JPH05311726A - 洋風便器の製造法 - Google Patents

洋風便器の製造法

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JPH05311726A
JPH05311726A JP14662992A JP14662992A JPH05311726A JP H05311726 A JPH05311726 A JP H05311726A JP 14662992 A JP14662992 A JP 14662992A JP 14662992 A JP14662992 A JP 14662992A JP H05311726 A JPH05311726 A JP H05311726A
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rim
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toilet bowl
convex portion
western
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Hiromichi Suzuki
博道 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便鉢とリムとの接合作業が容易となり、ま
た、良好にリム側の排泥口を隠蔽させることのできる洋
風便器の製造法の提供を目的とする。 【構成】 便鉢1の上部にリム2を接合するに際し、便
鉢1の上周縁の半分以上に載置上縁部1bを形成すると
ともに、半分以下に、上方へ突出する接合凸部1aを形
成し、この接合凸部1aをリム2の凹部2a内に嵌め込
んで良好に位置合わせして接合することができ、接合状
態において接合凸部1aにより排泥口3が隠蔽される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洋風便器の製造法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、洋風便器は図5に分
解斜視図で示すように、便鉢1とリム2を別々の型内に
泥漿を鋳込んでそれぞれ別体で形成し、その後に型より
取り出して便鉢1の上部にリム2を図6のように接合さ
せ、接合状態において乾燥し、その後に釉薬を塗布し焼
成して製品とする。このような洋風便器の製造方法にお
いては、図6におけるA−A線断面を図7に示すよう
に、便鉢1の上周縁上にリム2の周縁を位置合わせして
接合するものであるため接合位置がズレやすく、接合位
置がズレた状態では見栄え性の悪い洋風便器となってし
まうという問題点があり、また、リム2の側面側には鋳
込み成形する際に排泥口3が形成されるが、この排泥口
3が表面側に露出してしまい、この排泥口3は後に詰め
物をして隠す必要があり、見栄え性が悪くなるという問
題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、接合が容易で、且つ見
栄え性の良好な洋風便器の製造法を提供せんことを目的
とし、その第1の要旨は、便鉢の上部にリムを接合する
工程を有する洋風便器の製造法において、前記便鉢の上
周縁の半分以上に、前記リムの下面が当接する載置上縁
部を形成するとともに、同上周縁の半分以下に、上方へ
突出する接合凸部を形成し、該接合凸部を前記リム側面
に接合させて、前記リムに形成された排泥口を該接合部
の内側へ隠蔽させることである。また第2の要旨は、便
鉢の上部にリムを接合する工程を有する洋風便器の製造
法において、前記便鉢の上周縁の半分以上に、前記リム
の下面が当接する載置上縁部を形成するとともに、同上
周縁の半分以下に、上方へ突出する接合凸部を形成し、
該接合凸部を、前記リムに形成させた排泥口を有する凹
部の表側へ隙間をおいて配設させ、該接合凸部により前
記排泥口を隠蔽させることである。また第3の要旨は、
便鉢の上部にリムを接合する工程を有する洋風便器の製
造法において、前記リムの周縁側下面に下方へ突出する
垂下突部を形成し、該垂下突部の下面を前記便鉢の上周
縁と接合することである。
【0004】
【作用】前記第1の要旨において、便鉢には上方へ突出
する接合凸部が形成されており、便鉢にリムを接合させ
る際に、この接合凸部がリムの側面側に接合され、この
接合凸部によりリムに形成されている排泥口が隠蔽され
スッキリとした外観となる。また、接合凸部により接合
時の位置合わせが良好になり、接合部にズレが生ずるこ
とがない。また第2の要旨において、リム側に形成され
た凹部との間に隙間をおいて接合凸部を配設させるた
め、接合凸部により排泥口を良好に隠蔽させることがで
きるとともに、隙間があるために接合凸部とリムとの間
に接合時に空気が溜まることがなく、溜まった空気が焼
成時に爆発するという不具合が生ずることがない。また
第3の要旨において、リムの下面には下方へ突出する垂
下突部を形成し、この垂下突部の下面に便鉢の上周縁を
接合することとしたため、接合時に泥漿がリム側に形成
される洗浄孔に詰まることがない。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は便鉢1とリム2の分解斜視図であり、図2
は接合状態の要部断面図である。図において、それぞれ
別体で鋳込み成形される便鉢1とリム2は、鋳込み型よ
り取り出した後に、便鉢1の上部にリム2が接合される
ものであり、本例における便鉢1の上端部は、その周縁
を形成する載置上縁部1bと、この載置上縁部1bの前
端側より上方に突出する接合凸部1aとを有しており、
一方、前記リム2の前面側側面には窪み状に凹部2aが
形成されており、この凹部2aに鋳込み成形時の排泥口
3が形成されている。
【0006】この凹部2a内には前記接合凸部1aが嵌
まり込むことができ、図2のように接合凸部1aを凹部
2aに嵌め込んで、接合凸部1aを凹部2a内に接合す
ることにより、接合凸部1aにより前記排泥口3が隠蔽
された状態となり、外方から排泥口3が見えなくなり、
スッキリとした外観形状を呈する洋風便器を造形するこ
とができる。また、この接合凸部1aが存在するため
に、便鉢1に対しリム2を、接合凸部1aを凹部2aに
嵌め込むことにより容易に接合させることができて、接
合時の位置合わせが容易となり、接合作業が良好化して
接合部にズレが生じることがなく、良好な見栄え性を確
保することができる。
【0007】なお、本例においては、接合凸部1aを便
鉢1の前部のみに突出させたものであるために、接合が
より容易なものとなっている。即ち、接合凸部1aを便
鉢1の上部全周に形成させた場合には、便鉢1とリム2
の乾燥状態が異なる状態で接合される場合には寸法誤差
が生じやすく、リム2を便鉢1の上部に嵌め込むことが
極めて困難となるのである。しかし本例においては、接
合凸部1aは前部のみに存在するために、便鉢1とリム
2の乾燥状態が異なり、寸法誤差が生じていても良好に
接合が可能となり、接合作業が容易なものとなる。
【0008】なお、この接合凸部1aはリム2の排泥口
3を隠せるものであれば良く、便鉢1の上周縁の半分以
下程度の幅長の範囲で適宜その幅長は増減させることが
できる。なお、接合凸部1aが幅広いものである場合
は、当然前記リム2側の凹部2aもこれに対応させた幅
広のものとなる。なお、図2において、図中Rはリム2
内に形成された洗浄水の通る通水路であり、図中4は通
水路Rを通る洗浄水を便鉢1側へ流下させるための洗浄
孔である。
【0009】次に、図3では第2実施例の断面構成図を
示す。即ち、図3の実施例では、リム2側の凹部2aを
深く形成し、この凹部2aに排泥口3を有するものであ
り、便鉢1に形成された接合凸部1aは、この凹部2a
に対し隙間をおいて配設され、接合凸部1aの上端がリ
ム2の外周に当接するものである。
【0010】このような構造とすれば、凹部2aと接合
凸部1a間に隙間が存在するために、接合部に空気が溜
まることがなく、後の焼成時に残留空気による爆発等が
生じることを回避できる。即ち、前述した図2の接合方
法において、接合凸部1aを幅広にして、凹部2aと接
合凸部1aの当接面を幅広くした場合には、凹部2aと
接合凸部1a間に空気が溜まり、この空気が密閉された
状態となり、後の焼成時にこの空気が膨張して爆発し、
接合凸部1aの部分が破損してしまうことがある。
【0011】従って、図3の構造では接合面が狭いため
に残留空気の存在がなく、爆発の恐れがない。また、隙
間を形成することにより、排泥口3を便鉢1側へ洗浄水
を流すための洗浄孔としても利用することができ、別
途、洗浄孔をリム2に形成させる必要がなく、成形時の
排泥口3を有効に利用することが可能となる。なお、図
3の構造では接合凸部1aは便鉢1の上周縁の全周に形
成させたものであっても良く、また、凹部2aもリム2
の全周に形成させたものであっても良い。
【0012】次に、図4は第3実施例の断面図を示し、
図4の実施例においては、リム2の周縁側下面に下方へ
突出する垂下突部2bを一体形成させたものであり、こ
の垂下突部2bの内側に洗浄孔4が形成されている。こ
の垂下突部2bは、便鉢1の載置上縁部1bの厚みより
も厚く形成されており、接合時のズレを良好に解消でき
るものとなっており、垂下突部2bが厚いために接合時
の位置合わせが良好なものとなり、多少ズレても良好に
便鉢1の上部にリム2を接合することができる。
【0013】なお、このような接合構造とすることによ
り、例えば図7の従来例においては、便鉢1の上部にリ
ム2を接合する際に接合面に泥漿を塗り、この泥漿より
両者を接合させる方法が採用されているため、接合時に
接合面に塗布された泥漿が洗浄孔4側に移動し、洗浄孔
4を詰まらせてしまう場合があったが、このような図4
の垂下突部2bを形成したことにより、接合面に塗布さ
れる泥漿が上方の洗浄孔4までは届かず、従って洗浄孔
4が詰まることが良好に防がれ、不良品の発生を良好に
防ぐことができるのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、便鉢の上部にリムを接合する
工程を有する洋風便器の製造法において、前記便鉢の上
周縁の半分以上に、前記リムの下面が当接する載置上縁
部を形成するとともに、同上周縁の半分以下に、上方へ
突出する接合凸部を形成し、該接合凸部を前記リム側面
に接合させて、前記リムに形成された排泥口を該接合部
の内側へ隠蔽させることとしたため、接合凸部により良
好にリム側の排泥口を隠蔽させてスッキリとした外観の
洋風便器を製造することができ、また、接合凸部により
接合時の位置合わせが良好化して接合作業が容易となる
効果を有する。
【0015】また、便鉢の上部にリムを接合する工程を
有する洋風便器の製造法において、前記便鉢の上周縁の
半分以上に、前記リムの下面が当接する載置上縁部を形
成するとともに、同上周縁の半分以下に、上方へ突出す
る接合凸部を形成し、該接合凸部を、前記リムに形成さ
せた排泥口を有する凹部の表側へ隙間をおいて配設さ
せ、該接合凸部により前記排泥口を隠蔽させることとし
たため、隙間により接合面積が狭くなり、接合面に残留
する空気が少なくなり、後の焼成時に空気が爆発する等
の事故がなく、又、良好に排泥口を隠蔽させることがで
き、且つ排泥口を洗浄孔としても利用できる効果を有す
る。
【0016】また、便鉢の上部にリムを接合する工程を
有する洋風便器の製造法において、前記リムの周縁側下
面に下方へ突出する垂下突部を形成し、該垂下突部の下
面を前記便鉢の上周縁と接合することとしたため、垂下
突部により、便鉢とリムの接合時に泥漿がリム側の洗浄
孔に流れ、洗浄孔を塞いでしまうという従来の不具合を
良好に解消でき、洗浄孔の詰まりのない製品を良好に造
形し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における便鉢とリムとの分解斜視図
である。
【図2】図1の便鉢とリムを接合した状態の要部断面構
成図である。
【図3】第2実施例の接合状態の要部断面構成図であ
る。
【図4】第3実施例の接合状態の要部断面構成図であ
る。
【図5】従来の便鉢とリムとの分解斜視図である。
【図6】従来の接合状態の斜視構成図である。
【図7】従来の接合状態の要部断面構成図である。
【符号の説明】
1 便鉢 1a 接合凸部 1b 載置上縁部 2 リム 2a 凹部 2b 垂下突部 3 排泥口 4 洗浄孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便鉢の上部にリムを接合する工程を有す
    る洋風便器の製造法において、前記便鉢の上周縁の半分
    以上に、前記リムの下面が当接する載置上縁部を形成す
    るとともに、同上周縁の半分以下に、上方へ突出する接
    合凸部を形成し、該接合凸部を前記リム側面に接合させ
    て、前記リムに形成された排泥口を該接合部の内側へ隠
    蔽させることを特徴とする洋風便器の製造法。
  2. 【請求項2】 便鉢の上部にリムを接合する工程を有す
    る洋風便器の製造法において、前記便鉢の上周縁の半分
    以上に、前記リムの下面が当接する載置上縁部を形成す
    るとともに、同上周縁の半分以下に、上方へ突出する接
    合凸部を形成し、該接合凸部を、前記リムに形成させた
    排泥口を有する凹部の表側へ隙間をおいて配設させ、該
    接合凸部により前記排泥口を隠蔽させることを特徴とす
    る洋風便器の製造法。
  3. 【請求項3】 便鉢の上部にリムを接合する工程を有す
    る洋風便器の製造法において、前記リムの周縁側下面に
    下方へ突出する垂下突部を形成し、該垂下突部の下面を
    前記便鉢の上周縁と接合することを特徴とする洋風便器
    の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071565A (ja) * 1983-09-29 1985-04-23 東陶機器株式会社 衛生陶器の生素地接着方法

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