JP3221140B2 - ディジタル記録再生装置 - Google Patents

ディジタル記録再生装置

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JP3221140B2 JP05682693A JP5682693A JP3221140B2 JP 3221140 B2 JP3221140 B2 JP 3221140B2 JP 05682693 A JP05682693 A JP 05682693A JP 5682693 A JP5682693 A JP 5682693A JP 3221140 B2 JP3221140 B2 JP 3221140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をディジタル
化して情報圧縮・帯域圧縮したようなディジタル情報信
号を記録再生するディジタル記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】映像信号をディジタル化して記録再生す
るディジタルテープレコーダー(ディジタルVTR)の
ごときディジタル記録再生装置は、アナログ記録再生装
置に較べて、ダビングにともなう記録再生映像信号の劣
化がないことから、業務用途に実用化されている。しか
しながら、ディジタル化した映像情報では情報量が多
く、その記録再生に多大のテープを消費するという欠点
があり、家庭用途にむけて、情報量を圧縮するために、
予測符号化やDCT変換符号化や可変長符号化等を行
い、情報圧縮・帯域圧縮を施して記録再生することが検
討されている。たとえば、映像情報の1フレームを基本
単位にして情報圧縮し、連続する複数のトラックに分割
して記録を行う方法が考えられる。
【0003】これについて、図4を用いて説明する。所
定のテープ幅を有する磁気テープ11はシリンダ12に
巻装されて、所定の速度で走行制御されている。回転シ
リンダ部に取り付けられた磁気ヘッド13A,13Bは
磁気テープ11に記録されている変調映像信号210を
再生し、復調部201により圧縮映像信号211に復調
し、伸長部202によりディジタル映像信号213に伸
長する。基準信号作成部204から出力されるフレーム
基準信号212は伸長部202に入力され、ディジタル
映像信号213のフレームの時間基準(たとえば垂直同
期タイミング)の挿入位置を決める。D/A変換部20
3は、ディジタル映像信号213をアナログ映像信号2
14に変換して出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなディジタル記録再生装置(ディジタルVTR)にお
いては、早見再生(キューレビュー)状態から通常再生
にモード移行させた時に、テープの再生位置がフレーム
基準信号212と一致しなくなり、再生画面の不連続が
起こってしまうという欠点があった。
【0005】たとえば、図2(a)に示すように、1フ
レームの圧縮映像信号を6トラックに分割して磁気テー
プ11に記録されている場合に、早見再生状態から通常
再生状態にモード移行し、図2(b)のように時間的に
トラック位置が順次正常に再生されたとしても、図2
(c)に示したフレーム基準信号212との位相関係は
正確に定まらない。その結果、フレーム基準信号212
と再生トラック位置のズレにより、映像信号のフレーム
基準時間の挿入タイミングを誤り、正常な映像信号に復
元できない。
【0006】挿入タイミングを正確な位置にするため
に、磁気テープ11の再生位置を所定トラック分変化さ
せ、再生トラック位置をフレーム基準信号212に合わ
せる方法が考えられる。しかしながら、このような方法
では、磁気テープ11の再生トラック位置の移行動作の
最終的な安定化までに多大の時間がかかるという欠点が
ある。
【0007】本発明は、このような欠点を解消するもの
であり、フレーム基準時間の挿入タイミングを迅速に正
確な位置に修正するようにしたディジタル記録再生装置
を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディジタル記録再生装置は、ディジタル化し
て情報圧縮を施された映像信号の1グループ単位とディ
ジタル化した音声信号の1グループ単位とをN個(ここ
に、Nは4以上の整数)の斜めトラックに分割して磁気
テープに記録する記録手段と、前記磁気テープの斜めト
ラックから信号を再生するヘッド手段と、 基準信号、お
よび前記基準信号の周波数よりも高い周波数をもつシリ
ンダ同期信号を作成する基準信号作成手段と、 前記ヘッ
ド手段を搭載したシリンダを前記シリンダ同期信号に同
期して回転制御するシリンダ制御手段と、 前記磁気テー
プの走行を制御するキャプスタンを含み、前記ヘッド手
段の再生信号に含まれるパイロット信号により再生時の
トラッキングをかけるトラッキング制御手段と、 前記ヘ
ッド手段の再生信号から前記1グループ単位のN個の斜
めトラック内における再生トラック位置を検出する再生
位置検出手段と、 前記基準信号と前記再生トラック位置
との相対関係を検出する相対位相検出手段と、 前記再生
信号に含まれる情報圧縮されたディジタルの映像情報信
号とディジタルの音声情報信号の遅延時間を前記相対位
相検出手段の検出相対位相に対応して調整し、前記映像
情報信号と前記音声情報信号を遅延させる遅延調整手段
と、 前記遅延調整手段により遅延調整されている情報圧
縮されたディジタルの前記映像情報信号を伸長させてア
ナログ映像信号を復元する映像伸長手段と、 前記遅延調
整手段により遅延調整されているディジタルの前記音声
情報信号からアナログ音声信号を復元する音声信号再現
手段を具備し、 通常再生状態において、前記シリンダ制
御手段により前記シリンダ同期信号に同期して前記ヘッ
ド手段を回転制御し、前記トラッキング制御手段の前記
キャプスタンにより前記パイロット信号を用いて前記磁
気テープの走行制御を行い、前記再生位置検出手段と前
記相対位相検出手段と前記遅延調整手段により前記検出
相対位相に対応して前記再生信号に含まれる情報圧縮さ
れた前記映像情報信号と前記音声情報信号の遅延時間を
調整し、遅延された前記映像情報信号から前記映像伸長
手段により伸長させたアナログ映像信号を出力し、遅延
された前記音声情報信号から前記音声再現手段により復
元されたアナログ音声信号を出力させるように構成した
ものである。
【0009】
【作用】本発明では、通常再生状態において、シリンダ
制御手段によりシリンダ同期信号に同期してヘッド手段
を回転制御し、トラッキング制御手段のキャプスタンに
よりパイロット信号を用いて磁気テープの走行制御を行
い、再生位置検出手段と相対位相検出手段と遅延調整手
段により検出相対位相に対応して再生信号に含まれる情
報圧縮されたディジタルの映像情報信号とディジタルの
音声情報信号の遅延時間を調整することにより、ヘッド
手段の回転や磁気テープの走行を短時間に制御し、基準
信号に同期して再生復元された映像信号や音声信号を短
時間に出力できるようにした。 これにより、たとえば早
見再生から通常再生にモード移行した場合に、通常再生
状態への移行時間が著しく短縮され、操作性を大幅に向
上できる。また、圧縮された映像情報信号の遅延時間を
調整しているので、遅延調整のメモリ量は大幅に少なく
なる。また、映像信号と音声信号のタイミング関係の保
存も容易になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例のディジタル記録再
生装置について、図面を用いて説明する。図1は本発明
に基づくディジタルVTRの構成図である。
【0011】まず、記録時の動作について説明する。磁
気テープ11はキャプスタン15のキャプスタン軸16
とピンチローラー17に挟まれて、キャプスタン15の
回転速度に対応した速度にて走行する。記録時には、キ
ャプスタン15は所定の一定速度で回転し、テープ11
は所定の一定速度にて走行する。磁気ヘッド13A,1
3Bを登載されたシリンダ12は入力映像信号101の
フレーム同期信号の3倍の周波数のシリンダ同期信号に
同期して回転制御されている。
【0012】入力映像信号101はA/D変換器21に
より所定ビット幅(たとえば8ビット)のディジタル信
号にディジタル化される。ディジタル映像信号102は
1フレームをグループ単位として、DCT変換やシャフ
リングや可変長符号化等が施され、その情報量を1/5
〜/10程度に圧縮される。また入力音声信号151は
A/D変換器51により所定ビット幅(例えば16ビッ
ト)のディジタル信号にディジタル化される。ディジタ
ル音声信号152は固定遅延部52により圧縮部22で
の映像信号の遅延量と等量の遅延を受ける。
【0013】圧縮後のディジタル映像信号103とディ
ジタル音声信号153は合成部53により時分割合成さ
れる。映像信号と音声信号が合成された合成記録信号1
54は変調部23により磁気記録に適した変調(たとえ
ば、インターリーブドNRZI変調、8−14変調また
は8−10変調等)が施され、変調記録信号104を出
力する。また、変調部23において、ディジタル的なビ
ット変調もしくはアナログ的な信号加算によって、第1
周波数f1または第2周波数f2のパイロット信号を変
調記録信号104に適時混在させている。記録時には切
換部24のスイッチ回路は25a側に接続されており、
変調記録信号104が磁気ヘッド13A,13Bに送ら
れ、磁気テープ11に記録される。
【0014】図2(a)に磁気テープ11に記録された
トラックパターンを示す。1フレームの変調記録信号
は、6本のトラックに分割されて記録される。各トラッ
クは圧縮された映像信号部と音声信号部とに領域分割さ
れている。また各トラックには順次トラック番号1〜6
が変調記録信号と一緒に記録されており、フレーム内に
おけるトラック位置情報を示している。更に、パイロッ
ト信号の無いトラックを間にはさんで、2トラックおき
に第1周波数f1と第2周波数f2のパイロット信号が
順番に記録されている。なお、1フレームの変調記録信
号104を6トラックに分割して記録するために、記録
時のシリンダ12は入力映像信号101の1フレームの
タイミング基準信号の3倍の周波数のシリンダ同期信号
に同期して回転している。また、パイロット信号のない
トラックは磁気ヘッド13Aで記録し、パイロット成分
を含んだトラックは磁気ヘッド13Bで記録している。
【0015】図3により詳細なトラックパターンを示
す。各トラックの記録アジマスはトラック毎に交互に異
なっている。また、変調記録信号はトラック内でもブロ
ック化されて分割記録されている。各ブロックに記した
数字はトラック番号、A〜Dはトラック内ブロックアド
レスであり、ブロックアドレスはトラック番号と同様に
変調記録信号と一緒に記録されている。早見再生時には
トラック内の分割された1ブロックを再生する毎に復調
・伸長を行い、そのブロックが占める画面の場所にはめ
込んで、合成の早見映像信号を形成することができる。
【0016】次に、通常再生時に移行したときの動作に
ついて説明する。通常再生ではトラック上に記録された
変調記録信号の全てを正確に再生し、高精度の信号再生
を行う。シリンダ制御部14は、基準信号作成部35の
シリンダ同期信号124に同期してシリンダ12を回転
制御する。基準信号作成部35のシリンダ同期信号12
4はフレーム基準信号122の3倍の周波数をもつタイ
ミング信号である。磁気ヘッド13A,13Bは磁気テ
ープ11に記録されている変調記録信号を再生し、ヘッ
ド再生信号105を出力する。再生時には、切換部24
のスイッチ回路は25b側にスイッチされており、ヘッ
ド出力を変調再生信号110として伝送する。
【0017】トラッキング制御部38は、変調再生信号
110に含まれているパイロット信号を抽出し、周波数
f1成分とf2成分の大きさを比較してその両者が平衡
するように、キャプスタン15の回転を制御する。パイ
ロット信号の比較は、2トラック毎に行われ、パイロッ
ト信号が記録されていないトラックを再生している磁気
ヘッド13Aに、隣接したトラックから漏れ混んだパイ
ロット信号成分の大きさを比較するようにしている。ま
た、2トラック再生毎にパイロット信号の比較の極性を
反転させ、常に先行トラックのパイロット成分の大きさ
と後行トラックのパイロット成分の大きさを比較して、
キャプスタン15の回転速度制御を行うようにしてい
る。これにより、磁気ヘッド13A,13Bは正確にア
ジマスの一致したトラックをトラッキング再生してい
く。
【0018】変調再生信号110は復調部31により復
調され、圧縮再生信号111を得る。復調部31は、変
調再生信号110から再生トラック位置情報を含んだト
ラック情報信号120を出力する。再生位置検出部36
は、トラック情報信号120から再生トラック位置を検
出し、トラック位置信号121を出力する。
【0019】相対位相検出部37は、基準信号作成部3
5のフレーム基準信号122の発生タイミングにおいて
再生位置検出部36のトラック位置信号121をラッチ
することにより、再生トラック位置の相対位相を検出す
る。相対位相検出部37の相対位相信号123は遅延調
整部32に送られる。遅延調整部32は、たとえばラン
ダムアクセスメモリを含んで構成され、圧縮再生信号1
11をメモリに保存し、適切な遅延を施して遅延再生信
号112を出力する。遅延調整部32の遅延時間は相対
位相検出部37の相対位相信号123によって調整され
る。
【0020】遅延再生信号112は分離部54により映
像情報信号158と音声情報信号155とに分離され
る。遅延再生信号においては映像情報信号と音声情報信
号とが時分割合成されているので、分離部54ではこれ
をブロックアドレスを参照するなどして分離する。
【0021】映像情報信号158は伸長部33に入力さ
れ、圧縮されている映像情報信号158を伸長復元し、
ディジタル映像信号113を得る。伸長部33にはフレ
ーム基準信号122も入力され、フレーム基準信号12
2のタイミングにあわせてフレームの垂直同期信号が挿
入される(フィールド毎の垂直同期信号も生成挿入され
る)。ディジタル映像信号113はD/A変換部34に
よりアナログ映像信号114に変換されて出力される。
【0022】音声情報信号155は固定遅延部55に入
力され、映像信号とのタイミング関係を保つために伸長
部33と等量の遅延を加えられてディジタル音声信号1
56となる。ディジタル音声信号156はD/A変換部
56によりアナログ音声信号157に変換されて出力さ
れる。
【0023】次に、本発明のディジタル記録再生装置の
効果について説明する。一般に、映像信号の記録再生を
行うディジタルVTRでは、出力映像信号のフレーム周
波数を所定の基準値に常に一致させることが要求されて
いる。これは、テレビモニターの垂直同期周波数が所定
値に固定されているためである。また、入力・出力の回
路構成が簡素になるという利点もある。しかしながら、
早見再生を行う場合には、磁気テープ11からの再生信
号を正確に復調するために、テープの走行速度に応じて
シリンダ12の回転速度を記録時の回転速度から変更補
正し、磁気ヘッド13A,13Bとテープ11の相対速
度を記録時と同じに保つようにしている。そのため、シ
リンダ12の回転と早見再生時のフレーム基準信号12
2(およびその3倍の周波数信号)は同期しなくなり、
両者の位相関係は不定になる。早見再生時は、磁気ヘッ
ドがトラックをクロスしてトレースするので、トラック
内の分割されたブロック毎に復調・伸長再生し、正常に
再生できたブロックの映像情報を対応する画面位置には
め込んで、早見映像信号として出力する。
【0024】このような早見状態から通常の再生状態に
移行させたときには、シリンダ12は基準信号作成部3
5のシリンダ同期信号124に同期して回転制御され
る。磁気ヘッド13A,13Bから再生された変調再生
信号110に含まれるパイロット信号によりトラッキン
グ制御部38は、キャプスタンの回転を制御し、磁気テ
ープ11の走行を制御する。その結果、磁気ヘッド13
A,13Bはアジマスの一致したトラックを順次再生し
ていくようにトラッキング制御される。トラッキングに
用いたパイロット信号は4トラックを周期(4トラック
周期)として繰り返されているのに対して、圧縮映像信
号は1フレームをグループ単位として6トラックに分割
して記録(6トラック分割)されている。従って、トラ
ッキングの安定な引き込み状態ではフレーム基準信号1
22に対して再生トラック位置がタイミング的に一致す
るとは限らない。たとえば、図2に示したように4トラ
ックの相対位相差をもって同期して推移する場合も発生
する。本実施例では、トラッキングによるこのような相
対位相差が生じた場合でも、フレーム基準信号122に
対する再生トラックの相対位置を相対位相検出部37に
より検出し、検出相対位相に応じて遅延調整部32の遅
延時間を迅速・正確に調整し、遅延再生信号112のタ
イミングを簡単にフレーム基準信号122に一致させる
ことができる。その結果、早見再生時から通常再生への
移行時間が格段に短縮され、ディジタル記録再生装置と
しての操作性は大幅に向上する。
【0025】また、音声信号についても映像信号と同様
に遅延時間の調整を行なうので、映像ト音声のずれを生
ずることがない。また、テープ走行を制御するトラッキ
ングは、フレーム基準信号122へのタイミング合わせ
動作を行う必要が無い。そのため、トラッキング制御が
著しく簡単化される。さらに、圧縮再生信号111を遅
延させるようにしているので、遅延時間内の映像情報が
少なくなり、遅延調整部32のメモリ量が大幅に少なく
できる。
【0026】次に本発明の他の実施例について図5を用
いて説明する。図5は本発明のディジタル記録再生装置
の第2の実施例の構成図である。図1との基本的な違い
は、分離部と遅延調整部とを入れ替えたことである。こ
れに伴い遅延調整部を音声情報信号遅延調整部57と映
像情報信号遅延調整部58とに分けてあり、それぞれが
相対位置検出部からの相対位相信号123を受けて遅延
時間の調整を行なう。ここで、音声情報に対する遅延調
整部については図1での固定遅延部55の機能を含ま
せ、固定遅延部55のブロックを省略してある。これ以
外の構成・動作は図1と全く同じである。このような構
成とすることによっても、全体として必要なメモリ量は
同じである。従って、本実施例は図1の実施例の効果に
加え、固定遅延部55を省略することで固定遅延のため
に必要なメモリ管理が省略できるという利点がある。
【0027】なお、実施例ではトラック上に多重記録さ
れたパイロット信号を再生してトラッキング制御をかけ
るようにしたが、本発明はそのような場合に限らず、例
えば、トラック上の所定個所に部分的にパイロット信号
を記録再生してトラッキングをかけるようにしたり、ま
た、リニアトラックに記録されたコントロール信号を用
いてトラッキングをかけるようにしても良い。
【0028】また、圧縮・分割のグループ単位は1フレ
ームに限らず、数フレームにまたがっていてもよい。
【0029】さらに、上記実施例では早見再生状態から
通常再生状態への移行時について説明したが、本発明は
そのような場合だけではなく、スロー再生,スチル再
生,停止状態から通常再生へのモード移行時にも上述の
ごとき著しい効果を得る事ができる。
【0030】その他、本発明の出力信号を変えずして種
々の変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明のディジタル記録再生装置では、
基準信号と再生トラック位置との相対関係を相対位相検
出手段により検出し、該相対位相に応じて遅延調整手段
により再生信号を遅延させることにより、基準信号と遅
延された再生信号のタイミングを瞬時に一致させる事が
できる。その結果、本発明のディジタル記録再生装置に
よりディジタルVTRを構成するならば、早見再生から
通常再生へのモード移行時間が著しく短縮され、操作性
を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を表すブロック構成図
【図2】本発明の動作を説明するためのタイムチャート
【図3】本発明の動作を説明するためのトラックパター
ン図
【図4】従来のディジタル記録再生装置のブロック構成
【図5】本発明の第2の実施例を表わすブロック構成図
【符号の説明】
11 磁気テープ 12 シリンダ 13A,13B 磁気ヘッド 14 シリンダ制御部 15 キャプスタン 16 キャプスタン軸 17 ピンチローラー 21,51 A/D変換部 22 圧縮部 23 変調部 24 切換部 31 復調部 32 遅延調整部 33 伸長部 34,56 D/A変換部 35 基準信号作成部 36 再生位置検出部 37 相対位相検出部 38 トラッキング制御部 52,55 固定遅延部 53 合成部 54 分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−245788(JP,A) 特開 平5−328274(JP,A) 特開 平3−44282(JP,A) 特開 昭62−234478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/782 - 5/783 H04N 5/91 - 5/956 G11B 5/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化して情報圧縮を施された映
    像信号の1グループ単位とディジタル化した音声信号の
    1グループ単位とをN個(ここに、Nは4以上の整数)
    斜めトラックに分割して磁気テープに記録する記録手
    段と、前記磁気テープの斜めトラックから信号を再生するヘッ
    ド手段と、 基準信号、および前記基準信号の周波数よりも高い周波
    数をもつシリンダ同期信号を作成する基準信号作成手段
    と、 前記ヘッド手段を搭載したシリンダを前記シリンダ同期
    信号に同期して回転制御するシリンダ制御手段と、 前記磁気テープの走行を制御するキャプスタンを含み、
    前記ヘッド手段の再生信号に含まれるパイロット信号に
    より再生時のトラッキングをかけるトラッキング制御手
    段と、 前記ヘッド手段の再生信号から前記1グループ単位のN
    個の斜めトラック内における再生トラック位置を検出す
    る再生位置検出手段と、 前記基準信号と前記再生トラック位置との相対関係を検
    出する相対位相検出手段と、 前記再生信号に含まれる情報圧縮されたディジタルの映
    像情報信号とディジタルの音声情報信号の遅延時間を前
    記相対位相検出手段の検出相対位相に対応して調整し、
    前記映像情報信号と前記音声情報信号を遅延させる遅延
    調整手段と、 前記遅延調整手段により遅延調整されている情報圧縮さ
    れたディジタルの前記映像情報信号を伸長させてアナロ
    グ映像信号を復元する映像伸長手段と、 前記遅延調整手段により遅延調整されているディジタル
    の前記音声情報信号からアナログ音声信号を復元する音
    声信号再現手段を具備し、 通常再生状態において、前記シリンダ制御手段により前
    記シリンダ同期信号に同期して前記ヘッド手段を回転制
    御し、前記トラッキング制御手段の前記キャプスタンに
    より前記パイロット信号を用いて前記磁気テープの走行
    制御を行い、前記再生位置検出手段と前記相対位相検出
    手段と前記遅延調整手段により前記検出相対位相に対応
    して前記再生信号に含まれる情報圧縮された前記映像情
    報信号と前記音声情報信号の遅延時間を調整し、遅延さ
    れた前記映像情報信号から前記映 像伸長手段により伸長
    させたアナログ映像信号を出力し、遅延された前記音声
    情報信号から前記音声再現手段により復元されたアナロ
    グ音声信号を出力させる ディジタル記録再生装置。
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