JPH05313359A - 感光性平版印刷版 - Google Patents
感光性平版印刷版Info
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- JPH05313359A JPH05313359A JP4112844A JP11284492A JPH05313359A JP H05313359 A JPH05313359 A JP H05313359A JP 4112844 A JP4112844 A JP 4112844A JP 11284492 A JP11284492 A JP 11284492A JP H05313359 A JPH05313359 A JP H05313359A
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Abstract
該陽極酸化皮膜層が0.5g/m2以上であるアルミニウム
板上に、染料を含有するポジ型感光層を設けてなる感光
性平版印刷版において、該染料が塩基性染料カチオンと
対アニオンとの塩であって、該対アニオンはスルホン酸
基を唯一の交換基として有し、かつ1〜3個の水酸基を
有する炭素数10以上の有機アニオンであることを特徴
とする感光性平版印刷版。 【効果】 現像後の非画像部の残色が少なく、検版性に
すぐれ、得られた平版印刷版は非画像部が印刷時汚れに
くい。
Description
するものであり、特に改良された染料を含むポジ型感光
層を有する感光性平版印刷版に関するものである。
脂からなる光可溶化組成物中に露光されると分解して酸
性物質を発生する化合物と、その光分解生成物と相互作
用をすることによってその色調を変える有機染料を含有
させて焼き出し性を付与することは公知である。例えば
光分解して酸性物質を発生する物質としては、特開昭5
0−36209号にo−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホン酸ハロゲニド、特開昭53−36223号にはト
リハロメチル−2−ピロンやトリハロメチルトリアジ
ン、特開昭55−62444号には種々のo−ナフトキ
ノンジアジド化合物、特開昭55−77742号には2
−トリハロメチル−5−アリール−1,3,4−オキサ
ジアゾール化合物などが提案されている。またこれらの
光分解物質と相互作用を行うことによってその色調を変
える有機染料としては、ジフェニルメタン系、トリアリ
ールメタン系、チアジン系、オキサジン系、フエナジン
系、キサンテン系、アントラキノン系、イミノナフトキ
ノン系、アゾメチン系の色素が示されており、具体的に
は次のようなものである。
バイオレット、エリスロシンB、メチルグリーン、クリ
スタルバイオレット、ベイシックフクシン、フェノール
フタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、アリザリ
ンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイオレット
2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メタニルイ
エロー、チモールスルホフタレイン、キシレノールブル
ー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニルチオカル
バゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パラメチル
レッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4B、α−
ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブルーA、
フエナセタリン、メチルバイオレット、マラカイトグリ
ーン、パラフクシン、オイルブルー#603〔オリエン
ト化学工業(株)製〕、オイルピンク#312〔オリエ
ント化学工業(株)製〕、オイルレッド5B〔オリエン
ト化学工業(株)製〕、オイルスカーレット#308
〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッドOG
〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッドRR
〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルグリーン#5
02〔オリエント化学工業(株)製〕、スピロンレッド
BEHスペシャル〔保土谷化学工業(株)製〕、ビクト
リアピュアーブルーBOH〔保土谷化学工業(株)
製〕、パテントピュアーブルー〔住友三国化学工業
(株)製〕、スーダンブルーII〔BASF社製〕、m−
クレゾールパープル、クレゾールレッド、ローダミン
B、ローダミン6G、フアーストアッシドバイオレット
R、スルホローダミンB、オーラミン、4−p−ジエチ
ルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボキシ
アニリノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノナフ
トキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−ジヒ
ドロオキシエチル−アミノ−フェニルイミノナフトキノ
ン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルアミノ−
o′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シアノ−
p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリド、1
−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノフェ
ニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−4−
p−ジエチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾロン
等。
おける発色効率(未露光時における画像部の濃度)が高
く、少量の添加で充分であり、さらに露光後の焼き出し
性(未露光部と露光部の濃度差で表現され、大きい程良
い)も良好であるなどの長所を有するものが多い。塩基
性染料の中でも、特にトリアリールメタン系染料は有効
である。しかし、これまでに知られている染料は、その
殆どが、対アニオンとしてクロルイオンを用いたもので
あるため、塗布時に使用される有機溶剤に対する溶解性
が十分でなく、この溶剤に溶解させるのに長時間かかる
上、溶解しない染料が生じるといった問題があった。ま
た、クロルイオン以外の対アニオンとして蓚酸又は硫酸
を使用した染料も知られているが、これらの染料を含む
ポジ型感光層を砂目立て及び陽極酸化したアルミニウム
支持体上に設けた感光性平版印刷版からは、現像後も非
画像部に染料が残留する、いわゆる「残色」の多い平版
印刷版しか得られないという欠点があった。
溶剤への溶解性に優れ、従って、塗布液の調液時に均一
溶解が短時間で可能な塩基性染料を含有するポジ型感光
層を有する感光性平版印刷版を提供することである。本
発明の別の目的は、非画像部に残色の少ない平版印刷版
が得られるポジ型感光性平版印刷版を提供することであ
る。本発明の更に別の目的は、以下の説明で明らかにな
るであろう。
達成すべく種々研究を重ねた結果本発明をなすに至った
ものであって、その要旨は、粗面化処理し、しかる後に
陽極酸化を施し、該陽極酸化皮膜層が0.5g/m2以上で
あるアルミニウム板上に、染料を含有するポジ型感光層
を設けてなる感光性平版印刷版において、該染料が塩基
性染料カチオンと対アニオンとの塩であって、該対アニ
オンはスルホン酸基を唯一の交換基として有し、かつ1
〜3個の水酸基を有する、炭素数10以上の有機アニオ
ンであることを特徴とする感光性平版印刷版である。
明する。本発明において用いられるアルミニウム板は、
純アルミニウム又は、アルミニウムを主成分とし、微量
の異原子を含むアルミニウム合金等の板状体である。こ
の異原子には、硅素、鉄、マンガン、銅、マグネシウ
ム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタンなどが
ある。合金中の異原子の含有量は高々10重量%以下で
ある。本発明に好適なアルミニウムは純アルミニウムで
あるが、完全に純粋なアルミニウムは、精練技術上製造
が困難であるので、できるだけ異原子の含有量の低いも
のがよい。又、上述した程度の含有率のアルミニウム合
金であれば、本発明に適用しうる素材ということができ
る。このように本発明に適用されるアルミニウム板は、
その組成が特定されるものではなく従来公知、公用の素
材のものを適宜利用することができる。本発明に用いら
れるアルミニウム板の厚さは、およそ0.1mm〜0.5mm程
度である。アルミニウム板を粗面化処理するに先立ち、
所望により、表面の圧延油を除去するための、例えば界
面活性剤又はアルカリ性水溶液による脱脂処理が行なわ
れる。なお本発明の感光性平版印刷版は、片面のみ使用
できるものであっても、両面とも同様な処理によって使
用できるものであってもよい。両面でも同様なため、以
下は、片面の場合について説明する。粗面化処理方法と
しては、機械的に表面を粗面化する方法、電気化学的に
表面を溶解する方法及び化学的に表面を選択溶解させる
方法がある。機械的に表面を粗面化する方法としては、
ボール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研
磨法等と称せられる公知の方法を用いることができる。
また電気化学的な粗面化法としては塩酸又は硝酸電解液
中で交流又は直流により行なう方法がある。また、特開
昭54−63902号公報に開示されているように両者
を組合せた方法も利用することができる。このように粗
面化されたアルミニウム板は、必要に応じてアルカリエ
ッチング処理及び中和処理される。
る電解質としては多孔質酸化皮膜を形成するものならば
いかなるものでも使用することができ、一般には硫酸、
燐酸、蓚酸、クロム酸あるいはそれらの混酸が用いら
れ、それらの電解質の濃度は電解質の種類によって適宜
決められる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質により
種々変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解
質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は5〜70℃、電
流密度5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解時間
10秒〜50分の範囲にあれば適当である。陽極酸化皮
膜の量は0.5g/m2以上が好適であるが、より好ましく
は1.0〜6.0g/m2の範囲である。陽極酸化皮膜が0.5
g/m2 より少ないと耐刷性が不十分であったり、平版
印刷版の非画像部に傷がつき易くなって、印刷時に、傷
の部分にインキが付着するいわゆる「傷汚れ」が生じ易
くなる。
されたアルミニウム板は、必要に応じて親水化処理して
も良く、その好ましい例としては米国特許第2,714,066
号及び同第3,181,461 号に開示されているようなアルカ
リ金属シリケート(例えば珪酸ナトリウム)の水溶液、
特公昭36−22063号(=米国特許第2,946,683号
明細書)に開示されている弗化ジルコニウム酸カリウム
水溶液または米国特許第4,153,461 号明細書に開示され
ているようなポリビニルホスホン酸水溶液で処理する方
法、熱水や特開昭59−114100号公報に開示され
ているような水蒸気で処理する方法、特開平3−235
950号公報に開示されているような亜硝酸又はその塩
などの水溶液、スルホン酸又はその塩などの水溶液で処
理する方法がある。このように処理されたアルミニウム
板は、感光層を塗布する前に、残色を少なくする目的な
どのために水溶性金属塩を含む親水性セルロースを下塗
りする方法、又は英国特許第2,098,627 号公報に記載さ
れているようなアリールスルホン酸ナトリウムを下塗り
する方法、そのほか、米国特許第3,511,661 号明細書に
開示されているポリアクリルアミド、特公昭46−35
685号公報に開示されているポリビニルホスホン酸、
特開昭60−149491号公報に開示されているアミ
ノ酸およびその塩類(Na塩、K塩等のアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、塩酸塩、蓚酸塩、酢酸塩、りん酸塩
等)、特開昭60−232998号公報に開示されてい
る水酸基を有するアミン類およびその塩類(塩酸塩、蓚
酸塩、りん酸塩等)、特開昭63−165183号公報
および特開平3−261542号公報に開示されている
アミノ基及びホスホン酸基を有する化合物又はその塩を
下塗りする方法、特願平3−10604号に示されてい
るホスホン酸類を下塗りする方法およびこれらの下塗り
を組合せる方法などを施こすことが好ましい。
覆されたアルミニウム支持体上に、公知のポジ型感光性
組成物よりなる感光層を設けて、感光性平版印刷版を得
る。上記の感光層の組成物としては、露光の前後で現像
液に対する溶解性又は膨潤性が変化するものであればい
ずれも使用できる。以下、その代表的なものについて説
明する。ポジ型感光性組成物の感光性化合物としては、
o−キノンジアジド化合物が挙げられ、その代表として
o−ナフトキノンジアジド化合物が挙げられる。o−ナ
フトキノンジアジド化合物としては、特公昭43−28
403号公報に記載されている1,2−ジアゾナフトキ
ノンスルホン酸クロライドとピロガロール−アセトン樹
脂とのエステルであるものが好ましい。その他の好適な
オルトキノンジアジド化合物としては、米国特許第3,04
6,120 号および同第3,188,210 号明細書中に記載されて
いる1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホン酸クロ
リドとフェノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステル
があり、特開平2−96163号公報、特開平2−96
165号公報、特開平2−96761号公報に記載され
ている1,2−ジアゾナフトキノン−4−スルホン酸ク
ロリドとフェノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステ
ルがある。その他の有用なo−ナフトキノンジアジド化
合物としては、数多くの特許に報告され、知られている
ものが挙げられる。たとえば、特開昭47−5303
号、同48−63802号、同48−63803号、同
48−96575号、同49−38701号、同48−
13354号、特公昭37−18015号、同41−1
1222号、同45−9610号、同49−17481
号公報、米国特許第2,797,213 号、同第3,454,400 号、
同第3,544,323 号、同第3,573,917 号、同第3,674,495
号、同第3,785,825 号、英国特許第1,227,602 号、同第
1,251,345 号、同第1,267,005 号、同第1,329,888号、
同第1,330,932 号、ドイツ特許第854,890 号などの各明
細書中に記載されているものをあげることができる。
ノンジアジド化合物は、分子量1,000以下のポリヒド
ロキシ化合物と1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸
クロリドとの反応により得られる化合物である。このよ
うな化合物の具体例は、特開昭51−139402号、
同58−150948号、同58−203434号、同
59−165053号、同60−121445号、同6
0−134235号、同60−163043号、同61
−118744号、同62−10645号、同62−1
0646号、同62−153950号、同62−178
562号、同64−76047号、米国特許第3,102,80
9 号、同第3,126,281 号、同第3,130,047 号、同第3,14
8,983 号、同第3,184,310 号、同第3,188,210 号、同第
4,639,406 号などの各公報または明細書に記載されてい
るものを挙げることができる。
を合成する際は、ポリヒドロキシ化合物のヒドロキシル
基に対して1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロ
リドを0.2〜1.2当量反応させる事が好ましく、0.3〜
1.0当量反応させる事がさらに好ましい。1,2−ジア
ゾナフトキノンスルホン酸クロリドとしては、1,2−
ジアゾナフトキノン−5−スルホン酸クロリドまたは
1,2−ジアゾナフトキノン−4−スルホン酸クロリド
を用いることができる。また得られるo−ナフトキノン
ジアジド化合物は、1,2−ジアゾナフトキノンスルホ
ン酸エステル基の位置及び導入量の種々異なるものの混
合物となるが、ヒドロキシル基がすべて1,2−ジアゾ
ナフトキノンスルホン酸エステルで転換された化合物が
この混合物中に占める割合(完全にエステル化された化
合物の含有率)は5モル%以上である事が好ましく、さ
らに好ましくは20〜99モル%である。
いずにポジ型に作用する感光性化合物として、例えば特
公昭56−2696号に記載されているオルトニトロカ
ルビノールエステル基を有するポリマー化合物も本発明
に使用することができる。更に光分解により酸を発生す
る化合物と、酸により解離する−C−O−C基又は−C
−O−Si基を有する化合物との組合せ系も本発明に使用
することができる。例えば光分解により酸を発生する化
合物とアセタール又はO,N−アセタール化合物との組
合せ(特開昭48−89003号)、オルトエステル又
はアミドアセタール化合物との組合せ(特開昭51−1
20714号)、主鎖にアセタール又はケタール基を有
するポリマーとの組合せ(特開昭53−133429
号)、エノールエーテル化合物との組合せ(特開昭55
−12995号)、N−アシルイミノ炭素化合物との組
合せ(特開昭55−126236号)、主鎖にオルトエ
ステル基を有するポリマーとの組合せ(特開昭56−1
7345号)、シリルエステル化合物との組合せ(特開
昭60−10247号)及びシリルエーテル化合物との
組合せ(特開昭60−37549号、特開昭60−12
1446号)などが挙げられる。
ポジ型に作用する感光性化合物(上記のような組合せを
含む)の量は10〜50重量%が適当であり、より好ま
しくは15〜40重量%である。o−キノンジアジド化
合物は単独でも感光層を構成するが、アルカリ水に可溶
な樹脂を結合剤(バインダー)としてこの種の樹脂と共
に使用することが好ましい。このようなアルカリ水に可
溶性の樹脂としては、この性質を有するノボラック樹脂
があり、たとえばフェノールホルムアルデヒド樹脂、m
−クレゾールホルムアルデヒド樹脂、p−クレゾールホ
ルムアルデヒド樹脂、o−クレゾールホルムアルデヒド
樹脂、m−/p−混合クレゾールホルムアルデヒド樹
脂、フェノール/クレゾール(m−,p−,o−又はm
−/p−,m−/o−混合のいずれでもよい)混合ホル
ムアルデヒド樹脂などのクレゾールホルムアルデヒド樹
脂などが挙げられる。その他、レゾール型のフェノール
樹脂類も好適に用いられ、フェノール/クレゾール(m
−,p−,o−又はm−/p−,m−/o−混合のいず
れでもよい)混合ホルムアルデヒド樹脂が、好ましく、
特に特開昭61−217034号公報に記載されている
フェノール樹脂類が好ましい。
ヒドロキシスチレン、ポリハロゲン化ヒドロキシスチレ
ン、特開昭51−34711号公報に開示されているよ
うなフェノール性水酸基を含有するアクリル系樹脂、特
開平2−866号に記載のスルホンアミド基を有するア
クリル系樹脂や、ウレタン系の樹脂、等種々のアルカリ
可溶性の高分子化合物も用いることができる。これらの
アルカリ可溶性高分子化合物は、重量平均分子量が50
0〜20,000で数平均分子量が200〜60,000の
ものが好ましい。かかるアルカリ可溶性の高分子化合物
は1種類あるいは2種類以上を組合せて使用してもよ
く、全組成物の80重量%以下の添加量で用いられる。
更に、米国特許第4,123,279 号明細書に記載されている
ように、t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、
オクチルフェノールホルムアルデヒド樹脂のような、炭
素数3〜8のアルキル基を置換基として有するフェノー
ルとホルムアルデヒドとの縮合物を併用することは画像
の感脂性を向上させる上で好ましい。
を高めるために環状酸無水物類、フェノール類、有機酸
類を添加することが好ましい。環状酸無水物としては米
国特許第4,115,128 号明細書に記載されているように無
水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
無水フタル酸、3,6−エンドオキシ−Δ4 −テトラヒ
ドロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無水マ
レイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フェニル無水マ
レイン酸、無水コハク酸、無水ピロメリット酸等があ
る。フェノール類としては、ビスフェノールA、p−ニ
トロフェノール、p−エトキシフェノール、2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェ
ノン、4,4,4″−トリヒドロキシ−トリフェニルメ
タン、4,4′,3″,4″−テトラヒドロキシ−3,
5,3′,5′−テトラメチルトリフェニルメタンなど
が挙げられる。
2号公報、特開平2−96755号公報などに記載され
ている、スルホン酸類、スルフィン酸類、アルキル硫酸
類、ホスホン酸類、ホスフィン酸類、リン酸エステル
類、カルボン酸類などがあり、具体的には、p−トルエ
ンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルフィン酸、エチル硫酸、フェニルホスホン酸、
フェニルホスフィン酸、リン酸フェニル、リン酸ジフェ
ニル、安息香酸、イソフタル酸、アジピン酸、p−トル
イル酸、3,4−ジメトキシ安息香酸、フタル酸、テレ
フタル酸、1,4−シクロヘキセン−2,2−ジカルボ
ン酸、エルカ酸、ラウリン酸、n−ウンデカン酸、アス
コルビン酸などが挙げられる。上記の環状酸無水物類、
フェノール類、有機酸類の感光性組成物中に占める割合
は、0.05〜15重量%が好ましく、より好ましくは、
0.1〜5重量%である。
は、現像のラチチュードを広げるために、特開昭62−
251740号公報や、特願平2−181248号明細
書に記載されているような非イオン性界面活性剤、特開
昭59−121044号公報、特願平2−115992
号明細書に記載されているような両性界面活性剤を添加
することができる。非イオン性界面活性剤の具体例とし
ては、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ソルビタントリオレート、ステアリン酸モ
ノグリセリド、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレ
ート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど
が挙げられ、両性界面活性剤の具体例としては、アルキ
ルジ(アミノエチル)グリシン、アルキルポリアミノエ
チルグリシン塩酸塩、アモーゲンK(商品名、第一工業
(株)製、N−テトラデシル−N,N−ベタイン型)、
2−アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、レボン15(商品
名、三洋化成(株)製、アルキルイミダゾリン系)など
が挙げられる。上記非イオン性界面活性剤、両性界面活
性剤の感光性組成物中に占める割合は0.05%〜15重
量%が好ましく、より好ましくは、0.1〜5重量%であ
る。
後直ちに可視像を得るための焼出し剤、画像着色剤とし
ての染料やその他のフィラーなどを加えることができ
る。本発明に用いられるポジ型感光性組成物には、塩基
性染料骨格を有するカチオンと、スルホン酸基を唯一の
交換基として有し、1〜3個の水酸基を有する炭素数1
0以上の有機アニオンとの塩からなる染料を添加する。
通常塩基性染料とは酸性基を含まない水溶性染料であっ
て水溶液中で色素部分が陽イオンになるものをいう。最
近では特にカチオン染料とも称される。広義のアミノ
基、または複素環窒素を含み、これが酸成分と塩を形成
している。一般に塩酸塩が多いが、一部塩化亜塩複塩あ
るいは硫酸塩および蓚酸塩もある。このような塩は水に
対する溶解性が良いが、有機溶剤に対する溶解性が不十
分である。しかし他種染料に比べ一般に色濃度が高く、
色調が鮮明なことが特徴である。構造上、各種の形のも
のを含むが、下記式(1)〜(7)で表されるトリアリ
ールメタン、キサンテン(ザンセン染料)、アクリジ
ン、アジン、オキサジン、チアジン、シアニンなどの各
染料に属するものが多く、その他にメチン、ポリメチ
ン、アントラキノン、アゾ染料に属するものもあり、本
発明においては、これらの染料骨格を有するものを使用
することができる。このような塩基性染料の骨格につい
ては、従来から公知であり「染料便覧:有機合成化学協
会編」「COLOUR INDEX」などに詳細に記載されている。
その中でもトリアリールメタン系染料が好ましく、特に
下記の一般式(I)、(II)で示される基本骨格を有す
るものが好ましい。
のアルキル基、またはアルキル基、ハロゲン原子、ニト
ロ基などの置換基を有していてもよいアリール基を示
す。水溶性の塩基性染料を使用して、有機溶剤への溶解
性を向上させるためには、親油性の高い有機スルホン酸
を対アニオンとすることにより可能であり、またスルホ
ン酸基を唯一の交換基として有する化合物を対アニオン
とすれば露光後の焼き出し性も良好で、クロル対アニオ
ンと比較して残色が少なくなることが、特開昭62−2
93247号公報に開示されている。ここで交換基と
は、イオン交換反応を行なう能力を与える基のことで、
スルホン酸基(−SO3H) 、ホスホノ基(−PO3H2)、カル
ボキシル基(−COOH) などの基のことである。しかしな
がら、これらの染料においても現像後の印刷版の検版作
業がし易いように画像濃度が高い印刷版を作ろうとして
染料の添加量を増加すると残色が増加し、検版作業がし
にくくなることが判明した。
ン酸基を唯一の交換基として有し、かつ1〜3個の水酸
基を有する炭素数10以上の有機アニオンを持つ塩基性
染料が、有機溶剤への溶解性に優れ、ポジ型感光性印刷
版の感光層に用いた場合、非画像部に残色が少なく、焼
出し性が優れ、かつ経時での画像濃度低下が少ないこと
を見出した。本発明における交換基とは、イオン交換反
応を行なう能力を与える基のことで、具体的にはスルホ
ン酸基(−SO3H) 、ホスホノ基(−PO3H2)、カルボキシ
ル基(−COOH) のことであり、フェノール性水酸基など
の水酸基(−OH)は含まれない。好ましい有機アニオン
としては、ナフタレン環を有する下記一般式(III)で示
されるものが挙げられる。
原子、-O-CO-R12 、-CO-O-R12 、-R 13-CO-O-R14 、置換
もしくは非置換アルキル基、置換もしくは非置換アルコ
キシ基を示し、R8 〜R11は水酸基、水素原子、シアノ
基、ハロゲン原子、-O-CO-R1 5 、-CO-O-R15 、-R16-CO-
OR17、置換もしくは非置換アルキル基、置換もしくは非
置換アルコキシ基を示し、ただしR8 〜R11のうち、1
〜3個は水酸基である。また、R12、R14、R15、R17
は置換もしくは非置換アルキル基であり、R13、R16は
置換もしくは非置換アルキレン基である。
画像部(支持体表面が露出した部分)の反射光学濃度か
ら、感光層を設ける前のアルミニウム支持体表面の反射
光学濃度を差し引いた値で示され、この値が小さいほど
残色が少なく好ましい。特に多量の現像を行なった疲労
現像液で現像した場合に残色が多くなる傾向にある。ま
た「焼き出し性」は、感光層における未露光部の反射光
学濃度と露光部の反射光学濃度の差で示され、この差の
大きい方が好ましい。本発明に使用される、有機アニオ
ンには、芳香族化合物が望ましく、次のような化合物を
挙げることができる。
市販品として入手できるクロル対アニオン含有塩基性染
料の水溶液と前述の如き1個のスルホン酸基を交換基と
して有し、かつ1〜3個の水酸基を有する炭素数10以
上の有機アニオンのナトリウム塩、カリウム塩のような
アルカリ金属塩又は遊離の酸の水溶液を混合して、対ア
ニオンの交換反応によって水不溶性の染料とし、これを
濾集、水洗することにより得ることができる。これらの
染料は単独または混合して使用することができ、添加量
はポジ型感光性組成物の総重量に対して組成物中0.3〜
15重量%が好ましい。また必要に応じて他の染料、顔
料と併用でき、その使用量は染料及び顔料の総重量に対
して70重量%以下、より好ましくは50重量%以下で
ある。本発明に使用されるポジ型感光性組成物にはこの
染料と相互作用をして色調を変えさせる光分解物を発生
させる化合物、たとえば特開昭50−36209号(米
国特許3,969,118 号)に記載のo−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸ハロゲニド、特開昭53−3622
3号(=米国特許4,160,671 号)に記載のトリハロメチ
ル−2−ピロンやトリハロメチルトリアジン、特開昭5
5−62444号(=英国特許2,038,801 号)に記載の
種々のo−ナフトキノンジアジド化合物、特開昭55−
77742号(=米国特許4,279,982 号)に記載の2−
トリハロメチル−5−アリール−1,3,4−オキサジ
アゾール化合物などを添加することが出来る。これらの
化合物は単独又は混合して使用することが出来、添加量
は0.3〜15重量%が好ましい。
を溶解する溶媒に溶かして支持体に塗布することによっ
て得られる。ここで使用する溶媒としては、エチレンジ
クロライド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテ
ート、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ
−2−プロピルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳
酸メチル、乳酸エチル、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、水、N−メチ
ルピロリドン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ア
セトン、ジアセトンアルコール、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ジエチレングリコールジメチル
エーテルなどがあり、これらの溶媒を単独あるいは混合
して使用する。そして、上記成分中の濃度(固形分)
は、2〜50重量%である。また、塗布量は用途により
異なるが、例えば感光性平版印刷版についていえば一般
的に固形分として0.5〜3.0g/m2が好ましい。塗布量
が薄くなるにつれ感光性は大になるが、感光膜の物性は
低下する。
良化するための界面活性剤、例えば特開昭62−170
950号公報に記載されているようなフッ素系界面活性
剤を添加することができる。好ましい添加量は、全感光
性組成物の0.01〜1重量%さらに好ましくは0.05〜
0.5重量%である。上記のようにして設けられた感光層
の表面は、真空焼枠を用いた密着露光の際の真空引きの
時間を短縮し、かつ焼きボケを防ぐ為、マット化するこ
とが好ましい。具体的には、特開昭50−125805
号、特公昭57−6582号、同61−28986号の
各公報に記載されているようなマット層を設ける方法、
特公昭62−62337号公報に記載されているような
固体粉末を熱融着させる方法などがあげられる。
は、実質的に有機溶剤を含まないアルカリ性の水溶液が
好ましく、具体的には珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リ
ン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、メタ珪酸
ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、重炭酸カリウム、アンモニア水などのような
水溶液が適当であり、それらの濃度が0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%になるように添加され
る。これらの中でもケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、
ケイ酸ナトリウム等のケイ酸アルカリを含有する現像液
は、印刷時の汚れが生じにくいため好ましく、ケイ酸ア
ルカリの組成がモル比で〔SiO2〕/〔M〕=0.5〜2.5
(ここに〔SiO2〕、〔M〕はそれぞれ、SiO2のモル濃度
と総アルカリ金属のモル濃度を示す。)であり、かつSi
O2を0.8〜8重量%含有する現像液が好ましく用いられ
る。また該現像液中には、例えば亜硫酸ナトリウム、亜
硫酸カリウム、亜硫酸マグネシウムなどの水溶性亜硫酸
塩や、レゾルシン、メチルレゾルシン、ハイドロキノ
ン、チオサリチル酸などを添加することができる。これ
らの化合物の現像液中における好ましい含有量は0.00
2〜4重量%で、好ましくは、0.01〜1重量%であ
る。
4号公報、同59−84241号公報に記載されている
ようなアニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤、特
開昭59−75255号公報、同60−111246号
公報及び同60−213943号公報等に記載されてい
るような非イオン性界面活性剤のうち少なくとも一種を
含有させることにより、または特開昭55−95946
号公報、同56−142528号公報に記載されている
ように高分子電解質を含有させることにより、感光性組
成物への濡れ性を高めたり、現像の安定性(現像ラチチ
ュード)を高めたりすることができ、好ましく用いられ
る。かかる界面活性剤の添加量は0.001〜2重量%が
好ましく、特に0.003〜0.5重量%が好ましい。さら
に該ケイ酸アルカリのアルカリ金属として、全アルカリ
金属中、カリウムを20モル%以上含むことが現像液中
で不溶物発生が少ないため好ましく、より好ましくは9
0モル%以上、最も好ましくはカリウムが100モル%
の場合である。更に本発明に使用される現像液には、若
干のアルコール等の有機溶媒や特開昭58−19095
2号公報に記載されているキレート剤、特公平1−30
139号公報に記載されているような金属塩、有機シラ
ン化合物などの消泡剤を添加することができる。露光に
使用される光源としてはカーボンアーク灯、水銀灯、キ
セノンランプ、タングステンランプ、メタルハライドラ
ンプなどがある。
−8002号、同55−115045号、特開昭59−
58431号の各公報に記載されている方法で製版処理
してもよいことは言うまでもない。即ち、現像処理後、
水洗してから不感脂化処理、またはそのまま不感脂化処
理、または酸を含む水溶液での処理、または酸を含む水
溶液で処理後不感脂化処理を施してもよい。さらに、こ
の種の感光性平版印刷版の現像工程では、処理量に応じ
てアルカリ水溶液が消費されアルカリ濃度が減少した
り、あるいは、自動現像液の長時間運転により空気によ
ってアルカリ濃度が減少するため処理能力が低下する
が、その際、特開昭54−62004号に記載のように
補充液を用いて処理能力を回復させてもよい。この場
合、米国特許第4,882,246 号に記載されている方法で補
充することが好ましい。また、上記のような製版処理
は、特開平2−7054号、同2−32357号に記載
されているような自動現像機で行うことが好ましい。ま
た、本発明の感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、
水洗又はリンスしたのちに、不必要な画像部の消去を行
なう場合には、特公平2−13293号公報に記載され
ているような消去液を用いることが好ましい。更に製版
工程の最終工程で所望により塗布される不感脂化ガムと
しては、特公昭62−16834号、同62−2511
8号、同63−52600号、特開昭62−7595
号、同62−11693号、同62−83194号の各
公報に記載されているものが好ましい。更にまた、本発
明の感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、水洗又は
リンスし、所望により消去作業をし、水洗したのちにバ
ーニングする場合には、バーニング前に特公昭61−2
518号、同55−28062号、特開昭62−318
59号、同61−159655号の各公報に記載されて
いるような整面液で処理することが好ましい。
のに比べ現像後の非画像部の残色が少なく、従って検版
性に優れ、また得られた平版印刷版は非画像部が印刷時
汚れにくく、高い耐刷力を有するという顕著な性能を有
する。従来より、残色が少なく、印刷時汚れにくい感光
性平版印刷版は、得られた平版印刷版の耐刷力が低く、
逆に耐刷力が高いものは残色が多く、汚れ易いという性
質をもっており、これらを同時に満足させることはきわ
めて困難であるとされていた。しかしながら本発明によ
る感光性平版印刷版は、残色が少なく、印刷時汚れにく
いという性質を有すると同時に、得られた平版印刷版は
高い耐刷力を有するという従来得られなかった優れた性
質を有している。
に説明する。なお、実施例中の「%」は、特に指定のな
い限り「重量%」を示すものとする。
0メッシュのパミストンの水懸濁液を用いその表面を砂
目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリ
ウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流
水で水洗後20% HNO3で中和洗浄、水洗した。これを
VA =12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用い
て1%硝酸水溶液中で160クーロン/dm2 の陽極時電
気量で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測定し
たところ、0.6μ(Ra 表示)であった。ひきつづいて
30%のH2SO4 水溶液中に浸漬し55℃で2分間デスマ
ットした後、20% H2SO4水溶液中、電流密度2A/dm
2 において厚さが2.7g/m2になるように陽極酸化し、
基板を調製した。このように処理された基板の表面に下
記組成の下塗り液(A)を塗布し80℃、30秒間乾燥
した。乾燥後の被覆量は30mg/m2であった。 下塗り液(A) アミノエチルホスホン酸 0.10g フェニルホスホン酸 0.15g β−アラニン 0.10g メタノール 40g 純 水 60g このようにして基板(I)を作製した。次にこの基板
(I)上に次の感光液を塗布し、100℃で1分間乾燥
してポジ型感光性平版印刷版を得た。乾燥後の塗布量は
1.7gであった。
加量とした。このようにして作られた感光性平版印刷版
を、真空焼枠中で、透明ポジテイブフィルムを通して1
mの距離から3kwのメタルハライドランプにより、50
秒間露光を行なったのち、SiO2/Na2Oのモル比が1.74
の珪酸ナトリウムの5.26%水溶液(pH=12.7)で現
像し評価した。その結果を表1に示す。
トン)への溶解性を示し、“A”は残渣が完全になくな
るまで約10分の攪拌で充分であり、“B”は約30
分、“C”は約50分以上必要であることを意味する。
残色は、1リットルあたり5m2のプレートを処理した疲
労現像液で現像後の〔現像後の非画像部濃度−未塗布ア
ルミニウム支持体濃度〕で示している。焼き出し性は、
上記露光条件での〔未露光部濃度−露光部濃度〕で示し
ている。収率は、対イオンを交換した時の濾過精製後の
染料モル数/仕込み染料モル数(%)で表わした。表1
から明らかなように、本発明により優れた感光性平版印
刷版を得ることができた。
Claims (1)
- 【請求項1】 粗面化処理し、しかる後に陽極酸化を施
し、該陽極酸化皮膜層が0.5g/m2以上であるアルミニ
ウム板上に、染料を含有するポジ型感光層を設けてなる
感光性平版印刷版において、該染料が塩基性染料カチオ
ンと対アニオンとの塩であって、該対アニオンはスルホ
ン酸基を唯一の交換基として有し、かつ1〜3個の水酸
基を有する炭素数10以上の有機アニオンであることを
特徴とする感光性平版印刷版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112844A JP2969021B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 感光性平版印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112844A JP2969021B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 感光性平版印刷版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05313359A true JPH05313359A (ja) | 1993-11-26 |
JP2969021B2 JP2969021B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14596952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4112844A Expired - Fee Related JP2969021B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 感光性平版印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969021B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0713143A2 (en) | 1994-11-18 | 1996-05-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photosensitive planographic printing plate |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4112844A patent/JP2969021B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0713143A2 (en) | 1994-11-18 | 1996-05-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photosensitive planographic printing plate |
Also Published As
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