JPH05313250A - 昇降スクリーン - Google Patents

昇降スクリーン

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Publication number
JPH05313250A
JPH05313250A JP4120279A JP12027992A JPH05313250A JP H05313250 A JPH05313250 A JP H05313250A JP 4120279 A JP4120279 A JP 4120279A JP 12027992 A JP12027992 A JP 12027992A JP H05313250 A JPH05313250 A JP H05313250A
Authority
JP
Japan
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wire
lifting
arm
slack
screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP4120279A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Fujii
重俊 藤井
Katsushi Yamamoto
勝師 山本
Hiroaki Iwatomo
洋昭 岩朝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05313250A publication Critical patent/JPH05313250A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降動作を安全かつ円滑に行う自動昇降スク
リーンを得る。 【構成】 ワイヤー巻取りドラム4にガイドを設け、ま
たたるみ吸収検知機構6を設け昇降アーム2a,2bに
カム形状を設け昇降停止スイッチ8に当接し働き、また
収納時のガイドを設け、昇降の反発力を均一にするよう
バネ22を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面投写形映像機器の
投写スクリーンの昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の昇降スクリーンを示す外
観図である。図において、1は収納ケース、2は昇降機
構(2aは上アーム、2bは下アーム)、11は下アー
ムの回動中心である昇降回動軸、3は昇降機構に取り付
けられ常に巻き込むような構造を持つスプリングローラ
ー式スクリーン、4は減速機に取り付けられたワイヤー
巻取りドラム、5は昇降をコントロールするワイヤー、
6はワイヤーのたるみ吸収検知機構、7はガススプリン
グ、8は昇降停止スイッチ(8aは上昇停止スイッチ、
8bは下降停止スイッチ)である。図18は従来のたる
み吸収検知機構の斜視図でである。また、図19は従来
のたるみ吸収検知機構でたるみを検出した時の斜視図で
ある。図において、4はワイヤー巻取りドラム、5はワ
イヤー、12はたるみ吸収検知レバー、13はガイドロ
ーラー、14はたるみ吸収検知レバーを引っ張るバネ、
15はたるみ吸収検知レバー回動軸、19はたるみ検知
スイッチである。図20は従来の昇降機構の昇降停止ス
イッチの配置図である。図において、2bは下アーム、
8aは上昇停止スイッチ、8bは下降停止スイッチ、1
1は昇降回動軸である。図21は従来の昇降機構を収納
した時の斜視図である。図21において、2aは上アー
ム、2bは下アーム、28は左右の上アームを連結して
いる上部連結部、21は下アームを連結して筐体に取り
付けてある昇降機構取付金具である。図22、図23は
従来の昇降機構収納時の不具合の一例を示す上面図であ
る。また、図24は従来の昇降機構収納時の不具合の一
例を示す断面図である。図22において、20は昇降意
匠、26は昇降機構収納枠である。図24において、1
は収納ケースである。
【0003】次に動作について説明する。図17におい
て、モーター(図示せず)の回転により減速機に取り付
けてあるワイヤー巻取りドラム4にワイヤー5を巻取る
と昇降機構2が下がり下アーム2bが昇降回動軸11を
中心としてガススプリングを圧縮しながら昇降機構が下
がり収納ケース1に収納する。また、ワイヤー巻取りド
ラム4に巻かれているワイヤー5を巻きほぐすことによ
り、ガススプリング7の反発力を受けている昇降機構2
の下アーム2bが昇降回動軸11を中心とし回動し昇降
機構上部連結部28と昇降回動軸11によって閉じられ
ているため上アーム2aと下アーム2bの連結部が鈍角
になり昇降機構が上昇する。その昇降機構に取り付けら
れたスクリーン3を引出し上昇させる。このとき、昇降
機構の上昇速度よりモーターによるワイヤー巻きほぐし
速度が速くなればワイヤーにたるみが生じる。図19に
おいて、ワイヤー5にたるみが生じるとたるみ検出レバ
ー12が引張バネ14により回動軸15を支点として回
動したるみを吸収する。ワイヤー5のたるみがたるみ吸
収機構6で吸収できなくなるとたるみ検出レバー12が
たるみ検知スイッチ19を作動させてモーターを停止さ
せ昇降動作を停止させる。図20のように昇降下アーム
2bの回動により昇降停止スイッチ8aに当接し上昇を
停止させる。またモーターを逆回転させワイヤーを巻き
取ることによりスクリーンを下降させ、昇降下アーム2
bの回動により昇降停止スイッチ8bに当接し下降を停
止し収納ケース1に収納する。図21に示すような連結
部で連結していると下部取付金具21と下アーム2bの
取付精度と上アーム2aと上部連結部との取付精度によ
って、図22、図23のように昇降機構収納枠26に昇
降意匠20を収納することが難しく入らなかった。又、
図24に不具合い時の断面を示す。実線で示しているの
が正常に収納ケースに収められた状態であり、破線で示
しているのが不具合時の状態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤーにより
昇降をコントロールする昇降スクリーンのたるみ吸収検
知機構において、ワイヤーがたるむと、ワイヤーたるみ
吸収検知機構によってワイヤーのたるみが吸収され、ま
た、たるみがある一定量を越えるとたるみ検知スイッチ
によってモーターを停止させるが、たるみの検知はたる
み検知スイッチがたるみ吸収検知レバーに当接し働くた
め検知後のたるみを吸収することができず、またワイヤ
ーのたるみ吸収には限界があり、吸収限界以降にたるみ
が発生すればワイヤーが巻取りドラムから外れガススプ
リングの反発力を受けている昇降機構が急激に上がって
しまう危険性があった。また、ワイヤー同志が重なって
しまいワイヤーの引っ張り方向にむらが生じスクリーン
が前後に傾く問題があった。また、たるみ検知スイッチ
において、図19のように、たるみ吸収検知レバーに当
接するように検知スイッチを配置していたため、検知後
のたるみを吸収することができなかった。また、たるみ
が発生する度に衝撃を与えていたため耐久性に問題があ
った。また、昇降停止スイッチにおいては回動する昇降
下アームに当接するように昇降停止スイッチを取付、働
かせていたため昇降下アームの回動を速くすると昇降停
止スイッチにより昇降停止が検知されモーターが停止す
るまで時間がかかり、その間昇降下アームが回動し昇降
停止スイッチが破壊され昇降停止制御ができなくなると
いった問題点があった。また、昇降機構取付金具におい
て収納ケースの設置が悪かったり、なんらかの外力が加
わり昇降機構が、前傾または、後傾となったままでスク
リーンを下降させ収納すると、収納位置が前方または、
後方にずれており収納ケースと干渉し収納ケース及び昇
降機構を破損する可能性があった。また、昇降機構とガ
ススプリングの取付の関係において、昇降機構がある高
さになると急激に反発力が増し、昇降機構の収納時に反
発力の変化が大きいため駆動の制御が困難であるといっ
た問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、昇降動作を安全かつ円滑に行な
う自動昇降スクリーンを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る昇降スクリ
ーンは、屈曲可能なように結合されたアームを左右対称
に配置し上端と下端で連結させ左右下側のアームにガス
スプリングの片側を取り付け、他方をアームと適量の角
度を保ち回動するように取り付けその反発力でアームが
回動し立ち上がり、上端連結部分にワイヤーを固定し他
方を下方へ引張、左右アームの下部取り付け支持部分に
ワイヤーを巻き取るドラムを配置し、ワイヤーを巻取
り、巻きほぐす駆動部を設け、ワイヤーの巻取り巻ほぐ
しにより昇降をコントロールする昇降機構の、ワイヤー
巻取りドラムに隣接するように、レバーの片方を回動可
能なように取り付け、他方にローラーを配しレバーとロ
ーラーの間をワイヤーが通るように配置しワイヤーの張
力が減少するとレバーが回動するようにバネ性を有する
ものを取り付け、またレバーの回動を検知し昇降を停止
させる機構を設けた昇降スクリーンのたるみ吸収検知機
構において、昇降動作停止後、ワイヤーが巻取りドラム
から外れないように、このドラムに沿ってガイドを設け
たものである。
【0007】また、屈曲可能なように結合されたアーム
を左右に配置し上端と下端で連結させ下側のアームにガ
ススプリングの片側を取り付け、他方をアームと適量の
角度を保ち回動するように取り付けその反発力でアーム
が回動し立ち上がる昇降スクリーンの昇降停止スイッチ
において、昇降アームの端面にカム形状を備えカム形状
と昇降停止スイッチが当接し昇降完了検知をおこなえる
よう配置し、また停止スイッチの取付を昇降アームの回
動軸を中心に回動するように取付けたものである。
【0008】また、屈曲可能なように結合されたアーム
を左右対称に配置し上端と下端で連結させ下側のアーム
にガススプリングの片側を取り付け、他方をアームと適
量の角度を保ち回動するように取り付けその反発力でア
ームが回動し立ち上がる昇降機構をもつ昇降スクリーン
において、昇降意匠と収納ケースの干渉を防ぎ、収納位
置を明確するために、昇降機構の取付け部にガイドを設
けたものである。
【0009】また、屈曲可能なように結合されたアーム
を左右対称に配置し上端と下端で連結させ左右下側のア
ームにガススプリングの片側を取り付け、他方をアーム
と適量の角度を保ち回動するように取り付けその反発力
でアームが回動し立ち上がり、上端連結部分にワイヤー
を固定し他方を下方へ引張、左右アームの下部取り付け
支持部分にワイヤーを巻き取るドラムを配置し、ワイヤ
ーを巻取り、巻きほぐす駆動部を設け、ワイヤーの巻取
り巻ほぐしにより昇降をコントロールする昇降機構をも
つ昇降スクリーンの昇降機構において、昇降アーム上下
の間にばね性を有する部材を取付けたものである。
【0010】
【作用】本発明における昇降スクリーンのたるみ吸収検
知機構において、スクリーンの昇降動作中に、昇降機構
に外力が加わり、ワイヤーにたるみを生じたとき引張バ
ネによって引っ張られているたるみ吸収検知レバーが回
動しワイヤーのたるみを吸収する。たるみが一定量越え
るとたるみ吸収検知レバーがたるみ検知スイッチに当接
しワイヤーの巻取を停止させる。たるみ検知後モーター
は停止するが、停止後のたるみは吸収できずワイヤー巻
取りドラムに巻取ってあるワイヤーを外そうとするが、
ワイヤー巻取りドラムの外周にガイドを設けることによ
り、ワイヤーがたるもうとするのを妨げ、ワイヤーのた
るみはガイドの端から昇降機構上部のワイヤー取付部の
間でのみ発生しワイヤー巻取ドラムからワイヤーが外れ
るのを防ぐ。
【0011】また、ワイヤーのたるみ検知機構におい
て、たるみ検知レバーの端にカム状の構造部を備えるこ
とで、カムの回動によりたるみの検知スイッチを働かせ
衝撃を与えず検知ができるためスイッチの耐久性の向上
になる。また、たるみが発生しモーターが停止後のたる
みを吸収することができワイヤーたるみの吸収範囲の拡
大が図られる。
【0012】本発明における昇降スクリーンのたるみ吸
収検知機構は、ワイヤーをはさむようにガイドローラー
とローラーを配置し、ガイドローラーに引張バネを掛
け、溝に沿って移動するようにし、通常はワイヤーに張
力が働いているためガイドローラーに掛けられた引張バ
ネが伸びた状態で昇降動作をするが、ワイヤーにたるみ
を生じるとガイドローラーが溝に沿って移動したるみを
吸収しある量のたるみが発生したときはガイドローラー
とストッパーが当接しワイヤーをロックしワイヤー巻取
りドラムのワイヤーのたるみの発生を防ぐ。また、同時
にガイドローラーの移動をたるみ検知スイッチによって
検知しモーターを停止させる。
【0013】本発明における昇降スクリーンは、昇降ア
ームの端にカム状の構造部を備えることで昇降アームの
回動角を利用して昇降停止位置を検知しモーターを停止
させるため、昇降アームの回動の行き過ぎにおいても昇
降停止スイッチを破壊することがなく耐久性の向上をは
かった。また昇降停止スイッチの取付において、昇降回
動軸を中心に回動するように取付、どの角度にしてもカ
ムと等間隔に配置することができ昇降停止位置の調整が
安易におこなえる。
【0014】本発明における昇降スクリーンは、収納ガ
イドを設けることにより収納ケースが前後に傾いた所に
設置されたり、外力により傾いたまま収納され昇降機構
の収納位置が前後にずれてもガイドに沿って収納でき収
納時昇降意匠に不具合が生じない。また、昇降アームの
支持点と一体にすることで部品の共通化が図られる。
【0015】本発明における昇降スクリーンは、スクリ
ーンの上昇に伴い上下の昇降アームの間に取り付けたば
ね性を有する部材が伸びガススプリングによる昇降機構
の反発力の負荷となり、スクリーンの上昇に伴う急激な
反発力の増加を防ぐ。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例による昇降スクリーンを示
す外観図、図2は本発明の一実施例のたるみ検知機構の
一例を示す斜視図、図3は本発明のワイヤーガイドの一
例を示す図である。図1において、1は収納ケース、2
は昇降機構(2aは上アーム、2bは下アーム)、3は
常に巻き取る構造を持つスプリングローラー内蔵型スク
リーン、5は昇降をコントロールするワイヤー、4はワ
イヤー5を巻取る巻取りドラム、7は反発力を発生する
ガススプリング、8は昇降停止スイッチ、30は下アー
ムの下端に取付られ昇降停止スイッチを作動させるカム
形状構造物、11は昇降機構下アーム回動軸、12はた
るみ検知吸収レバー、13はたるみ検知吸収レバーに取
り付けたワイヤーをガイドするガイドローラー、14は
たるみ検知吸収レバーを引っ張るたるみ吸収バネ、19
はたるみ検知スイッチ、29は昇降機構収納時のガイド
を取り付けた昇降機構取付金具、22は上アームと下ア
ームとを取付た反発力吸収バネ、20は昇降意匠であ
る。図2において、4、5、12、13、14、19は
上記と同一のものであり、15はたるみ検知吸収レバー
の回動中心であるたるみ吸収回動軸、17はワイヤーが
ドラムから外れないようにするカバーである。図3にお
いても、17は上記と同一のものである。
【0017】次に動作について説明する。図1におい
て、昇降をコントロールするワイヤー5がワイヤー巻取
りドラム4により巻かれることにより、昇降機構2が下
げられ、上アーム2aと下アーム2bとの間が鋭角にな
り下アーム2bに取り付けたガススプリング7を圧縮し
ながら、昇降機構2を収納していくことにより、昇降機
構2に取り付けられた常に巻き取る構造をもつスプリン
グローラー式スクリーン3を収納し、下アーム2bの回
動により下アーム2bの下端に取り付けられたカム形状
構造物30が昇降停止スイッチ8を作動させ、図では省
略しているがワイヤー巻取ドラム4を回転させてるモー
ター電動機と減速機を一体構造とした駆動部を停止させ
る。次にワイヤー巻取りドラム4を逆回転することによ
りワイヤーを巻きほぐして、収納時ガススプリング7に
蓄えられた反発力により、下アーム2bが昇降回動軸1
1を回動中心とし回動し昇降機構が上昇する。下アーム
2bの回動により下アーム2bの下端に取り付けられた
カム形状構造部30が昇降停止スイッチ8を作動させ上
昇動作を停止させる。その上昇にともなって昇降機構2
に取り付けられたスプリングローラー式スクリーン3を
引出し上昇させる。このとき、昇降機構がガススプリン
グ7の反発力によって上昇する速度よりワイヤー5の巻
きほぐしスピードが速くなれば、ワイヤー5の張力が減
少したるみが発生する。図2のたるみ検知機構の詳細図
において、そのたるみをたるみ検知吸収レバー12がた
るみ吸収回動軸15を中心としたるみ吸収バネ14の伸
縮作用によって引っ張られ回動したるみを吸収する。ま
た、レバーの回動をたるみ検知スイッチ19により検知
し昇降動作を停止させる。このとき昇降動作停止後まだ
ワイヤー5のたるみが進むとワイヤー5がワイヤー巻取
りドラム4からはずれるためワイヤー巻取りドラム4の
外側にカバー17を設けたるみが進んでもワイヤーが巻
取りドラム4から外れないようにした。本発明における
昇降スクリーンではガススプリング7を反発力発生装置
としているが、圧縮バネ、油圧シリンダー等反発力を発
生させるもの全て代用できる。
【0018】実施例2.以下、本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図4はワイヤーガイドの一例を示す図
であり、図において、5は昇降をコントロールするワイ
ヤー、18はワイヤーが巻取りドラムから外れないよう
に配置したピンである。
【0019】次に動作について説明する。図4に示すよ
うにワイヤー5にたるみが生じるとワイヤー5がピン1
8に当りそれ以上ワイヤー巻取りドラム4上でたるむこ
となく保持され、又たるんだとしてもピン18によって
たるみによるふくれが規制され、ワイヤー5がワイヤー
巻取りドラム4から外れないようにした。
【0020】実施例3.以下、本発明の第3の実施例と
して、たるみ検出機構について説明する。図5は本発明
のたるみ検出スイッチの配置図であり、図において、5
は昇降をコントロールするワイヤー、4はワイヤー5を
巻き取るワイヤー巻取りドラム、12はたるみ吸収検知
レバー、15はたるみ吸収検知レバー12が回動するた
るみ吸収レバー回動軸、14はたるみ吸収検知レバーを
引っ張るたるみ吸収バネ、13はワイヤーをガイドする
ガイドローラー、19はたるみ吸収検知レバーの回動を
検知するたるみ検知スイッチ、9はたるみ吸収検知レバ
ーに取り付けられたたるみ検知スイッチを作動させるカ
ム状の構造部である。
【0021】次に動作について説明する。ワイヤー5の
張力が減り、たるみが発生するとたるみ吸収検知レバー
がたるみ吸収バネ14に引っ張られワイヤーのたるみを
吸収する。次にたるみ吸収検知レバー12の端に設けら
れたカム状の構造部9がたるみ検知スイッチ19を作動
することで、昇降動作を停止させる。たるみの検知後も
たるみ吸収検知レバーの回動が可能であり、検知後もた
るみの吸収が可能で吸収範囲の拡大になる。
【0022】実施例4.以下、本発明における第4の実
施例について説明する。図6は本発明のたるみ吸収検
知、ワイヤーロック機構を示す斜視図である。図7は本
発明のたるみ吸収検知、ワイヤーロック機構を示す断面
図である。図8は本発明のたるみ吸収検知、ワイヤーロ
ック機構でワイヤーをロックした時の断面図である。図
において、5は昇降をコントロールするワイヤー、19
はワイヤー5のたるみを検知し昇降動作を停止させるた
るみ検知スイッチ、13はワイヤーをガイドするガイド
ローラ、13aはスイッチ作動部、23はワイヤーの停
止を行うストッパー、24はガイドローラー13を引っ
張るバネ、25はローラー、27はガイドローラ移動の
溝である。
【0023】通常はワイヤー5に張力が働いており図7
のような状態で昇降動作を行なうが、ワイヤー5にたる
みが生じるとガイドローラー13を引っ張るバネ24に
より引っ張られているガイドローラー13が溝27に沿
って移動したるみを吸収する、たるみがある一定量にな
ると溝27に沿ってガイドローラー13が移動しスイッ
チ作動部13aにて検知スイッチ19を作動させ検出後
モーターを停止させるが、さらにたるみが生じるとガイ
ドローラー13がストッパー23に当接しワイヤー5を
はさみロックしワイヤー巻取りドラム4のたるみを防止
する。
【0024】実施例5.以下、本発明における第5の実
施例について説明する。図9は昇降停止スイッチの配置
図である。図において、2bは下アーム、11は下アー
ム2bの回動中心である昇降回動軸、8は昇降停止スイ
ッチ、30は下アーム2bに取り付けられ昇降停止スイ
ッチ8を作動させるカム状の構造部である。図10は本
発明における昇降停止スイッチの斜視図である。図にお
いて、2bは下アーム、21は昇降機構取付金具、11
は下アームの回動中心である昇降回動軸、8aは上昇停
止スイッチ、8bは下降停止スイッチであり、10は昇
降停止スイッチを固定する取付金具、30aは下アーム
2bに取り付け上昇停止スイッチ8aを作動させるかむ
形状構造部、30bは下アーム2bに取り付け下降停止
スイッチ8bを作動させるカム形状構造部である。図1
1は本発明における昇降停止スイッチ取付金具の回動図
である。
【0025】以上のように構成された昇降停止スイッチ
において、下アーム2bが昇降回動軸11を中心に回動
することにより、下アームに取り付けたカム形状の構造
部30が昇降停止スイッチ8を作動させる。図10に示
すように下アーム2bが昇降回動中心11を中心として
回動すると、下アーム2bに取り付けたカム状の構造物
30aが上昇停止スイッチ8aに当接し作動し上昇動作
を停止させる。次に、逆側に回動すると下アーム2bと
他方のカム形状の構造部30bが下降停止スイッチ8b
に当接し下降を停止させる。また、図11に示すように
昇降停止スイッチは昇降停止スイッチ取付金具によって
調整を行い上昇位置、下降位置の微調整を行う。
【0026】実施例6.以下、本発明における第6の実
施例について説明する。図12は本発明におけるガイド
を取り付けた昇降機構取付金具である。図12におい
て、2aは上アーム、2bは下アーム、28は昇降機構
上部連結部、29は昇降機構上部連結部をガイドする機
構を設けた昇降機構取付金具である。
【0027】以上のように構成された昇降機構において
は、昇降機構が下降していくと各連結部やガススプリン
グなどの誤差により、ずれて昇降機構上部連結部28が
下降して来る。図のように昇降機構上部連結部28をガ
イドする構造にすると昇降アームの収納時昇降機構上部
連結部28が昇降機構取付金具29のガイド部に当接
し、ガイドに沿って下降し収納位置が正確に出せ昇降意
匠と収納枠の干渉を防げる。また昇降アームの支持点と
ガイドを一体にすることで部品の共通化が図られる。
【0028】実施例7.以下、本発明における第7の実
施例において、図13は本発明における昇降機構にバネ
を取り付けたときの外観図である。図において、2aは
昇降上アーム、2bは昇降下アーム、22は上アーム2
aと下アーム2bに取り付けた反発力吸収引張バネ、7
は反発力を発生させるガススプリング、5は昇降をコン
トロールするワイヤー、4はワイヤー5を巻き取るワイ
ヤー巻取りドラム、3は常に巻き取る構造を持つスプリ
ングローラー式スクリーンである。図14は本発明にお
ける昇降機構にバネを取り付けたときの収納を示す図で
ある。図15は本発明と従来の昇降機構の駆動モーター
電流と昇降下降時間の関係を示す図である。図16は本
発明と従来の昇降機構の反発力と高さの関係を示す図で
ある。
【0029】以上のように構成された昇降機構のスクリ
ーン3の立ち上げ時、昇降アーム上下2a、2bの間に
取り付けられた引張バネ22によりガススプリング7の
反発力を受けている昇降機構2の押上力が妨げられる。
また、図15に示すように、本発明の昇降スクリーンの
場合と従来の昇降スクリーンの場合を対比して示した駆
動モーター電流量と下降時間の関係において、従来の昇
降スクリーンでは、実線31のように下降初期にトルク
(電流が過大に)が必要になるが、本発明によれば破線
32のように下降時に必要なトルク(電流)が一定にな
る。また、図16に示すように、本発明の昇降スクリー
ンの場合と従来の昇降スクリーンの場合を対比して示し
た昇降機構の反発力と高さの関係において、従来の昇降
スクリーンでは実線33のように昇降スクリーンの上昇
力はスクリーン高(昇降機構)が高くなれば増し、か
つ、ある時点から急激に増加しているが、本発明によれ
ば破線34のように上昇力の増加は一定になる。このこ
とから、モーターにかかる電流を監視することで昇降ア
ームの下降時異物などが挟まって下降に支障を生じたと
きモーターに過大な電流が流れたことを検知しモーター
の駆動を停止させることが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のよれば、昇降を
コントロールするワイヤーがたるみを生じても駆動部の
ワイヤー巻取りに支障が及ばない。また、昇降の停止検
知にカム状の構造を利用することでスイッチ動作範囲の
拡大、またスイッチに衝撃を与えないため耐久性の向上
がはかれる。また昇降機構の取付と収納ケースへの収納
時のガイドを一体にすることで組立時の作業性の向上を
はかれ、また収納位置の信頼性も上がる。また、昇降機
構の反発力の安定化により収納時の異常を検出が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による昇降スクリーンを示す
外観図である。
【図2】本発明のたるみ検知機構の一例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明のワイヤーガイドの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明のワイヤーガイドの一例を示す図であ
る。
【図5】本発明のたるみ検知スイッチの配置図である。
【図6】本発明のたるみ吸収検知、ワイヤーロック機構
を示す斜視図である。
【図7】本発明のたるみ吸収検知、ワイヤーロック機構
を示す断面図である。
【図8】本発明のたるみ吸収検知、ワイヤーロック機構
でワイヤーをロック時の断面図である
【図9】本発明の昇降停止スイッチの配置図である。
【図10】本発明の昇降停止スイッチの斜視図である。
【図11】本発明の昇降停止スイッチ取付金具の回動を
示す図である。
【図12】本発明のガイドを取り付けた昇降機構収納時
の斜視図である。
【図13】本発明の昇降機構にバネを取り付けたときの
外観図である。
【図14】本発明の昇降機構にバネを取り付けたときの
収納を示す図である。
【図15】本発明と従来の昇降機構の駆動モーター電流
と昇降機構下降時間の関係を示す図である。
【図16】本発明と従来の昇降機構の反発力と高さの関
係を示す図である。
【図17】従来の昇降スクリーンを示す外観図である。
【図18】従来の吸収たるみ検知機構の斜視図である。
【図19】従来の吸収たるみ検知機構でたるみを検出し
た時の斜視図である。
【図20】従来の昇降機構の昇降停止スイッチの配置図
である。
【図21】従来の昇降機構を収納した時の斜視図であ
る。
【図22】従来の昇降機構収納時の不具合の一例を示す
上面図である。
【図23】従来の昇降機構収納時の不具合の一例を示す
上面図である。
【図24】従来の昇降機構収納時の不具合の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 昇降機構 2a 昇降上アーム 2b 昇降下アーム 3 スクリーン 4 ワイヤー巻取りドラム 5 ワイヤー 6 たるみ吸収検知機構 7 ガススプリング 8 昇降停止スイッチ 8a 上昇停止スイッチ 8b 下降停止スイッチ 9 カム状の構造部 10 昇降停止スイッチ取付金具 11 昇降回動軸 12 たるみ吸収検知レバー 13 ガイドローラー 14 たるみ吸収バネ 15 たるみ吸収回動軸 17 カバー 18 ピン 19 たるみ検知スイッチ 20 昇降意匠 21 昇降機構取付金具 22 反発力吸収バネ 23 ストッパー 24 ワイヤー引張バネ 25 ローラー 27 溝 28 昇降機構上部連結部 29 ガイド付き昇降機構取付け金具 30 下アーム取付けたカム状の構造部 30a 上昇停止スイッチを作動させるカム形状構造部 30b 下降停止スイッチを作動させるカム形状構造部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲可能なように結合されたアームを左
    右対称に配置し上端と下端で連結させ左右下側のアーム
    にガススプリングの片側を取り付け、他方をアームと適
    量の角度を保ち回動するように取り付けその反発力でア
    ームが回動し立ち上がり、上端連結部分にワイヤーを固
    定し他方を下方へ引張、左右アームの下部取り付け支持
    部分にワイヤーを巻き取るドラムを配置し、ワイヤーを
    巻取り、巻きほぐす駆動部を設け、ワイヤーの巻取り巻
    ほぐしにより昇降をコントロールする昇降機構の、ワイ
    ヤー巻取りドラムに隣接するように、レバーの片方を回
    動可能なように取り付け、他方にローラーを配しレバー
    とローラーの間をワイヤーが通るように配置しワイヤー
    の張力が減少するとレバーが回動するようにバネ性を有
    するものを取り付け、またレバーの回動を検知し昇降を
    停止させる機構を設けた昇降スクリーンのたるみ吸収検
    知機構において、昇降動作停止後、ワイヤーが巻取りド
    ラムから外れないように、このドラムに沿ってガイドを
    設けたことを特徴とする昇降スクリーン。
  2. 【請求項2】 屈曲可能なように結合されたアームを左
    右に配置し上端と下端で連結させ下側のアームにガスス
    プリングの片側を取り付け、他方をアームと適量の角度
    を保ち回動するように取り付けその反発力でアームが回
    動し立ち上がる昇降スクリーンの昇降停止スイッチにお
    いて、昇降アームの端面にカム形状を備えカム形状と昇
    降停止スイッチが当接し昇降完了検知をおこなえるよう
    配置し、また停止スイッチの取付を昇降アームの回動軸
    を中心に回動するように取付けたことを特徴とする昇降
    スクリーン。
  3. 【請求項3】 屈曲可能なように結合されたアームを左
    右対称に配置し上端と下端で連結させ下側のアームにガ
    ススプリングの片側を取り付け、他方をアームと適量の
    角度を保ち回動するように取り付けその反発力でアーム
    が回動し立ち上がる昇降機構をもつ昇降スクリーンにお
    いて、昇降意匠と収納ケースの干渉を防ぎ、収納位置を
    明確するために、昇降機構の取付け部にガイドを設けた
    ことを特徴とする昇降スクリーン。
  4. 【請求項4】 屈曲可能なように結合されたアームを左
    右対称に配置し上端と下端で連結させ左右下側のアーム
    にガススプリングの片側を取り付け、他方をアームと適
    量の角度を保ち回動するように取り付けその反発力でア
    ームが回動し立ち上がり、上端連結部分にワイヤーを固
    定し他方を下方へ引張、左右アームの下部取り付け支持
    部分にワイヤーを巻き取るドラムを配置し、ワイヤーを
    巻取り、巻きほぐす駆動部を設け、ワイヤーの巻取り巻
    ほぐしにより昇降をコントロールする昇降機構をもつ昇
    降スクリーンの昇降機構において、昇降アーム上下の間
    にばね性を有する部材を取付たことを特徴とする昇降ス
    クリーン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083283A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Kinki Education Center:Kk 折り畳み式スクリーン
KR100917683B1 (ko) * 2009-06-16 2009-09-17 주식회사 대일테크놀로지 휴대용 스크린
CN109910774A (zh) * 2019-03-11 2019-06-21 天派电子(深圳)有限公司 一种车载显示屏收放方法及装置

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