JPH0531349Y2 - - Google Patents

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JPH0531349Y2
JPH0531349Y2 JP12299988U JP12299988U JPH0531349Y2 JP H0531349 Y2 JPH0531349 Y2 JP H0531349Y2 JP 12299988 U JP12299988 U JP 12299988U JP 12299988 U JP12299988 U JP 12299988U JP H0531349 Y2 JPH0531349 Y2 JP H0531349Y2
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outer tapered
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、地盤に薬液を注入するダブ
ルパツカー工法に使用される注入用外管等の配管
を接続するための管の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、軟弱地盤上に建築物等を構築する際に
は、薬液を注入して固結土を造成する薬液注入工
法により、地盤を強化することが行われている。
この薬液注入工法のうち、ダブルパツカー工法
では、ボーリング孔内に注入用外管が挿入され、
この注入用外管内に注入用内管が挿入され、地盤
に薬液が注入される。
第5図は、このようなダブルパツカー工法に使
用される注入用外管の接続構造を示すもので、符
号11は、例えば、樹脂製の注入用外管を示して
いる。
この注入用外管11は、第6図に示すように、
上側管13と下側管15とから構成されている。
上側管13の下側端部外面には、螺子形状が横
断面台形状の雄螺子部17が形成され、その下端
外面は面取りされている。
一方、下側管15の上側には拡径部19が形成
され、この拡径部19の内面には螺子形状が横断
面台形状の雌螺子部21が形成され、その先端内
周は面取りされている。
そして、図示しないボーリング孔内にその下側
が挿入された下側管15内の雌螺子部21に、上
側管13の雄螺子部17を螺合することにより、
第5図に示したように、下側管15に上側管13
が接続される。
以上のように構成された管の接続構造では、下
側管15に上側管13を確実に接続して、一本の
注入用外管11を形成することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の管の接続構造
では、例えば、ボーリング孔に溜まつた水による
注入用外管11の浮力により、又、隣接する他の
ボーリング孔に薬液を注入する際に作用する圧力
の影響等により、注入用外管11に外部から荷重
が作用し、この場合には、下側管15内面の雌螺
子部21及び上側管13の雄螺子部17近傍の強
度の小さい接続部23に亀裂が発生し、注入用外
管11が折損する虞があるという問題があつた。
本考案は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、接続部の強度を従来よりも大幅
に向上することができる管の接続構造を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の管の接続構造は、一方の管の一端を、
他方の管の一端に挿入し、これ等の管を接続して
なる管の接続構造において、前記一方の管の一端
側の端部外面に、その先端に向けて縮径する外側
テーパ面を形成し、この外側テーパ面の基部に緩
やかな断面形状の係合突部を螺施状に形成すると
共に、前記他方の管の一端の端部内面に、前記外
側テーパ面に当接する内側テーパ面を形成し、こ
の内側テーパ面に前記外側テーパ面の係合突部に
係合する緩やかな断面形状の係合凹部を螺施状に
形成し、さらに、前記外側テーパ面と前記内側テ
ーパ面とを接着してなるものである。
〔作用〕
本考案の管の接続構造では、例えば、一方の管
の外側テーパ面に接着剤を塗布し、この管の一端
を他方の管の一端に挿入し、外側テーパ面の係合
突部を、内側テーパ面の係合凹部に螺合すると、
外側テーパ面と内側テーパ面とが接着剤を介して
密着した状態で保持され、この状態で一方の管と
他方の管とが接着される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案の管の接続構造の一実施例を
示すもので、図において、符号31は、例えば、
ダブルパツカー工法に使用される樹脂製の注入用
外管を示している。この注入用外管31は、一方
の管である上側管33と、他方の管である下側管
35とから構成されている。
上側管33の下端側端部外面には、第2図に示
すように、その先端に向けて縮径する外側テーパ
面37が形成されている。この外側テーパ面37
の基部39には、緩やかな断面形状、即ち、緩曲
線状の係合突部41が螺施状に二条形成されてい
る。これらの係合突部41は、外側テーパ面37
の基部39外周の回りに、約270度にわたつて形
成されている。
又、外側テーパ面37の下端は、所定曲率で面
取り42されている。
一方、下側管35の上端側端部内面には、上側
管33の外側テーパ面37に当接する内側テーパ
面43が形成され、この内側テーパ面43には、
外側テーパ面37の係合突部41に係合する緩や
かな断面形状、即ち、緩曲線状の係合凹部45が
螺施状に形成されている。
以上のように構成された管の接続構造では、図
示しないボーリング孔内に下側管35の下端を挿
入した状態で、上側管33の外側テーパ面37に
接着剤を塗布し、第3図に示すように、下側管3
5の上端に上側管33の下端を挿入し、外側テー
パ面37の係合突部41に内側テーパ面43の係
合凹部45を螺合すると、第1図に示したよう
に、外側テーパ面37と内側テーパ面43とが接
着剤を介して密着した状態で保持され、この状態
で下側管35に上側管33が接続され、一本の注
入用外管31が形成される。
しかして、以上のように構成された管の接続構
造では、上側管33の下端側端部外面に外側テー
パ面37を形成し、この外側テーパ面37に係合
突部41を螺施状に形成すると共に、下側管35
の上端側端部内面に内側テーパ面43を形成し、
この内側テーパ面43に係合凹部45を螺施状に
形成したので、内側テーパ面43の係合凹部45
に、上側管33の外側テーパ面37の係合突部4
1を螺合すると、外側テーパ面37と内側テーパ
面43とが接続剤を介して密着した状態に保持さ
れ、この状態で接着され、下側管35と上側管3
3との接続部47の強度を従来よりも大幅に向上
することができる。
尚、第4図は、外側テーパ面37と内側テーパ
面43とを接着剤により接続した注入用外管31
と、従来の螺合方式により接続した注入用外管の
接続部47に集中荷重Pを付与した場合の実験結
果を示すもので、集中荷重Pと接続部47の撓み
との関係を示している。
この実験結果により、外側テーパ面37と内側
テーパ面43とを接着剤により接続した注入用外
管31は、従来の螺合方式により接続した注入用
外管の約二倍の強度を有していることが明らかに
されている。
又、外側テーパ面37の基部39に緩やかな断
面形状の係合突部41を形成し、内側テーパ面4
3に、係合突部41に係合する緩やかな断面形状
の係合凹部45を形成したので、外側テーパ面3
7の係合突部41に、内側テーパ面43の係合凹
部45を螺合することにより、接着剤の塗布後、
外側テーパ面37と内側テーパ面43とを人手を
要せずに密着した状態で維持することができ、作
業効率を向上することができると共に、接続部4
7の強度をさらに向上することができる。
尚、上記実施例では、外側テーパ面37の基部
39外周の回りに、約270度にわたつて二条の係
合突部41を形成し、これ等の係合突部41に係
合する係合凹部45を内側テーパ面43に形成し
た例について説明したが、本考案は上記実施例に
限定されるものではなく、例えば、外側テーパ面
37の基部39外周の回りに、約180度にわたつ
て一条の係合突部41を形成し、これ等の係合突
部41が係合する係合凹部45を内側テーパ面4
3に形成しても、上記実施例とほぼ同様の効果を
得ることができる。
又、上記実施例では、ダブルパツカー工法に使
用される注入用外管31の接続構造に本考案を適
用した例について説明したが、本考案は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば、地中に埋
設される水道管、ビル等に配置される排水管等の
接続構造に本考案を適用しても、上記実施例とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の管の接続構造では、
一方の管の一端側の端部外面に、その先端に向け
て縮径する外側テーパ面を形成し、この外側テー
パ面の基部に緩やかな断面形状の係合突部を螺施
状に形成すると共に、他方の管の一端の端部内面
に、外側テーパ面に当接する内側テーパ面を形成
し、この内側テーパ面に外側テーパ面の係合突部
に係合する緩やかな断面形状の係合凹部を螺施状
に形成し、さらに、外側テーパ面と内側テーパ面
とを接着してなるので、例えば、一方の管の外側
テーパ面に接着剤を塗布し、この管の一端を他方
の管の一端に挿入し、外側テーパ面の係合突部に
内側テーパ面の係合凹部を螺合すると、外側テー
パ面と内側テーパ面とが接着剤を介して密着した
状態で保持され、この状態で一方の管と他方の管
とが接続され、接続部の強度を従来よりも大幅に
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る管の接続構造の一実施例
を示す縦断面図である。第2図は第1図の上側管
を示す側面図である。第3図は下側管に上側管を
挿入する状態を示す縦断面図である。第4図は本
考案を適用した注入用外管と従来の注入用外管と
の荷重と撓み量の関係を示すグラフである。第5
図は従来の注入用外管の接続構造を示す縦断面図
である。第6図は従来の注入用外管の下側管に上
側管を挿入する状態を示す縦断面図である。 主要な部分の符号の説明、33……上側管、3
5……下側管、37……外側テーパ面、39……
基部、41……係合突部、43……内側テーパ
面、45……係合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の管の一端を、他方の管の一端に挿入し、
    これ等の管を接続してなる管の接続構造におい
    て、前記一方の管の一端側の端部外面に、その先
    端に向けて縮径する外側テーパ面を形成し、この
    外側テーパ面の基部に緩やかな断面形状の係合突
    部を螺施状に形成すると共に、前記他方の管の一
    端の端部内面に、前記外側テーパ面に当接する内
    側テーパ面を形成し、この内側テーパ面に前記外
    側テーパ面の係合突部に係合する緩やかな断面形
    状の係合凹部を螺施状に形成し、さらに、前記外
    側テーパ面と前記内側テーパ面とを接着してなる
    ことを特徴とする管の接続構造。
JP12299988U 1988-09-19 1988-09-19 Expired - Lifetime JPH0531349Y2 (ja)

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KR101387422B1 (ko) * 2012-06-13 2014-04-21 듀라케미 (주) 관의 내.외부 방식도장에 의해 결합된 패킹 일체형 관

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