる相対速度で再生する際、再生オーデイオ信号の
時間軸を同時に再生された映像信号中の同期信号を利用
して補正するようにしたことにより、記録時に比較して
再生時のドラム径が大きくなつた場合にも、AFM信号
を正しく再生してオーデイオ信号を得ることのできるオ
ーデイオ信号再生装置を実現し得る。
【0033】(2)第2の実施例 図3において、30は全体として本発明の第2の実施例
によるオーデイオ信号再生装置を示し、Aチヤンネル色
差信号再生ヘツド31及びBチヤンネル色差信号再生ヘ
ツド32から得られる再生信号CRFA及びCRFB
が、それぞれ再生増幅器33、34を介して、スイツチ
回路35において切り換えられRF信号CRFABとし
て出力される。
【0034】実際上再生信号CRFA及びCRFBは、
それぞれ図4(A)及び(B)に示すように、時間軸圧
縮状態のAチヤンネルRF信号及びBチヤンネルRF信
号と無搬送波部分とが交互に存在する信号でなり、これ
らが図4(C)に示すようにオーバーラツプ分を含めて
欠損することがないタイミングSWCRFで切り換えら
れ、図4(D)に示すような1系統の不連続なRF信号
CRFABに変換される。
【0035】このRF信号CRFABは、ロータリート
ランス36、ローパスフイルタ(LPF)37、増幅器
38を介してAFM−RF信号AFMABとして、伸張
器39へ供給される。ローパスフイルタ37は、AFM
信号の搬送波周波数f1 及びf2 より高い周波数f3
搬送波とする色差信号をカツトすると共に、伸張器39
におけるサンプリング周波数の1/2以上の周波数成分
のカツトし折り返しノイズを防止する。
【0036】伸張器39では、図5(A)に示すよう
に、時間軸圧縮状態で不連続なAFM−RF信号AFM
ABの入力に対し、時間軸伸張操作がされると共に、
A、B両チヤンネルの信号が、異なるスイツチングパル
スSW1、SW2で接続される。
【0037】ここでスイツチングパルスSW1は、図5
(E)に示すように、Aチヤンネル側を選択するパルス
幅の方がBチヤンネル側を選択するパルス幅より広く、
逆にスイツチングパルスSW2は、図5(F)に示すよ
うに、Bチヤンネル側を選択するパルス幅の方がAチヤ
ンネル側を選択するパルス幅より広く選定され、これに
より、図5(G)に示すような第1のAFM−RF信号
EXRF1と、図5(H)に示すような第2のAFM−
RF信号EXRF2が出力される。
【0038】時間軸伸張された第1のAFM−RF信号
EXRF1は、バンドパスフイルタ(BPF)40又は
41を介してFM復調器42、43へ供給され、同様
に、時間軸伸張された第2のAFM−RF信号EXRF
2は、バンドパスフイルタ(BPF)44又は45を介
してFM復調器46、47へ供給される。なおバンドパ
スフイルタ40、44は搬送波周波数をf1 とするFM
変調信号成分のみを通過させ、バンドパスフイルタ4
1、45は搬送波周波数をf2 とするFM変調信号成分
のみを通過させる。
【0039】さらに搬送波周波数をf1 とする2系統の
FM変調信号は、それぞれFM復調器42、46で、図
6(A)、(B)に示すようなオーデイオ信号AU1A
B、AU1BAに復調される。スイツチ回路48ではF
M復調する際にRF信号での接続部分に発生するノイズ
を避けるために、図6(C)に示すようなスイツチング
パルスSWAUで信号を切り換え、最後にノイズリダク
シヨン回路49でダイナミツクレンジが拡大されて、図
6(D)に示すような、第1のオーデイオ信号の再生出
力AU1が得られる。
【0040】また搬送波周波数をf2 とする2系統のF
M変調信号も、それぞれFM復調器43、47、スイツ
チ回路50及びノイズリダクシヨン回路51で同様な処
理をされて、この結果第2のオーデイオ信号の再生出力
AU2が得られる。
【0041】また別にRF信号CRFABは、ロータリ
ートランス36を介した後、時間軸圧縮状態のFM変調
された色差信号としてイコライザ(EQ)52、FM復
調器53を介して水平同期信号(H)検出器54へも供
給される。FM復調器53では時間軸圧縮状態の色差信
号が復調され、水平同期信号検出器54で時間軸圧縮状
態の水平同期信号が検出されて伸張器39へ供給され
る。
【0042】さらにAチヤンネル輝度信号再生ヘツド5
5から得られる時間軸圧縮状態のRF信号と無搬送波部
分とが交互に存在する信号YRFAと、Bチヤンネル輝
度信号再生ヘツド56から得られる時間軸圧縮状態のR
F信号と無搬送波部分とが交互に存在する信号YRFB
は、それぞれ増幅器57、58を介して、上述の色差信
号での場合と同様に、両チヤンネルからのRF信号がオ
ーバーラツプ分を含めて欠損することがないようなタイ
ミングSWYRFで、スイツチ回路59で切り換えられ
る。
【0043】この結果得られる搬送波周波数をf4 とす
る時間軸圧縮状態のFM変調信号は1系統の不連続なR
F信号YRFABに変換され、ロータリートランス6
0、イコライザ(EQ)61、FM復調器62を介して
垂直同期信号(V)検出器63へ供給される。このFM
復調器62では時間軸圧縮状態の輝度信号が復調され、
さらに垂直同期信号検出器63では時間軸圧縮状態の垂
直同期信号が検出されて伸張器39へ供給される。
【0044】ここでこの実施例の場合、図7に示すよう
に、伸張器39はアナログデイジタル変換回路、フイー
ルドメモリ、デイジタルアナログ変換回路を用いて構成
されている。実際上PLL回路64では、水平同期信号
検出器54の出力に同期した、書き込み用クロツクWC
Kが生成され、フイールドメモリ65及びアナログデイ
ジタル変換回路66に供給される。また垂直同期信号検
出器63の出力は、デイレイ回路67で所定時間遅延さ
れ、書き込み開始パルスWZとしてフイールドメモリ6
5に供給される。
【0045】基準同期信号発生回路(REF GEN)
68では、信号再生時におけるドラム回転に同期した読
出し用クロツクRCKとタイミングの異なる第1及び第
2の読出し開始パルスRZ1及びRZ2が生成される。
このうち読出しクロツクRCKはフイールドメモリ6
5、マルチプレクサ69、70、第1及び第2のデイジ
タルアナログ変換回路(DA)71、72に供給され、
また第1及び第2の読み出し開始パルスRZ1、RZ2
はフイールドメモリ65に供給される。
【0046】増幅器38から出力された時間軸圧縮状態
の不連続なAFM−RF信号AFMABは、アナログデ
イジタル変換回路66、フイールドメモリ65、マルチ
プレクサ69、70、デイジタルアナログ変換回路7
1、72、ローパスフイルタ(LPF)73、74を介
して、時間軸伸張された第1及び第2のAFMRF信号
EXRF1、EXRF2となり、バンドパスフイルタ4
0、41、44、45へ供給される。
【0047】実際上アナログデイジタル変換回路66へ
入力された、図5(A)に示すようなアナログ信号AF
MABは、書込み用クロツクWCKをサンプリングパル
スとしてデイジタル信号に変換され、フイールドメモリ
65に供給される。フイールドメモリ65は1系統の入
力ポートと2系統の出力ポートをもつFIFOで、すな
わち、図5(B)に示すような書込み開始パルスWZで
入力用メモリアドレスが0番地にリセツトされ、書込み
用クロツクWCKで入力ポートのデイジタル信号がメモ
リに順次書き込まれる。
【0048】また図5(C)に示すような第1の読出し
開始パルスRZ1で第1の出力用メモリアドレスが0番
地にリセツトされ、読出し用クロツクRCKでメモリ内
容が第1の出力ポートに順次転送され、同様に図5
(D)に示すような第2の読出し開始パルスRZ2で第
2の出力用メモリアドレスが0番地にリセツトされ、読
出し用クロツクRCKでメモリ内容が第2の出力ポート
へ順次転送される。
【0049】ここでは第1の出力ポートへ時間軸伸張さ
れたAチヤンネルのAFM−RF信号がオーバーラツプ
分を含め出力され、また第2の出力ポートへ時間軸伸張
されたBチヤンネルのAFM−RF信号がオーバーラツ
プ分を含め出力され、第1及び第2のマルチプレクサ6
9、70でそれぞれ両チヤンネルのデイジタル信号が切
り換えられる。
【0050】第1のマルチプレクサ69では、Aチヤン
ネル側を選択するパルス幅の方がBチヤンネル側を選択
するパルス幅より広い、図5(E)に示すようなスイツ
チングパルスSW1で入力が切り換えられ、その出力が
デイジタルアナログ変換回路71で、読出し用クロツク
RCKをサンプリングパルスとして、アナログ信号へ変
換され、さらにローパスフイルタ73で補間操作が行わ
れて、図5(G)に示すように、時間軸伸張された第1
のAFM−RF信号EXRF1として出力される。
【0051】また第2のマルチプレクサ70では、Bチ
ヤンネル側を選択するパルス幅の方がAチヤンネル側を
選択するパルス幅より広い、図5(F)に示すようなス
イツチングパルスSW2で入力が切り換えられ、その出
力がデイジタルアナログ変換回路72で、読出し用クロ
ツクRCKをサンプリングパルスとして、アナログ信号
へ変換され、さらにローパスフイルタ74で補間操作が
行われて、図5(H)に示すように、時間軸伸張された
第2のAFM−RF信号EXRF2として出力される。
【0052】なお書込み開始パルスWZ、読出し開始パ
ルスRZ1、RZ2、スイツチングパルスSW1、SW
2における各パルス間の前後関係は、図5に示すように
選定されていれば、オーバーラツプ部分のスイツチング
を含め、正しい信号処理が行われる。
【0053】以上の構成によれば、再生時のドラム径が
記録時のものより大きい等の理由で、時間軸圧縮状態の
AFM信号しか得られなくても、AFM信号及びそれと
同時に記録された同期信号が欠けることなく全て得られ
ていれば、正常な時間軸をもつオーデイオ信号を復元し
得るオーデイオ信号再生装置30を実現できる。
【0054】さらに上述の構成によれば、時間軸の伸張
器39として時間軸圧縮状態の信号をA、Bチヤンネル
をオーバーラツプ分を含め1系統で扱うようにしたこと
により、ロータリートランス、ローパスフイルタ等の回
路を半減でき、その分回路構成を簡略化し得るオーデイ
オ信号再生装置30を実現できる。
【0055】(3)他の実施例 上述の第1の実施例においては、時間軸伸張器20のメ
モリ24の読み出し信号を各々デイジタルアナログ変換
回路26A、26Bでアナログ信号に変換し、スイツチ
回路で所定のタイミングで切り換えて合成するようにし
たが、これに代え、図1との対応部分に同一符号を付し
た図8や図9に示すような時間軸伸張器80、82を用
いるようにしても上述の実施例と同様の効果を実現でき
る。
【0056】因に、図8の場合には、読み出しの信号が
デイジタルデータであることを利用し、読み出しのコン
トロールSWCでスイツチ操作を行うようになされ、こ
れによりデイジタルアナログ変換回路81が1系統で済
み、スイツチ回路も必要なくなり、その分構成を簡略化
し得る。また図9の場合には、後段でデイジタル信号処
理を行う場合、メモリ24の読み出し信号をそのままデ
イジタル信号処理回路83に送出するようになされ、こ
れによりデイジタルアナログ変換回路やアナログデイジ
タル変換回路が不要になり、その分構成を格段的に簡略
化し得る。
【0057】上述の実施例においては、再生時に記録時
のドラム径より大きいドラム径の回転ドラムでヘリカル
記録トラツクを再生した場合について述べたが、AFM
信号と同時に記録した同期信号を基準にして時間軸を復
元するため、テープの経時伸縮によるスキユー歪み、及
びドラム回転むらによるジツターの影響をも取り除くこ
とができる。
【0058】また従来の記録再生装置のように、ドラム
径が記録時と再生時に変わらない場合では、ドラム径の
許容公差を大きくでき、その分製造工程の管理等を簡略
化し得、さらには1個のドラムしか持たない記録再生装
置において、特定の複数フオーマツトでAFM信号が記
録されたテープを全て再生できるという機能をもたせる
ことができる。
【0059】さらに上述の実施例においては、音声信号
が映像信号と多重記録された場合について述べたが、音
声信号は多重記録に限らず、独立した再生ヘツドやロー
タリートランス等を用いることにより、磁気テープ上に
深層記録された場合にも上述の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0060】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、音声信号
をテープ状記録媒体に記録する際、同時に音声信号に応
じた所定の同期信号又は所定の映像信号を記録し、テー
プ状記録媒体を記録時と異なる相対速度で再生する際、
ヘリカル記録トラツクを再生して得られる音声信号の時
間軸を、同時にヘリカル記録トラツクを再生して得られ
る同期信号又は映像信号中の映像同期信号と基準同期信
号又は基準映像同期信号とに基づいて、記録時と同じ時
間軸に戻すようにしたことにより、記録時と異なる相対
速度で再生する際にも、ヘリカル記録トラツクに周波数
変調されて記録された音声信号を正しく再生し得る記録
再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の第1の実施例にお
ける時間軸伸張器を示すブロツク図である。
【図2】図1の時間軸伸張器の時間軸伸張動作の説明に
供する信号波形図である。
【図3】本発明による記録再生装置の第2の実施例の全
体構成を示すブロツク図である。
【図4】図3の記録再生装置における再生信号の説明に
供する信号波形図である。
【図5】図3の記録再生装置における時間軸伸張動作の
説明に供する信号波形図である。
【図6】図3の記録再生装置におけるオーデイオ信号出
力の説明に供する信号波形図である。
【図7】図3の記録再生装置における伸張器の回路構成
を示すブロツク図である。
【図8】図1の第1の実施例における時間軸伸張器の他
の実施例を示すブロツク図である。
【図9】図1の第1の実施例における時間軸伸張器の他
の実施例を示すブロツク図である。
【図10】音声信号を周波数変調して記録する際の周波
数アロケーシヨンを示す特性曲線図である。
【図11】従来のオーデイオ信号再生装置の構成を示す
ブロツク図デある。
【図12】従来のオーデイオ信号再生装置の再生動作の
説明に供する信号波形図である。
【図13】従来のオーデイオ信号再生動作におけるスキ
ユー歪によるノイズの発生を示す信号波形図である。
【図14】ドラム径の変更によつて生じたノイズの説明
に供する信号波形図である。
【図15】ドラム径の異なる回転ヘツドによるヘリカル
記録トラツクの走査の説明に供する略線図である
【符号の説明】
1……オーデイオ信号再生装置、2A、2B、31、3
2、55、56……回転ヘツド、3A、3B、33、3
4、57、58……再生増幅回路、4A、4B、37、
52、73、74……LPF、5A、5B……AGC、
6A、6B、35、48、50、59……切り換え回
路、7A、7B、8A、8B、40、41、44、45
……BPF、9A、9B、10A、10B、42、4
3、46、47……復調回路、20、39……時間軸伸
張器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状記録媒体のヘリカル記録トラツク
    に回転ヘツドを用いて周波数変調した音声信号を記録し
    再生する記録再生装置において、 上記音声信号を上記テープ状記録媒体に記録する際、同
    時に上記音声信号に応じた所定の同期信号を記録し、 上記テープ状記録媒体を記録時と異なる相対速度で再生
    する際、上記ヘリカル記録トラツクを再生して得られる
    上記音声信号の時間軸を、同時に上記ヘリカル記録トラ
    ツクを再生して得られる上記同期信号と基準同期信号と
    に基づいて、記録時と同じ時間軸に戻すようにしたこと
    を特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】テープ状記録媒体のヘリカル記録トラツク
    に回転ヘツドを用いて周波数変調した音声信号と映像信
    号とを記録し再生する記録再生装置において、 上記テープ状記録媒体を記録時と異なる相対速度で再生
    する際、上記ヘリカル記録トラツクを再生して得られる
    上記音声信号の時間軸を、同時に上記ヘリカル記録トラ
    ツクを再生して得られる上記映像信号中の映像同期信号
    及び基準映像同期信号に基づいて、記録時と同じ時間軸
    に戻すようにしたことを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記音声信号を周波数復調する前に、当該
    音声信号の時間軸を同時に上記ヘリカル記録トラツクを
    再生して得られる上記同期信号又は上記映像信号中の映
    像同期信号と基準同期信号又は基準映像同期信号とに基
    づいて、記録時と同じ時間軸に戻すようにしたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置。
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