JPH0531028Y2 - - Google Patents

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JPH0531028Y2
JPH0531028Y2 JP14828988U JP14828988U JPH0531028Y2 JP H0531028 Y2 JPH0531028 Y2 JP H0531028Y2 JP 14828988 U JP14828988 U JP 14828988U JP 14828988 U JP14828988 U JP 14828988U JP H0531028 Y2 JPH0531028 Y2 JP H0531028Y2
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side stand
rotary switch
stand bar
pivot bolt
bracket
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車のサイドスタンドに関
し、特に、そのサイドスタンドバーのピボツトボ
ルトに装着されるロータリースイツチの脱落を防
止したサイドスタンドに関する。
(2) 従来の技術 自動二輪車のサイドスタンドのサイドスタンド
バーはピボツトボルトによつて車体下部に枢支さ
れており、駐車時には下方に回動して車体を支持
する突出位置に起立するとともに、走行時には上
方に回動して走行の邪魔にならない格納位置に倒
伏するようになつている。この種のサイドスタン
ドは突出位置に起立させたまま走行すると地面に
接触する惧れがあるため、サイドスタンドバーの
回動に連動して開閉するスイツチを装着し、この
スイツチによつてサイドスタンドバーが突出位置
にあるときにエンジンの点火回路への電流供給を
遮断したり、警報ランプを点灯させることが行わ
れている。
本出願人が既に提案した特願昭63−66160号の
自動二輪車のサイドスタンドは、サイドスタンド
バーを車体下部に枢支するピボツトボルトと同軸
に装着されたロータリースイツチを備えており、
このリターンスプリングをサイドスタンドバーの
回動に連動して直接に作動させることによつてサ
イドスタンドの戻し忘れを検知するようになつて
いる。そして、この自動二輪車のサイドスタンド
によれば、リターンスプリングの経年変化による
劣化や、路面の段差を通過した際のサイドスタン
ドバーの揺動によるスイツチの誤動作を防止する
ことが可能となるだけでなく、スイツチをコンパ
クトに装着することができるために外観を向上さ
せることが可能となる。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述のサイドスタンドのロータ
リースイツチはサイドスタンドバーを枢支するピ
ボツトボルトの端部に取付けられるので、スイツ
チ締付けボルトを1本しか使用することができ
ず、このために前記スイツチ締付けボルトが緩む
とロータリースイツチが車体から外れる可能性が
あつた。
本考案は、前記の事情に鑑みてなされたもの
で、サイドスタンドバーのピボツトボルトに装着
されるロータリースイツチの車体からの外れを防
止することが可能な自動二輪車のサイドスタンド
を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、車体と
一体のブラケツトに設けたピボツトボルトに回転
自在に枢支したサイドスタンドバーと、前記ブラ
ケツトに植設したフツクピンとサイドスタンドバ
ーに植設したフツクピン間に張設したリターンス
プリングと、前記ピボツトボルトの端部に装着さ
れ、サイドスタンドバーの回動位置を検出するロ
ータリースイツチとを備え、このロータリースイ
ツチの回転部を前記ピボツトボルトの頭部に軸方
向に嵌合させてサイドスタンドバーに係止すると
ともに、前記回転部を覆うロータリースイツチの
ケーシングに形成した係止部を前記ブラケツトの
フツクピンに係止し、このケーシングを締め付け
ボルトによつて前記ピボツトボルトの頭部に固定
してなる自動二輪車のサイドスタンドであつて;
前記ケーシングに形成した係止部の外側面に突起
を形成し、この突起の先端を前記ブラケツトのフ
ツクピンに係止したリターンスプリングの内側に
微小な隙間を介して対向させたことを特徴とす
る。
(2) 作用 前述の構成を備えた本考案によれば、走行に伴
う車体の振動等の影響によつて、万一ロータリー
スイツチをピボツトボルトの端部に固定する締付
けボルトが緩んでも、ブラケツトのフツクピンに
係止されたリターンスプリングが、前記フツクピ
ンに係止されたロータリースイツチの係止部の外
側面に形成した突起に係合し、このロータリース
イツチがピボツトボルトの端部から外れることを
防止する。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第6図は本考案による自動二輪車のサ
イドスタンドの一実施例を示すもので、第1図は
そのサイドスタンドを装備した自動二輪車の全体
側面図、第2図は突出位置にあるサイドスタンド
を示す第1図の部拡大図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図はサイドスタンドの分解
図、第5図は第2図のサイドスタンドを格納した
状態を示す図、第6図は第5図の−線断面図
である。
第1図に示すように、自動二輪車Bの車体を構
成するダウンチユーブ1の下部には板状のブラケ
ツト2が下向きに溶着されており、このブラケツ
ト2にはサイドスタンドバー3が図示した突出位
置と後上方の格納位置との間にわたつて回動自在
に枢支されている。このサイドスタンドバー3の
枢軸にはロータリースイツチ4が取付けられてお
り、前記サイドスタンドバー3が突出位置と格納
位置のいずれにあるかを検知するようになつてい
る。
第2図〜第4図に示すように、サイドスタンド
バー3の上端部はブラケツト2を両側から挟持す
るような二股部を有しており、サイドスタンドバ
ー3の前記二股部に開設した軸孔3a,3aとブ
ラケツトに開設した軸孔2aにピボツトボルト5
を貫通させてナツト6を螺着することにより、前
記サイドスタンドバー3はブラケツト2に回動自
在に枢支されている。
ブラケツト2の上部とサイドスタンドバー3の
中間部にはそれぞれフツクピン2b,3bが植設
されており、これら両フツクピン2b,3b間に
はリターンスプリング7が張設されている。リタ
ーンスプリング7は両端のフツク部7a,7aと
中央のコイル部7bとによつて構成されており、
このコイル部7bの弾発力で前記両フツクピン2
b,3bを互いに接近する方向に付勢している。
ブラケツト2の下部及び側部にはストツパ2c,
2dが形成されており、サイドスタンドバー3が
突出位置にあるとき、その二股部の前端面3cが
前記ストツパ2cに当接するとともに、サイドス
タンドバー3が格納位置にあるとき、その二股部
の後端面3dが前記ストツパ2dに当接し、これ
によりサイドスタンドバー3の回動範囲を規制し
ている。第2図から明らかなように、サイドスタ
ンドバー3が実線で示す突出位置にあるとき、リ
ターンスプリング7はピボツトボルト5の左側に
位置しており、サイドスタンドバー3を一方のス
トツパ2cに当接する安定位置に付勢している。
この状態からサイドスタンドバー3を鎖線で示す
格納位置へ回動させると、リターンスプリング7
は死点を越えてピボツトボルト5の右側に移動
し、今度はサイドスタンドバー3を他方のストツ
パ2dに当接する安定位置に付勢するようになつ
ている。
ロータリースイツチ4は合成樹脂で形成したケ
ーシング8と、このケーシング8の内部にオイル
シール9a,9bを介して回転自在に装着された
回転部10とによつて構成されている。回転部1
0は裏面に浅い円形の凹部10aを備えるととも
に、この凹部10aの外側には係止ピン10bが
突設されており、更にケーシング8の上部には前
記ブラケツト2に植設したフツクピン2bに係合
する係止部としてのU字状の溝8aが形成されて
いる。
ロータリースイツチ4のピボツトボルト5の端
部に対する取り付けは、回転部10の裏面に形成
した凹部10aをピボツトボルト5の頭部5aに
嵌合させるとともに、その係止ピン10bをサイ
ドスタンドバー3の二股部に形成した小孔3eに
挿入した状態で、ワツシヤ部11aを一体に備え
た締め付けボルト11を前記ピボツトボルト5の
端部に螺着することによつて行われる。このと
き、ケーシング8のU字状の溝8aはブラケツト
2のフツクピン2eに係合し、その回り止めが施
される。
ケーシング8に形成されたU字状の溝8aの両
側部には突起8b,8bが設けられており、この
突起8b,8bはフツクピン2eに係止されたリ
ターンスプリング7のフツク部7aに対向して位
置している。すなわち、第3図から明らかなよう
に、前記突起8b,8bの先端はリターンスプリ
ング7の傾斜に合せて斜めに形成されており、両
者の間には微小な隙間δが設けられている。
尚、図中の符号12はロータリースイツチ4を
電気回路に接続するコードである。
第5図及び第6図に示すように、サイドスタン
ドバー3の二股部のロータリースイツチ4に接す
る側には円弧状の膨出部3fが形成されており、
この膨出部3fはサイドスタンドバー3が格納位
置にあるときにロータリースイツチ4の下面より
も下側まで延出している。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作
用について説明する。
ピボツトボルト5に枢支されたサイドスタンド
バー3が突出位置と格納位置との間を回動する
と、サイドスタンドバー3の小孔3eに係止ピン
10bを係合させたロータリースイツチ4の回転
部10はサイドスタンドバー3と一体で回転す
る。このとき、回転部10を覆うロータリースイ
ツチ4のケーシング8は、そのU字状の溝8aを
ブラケツト2のフツクピン2bに係止されて回り
止めされているので、前記回転部10との間に相
対回転が生じ、これによつて回転部10とケーシ
ング8間に設けた接点(図示せず)が接触・離間
してロータリースイツチ4が作動する。
走行中に締め付けボルト11が緩んでピボツト
ボルト5から外れると、ロータリースイツチ4と
ピボツトボルト5の結合が解除される。このと
き、ロータリースイツチ4は回転部10に形成し
た凹部10aがピボツトボルト5の頭部5aに嵌
合しており、更に、係止ピン10bがサイドスタ
ンドバー3の小孔3eに嵌合しているため、ピボ
ツトボルト5の軸方向外側に移動しようとする。
しかしながら、ロータリースイツチ4が軸方向外
側に移動しようとするケーシング8の突起8b,
8bの先端がブラケツト2のフツクピン2bに係
止したリターンスプリング7のフツク部7aに即
座に係合し、ロータリースイツチ4のピボツトボ
ルト5からの脱落が防止される。この様にして、
締め付けボルト11が万一外れてもロータリース
イツチ4はそのままの位置に保持され、その機能
を継続して発揮することができる。
ロータリースイツチ4のケーシング8は合成樹
脂で形成されているため、走行中に前輪の跳ね上
げる小石Sが衝突すると損傷する可能性がある。
しかしながら、サイドスタンドバー3を格納位置
に倒伏すると、その二股部に形成した膨出部3f
が前記ケーシング8の下部に突出し、この膨出部
3fによつて小石Sが直接ケーシング8に衝突す
る確立が大幅に減少し、安全性を高めることが可
能となる。また、ロータリースイツチ4の側面は
ドライバーの足の踵部が当接しやすい位置にある
が締め付けボルト11の大径のワツシヤ部11a
が前記ロータリースイツチ4の側面を広く覆い、
この部分の保護を行つている。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案
は、前記実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱す
ることなく、種々の小設計変更を行うことが可能
である。
例えば、ロータリースイツチ4のケーシング8
に形成する係止部は必ずしもU字状の溝8aであ
る必要はなく、円形の孔であつてもよい。また、
ロータリースイツチ4の回転部10をサイドスタ
ンドバー3と一体に回転させるための機構とし
て、サイドスタンドバー3側に設けた係止ピンを
回転部10側に設けた小孔に係合させることも可
能である。
C 考案の効果 前述の本考案の自動二輪車のサイドスタンドに
よれば、サイドスタンドバーを枢支するピボツト
ボルトの端部に締め付けボルトで固定したロータ
リースイツチを有するサイドスタンドにおいて、
このロータリースイツチのケーシングに形成した
突起がサイドスタンドバーのリターンスプリング
によつて外側から規制されているので、万一締め
付けボルトが緩んで外れた場合でも、ロータリー
スイツチはピボツトボルトから外れることなく該
ピボツトボルトの端部に保持されて機能を発揮す
るため、その信頼性を大幅に向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるサイドスタン
ドを装備した自動二輪車の全体側面図、第2図は
突出位置にあるサイドスタンドを示す第1図の
部拡大図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図はサイドスタンドの分解図、第5図は第2図
のサイドスタンドを格納した状態を示す図、第6
図は第5図の−線断面図である。 1……車体としてのダウンチユーブ、2……ブ
ラケツト、2b……フツクピン、3……サイドス
タンドバー、3b……フツクピン、4……ロータ
リースイツチ、5……ピボツトボルト、5a……
頭部、7……リターンスプリング、8……ケーシ
ング、8a……溝(係止部、8b……突起、10
……回転部、11……締め付けボルト、δ……隙
間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体と一体のブラケツト2に設けたピボツトボ
    ルト5に回転自在に枢支したサイドスタンドバー
    3と、前記ブラケツト2に植設したフツクピン2
    bとサイドスタンドバー3に植設したフツクピン
    3b間に張設したリターンスプリング7と、前記
    ピボツトボルト5の端部に装着され、サイドスタ
    ンドバー3の回動位置を検出するロータリースイ
    ツチ4とを備え、このロータリースイツチ4の回
    転部10を前記ピボツトボルト5の頭部5aに軸
    方向に嵌合させてサイドスタンドバー3に係止す
    るとともに、前記回転部10を覆うロータリース
    イツチ4のケーシング8に形成した係止部8aを
    前記ブラケツト2のフツクピン2bに係止し、こ
    のケーシング8を締め付けボルト11によつて前
    記ピボツトボルト5の頭部5aに固定してなる自
    動二輪車のサイドスタンドであつて; 前記ケーシング8に形成した係止部8aの外側
    面に突起8bを形成し、この突起8bの先端を前
    記ブラケツト2のフツクピン2bに係止したリタ
    ーンスプリング7の内側に微小な隙間δを介して
    対向させたことを特徴とする、自動二輪車のサイ
    ドスタンド。
JP14828988U 1988-11-14 1988-11-14 Expired - Lifetime JPH0531028Y2 (ja)

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WO2007080756A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Honda Motor Co., Ltd. サイドスタンドスイッチ

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WO2007080756A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Honda Motor Co., Ltd. サイドスタンドスイッチ
US8003903B2 (en) 2006-01-12 2011-08-23 Honda Motor Co., Ltd. Side stand switch

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JPH0268287U (ja) 1990-05-23

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