JPH05311Y2 - - Google Patents

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JPH05311Y2
JPH05311Y2 JP1987023820U JP2382087U JPH05311Y2 JP H05311 Y2 JPH05311 Y2 JP H05311Y2 JP 1987023820 U JP1987023820 U JP 1987023820U JP 2382087 U JP2382087 U JP 2382087U JP H05311 Y2 JPH05311 Y2 JP H05311Y2
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fuel injection
nozzle
hole
injection nozzle
laser processing
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JP1987023820U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デイーゼルエンジン等の燃料噴射ノ
ズルの噴孔を、レーザー加工により加工するため
の、燃料噴射ノズル用レーザー加工装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、デイーゼルエンジンの燃料噴射ノズルの
噴孔は、直径0.10〜0.50mm程度の微細な穴とし
て、数個形成されている。そしてこれらの噴孔
は、細いドリルであけられていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、燃料噴射ノズルの噴孔の穴径は微細
なため、上述のようなドリルによる加工は難しい
ものとなつている。すなわち、その加工時にドリ
ルの刃が摩耗しやすく、また折れやすくなつてい
る上、加工時間がかかるという問題点がある。
また、ドリルによる加工では、丸穴状の噴孔し
か加工できず、噴孔の噴霧特性を向上させること
が難しい。
そこで、別の加工装置としてレーザー加工機を
用い、噴孔の微細な穴を加工することが考えられ
るが、第3図に示すごとく、レーザー加工により
燃料噴射ノズル1′に噴孔1′bを加工すると、加
工部周囲に溶融金属の付着物(ドロス)1′cが
堆積してしまう。
その結果、噴孔1′bおよびその周縁部が設計
通りの形状に形成されず、噴孔1′bの噴霧特性
が悪化して、エンジンの性能(燃費、排ガス、煙
等)が悪化する不具合がある。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとす
るもので、燃料噴射ノズルの噴孔を、所定の形状
に精度よく加工できるようにした、燃料噴射ノズ
ル用レーザー加工装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の燃料噴射ノズル用レーザー
加工装置は、燃料噴射ノズルの先端部に噴孔を加
工するレーザー加工機と、上記燃料噴射ノズルの
基端開口部に接続される通孔を形成されたジグと
をそなえ、上記噴孔のレーザー加工中における同
噴孔の周縁部への溶融金属の付着を防止すべく、
上記通孔に圧縮酸素ガス供給源が接続されたこと
を特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の燃料噴射ノズル用レーザー加工
装置では、レーザー加工機により燃料噴射ノズル
の噴孔がレーザー加工される際、圧縮酸素ガス供
給源からの圧縮酸素ガスが、ジグの通孔へ供給さ
れて同通孔から上記燃料噴射ノズルの基端開口部
へ流入した後、上記噴孔から噴出することによ
り、上記噴孔の周縁部に付着しようとする溶融金
属を瞬時に酸化して、融点および粘度の低い酸化
物とし、その付着を防止するようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1図は本考案の第1実施例としての燃
料噴射ノズル用レーザー加工装置の全体構成を示
す模式図であり、第2図は本考案の第2実施例と
しての燃料噴射ノズル用レーザー加工装置の全体
構成を示す模式図である。
まず、第1実施例について説明すると、第1図
に示すように、燃料噴射ノズル1に噴孔1bを加
工するためのレーザー加工機6がそなえられてい
る。
また、燃料噴射ノズル1は、その基端側が外側
から覆われるようにしてジグ2に取付けられてい
る。
ジグ2は、燃料噴射ノズル1の基端開口1aを
覆う蓋部2aと、円筒部2bとで構成されてお
り、ボルト3によつて蓋部2aと円筒部2bとが
結合されることにより、燃料噴射ノズル1が取付
けられている。また、蓋部2aには通孔2cが形
成されており、通孔2cには、圧縮酸素ガス供給
源5が圧縮酸素ガス供給路4を介して接続されて
いる。
なお、圧縮酸素ガスとしては、純粋な酸素ガ
ス、または圧縮空気、または酸素を含んだ高圧の
ガス等が用いられる。
上述の構成により、燃料噴射ノズル1の先端部
にレーザー加工機6からレーザー光線が照射され
ると、噴孔1bとしての貫通孔が燃料噴射ノズル
1に加工される。この時、圧縮酸素ガス供給源5
の圧縮酸素ガスが、圧縮酸素供給路4、ジグ2の
通孔2c、燃料噴射ノズル1の基端開口1aを順
に通過して、レーザー加工中の噴孔1bから噴出
する。そしてレーザー加工により生じた溶融金属
が、この圧縮酸素ガスで瞬時に酸化され、融点お
よび粘度の低い酸化物として吹き飛ばされる。
このようにして、燃料噴射ノズル1の噴孔1b
の周縁部に溶融金属が付着しようとするのを防止
しながら、レーザー光線により、噴孔1bを所定
の形状に精度良く短時間で加工することが行なわ
れる。
また、レーザー光線を用いた非接触加工により
噴孔1bが加工されるので、工具の摩耗もなく、
摩耗した工具を交換する手間もいらなくなる。
さらに、レーザー加工により、丸穴以外の噴
孔、すなわち楕円断面等の特殊形状の噴孔も容易
に加工できるようになり、噴孔1bの噴霧特性を
向上させることができる。
次に、本考案の第2実施例について説明する
と、この第2実施例では、第2図に示すように、
前述の第1実施例におけるボルト3の代わりに電
磁石10がジグ2′にそなえられている。そして、
磁性体製の円筒部2b′が、ジグ2′の電磁石10
の磁力により引き付けられて、ジグ2′と結合す
ることにより、燃料噴射ノズル1がジグ2′に取
付けられている。
圧縮酸素ガス供給源5′は、高圧空気タンク8
に空気を供給するためのポンプ11および圧力調
整器7と、高圧空気タンク8と、高圧空気タンク
8の出口側に接続された電磁弁9とで構成されて
いる。また、圧縮酸素ガス供給源5′はジグ2′と
一体に形成されていて、電磁弁9の下流には、ジ
グ2′の通穴2′cが形成されている。
上述の構成により、この第2実施例においても
前述の第1実施例とほぼ同様の作用・効果が得ら
れる他、燃料噴射ノズル1のジグ2′への取付け
が、ジグ2′の電磁石10の磁力により、容易に
行なえる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の燃料噴射ノズル
用レーザー加工装置によれば、燃料噴射ノズルの
先端部に噴孔を加工するレーザー加工機と、上記
燃料噴射ノズルの基端開口部に接続される通孔を
形成されたジグとをそなえ、上記噴孔のレーザー
加工中における同噴孔の周縁部への溶融金属の付
着を防止すべく、上記通孔に圧縮酸素ガス供給源
が接続されるという簡素な構成により、燃料噴射
ノズルの噴孔が、所定の形状に精度良く短時間で
加工される利点がある。また、工具の摩耗もな
く、摩耗した工具を交換する手間もいらなくなる
利点もある。さらに、特殊形状の噴孔を容易に加
工できるようになり、噴孔の噴霧特性を向上させ
うる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例としての燃料噴射
ノズル用レーザー加工装置の全体構成を示す模式
図であり、第2図は本考案の第2実施例としての
燃料噴射ノズル用レーザー加工装置の全体構成を
示す模式図であり、第3図は従来の燃料噴射ノズ
ル用レーザー加工装置により加工された燃料噴射
ノズルの噴孔を示す斜視図である。 1……燃料噴射ノズル、1a……基端開口、1
b……噴孔、2,2′……ジグ、2a……蓋部、
2b,2′b……円筒部、2c,2′c……通孔、
3……ボルト、4……圧縮酸素ガス供給路、5,
5′……圧縮酸素ガス供給源、6……レーザー加
工機、7……圧力調整器、8……高圧空気タン
ク、9……電磁弁、10……電磁石、11……ポ
ンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ノズルの先端部に噴孔を加工するレー
    ザー加工機と、上記燃料噴射ノズルの基端開口部
    に接続される通孔を形成されたジグとをそなえ、
    上記噴孔のレーザー加工中における同噴孔の周縁
    部への溶融金属の付着を防止すべく、上記通孔に
    圧縮酸素ガス供給源が接続されたことを特徴とす
    る、燃料噴射ノズル用レーザー加工装置。
JP1987023820U 1987-02-20 1987-02-20 Expired - Lifetime JPH05311Y2 (ja)

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JPS63133889U JPS63133889U (ja) 1988-09-01
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JP2711615B2 (ja) * 1992-05-25 1998-02-10 ファナック株式会社 レーザ加工ヘッドのクリーニング方法

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JPS63133889U (ja) 1988-09-01

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