JPH05309091A - 放射線治療装置 - Google Patents
放射線治療装置Info
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- JPH05309091A JPH05309091A JP4115116A JP11511692A JPH05309091A JP H05309091 A JPH05309091 A JP H05309091A JP 4115116 A JP4115116 A JP 4115116A JP 11511692 A JP11511692 A JP 11511692A JP H05309091 A JPH05309091 A JP H05309091A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/44—Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
- A61B6/4476—Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to motor-assisted motion of the source unit
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/04—Positioning of patients; Tiltable beds or the like
- A61B6/0487—Motor-assisted positioning
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N5/00—Radiation therapy
- A61N5/10—X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
- A61N5/1048—Monitoring, verifying, controlling systems and methods
- A61N5/1049—Monitoring, verifying, controlling systems and methods for verifying the position of the patient with respect to the radiation beam
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/10—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges for stereotaxic surgery, e.g. frame-based stereotaxis
- A61B2090/101—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges for stereotaxic surgery, e.g. frame-based stereotaxis for stereotaxic radiosurgery
-
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射線治療機による治療をCTによりオンラ
インで制御し、かつ正常部位の被曝を最小にすることを
目的とする。 【構成】 水平回転軸を中心として回転するX線ヘッド
を有する放射線治療機と、X線ヘッドからのビームと上
記水平回転軸の交点を通る鉛直線を軸として回転する回
転テーブルと、該回転テーブルの上に固定される治療ベ
ッドと断層像撮影装置よりなる。
インで制御し、かつ正常部位の被曝を最小にすることを
目的とする。 【構成】 水平回転軸を中心として回転するX線ヘッド
を有する放射線治療機と、X線ヘッドからのビームと上
記水平回転軸の交点を通る鉛直線を軸として回転する回
転テーブルと、該回転テーブルの上に固定される治療ベ
ッドと断層像撮影装置よりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCTにより制御される放
射線治療装置に関するものである。
射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線治療機は図1、図2に示す
ように水平な軸1を中心として回転できるように設けら
れた回転台2より突出し、放射線源を収納しているX線
ヘッド4を有する。そのヘッド4は回転台2と共に軸1
を中心に往復回転する。これにより放射線ビーム3は、
ビーム3と回転軸1との交点(アイソセンタ)5に累積
されるので、ここに患部を置くことにより、有効に治療
を行うことができる。
ように水平な軸1を中心として回転できるように設けら
れた回転台2より突出し、放射線源を収納しているX線
ヘッド4を有する。そのヘッド4は回転台2と共に軸1
を中心に往復回転する。これにより放射線ビーム3は、
ビーム3と回転軸1との交点(アイソセンタ)5に累積
されるので、ここに患部を置くことにより、有効に治療
を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この機械では
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。一方、放射線治療を行う場合、
CT断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよ
うにしているが、従来の方法では目測で位置を決定して
いるので精確な照射を行うことができない。
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。一方、放射線治療を行う場合、
CT断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよ
うにしているが、従来の方法では目測で位置を決定して
いるので精確な照射を行うことができない。
【0004】従って本発明の第一の目的はCTによりヘ
ッドを制御し、X線を精確に照射できる装置を提供せん
とするにある。
ッドを制御し、X線を精確に照射できる装置を提供せん
とするにある。
【0005】本発明の他の目的は、正常部位の被曝を最
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の放射線
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、患者のベッドをア
イソセンタを通る鉛直線を軸として回転させるようにし
たことを特徴とする。
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、患者のベッドをア
イソセンタを通る鉛直線を軸として回転させるようにし
たことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図3に示すように治療ベッド6はベッド基盤
7の上に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの
長手方向(Z方向)、上下方向(Y方向)、Y方向とZ
方向に直交する水平X方向に移動できるように設けられ
ており、X軸及びY軸に移動させるX及びY軸サーボ機
構が設けられている。ベッド基盤7は、床上のレール8
及び回転テーブル10の上に設けられたレール11上を
走行できるようになっている。回転テーブル10はアイ
ソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、モータに
より回転駆動されベッドを回転させるようになってい
る。
7の上に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの
長手方向(Z方向)、上下方向(Y方向)、Y方向とZ
方向に直交する水平X方向に移動できるように設けられ
ており、X軸及びY軸に移動させるX及びY軸サーボ機
構が設けられている。ベッド基盤7は、床上のレール8
及び回転テーブル10の上に設けられたレール11上を
走行できるようになっている。回転テーブル10はアイ
ソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、モータに
より回転駆動されベッドを回転させるようになってい
る。
【0008】ベッド基盤7は、図6に示すように、放射
線治療機に対面して設置されたコンピュータ処理X線断
層撮影装置(以下X線CT装置と略す)12へ、レール
8に沿って移動され、ベッド6に固定された患者のCT
断層画像をとる。この際、断層面内の固定点(例えば図
4、5のCT装置ガントリーの中心点)を仮想アイソセ
ンタ13とし、CRT画面上の断層画像面にもこれをマ
ークとして表示するようになっている。この仮想アイソ
センタは空間的には不動だが、CRT画面上ではマーク
となって移動するように構成され、治療時におけるベッ
ド制御は、このマークの画面内での運動により行われ
る。そのために、CT装置の仮想アイソセンタ13とC
T撮像時のベッド基盤の位置関係はアイソセンタ5と治
療時のベッド基盤との位置関係に正確に一致するように
ベッド基盤7をCT装置ガントリーにクランプできるよ
うになっている。
線治療機に対面して設置されたコンピュータ処理X線断
層撮影装置(以下X線CT装置と略す)12へ、レール
8に沿って移動され、ベッド6に固定された患者のCT
断層画像をとる。この際、断層面内の固定点(例えば図
4、5のCT装置ガントリーの中心点)を仮想アイソセ
ンタ13とし、CRT画面上の断層画像面にもこれをマ
ークとして表示するようになっている。この仮想アイソ
センタは空間的には不動だが、CRT画面上ではマーク
となって移動するように構成され、治療時におけるベッ
ド制御は、このマークの画面内での運動により行われ
る。そのために、CT装置の仮想アイソセンタ13とC
T撮像時のベッド基盤の位置関係はアイソセンタ5と治
療時のベッド基盤との位置関係に正確に一致するように
ベッド基盤7をCT装置ガントリーにクランプできるよ
うになっている。
【0009】治療ベッド6の長手水平方向(Z方向)は
CT撮像時には断層面に対し常に直交するようになって
いる。一方、断層面(CRT画面)は図7のようにX、
Y平面となる。以下に述べる計算機制御技術は、公知で
あるので、作用を説明する。
CT撮像時には断層面に対し常に直交するようになって
いる。一方、断層面(CRT画面)は図7のようにX、
Y平面となる。以下に述べる計算機制御技術は、公知で
あるので、作用を説明する。
【0010】CRT14の表示は実寸大とする。図7の
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とY軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びYメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているのでベッドがX、
Y方向に移動することになる)。
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とY軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びYメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているのでベッドがX、
Y方向に移動することになる)。
【0011】更に脳腫瘍の場合について具体的に説明す
る。図9において、ライトペンでアイソセンタとなるべ
き範囲を囲む。即ち、仮想アイソセンタのマークをA点
から腫瘍のCT画像の上端(Y軸方向の最大値)B点に
位置決めする。次にライトペンをライトモードにして、
治療したい範囲の輪郭を手書きする。これはCT画面上
に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは輪
郭線17上の上端B点上端B点に留っている。
る。図9において、ライトペンでアイソセンタとなるべ
き範囲を囲む。即ち、仮想アイソセンタのマークをA点
から腫瘍のCT画像の上端(Y軸方向の最大値)B点に
位置決めする。次にライトペンをライトモードにして、
治療したい範囲の輪郭を手書きする。これはCT画面上
に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは輪
郭線17上の上端B点上端B点に留っている。
【0012】図9の輪郭線部分を拡大して図10に示
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
【0013】次にONしたメモリーをマークが上端B点
からジグサグに走査していく。この際ベッドは静止して
おり、マークのみが画面内でジグザグ走査をする。走査
は治療時の速度で行われ、そのX、Y信号は治療時のア
イソセンタ5に対する治療ベッドの運動の制御信号とし
て、上記のマークのA点からB点への位置決め信号とと
もに1セットになって記憶される(最初のスライス以外
は、一般にA点は直前のスライスにおけるジグザグ走査
の終点である)。次に治療ベッド6をZ方向にCTのス
ライス厚だけ移動して同様の走査を繰り返す。こうして
各スライス毎に必要な治療ベッド制御信号が記憶される
と、治療ベッドのZ座標はスライス開始時の位置に戻さ
れる。
からジグサグに走査していく。この際ベッドは静止して
おり、マークのみが画面内でジグザグ走査をする。走査
は治療時の速度で行われ、そのX、Y信号は治療時のア
イソセンタ5に対する治療ベッドの運動の制御信号とし
て、上記のマークのA点からB点への位置決め信号とと
もに1セットになって記憶される(最初のスライス以外
は、一般にA点は直前のスライスにおけるジグザグ走査
の終点である)。次に治療ベッド6をZ方向にCTのス
ライス厚だけ移動して同様の走査を繰り返す。こうして
各スライス毎に必要な治療ベッド制御信号が記憶される
と、治療ベッドのZ座標はスライス開始時の位置に戻さ
れる。
【0014】次に図11に示すように患者を固定した治
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
【0015】ついで、治療機の電源が入れられ、X線ヘ
ッド4及びベッドの往復回転運動が開始され、アイソセ
ンタに収束された放射線球によって治療が開始される。
即ち、図8に示すようにCT装置のCRT14面には第
1のスライス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると
同時に、輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に
対応する治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16か
ら読み出されて治療ベッド制御ユニット18に送られ
る。その制御信号により制御ユニット18のX軸及びY
軸サーボが作動し、今度はベッドがX−Y平面内のジグ
ザグ運動をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球によ
り照射される。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭内
のジグザグ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況がリ
アルタイムでCRT上に表示される。これが終了すると
ベッドはZ方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT画
面も第2のスライスに移り同様な照射が繰返される。
ッド4及びベッドの往復回転運動が開始され、アイソセ
ンタに収束された放射線球によって治療が開始される。
即ち、図8に示すようにCT装置のCRT14面には第
1のスライス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると
同時に、輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に
対応する治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16か
ら読み出されて治療ベッド制御ユニット18に送られ
る。その制御信号により制御ユニット18のX軸及びY
軸サーボが作動し、今度はベッドがX−Y平面内のジグ
ザグ運動をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球によ
り照射される。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭内
のジグザグ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況がリ
アルタイムでCRT上に表示される。これが終了すると
ベッドはZ方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT画
面も第2のスライスに移り同様な照射が繰返される。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、これまで診断にのみ用
いられていたCTを、治療時にオンラインや照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
いられていたCTを、治療時にオンラインや照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
【図1】従来の放射線治療機の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】本発明による放射線治療装置の治療部の側面図
である。
である。
【図4】本発明による装置全体を示す側面図ある。
【図5】CT装置ガントリーの正面図である。
【図6】CT撮影時を示す側面図である。
【図7】CRT画面を示す図である。
【図8】制御システムを示すブロック図である。
【図9】CRT画面の実例を示す図である。
【図10】照射範囲を示す図である。
【図11】X線照射治療時を示す側面図である。
1 軸 2 回転台 3 放射線ビーム 4 X線ヘッド 5 アイソセンタ 6 治療ベッド 7 ベッド基盤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 放射線治療装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断層像撮影装置により制
御される放射線治療装置に関するものである。
御される放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下放射線治療機としてX線治療機(リ
ニヤーアクセレレータ)を例にとる。従来の放射線治療
機は図1、図2に示すように水平な軸1を中心として回
転できるように設けられた回転台2より突出し、放射線
源を収納しているX線ヘッド4を有する。そのヘッド4
は回転台2と共に軸1を中心に往復回転する。これによ
り放射線ビーム3は、ビーム3と回転軸1との交点(ア
イソセンタ)5に累積されるので、ここに患部を置くこ
とにより、有効に治療を行うことができる。
ニヤーアクセレレータ)を例にとる。従来の放射線治療
機は図1、図2に示すように水平な軸1を中心として回
転できるように設けられた回転台2より突出し、放射線
源を収納しているX線ヘッド4を有する。そのヘッド4
は回転台2と共に軸1を中心に往復回転する。これによ
り放射線ビーム3は、ビーム3と回転軸1との交点(ア
イソセンタ)5に累積されるので、ここに患部を置くこ
とにより、有効に治療を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この機械では
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。以下、断層像撮影装置として、
X線CTを例にとる。一方、放射線治療を行う場合、C
T断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよう
にしているが、従来の方法では目測で位置を決定してい
るので精確な照射を行うことができない。
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。以下、断層像撮影装置として、
X線CTを例にとる。一方、放射線治療を行う場合、C
T断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよう
にしているが、従来の方法では目測で位置を決定してい
るので精確な照射を行うことができない。
【0004】従って本発明の第一の目的はCTによりベ
ッドを制御し、X線を精確に照射できる装置を提供せん
とするにある。
ッドを制御し、X線を精確に照射できる装置を提供せん
とするにある。
【0005】本発明の他の目的は、正常部位の被曝を最
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の放射線
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、患者のベッドをア
イソセンタを通る鉛直線を軸として回転させるようにし
たことを特徴とする。
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、患者のベッドをア
イソセンタを通る鉛直線を軸として回転させるようにし
たことを特徴とする。
【0007】
【実施例】一般にCT断層面はZ軸に直交するとは限ら
ないが、以下簡単のために直交する場合について説明す
る。図3に示すように治療ベッド6はベッド基盤7の上
に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの長手方
向(Z方向)、上下方向(Y方向)、Y方向とZ方向に
直交する水平X方向に移動できるように設けられてお
り、X軸、Y軸、及びZ軸を移動させるX、Y及びZ軸
サーボ機構が設けられている。ベッド基盤7は、床上の
レール8及び回転テーブル10の上に設けられたレール
11上を走行できるようになっている。回転テーブル1
0はアイソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、
モータにより回転駆動されベッドを往復回転させるよう
になっている。
ないが、以下簡単のために直交する場合について説明す
る。図3に示すように治療ベッド6はベッド基盤7の上
に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの長手方
向(Z方向)、上下方向(Y方向)、Y方向とZ方向に
直交する水平X方向に移動できるように設けられてお
り、X軸、Y軸、及びZ軸を移動させるX、Y及びZ軸
サーボ機構が設けられている。ベッド基盤7は、床上の
レール8及び回転テーブル10の上に設けられたレール
11上を走行できるようになっている。回転テーブル1
0はアイソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、
モータにより回転駆動されベッドを往復回転させるよう
になっている。
【0008】ベッド基盤7は、図4に示すように、放射
線治療機に対面して設置された断層像撮影装置、例えば
コンピュータ処理X線断層像撮影装置(以下X線CT装
置と略す)12へ、レール8に沿って移動され、ベッド
6に固定された患者のCT断層画像をとる。この際、断
層面内の固定点(例えば図4、5のCT装置ガントリー
の中心点)を仮想アイソセンタ13とし、CRT画面上
の断層画像面にもこれをマークとして表示するようにな
っている。この仮想アイソセンタは空間的には不動だ
が、CRT画面上ではマークとなって移動するように構
成され、治療時におけるベッド制御は、このマークの画
面内での運動により行われる。そのために、図6に示す
ようにCT装置の仮想アイソセンタ13とCT撮像時の
ベッド基盤7の位置関係はアイソセンタ5と治療時のベ
ッド基盤との位置関係に正確に一致するようにベッド基
盤7をCT装置のガントリーにクランプできるようにな
っている。
線治療機に対面して設置された断層像撮影装置、例えば
コンピュータ処理X線断層像撮影装置(以下X線CT装
置と略す)12へ、レール8に沿って移動され、ベッド
6に固定された患者のCT断層画像をとる。この際、断
層面内の固定点(例えば図4、5のCT装置ガントリー
の中心点)を仮想アイソセンタ13とし、CRT画面上
の断層画像面にもこれをマークとして表示するようにな
っている。この仮想アイソセンタは空間的には不動だ
が、CRT画面上ではマークとなって移動するように構
成され、治療時におけるベッド制御は、このマークの画
面内での運動により行われる。そのために、図6に示す
ようにCT装置の仮想アイソセンタ13とCT撮像時の
ベッド基盤7の位置関係はアイソセンタ5と治療時のベ
ッド基盤との位置関係に正確に一致するようにベッド基
盤7をCT装置のガントリーにクランプできるようにな
っている。
【0009】治療ベッド6の長手水平方向(Z方向)は
CT撮像時には断層面に対し一般には直交しないが、以
下簡単のため直交するものとして説明する。一方、断層
面(CRT画面)は図7のようにX、Y平面となる。以
下に述べる計算機制御技術は公知であるので、作用のみ
を説明する。
CT撮像時には断層面に対し一般には直交しないが、以
下簡単のため直交するものとして説明する。一方、断層
面(CRT画面)は図7のようにX、Y平面となる。以
下に述べる計算機制御技術は公知であるので、作用のみ
を説明する。
【0010】CRT14の表示は実寸大とする。図7の
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とY軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びYメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているので治療ベッドが
X、Y方向に移動することになる)。
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とY軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びYメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているので治療ベッドが
X、Y方向に移動することになる)。
【0011】更に脳腫瘍の場合について具体的に説明す
る。図9において、仮想アイソセンタのマークをA点か
ら腫瘍のCT画像の上端(Y軸方向の最大値)B点に位
置決めする。次にライトペンをライトモードにして、治
療したい範囲の輪郭17を手書きする。これはCT画面
上に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは
輪郭線17上の上端B点に留っている。
る。図9において、仮想アイソセンタのマークをA点か
ら腫瘍のCT画像の上端(Y軸方向の最大値)B点に位
置決めする。次にライトペンをライトモードにして、治
療したい範囲の輪郭17を手書きする。これはCT画面
上に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは
輪郭線17上の上端B点に留っている。
【0012】図9の輪郭線部分を拡大して図10に示
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
【0013】次にONしたメモリーをマークが図10に
示すように上端B点からジグザグに走査していく。この
際ベッドは静止しておリ、マークのみが画面内でジグザ
グ走査をする。走査は治療時の速度で行われ、そのX、
Y信号は治療時のアイソセンタ5に対する治療ベッドの
運動の制御信号として、上記図9のマークのA点からB
点への位置決め信号とともに1セットになって記憶され
る(最初のCTスライス以外は、一般にA点は直前のス
ライスにおけるジグザグ走査の終点である)。次に治療
ベッド6をZ方向にCTのスライス厚だけ移動して同様
の走査を繰り返す。こうして各スライス毎に必要な治療
ベッド制御信号が記憶されると、治療ベッドのZ座標は
スライス開始時の位置に戻される。
示すように上端B点からジグザグに走査していく。この
際ベッドは静止しておリ、マークのみが画面内でジグザ
グ走査をする。走査は治療時の速度で行われ、そのX、
Y信号は治療時のアイソセンタ5に対する治療ベッドの
運動の制御信号として、上記図9のマークのA点からB
点への位置決め信号とともに1セットになって記憶され
る(最初のCTスライス以外は、一般にA点は直前のス
ライスにおけるジグザグ走査の終点である)。次に治療
ベッド6をZ方向にCTのスライス厚だけ移動して同様
の走査を繰り返す。こうして各スライス毎に必要な治療
ベッド制御信号が記憶されると、治療ベッドのZ座標は
スライス開始時の位置に戻される。
【0014】次に図11に示すように患者を固定した治
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
【0015】ついで、治療機の電源が入れられ、X線ヘ
ツド4及びベッドの往復回転運動が開始され、アイソセ
ンタに収束された放射線球によって治療が開始される。
即ち図8に示すようにCT装置のCRT14面には第1
のスライス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると同
時に、輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に対
応する治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16から
読み出されて治療ベッド制御ユニット18に送られる。
その制御信号により制御ユニット18のX軸及びY軸サ
ーボが作動し、今度は上記放射線球は静止しベッドがX
−Y平面内のジグサグ運動をし、従って腫瘍も同じ運動
をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球により照射さ
れる。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭内のジグザ
グ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況がリアルタイ
ムでCRT上に表示される。これが終了するとベッドは
Z方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT画面も第2
のスライスに移り同様な照射が繰返される。
ツド4及びベッドの往復回転運動が開始され、アイソセ
ンタに収束された放射線球によって治療が開始される。
即ち図8に示すようにCT装置のCRT14面には第1
のスライス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると同
時に、輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に対
応する治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16から
読み出されて治療ベッド制御ユニット18に送られる。
その制御信号により制御ユニット18のX軸及びY軸サ
ーボが作動し、今度は上記放射線球は静止しベッドがX
−Y平面内のジグサグ運動をし、従って腫瘍も同じ運動
をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球により照射さ
れる。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭内のジグザ
グ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況がリアルタイ
ムでCRT上に表示される。これが終了するとベッドは
Z方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT画面も第2
のスライスに移り同様な照射が繰返される。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、これまで診断にのみ用
いられていたCTを、治療時にオンラインで照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
いられていたCTを、治療時にオンラインで照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の放射線治療機の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】本発明による放射線治療装置の治療部の側面図
である。
である。
【図4】本発明による装置全体を示す側面図である。
【図5】CT装置ガントリーの正面図である。
【図6】CT撮影時を示す側面図である。
【図7】CRT画面を示す図である。
【図8】制御システムを示すブロック図である。
【図9】CRT画面の実例を示す図である。
【図10】照射範囲を示す図である。
【図11】X線照射治療時を示す側面図である。
【符号の説明】 1 軸 2 回転台 3 放射線ビーム 4 X線ヘッド 5 アイソセンタ 6 治療ベッド 7 ベッド基盤 8 レール 10 回転テーブル 11 回転テーブル上のレール 12 CT装置のガントリー 13 仮想アイソセンタ 14 CT装置のCRT面 15 ライトペン 16 治療ベッド制御用メモリー17 腫瘍断層像の輪郭 18 治療ベッドの制御用サーボ機構
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 放射線治療装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断層像撮影装置により制
御される放射線治療装置に関するものである。
御される放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下放射線治療機としてX線治療機(リ
ニヤ−アクセレレータ)を例にとる。従来の放射線治療
機は図1、図2に示すように水平な軸1を中心として回
転できるように設けられた回転台2より突出し、放射線
源を収納しているX線ヘッド4を有する。そのヘッド4
は回転台2と共に軸1を中心に往復回転する。これによ
り放射線ビーム3は、ビーム3と回転軸1との交点(ア
イソセンタ)5に累積されるので、ここに患部を置くこ
とにより、有効に治療を行うことができる。
ニヤ−アクセレレータ)を例にとる。従来の放射線治療
機は図1、図2に示すように水平な軸1を中心として回
転できるように設けられた回転台2より突出し、放射線
源を収納しているX線ヘッド4を有する。そのヘッド4
は回転台2と共に軸1を中心に往復回転する。これによ
り放射線ビーム3は、ビーム3と回転軸1との交点(ア
イソセンタ)5に累積されるので、ここに患部を置くこ
とにより、有効に治療を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この機械では
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。以下、断層像撮影装置として、
X線CTを例にとる。一方、放射線治療を行う場合、C
T断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよう
にしているが、従来の方法では目測で位置を決定してい
るので精確な照射を行うことができない。
ビームは一定の平面内を通過しているため、往復回転の
度毎に、その面内にある正常部位まで繰返し被曝するこ
とになり好ましくない。以下、断層像撮影装置として、
X線CTを例にとる。一方、放射線治療を行う場合、C
T断層像により患部を特定してX線を照射しやすいよう
にしているが、従来の方法では目測で位置を決定してい
るので精確な照射を行うことができない。
【0004】従って本発明の第一の目的はCTにより治
療ベッドをオンラインで制御し、X線を精確に照射でき
る装置を提供せんとするにある。
療ベッドをオンラインで制御し、X線を精確に照射でき
る装置を提供せんとするにある。
【0005】本発明の他の目的は、正常部位の被曝を最
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
小にするこのできる放射線治療装置を提供せんとするに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の放射線
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、治療ベッドととも
にベッド基盤をアイソセンタを通る鉛直線を軸として回
転させるようにしたことを特徴とする。
治療機のX線ヘッドの回転のほかに、治療ベッドととも
にベッド基盤をアイソセンタを通る鉛直線を軸として回
転させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】一般にCT断層面はY軸に直交するとは限ら
ないが、以下簡単のために直交する場合について説明す
る。図3に示すように治療ベッド6はベッド基盤7の上
に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの長手方
向(Y方向)、上下方向(Z方向)、Y方向とZ方向に
直交する水平X方向に移動できるように設けられてお
り、X軸、Y軸、及びZ軸を移動させるX、Y及びZ軸
サーボ機構が設けられている。ベッド基盤7は、床上の
レール8及び回転テーブル10の上に設けられたレール
11上を走行できるようになっている。回転テーブル1
0はアイソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、
モータにより回転駆動され治療ベッドを回転させるよう
になっている。
ないが、以下簡単のために直交する場合について説明す
る。図3に示すように治療ベッド6はベッド基盤7の上
に設けられ、治療ベッドは基盤に対し、ベッドの長手方
向(Y方向)、上下方向(Z方向)、Y方向とZ方向に
直交する水平X方向に移動できるように設けられてお
り、X軸、Y軸、及びZ軸を移動させるX、Y及びZ軸
サーボ機構が設けられている。ベッド基盤7は、床上の
レール8及び回転テーブル10の上に設けられたレール
11上を走行できるようになっている。回転テーブル1
0はアイソセンタ5を通る鉛直線を軸として回転でき、
モータにより回転駆動され治療ベッドを回転させるよう
になっている。
【0008】ベッド基盤7は、図4に示すように、放射
線治療機に対面して設置された断層像撮影装置、例えば
コンピュータ処理X線断層像撮影装置(以下X線CT装
置と略す)12へ、レール8に沿って移動され、ベッド
6に固定された患者のCT断層画像をとる。この際、断
層面内の固定点(例えば図4、5のCT装置ガントリー
の中心点)を仮想アイソセンタ13とし、CRT画面上
の断層画像面にもこれをマークとして表示するようにな
っている。この仮想アイソセンタは空間的には不動だ
が、CRT画面上ではマークのみが移動するように構成
され、治療時におけるベッド制御信号は、このマークの
画面内での運動により作成される。そのために、図6に
示すようにCT装置の仮想アイソセンタ13とCT撮像
時のベッド基盤7の位置関係はアイソセンタ5と治療時
のベッド基盤との位置関係に正確に一致するようにベッ
ド基盤7をCT装置のガントリーにクランプできるよう
になっている。
線治療機に対面して設置された断層像撮影装置、例えば
コンピュータ処理X線断層像撮影装置(以下X線CT装
置と略す)12へ、レール8に沿って移動され、ベッド
6に固定された患者のCT断層画像をとる。この際、断
層面内の固定点(例えば図4、5のCT装置ガントリー
の中心点)を仮想アイソセンタ13とし、CRT画面上
の断層画像面にもこれをマークとして表示するようにな
っている。この仮想アイソセンタは空間的には不動だ
が、CRT画面上ではマークのみが移動するように構成
され、治療時におけるベッド制御信号は、このマークの
画面内での運動により作成される。そのために、図6に
示すようにCT装置の仮想アイソセンタ13とCT撮像
時のベッド基盤7の位置関係はアイソセンタ5と治療時
のベッド基盤との位置関係に正確に一致するようにベッ
ド基盤7をCT装置のガントリーにクランプできるよう
になっている。
【0009】治療ベッド6の長手水平方向(Y方向)は
CT撮像時には断層面に対し一般には直交しないが、以
下簡単のため直交するものとして説明する。一方、断層
面(CRT画面)は図7のようにX、Z平面となる。以
下に述べる計算機制御技術は、公知であるので、作用の
みを説明する。
CT撮像時には断層面に対し一般には直交しないが、以
下簡単のため直交するものとして説明する。一方、断層
面(CRT画面)は図7のようにX、Z平面となる。以
下に述べる計算機制御技術は、公知であるので、作用の
みを説明する。
【0010】CRT14の表示は実寸大とする。図7の
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とZ軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びZメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているので治療ベッドが
X、Z方向に移動することになる)。
CRT画面のA点は図4の仮想アイソセンタ13の位置
を示す。仮想アイソセンタのマークをAからBに移動さ
せる場合について説明する。先ずライトペン15をリー
ドモードにしてAの位置に当てて画面上をBまで手書き
する。すると画面上のマークは常にライトペン先端に追
従してBにくる。この追従に際して発生するX軸とZ軸
方向のマーク移動の信号は図8に示すCTコンピュータ
の制御用メモリー16のXメモリー及びZメモリーに記
憶される。この間ベッドは静止している。(治療時には
アイソセンタ5は空間に静止しているので治療ベッドが
X、Z方向に移動することになる)。
【0011】更に脳腫瘍の場合について具体的に説明す
る。図9において、仮想アイソセンタのマークをA点か
ら腫瘍のCT画像の上端(Z軸方向の最大値)B点に位
置決めする。次にライトペンをライトモードにして、治
療したい範囲の輪郭17を手書きする。これはCT画面
上に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは
輪郭線17上の上端B点に留っている。
る。図9において、仮想アイソセンタのマークをA点か
ら腫瘍のCT画像の上端(Z軸方向の最大値)B点に位
置決めする。次にライトペンをライトモードにして、治
療したい範囲の輪郭17を手書きする。これはCT画面
上に輝線で描出される。ライトモードのときはマークは
輪郭線17上の上端B点に留っている。
【0012】図9の輪郭線部分を拡大して図10に示
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
す。CRTスクリーンを仮に5mm角のメッシュで覆っ
たとし、各メッシュに1個のメモリーを位置関係を保っ
て対応させる。そしてライトペンで輪郭線を描くと、こ
の線にかかるメッシュに対応するメモリーがONにな
る。輪郭を一巡すると、次にメモリー輪郭の内部のメモ
リーをすべてONにする。
【0013】次にONしたメモリーをマークが図10に
示すように上端B点からジグザグに走査していく。この
際ベッドは静止しており、マークのみが画面内でジグザ
グ走査をする。走査は治療時の速度で行われ、そのX、
Z信号は治療時のアイソセンタ5に対する治療ベッドの
運動の制御信号として、上記図9のマークのA点からB
点への位置決め信号とともに1セットになって記憶され
る(最初のCTスライス以外は、一般にマークの位置は
直前のスライスにおけるジグザグ走査の終点である)。
次に治療ベッド6をY方向にCTのスライス厚だけ移動
して同様の走査を繰り返す。こうして各スライス毎に必
要な治療ベッド制御信号が記憶されると、治療ベッドの
Y座標はスライス開始時の位置に戻される。
示すように上端B点からジグザグに走査していく。この
際ベッドは静止しており、マークのみが画面内でジグザ
グ走査をする。走査は治療時の速度で行われ、そのX、
Z信号は治療時のアイソセンタ5に対する治療ベッドの
運動の制御信号として、上記図9のマークのA点からB
点への位置決め信号とともに1セットになって記憶され
る(最初のCTスライス以外は、一般にマークの位置は
直前のスライスにおけるジグザグ走査の終点である)。
次に治療ベッド6をY方向にCTのスライス厚だけ移動
して同様の走査を繰り返す。こうして各スライス毎に必
要な治療ベッド制御信号が記憶されると、治療ベッドの
Y座標はスライス開始時の位置に戻される。
【0014】次に図11に示すように患者を固定した治
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
療ベッド6を乗せたベッド基盤7はレール8上をX線C
T装置から放射線治療機に送られる。この際ベッド基盤
とアイソセンタ5との位置関係がCT撮像時の仮想アイ
ソセンタ13とベッド基盤との位置関係に正確に一致す
るようベッド基盤は回転テーブル10にクランプされ
る。
【0015】ついで、治療機の電源が入れられ、X線ヘ
ッド4の往復回転運動と治療に関連して、制御装置18
による回転テーブルのゆるやかな回転運動が開始され、
アイソセンタに収束された一種の放射線球によって治療
が開始される。
ッド4の往復回転運動と治療に関連して、制御装置18
による回転テーブルのゆるやかな回転運動が開始され、
アイソセンタに収束された一種の放射線球によって治療
が開始される。
【0016】この際X線ビームを細くしぼっておけば、
X線ビームは常にアイソセンタに収束し、一方その通路
は3次元的に分散されるので、結局アイソセンタには等
価的に「放射線球」の如きものが想定される。即ち、図
8に示すようにCT装置のCRT面14には第1のスラ
イス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると同時に、
輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に対応する
治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16から読み出
されてベッド基盤7上の治療ベッド制御ユニットに送ら
れる。その制御信号により制御ユニットのX軸及びZ軸
サーボが作動し、実際には静止している放射線球に対し
ベッドがX−Z平面内のジグザグ運動をし、従って腫瘍
も同じ運動をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球に
より照射される。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭
内のジグザグ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況が
リアルタイムでCRT上に表示される。これが終了する
とベッドはY方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT
画面も第2のスライスに移り同様な照射が繰返される。
X線ビームは常にアイソセンタに収束し、一方その通路
は3次元的に分散されるので、結局アイソセンタには等
価的に「放射線球」の如きものが想定される。即ち、図
8に示すようにCT装置のCRT面14には第1のスラ
イス時の断層画像と腫瘍輪郭線が表示されると同時に、
輪郭線内をジグザグに走査するマークの運動に対応する
治療ベッド制御信号が、制御用メモリー16から読み出
されてベッド基盤7上の治療ベッド制御ユニットに送ら
れる。その制御信号により制御ユニットのX軸及びZ軸
サーボが作動し、実際には静止している放射線球に対し
ベッドがX−Z平面内のジグザグ運動をし、従って腫瘍
も同じ運動をして腫瘍部の断面全域が上記の放射線球に
より照射される。この際、各スライスにおいて腫瘍輪郭
内のジグザグ走査の進行情況、即ち、治療の進行情況が
リアルタイムでCRT上に表示される。これが終了する
とベッドはY方向にCTのスライス厚だけ寸動し、CT
画面も第2のスライスに移り同様な照射が繰返される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、これまで診断にのみ用
いられていたCTを、治療時にオンラインで照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
いられていたCTを、治療時にオンラインで照射の
「眼」として利用できる。さらにアイソセンタを通る鉛
直線を回転軸としてベッドを回転させるので、X線ビー
ムを常にアイソセンタに累積させ、且つビーム通路を三
次元空間に分散させることができる。従って長時間の照
射でも患部以外はただ一度の被曝ですみ、正常部位の被
曝が極めて軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の放射線治療機の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】本発明による放射線治療装置の治療部の側面図
である。
である。
【図4】本発明による装置全体を示す側面図である。
【図5】CT装置ガントリーの正面図である。
【図6】CT撮影時を示す側面図である。
【図7】CRT画面を示す図である。
【図8】制御システムを示すブロック図である。
【図9】CRT画面の実例を示す図である。
【図10】照射範囲を示す図である。
【図11】X線照射治療時を示す側面図である。
【符号の説明】 1 軸 2 回転台 3 放射線ビーム 4 X線ヘッド 5 アイソセンタ 6 治療ベッド 7 ベッド基盤 8 レール 10 回転テーブル 11 回転テーブル上のレール 12 CT装置のガントリー 13 仮想アイソセンタ 14 CT装置のCRT面 15 ライトペン 16 治療ベッド制御用メモリー 17 腫瘍断層像の輪郭18 回転テーブル制御装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
Claims (2)
- 【請求項1】 水平回転軸を中心として回転するX線ヘ
ッドを有し、該水平回転軸上のアイソセンタにX線を照
射する放射線治療機と、該放射線治療機に接近して設け
られたX線CT装置と、放射線治療機とX線CT装置の
間を移動可能な治療ベッド基盤と、ベッド基盤に対し
て、水平長手方向(Z方向)及びこれに垂直なX及びY
方向に移動できるように設けられた治療ベッドと、治療
ベッドをX、Y及びZ方向に駆動するX軸、Y軸及びZ
軸のサーボ機構と、CT撮像時におけるベッド上におけ
るCT中心位置と治療時におけるベッド上のアイソセン
タ位置が対応するようにベッドを位置決めする手段と、
CT断層画像面上のCT中心位置のマークを移動させる
手段と、マークの移動運動のX、Y信号を記憶する手段
と、記憶された信号に基づいて前記X軸及びY軸サーボ
機構を作動させ放射線治療機のX線ビームをその記憶信
号に基づく位置に照射させるようにする制御手段とより
なる放射線治療装置。 - 【請求項2】 ベッド基盤は前記アイソセンタを通る鉛
直線を軸として回転する回転テーブル上に設けられ、そ
の回転テーブルを回転させる装置が設けられたことを特
徴とする請求項1による放射線治療装置。
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