JPH086669Y2 - ステアリングホイールの取付構造 - Google Patents

ステアリングホイールの取付構造

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JPH086669Y2
JPH086669Y2 JP1989103914U JP10391489U JPH086669Y2 JP H086669 Y2 JPH086669 Y2 JP H086669Y2 JP 1989103914 U JP1989103914 U JP 1989103914U JP 10391489 U JP10391489 U JP 10391489U JP H086669 Y2 JPH086669 Y2 JP H086669Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ステアリングホイール上に設けられる電
装品に給電を行なうクロツクスワイズコネクタを備えた
ステアリングホイールの取付構造に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば自動車等の車両において、車体に対
して回転自在に取り付けられるステアリングホイールに
は、一般に、例えばホーン等の電気配線を要するスイツ
チが設けられている。このスイツチを、相対的に回転す
るステアリングホイールを介して車体側に電気的に接続
するために、従来においては、摺動子とこの摺動子が接
触する摺動板とから成る摺動接点が設けられている。
ここで、近年、車両衝突時に乗員を保護するための電
装品としてのエアバツグ装置を搭載した車両が提供され
始めている。このエアバツグ装置は、ステアリングホイ
ールの中央のパツド部に収納されると共に、車体側に固
定されて衝突を検知するセンサ部あるいは電源部等と電
気的に接続されている。
このようなエアバツグ装置を搭載した車両において
は、装置の作動に極めて高い信頼性を要求される関係
上、エアバツグ装置を取り付けたステアリングホイール
と車体側との通電部に関しても、極めて高い信頼性が要
求されている。
所が、従来の摺動接点によりステアリングホイールと
車体側とを電気的に接続している場合には、車両の衝突
時等において、摺動子と摺動板との接触状態が外れて非
通電状態となる事態が発生する虞がある。このように接
触状態が外れると、エアバツグ装置を作動させることが
出来なくなる虞があるという問題点が存在する。
このため、ステアリングホイールと車体側との通電部
に、より高い信頼性を与えるものとして、ステアリング
ホイールと車体側とを渦巻状のワイヤハーネスで直接接
続することにより、信頼性の高い通電を行なうと共に、
ステアリングホイールの回転を吸収するようにした、所
謂クロツクワイズコネクタが、例えば、特開昭60−1856
57号公報等から知られている。
このクロツクワイズコネクタは、車体側に取り付けら
れる固定部と、この固定部に対して回転自在に設けられ
ると共に、ステアリングホイールに取り付けられる可動
部とを備えて構成されている。そして、この可動部と固
定部とを渦巻状のワイヤハーネスで接続することによ
り、ステアリングホイールと車体側とを通電させるもの
である。
このような構成により、ステアリングホイールの回転
操作において、時計方向及び反時計方向の夫々の回転方
向に関して、所定の回転数(例えば、夫々の回転方向に
3回転)を得るためには、何れかの回転方向についてワ
イヤハーネスの巻数が不足したために、ステアリングホ
イールの回転が阻害されることがないように、また、ス
テアリングホイールの回転によりワイヤハーネスが切断
されることがないように、ワイヤハーネスの渦巻状態が
適当となる中立位置を定め、固定部と可動部とをこの中
立位置に位置合わせした状態で、車体側及びステアリン
グホイール側に夫々取り付ける必要がある。
また、車両点検時において、ステアリングホイールを
一旦外し、再組付けする場合に、ステアリングホイール
の回転位置と、クロツクスプリングの回転位置とを合わ
せる必要がある。
このため、従来においては、例えば、本願出願と同一
出願人による特願昭62−271245号に開示しているよう
に、中立点合わせ用ピンと、固定部と可動部との相互の
回転を防止するための係止板とを用いて、中立状態にお
ける回転係止状態を保証する技術を既に提案している。
また、特開昭63−245881号公報には、キヤンセルカム
と渦巻状ワイヤーハーネスを収納したコネクタ体の回動
部との間において係止手段を設けておき、ステアリング
ホールが中立位置にあるときにコネクタ体の回転部と固
定部を位置決めすることが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した中立状態における回転係止状
態を達成するためには、ステアリングホイールを取り外
す前に、車輪を直進状態に真直に設定し、ステアリング
ホイールが取り外されると同時に、係止板により回転係
止動作が実行されるようにしなければならず、作業が面
倒である問題点が指摘されている。また、この係止板は
ステアリングホイールの下面により取付状態において押
圧され、係止状態を解除されており、ステアリングホイ
ールの取り外し状態において、自身の有する弾性によ
り、固定部に形成された係止穴中に嵌入して、回転状態
を係止するように構成されているため、長期に渡り取付
状態が継続すると、係止板はこのステアリングホイール
の下面に押圧され続けることとなり、弾性力が喪失して
しまう虞がある。
したがつて、本考案は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、コネクタ体の回動部と固定部の間の相対位置
決めを、ステアリングホールが中立位置にない場合(中
立位置も含む)でも簡単かつ確実に行えるようにして、
ステアリングホイールの着脱作業性を大幅に向上できる
ステアリングホイールの取付構造の提供を目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決し、目的を達成するために、本考案は
以下の構成を備える。
即ち、ステアリングホイールをステアリングコラムに
回動自在に取り付けるためのステアリングホイールの取
付構造において、前記ステアリングコラムに固定される
固定部と、該固定部に対して回動自在に取り付けられる
とともにステアリングホイールの回転に追動する回動部
と、前記固定部と前記回動部により囲まれる空間部内に
おいて渦巻状に収納されるワイヤハーネスとを備えてな
るコネクタ体と、該コネクタ体を貫通するとともにステ
アリングシヤフトの長手方向に沿つて移動自在に設けら
れ、前記ステアリングホイールの回転に追動するキヤン
セルカムと、該キヤンセルカムを前記コネクタ体側に向
けて付勢する付勢手段と、前記キヤンセルカムと前記固
定部との間に形成され、前記ステアリングホイールが取
り外されるかまたは取り外し方向に移動される際に、前
記付勢手段の付勢力による前記キヤンセルカムの移動に
際して、前記キヤンセルカムを前記固定部に対する任意
の相対回転位置で係止させるための回転位置係止手段と
を具備することを特徴としている。
また、前記回転位置係止手段は、前記コネクタ体の固
定部に設けられる第1の係止歯部と、前記キヤンセルカ
ムに設けられる第2の係止歯部とからなり、前記ステア
リングホイールが取り外されるかまたは取り外し方向に
移動される際に、前記付勢手段の付勢力により前記キヤ
ンセルカムが移動して、前記第1の係止歯部と前記第2
の係止歯部とが係止するように構成したことを特徴とし
ている。
[作用] 以上のように構成されるステアリングホイールの取付
構造においては、ステアリングホイールが取り外される
と、この取り外しに応じて、キヤンセルカムは、付勢手
段の付勢力により、コネクタ体であるクロツクワイズコ
ネクタから取り出される方向に移動されることになる。
この結果、キヤンセルカムに形成された回動位置係止手
段が、クロツクワイズコネクタを構成する回動部の回転
を係止することとなる。このようにして、ステアリング
ホイールが如何なる回動位置において取り外されようと
も、クロツクワイズコネクタの回動部は、その回転位置
で係止されることとなる。
[実施例] 以下に、この考案に係わるステアリングホイールの取
付構造の一実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に
説明する。
第1図に示すように、この一実施例に係わるステアリ
ングホイール10を備えた車両12は、このステアリングホ
イール10の中央部に、エアバツグ装置14を備えている。
このエアバツグ装置14は、車体16の前部の複数箇所に
取り付けられて、車両12の衝突を検知するクラツシユセ
ンサ18と、このクラツシユセンサ18からのクラツシユ検
出信号に基づいて作動するイグナイタ20と、このイグナ
イタ20の作動により爆発するインフレータ22と、このイ
ンフレータ22が爆発することにより瞬間的に膨張するエ
アバツグ本体24と、このエアバツグ本体24をステアリン
グホイール10に取り付けるためのマウンテイングプレー
ト26及びリテイナリング28と、通常時にエアバツグ本体
24を覆うライナ30と、エアバツグ装置14全体を覆うカバ
ー32とを備えている。
このようにエアバツグ装置14が組み込まれたステアリ
ングホイール10は、後に詳細に説明するクロツクワイズ
コネクタ34を介して、車体16に固定して設けられたステ
アリングコラム36のコンビネーションスイツチ部36a
に、回転自在に取り付けられている。
このクロツクワイズコネクタ34は、第2図に示すよう
に、ステアリングコラム36のコンビネーシヨンスイツチ
36aを貫通して手前側に突出するステアリングシヤフト3
8が中央部に形成された透孔40aを貫通するようになされ
た所謂ドーナツツ状のコネクタ本体40を備えている。こ
のコネクタ本体40は、コンビネーシヨンスイツチ部36a
の前面に固定的に取り付けられ、前面の略中央部分が開
放された固定部42と、この固定部42の前面開放部分を閉
塞するように、回転自在に取り付けられ、ステアリング
ホイール10が着脱自在に取り付けられた回動部44とから
構成されている。
尚、このコネクタ本体40内には、第3図に示すよう
に、上述した透孔40aを規定する円筒部40bの周囲を取り
巻く状態で、渦巻状のワイヤハーネス46が収納されてい
る。このワイヤハーネル46は、第4図に示すように、例
えば、3本の導線46a,46b,46cを備え、これら導線46a,4
6b,46cの一端(内方端)は、ステアリングホイール10と
一体的に回転する回動部44に取り付けられたリード線48
を介して、ステアリングホイール10内に取り入れられ、
ステアリングホイール10内に取り付けられたホーンスイ
ツチ(図示せず)、エアバツグ装置14のインフレータ2
2、及び、このインフレータ22のアース線(図示せず)
に、夫々接続されている。また、これら導電線46a,46b,
46cの他端(外方端)は、コンビネーシヨンスイツチ部3
6aに対して固定された固定部42に取り付けられたリード
線50を介して、コンビネーシヨンスイツチ部36a内に取
り入れられ、ホーン(図示せず)、クラツシユセンサ1
8、及び、ボデイアースに、夫々接続されている。
このクロツクワイズコネクタ34は、ステアリングホイ
ール10の回転操作(転舵操作)において、時計方向及び
反時計方向の夫々の回転方向について、所定の回転数
(例えば、夫々の回転方向について3回転)を得るため
に、上記した何れかの回転方向についてワイヤハーネス
46の巻数が不足したために、ステアリングホイール10の
回転を阻害したり、または、ステアリングホイール10の
回転によつて、ワイヤハーネス46が切断されたりするこ
とがないように、ワイヤハーネス46の渦巻状態が適当と
なる中立位置を定め、固定部42と回動部44とを、この中
立位置に位置合わせした状態で、夫々ステアリングコラ
ム36に取り付けられ、また、ステアリングホイール10が
取り付けられることとなる。
また、第2図に示すように、上述したステアリングシ
ヤフト38の、ステアリングコラム36から手前側に突出す
る部分の外周には、上述した透孔40a内に挿通された状
態で、キヤンセルカム52が回転自在に、且つ、軸方向に
沿つて摺動自在に嵌入されている。このキヤンセルカム
52は、ターンレバー54(第3図に示す。)を介して右折
信号または左折信号を出すために、中立位置から時計方
向または反時計方向に回動され、その回動位置に係止さ
れた状態で、ステアリングホイール10の反時計方向また
は時計方向の回動に伴ない、回動位置の係止状態をキヤ
ンセルされて元の中立位置に復帰させるために設けられ
ている。
このキヤンセル動作を達成するため、キヤンセルカム
52の上面には、一対の突出ロツド56が起立した状態で取
り付けられている。これら突出ロツド56は、各先端をス
テアリングホイール10の底面に係合するよう設定されて
おり、ステアリングホイール10の回動が、各突出ロツド
56を介して、キヤンセルカム52に伝達されるように構成
されている。ここで、各突出ロツド56の先端が確実にス
テアリングホイール10の底面に常時係合させるために、
キヤンセルカム52は、コンビネーシヨンスイツチ部36a
との間に介設されたコイルスプリング58により、これか
ら離れる方向、換言すれば、クロツクワイズコネクタ34
から突出する方向に付勢されている。
ここで、第2図に示すように、クロツクワイズコネク
タ34の回動部44とキヤンセルカム52とは、スプライン結
合を介して、キヤンセルカム52の軸方向の移動は許容さ
れるものの、両者は一体的に回転するように、互いに結
合されている。
このように構成されたキヤンセルカム52とクロツクワ
イズコネクタ34との間には、ステアリングホイール10が
クロツクワイズコネクタ34から取り外されて、ステアリ
ングシヤフト38から抜き取られた際に、ステアリングシ
ヤフト38の回動位置が如何なる位置にあろうとも、クロ
ツクワイズコネクタ34の回動位置を、その位置に係止す
るための、回転位置係止機構60が設けられている。
この回転位置係止機構60は、第2図及び第5図に示す
ように、固定部42の下面であつて、上述した透孔40aの
下面開口部を取り囲むように形成された第1の係止用歯
62と、キヤンセルカム52に形成され、このキヤンセルカ
ム52の軸方向の移動に伴ない、第1の係止用歯62と噛合
する第2の係止用歯64とから構成されている。これら第
1及び第2の係止用歯62,64は、第5図に示すように、
夫々リング状に形成され、夫々の歯の形状は、放射状に
延出する鋸歯(即ち、断面三角形状の歯)から構成され
ている。
以上のように構成される回転位置係止機構60を備えた
ステアリングハンドル10の取付構造において、以下に、
このステアリングハンドル10の取り外し動作について説
明する。
ここで、ステアリングホイール10が装着された状態
で、回転位置係止機構60を構成する第1及び第2の係止
用歯62,64は、ステアリングホイール10の回転に伴な
い、これと一対の突出ロツド56との係合を介して、キヤ
ンセルカム52が軸方向に沿つて移動した場合において、
このキヤンセルカム52の移動方向は、コイルスプリング
58の付勢力に抗してクロツクワイズコネクタ34から離れ
る方向に移動する方向に限定されることになるので、両
者が噛合することはあり得ないものである。
そして、ステアリングホイール10がクロツクワイズコ
ネクタ34の回動部44から取り外され、ステアリングシヤ
フト38から抜き出されると、この抜き出しに伴ない、両
突出ロツド56を押え付けていたステアリングホイール10
の下面が取り除かれることになる。この結果、第2図に
示す状態から、コイルスプリング58の付勢力により、キ
ヤンセルカム52は、ステアリングシヤフト38に沿つて図
中上方に移動、実際の状態において、手前側に突出する
ことになる。
このようなキヤンセルカム52の移動(突出)に伴な
い、回転位置係止機構60においては、第6図に示すよう
に、キヤンセルカム52に形成された第2の係止用歯64
が、コンビネーシヨンスイツチ36aに固定された固定部4
2に形成された第1の係止用歯62に下方から噛合するこ
とになる。この結果、キヤンセルカム52の回転は、両歯
62,64の噛合を介して係止され、キヤンセルカム52は、
その回転位置を保持されることとなる。
この結果、このキヤンセルカム52にスプライン結合し
た回動部44も、その回転を係止され、ステアリングホイ
ール10が取り外された際の回転位置を保持されることと
なる。
特に、この一実施例においては、第1及び第2の係止
用歯62,64は、共に、全周に渡り形成された鋸歯から構
成されているので、キヤンセルカム52の如何なる回転位
置、即ち、ステアリングホイール10の如何なる回転位置
においても、両者は噛合可能となるものである。このよ
うにして、ステアリングホイール10の中立点以外の回転
停止位置において、クロツクワイズコネクタ34内の渦巻
状のワイヤハーネス46が、所定の回動付勢力を発揮し
て、回動部44を回転するように付勢しているとしても、
ステアリングホイール10の取り外しに応じて、この回動
部44の回動は係止され、その回転位置に保持されること
になる。
以上詳述したように、この一実施例においては、ステ
アリングホイール10を従来のように中立点に位置合わせ
しなくとも、任意の回転位置で、このステアリングホイ
ール10を取り外したとしても、このステアリングホイー
ル10を取り外した回転位置に対応して、クロツクワイズ
コネクタ34の回動部44も、その回動位置を保持されるこ
ととなる。この結果、ステアリングホイール10は、任意
の位置で取り外すことが出来ることになる。
また、この一実施例によれば、回転位置係止機構60に
おける係止状態は、第1及び第2の係止用歯62,64の互
いの噛合により達成されることとなり、且つ、この噛合
状態は、コイルスプリング58の付勢力により良好に保持
されることとなる。この結果、ステアリングホイール10
の取り外し状態における回動部44の回動位置係止状態
は、確実に保持されることとなる。
更に、この一実施例においては、従来からあるキヤン
セルカム52を利用して、これに第2の係止用歯64を形成
すると共に、固定部42に第1の係止用歯62を形成するだ
けの簡単な構成で済むため、安価に製造することが出来
ると共に、部品点数の増大を招かないので、サービス性
が向上することになる。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定されるこ
となく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可
能であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、第1の係止用
歯62は、コネクタ本体40を構成する固定部42に形成され
るように説明したが、この考案は、このような構成に限
定されることなく、コンビネーシヨンスイツチ部36aに
一体的に形成されたフランジ部等の固定部材に形成され
るように構成しても良い。用は、この第1の係止用歯62
は、その位置を固定された部材に形成されれば良いもの
である。
また、上述した一実施例においては、回転位置係止機
構60は、互いに噛合可能な一対の歯62,64から構成され
るように説明したが、この考案は、このような構成に限
定されることなく、例えば、互いに摩擦係合可能な一対
の摩擦係合板から構成されるようにしても良い。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、渦巻状のワイヤ
ーハーネスを内蔵したコネクタ体の回動部と固定部の間
の相対位置決めを、ステアリングホールを必ずしも中立
位置にしなくとも、任意の位置において簡単かつ確実に
行えるようにして、ステアリングホイールの組み付け作
業性を大幅に向上することができるステアリングホイー
ルの取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるステアリングホイールの取付
構造の一実施例の構成を示す斜視図; 第2図はキヤンセルカムとクロツクワイズコネクタとの
取り付け状態を示す断面図; 第3図はクロツクワイズコネクタの構成を示す分解斜視
図; 第4図はクロツクワイズコネクタ内のワイヤハーネスの
取り出し状態を示す断面図; 第5図は回転位置係止機構の構成を示す分解斜視図;そ
して、 第6図はステアリングホイールが取り外された際の、回
転位置係止機構の動作状態を示す断面図である。 図中、10…ステアリングホイール、12…車両、14…エア
バツグ装置、16…車体、18…クラツシユセンサ、20…イ
グナイタ、22…インフレータ、24…エアバツグ本体、26
…マウンテイングプレート、28…リテイナリング、30…
ライナ、32…カバー、34…クロツクワイズコネクタ、36
…ステアリングコラム、36a…コンビネーシヨンスイツ
チ部、38…ステアリングシヤフト、40…コネクタ本体、
40a…透孔、40b…円筒部、42…固定部、44…回動部、46
…ワイヤハーネス、46a;46b;46c…導電線、48;50…リー
ド線、52…キヤンセルカム、54…ターンレバー、56…突
出ロツド、58…コイルスプリング、60…回転位置係止機
構、62…第1の係止用歯、64…第2の係止用歯である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールをステアリングコラ
    ムに回動自在に取り付けるためのステアリングホイール
    の取付構造において、 前記ステアリングコラムに固定される固定部と、該固定
    部に対して回動自在に取り付けられるとともにステアリ
    ングホイールの回転に追動する回動部と、前記固定部と
    前記回動部により囲まれる空間部内において渦巻状に収
    納されるワイヤハーネスとを備えてなるコネクタ体と、 該コネクタ体を貫通するとともにステアリングシヤフト
    の長手方向に沿つて移動自在に設けられ、前記ステアリ
    ングホイールの回転に追動するキヤンセルカムと、 該キヤンセルカムを前記コネクタ体側に向けて付勢する
    付勢手段と、 前記キヤンセルカムと前記固定部との間に形成され、前
    記ステアリングホイールが取り外されるかまたは取り外
    し方向に移動される際に、前記付勢手段の付勢力による
    前記キヤンセルカムの移動に際して、前記キヤンセルカ
    ムを前記固定部に対する任意の相対回転位置で係止させ
    るための回転位置係止手段と、 を具備することを特徴とするステアリングホイールの取
    付構造。
  2. 【請求項2】前記回転位置係止手段は、前記コネクタ体
    の固定部に設けられる第1の係止歯部と、前記キヤンセ
    ルカムに設けられる第2の係止歯部とからなり、 前記ステアリングホイールが取り外されるかまたは取り
    外し方向に移動される際に、前記付勢手段の付勢力によ
    り前記キヤンセルカムが移動して、前記第1の係止歯部
    と前記第2の係止歯部とが係止するように構成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のス
    テアリングホイールの取付構造。
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