JPH0531435B2 - - Google Patents

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JPH0531435B2
JPH0531435B2 JP32808987A JP32808987A JPH0531435B2 JP H0531435 B2 JPH0531435 B2 JP H0531435B2 JP 32808987 A JP32808987 A JP 32808987A JP 32808987 A JP32808987 A JP 32808987A JP H0531435 B2 JPH0531435 B2 JP H0531435B2
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JP
Japan
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band
core
core material
materials
backing
Prior art date
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JP32808987A
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English (en)
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JPH01166795A (ja
Inventor
Hironobu Kito
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HOZUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HOZUMI SEISAKUSHO KK
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、腕時計を腕に装着させるための皮革
等からなる腕時計バンドの製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 天然あるいは合成の皮革からなる腕時計バンド
は、通常第11図に示すように、止金具1が装着
された短い方のバンド(以下シヨート側のバンド
と称す)2と、前記止金具1に係合される長い方
のバンド3(以下ロング側のバンドと称す)とで
一対となつており、これらシヨート側およびロン
グ側のバンド2,3が、時計本体4の爪4aに対
し、連結ピン5を介して装着されている。
上記バンド2,3は、第11図および第12図
に示すように、それぞれ上記皮革からなる素材
6,7および裏材8,9との間に、不織布あるい
はウレタンシート等の所定の厚みと弾性を兼ね備
えた芯材10,11が挟まれ、それぞれ表材6,
7と裏材8,9の縁どうしが貼り合わせられるこ
とによつて、表面となる表材6,7側の面が、前
記芯材10,11によつて凸に盛り上がつた形状
をなしている。
このような時計バンド2,3を作るには、ま
ず、シヨート側のバンド2を例にあげると、第1
3図および第15図に示すように、多数の前記表
材6を形成し得る大きさを有し、両端部が折り返
されて前記止金具1および連結ピン5が挿入され
る連結部12,13が形成されたシート状の表素
材6Aの裏面に、シヨート側のバンド2に対応し
た形状にカツトした前記芯材10を、両端を前記
連結部12,13に向け、かつ、幅方向に略等間
隔をおいて、互いに平行になるように接着して並
べる。そして、その上に表素材6Aと同等の大き
さのシート状の裏素材8Aを被せ、続いて第16
図に示すように、芯材10周囲の表素材6Aと裏
素材8Aとを押型によつて接着して接着部14を
形成する。これにより、接着部14に囲まれた部
分は芯材10によつて表素材6A側に凸に盛り上
がる。その後、前記接着部14を、この接着部1
4に対応した抜型15によつて裁断してバンド2
を打ち抜く。
また、ロング側のバンド3も上記と同様で、第
14図および第15図に示すように、多数の表材
7を形成し得る大きさを有するシート状の表素材
7Aの裏面に、ロング側のバンド3に対応した形
状にカツトした芯材11を複数接着して並べ、そ
の上に表素材7Aと同等の大きさのシート状の裏
素材9Aを被せ、続いて第16図に示すように、
芯材11周囲の表素材7Aと裏素材9Aとを押型
によつて接着し、この接着部16を、これに対応
する型状の抜型17によつて裁断してバンド3を
打ち抜く。このロング側のバンド3の場合、表素
材7Aは、第14に示すように、前記連結ピン5
が挿入される連結部18として、一端部があらか
じめ折り返されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような製造方法においては、芯
材10,11を、それぞれ表素材6A,7Aの裏
面に略等間隔をおいて互いに平行となるよう接着
して並べる作業が面倒であり、また、表素材6A
と裏素材7Aとを芯材10,11の周囲に沿つて
正確に接着する際に位置ずれが生じやすく、この
ため不良品の発生率が高い。つまり歩留まりが悪
いといつた問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するためになされた
ものであつて、表材および裏材が多数形成され得
るシート状の表素材および裏素材を、これらの間
にシート状の芯材の素材を挟んで重ね合わせてバ
ンド素材を得、続いてこのバンド素材に対し、所
望のバンド形状の外郭に沿つて、表素材側から押
圧した状態で表素材、裏素材および芯材の素材を
接着して接着部を形成すると同時に、この接着部
に囲まれる表素材側の面を芯材の素材によつて凸
に盛り上がらせ、その後、前記接着部を裁断する
ことを特徴としている。
[作 用] 表素材と裏素材との間にシート状の芯材の素材
を挟んでバンド素材を得た後、接着部を形成した
段階で芯材が内装される。
したがつて、あらかじめバンドに対応した形状
に芯材を裁断し、その芯材を表素材あるいは裏素
材に対して接着して並べる作業を省略でき、ま
た、接着部を形成する際その接着位置を厳密に設
定する必要がなく芯材との位置ずれが生じるとい
うことは起こり得ないので、これを原因とする不
良品が発生することがない。
[実施例] 以下、第1図ないし第10図を参照して本発明
の方法の一実施例を順を追つて説明する。これら
図において、第11図ないし第16図と同一の構
成要素には同一の符号を付してある。
第1,2図および第3,4図は、前述したシヨ
ート側およびロング側のバンドを製造する場合を
それぞれ示している。
シヨート側のバンドを製造するには、まず、第
1図に示すように、シート状の表素材6A、裏素
材8Aおよび芯材の素材20Aを用意する。
表素材6Aおよび裏素材8Aはそれぞれ天然あ
るいは合成の皮革であつて、所定の厚さを有し、
その幅は製造するバンドの長さよりやや長く設定
され、また、その長さは複数のバンドを製造し得
るよう製造するバンドの幅の複数倍以上を有して
いる。また、芯材の素材20Aは、不織布あるい
はウレタンシート等からなり、所定の厚みと弾性
を有するもので、その大きさは表素材6Aおよび
裏素材8Aと略同じである。
そして、表素材6Aの長さ方向に延びる両方の
端部を裏面側に折り返して、止金具1および連結
ピン5に対する連結部12,13を形成し、その
後、表素材6Aの裏面に芯材の素材20Aを貼り
合わせて接着剤等により接着する。続いて裏素材
8Aの裏面を芯材の素材20Aに向けた状態で、
第2図に示すように、連結部12,13に接着剤
等により接着するとともに芯材の素材20Aに対
して重ね合わせる。これによつて第2図に示すよ
うに、表素材6A、裏素材8Aとの間に芯材の素
材20Aを挟んで重ね合わせたシヨート側のバン
ドのバンド素材22を得る。
また、ロング側のバンドの場合も、上記と同様
に第3図に示すごとく、表素材7A、裏素材9
A、芯材の素材21Aを用意し、表素材7Aの長
さ方向に延びる一方の端部を裏面側に折り返し
て、連結ピン5に対する連結部17を形成し、そ
の後、表素材7Aの裏面に芯材の素材21Aを貼
り合わせて接着剤等により接着する。続いて、裏
素材9Aの裏面を芯材の素材21Aに向けた状態
で、第2図に示すように、その一端部を表素材7
Aの連結部17に接着剤等により接着するととも
に芯材の素材21Aに対して重ね合わせる。これ
によつて第4図に示すように、表素材7A、裏素
材9Aとの間に芯材の素材21Aを挟んで重ね合
わせたロング側のバンドのバンド素材23を得
る。
次に、シヨート側およびロング側のそれぞれの
バンド形状の外郭(シヨート側であれば長方形
状、ロング側であれば細長いU字状)に沿つた形
状を有する図示せぬ押型により、第5図および第
6図(第5図はシヨート側、第6図はロング側)
に示すように、各バンド素材22,23に対しそ
れぞれ表素材6A,7A方向から高周波溶着によ
る型押し接着を施して、シヨート側であれば表素
材6A、芯材の素材20Aおよび裏素材7Aのそ
れぞれを、また、ロング側であれば表素材8A、
芯材の素材21Aおよび裏素材9Aのそれぞれを
互いに接着する。これによつて、各バンド素材2
2,23には、それぞれシヨート側およびロング
側のバンドの外角に沿つた接着部24,25が形
成される。
そして、これら接着部24,25に囲まれる部
分は、各接着部24,25が表素材6A,7A側
からそれぞれ押圧された状態となつているため
に、表素材6A,7A側に凸に盛り上がることに
なる。そして、前記接着部24,25および、こ
の接着部24,25に囲まれる部分が、それぞれ
最終的にシヨート側およびロング側のバンドとな
り得るバンド部26,27とされる。これらバン
ド部26,27は、各バンド素材22,23に対
して、その長さ方向が各バンド素材22,23の
幅方向に沿うように形成する。そして、このよう
なバンド部26,27を、略等間隔をおいて互い
に平行になるよう、各バンド素材22,23に対
して複数形成する。
次に、第7図に示すように、各バンド素材2
2,23に形成されたそれぞれの接着部24,2
5に沿つた形状を有する抜型15,17を用意
し、これら抜型15,17によつて、それぞれシ
ヨート側のバンドのバンド素材22に形成された
接着部24,およびロング側のバンドのバンド素
材23に形成された接着部25をそれぞれ裁断
し、各バンド部26,27を打ち抜く。
これによつて、各バンド部26,27は、第8
図ないし第10図に示すように、それぞれ表材
6,7および裏材8,9とが、その間に芯材2
0,21を挟んで貼り合わされたものとなり、こ
れら芯材20,21によつて、それぞれ表面側で
ある表材6,7側に凸に盛り上がつた形状が得ら
れる。
なお、シヨート側のバンド部26の連結部12
に止金具1を係合し、またロング側のバンド部2
7に、前記止金具1に対する複数の止め孔(第9
図の28で示す)を形成すれば、シヨート側およ
びロング側のバンドとしてそれぞれ完成される。
以上のような製造方法によれば、表素材6Aお
よび7Aと、裏素材8A,9Aとの間に、それぞ
れシート状の芯材の素材20A,21Aを挟んで
得られたシヨート側およびロング側のバンド素材
22,23に対し、押型によりそれぞれ接着部2
4,25を形成することにより、芯材20,21
が内装されたシヨート側およびロング側のバンド
部26,27が同時に形成される。したがつて、
あらかじめシヨート側およびロング側のバンドに
対応した形状に芯材を裁断し、その芯材を表素材
6A,7Aに対して接着して並べる作業を省略で
きる。
また、押型によつて表素材6A,7A、裏素材
8A,9Aを接着させて、各バンド部26,27
を形成する作業は、特にその接着部24,25の
形成位置を厳密に設定する必要がないとともに、
従来のように芯材との位置ずれが生じるというこ
とは起こり得ないので、これを原因とする不良品
が発生することがない。
なお、上記実施例では、バンドの材料として、
天然あるいは合成の比較を例にあげたが、本発明
ではこれに限らず、ビニル、布地等を用いること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の腕時計バンドの
製造方法によれば、表材および裏材が多数形成さ
れ得るシート状の表素材および裏素材を、これら
の間にシート状の芯材の素材を挟んで重ね合わせ
てバンド素材を得、続いてこのバンド素材に対
し、所望のバンド形状の外郭に沿つて、表素材側
から押圧した状態で表素材、裏素材および芯材の
素材を接着して接着部を形成すると同時に、この
接着部に囲まれる表素材側の面を芯材の素材によ
つて凸に盛り上がらせ、その後、前記接着部を裁
断することを特徴とするものであり、表素材と裏
素材との間にシート状の芯材の素材を挟んだ後接
着部を形成した段階で芯材がバンドの一部として
確実に内装されるので、あらかじめバンドに対応
した形状に芯材を裁断し、その芯材を表素材ある
いは裏素材に対して接着して並べる作業を省略で
き、かつ容易に凸形状を得ることができる。
また、接着部を形成する際その接着位置を特に
厳密に設定する必要がないとともに、従来のよう
に芯材との位置ずれが生じるということは起こり
得ないので、これを原因とする不良品が発生する
ことがなく生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の一実施例を示
す図であつて、第1図はシヨート側のバンドのバ
ンド素材の分解斜視図、第2図は同バンド素材の
側断面図、第3図はロング側のバンドのバンド素
材の分解斜視図、第4図は同側断面図、第5図は
接着部が形成されたシヨート側のバンド素材の平
面図、第6図は接着部が形成されたロング側のバ
ンド素材の平面図、第7図は第5図および第6図
の−線に沿う断面図、第8図は一実施例によ
つて得られたシヨート側のバンドの斜視図、第9
図は一実施例によつて得られたロング側のバンド
の斜視図、第10図は第8図および第9図の−
線に沿う断面図、第11図は腕時計の斜視図、
第12図は第11図のXII−XII線に沿う断面矢視
図、第13図ないし第16図は従来のバンドの製
造方法を説明する図で、第13図はシヨート側の
バンドの製造過程の分解斜視図、第14図はロン
グ側のバンドの製造過程の分解斜視図、第15図
は第13図および第14図の正断面図、第16図
は表素材、芯材および裏素材を互いに接着した状
態の正断面図である。 6,7……表材、6A,7A……表素材、8,
9……裏材、8A,9A……裏素材、20,21
……芯材、20A,21A……芯材の素材、2
2,23……バンド素材、24,25……接着
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所望のバンド形状に形成された皮革等からな
    る表材および裏材の間に、不織布あるいはウレタ
    ンシート等の所定の厚みと弾性を兼ね備えた芯材
    が挟まれるとともに、表材と裏材の縁どうしが貼
    り合わせられることによつて、表材側の面が前記
    芯材によつて凸に盛り上がつた形状をなす腕時計
    バンドの製造方法であつて、 前記表材および裏材が多数形成され得るシート
    状の表素材および裏素材を、これらの間にシート
    状の芯材の素材を挟んで重ね合わせてバンド素材
    を得、続いてこのバンド素材に対し、所望のバン
    ド形状の外郭に沿つて、表素材側から押圧した状
    態で表素材、裏素材および芯材の素材を接着して
    接着部を形成すると同時に、この接着部に囲まれ
    る表素材側の面を芯材の素材によつて凸に盛り上
    がらせ、その後、前記接着部を裁断することを特
    徴とする腕時計バンドの製造方法。
JP32808987A 1987-12-24 1987-12-24 腕時計バンドの製造方法 Granted JPH01166795A (ja)

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CN106966354B (zh) * 2017-03-30 2022-11-08 东莞市具力自动化设备科技有限公司 一种表带自动压合机
JP6384938B1 (ja) * 2017-10-03 2018-09-05 創造技術株式会社 皮革複合部材

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