JPH06269976A - レーザ加工用ノズル - Google Patents
レーザ加工用ノズルInfo
- Publication number
- JPH06269976A JPH06269976A JP5062352A JP6235293A JPH06269976A JP H06269976 A JPH06269976 A JP H06269976A JP 5062352 A JP5062352 A JP 5062352A JP 6235293 A JP6235293 A JP 6235293A JP H06269976 A JPH06269976 A JP H06269976A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- laser beam
- assist gas
- emitting port
- emitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 集光したレーザビームと共に補助ガスを出射
口から出射させて被加工物を加工するレーザ加工用ノズ
ルに関し、加工点に常に補助ガスをスムーズに供給でき
るようにする。 【構成】 レーザ加工用ノズル１の出射口１ａの周辺近
傍に、その出射口１ａに沿ってアシストガス用出射口２
を設ける。このアシストガス用出射口２は、出射口１ａ
周辺の円周上に等間隔に配列された複数の小穴径から成
る。アシストガス用出射口２ａからアシストガスを出射
することによって、従来、加工点近傍で発生していた燃
焼ガスは、矢印６のアシストガスのガス流によって、そ
の巻き込み現象の発生を抑えられる。したがって、加工
点に常にスムーズにアシストガスを供給することがで
き、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点の酸素
ガス濃度を常に高く保持することができる。その結果、
レーザ加工を本来の速度またはそれ以上の速度で行うこ
とができる。また、燃焼ガスを大量に発生する例えば防
錆塗装を施してあるような材料に対しても、安定したレ
ーザ加工を行うことができる。
口から出射させて被加工物を加工するレーザ加工用ノズ
ルに関し、加工点に常に補助ガスをスムーズに供給でき
るようにする。 【構成】 レーザ加工用ノズル１の出射口１ａの周辺近
傍に、その出射口１ａに沿ってアシストガス用出射口２
を設ける。このアシストガス用出射口２は、出射口１ａ
周辺の円周上に等間隔に配列された複数の小穴径から成
る。アシストガス用出射口２ａからアシストガスを出射
することによって、従来、加工点近傍で発生していた燃
焼ガスは、矢印６のアシストガスのガス流によって、そ
の巻き込み現象の発生を抑えられる。したがって、加工
点に常にスムーズにアシストガスを供給することがで
き、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点の酸素
ガス濃度を常に高く保持することができる。その結果、
レーザ加工を本来の速度またはそれ以上の速度で行うこ
とができる。また、燃焼ガスを大量に発生する例えば防
錆塗装を施してあるような材料に対しても、安定したレ
ーザ加工を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は集光したレーザビームと
共に補助ガスを出射口から出射させて被加工物を加工す
るレーザ加工用ノズルに関する。
共に補助ガスを出射口から出射させて被加工物を加工す
るレーザ加工用ノズルに関する。
【０００２】
【従来の技術】レーザを用いて、例えば軟鋼を切断加工
する場合、そのアシストガス（補助ガス）として酸素ガ
スが用いられる。レーザ加工時には、集光させたレーザ
ビームの光エネルギ、鉄及び酸素によって熱化学反応が
生じ、その酸化熱によって軟鋼が溶融し、同時にアシス
トガスの圧力で溶融金属を飛散させて切断加工が進めら
れる。また、加工ノズルの出射口から噴出した酸素ガス
は、常に、切断加工部に流入している。その切断部に流
入した酸素ガスの流れは、被加工物の周辺や下方に発生
する燃焼ガスを巻き込み、その巻き込んだ状態で切断加
工が進められる。
する場合、そのアシストガス（補助ガス）として酸素ガ
スが用いられる。レーザ加工時には、集光させたレーザ
ビームの光エネルギ、鉄及び酸素によって熱化学反応が
生じ、その酸化熱によって軟鋼が溶融し、同時にアシス
トガスの圧力で溶融金属を飛散させて切断加工が進めら
れる。また、加工ノズルの出射口から噴出した酸素ガス
は、常に、切断加工部に流入している。その切断部に流
入した酸素ガスの流れは、被加工物の周辺や下方に発生
する燃焼ガスを巻き込み、その巻き込んだ状態で切断加
工が進められる。
【０００３】図４はレーザ加工時の燃焼ガスの巻き込み
を説明するための図である。図において、加工ノズル１
０の出射口１０ａからは、レーザビーム５０とアシスト
ガスである酸素ガスが同時に出射し、そのレーザビーム
５０と酸素ガスによって被加工物３０の加工点での切断
加工が行われる。このレーザ加工時に燃焼ガス６０が発
生し、その燃焼ガス６０は、図に示すように、出射口か
らの酸素ガスによって巻き込まれたような状態となる。
この巻き込みは、特に既に加工が完了した既切断部分３
０ａ側で顕著となる。
を説明するための図である。図において、加工ノズル１
０の出射口１０ａからは、レーザビーム５０とアシスト
ガスである酸素ガスが同時に出射し、そのレーザビーム
５０と酸素ガスによって被加工物３０の加工点での切断
加工が行われる。このレーザ加工時に燃焼ガス６０が発
生し、その燃焼ガス６０は、図に示すように、出射口か
らの酸素ガスによって巻き込まれたような状態となる。
この巻き込みは、特に既に加工が完了した既切断部分３
０ａ側で顕著となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような燃焼ガス６
０の巻き込みが発生すると、その巻き込み現象は、新た
に供給される酸素ガスに対して一種の障壁を形成し、酸
素ガスを排除するようになる。このため、加工点での酸
素ガス濃度が低下し、レーザ加工速度もその酸素ガス濃
度の低下に合わせて遅くする必要があった。また、燃焼
ガスを大量に発生する材料、例えば軟鋼の表面にジンク
プライマやウオッシュプライマというような防錆塗装を
施してある材料のレーザ加工を不安定なものにしてい
た。
０の巻き込みが発生すると、その巻き込み現象は、新た
に供給される酸素ガスに対して一種の障壁を形成し、酸
素ガスを排除するようになる。このため、加工点での酸
素ガス濃度が低下し、レーザ加工速度もその酸素ガス濃
度の低下に合わせて遅くする必要があった。また、燃焼
ガスを大量に発生する材料、例えば軟鋼の表面にジンク
プライマやウオッシュプライマというような防錆塗装を
施してある材料のレーザ加工を不安定なものにしてい
た。
【０００５】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加工点に常にアシストガスをスムーズに供給
することができるレーザ加工用ノズルを提供することを
目的とする。
のであり、加工点に常にアシストガスをスムーズに供給
することができるレーザ加工用ノズルを提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、集光したレーザビームと共に補助ガスを
出射口から出射させて被加工物を加工するレーザ加工用
ノズルにおいて、前記出射口の近傍に補助ガス用出射口
を付加して設けたことを特徴とするレーザ加工用ノズル
が、提供される。
決するために、集光したレーザビームと共に補助ガスを
出射口から出射させて被加工物を加工するレーザ加工用
ノズルにおいて、前記出射口の近傍に補助ガス用出射口
を付加して設けたことを特徴とするレーザ加工用ノズル
が、提供される。
【０００７】
【作用】レーザ加工用ノズルの出射口の近傍に、その出
射口とは別に補助ガス用出射口を付加的に設け、その補
助ガス用出射口からも補助ガスを供給するようにした。
このため、加工点近傍での燃焼ガスの巻き込み現象は発
生せず、加工点に常にスムーズにアシストガスを供給す
ることができるようになる。
射口とは別に補助ガス用出射口を付加的に設け、その補
助ガス用出射口からも補助ガスを供給するようにした。
このため、加工点近傍での燃焼ガスの巻き込み現象は発
生せず、加工点に常にスムーズにアシストガスを供給す
ることができるようになる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明のレーザ加工用ノズルの概略の構
成を示す側面図である。図において、レーザ加工用ノズ
ル１の出射口１ａの周辺近傍に、その出射口１ａに沿っ
てアシストガス（補助ガス）用出射口２が設けられる。
このアシストガス用出射口２は、例えば図２の下面図に
示すように、出射口１ａ周辺の円周上に等間隔に配列さ
れた複数の小穴径から成る。
明する。図１は本発明のレーザ加工用ノズルの概略の構
成を示す側面図である。図において、レーザ加工用ノズ
ル１の出射口１ａの周辺近傍に、その出射口１ａに沿っ
てアシストガス（補助ガス）用出射口２が設けられる。
このアシストガス用出射口２は、例えば図２の下面図に
示すように、出射口１ａ周辺の円周上に等間隔に配列さ
れた複数の小穴径から成る。
【０００９】このように、本実施例では、レーザビーム
及びアシストガスが出射される本来の出射口１ａに加え
て、さらにアシストガス用出射口２を設けたので、従
来、加工点近傍で発生していた燃焼ガスは、矢印６のよ
うに流れるアシストガス用出射口２からのガス流によっ
て、その巻き込み現象の発生を抑えられる。したがっ
て、加工点に常にスムーズにアシストガスを供給するこ
とができ、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点
の酸素ガス濃度を常に高く保持することができる。
及びアシストガスが出射される本来の出射口１ａに加え
て、さらにアシストガス用出射口２を設けたので、従
来、加工点近傍で発生していた燃焼ガスは、矢印６のよ
うに流れるアシストガス用出射口２からのガス流によっ
て、その巻き込み現象の発生を抑えられる。したがっ
て、加工点に常にスムーズにアシストガスを供給するこ
とができ、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点
の酸素ガス濃度を常に高く保持することができる。
【００１０】その結果、レーザ加工を本来の速度または
それ以上の速度で行うことができる。また、燃焼ガスを
大量に発生する例えば防錆塗装を施してあるような材料
に対しても、安定したレーザ加工を行うことができる。
それ以上の速度で行うことができる。また、燃焼ガスを
大量に発生する例えば防錆塗装を施してあるような材料
に対しても、安定したレーザ加工を行うことができる。
【００１１】図３は本発明の第２の実施例を示す図であ
る。上記第１の実施例との相違点は、アシストガス用出
射口２ａを、レーザビーム及びアシストガスが出射され
る本来の出射口１ａに対して、斜め方向に設けた点であ
る。このように、アシストガス用出射口２ａを斜め方向
に設けたので、レーザ加工の状態に応じて、より適切に
対処して燃焼ガスの巻き込み現象を除去できるようにな
る。
る。上記第１の実施例との相違点は、アシストガス用出
射口２ａを、レーザビーム及びアシストガスが出射され
る本来の出射口１ａに対して、斜め方向に設けた点であ
る。このように、アシストガス用出射口２ａを斜め方向
に設けたので、レーザ加工の状態に応じて、より適切に
対処して燃焼ガスの巻き込み現象を除去できるようにな
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、レーザ
加工用ノズルの出射口の近傍に、補助ガス用出射口を付
加的に設け、その付加的に設けた出射口からも補助ガス
を供給するように構成した。このため、加工点近傍での
燃焼ガスの巻き込み現象は発生せず、加工点に常にスム
ーズにアシストガスを供給することができるようにな
り、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点の酸素
ガス濃度を常に高く保持することができる。
加工用ノズルの出射口の近傍に、補助ガス用出射口を付
加的に設け、その付加的に設けた出射口からも補助ガス
を供給するように構成した。このため、加工点近傍での
燃焼ガスの巻き込み現象は発生せず、加工点に常にスム
ーズにアシストガスを供給することができるようにな
り、アシストガスが酸素ガスである場合、加工点の酸素
ガス濃度を常に高く保持することができる。
【００１３】その結果、レーザ加工を本来の速度または
それ以上の速度で行うことができる。また、燃焼ガスを
大量に発生する例えば防錆塗装を施してあるような材料
に対しても、安定したレーザ加工を行うことができる。
それ以上の速度で行うことができる。また、燃焼ガスを
大量に発生する例えば防錆塗装を施してあるような材料
に対しても、安定したレーザ加工を行うことができる。
【図１】本発明のレーザ加工用ノズルの概略の構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図２】本発明のレーザ加工用ノズルの概略の構成を示
す下面図である。
す下面図である。
【図３】本発明の第２の実施例を示す図である。
【図４】レーザ加工時の燃焼ガスの巻き込みを説明する
ための図である。
ための図である。
１ レーザ加工用ノズル ２，２ａ アシストガス用出射口 ３０ 被加工物
Claims (3)
- 【請求項１】 集光したレーザビームと共に補助ガスを
出射口から出射させて被加工物を加工するレーザ加工用
ノズルにおいて、 前記出射口の近傍に補助ガス用出射口を設けたことを特
徴とするレーザ加工用ノズル。 - 【請求項２】 前記補助ガス用出射口は方向が前記レー
ザビームの出射方向と同一となるように設けられること
を特徴とする請求項１記載のレーザ加工用ノズル。 - 【請求項３】 前記補助ガス用出射口は方向が前記レー
ザビームの出射方向に対して斜め方向となるように設け
られることを特徴とする請求項１記載のレーザ加工用ノ
ズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5062352A JPH06269976A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | レーザ加工用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5062352A JPH06269976A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | レーザ加工用ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06269976A true JPH06269976A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13197645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5062352A Withdrawn JPH06269976A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | レーザ加工用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06269976A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4819552A (en) * | 1987-04-28 | 1989-04-11 | Suntory Limited | Apparatus for continuous tartar separation |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5062352A patent/JPH06269976A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4819552A (en) * | 1987-04-28 | 1989-04-11 | Suntory Limited | Apparatus for continuous tartar separation |
| US4889743A (en) * | 1987-04-28 | 1989-12-26 | Suntory Limited | Method for continuous tartar separation |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |